JPH08100552A - 自動ドアラッチ - Google Patents

自動ドアラッチ

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JPH08100552A
JPH08100552A JP7239596A JP23959695A JPH08100552A JP H08100552 A JPH08100552 A JP H08100552A JP 7239596 A JP7239596 A JP 7239596A JP 23959695 A JP23959695 A JP 23959695A JP H08100552 A JPH08100552 A JP H08100552A
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JP
Japan
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bolt
case
extended position
door latch
swivel
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JP7239596A
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Inventor
Pete Kajuch
カジュク ペテ
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Master Lock Co LLC
Original Assignee
Master Lock Co LLC
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B63/00Locks or fastenings with special structural characteristics
    • E05B63/18Locks or fastenings with special structural characteristics with arrangements independent of the locking mechanism for retaining the bolt or latch in the retracted position
    • E05B63/20Locks or fastenings with special structural characteristics with arrangements independent of the locking mechanism for retaining the bolt or latch in the retracted position released automatically when the wing is closed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアが閉じる時に、デッドボルトが完全伸長
位置へ自動的に移動して、ドアを施錠する、自動ドアラ
ッチを提供する。 【解決手段】 自動ドアラッチは、、ケース12、14
と、ボルト20と、バネ手段26と、ボルト作動手段
と、解除機構とを備える。ボルト20は、該ボルトがケ
ースから前方へ伸長する完全伸長位置と、ボルトがケー
スの中にある完全後退位置と、ボルトがドアストライク
に接触する位置にある部分伸長位置との間で運動する。
バネ手段26は、ボルト20を伸長位置に向けて押圧す
る。ボルト作動手段は、バネ手段26に抗して、ボルト
20を完全伸長位置から後退位置に向けて動かす。解除
機構は、ボルトを部分伸長位置に保持すると共に、部分
伸長位置にあるボルトが内方へ動く時に、ボルト20を
解除する。これにより、バネ手段26によってボルト2
0は、完全伸長位置へ動かされ、ドアを自動的に施錠す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動デッドボルト
(ばね作用ではなく、つまみまたはキーを回すことによ
って直接に動く錠前用差し金)、すなわち、ドアが閉じ
る時に、完全に伸長した位置へ移動するデッドボルトに
関する。
【0002】
