JP2006138129A - 車両用アウトサイドハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】 デザイン性に優れ、高級感にも富む照明状態を作り出すことができる、車両アウトサイドハンドル部における照明手段を提供する。
【解決手段】 凹部を有するパネルと、前記凹部の周縁側の一部を覆うように配置される把手部とを備える車両用アウトサイドハンドルにおいて、前記把手部の後方に配置される光源と反射面を備えた構成とする。光源の光は把手部とパネル凹部との間を通ってパネル凹部の中央側に取り出される。反射面はこの取り出された光を受光し、把手部の内側表面に向かう光を生成する。把手部の内側表面が光拡散反射面となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両用アウトサイドハンドルに関する。詳しくは、照明機能を備えた車両用アウトサイドハンドルに関する。
夜間等における視認性の向上を主な目的として、車両用アウトサイドハンドル部を照明ないし発光させることが行われている。これまでに提案されている方法は、ハンドル(把手部)自体を発光させる方法(例えば特許文献1を参照)、ハンドルの後方(パネル凹部表面)を発光(照明)させる方法(例えば特許文献2〜4を参照)に大別できる。後者については更に、光源の設置場所の異なる二つの方法、即ち、ハンドル内に光源が設置される方法と、ボディー(パネル)側に光源が設置される方法が提案されている。
特開2004−244990号公報 特開平3−125768号公報 特開2003−113680号公報 特開2003−113681号公報
上記方法の中でハンドル内に光源が設置される方法では、限られたスペース内に光源を配置しなければならず、光源の設置位置及び使用数について大きな制約を受ける。加えて、可動部であり、しかも外力を頻繁に受ける部材内に光源が設置されることから、外部衝撃に強く且つ長期に亘る安定駆動を確保できる特別の構造を採用することが要求される。ハンドル自体を発光させる方法においてはさらに、直接光を利用した照明態様となることから、高級感及びデザイン性に乏しいという問題もある。
一方、ボディー側に光源が設置される方法では、光源が目視されないようにカバー等を併用する必要があり、構造が複雑となることは勿論のこと、意匠性の低下をも引き起こす。
ここで、ハンドルの後方を発光させる方法では、意匠性の観点から、できるだけ発光輝度の均一化が望まれる。そこで、光照射面(ボディー側のパネル表面)に拡散処理を施すことで発光輝度の均一化を図ることが考えられる。しかしながらこのような構成を採用したとしても、ある程度の輝度の均一化は期待できるものの、点光源である光源の光が直接照射することに起因する明暗の差が現れる。
本発明は、以上の課題の中の少なくとも一つを解決すべく、以下の構成を提供する。即ち本発明は、
凹部を有するパネルと、
前記凹部の周縁側の一部を覆うように配置される把手部と、を備える車両用アウトサイドハンドルにおいて、
前記把手部の後方に配置される光源であって、その光が前記把手部と前記凹部との間を通って前記凹部の中央側に取り出される光源と、
取り出された前記光源の光を受光して前記把手部の内側表面に向かう光を生成する反射面と、を備え、且つ前記把手部の前記内側表面が光拡散反射性である、ことを特徴とする車両用アウトサイドハンドルである。
本発明の構成によれば、光源の光が、把手部とパネル凹部との間を介して凹部中央側へと取り出され、次いで反射面による反射作用を受ける。その結果生じた光が把手部の内側表面に照射する。そして、拡散反射面である把手部の内側表面によって拡散及び反射された光がパネル凹部に照射する。その結果、間接的に把手部が照明される。このように、把手部の内側表面によって拡散作用を受けた光、即ち輝度の均一化が促された光がパネル凹部に照射することから、意匠性の高い照明態様となる。しかも、反射面及び把手部内側表面を介した光が照明に利用されることから、直接光による場合のはっきり(くっきり)とした光ではなく、やわらかな光による、高級感に富んだ照明態様が創出される。
一方、本発明の構成では光源が把手部内ではなくボディー側に取り付けられることになるから、把手部に光源を内蔵する場合に生ずる種々の問題(光源の設置位置や使用数の制約、構造上の問題)が解消される。
さらに、光源が把手部の後方に配置されることから、専用のカバー等を用いなくとも光源が目視されることがない。従って、構造が簡略なものとなり、また意匠性の面でも有利となる。
以下、本発明の構成要素を詳しく説明する。
(パネル)
本発明の車両用アウトサイドハンドルでは、凹部を有するパネルが用いられる。凹部の具体的な形状は特に限定されない。通常、凹部の形状は車両デザインを考慮して設計される。凹部の形状の例として、平面視形状が略楕円形、矩形等を挙げることができる。ここでのパネルは、車両ボディーパネルと別体として、又は車両パネルの一部として構成される。
