JP2006049232A - 車両用灯具 - Google Patents

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    • F21S43/239Light guides characterised by the shape of the light guide plate-shaped

Abstract

【課題】 複数のランプを選択的に点灯した場合の外観上の見栄えの低下を防止したコンビネーションランプを提供する。
【解決手段】 複数のランプのうち一部のランプSL,TLを除く他のランプBUL,TSLの前面をBTインナーレンズ9で覆うとともに、当該一部のランプSL,TLの光源のLED62から出射される光をBTインナーレンズ9の内部に導光し、BTインナーレンズ9の前面から出射するように構成する。一部のランプTLを点灯したときには、点灯していない他のランプの領域をも明るく点灯した外観を呈することになり、点灯しないランプが要因となるコンビネーションランプの外観上の見栄えを改善する。
【選択図】 図2

Description

本発明は複数の灯具を一体化してコンビネーションランプとして構成した車両用灯具に関し、特に一部のランプの点灯時における外観の斬新性を図った車両用灯具に関するものである。
自動車のテールランプ等の車両用灯具として、複数のランプを一体的に構成したリアコンビネーションランプが用いられている。このリアコンビネーションランプは、ランプボディの内部を隔壁によって複数のランプ室に区画形成し、各ランプ室にそれぞれの光源を配設してそれぞれランプを構成している。このリアコンビネーションランプでは、一つのランプが点灯しているときには、当該ランプの光源から出射した光が隣接する他のランプにまで洩れ込むことがないように設計されているのが基本であり、テールランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプを一体化したリアコンビネーションランプにおいて、例えばテールランプを点灯しているときには、当該テールランプの光は少なくともバックアップランプやターンシグナルランプにまで洩れ込まないように構成している。そのため、このリアコンビネーションランプでは、最も点灯している時間が長いテールランプを点灯しているときに、バックアップランプやターンシグナルランプの領域が暗く見えることになり、明るいテールランプの中に暗いランプ領域が存在する状態となり、これがリアコンビネーションランプの外観上の見栄えが低下する原因になっている。
また、近年ではランプの光源としてバルブよりも消費電力が低い発光ダイオード(LED)が用いられることが多いが、LEDは発光強度分布が光軸に偏よるという指向性を有しているため、複数のLEDを配設したランプを点灯したときには、各LEDの近傍のみが点状に明るくなり、隣接するLED間の領域が暗くなり、明るさの均一化を図ることができず、この点でも外観上の見栄えが低下する原因になっている。そのため、前記したリアコンビネーションランプのテールランプの光源にLEDを採用した場合には、当該テールランプにおける配光むらと、他のランプが暗く見えることの各問題が重畳して極めて見栄えの低いものになってしまう。
このLEDを点灯したときの明るさのむらを解消するために、特許文献1では、LEDの前側にフレネルレンズを配設し、LEDの光を平行光束にすることでランプのレンズ面の明るさを均一化するという技術を提案している。また、特許文献2では、LEDの前側に光を光軸方向に導光する導光板を備える導光ユニットを灯室内に配設し、点灯時におけるLEDからの光の配向を制御することでLEDの前記した指向性にかかわらず特徴のある点灯状態を構築し、当該ランプによる他車への注意喚起力を高めている。
特開昭61−253703号公報 特開2003−141909号公報
特許文献1はLEDを光源とするランプの光の均一化を図る上では有効であり、特許文献2はLEDの配光を改善する上では有効であるが、いずれもLEDを光源とするランプの領域内での技術であり、複数のランプを一体化したコンビネーションランプのいずれかのランプの光源にLEDを使用した場合における前記問題を解消するものではない。また、特許文献1の技術はLEDの光軸に偏った指向性を考慮したものではないため、光軸近傍と周辺部との光強度差を完全に解消して光の均一化を期待することは難しい。
本発明の目的は複数のランプを選択的に点灯した場合の外観上の見栄えの低下を防止したコンビネーションランプ構成の車両用灯具を提供するものである。また、本発明の目的はLEDを光源としたときの配光むらを改善した車両用灯具を提供するものである。