【従来の技術】上述の装置は主として、ボルトすなわち
デッドボルトとは別個のトリガ機構又は検知ピンと共に
作動し、上記ボルトは、上記トリガ機構又は検知ピンが
ドアストライクに接触した時に、解除されて、後退位置
から完全に伸長した位置へ移動する。別個のトリガ機構
を追加することは、錠のコストを増大させるばかりでは
なく、既に相互に関係する多くの部品を備えている機構
に複雑性を加えることになる。また、今日使用されてい
る多くの自動デッドボルトは、右側又は左側のドアの装
置に関して対称的ではないので、錠の装着者が、手動で
反転させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、ドアが閉じる時に、ボルトが完全に伸長した位置へ
自動的に移動する、自動デッドボルトを提供することで
ある。本発明の別の目的は、デッドボルトが通常は作動
しない位置へ部分的に伸長しており、ドアストライクに
接触し、且つ、該ドアストライクの開口と整合した時
に、解除されて完全に伸長するようになされた、自動デ
ッドボルトを提供することである。
【0004】本発明の別の目的は、別個の検知要素又は
トリガ要素を使用しない、自動デッドボルトを提供する
ことである。本発明の別の目的は、ドアが閉じる時に自
動的に作動する、構造が簡単で信頼性のあるデッドボル
トを提供することである。本発明の別の目的は、2つの
バックセット位置の間の調節をする調節部を有する自動
デッドボルトを提供することである。
【0005】本発明の別の目的は、デッドボルトを2つ
のバックセット調節位置のいずれかに保持することので
きるクリップ要素を用いた、バックセット調節部を有す
る、デッドボルトを提供することである。他の目的は、
以下の記載、請求の範囲及び図面から明らかとなろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボルトを解除
して該ボルトを完全に伸長した位置(完全伸長位置)及
びロックされた位置(ロック位置)へ移動させるための
手段として、ボルト自身を利用する。ボルトは、部分的
に伸長した位置(部分伸長位置)を有しており、該部分
伸長位置においては、上記ボルトは、ドアの面板から、
例えば、約6.35mm(1/4インチ)だけ突出する
ことができる。ドアが、閉止位置に向かって移動する
と、部分的に伸長したボルトは、該ボルトを内方へ動か
すドアストライクに接触する。該ドアストライクは、解
除機構を作動させ、該解除機構は、上記ボルトがドアス
トライクの開口に整合している場合には、上記ボルトを
完全に伸長させる。
【0007】また、上記ボルトでは、上述の自動的な特
徴を、バックセット調節部と組み合わせる。通常は、約
61.3mm(2−3/8インチ)及び約71mm(2
−3/4インチ)の2つのバックセット調節位置が設け
られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、調節可能なバックセッ
トを有する自動デッドボルトに関する。ここに開示する
自動デッドボルトの作動原理は、調節可能なバックセッ
トをもたないデッドボルトにも、等しく応用可能であ
る。調節可能なバックセットは、今日の商業マーケット
において、あらゆるタイプのデッドボルト、特に、自動
的に作動するデッドボルトに対して、利点を追加するこ
とになる。
【0009】現在のマーケットには、多数の自動デッド
ボルトが存在するが、そのような自動デッドボルトは総
て、検知トリガを利用しており、そのような検知トリガ
は、通常は、ボルトの前方部から伸長するか、あるい
は、ボルトの側部に沿って伸長しており、ドアが閉じる
時に、デッドボルトを自動的に伸長させる。トリガ、あ
るいは、検知機構は、既に複雑である機構に、コスト及
び複雑性を加える。また、そのようなトリガの多くは、
右側及び左側のドア装置に関して対象性を欠くので、錠
の装着者が、手動で反転させる必要がある。本発明は、
部分的に伸長したボルトが、側柱に設けられたドアスト
ライクと接触した時に、デッドボルトを自動的に作動さ
せる。これにより、ボルトは、最初は、後退位置に向か
って引っ込み、上記ボルトは、解除機構を作動させ、デ
ッドボルトが、ドアストライクの開口に整合している時
に、デッドボルトが完全に伸長できる。デッドボルト