パネルの凹部には最終的に光が照射し、これによって間接的に把手部が照明される。そこで、パネル凹部表面を光拡散性(光拡散面)にすることが好ましい。かかる構成によれば、パネル凹部表面における拡散効果によって、輝度が一層均一化された光による間接照明が行われる。即ち、輝度ムラの一層の低減が図られる。また、凹部に照射する光が拡散されることなく反射された場合に発生するぎらつき感を効果的に低減できる。光拡散面は例えば、ブラスト処理や、拡散剤含有の塗料の塗布等によって形成される。
本発明の一態様では、パネルの凹部に光透過孔が設けられる。光透過孔は把手部の後方(車両内方向)の位置に形成される。これによって、光透過孔が直接目視されることを防止できる。凹部に貫通孔を設け、これを光透過孔とすることができる。或いは、このような貫通孔に光透過性材料(例えば光透過性樹脂、ガラス)を充填したものを光透過孔としてもよい。光透過孔の大きさ及び位置の設定においては、光源の光を十分に透過できるものであること、及び最終的な照明位置などを考慮することが好ましい。また、意図しない光の漏洩が発生しないように、光透過孔の大きさ及び位置を設計することが好ましい。
(把手部)
把手部(ハンドル)は、上記パネル凹部の周縁側の一部を覆うように配置される。例えば、パネル凹部の上端部分、左端部分、又は右端部分に把手部が取り付けられる。把手部は、所定距離を回動可能な状態で、その一端側でパネル(又は車両ボディー等)に固定される。本発明では、把手部の内側表面(裏面)が光拡散反射性(光拡散反射面)である。例えば、鏡面処理(例えば金属メッキ)が施された表面に拡散剤を含む透明樹脂層を形成することによって光拡散反射面を構成することができる。光拡散反射面を形成する場合の他の方法として、まず粗面処理(研磨処理など)をし、その後、表面が平坦にならない範囲で金属メッキを施す方法(結果的に金属メッキが施された粗面となる)を挙げることができる。
把手部の内側表面の実質的に全体を光拡散反射面とすることが好ましい。これによって、把手部の内側表面における光のロスを極力低減できる。
(光源)
光源は特に限定されるものではなく、LED、バルブ等を用いることができる。中でもLEDを採用することが好ましい。LEDは小型であるため装置の小型化を図れるからである。また、発熱量が小さく、周囲の部材への熱の影響を少なくすることができるといった利点も有する。さらには、駆動電力が小さく、また長寿命であるといった利点も有する。LEDの種類は特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のタイプのLEDを採用できる。小型化の観点から言えばチップ型LEDを採用することが好ましい。
光源の色は任意に選択できる。複数の光源を用い、これらを制御することにより発光色を変化させることも可能である。例えば、赤、緑、青の各色の発光素子を一つの基板上にマウントしたLEDを用い、各発光素子の発光態様を制御すれば、所望の色を発光させることができる。
光源は把手部の後方(車両内方向)に配置される。光源用の光透過孔をパネル凹部に形成した場合には、光透過孔の後方に光源が配置されることとなる。
光源の光が、把手部とパネル凹部との間を介してパネル凹部の中央側へ取り出されるように、光源の向き(光軸方向)が調整される。より多くの光が上記のように取り出せるように光源を設置することが好ましい。高い照明効果を得るためである。具体的には例えば光軸方向に後述の反射面が位置するようにLEDを配置することによって光の利用効率を高めることができる。
(反射面)
本発明では、パネルの凹部中央側へと取り出された光源の光を受光する反射面が備えられる。反射面は受光した光を把手部の内側表面方向へと反射する。このような反射作用が得られる限り、反射面の形状や位置などは特に限定されない。反射面を独立した部材として設けてもよく、或いはパネルの凹部の一部を反射面として利用してもよい。具体的には例えば、把手部の長手軸に略沿って連続する段差面をパネルの凹部に設け、この段差面に反射性を付与して反射面とする。かかる構成によれば、別途反射面を用意する必要がなく、より簡易な構造となる。
反射面は常法(例えば、鏡面塗装、研磨剤による鏡面処理など)で形成できる。
ここでの反射面として、反射作用に加えて拡散作用を有する面、即ち光拡散反射面を採用することが好ましい。かかる構成によれば、反射面における反射の際にも拡散作用が奏されることとなり、最終的な照明光の輝度がより一層均一化される。光拡散反射面は例えば、鏡面処理が施された表面に拡散剤を含む透明樹脂層を形成することによって調製することができる。
(光漏洩防止部材)
