JP2005113475A - ドアハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高輝性を有する金属光沢が得られ、更に、アンテナ部3のアンテナ出力の損失を抑えるのに有利なドアハンドル装置を提供する。
【解決手段】ドアハンドル装置は、ドアに取り付けられるハンドル本体2と、ハンドル本体2に被着され意匠膜6を有すると共に樹脂を基材とするカバー4と、ハンドル本体2及びカバー4とで形成される空間に取り付けられ送信機能及び受信機能のうちの少なくとも一方を有するアンテナ部3と、アンテナ部3を覆うようにを備えている。カバー4の意匠膜6は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜66を有する。金属微粒子塗装膜66は、金属微粒子が連続していない不連続部分を部分的に有することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両や建築物等に使用されるアンテナ機能を有するドアハンドル装置に関する。
特許文献1は、透明樹脂材料によりキャビネットの枠を形成し、その枠に接着剤を介して色付きまたは光沢性の微細片を分散散布し、その上に各種色調の塗装を施した装飾部品を開示している。
また、従来、アンテナ機能を有するドアハンドル装置として、ドアに取り付けられるハンドル本体と、ハンドル本体に被着され金属メッキ膜を有すると共に樹脂を基材とするカバーとを備え、アンテナ部を内蔵させたものが知られている。このようにアンテナ部機能を有するドアハンドル装置としては特許文献2〜4が挙げられる。
特許文献2はアンテナ部を内蔵する車両用のドア開閉装置を開示している。このドア開閉装置は、ドアの開閉を行うドアハンドルを有し、このドアハンドル内にはアンテナとセンサ電極が配設されている。また特許文献3は、バーアンテナのコアとして、軟磁性を持つフェライトを用いたドアハンドル内蔵アンテナを開示する。また、特許文献4は、平行に配列されたケーブル電極をもつ自動車ドアハンドル用人体接近検出センサを開示している。
特開2002−36799号公報 特開2002−30844号公報 特開2001−345615号公報 特開平10−308149号公報
前記した特許文献1は、ドアハンドル装置に関するもの、更には、アンテナ機能をもつドアハンドル装置に関するものではなく、更に、アンテナ出力の損失を抑えることを目的とするものではない。また前記した特許文献2〜4は、アンテナ機能を有するドアハンドル装置を対象とするが、アンテナ出力の損失を抑えることを目的とするものでもない。
ところで前記したドアハンドル装置によれば、樹脂を基材として軽量化を図りつつも、高輝性を有する金属光沢をもつ意匠性が要請されている。このドアハンドル装置によれば、顔料を含む塗料をハンドル本体やカバーにスプレー塗装して意匠膜を形成し、この意匠膜によりドアハンドル装置の意匠性を高めることが広く行われている。しかしながら顔料を含む塗料をスプレー塗装して形成した意匠膜では、高輝性をもつ金属光沢を得ることはできず、意匠上の改善が要請されている。
そこで、高輝性を有する金属光沢をもつ金属メッキ膜を湿式電気メッキによりハンドル本体やカバーの表面に意匠膜として形成する試みがなされている。しかし金属メッキ膜の場合には、高輝性をもつ金属光沢を得ることができるものの、アンテナ部の放射面が導体に覆われ、アンテナの放射(出力)に損失を与えることが考えられる。
本発明は前記した実情に鑑みてなされたものであり、高輝性を有する金属光沢をもつ良好な外観意匠が得られ、しかも、アンテナ出力の損失を抑えるのに有利なアンテナ機能を有するドアハンドル装置を提供することを課題とする。
本発明者は、前記した課題のもとにアンテナ部を内蔵した車両等のドアハンドル装置について鋭意開発を進めている。このドアハンドル装置は、ドアに取り付けられるハンドル本体と、ハンドル本体に被着され樹脂を基材とするカバーと、ハンドル本体とカバーとで形成される空間に取り付けられたアンテナ部とを備えている。カバーは樹脂を基材とするものの、外観意匠性を高めるように高輝性を有する金属光沢をもつ意匠膜を有する。
