JP5818468B2 - 電気錠 - Google Patents

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Description

本発明は建具用の電気錠に関し、特に、駆動モータや駆動バネの駆動力によって制御される直線移動部材(例えばデットボルト、ラック板を含む摺動体等)及び回転体の終点或いは起点(例えば原点位置)を求めるための該回転体の回転位置等の錠前の状態信号を検出する検出装置を備えた電気錠に関する。
特許文献1の図8には、「電気錠の駆動箱に回動可能に支承された駆動軸に、センサー用識別部を有する回転板を一体的に設け、一方、前記回転体の外面に対して配設され、かつ前記センサー用識別部の位置状態を検出するフォトセンサーを備えているセンサー支持体を駆動箱内に固定し、前記駆動箱内或いは駆動箱外の箇所に前記フォトセンサーから出力された検知信号を取得して前記駆動モータを駆動制御する制御部を設けた電気錠の駆動軸駆動機構の制御装置」が記載されている。
この特許文献1は、出願人が次の理由から貴庁に提案したものである。すなわち、電気錠の施・解錠状態(具体的には、デッドボルトの位置、サムターン摘みのポジション位置等)を検知する場合に於いて、接触型スイッチの可動接片を用いる方式は、安定した位置検出及び駆動箱内の省スペース化を両立するという発明の課題を十分に達成することができないことから、駆動モータ用の駆動停止信号を安定的に取得する、駆動箱内の省スペースを有効的に活用する、駆動箱内へセンサーを容易に組込みこむことができる等の諸問題を十分に解決することである。
ところで、建具用錠前の錠箱は、例えば扉の自由端部に取り付けられるので、普通一般に上下方向に長く、扉の厚み方向である前後方向の幅は非常に狭い。そして、この長尺状錠箱の内部空間には、例えば電気錠であれば、駆動源としての駆動モータ、電気錠用プリント基板、動力伝達手段、クラッチ機構、錠前の施・解錠に関する状態信号検出装置、ダルマ、デッドボルト等の施・解錠機構を構成する各部材や部品を組み込むので、内部空間を有効的に活用することが求められる。そこで、現在、この種の錠箱が、普通一般に前後方向の幅が狭く、内部空間に余裕がないことを前提として、前記状態信号検出装置の工夫が要望されている。
特開2009−221690号公報の図8
本願発明の所期の目的は、駆動源の駆動力によって直線移動する部材と回転する回転部材の両方の位置状態を取得することができる検出装置を、長尺状錠箱内に配設することである。付言すると、長尺状錠箱内に錠前の構成部材を多数組み込まなければならない電気錠に於いて、該長尺状錠箱内の空間を有効的に活用するために、錠前の状態信号を複数検出することができる検出装置を合理的に配設し、該検出装置は、駆動モータや駆動バネの駆動力によって制御される直線移動部材(例えばデットボルト、ラック板を含む摺動体等)及び回転体の終点或いは起点(例えば原点位置)の両方を検出することができることである。第2の目的は、少なくとも一つのスイッチ片については、その長片部分の先端部の位置変位の範囲を拡大して錠前の前記状態信号を確実に取得することである。第3の目的は、複数のフォトセンサーに対して、各スイッチ片が確実に接近乃至離れることである。
本発明の電気錠は、長尺状錠箱に内装された駆動モータと、この駆動モータの駆動力によって作動する動力伝達手段と、この動力伝達手段によって回転するダルマと、このダルマの回転を介して往復動するデットボルトと、錠前の状態信号を検出する検出装置を備えた電気錠に於いて、前記錠箱に駆動モータの駆動力で回転する回転体を設け、また前記検出装置は、前記デットボルトの押圧部分に押されて所定量回転するように一つの固定軸を介して軸支されかつ前記デットボルトの直線移動した位置状態を検出するテコ式の第1スイッチ片と、前記回転体の当り部分に押されて所定量回転するように前記一つの固定軸を介して扉の厚さ方向に併設状態に軸支され、かつ該回転体の回転位置を検出する第2スイッチ片を含み、前記第1スイッチ片の先端部は、前記デッドボルトが前記駆動モータの駆動力に基づいて移動した時に、前記錠箱内に配設された第1フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消し、一方、前記第2スイッチ片の先端部は、前記回転体が前記駆動モータの駆動力に基づいて回転した時に、前記錠箱内に配設された第2フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消することを特徴とする。
