JP2617893B2 - 画像形成装置の開閉機構 - Google Patents
画像形成装置の開閉機構Info
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- JP2617893B2 JP2617893B2 JP6313086A JP31308694A JP2617893B2 JP 2617893 B2 JP2617893 B2 JP 2617893B2 JP 6313086 A JP6313086 A JP 6313086A JP 31308694 A JP31308694 A JP 31308694A JP 2617893 B2 JP2617893 B2 JP 2617893B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置本体と開閉部材とを
開閉自在に枢着してなる画像形成装置の開閉機構に関す
るものである。
開閉自在に枢着してなる画像形成装置の開閉機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より開閉部材を装置本体に開閉自在
に枢着した開閉蓋等は、複写機或いはファクシミリ等の
事務機器や他の機械装置等において極めて一般的に用い
られており、その開閉機構も種々の機構が提案されてい
る。
に枢着した開閉蓋等は、複写機或いはファクシミリ等の
事務機器や他の機械装置等において極めて一般的に用い
られており、その開閉機構も種々の機構が提案されてい
る。
【0003】その中で例えばファクシミリの開閉蓋の開
閉機構は、図6に示す如く装置本体23に設けた回動支点
24に開閉蓋25を回動自在に枢着し、この開閉蓋25に設け
たL型突起26と装置本体23とを引張スプリング27を介在
させて連結することにより両者の間に常にテンションを
加え、これによって開閉蓋25の装置本体23に対する開放
姿勢、或いは閉鎖姿勢を安定して維持し得るように構成
されている。
閉機構は、図6に示す如く装置本体23に設けた回動支点
24に開閉蓋25を回動自在に枢着し、この開閉蓋25に設け
たL型突起26と装置本体23とを引張スプリング27を介在
させて連結することにより両者の間に常にテンションを
加え、これによって開閉蓋25の装置本体23に対する開放
姿勢、或いは閉鎖姿勢を安定して維持し得るように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる開閉機
構にあっては開閉蓋25の開放時、或いは閉鎖時に前記開
閉蓋25には常に引張スプリング27によりテンションが付
与されているために開閉蓋25の剛性を大きくする必要が
あり、またこの引張スプリング27を収容するために装置
本体23の容積が大きくなる等の課題がある。
構にあっては開閉蓋25の開放時、或いは閉鎖時に前記開
閉蓋25には常に引張スプリング27によりテンションが付
与されているために開閉蓋25の剛性を大きくする必要が
あり、またこの引張スプリング27を収容するために装置
本体23の容積が大きくなる等の課題がある。
【0005】本発明は従来の上記課題に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、開閉部材の開
放時、或いは閉鎖時にあっても開閉部材に何ら外力が加
わることなく、且つ開閉部材の開閉をワンタッチで行う
ことが出来、更には開閉時にクリック感を得ることが可
能な画像形成装置の開閉機構を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、開閉部材の開
放時、或いは閉鎖時にあっても開閉部材に何ら外力が加
わることなく、且つ開閉部材の開閉をワンタッチで行う
ことが出来、更には開閉時にクリック感を得ることが可
能な画像形成装置の開閉機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る構成は、装置本体に開閉部材を開閉自在
に装着してなる画像形成装置の開閉機構において、前記
装置本体と前記開閉部材との間に備えられる長板状の係
止部材の一端側に取付孔を形成するとともに他端側に長
孔状の開口を形成し、前記装置本体と前記開閉部材の一
方に設けられた第1の軸が前記取付孔に枢支されるとと
もに他方に設けられた第2の軸が前記開口に嵌装されて
装置本体に対し開閉部材を開閉自在とし、前記開口によ
って前記係止部材の他端側に弾性部と剛性部を形成する
とともに該剛性部側の前記開口の内周部に係止突起を設