は、キー(鍵)、レバー、又は、他の手段によって、通
常の態様で後退される。
【0010】図面においては、面板が参照符号10で示
されており、そのような面板は通常、ドアフレームの前
方部に取り付けられる。前方ケース12と、後方ケース
14とが設けられており、該ケース14は、ケース半部
16、18を含んでいる。ボルト20及びスイベル22
が設けられており、該スイベルは、リンク24を介して
ボルトに接続されている。コイルバネ26が、スイベル
22を包囲しており、上記コイルバネは、上記スイベル
のアーム30に圧接し、これにより、上記スイベルを反
時計方向に押圧する、部分28を有している。バネ26
は、一対のアーム32を有しており、これらアームは、
上記ケース半部が組み立てられた時に、後方ケース14
の底部の上に位置することになる。従って、バネ26の
力は通常、ボルト20が完全に伸長される位置に向け
て、スイベルを押圧する。後方ケースの各々の半部1
6、18は、スイベルを取り付けるための開口34を有
しており、これら開口から、スイベルのキーホールすな
わち鍵穴へ接近できる。ケース半部18は、ケース半部
16の整合された開口38を貫通することになる突起3
6を有しており、これら突起は、上記開口を貫通した後
に、各々のケース半部を組み立てて後方ケースにするた
めに、ステーキングによって固定することができる。
【0011】前方ケース12は、前方プレート40と、
該前方プレート40と一体にするかあるいは該前方プレ
ートに接合することのできる、第1の前方ケース部分4
2と、該第1の前方ケース部分42よりも若干大きな断
面積を有する、第2の前方ケース部分44とを備えてい
る。前方ケース部分42、44の間には、外方へ拡がっ
た接合部が設けられている。
【0012】ボルト20は、ケース組立体の中で運動可
能であり、上記ボルトは、その完全に伸長した位置(完
全伸長位置)においては、面板10から所定の距離だけ
外方へ突出し、また、その完全に後退した位置(完全後
退位置)においては、完全にケース組立体の中に位置す
る。ボルト20は、その両側部に沿って長手方向に伸長
する溝46を有しており、これら各々の溝の両端部は、
ボルトの運動の限界を決定する。前方ケース部分42
は、内方に向かう突起48を有することができ、これら
突起は、溝46の中に入っていて、内方及び外方へのボ
ルトの移動距離を制限する。
【0013】スイベル22は、ピン50によって、リン
ク24に接続されている。鍵穴に入ったキーを用いて、
スイベルを回して回転運動させると、リンク24は、図
示の伸長位置と後退位置との間で移動する。上述のよう
に、バネ26は、スイベルをボルト伸長位置へ押圧す
る。リンク24の前方端は、ピン52によって、ボルト
20に接続されている。ボルト20は、開放された面ス
ロット54を有しており、該面スロットは、リンク24
がボルトに対して相対的に運動するのを許容する。ボル
ト20は、また、図6及び図8に詳細に示すように、閉
止された面スロット56を有しており、該面スロット
は、リンク24及びボルト20を接続する機構の一部を
形成する。図6及び図8に特に示すように、スイベルが
運動する間に、リンク24が入るスロット56は、横方
向に伸長する一対の溝58を有しており、これら溝の中
には、スイベルが運動する間に、ピン52が入る。溝5
8は、その上で接続ピン52が枢動してボルトを引っ込
める閉止端60と、組み立てを可能とし、後に、前方ケ
ース12の底面、及び、後方ケースの半部16、18の
底面によって閉止される、開放端62とを有している。
傾斜した溝58の長さが、ピン50を担持するリンク2
4の端部のある程度の並進運動を許容する。
【0014】当業界では周知のように、バックセットと
は、スイベルの回転軸線と面板10によって形成される
ラッチの前方部との間の距離である。バックセットは、
入れ子式の後方ケース14を、前方ケース12に対して
相対的に動かすことにより、調節される。バックセット
の運動の長さは、後方ケース14の一側部のスロット付
きの開口64、並びに、前方ケースの部分44の開口6
7の中に取り付けられたプラスチックのバックセットク
リップ66によって、決定される。スロット64は、拡
大された端部分68、70を有しており、これら端部分
は、クリップ66の部分を収容して、入れ子式のケース