また本発明の電気錠は、長尺状錠箱に内装された駆動モータと、この駆動モータの駆動力によって作動する動力伝達手段と、この動力伝達手段によって回転するダルマと、このダルマの回転を介して往復動するデットボルトと、錠前の状態信号を検出する検出装置を備えた電気錠に於いて、前記錠箱に駆動モータの駆動力で回転する回転体を設け、また、該回転体に噛合しかつ案内手段を介して直線運動する摺動体を設け、前記検出装置は、前記摺動体の押圧部分に押されて所定量回転するように前記錠箱に一つの固定軸を介して軸支され、かつ前記摺動体の直線移動した位置状態を検出する第1スイッチ片と、前記回転体の当り部分に押されて所定量回転するように前記一つの固定軸を介して扉の厚さ方向に併設状態に軸支され、かつ該回転体の回転位置を検出する第2スイッチ片とを含み、前記第1スイッチ片の先端部は、前記摺動体が錠箱内に配設された駆動バネのバネ力によって回転するダルマを介して施錠位置へと移動した時に、前記錠箱内に配設された第1フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消し、一方、前記第2スイッチ片の先端部は、前記回転体が前記駆動モータの駆動力に基づいて回転した時に、前記錠箱内に配設された第2フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消することを特徴とする。
(a)各独立項に記載の発明は、一つの固定軸(一芯軸)に第1スイッチ片と第2スイッチ片をそれぞれ軸支したので、長尺状錠箱のスペースを有効的活用することができると共に、該第1・第2の各スイッチ片と、第1・第2の各フォトセンサーと、直線移動する摺動体(例えばデットボルト)、駆動源の駆動力によって回転する回転板との組み合わせによって、例えば直線移動部材(例えばデットボルト、ラック板を含む摺動体)の移動した位置及び回転体の移転した位置の両方の状態信号を取得することができる。付言すると、例えばデットボルトが直線移動することにより錠前の施・解錠状態を取得し、それと同時(若干タイミングが遅れても良い)に、回転体の回転位置によりクラッチピンの原点位置を取得することができる。また、一つの固定軸を介して扉の厚さ方向に第1スイッチ片と第2スイッチ片を併設したので、長尺状錠箱のスペースを有効的に活用することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、スイッチ片の長片部分の先端の移動する範囲を拡大させて、錠前の施・解錠状態の信号を確実に取得することができる。
(c)請求項4に記載の発明は、必ずしもスイッチ片の重心や形状に捉われず、該スイッチ片の形状を自由に設計してスイッチ片を確実に開閉させることができる。
(d)請求項5に記載の発明は、部品点数を少なくすることができる。
図1乃至図8は、本発明の第1実施形態を示す各説明図。図9乃至図20は第2実施形態の各説明図。
本発明の主要部を適用した電気錠の概念図。 施錠状態の概略説明図。 解錠状態の概略説明図。 第1・第2の各フォトセンサーに対する第1・第2の各スイッチ片が一芯軸に軸支されている概念図。 検出装置Yの主要部を構成する第1スイッチ片、第1フォトセンサー等を分解的に示した概略説明図。 検出装置Yの主要部を構成する第2スイッチ片、第2フォトセンサー等を分解的に示した概略説明図。 解錠状態から施錠状態になった場合の概略説明図。 施錠状態から解錠状態になった場合の概略説明図。 第2実施形態の図1と同様の概念図 施錠状態の概略説明図。 解錠状態の概略説明図。 図4と同様の概念図。 主要部の分解斜視図。 解錠状態から施錠状態になった場合の概略説明図。 施錠状態から解錠状態になった場合の概略説明図。 要部(摺動体と回転体の係合関係)の説明図。 要部(摺動体用ストッパー)を含む電気錠全体の説明図。 図17の要部の説明図。 回転体とストッパー解除用従動小片との関係を示す概略説明図。 駆動モータの駆動力で摺動体用ストッパーの係止を解除する時の説明図。
(1)環境部材
図1は本発明の主要部を適用した電気錠の概略説明図(概念図)である。図2は図1に示した電気錠の一例を示す概略説明図である(なお、図2は本発明の主要部のみを示し、クラッチ機構等は省略している)。
まず、これらの図に於いて、Xは電気的にも機械的にもデッドボルト(以下、「デッド」という。)が出没可能な電気錠、1は戸枠、2は受け具、3は開閉体としての扉、4は長尺状の錠箱、6は制御部、7はコネクタを含む配線手段、8は電気錠制御用プリント基板、9はフロント板4aに形成した開口、10は電気的駆動源(例えば周知のもの)、11は動力伝達手段(例えば周知のもの)、12は動力伝達手段側からの動力を伝達又は後述するダルマ側からの動力を切断するクラッチ機構(例えば周知のもの)、そして、Yは電気錠Xの施・解錠及び回転体の回転位置を状態信号として検出する検出装置、13はダルマ、14はダルマの回動に基づいて前記錠箱4の開口9から進退動するデッドである。