け、且つ前記弾性部側の前記開口の内周部に係止部材の
他 端先端に向かって切り欠いて前記弾性部の弾性変形力
を増加させるスリットを形成し、前記開口の幅は前記第
2の軸の直径よりも大きく形成すると共に、該開口の係
止突起部分の幅は前記第2の軸の直径より小さく形成
し、前記開閉部材の開放時には前記第2の軸を前記係止
突起部と前記弾性部とで協働して保持するとともに、前
記スリットにより前記開閉部材の開閉の際に前記係止部
材の弾性部を弾性変形させて前記第2の軸が前記係止突
起部を乗り越え、該係止部材の弾性部の弾性変形が解除
された際の反動によりクリック感が得られるよう構成し
たことを特徴とする。
の本発明に係る構成は、装置本体に開閉部材を開閉自在
に装着してなる画像形成装置の開閉機構において、前記
装置本体と前記開閉部材との間に備えられる長板状の係
止部材の一端側に取付孔を形成するとともに他端側に長
孔状の開口を形成し、前記装置本体と前記開閉部材の一
方に設けられた第1の軸が前記取付孔に枢支されるとと
もに他方に設けられた第2の軸が前記開口に嵌装されて
装置本体に対し開閉部材を開閉自在とし、前記開口によ
って前記係止部材の他端側に弾性部と剛性部を形成する
とともに該剛性部側の前記開口の内周部に係止突起を設
け、且つ前記弾性部側の前記開口の内周部に係止部材の
他 端先端に向かって切り欠いて前記弾性部の弾性変形力
を増加させるスリットを形成し、前記開口の幅は前記第
2の軸の直径よりも大きく形成すると共に、該開口の係
止突起部分の幅は前記第2の軸の直径より小さく形成
し、前記開閉部材の開放時には前記第2の軸を前記係止
突起部と前記弾性部とで協働して保持するとともに、前
記スリットにより前記開閉部材の開閉の際に前記係止部
材の弾性部を弾性変形させて前記第2の軸が前記係止突
起部を乗り越え、該係止部材の弾性部の弾性変形が解除
された際の反動によりクリック感が得られるよう構成し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成にあっては、係止部材の一端を第1の
軸に開閉部材に回動自在に取り付けると共に、係止部材
に形成した係止突起を設けた開口を本体に設けた第2の
軸に嵌装することによって、本体と開閉部材との間に係
止部材を介在させたので、開閉部材の閉鎖時に前記本体
及び開閉部材の何れにも外力が加わることがなく、また
開閉部材の開放時には本体側の突起が係止部材の開口に
設けた係止突起と当接することによって開閉部材の開放
姿勢を維持することが出来、更に開閉部材を開閉する場
合、前記本体側の突起が係止部材の開口に設けた係止突
起を越えて移動する際には、スリットによって係止部材
を弾性変形させることによって乗り越えることが出来
る。
軸に開閉部材に回動自在に取り付けると共に、係止部材
に形成した係止突起を設けた開口を本体に設けた第2の
軸に嵌装することによって、本体と開閉部材との間に係
止部材を介在させたので、開閉部材の閉鎖時に前記本体
及び開閉部材の何れにも外力が加わることがなく、また
開閉部材の開放時には本体側の突起が係止部材の開口に
設けた係止突起と当接することによって開閉部材の開放
姿勢を維持することが出来、更に開閉部材を開閉する場
合、前記本体側の突起が係止部材の開口に設けた係止突
起を越えて移動する際には、スリットによって係止部材
を弾性変形させることによって乗り越えることが出来
る。
【0008】そして、前記本体側の突起が係止突起を乗
り越える時の弾性変形が解除された際の反動によって、
クリック感が得られるものである。
り越える時の弾性変形が解除された際の反動によって、
クリック感が得られるものである。
【0009】
【実施例】次に本発明に係る画像形成装置の開閉機構を
ファクシミリ装置に適用した一実施例について、図を参
照して詳細に説明する。
ファクシミリ装置に適用した一実施例について、図を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1は開閉機構の説明図であり、図2は図
1に示す開閉機構を適用したファクシミリの断面説明
図、図3はその斜視説明図である。
1に示す開閉機構を適用したファクシミリの断面説明
図、図3はその斜視説明図である。
【0011】まず、図2及び図3によりファクシミリの
概略構成について説明する。図において、Aは原稿搬送
読み取り系であり、装置カバーを兼ねた原稿載置台1上
に原稿面を下にして複数枚積層載置された原稿2は、そ
の両端をシートガイド部材3でガイドされ、積層された
原稿2の下から数枚が予備搬送ローラ4により搬送さ