本発明は、複数のランプを一体化してコンビネーションランプあって、複数のランプのうち一部のランプを除く他のランプの前面をインナーレンズで覆うとともに、当該一部のランプの光源から出射される光をインナーレンズの内部に導光し、インナーレンズの前面から出射するように構成したことを特徴とする。前記一部のランプの光源をLED(発光ダイオード)で構成する。また、前記一部のランプでは、LEDから出射した光を入射面から導入して出射面から出射する導光体を備えており、当該導光体はLEDから出射した光をそれぞれ導光する複数の導光板で構成され、複数の導光板は各出射面から出射される光量がそれぞれほぼ等しくなるようにLEDの光軸に配置した導光板の入射面の面積よりも、光軸を外れた領域に配置される導光板の入射面の面積を大きくした構成とする。
本発明によれば、一部のランプの光源の光を他のランプの前面を覆うインナーレンズに導光し、当該インナーレンズの表面から出射させることで、当該他のランプの前面領域をインナーレンズで明るく照明することが可能になる。そのため、一部のランプを点灯したときには、点灯していない他のランプの領域をも明るく点灯した外観を呈することになり、点灯しないランプが要因となるコンビネーションランプの外観上の見栄えの低下を防止する。また、本発明によれば、LEDから出射した光を複数の導光板に対してほぼ等しい光量で導光させることが可能になり、各導光板から出射される光の明るさを均一化し、配光むらを解消して外観上の見栄えを改善する。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車の右側リアコンビネーションランプに適用した実施例の正面図、図2はそのA−A線断面図、図3はB−B線断面図である。ランプボディ1と、その前面開口に取着されたクリアーな樹脂からなるアウターレンズ2とでランプ室3が形成されている。このランプ室3は全体がテールランプTLとして構成されており、このテールランプTL内にストップランプSL、バックアップランプBUL、ターンシグナルランプTSLがそれぞれ区画形成された構成となっている。すなわち、図4はアウターレンズ2を除いた概略構成の部分分解斜視図であり、図4を併せて参照すると、前記ランプ室3内の正面から見て左側の領域には上下の全域にわたってストップランプSLが構成されている。また、その右隣には縦長の楕円形をしたバックアップランプBULが構成され、さらにその右隣の前記ランプ室3内の最も右側領域には縦長の楕円形をしたターンシグナルランプTSLが構成されている。前記ランプボディ1の内面はアルミニウムの蒸着あるいは塗装が施され、その一部で後述する各リフレクタ部が形成される。
前記バックアップランプBUL及びターンシグナルランプTSLはそれぞれ前記ランプボディ1の内面を背面方向に曲面状に凹設してそれぞれのランプのリフレクタ部、すなわちバックアップランプリフレクタ部101、ターンシグナルランプリフレクタ部102が形成されており、各リフレクタ部101,102の背面にはそれぞれバルブ挿通穴111,112が開口されている。また、前記ランプボディ1の背面にはバックプレート4が配設されており、前記ランプボディ1の背面に突出形成されたランス(フック)11に嵌合することにより取着される。前記バックプレート4には2つのバルブソケット401,402が並んで形成されており、これらのバルブソケット401,402にはそれぞれ光源としてのバックアップバルブ51、ターンシグナルバルブ52が取着され、各ランプの背面の前記バルブ挿通穴111,112を通して各リフレクタ部101,102内に配設されている。
一方、前記ストップランプSLは前記ランプボディ1の内面の左側領域にストップランプリフレクタ部103が形成されるとともに、このリフレクタ部103の一部に設けられた背面方向の凹部104内にはLED構体6が内装され、ネジ64によってランプボディ1に固定されている。このLED構体6は上下方向に細長くクランク状に曲げ形成された回路基板61に複数個のLED62が上下方向に配設されており、当該ストップランプSLの光源として用いられるとともに前記テールランプTLの光源としても兼用される。前記回路基板61に接続された給電コード63はランプボディ1外部に引き出され、図には表れない車載電源に接続されている。なお、詳細な説明は省略するが、前記LED62には二種類の電流を選択して供給することができ、低電流を供給したときにはLED62は低光度で発光してテールランプTLの光源として機能し、高電流を供給したときにはLED62は高光度で発光してストップランプSLの光源として機能する。
前記ストップランプSLの前記凹部104内には上下に細長い矩形の箱状をした透明樹脂からなるストップランプインナー7が背面側に突出したランス72により前記ランプボディ1に固定支持されている。このストップランプインナー7は上下に湾曲した細長い矩形の容器状に形成されており、その外側面にはアルミニウムの蒸着等の表面処理が施されて光を透過しないように構成される一方で、正面は光透過性が残されており、所要のレンズステップ71が形成されている。ここでは上下の長さ方向に沿って微小な円弧状の凸面を配列したレンズステップ71が形成されている。また、前記ストップランプインナー7の正面から見て右側面には上下方向に延長されて内部に連通するスリット73が形成されている。