本発明の好ましい一態様では、意図しない光の漏洩を防止する部材(光漏洩防止部材)を使用する。光漏洩防止部材は、上記光源に起因する光が、把手部とパネル凹部との間隙を通ってパネル凹部周縁側へと漏洩することを防止する。つまり、光漏洩防止部材は、一部の光を遮断することで、光源の光が意図した側(即ちパネル凹部の中央側)からのみ取り出されるようにする。この光漏洩防止手段によって、把手部の周囲から光が漏洩して意匠性が低下することを防止できる。例えば、把手部とパネル凹部との間隙内に、把手部の動作を妨げない範囲で遮光板を設けたり、把手部の一部及び/又はパネルの一部に突起部を設けたりすることによって、このような光漏洩防止効果を得ることができる。
(遮光部材)
本発明の一態様では、更に遮光部材が備えられる。ここでの遮光部材は把手部の後方(車両内方向)に配置され、そして把手部が車両外方向に回動する動作に連動して、パネル凹部に設けられた光透過孔を覆う位置まで移動する。この遮光部材の使用によって、把手部が車両外方向に回動したときに光源の光が直接外部に照射することを防止できる。本発明の車両用アウトサイドハンドルでは、把手部が定位置にあるときに光源の光の一部は把手部に遮断され、原則として外部を直接照射しないが、把手部が回動することに伴い、把手部による遮断が解除される。そこで遮光部材を利用して光を遮断し、意図しない光の外部照射を防止する。このように遮光部材の利用によって、把手部が回動したときにおける外部への光の漏出を防止できる。
遮光部材を使用する代わりに、回動したときにも光源の光を効果的に遮断することが可能な構成の把手部を採用することによって、上記と同様の効果を得ることも可能である。但しこの場合には把手部がデザイン上の制約を受けることとなり、意匠性が低下するおそれがある。また、より確実に光の漏洩を防止するためにも、遮光部材を使用することが好ましい。
本発明の実施例を図1及び図2に示す。図1は、本発明を適用した自動車のアウトサイドハンドル部1の平面図である。図2は、図1におけるA−A線断面図であり、aはハンドル(把手部)が定位置にある状態を表し、bはハンドルが引き上げられた状態(ドア開時)を表す。
本実施例のアウトサイドハンドル部1はパネル10と、ハンドル20と、LED30とを備えて構成される。パネル10は、概ねその中心に近づくに従って深くなるように、曲面で構成された凹部11を備える。凹部11の垂直方向のほぼ中央には、横方向に連続する段差面12が形成されており、当該段差面12によって凹部11の上部が一段下がった状態となっている。この段差面12の表面と、それよりも上方の凹部表面には鏡面塗装(例えば金属メッキ)が施されている。その結果、これらの表面は高い光反射性を有する。一方、段差面12よりも下方の凹部表面には拡散処理(例えば艶消し塗装)が施されている。その結果、当該凹部表面では高い光拡散効果が得られる。尚、本実施例ではパネル10を車両ボディーパネル40と別体として構成したが、車両ボディーパネル40の一部に上記のごとき凹部を設けてアウトサイドハンドル部を構成してもよい。
パネル凹部11の上端には凸部13が形成されている。この凸部13は、ハンドル20の凹部側に形成された同様の凸部25(後述)と協同して、LED30の光が凹部11とハンドル20との間を通って上方及び側方から漏出することを防止する。即ち、遮光機能(光漏洩防止機能)を発揮する。
パネル凹部11には、ハンドル20の後方に位置するように水平方向で中央、且つ垂直方向で上端から約1/3の位置に貫通孔17が設けられている。本実施例では平面視形状が円の貫通孔17を採用したが、貫通孔の形状はこれに限定されるものではない。例えば平面視形状が矩形、楕円などの貫通孔を採用してもよい。また、平面視形状が直線状(例えば水平方向に長い長方形)となる貫通孔を設けてもよい。貫通孔17内に光透過性材料(例えば透明樹脂)を充填してもよい。光透過性材料として有色のものを用いれば、貫通孔を通過する光の色を変換することができる。
貫通孔17の後方にはLED30が備えられる。本実施例では砲弾型、白色発光のLED30を使用している。LED30は、その光軸がパネル凹部11の下端の少し上を通るようにその位置、及び角度が調整されている(図2bを参照)。尚、ハンドル20が定位置にあるときにはLED30の光軸方向にハンドル20の車両内側下端23が位置する(図2aを参照)。本実施例ではLEDを1個使用したが、複数のLEDを使用してもよい。その場合には異なる発光色のLEDを組み合わせてもよい。また、使用するLEDのタイプ(例えば砲弾型、SMD(表面実装)型など)も特に限定されるものではない。
尚、LEDはドアロックの解除と連動して点灯する。