れ、分離ローラ5により1枚ずつ分離される。更に分離
された原稿2は搬送ローラ対6a,6b及び7a,7b
によって定速搬送される間に光源8で光照射され、その
反射光がミラー9及びレンズ10を介してCCD等の光電
変換素子11に至って電気信号に変換され、この信号が所
定の記録系に送信されるように構成されている。
概略構成について説明する。図において、Aは原稿搬送
読み取り系であり、装置カバーを兼ねた原稿載置台1上
に原稿面を下にして複数枚積層載置された原稿2は、そ
の両端をシートガイド部材3でガイドされ、積層された
原稿2の下から数枚が予備搬送ローラ4により搬送さ
れ、分離ローラ5により1枚ずつ分離される。更に分離
された原稿2は搬送ローラ対6a,6b及び7a,7b
によって定速搬送される間に光源8で光照射され、その
反射光がミラー9及びレンズ10を介してCCD等の光電
変換素子11に至って電気信号に変換され、この信号が所
定の記録系に送信されるように構成されている。
【0012】また、記録系Bは記録信号を入力すると、
プラテンローラ12が矢印a方向に回転すると共に、画信
号に応じて発熱する記録ヘッド13が駆動するように構成
され、これによってロール状の記録シート14に所定画像
が記録され、記録後の記録シート14はカッター15におい
て画像後端からカットされ、反転トレイ16に収納される
如く構成されている。尚、17は記録後の記録シート14を
取り出すための開口である。
プラテンローラ12が矢印a方向に回転すると共に、画信
号に応じて発熱する記録ヘッド13が駆動するように構成
され、これによってロール状の記録シート14に所定画像
が記録され、記録後の記録シート14はカッター15におい
て画像後端からカットされ、反転トレイ16に収納される
如く構成されている。尚、17は記録後の記録シート14を
取り出すための開口である。
【0013】図3において、Cはファクシミリを動作さ
せるための操作部及び動作の表示部である。
せるための操作部及び動作の表示部である。
【0014】上記の如く構成したファクシミリにおい
て、図1に示すように装置カバーを兼ねた原稿載置台1
は装置本体18に設けた回動支点19に回動自在に枢着され
ている。そして、この原稿載置台1を図4に示す矢印b
方向に回動させて装置本体18の内部を開放することによ
ってロール状の記録シート14の交換を容易に行うことが
出来るように構成されている。
て、図1に示すように装置カバーを兼ねた原稿載置台1
は装置本体18に設けた回動支点19に回動自在に枢着され
ている。そして、この原稿載置台1を図4に示す矢印b
方向に回動させて装置本体18の内部を開放することによ
ってロール状の記録シート14の交換を容易に行うことが
出来るように構成されている。
【0015】前記原稿載置台1と装置本体18との間には
係止部材20が介在されており、この係止部材20によって
原稿載置台1が開放された際に、その開放姿勢を維持し
得るようになっている。
係止部材20が介在されており、この係止部材20によって
原稿載置台1が開放された際に、その開放姿勢を維持し
得るようになっている。
【0016】ここで係止部材20について詳細に説明する
と、この係止部材20はポリアセタール樹脂等の合成樹脂
を素材として形成されている。係止部材20の形状は、図
4及び図5に示すように、その長手方向の軸線に非対称
形に形成されている。即ち、係止部材20の一側面には膨
出部20aが形成されている。
と、この係止部材20はポリアセタール樹脂等の合成樹脂
を素材として形成されている。係止部材20の形状は、図
4及び図5に示すように、その長手方向の軸線に非対称
形に形成されている。即ち、係止部材20の一側面には膨
出部20aが形成されている。
【0017】前記係止部材20の一端には取付孔20bが形
成されると共に、内周部の所定位置に係止突起20cを設
けた開口20dが形成されている。前記開口20dによって
係止部材20に弾性部20eと剛性部20fとを形成してい
る。
成されると共に、内周部の所定位置に係止突起20cを設
けた開口20dが形成されている。前記開口20dによって
係止部材20に弾性部20eと剛性部20fとを形成してい
る。
【0018】前記係止部材20はピン21によって取付孔20
bを介して原稿載置台1に回動自在に取り付けられると
共に、開口20dを装置本体18に設けた突起22に嵌装して
いる。
bを介して原稿載置台1に回動自在に取り付けられると
共に、開口20dを装置本体18に設けた突起22に嵌装して
いる。
