JP4847266B2 - 電気錠用のクラッチ機構 - Google Patents
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Description
(b)前項aに於いて、クラッチ機構は第1クラッチピースを備えているので、駆動アームの係合ポイントを簡単に切り替えることができる。また、第2クラッチピースと共働するロックピースは、その捕捉部分でロックローラを捕捉しているので、ロックピースが駆動アームの係合突起に押されて移動すると、クサビ形状溝の先細部分に入り込んでいるロックローラの「かみ込み」が確実に外れる。
(c)耐久性の観点から、樹脂バネを利用しないで、クラッチ機構の作動連結状態とその解消を図ることができる。
(d)クラッチ歯車に対して、嵌合軸部等を介してクラッチ部材を簡単に組み合わせることができる。
図1、図2は発明の実施の環境を示す概略説明図である。図1、図2に於いて、Xは本発明を適用した電気錠である。この電気錠Xは、駆動源(駆動モータ)2とダルマ5の間にクラッチ機構Yを備えている。
図1、図2で示す電気錠Xは、検出手段の信号を取得する制御部1、制御部によって制御される駆動モータ2、駆動モータの駆動力を伝える動力伝達手段(例えば歯車伝達手段)3、駆動力を伝え又は操作力を切断するクラッチ機構Y、クラッチ機構Yを介して上下動する駆動アーム4、駆動アーム4に連動するダルマ5、ダルマ5に連動するクランクアーム6、クランクアーム6を介して進退動するデッドボルト7等を備えている。
クラッチ機構Yは、クラッチ軸10を中心に回転するクラッチ歯車11と、このクラッチ歯車に組み合わせられたクラッチ部材21,31,41とから成り、前記クラッチ部材は、施錠時又は解錠時、クラッチ歯車11に対するロックローラ(第1実施例)、又はロックピースのロック部分(第2実施例)の「クサビ作用」により、クラッチ歯車と共働回転する。
クラッチ機構Yの一例を説明する。クラッチ機構Yは、駆動源2の駆動力により回転するクラッチ歯車11と、このクラッチ歯車の環状凹所15に組み込まれたクラッチ部材21,31,41とから成り、デッドボルト7の後方と錠箱8の後壁9との間の空間部分に設けられている。また、周側部にギヤ部を有するクラッチ歯車11及びクラッチ部材21,31,41は、錠箱8に横設軸架されたクラッチ軸10に回転自在に設けられている。
クラッチ部材は、第1クラッチピース21と、第2クラッチピース31と、ロックローラ45を拘束するロックピース41とから成る。
次に、第2クラッチピース31について説明する。ここでは、図5を正面図、図9を背面図とする。例えば図5の正面図を参照にして説明すると、本実施例の第2クラッチピース31は、中心部に嵌合軸部32を有する点、該嵌合軸部32の内端部或いは外周壁には半径外方向に弧状幅広部分(弧状板状部分)33が連設形成されている点、該弧状幅広部分33の外周面33aの中央部には、窓状に形成された係合部分34が半径外方向に突出形成されている点、弧状幅広部分33の両端部には駆動アームの係合突部4aと係脱する被係合部35が突出形成されている点、前記被係合部35と嵌合軸部32の外面に周設された鍔部分36との間には略半円形状の切欠部37が形成されている点、前記嵌合軸部32の一部が軸方向に切断され、その切断面が不番の開口を有するカム面38となっている点、さらに、前記被係合部35の先端面が湾曲状の係合面35aであると共に、その外周面35bが環状凹所15の内周面15aに摺接可能な曲率を有する突起部分となっている点など色々な特徴事項がある。
本実施例のクラッチ歯車11は、例えば時計方向及び反時計方向にそれぞれ回転して施錠と解錠を繰り返すタイプなので、同一形状のロックピース41がバネ部材42を基準に環状凹所15の周方向に一対配設されている。したがって、同一構成の2個のロックピース41には、それぞれ同一の符号を付して説明する
また、図6では、一方(図面上、下方)のロックピース41を第2クラッチピース31の係合部分34に係合した場合、図11は両方のロックピース41を第2クラッチピース31の係合部分34に対称的に係合した場合を示す。