ハンドル20は、パネル凹部11の上縁部を覆うように取り付けられる。ハンドル20は上端部を軸にして一定距離を車両外方向に回動可能な状態でパネル10に固定されている。ハンドル20は断面が略くの字形状である。ハンドル20の上端近くにおいてパネル凹部側には凸部25が形成されている。この凸部25は、上述のように、パネル凹部11の上端部に形成された同様の凸部13とともに遮光機能を発揮する。ハンドルの内側表面21は全体に亘って光拡散反射面となっている。具体的には金属メッキをした後、更に拡散剤含有の透明樹脂による塗装が施されている。一方、パネルの凹部側表面14は光拡散性反射面となっている。
次に、以上の構成からなるアウトサイドハンドル部1の照明態様を説明する。まず、リモコンキーの操作でドアロックが解除されるとLED30がON状態となり、白色に発光する。LED30から放出された光はパネル凹部11の貫通孔17を通過し、その一部は凹部11の段差面12に照射する。上記のように段差面は高い反射性を有することから、照射光は高効率で反射されて、ハンドル20の内側表面21へ向かう光が生成する。一方、パネル凹部11の貫通孔17を通過した光の他の一部は、ハンドル20の車両内側下端23の表面に照射し、そこで反射される。その結果生じた光は、段差面12よりも上方のパネル凹部表面や段差面12による反射を経た後、その一部がハンドル20の内側表面(ハンドル20の車両外側の裏面)へと向かう。
以上のようにして生成した光はハンドル内側表面21に照射する。照射光はハンド内側表面21に対する入射角に応じて反射される。その結果生ずる反射光の一部は下方ないし斜め下方に進行し、パネル凹部11の下部領域14に直接照射する。一方で、反射光の他の一部は水平方向ないし斜め上方に反射された後、続いてハンドル内側表面21の他の領域による反射を経て(一部の光については、さらにハンドル内側表面21における反射を繰り返す)、最終的に下方又は斜め下方に放出され、パネル凹部11の下部領域14に照射する。
ここで、ハンドル内側表面21を拡散反射面としたことから、以上のような当該表面による反射作用に伴い、光の拡散作用が奏される。従って、ハンドル内側表面21による反射を介してパネル凹部11の下部領域14に照射する光は輝度が均一化されたものとなる。しかも、光が照射するパネル下部領域14の表面は光拡散性であるから、照射光はここにおいても拡散されることとなり、最終的に観察される光は輝度が高度に均一化されたものとなる。このように、本実施例のアウトサイドハンドル部1では、輝度ムラの非常に少ない光によってハンドル20が照明されることとなり、デザイン性に優れたものとなる。しかも間接照明であることから、やわらかな光による高い演出効果が得られる。
ここで、LED30の光のほとんどは斜め下方に放出されて上記の通りの照明に利用されるものの、LEDの光の一部がパネル凹部11とハンドル20との間を通って上方ないし側方へと進行するおそれがある。しかし、本実施例の構成では、パネル凹部11上端部の突起13と、ハンドル20の上端近くに形成された凸部25が遮光機能(光漏出防止機能)を発揮して、このような意図しない光を遮断する。これによって、ハンドル20の上方又は側方から光が漏出することによる、意匠性の低下を防止できる。
一方、図2bに示すように、ハンドル20が手前側に引き上げられた状態になると、LED30の光軸上からハンドル20がはずれる。その結果、LED30の光の中で光軸方向の部分は斜め下方に進行し、アウトサイドハンドル部1の斜め下方(外部)を照明する。このように、ハンドル20が回動したときには、LED30の光によって外部照明(足下照明)が行われる。そして所定時間経過した後、LED30は消灯する。このときLED30の輝度が次第に小さくなるように制御することもできる(フェードアウト効果)。尚、ハンドル30の操作に連動して消灯するようにLED30を点灯制御してもよい。
以上説明したように、本実施例のアウトサイドハンドル部1ではパネル段差面(反射面)12による反射作用、ハンドル内側表面21による反射及び拡散作用、さらにはパネル凹部11の下部領域14における拡散作用の結果、輝度ムラが極めて少なく、しかもやわらかな光による間接照明が行われる。即ち、照明効果に優れ、高級感にあふれた照明態様が実現される。また、ハンドル20の上方及び側方からの光の漏出が防止されることによって、ハンドル20の下方のパネル凹部11のみが発光するように観察され、デザイン性に優れた照明態様となる。さらには上記のごとき本発明に特有の構成によって、ハンドル20が定位置のときには勿論のこと、図2bに示すようにハンドル20が手前に回動したときにおいても操作者からLED30が目視されない。このように、専用の部材を使用しない簡略な構成であるにもかかわらず、LED30が観察されることを有効に防止できる。
次に本発明の他の実施例を、図3を参照しながら説明する。図3において上記実施例と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。尚、図3は、上記実施例の説明で使用した図2と同様に、アウトサイドハンドル部の中央付近における断面図である。