【0019】前記開口20dは前記突起22の直径よりも大
きな巾を有して形成されている。また開口20dの基部20
gは、図4に示すように、原稿載置台1を閉鎖した際に
突起22と当接することのない位置まで延長して形成され
ている。一方、開口20dの先端部20hには、図5に示す
ように、原稿載置台1を開放した際に突起22と当接する
突当突起20iが形成されている。また突当突起20iの前
記弾性部20e側にはスリット20jが形成されている。
きな巾を有して形成されている。また開口20dの基部20
gは、図4に示すように、原稿載置台1を閉鎖した際に
突起22と当接することのない位置まで延長して形成され
ている。一方、開口20dの先端部20hには、図5に示す
ように、原稿載置台1を開放した際に突起22と当接する
突当突起20iが形成されている。また突当突起20iの前
記弾性部20e側にはスリット20jが形成されている。
【0020】前記開口20dの内周部に形成される係止突
起20cは係止部材20の剛性部20f側に形成されている。
またこの係止突起20cは原稿載置台1を開放した際に、
弾性部20eと協働して突起22を保持することによって、
原稿載置台1を予め設定された角度で維持し得る位置に
設けられている。前記開口20dの係止突起20c部分の巾
は突起22の直径よりも狭くなるようになっている。
起20cは係止部材20の剛性部20f側に形成されている。
またこの係止突起20cは原稿載置台1を開放した際に、
弾性部20eと協働して突起22を保持することによって、
原稿載置台1を予め設定された角度で維持し得る位置に
設けられている。前記開口20dの係止突起20c部分の巾
は突起22の直径よりも狭くなるようになっている。
【0021】次に上記の如き構造を有する係止部材20を
用いた開閉機構による原稿載置台1の開閉について説明
する。
用いた開閉機構による原稿載置台1の開閉について説明
する。
【0022】前述したように、係止部材20はピン21によ
って取付孔20bを介して原稿載置台1に回動自在に取り
付けられており、且つ開口20dを本体18に設けた突起22
に嵌装することによって本体18に取り付けられている。
って取付孔20bを介して原稿載置台1に回動自在に取り
付けられており、且つ開口20dを本体18に設けた突起22
に嵌装することによって本体18に取り付けられている。
【0023】図4に示す如く、原稿載置台1を閉鎖した
場合、突起22は開口20dの基部20gに遊嵌した状態とな
って本体18と原稿載置台1との閉鎖状態を維持してい
る。このとき、本体18、原稿載置台1及び係止部材20の
何れの部材にも何ら外力が加わることがない。
場合、突起22は開口20dの基部20gに遊嵌した状態とな
って本体18と原稿載置台1との閉鎖状態を維持してい
る。このとき、本体18、原稿載置台1及び係止部材20の
何れの部材にも何ら外力が加わることがない。
【0024】原稿載置台1を開放する場合には、原稿載
置台1の先端部1aを持ち上げ矢印b方向に回動する
と、原稿載置台1は支点19を中心として回動する。原稿
載置台1の回動に伴って係止部材20が開口20dに嵌入し
た突起22に規制されつつ移動する。そして突起22と係止
突起20とが当接し、この突起22が係止突起20cを乗り越
えるのに伴い、弾性部20eが外方に弾性変形する。この
とき、剛性部20fは殆ど変形することがない。突起22が
係止突起20cを通過して先端部20hに至ると、突起22に
よる弾性部20eの弾性変形が解除され、突当突起20iが
突起22と当接して係止部材20の移動限界となる。このと
き、原稿載置台1は図5に示すように開放されている。
そして原稿載置台1の開放姿勢は突起22が係止突起20c
と弾性部20eとに当接することによって維持されるもの
である。
置台1の先端部1aを持ち上げ矢印b方向に回動する
と、原稿載置台1は支点19を中心として回動する。原稿
載置台1の回動に伴って係止部材20が開口20dに嵌入し
た突起22に規制されつつ移動する。そして突起22と係止
突起20とが当接し、この突起22が係止突起20cを乗り越
えるのに伴い、弾性部20eが外方に弾性変形する。この
とき、剛性部20fは殆ど変形することがない。突起22が
係止突起20cを通過して先端部20hに至ると、突起22に
よる弾性部20eの弾性変形が解除され、突当突起20iが
突起22と当接して係止部材20の移動限界となる。このと
き、原稿載置台1は図5に示すように開放されている。
そして原稿載置台1の開放姿勢は突起22が係止突起20c