このストップランプインナー7の内側には、前記LED構体6の前側領域に導光体8が配設されている。この導光体8は図5に分解斜視図を示すように3枚の薄い透明な樹脂板からなる導光板81,82,83を水平方向、すなわちランプの正面から見て左右方向に積層して貼り合わせた構成であり、各導光板81,82,83はそれぞれ前記LED62に対向する側の端面が前記LED62から出射された光を導入する入射面81i,82i,83iとして構成され、反対側のストップランプインナーに対向する側の端面が各導光板内を導光された光を出射する出射面81o,82o,83oとして構成されている。
図6(a)は前記3枚の導光板81,82,83の水平方向の断面図であり、これらの導光板81,82,83はほぼ同じ厚さに形成されているが、中央の導光板81は入射面81iに向けて厚さが漸減する構成とされ、両側の導光板82,83の各入射面側の厚さはほぼ均一厚さに保たれている。そして、図6(b)に入射面近傍の拡大断面図を示すように、これら3枚の導光板81,82,83の各入射面81i,82i,83iは前記LED62の発光点を中心とする円弧面に沿って配設されている。そして中央の導光板81はLED62の光軸と一致し、両側の導光板82,83はLED62の光軸Oxに対して所要の角度をなす位置に配置されている。これにより、LED62の配光特性が同図に示すように光軸方向にピークを有する指向性を有しているとした場合に、光軸Oxに対してなす角度に対応して中央の導光板81の入射面81iに対して両側の導光板82,83の入射面82i,83iの面積比が逆比例の関係となり、結果として3枚の導光板に導入される光量がそれぞれ等しくされている。因みに、各導光板について上下方向の単位長(1つのLEDに対応する長さ)における中央の導光板81の入射面81iの面積をA81とし、左右の導光板の入射面の面積をA82,A83とし、LED62の光軸方向の光強度をI81とし、左右の導光板82,83に入射される光軸角度方向の光強度をI82,I83としたとき、I81×A81=I82×A82=I83×A83となるように設定する。また、前記導光板81,82,83の各出射面81o,82o,83oは水平方向に円弧状に突出形成される。
また、透明な樹脂で形成されたBTインナーレンズ(バック・ターン・インナーレンズ)9が前記バックアップランプBUL及びターンシグナルランプTSLの両ランプの前面領域を含む前記ランプ室3内の右側領域のほぼ全面にわたって延長され、その一側において前記ランプボディ1にネジ91により固定支持されている。このBTインナーレンズ9は左端部が前記ストップランプインナー7の側面の一部に設けられた前記スリット73を通してストップランプインナー7の内部に挿入されるとともに、前記導光板83に隣接する位置にまで延長され、この左端部の端面92は前記LED62に対向配置され、LED62から出射された光の一部が入射されるようになっている。図6(a)に一部のみが示されるように、前記BTインナーレンズ9は背面に微小な点状の凹部、すなわち点刻93が配設されており、BTインナーレンズ9に導入された光はBTインナーレンズ9の内面で全反射を繰り返しながら右方向に向けて導光される一方で、その一部は点刻93によって反射されてBTインナーレンズ9の前面から出射されるようになっている。
なお、本実施例では前記ストップランプSLのリフレクタ部103はランプボディ1の内面に水平方向に沿って階段状をした段部が上下方向に延長した状態に形成されるとともに、このリフレクタ部103を覆う領域にSインナーレンズ(ストップ・インナーレンズ)10が配設されている。このSインナーレンズ10は前記ストップランプインナー7の反対側の側面に設けられたスリット74に一端を挿入した状態で支持されている。
このリアコンビネーションランプRCLは、非点灯時にランプを正面側から見ると、図1に示したように、アウターレンズ2を通し、さらにBTインナーレンズ9を通してバックアップランプBULとターンシグナルランプTSLが観察でき、またストップランプインナー7の正面が観察できる。このときストップランプインナー7は側面がアルミニウムの蒸着により反射面として構成されているので、同じく各ランプのリフレクタ部を構成しているアルミニウムの蒸着面と渾然一体となり、ランプ室3のほぼ全領域がシルバー色の外観を呈することになり、豪華な意匠のリアコンビネーションランプとなる。