半部を、調節可能な2つのバックセット位置の一方に保
持する。
【0015】クリップ66は、図9乃至図11に詳細に
示されており、本体72と、溝付きの外側面76を有し
ていて上方に伸長する、解除アームとを備えている。本
体72から伸長しているのは、一対のフック78であ
り、これらフックは、前方ケースの部分44の開口67
を貫通し、これにより、クリップ66を錠組立体に取り
付ける。そのように取り付けられると、上方の突起78
が、スロットの延長部68又は70の一方の中に位置
し、これにより、入れ子式のケース半部を、2つのバッ
クセット調節位置の一方に保持する。バックセットを変
更するためにクリップ66を解除するためには、アーム
74を内方へ押圧して上方のフックを下方へ曲げ、これ
により、前方ケースの部分44からクリップを解除す
る。クリップ66は、リテーナ80によって完成され、
該リテーナは、後に説明するデッドボルト解除機構を前
方ケースの半部上の位置に保持するために使用される。
【0016】図1及び図2を参照すると、スイベルが、
バネ26によって与えられる回転力によって、反時計方
向に回されると、リンク24は、スイベルのアーム30
の周囲で枢動し、ボルトを前方へ動かす。ピン52が、
ボルトの溝58の中で摺動し、ピン52の前方部分が、
ボルトの溝58の壁部に接触して、ボルトの前進運動を
生じさせる。ボルトが、完全に伸長した位置(完全伸長
位置)に到達すると、リンク24の部分63が、ボルト
スロット56に整合された前方ケースのスロット65を
通って、落下する。溝58の中のピン52の伸長した両
端部が、前方ケース12の下方の壁部によって拘束さ
れ、これにより、ボルトを完全伸長位置にロックし、ボ
ルトの端部に与えられたどのような力又は圧力も、該ボ
ルトを後退させることはなく、該ボルトは、所望のロッ
ク位置に保持されることになる。ボルトの溝58、リン
ク24の端部63、及び、前方ケースのスロット65の
間の協働作用が、調節された総てのバックセット位置に
おいて、ボルトを完全伸長位置に保持するので効果的で
ある。
【0017】ボルトを後退させるために、スイベルは、
バネ26の力に抗して、時計方向に回転され、そのアー
ム30が、時計方向に回転する。リンク24は、最初
は、上方へ、且つ、前方ケース12のスロット65の外
方へ移動し、次に、ピン52が溝58の中で摺動するに
つれて、ボルトに対して相対的に枢動する。スイベルが
引き続き回転運動を行うことにより、リンク24は、ボ
ルトを、完全伸長位置から完全に後退した位置(完全後
退位置)へ引っ張る。
【0018】バックセットを、図3及び図6に示す最大
伸長位置から、図1及び図3に示す最小位置に調節する
ために、後方ケースの半部14は、前方ケースの半部1
2の中に入れ子式に入る。この入れ子式の運動の限界
は、スロット64、及び、その延長部68、70によっ
て決定される。バックセットクリップ66の後方に突出
するフック78が、最小位置又はバックセット調節位置
にあるスロット延長部68、70の中に位置し、これら
要素の組み合わせが、調節可能なバックセットを形成す
る。
【0019】ボルト20は、3つの位置の間で運動可能
である。完全伸長位置と、完全後退位置と、部分伸長位
置とがあり、該部分伸長位置においては、テーパ形状の
側壁82によって形成される、ボルト20の鼻状部すな
わちノーズ部分が、面板を越えて伸長する。部分伸長位
置を設ける目的は、ボルトが、トリガ機構として機能
し、上記伸長したノーズ部分が、ドアが閉じる際に、ド
アストライクに接触すると、上記ボルトが、完全伸長位
置へ自動的に動くようにすることである。ボルトを、部
分伸長位置に保持すると共に、ボルトを解除して、完全
伸長位置へ移動するようにする、ボルト用の解除機構
は、キャッチ要素すなわちワイヤ又はバネ84を備えて
おり、該キャッチ要素は、前方ケースの部分44の穴8
8の中に伸長する、内巻きの端部86を有している。ワ
イヤ84は、後に説明する態様で動く際に、上記開口す
なわち穴の周囲で枢動する。ワイヤ84の前方端は、前
方ケースの部分44のスロット92の中で動く内側延長
部90を有している。ワイヤ84は、プラスチックのバ
ックセットクリップ66の可撓性のリテーナ80によっ
て、前方ケースの半部の外側に沿う望ましい位置に保持