ロックローラ45は、例えば小球体であり、第2クラッチピース31の外周面33aと環状凹所15の内周面15aとの間にできたクサビ形状溝39の先細部分に位置し、かつ、バネ部材42により、直接又は間接的(本実施例)に弾圧されていることから、図11で示すように、今仮に、駆動モータの駆動力(電動力)により、クラッチ歯車11が所定方向(例えば矢印A方向)に回転し始めた場合には、いずれか一方のロックローラ45(下方のロックローラ)は先細部分に押し込まれて、いわゆる「作動連結状態」となる。ここではクラッチ歯車11、クラッチ部材、駆動アーム4等の詳細な動きの図面は割愛するが、クラッチ歯車11が電動力により解錠方向(又は施錠方向)に回転し始めると、一方のロックローラ45がクサビ形状溝39内でクサビ機能が働く。そして、本実施例では、いずれか一方のロックローラ45のクサビ機能が働くと、他方のロックローラ45のクサビ機能は働かない。
図12の(a)〜(d)は、解錠途中に停電した場合に於いて、図示しない合鍵又はサムターンを操作して、一方のロックピース41のロックローラ45の連結状態を解く旨の流れを示す。
Claims (6)
- クラッチ歯車の一側面上面に環状凹所を形成し、この環状凹所にクラッチ軸を介して係合ポイト切り替え用案内部分を有する第1クラッチピースと、この第1クラッチピースの裏側に位置すると共に、幅広部分の外周面と前記環状凹所の内周面との間にクサビ形状溝を形成しかつ端部に駆動アームの係合突部と係脱する被係合部を有する第2クラッチピースと、この第2クラッチピースと共働するロックピースとを組込み、駆動力でクラッチ歯車が回転するとき、ロックピースが作動連結状態となり、一方、クラッチ歯車が停止した状態に於いて、操作力により駆動アームの係合突部の係合ポイントを変位させてロックピースを摺動させると、前記作動連結状態が解かれることを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
- 駆動源の駆動力により回転するクラッチ歯車と、このクラッチ歯車の環状凹所に組み込まれたクラッチ部材とから成り、前記クラッチ部材は、クラッチ軸に嵌合すると共に係合ポイト切り替え用案内部分を有する第1クラッチピースと、この第1クラッチピースと重なるように前記クラッチ軸に嵌合すると共に、嵌合軸部に半径方向に連設する幅広部分の外周面と前記環状凹所の内周面との間にクサビ形状溝を形成し、かつ、端部に駆動アームの係合突部と係脱する被係合部を有する第2クラッチピースと、この第2クラッチピースに設けられた係合部分に係合すると共に、該第2クラッチピースと共働するロックピースと、このロックピースの捕捉部分に捕捉されていると共に、前記クサビ形状溝に位置するロックローラと、ロックローラを弾圧するバネ部材とを含むことを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
- 請求項2に於いて、ロックピースの端部には、クラッチ歯車の停止時、手動の操作力により、駆動アームの係合突起の係合ポイトが切り替わったとき、前記係合突起と係合する受け部分が形成されていることを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
- 請求項2に於いて、ロックピースは、バネ部材を基準に環状凹所の周方向に一対配設されていることを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
- 駆動源の駆動力により回転するクラッチ歯車と、このクラッチ歯車の環状凹所に組み込まれたクラッチ部材とから成り、前記クラッチ部材は、クラッチ軸に嵌合すると共に係合ポイト切り替え用案内部分を有する第1クラッチピースと、この第1クラッチピースと重なるように前記クラッチ軸に嵌合すると共に、嵌合軸部に半径方向に連設する幅広部分の外周面と前記環状凹所の内周面との間にクサビ形状溝を形成し、かつ、端部に駆動アームの係合突部と係脱する被係合部を有する第2クラッチピースと、この第2クラッチピースに設けられた係合部分に係合すると共に、該第2クラッチピースと共働するロックピースと、このロックピースの外周部に設けられ、かつ、前記クサビ形状溝に位置するロック部分と、ロックピースを弾圧するバネ部材とを含むことを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
- 請求項5に於いて、第1クラッチピースは、原点位置に戻る復帰手段を備えていることを特徴とする電気錠用のクラッチ機構。
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