と弾性部20eとに当接することによって維持されるもの
である。
【0025】前述の係止部材20の開口20dの形状を、原
稿載置台1の開放時に突起22の外周に突当突起20iと、
係止突起20cを構成する先端部20h側の斜面と、弾性部
20eとが同時に当接するように形成すれば、原稿載置台
1はガタつきのない開放姿勢を維持することが出来る。
稿載置台1の開放時に突起22の外周に突当突起20iと、
係止突起20cを構成する先端部20h側の斜面と、弾性部
20eとが同時に当接するように形成すれば、原稿載置台
1はガタつきのない開放姿勢を維持することが出来る。
【0026】またスリット20jを形成するに際し、係止
突起20cからスリット20jの長さを、開口20dの基部20
gと係止突起20cとの距離と等しくすることにより、突
起22が係止突起20cを乗り越える際に弾性20eを弾性変
形させるのに有利である。
突起20cからスリット20jの長さを、開口20dの基部20
gと係止突起20cとの距離と等しくすることにより、突
起22が係止突起20cを乗り越える際に弾性20eを弾性変
形させるのに有利である。
【0030】前述した係止部材を用いて構成した開閉機
構により開閉部材を開閉する場合において、装置本体に
設けた突起が係止部材の開口に設けた係止突起を通過す
る際の操作荷重の変動、及び突起が係止突起を通過した
直後に弾性部材の弾性変形が解除され、その反動により
弾性部材と突起とが衝突して発生する音等によって操作
者に対してクリック感を与えることが出来、従って、開
閉部材の開閉動作を確実に行うことが可能である。
構により開閉部材を開閉する場合において、装置本体に
設けた突起が係止部材の開口に設けた係止突起を通過す
る際の操作荷重の変動、及び突起が係止突起を通過した
直後に弾性部材の弾性変形が解除され、その反動により
弾性部材と突起とが衝突して発生する音等によって操作
者に対してクリック感を与えることが出来、従って、開
閉部材の開閉動作を確実に行うことが可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は前述の如く、内周部に係止突起
を設けた開口を有すると共に弾性変形可能な係止部材の
一端を開閉部材に回動自在に取り付けると共に、開口を
本体に嵌装して構成したために、開閉部材の開閉に際し
て開閉部材を回動させることによって容易に開閉するこ
とが出来る。
を設けた開口を有すると共に弾性変形可能な係止部材の
一端を開閉部材に回動自在に取り付けると共に、開口を
本体に嵌装して構成したために、開閉部材の開閉に際し
て開閉部材を回動させることによって容易に開閉するこ
とが出来る。
【0032】また開閉部材の閉鎖時にあっても開閉部材
及び本体に開閉機構による余分な外力が加わることがな
い。
及び本体に開閉機構による余分な外力が加わることがな
い。
【0033】更に係止部材の大きさを従来使用されてい
た引張スプリングと比較して小さなものとすることが出
来るので、装置の容積を小さくすることが出来る。
た引張スプリングと比較して小さなものとすることが出
来るので、装置の容積を小さくすることが出来る。
【0034】更に開閉部材の閉じる際に本体の突起が前
記係止部材の開口の係止突起をスリットによって弾性変
形させて乗り越え、該係止部材の弾性変形が解除された
際の反動によりクリック感が得られるように構成したた
めに、操作者が開閉部材の開閉をに際して確実な操作感
を得ることが出来ると共に、開閉を容易に確認すること
が出来るものである。
記係止部材の開口の係止突起をスリットによって弾性変
形させて乗り越え、該係止部材の弾性変形が解除された
際の反動によりクリック感が得られるように構成したた
めに、操作者が開閉部材の開閉をに際して確実な操作感
を得ることが出来ると共に、開閉を容易に確認すること
が出来るものである。
【図1】開閉機構の説明図である。
【図2】ファクシミリの断面説明図である。
【図3】ファクシミリの斜視説明図である。
【図4】開閉部材が閉じた状態の開閉機構の説明図であ
る。
る。
【図5】開閉部材が開いた状態の開閉機構の説明図であ
る。
る。
【図6】従来技術の説明図である。
A…搬送読み取り系 B…記録系 C…操作系 1…原稿載置台 2…原稿 3…シートガイド部材 4…予備搬送ローラ 5…分離ローラ 6a,6b,7a,7b…搬送ローラ 8…光源 9…ミラー 10…レンズ 11…光電変換素子 12…プラテンローラ 13…記録ヘッド 14…記録シート 15…カッター 16…反転トレイ 17…開口 18…装置本体 19…支点 20…係止部材 20b…取付孔 20c…係止突起 20d…開口 20e…弾性部 20f…剛性部 20g…基部 20h…先端部 20i…突当突起 20j…スリット 21…ピン 22…突起