される。
【0020】図7に示すように、ボルト20は、異なる
高さに位置する一連の溝を有しており、これら溝の中で
は、ボルトが上述の3つの位置の間で動く際に、ワイヤ
84の内巻きの端部が、傾斜部によって移動する。第1
の溝部分94が設けられている。ボルトが、完全伸長位
置にある時に、ワイヤの端部90は、溝部分94の後方
に位置する。溝部分94は、傾斜部96によって、溝部
分94とは異なる高さにある第2の溝部分98に接続さ
れ、ボルトが完全後退位置にある時には、ワイヤの端部
90は、上記第2の溝部分98の中に位置する。傾斜部
96と溝部分98との間には、小さな壁部100が設け
られ、該小さな壁部は、ワイヤの端部90を保持溝10
2に向けて上方へ導き、該保持溝は、溝部分94と98
との間に位置し、部分98よりも低い位置にある。部分
102よりも低い位置にある溝部分106に向けて、ワ
イヤの端部90を溝102から上方へ導く壁部104が
設けられており、該溝の中では、ボルトが部分伸長位置
から完全に開放した位置(完全開放位置)へ移動してい
る時に、ワイヤの端部90が移動する。傾斜部108及
び壁部110は、上記溝を完成し、ボルトが完全伸長位
置へ移動する際に、ワイヤの端部90を溝部分94の中
へ入れる。
【0021】ボルトが完全伸長位置にあると仮定する
と、ワイヤの端部90は、溝部分94の後方に位置する
ことになる。ボルトは、スイベルを反時計方向に押圧す
るバネ26によって、上記位置に保持される。キーをス
イベルの中に挿入し、該スイベルを時計方向に回すと、
ボルトは、内方へ移動し、また、ワイヤの端部90は、
溝部分94を通って、傾斜部96を上昇し、壁部100
を通過して、溝部分98の中に入る。この状態において
は、ボルトは完全後退位置にある。スイベルが解除され
ると、バネ26が、スイベルを反時計方向に動かし、ボ
ルトを外方へ動かす。ボルトがそのように動くと、ワイ
ヤの端部90は、壁部100によって、溝102の中に
捕捉される位置へ導かれる。ワイヤがそのような位置に
着くと、ボルトは、部分伸長位置に保持され、この位置
においては、テーパ形状の壁部82が、面板10の端部
を越えて伸長する。
【0022】ドアが閉じ、ボルトのノーズ部分がドアス
トライクに接触すると、ボルトは内方へ押圧される。ボ
ルトがそのように移動すると、壁部104は、ワイヤ8
4の端部90を上方へ導いて、溝部分106の中に入れ
る。この時点においては、ボルトが完全に伸長するのを
阻止するものは全く存在しない。ボルトが完全伸長位置
へ移動すると、ワイヤの端部90は、溝部分106の中
へ入り、傾斜部108を下降し、壁部110を越え、溝
部分94を通過して、上述の作動サイクルが開始する前
にワイヤの端部90が位置していた位置へ移動する。上
述のように、バックセットクリップ66のアーム80に
よって、ワイヤに若干の圧力が与えられ、該圧力は、ワ
イヤが、種々の溝部分及び傾斜部に沿う上述の経路に確
実に従うようにする。
【0023】ボルトの側部の溝、及び、ワイヤ84は、
解除機構を提供し、該解除機構は、錠の構造のタイプに
応じて、スイベルが錠要素である場合には、キーを用い
て、また、別のボルト移動要素を用いて、ボルトが完全
後退位置へ移動した後に、該ボルトを部分伸長位置に保
持するように機能する。部分的に伸長したボルトが、ド
アストライクに接触すると、ボルトが内方へ駆動され
て、ボルトを部分伸長位置に保持する機構を解除し、バ
ネ26の作用によって、ボルトを解除して、完全伸長位
置へ移動させる。
【0024】市販されている既存の自動デッドボルト
は、別個のトリガを使用している。本発明は、デッドボ
ルトを完全伸長位置に向けてトリガするための手段とし
て、部分的に伸長したデッドボルトを使用する。デッド
ボルトは、ドアが閉じる時に、自動的に伸長し、部分的
に伸長したデッドボルトが、ドアストライクに接触す
る。ボルトが後退する時には常に、該ボルトは、最初
に、完全後退位置へ移動し、次に、スイベルを包囲する
バネによって押圧されると、部分伸長位置へ移動する。
自動デッドボルトを提供することに加えて、本発明は、
バックセット調節部を提供する。バックセットは、アー
ム74を使用して、バックセットクリップ66を解除す
ることにより、上述の限界の間で調節することができ