次に、図1に於いて、制御部6は出力部15を有し、該出力部15には表示部16が電気的に接続している。また、制御部6には解錠信号発生手段17や図示しないモード切換手段等も電気的に接続している。制御部6は、例えば室内の適宜箇所に配設された住宅用電気錠操作盤の操作パネルに設けられ、該操作パネルは図示しない連続解錠用ボタン、自動施錠用ボタン、一回解錠用ボタン等の複数固の操作ボタンを有している。これらの信号処理の関しては本発明の特定要件ではないので、詳細な説明は割愛する。
さて、制御部6は錠箱4内のプリント基板8側から施錠状態、解錠状態、回転体の位置状態等の錠前の状態信号を取得し、一方、プリント基板8側に駆動モータ10用の起動信号や停止信号を送信する。したがって、例えば起動信号に基づいて電気的駆動源10が駆動すると、動力伝達手段11は所定方向に回転し、その結果、後述の検出装置Yを構成する回転体の一例としての歯車体20が所要量回転する。本発明は、前記検出装置Yに特徴がある。
(2)本発明の前提要件
本発明の電気錠Xは、建具としての扉に取り付けられる長尺状錠箱4に内装された駆動モータ10と、この駆動モータの駆動力によって作動する動力伝達手段11と、この動力伝達手段によって回転するダルマ13と、このダルマの回転を介して往復動するデッド14と、例えば錠前の施・解錠状態並びに回転体の回転した位置情報の両方の信号を検出する検出装置Yを備えている。そして、本発明の電気錠Xは、望ましくは、錠前を構成する多数の構成部材が長尺状の錠箱4の内部空間に組み込まれる電気錠に適用される。
(3)本発明の特徴事項
本発明の特徴事項は、比較的内部空間に余裕がない長尺状の錠箱4に組み込まれた検出装置Yである。この検出装置Yは、例えば施錠状態の図2、解錠状態の図3等で示すように、一つの固定軸(一芯軸)36に併設された第1スイッチ片23と第2スイッチ片25、これら第1・第2の各スイッチ片23、25に対してそれぞれ個別的に係脱するデッド14と回転体20、単数又は複数のセンサー基板に配設された第1フォトセンサー21と第2フォトセンサー26とから成り、望ましくは、各スイッチ片23、25の各先端部は、対応する前記第1・第2の各フォトセンサー21、26から離れる方向へ付勢する第1付勢バネ24、第2付勢バネ27を含む。
(4)検出装置Yの具体的構成
図4は第1・第2の各フォトセンサー21、26に対する第1・第2の各スイッチ片23、25が一芯軸としての固定軸36に軸支されている概念図、図5は検出装置Yの主要部を構成する第1スイッチ片23、第1フォトセンサー21等を分解的に示した概略説明図、図6は検出装置Yの主要部を構成する第2スイッチ片25、第2フォトセンサー26等を分解的に示した概略説明図、図7は解錠状態から施錠状態になった場合の概略説明図及び図8は施錠状態から解錠状態になった場合の概略説明図である。
以下、図2及び図3を含め、これらの図を参照にして検出装置Yの具体的構成を説明する。前述したように、電気錠Xの主要部を構成する各部材は、固定軸(一芯軸)36、第1・第2の各スイッチ片23、25、デッド14と回転体20、第1・第2の各フォトセンサー21、26等である。
しかして、前記第1スイッチ片23と第2スイッチ片25は、錠箱4のフロント板4aとダルマ13の空間部分に横設軸架された一つの固定軸(一芯軸)36に回転或いは揺動自在に軸支されている。これらの各スイッチ片は、本実施形態では、扉の厚さ方向に併設されている。
そして、前記第1スイッチ片23の一端部(短片部分の後端部)は、水平方向へ直線運動をするデッド14の突出状の押圧部分18に係脱すると共に、その他端部(長片部分の先端部)は、第1フォトセンサー21の信号を検出する発光側の側壁部21aと受光側の側壁部21bに遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消するように中央部寄りの部位が軸支されている(部材間の関連構成については、例えば図5参照)
一方、前記第2スイッチ片25の一端部は、同様に前記固定軸36に軸支されていると共に、先端部側の一部が駆動モータ10の駆動力で動力伝達手段11を介して回転する回転体20の突出状の当接部分(当り部)32に押されると共に、その先端部は第2フォトセンサー26の信号を検出する発光側の側壁部26aと受光側の側壁部26bに遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消する(部材間の関連構成については、例えば図6参照)
その結果、検出装置Yは、長尺状錠箱4のスペースを有効的活用することができると共に、該第1・第2の各スイッチ片23、25と、第1・第2の各フォトセンサー21、26と、直線移動する摺動体(例えばデッド)、駆動源の駆動力によって回転する回転体20との組み合わせることによって、例えば錠前の施・解錠状態と、制御部6の制御信号で制御される回転体の位置状態の両方の信号を取得することができる。