一方、リアコンビネーションランプRCLの点灯時には、テールランプTLを点灯すべくLED62を低電流で点灯すると、LED62から出射される赤色光は導光体8を構成している3枚の導光板81,82,83の各入射面81i,82i,83iに導入され、反対側の出射面から出射され、さらにストップランプインナー7を透過してその正面から出射される。このストップランプインナー7の正面では各導光板81,82,83の出射面81o,82o,83oに形成された水平方向の合計3つの凸面と、ストップランプインナー7の正面に形成された上下方向に配列された微小の凸状のレンズステップ71とで微小な矩形を配列したパターンでの赤色光の出射が行われることになり、出射面から出射される光が斬新な意匠効果が得られる。同時にLED62から出射された光のうち左方向に出射された光は段状をしたリフレクタ部103で反射され、Sインナーレンズ10を透過して所要の配光で出射される。さらに、LED62から右方向に出射された光は左端面92からBTインナーレンズ9に導入され、BTインナーレンズ9内を導光されるとともに、点刻93によって反射された光はBTインナーレンズ9の表面から出射される。これにより、Sインナーレンズ10とBTインナーレンズ9からはそれぞれ正面に向けて赤色光が出射され、これらの光はアウターレンズ2を通して外部に出射される。そのため、ストップランプインナー7の正面での発光を含めると、図7(a)に模式的に示すようにランプ室3の全面にわたる領域が赤色に発光した状態となる。これにより、バックアップランプBULとターンシグナルランプTSLはBTインナーレンズ9の赤色により覆い隠されて外部から視認されることはなく、テールランプTLの一部に暗い領域が存在することがなくなり、テールランプTLとしての意匠性が向上される。このとき、BTインナーレンズ9内を導光される光は徐々に光量が低下されるので、コンビネーションランプRCLの右側(外側)に行くのにしたがって赤色が徐々に薄くなる外観となり、独特の意匠効果が得られる。
テールランプTLが点灯している状態で、ブレーキ動作が行われると、LED62に高電流が供給され、LED62の光度が高められる。特に、LED62の光軸に沿った方向の光度が高められるため、導光体8を通してストップランプインナー7の正面から出射される光量が大幅に増大され、ストップランプSLの光度が高められる。同時にLED62の左方向に出射されてリフレクタ部103で反射される光の光量も増加し、Sインナーレンズ10を通して出射される光量も増加する。ただ、BTインナーレンズ9に導光される光はLED62から出射される光の一部であるためその光量はそれほど多くはない。これにより図7(b)に模式的に示すようにテールランプTLの点灯状態においてもストップランプSLが周囲よりも際立って明るくなり、ストップランプSLが点灯されたことが確認される。また、このとき、導光体8を構成している3枚の導光板81,82,83はそれぞれ同じ光量の光が出射されるので、各導光板81,82,83の出射面81o,82o,83oの面積を等しく形成することで導光板8の出射面の発光状態を均一化し、発光時の見栄えを向上することができる。特に、ストップランプインナー7の正面における光度は水平方向及び上下方向に均一な明るさとなり、ストップランプSLの品質を高めることになる。なお、テールランプTLが点灯していないときにストップランプSLのみが点灯した場合にはほぼ同じ発光状態となる。その一方で、各導光板の出射面81o,82o,83oの面積を相違させることで特異な発光状態による意匠効果を得ることができる。例えば、中央の出射面81oの面積を両側の出射面82o,83oの各面積よりも大きくすることで、外側領域が明るい発光状態となり斬新な意匠効果が得られる。
テールランプTLが点灯している状態でバックアップバルブ51が点灯されると、高い輝度の白色光がバックアップランプBULからBTインナーレンズ9を透過して出射される。このときBTインナーレンズ9はLED62の光の一部が導光されて赤く照明された状態にあるが、白色の光度の方が高いため、図7(c)に模式的に示すように赤い照明の中にバックアップランプBULのリフレクタ部101を構成している白色の楕円形のパターンが浮かび上がるような外観となり、これからバックアップランプBULが点灯された状態が確認できるとともに独特の意匠効果が得られる。同様に、テールランプTLが点灯している状態でターンシグナルバルブ52が点灯されると、高い輝度のアンバー色光がBTインナーレンズを透過して出射され、図7(d)に模式的に示すように赤い照明の中にアンバー色の楕円形のパターンが浮かび上がるような外観となり、これからターンシグナルランプTSLが点灯された状態が確認できるとともに独特の意匠効果が得られる。