る。上記クリップは、上述の3つの位置の間でボルトの
運動を制御する機能を果たす溝及び傾斜部に、解除ワイ
ヤを接触させるように保持する偏椅力を与えるので、バ
ックセットクリップ66と解除機構との間には別の協働
作用をもたらす。
【0025】本発明の好ましい形態を図示し且つ説明し
たが、そのような形態に対する、多くの変更例、代用
例、及び変形例が可能であることを理解する必要があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動デッドボルトの斜視図である。
【図2】自動デッドボルトの分解斜視図である。
【図3】幾つかの部分を破断した自動デッドボルトの平
面図であって、デッドボルトが作動した状態を示してい
る。
【図4】ドアストライクに接触した後のボルトの動きを
示す、図3と同様な平面図である。
【図5】完全伸長位置にあるボルトを示す、図3及び図
4と同様な平面図である。
【図6】自動デッドボルトを一部断面で示す側面図であ
る。
【図7】ボルトの側面図である。
【図8】ボルトの底面図である。
【図9】バックセットクリップの正面図である。
【図10】バックセットクリップの側面図である。
【図11】図9の平面11−11の断面図である。
【符号の説明】
10 ドアの面板 12 前方ケース 14 後方ケース 16、18 後方ケースの半部 20 ボルト 22 スイベル 24 リンク 26 コイルバネ 30 スイベルのアーム 32 バネのアーム 34 開口 36 ケース半部の開口 50、52 ピン 66 クリップ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、ボルトと、バネ手段と、ボル
    ト作動手段と、解除機構とを備え、前記ボルトは、該ボ
    ルトが前記ケースから前方へ伸長する完全伸長位置と、
    該ボルトが前記ケースの中にある完全後退位置と、該ボ
    ルトがドアストライクに接触する位置にある部分伸長位
    置との間で運動可能であり、前記バネ手段は、前記ボル
    トを伸長位置に向けて押圧し、前記ボルト作動手段は、
    前記バネ手段に抗して、前記ボルトを前記完全伸長位置
    から後退位置に向けて動かし、前記解除機構は、前記ボ
    ルトを前記部分伸長位置に保持すると共に、前記部分伸
    長位置にある前記ボルトが内方へ動く時に、前記ボルト
    を解除して、前記バネ手段によって前記ボルトを完全伸
    長位置へ動かすように構成されていることを特徴とする
    自動ドアラッチ。
  2. 【請求項2】 解除機構が、ケースに接続された解除要
    素と、該解除要素と協働するようにボルトに設けられた
    溝手段とを備え、前記解除要素及び前記溝手段は、前記
    ボルトが、完全伸長位置と完全後退位置との間で運動す
    ることを許容すると共に、前記ボルトを部分伸長位置に
    保持することを特徴とする請求項1記載の自動ドアラッ
    チ。
  3. 【請求項3】 解除要素は、ケースに枢動可能に取り付
    けられ、溝手段の中へ伸長することを特徴とする請求項
    2記載の自動ドアラッチ。
  4. 【請求項4】 解除要素は、細長く、また、ケースを貫
    通して溝手段と接触する枢動可能なケース取付具から離
    れた部分を有していることを特徴とする請求項3記載の
    自動ドアラッチ。
  5. 【請求項5】 解除要素が、ワイヤであることを特徴と
    する請求項4記載の自動ドアラッチ。
  6. 【請求項6】 ケースは、ボルトが、完全伸長位置と、
    完全後退位置と、部分伸長位置との間で運動する間に、
    ワイヤを運動させるための細長い開口を有することを特
    徴とする請求項5記載の自動ドアラッチ。
  7. 【請求項7】 溝手段は、ボルトが完全伸長位置から完
    全後退位置へ運動する間に、解除要素を収容する第1の
    溝部分と、ボルトが部分伸長位置にある時に、前記解除
    要素を収容する第2の溝部分と、前記ボルトが前記部分
    伸長位置から前記完全伸長位置へ移動する際に、前記解
    除要素を収容する第3の溝部分とを備えることを特徴と
    する請求項2記載の自動ドアラッチ。
  8. 【請求項8】 第1の溝部分及び第3の溝部分が概ね平