そこで、各部材の構成を詳細に説明する。例えば図4を参照にすると、まず31は、回転体の一例としての歯車体20用の中心軸で、この中心軸31は錠箱4に横設軸架されている。32は歯車体20の周端部の一部に設けられた当り部で、本実施形態では、当り部32は短柱状の突起で、その外周面は円形である。もちろん、当り部32の形状は発明の目的を逸脱しない範囲内で、五角形、六角形等の多角形にし、又は半円弧状の突起に形成することも出来る。
回転体としての歯車体20は、例えば駆動源が駆動モータである場合にはどの程度の時間を駆動させれば良いのか、駆動モータの駆動力で駆動するツク係合体をどの位置まで移動或いは回転させれば良いのか、クラッチ機構を構成するクラッチ板、クラッチ歯車等のクラッチ回転体の切り替えをどの位置で行えば良いのか、錠箱内を直線運動する摺動体に対して係合する回転体をどの位置で停止させれば良いのか、回転体を左右に回転させる場合はどの位置を起点とすれば良いか等、制御部6側から制御される被制御部材を何に求めるか、という視点から必要なもので、本実施形態では、特に図示しないが、例えば施錠状態から連続解錠モードに切り換える場合、その逆の場合、別の観点から完全施錠状態又は完全解錠状態を確認するために採用している。
なお、回転体の一例としての歯車体20は、検出装置Yの一部を構成する部材のみならず、駆動モータ10の駆動力を直接又は間接的に他の部材に伝達するための動力伝達手段11の一部を構成するように構成しても良いが、本実施形態では、発明の技術的思想を明確にするために、検出装置Yの一部を構成する部材として概念的に図示している。
次に、第1・第2の各フォトセンサー21、26は、例えば図2で示すように、錠箱4内の上部に位置するプリント基板8と錠箱4内の下部に位置するデッド14と間で、かつ錠箱4のフロント板4a寄りよりの部位に縦長状のセンサー基板35を介して上下方向に併設されている。センサー基板35は、本実施形態では、電気錠制御用プリント基板8の下端部側に別体として錠箱4の一側内壁面に固定されているが、もちろん、プリント基板8と一体的に設けても良い。これら第1フォトセンサー21(第2フォトセンサー26も同様)は、例えば図4で示すように、発光側(LED)の側壁部21aと、該発光側の側壁部に所定間隙aを有して対向する受光側(フォトトランジスタ)の側壁部21bとを有している。なお、説明の便宜上、第2フォトセンサー26にも同様の符号(側壁部26a、26b、間隙a)を付して重複する説明を省略する。
次に、第1スイッチ片23は、その中間部寄りの部位が固定軸36を介して揺動自在に軸支されている。しかして、第1スイッチ片23は、「テコの原理」を応用したものであり、例えば図5の固定軸36を基準にすると、上側の人差し指状に延びた長片部分23aの先端部は、第1フォトセンサー21の発光側(LED)と受光側(フォトトランジスタ)に対して、互いを遮蔽するように接近乃至遮蔽状態を解消するように離れることが可能であり、一方、下側の子指状の短片部分23bの下端部(後端部)は、前述したデッド14の突出状押圧部分18に係脱可能である。
ところで、第1スイッチ片23は、本実施形態では、テコ式スイッチ片23の膨出状中間部寄りの部位23cには、前述した固定軸36用の軸孔が形成されている。また、長片部分23aの先端部には、そのややは幅広の下端部がフォトセンサー21の所定間隙aに入り込み乃至出たりすることができる細長状の遮蔽突片38が一体的に設けられている。そして、該細長状の遮蔽突片38の上端部には、長片部分23aに直交して水平方向に延在する棒状のバネ端支持部39が形成されている。
次に、第1スイッチ片23用バネ部材、すなわち、テコ式スイッチ片23を所定方向へ付勢する付勢バネ24は、その中央部分24aが錠箱内の固定支軸41に巻装され、一端部24bは錠箱内の支持ピン42に支持され、他端部24cは前述の棒状バネ端支持部39に圧接している。付言すると、本実施形態では、付勢バネ24はテコ式スイッチ片23の長片部分の先端部の遮蔽突片38がフォトセンサー21から離れる方向へと付勢している。なお、特に図示しないが、付勢バネ24の付勢方向を逆方向にし、第1スイッチ片23の短片部分23bの下端部とデッド14の突出状押圧部分18との係合位置を設計変更しても良い。このような実施形態の場合には、デッド14が完全施錠位置へと突出した場合には、第1スイッチ片23の長片部分23aの先端部は第1フォトセンサー21から離れる(図2とは逆の態様)。
次に、図6を参照にして、第2スイッチ片25、第2フォトセンサー26、第2付勢バネ27を説明する。なお、説明の便宜上、第2の構成部材(スイッチ片25、フォトセンサー26、付勢バネ27)の構成に関しては、第2スイッチ片25がテコ式か否かを除き略同一なので、ここでは、第1の構成部材(フォトセンサー21、スイッチ片23、付勢バネ24)と同様の符号を付して簡単に説明する。