以上のように、このリアコンビネーションランプRCLでは、テールランプTLが点灯されている状態ではコンビネーションランプRCLのほぼ全面がテールランプTLとして機能する。そのため、テールランプTLを点灯しているときに、バックアップランプBULやターンシグナルランプTSLの領域が暗くなるようなこともなく、特に光源にLEDを用いていても後続車からの視認性を高めることができ、同時に意匠性を高めることができる。また、BTインナーレンズ9によって覆われているバックアップランプBULとターンシグナルランプTSLは、点灯時にはBTインナーレンズ9を通して外部から点灯が確認できるとともに、点灯時における意匠効果を高めることができる。
ここで、前記導光体8の構成として、図8に示すように、3枚の導光板81,82,83のうち、正面から見て右側の導光板83には側面の一部を突出させた導出部83aを形成し、この導出部83aに前記BTインナーレンズ9の左端面92を光学的に結合した構成としてもよい。前記導出部83aの外面83aoは前記LED構体6のLED62をほぼ焦点とする放物面として形成されるとともに、この外面に対向する正面83afはランプ前方に対してほぼ45度の斜面として形成されている。そして、前記導光板83の導出部83aの正面83afの側方位置に当該正面83afに対向するように前記BTインナーレンズ9の左端面92が対向配置されており、当該導光板83に導入された光の一部が外面83aoでランプの前方に反射され、その後正面83afにおいて側外に向けて反射され、導出部83aを通してBTインナーレンズ9に入射されるようになっている。
この構成では、LED62から出射して導光板83に入射した光の一部は、導出部83aの外面83aoで反射されてほぼ平行な光束とされ、さらに正面83afで反射された後にBTインナーレンズ9の左端面92からBTインナーレンズ9内に入射される。これにより、実施例1と同様にBTインナーレンズ9の前面から光を出射させ、前述したような意匠効果を得ることが可能になる。なお、実施例2では各導光板81,82,83の各出射面から出射される光量を均等にするために、導光板83の入射面83iの面積は導出部83aからBTインナーレンズ9に導光される光量に相当する分だけ幾分面積を大きくすることが肝要である。
なお、テールランプ、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプの各形状は配列は実施例の構成に限られるものではなく、任意の意匠に設計してもよく、実施例と同様な斬新な意匠性のあるコンビネーションランプが構成できる。また、LEDの配列と、これに対応する導光体の構成も実施例の構成に限られるものではなく、任意に設計できる。
本発明を適用したリアコンビネーションランプの正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 要部の部分分解斜視図である。 導光体を説明するための部分分解斜視図である。 導光体の水平方向の断面図、入射面の拡大構成図である。 各ランプの点灯時における外観状態を模式的に示す図である。 実施例2の要部の拡大構成図である。
符号の説明
1 ランプボディ
2 アウターレンズ
3 ランプ室
4 バックプレート
51,52 バルブ
6 LED構体
7 ストップランプインナー
8 導光体
9 BTインナーレンズ
10 Sインナーレンズ
81〜83 導光板
TL テールランプ
SL ストップランプ
BUL バックアップランプ
TSL ターンシグナルランプ

Claims (4)

  1. 複数のランプを一体化したコンビネーションランプであって、前記複数のランプのうち一部のランプを除く他のランプの前面をインナーレンズで覆うとともに、前記一部のランプの光源から出射される光の一部を前記インナーレンズの内部に導光し、前記インナーレンズの前面から出射するように構成したことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記一部のランプの光源を発光ダイオードで構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記一部のランプでは、前記発光ダイオードから出射した光を入射面から導入して出射面から出射する導光体を備えており、前記導光体は前記発光ダイオードから出射した光をそれぞれ導光する複数の導光板で構成され、前記複数の導光板は前記出射面から出射される光量がそれぞれほぼ等しくなるように前記発光ダイオードの光軸に配置した導光板の入射面の面積よりも、光軸を外れた領域に配置される導光板の入射面の面積を大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記複数の導光板のうち一部の導光板に導光された光の一部を前記インナーレンズに導光するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。

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