Claims (1)
- 【請求項1】 装置本体に開閉部材を開閉自在に装着し
てなる画像形成装置の開閉機構において、前記装置本体と前記開閉部材との間に備えられる長板状
の係止部材の一端側に取付孔を形成するとともに他端側
に長孔状の開口を形成し、 前記装置本体と前記開閉部材の一方に設けられた第1の
軸が前記取付孔に枢支されるとともに他方に設けられた
第2の軸が前記開口に嵌装されて装置本体に対し開閉部
材を開閉自在とし、 前記開口によって前記係止部材の他端側に弾性部と剛性
部を形成するとともに該剛性部側の前記開口の内周部に
係止突起を設け、且つ前記弾性部側の前記開口の内周部
に係止部材の他端先端に向かって切り欠いて前記弾性部
の弾性変形力を増加させるスリットを形成し、 前記開口の幅は前記第2の軸の直径よりも大きく形成す
ると共に、該開口の係止突起部分の幅は前記第2の軸の
直径より小さく形成し、 前記開閉部材の開放時には前記第2の軸を前記係止突起
部と前記弾性部とで協働して保持するとともに、前記ス
リットにより前記開閉部材の開閉の際に前記係止部材の
弾性部を弾性変形させて前記第2の軸が前記係止突起部
を乗り越え、該係止部材の弾性部の弾性変形が解除され
た際の反動によりクリック感が得られるよう構成したこ
とを特徴とする画像形成装置の開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6313086A JP2617893B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 画像形成装置の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6313086A JP2617893B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 画像形成装置の開閉機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62326829A Division JP2627757B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 画像形成装置の開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253745A JPH07253745A (ja) | 1995-10-03 |
JP2617893B2 true JP2617893B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=18037017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6313086A Expired - Lifetime JP2617893B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 画像形成装置の開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617893B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4619096B2 (ja) * | 2004-11-10 | 2011-01-26 | 美和ロック株式会社 | 建具としての扉用電気錠のクラッチ機構 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323163Y2 (ja) * | 1981-04-16 | 1988-06-24 | ||
JPS59160765U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用グラブボツクスドア等の支持装置 |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP6313086A patent/JP2617893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07253745A (ja) | 1995-10-03 |
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