しかして、第2スイッチ片25は、図面上、下端部に相当する基端部25bに軸孔を有し、該基端部25bから先端部側の上端部25aまでストレートに延びている。上端部25aには第1スイッチ片23と同様に細長状の遮蔽突片38と棒状のバネ端支持部39がそれぞれ設けられている。第2フォトセンサー26は、第1フォトセンサー21と同様に、側壁部26a、側壁部26b、間隙aがそれぞれ存在する。第2付勢バネ27も第1付勢バネ24と同様に、その中央部分27aが錠箱内の固定支軸41Aに巻装され、一端部27bは錠箱内の支持ピン42Aに支持され、他端部27cは前述の棒状バネ端支持部39Aに圧接している。そして、歯車体20の周端部の小突起状当り部32は前記第2スイッチ片25の腕状に延びる右側面(背面)25cに対して摺接状態に係脱可能である。
なお、特に図示しないが、この第2付勢バネ27の付勢方向についても、第1付勢バネ24と同様に逆方向にし、第2スイッチ片25の腕状側壁(正面側)25dに歯車体20の周端部の小突起状当り部32が摺接係合するように、互いの係合位置を設計変更しても良い。このような実施形態の場合には、歯車体20が所定位置まで回転した場合には、第2スイッチ片25の先端部38Aは第2フォトセンサー26から離れる(図2とは逆の態様)。
(5)作用
図7は解錠状態から施錠状態になった場合の概略説明図で、一方、図8は施錠状態から解錠状態になった場合の概略説明図である。本実施形態では、図7で示すように、施錠時、駆動モータ10の駆動力でもってダルマ13が矢印A方向(時計方向)へ回転すると、デッド14が完全に突出し、その際、第1スイッチ片23の短片部分23bの下端部がデッド14の突出状押圧部分18に押圧されるので、該第1スイッチ片23は固定軸36を支点にして所要量回転し、第1スイッチ片23の先端部38は、第1付勢バネ24のバネ力に抗して第1フォトセンサー21に対にして遮蔽状態に接近する。したがって、解錠時の場合には、前記と逆の態様となり、ダルマ13は矢印B方向(反時計方向)へ回転し、第1スイッチ片23の先端部38は、第1フォトセンサー21から離れて遮蔽状態が解消する。
一方、施錠時、駆動モータ10の駆動力でもって動力伝達手段11を介して回転体20が所要量回転すると、第2スイッチ片25の右側面(背面)25cが歯車体20の小突起状当り部32に押されるので、該第2スイッチ片25の先端部38Aは、第2付勢バネ27のバネ力に抗して第2フォトセンサー26に対にして遮蔽状態に接近する。したがって、解錠時の場合には、前記と逆の態様となる。このようにして、第1・第2の各フォトセンサー21、26は、「ON」、「OFF」の状態信号を検知することができる。
実施形態
この欄では、本発明の第2実施形態を説明する。図9乃至図20は第2実施形態の各説明図である。この第2実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、次の通りである。すなわち、(a)動力源として、駆動モータ10の他に「駆動バネ70」を加味した点、(b)施錠時、デッド14Aは前記駆動バネ70のバネ力によって回転するダルマを介して施錠位置へと移動する点、(c)検出装置Y1の第2スイッチ片25Aは、第1実施形態の第1スイッチ片23と同様にテコ式スイッチ片である点、(d)デッド14Aとは別個に直線運動する摺動体51を設け、該摺動体51はクラッチ機能を有する回転体20Aに噛合しかつ案内手段を介して施錠位置から解錠位置へ及び解錠位置から施錠位置へと往復動可能である点、(e)該摺動体51は錠箱4A内の駆動バネ70のバネ力によって回転するダルマ13Aを介して施錠位置へと移動した時に、検出装置Y1の第1スイッチ片23Aを所要量回転させることができる点、付言すると、第1実施形態と同様の第1フォトセンサー21はデッドの移動に起因して信号を検知するのではなく、デッド14Aとは別個の直線運動をする摺動体51の位置変位に起因して信号を検知する点、(f)摺動体51は駆動モータ10の駆動力によって解錠位置へと戻ることができる点、(g)回転体20Aは動力伝機構11Aの一部を構成している点、(h)回転体20Aの当り部分32と係脱するロック解除用の従動小片91を軸支した点、(i)摺動体51を解錠位置に保持することができる摺動体用のストッパー61を設けた点、(j)該摺動体用のストッパー61は駆動モータ10の駆動力で回転する回転体20Aの当り部分32を介して回転し、摺動体51に対するストッパーの状態を解消させる点、(k)その他、回転体20Aの当り部分32はクラッチ機構のクラッチピンを兼用している点、ダルマ13Aとデッド14Aが駆動リンクや作動リンクで連結されている点等である。