この実施例のアウトサイドハンドル部では、ハンドル20が引き上げられたときに、貫通孔17を遮蔽する部材(遮光板50)を使用する。遮光板50は不透光性材料(例えば黒色樹脂)からなり、平板形状を有する。遮光板50はスライド機構(図示せず)によって、ハンドル20の回動動作に連動してスライドする。具体的にはハンドル20が定位置にあるとき(図3a)は貫通孔17の車両内側斜め上方に位置し(定位置)、ハンドル20が回動するのと同時に斜め下方へとスライドして貫通孔17を覆う(図3b)。そして、ハンドル20が定位置に戻る動作に連動して今度は逆方向(斜め上方)にスライドし、定位置まで戻る。かかる遮光板50の動作によって、ハンドル20が引き上げられたときにはLED30の光が遮光板50で遮断され、照明が行われないこととなる。即ち、本実施例の構成では、ハンドル20が定位置にあるときには上記実施例と同様の照明効果が得られる一方で、ハンドル20が引き上げられたとき(即ちドアが開かれるとき)には照明されない。このように、本実施例では、アウトサイドハンドル部のみを照明し、足下照明は行わないという照明態様となる。
尚、遮光板50の移動用のスライド機構は周知のもの(機械式、電動式のいずれでもよい)を採用できる。また、遮光板50の材質、形状、大きさは、遮光板50に期待される作用、即ち貫通孔17を確実にカバーしてLED30の光を遮断するという作用が奏される限り特に限定されない。
本発明は、乗用車に限らず、トラックやバスなどの自動車に適用できる。また、電車などへもその利用が図られる。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
図1は本発明の実施例であるアウトサイドハンドル部を示す平面図である。 図2は、図1におけるA−A線断面図である。aはハンドル20が定位置にあるときの状態、bはハンドル20が引き上げられた状態をそれぞれ表す。 図3は、本発明の他の実施例であるアウトサイドハンドル部の断面図である。aはハンドル20が定位置にあるときの状態、bはハンドル20が引き上げられた状態をそれぞれ表す。
符号の説明
1 アウトサイドハンドル部
10 パネル
11 パネル凹部
12 段差面(反射面)
13、25 凸部
17 貫通孔
20 ハンドル(把手部)
21 ハンドルの内側表面
30 砲弾型白色LED
50 遮光板

Claims (8)

  1. 凹部を有するパネルと、
    前記凹部の周縁側の一部を覆うように配置される把手部と、を備える車両用アウトサイドハンドルにおいて、
    前記把手部の後方に配置される光源であって、その光が前記把手部と前記凹部との間を通って前記凹部の中央側に取り出される光源と、
    取り出された前記光源の光を受光して前記把手部の内側表面に向かう光を生成する反射面と、を備え、且つ前記把手部の前記内側表面が光拡散反射性である、
    ことを特徴とする車両用アウトサイドハンドル。
  2. 前記凹部において前記把手部の後方に光透過孔が形成されており、該光透過孔の後方に前記光源が配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アウトサイドハンドル。
  3. 前記凹部の表面が光拡散性である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用アウトサイドハンドル。
  4. 前記把手部と前記凹部との間隙を通って前記凹部周縁側へと前記光源に起因する光が漏洩することを防止する部材を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用アウトサイドハンドル。
  5. 前記把手部の長手軸に略沿って連続する段差面を前記凹部が備え、該段差面が前記反射面となる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用アウトサイドハンドル。
  6. 前記反射面が光拡散反射性である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用アウトサイドハンドル。
  7. 前記把手部の後方に配置される遮光部材であって、前記把手部が車両外方向に回動する動作に連動して、前記光透過孔を覆う位置まで移動する遮光部材を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用アウトサイドハンドル。
  8. 前記光源がLEDからなる、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両用アウトサイドハンドル。
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