    行であり、第2の溝部分が、その間で隔置されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の自動ドアラッチ。
  9. 【請求項9】 第2の溝部分は、ボルトが内方へ動いて
    解除されるまで、解除要素が前記ボルトを保持するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項8記載の自動
    ドアラッチ。
  10. 【請求項10】 第1の溝部分から第2の溝部分まで解
    除要素を導くための傾斜手段を備えることを特徴とする
    請求項9記載の自動ドアラッチ。
  11. 【請求項11】 第2の溝部分から第3の溝部分まで解
    除要素を導くための傾斜手段を備えることを特徴とする
    請求項10記載の自動ドアラッチ。
  12. 【請求項12】 ボルト作動手段は、ケースの中で回転
    可能に設けられたスイベルと、該スイベルを前記ボルト
    に接続する手段とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の自動ドアラッチ。
  13. 【請求項13】 スイベル及びボルトを接続する手段
    が、前記スイベル及び前記ボルトに対して枢動可能且つ
    並進運動可能なように取り付けられた、リンクを含むこ
    とを特徴とする請求項12記載の自動ドアラッチ。
  14. 【請求項14】 バネ手段が、スイベルの周囲に設けら
    れ、該スイベルをボルトの完全伸長位置に向けて押圧す
    ることを特徴とする請求項12記載の自動ドアラッチ。
  15. 【請求項15】 バネ手段が、一方の部分がスイベルに
    接触し、他方の部分がケースに接触する、コイルバネで
    あることを特徴とする請求項14記載の自動ドアラッ
    チ。
  16. 【請求項16】 スイベルが、ケースの前方端に対して
    相対的に運動可能であり、決定されたバックセット調節
    限界の間でバックセットを調節することを特徴とする請
    求項12記載の自動ドアラッチ。
  17. 【請求項17】 決定されたバックセット調節位置に保
    持するための、解除可能な固定具を含むことを特徴とす
    る請求項16記載の自動ドアラッチ。
  18. 【請求項18】 前方ケース、及び、該前方ケースに対
    して相対的に入れ子式に運動可能な後方ケースを有し、
    これら前方ケース及び後方ケースが、2つのバックセッ
    ト調節位置の間で相対的に運動可能になされている、ケ
    ース組立体と、該ケース組立体の中において、前記前方
    ケースから所定の距離だけ前方へ伸長する伸長位置と前
    記ケース組立体の中に位置する後退位置との間で運動可
    能なボルトと、前記後方ケースの中で回転可能に設けら
    れたスイベルと、前記スイベル及び前記ボルトを接続し
    て、前記スイベルの回転運動により、前記ボルトが前記
    伸長位置と後退位置との間で運動するようにする接続手
    段と、前記後方ケースに設けられるスロットと、前記前
    方ケースに取り付けられると共に、前記後方ケースのス
    ロットの中に伸長して、前記前方ケース及び前記後方ケ
    ースを調節可能なバックセット位置に保持するための、
    解除可能な固定具とを備えることを特徴とするドアラッ
    チ。
  19. 【請求項19】 スイベル、及びボルトを接続するリン
    クと、該リンク、前記ボルト及び前方ケースに設けら
    れ、前記スイベルの回転による運動を除く前記ボルトの
    内方への運動に抗して、前記ボルトを完全伸長位置に保
    持するための、協働手段とを備えることを特徴とする請
    求項18記載のドアラッチ。
  20. 【請求項20】 後方ケースのスロットは、その両端部
    に拡大された部分を有しており、これら拡大された部分
    は、固定具と協働して、前方ケース及び後方ケースを、
    2つのバックセット調節位置の一方に保持することを特
    徴とする請求項19記載の自動ドアラッチ。
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