上記(a)乃至(k)の新規事項に於いて、この第2実施形態は、「錠箱4A内に駆動モータ10の駆動力で回転する回転体20Aを設け、また、該回転体20Aに噛合しかつ案内手段を介して直線運動する摺動体51を設け、検出装置Y1は、前記摺動体51のクラッチピン兼用の押圧部分32に押されて所定量回転するように前記錠箱4Aに固定軸36を介して軸支され、かつ錠前の施・解錠状態を検出するための第1スイッチ片23Aと、前記回転体20Aの当り部分32に押されて所定量回転するように前記固定軸36を介して軸支され、かつ該回転体20Aの回転位置を検出するための第2スイッチ片25Aを含み、前記第1スイッチ片23Aの先端部38は、前記摺動体51が錠箱4A内に配設された駆動バネ70のバネ力によって回転するダルマ13Aを介して施錠位置へと移動した時に、前記錠箱4A内の第1フォトセンサー21に対にして遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消し、一方、前記第2スイッチ片25Aの先端部38Aは、前記回転体20Aが駆動モータ10の駆動力に基づいて回転した時に、前記錠箱4A内の第2フォトセンサー26にして遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消する点」に特徴がある。
また、回転体20Aとしての歯車体は、検出装置Y1の一部を構成する部材のみならず、駆動モータ10の駆動力を摺動体51に伝達するための動力伝達手段11Aの一部を構成している点も特徴事項である。以下、第2実施形態を詳細に説明するが、第1実施形態と同一構成には同一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。
図10は施錠状態の概略説明図、一方、図11は解錠状態の概略説明図であるが、これらの図面には、図17で示す要部(例えば)を省略してある。この第2実施例形態の電気錠X1の構成は非常に複雑なので、判り易くするために、図10及び図11では、摺動体用のストッパレバー(ストッパー)61等を省略した。
まず該電気錠X1は、錠箱4A内に、制御部6からの施錠信号に基づいて電気的に起動する駆動モータ10と、該駆動モータの駆動力によって回転する動力伝達手段(複数の歯車)11Aと、この動力伝達歯車の伝動力によって回転する摺動体51を解除位置に保持するストッパレバー61のロックを解くためのロック解除用回転体(従動小片)91と、このロック解除用回転体と係合する前記ストッパレバー61及び該ストッパレバーに係止される前記摺動体51と、前記摺動体を構成するラック51Aと噛合するダルマ13Aと、前記錠箱側に一端部が取付けられ、一方、他端部がダルマ側に取付けられた動力源の付勢手段(駆動バネ)70と、前記ダルマに押し出されるデッド14Aとをそれぞれ備え、施錠時、前記駆動モータ10が起動すると、前記ロック解除用回転体91が施錠方向に回転して前記ストッパレバー61の摺動体51に対する係止を解き、以後、前記ダルマ13Aは、前記付勢手段70の付勢力により自動的に施錠方向へと回動して、前記デッド14Aは錠箱4Aから完全突出する。
そして、前記ダルマ13Aには、該ダルマに連動するように不番の作動アームの上端部が枢支され、一方、該作動アームの下端部には、錠箱側に設けられた案内切欠部75に直接又は間接的な案内される横杆状のデッド用ストッパー76を取付け、該デッド用ストッパー76は、デッド14Aが付勢手段70の付勢力によって完全に突出した施錠時には、前記案内切欠部75に案内されてデッド14Aの後端面をロックする。また、前記付勢手段70は、不番の捩じりコイルバネと、該捩じりコイルバネの螺旋状中央部を横柱で支持する不番の可動バネガイドとから成る。
次に、図12は電気錠X1の検出装置Y1を示す図4と同様の概念図である。図4と図12を比較すると明らかなように、該摺動体51は、駆動バネ70のバネ力によって回転するダルマ13Aを介して解錠位置から施錠位置へと移動した時に、第1スイッチ片23Aの先端部38が第1フォトセンサー35に対にして遮蔽状態に接近する(第1実施形態の場合と同様)。したがって、この実施形態では、摺動体51が施錠位置から解錠位置へと戻った時には、前記遮蔽状態が解消する。
また、第1スイッチ片23Aと略同一のテコ式第2スイッチ片25Aは、第1実施形態と同様に回転体20Aの当り部分32を介して所要量回転し、その先端部38Aが第2フォトセンサー26に対にして遮蔽状態に接近する(この点も第1実施形態の場合と同様)。したがって、回転体20Aの当り部分32がテコ式第2スイッチ片25Aの短片部分25bから離れた場合には、前記遮蔽状態が解消する。
図12では説明の便宜上、摺動体51のラック51Aと回転体20Aを左右に分離して示してあるが、摺動体51のラック51Aは回転体20Aに噛合し、かつ図示しない案内手段を介して施錠位置から解錠位置へ及び解錠位置から施錠位置へと往復動可能である。また図16で示すように、回転体20Aと摺動体51の背面に設けた係合部分と係合しており、回転体20Aが回転すると、解錠位置(図11で示す位置)に戻ることができる。
次に、図14は解錠状態から施錠状態になった場合の概略説明図、一方、図15は施錠状態から解錠状態になった場合の概略説明図で、各スイッチ片23A、25Aの作動態様の一例を示す。この第2実施形態の検知装置Y1も第1実施形態のそれと同じく、直線移動する摺動体51を利用して電気錠の施・解錠状態を検知し、また同時或いは異時に回転 体20Aの回転位置の状態を検知する。
次に図16は、摺動体と回転体の係合関係を示す説明図である。また図17はストッパレバー61と摺動体51を構成するラック51Aとの係止状態等を示す概略説明図である。また図19は、回転体20Aとストッパレバー61と解除用従動小片91と関係を示す概略説明図である。そして、図20は駆動モータ10の駆動力により作動する動力伝達手段11Aを介して回転体20Aが矢印A方向へと回転し、やがて、その係止解除用小突起93が解除用従動小片91を矢印B方向へ押圧し、さらに前記係止解除用小突起93を介してストッパレバー61を矢印C方向へと押圧し(図19参照)、摺動体用ストッパレバー61の係止を解除する時の説明図である。
ここで、図20を参照にして動力伝達手段11Aの構成を説明する。駆動モータ10の出力軸には駆動歯車(傘歯車)87が一体的に取付けられ、該駆動歯車87と回転体(従動歯車)20Aの間には、減速機構を構成する動力伝達歯車が配設されている。動力伝達歯車は、例えば駆動歯車87側に噛合する第1歯車88と、回転体20A側に噛合する第2歯車89とから成る。
また、図18及び図19を参照にして解除用従動小片91の構成を説明する。従動小片91は錠箱4Aのフロント板4a付近に軸支されている。この従動小片91は、回転体20Aの一側面(正面)の縁部に対向するように固定軸92に軸支された第1係合爪91aと、回転体20Aの他側面(背面)の縁部に対向するように前記固定軸92に軸支された第2係合片91bとから成り、前記第1係合爪91aの係合端部は、ストッパレバー61の受け部分62に対して押圧状態に係合することができるように任意形状(例えば親指と人差し指の指先状)に形成され、一方、前記第2係合片91bは、回転体20Aの他側面(背面)の縁部に突設された係止解除用小突起93と係脱することができるように任意形状(例えば細長板片)に形成されている。
しかして、図19で示すように回転体20Aの上側に位置する鉤状第1係合爪91aとその下側にバー状第2係合片91bの各基端部は、共に固定軸92を同軸にして一体的に軸支され、該固定軸92を介して同方向へ一緒に回転する。付言すると、図20で示すように、回転体20Aが矢印方向Aへ回転すると、第2係合片91bは、その自由端部が位置変位する係止解除用小突起93に押圧され、矢印B方向へ回転するので、ストッパレバーの受け部分62が矢印C方向へと持ち上げられ、その結果、ストッパレバー61の第2係合腕63の先端部が摺動体51のスライダ板51Aの係合部(例えば第1案内突起部材)52から外れる。
ところで、この第2実施形態では、回転体の一側面(正面)の縁部に設けられた当り部分32は「クラッチピン」の機能を兼用しており、該当り部分(クラッチピン)32は、摺動体に縦又は斜め方向にバー状に突設された被係合部55に係脱可能である。なお、図18に於いて、符号53はスライダ板51Aに設けられた第2案内突起部材であり、その余のストッパレバー61等の細部的事項の説明は割愛する。
上記のように構成しても、発明の所期の目的を達成することができる。
第2実施形態の摺動体51は、望ましくは錠箱4Aのフロント板4aの内面と錠箱4Aの後壁内面の間を、傾斜案内長孔を有するガイド板を介して傾方向に往復運動をする。このように構成すると、縦長の錠箱4Aの内部空間を有効的に活用することができる。
またストッパレバー61は、ストッパレバー用のバネ部材のバネ力によって摺動体51を係止する方向へと回転するが、もちろん、バネ部材のバネ力に代えて、磁性体の反発力により摺動体51を係止する方向へと回転するように構成することもできる。磁性体の極性に基づく反発力を利用する場合には、錠箱4Aの適宜箇所とストッパレバー61の適宜箇所にそれぞれ磁性体が設けられる。
さらに、第2実施形態の摺動体51は、望ましくはストッパレバー61の先端部と係脱するロック部材を有するスライダ板51Bと、このスライダ板51Bに係合部を介して共働するように組み合わせられ、かつダルマ13Aのセクターギアと噛合するラックを有するラック板51Aと、このラック板51Aのバネ受け部と前記スライダ板のバネ受け部との間に組み込まれたラック板用復帰バネとから成る。
加えて、特に図示しないが、ダルマ10Aの回動運動をデッド14Aの往復運動に変換する事項も、駆動リンク等に代えて、第1実施形態と同様に一本の駆動腕(半径外方向に延伸する作動カム)にすることもできる。
錠前や建具の分野で利用される。
X、X1…電気錠、Y、Y1…検出装置、1…戸枠、2…受け具、3…扉、4、4A…錠箱、6…制御部、8…電気錠制御用プリント基板、9…開口、10…駆動源としての駆動モータ、11、11A…動力伝達手段、13、13A…ダルマ、14、14A…デッドボルト(デッド)、18…デッドボルトの当り部分、20、20A…回転体(歯車体)、21…第1フォトセンサー、21a、26a…発光側の側壁部、21b、26b…受光側の側壁部、a…所定間隙、23、23A…第1スイッチ片(テコ式揺動片)、23a…長片部分、23b…短片部分、23c…中間部寄りの部位、24…第1スイッチ片用復帰バネ、25、25A…第2スイッチ片(揺動片)、26…第2フォトセンサー、31…歯車体の中心軸、32…回転体の当り部分、35…センサー基板、36…固定軸(支軸)、38、38A…遮蔽突片、39、39A…バネ端支持部、41、41A…固定支軸、42、42A…支持ピン、51…摺動体、51A…摺動部材のラック板、51B…スライダ板、61…摺動部材用ストッパレバー、70…駆動源としての駆動バネ(付勢手段)、91…従動小片。

Claims (5)

  1. 長尺状錠箱に内装された駆動モータと、この駆動モータの駆動力によって作動する動力伝達手段と、この動力伝達手段によって回転するダルマと、このダルマの回転を介して往復動するデットボルトと、錠前の状態信号を検出する検出装置を備えた電気錠に於いて、
    前記錠箱に駆動モータの駆動力で回転する回転体を設け、また前記検出装置は、前記デットボルトの押圧部分に押されて所定量回転するように一つの固定軸を介して軸支されかつ前記デットボルトの直線移動した位置状態を検出するテコ式の第1スイッチ片と、前記回転体の当り部分に押されて所定量回転するように前記一つの固定軸を介して扉の厚さ方向に併設状態に軸支され、かつ該回転体の回転位置を検出する第2スイッチ片を含み、
    前記第1スイッチ片の先端部は、前記デッドボルトが前記駆動モータの駆動力に基づいて移動した時に、前記錠箱内に配設された第1フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消し、一方、前記第2スイッチ片の先端部は、前記回転体が前記駆動モータの駆動力に基づいて回転した時に、前記錠箱内に配設された第2フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消する電気錠。
  2. 請求項1に於いて、テコ式の第1スイッチ片は、その長片部分の先端が第1フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近乃至離れて該遮蔽状態を解消し、一方、その短片部分の端部が前記押圧部分と係脱するように中間部寄りの部位が軸支されていることを特徴とする電気錠。
  3. 長尺状錠箱に内装された駆動モータと、この駆動モータの駆動力によって作動する動力伝達手段と、この動力伝達手段によって回転するダルマと、このダルマの回転を介して往復動するデットボルトと、錠前の状態信号を検出する検出装置を備えた電気錠に於いて、
    前記錠箱に駆動モータの駆動力で回転する回転体を設け、また、該回転体に噛合しかつ案内手段を介して直線運動する摺動体を設け、前記検出装置は、前記摺動体の押圧部分に押されて所定量回転するように前記錠箱に一つの固定軸を介して軸支され、かつ前記摺動体の直線移動した位置状態を検出する第1スイッチ片と、前記回転体の当り部分に押されて所定量回転するように前記一つの固定軸を介して扉の厚さ方向に併設状態に軸支され、かつ該回転体の回転位置を検出する第2スイッチ片とを含み、
    前記第1スイッチ片の先端部は、前記摺動体が錠箱内に配設された駆動バネのバネ力によって回転するダルマを介して施錠位置へと移動した時に、前記錠箱内に配設された第1フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消し、一方、前記第2スイッチ片の先端部は、前記回転体が前記駆動モータの駆動力に基づいて回転した時に、前記錠箱内に配設された第2フォトセンサーの信号を検出する発光側の側壁部と受光側の側壁部に遮蔽状態に接近或いは離れて該遮蔽状態を解消する電気錠。
  4. 請求項1又は請求項3に於いて、検出装置は、第1スイッチ片と第2スイッチ片の各先端が、対応する第1フォトセンサーと第2フォトセンサーからそれぞれ離れる方向へ付勢する第1付勢バネと第2付勢バネを含むことを特徴とする電気錠。
  5. 請求項3に於いて、回転体は歯車体であり、検出装置の一部を構成する部材のみならず、駆動モータの駆動力を摺動体に伝達するための動力伝達手段の一部を構成していることを特徴とする電気錠。
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