そして本発明者は、試行錯誤的な試験を繰り返し、上記した意匠膜を、金属メッキ膜に代えて、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を用いて形成すれば、高輝性を有する金属光沢を実現しつつ、アンテナ部の出力の損失を抑えることができる効果を奏するドアハンドル装置が得られることを知見し、試験で確認し、本発明に係るドアハンドル装置を完成させた。
前記した効果が得られる理由としては、必ずしも明確ではないが、次のように推察することができる。塗装により金属微粒子を堆積させる方法によれば、面方向における連続性が高い金属メッキ膜の場合に比較して、隣設する金属微粒子間の隙間、隣設する金属微粒子間の界面抵抗等により、面方向における連続性を金属メッキ膜の場合よりも低くでき、これに起因してアンテナ出力の損失を抑え、電波の減衰を抑え得るものと推察される。
即ち、様相1に係るドアハンドル装置は、ドアに取り付けられるハンドル本体と、ハンドル本体に被着され意匠膜を有すると共に樹脂を基材とするカバーと、ハンドル本体とカバーとで形成される空間に取り付けられ送信機能及び受信機能のうちの少なくとも一方を有するアンテナ部とを具備しており、
カバーの意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有することを特徴とするものである。
カバーの意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有する。本発明によれば、高輝性を有する金属光沢を実現しつつ、アンテナ出力の損失を抑えるのに有利となる。
前記した金属微粒子としては偏平状の形態、球状の形態、繊維状の形態、粒状の形態を例示できる。金属微粒子のサイズとしては、平均粒径を0.1〜50マイクロメートル、1〜40マイクロメートル、5〜30マイクロメートルを例示することができる。
また、アンテナ部は、コア部と、コア部に付設した導線部とで形成できる。コイル状の導線部の中にコア部を挿入した構造を例示することができる。この場合、コイル状の導線部に給電することにより、その電流に対応した磁束がコア部内に発生し、空間に磁界が発生するので、送信用のアンテナとなる。あるいは、電波を受信したときには、コア部内に発生する磁束に対応した電流がコイル状の導線部に誘起されるので、受信用のアンテナとなる。コア部の形状としては特に限定されず、角板状等の板状体、角棒や丸棒等の棒状体を例示できる。コア部としてはフェライト等の鉄酸化物、磁性材料、アモルファス合金のような金属系磁性材料を基材とする形態を例示できる。コア部に付設される導線部の材質としては、導電性を有するものであれば良い。
本発明に係るカバーは樹脂成分を基材として形成されている。樹脂の材質としては特に限定されるものではなく、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂のいずれでも良く、ポリカーボネイト(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA、ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポリアセタール(POM)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等を例示できる。樹脂成分はガラスファイバ等の強化繊維を含んでいても良い。ハンドル本体も樹脂成分を基材として形成されていることが好ましい。
様相2に係るドアハンドル装置によれば、更に、カバーの意匠膜の厚みを示す断面において、金属微粒子塗装膜は、金属微粒子が連続していない不連続部分を部分的に有することを特徴とする。このように金属微粒子が金属微粒子塗装膜の面方向において連続していない不連続部分を金属微粒子塗装膜が部分的に有すれば、アンテナ出力の損失を抑え、電波の減衰を抑え得るものと推察される。
金属微粒子塗装膜が不連続部分を部分的に有するときには、金属微粒子塗装膜の面方向における連続性が低下するため、金属微粒子塗装膜の全体の導電率が小さくなること、あるいは、金属微粒子塗装膜の全体の透磁率が小さくなることに起因すると推察される。
様相3に係るドアハンドル装置によれば、更に、金属微粒子塗装膜にクリヤ上塗り塗装膜が被覆されていることを特徴とする。この場合、金属微粒子塗装膜の高輝性、保護性、耐久性を高めることができ、金属微粒子塗装膜で形成されている意匠膜を長期にわたり良好な状態に維持できる。
様相4に係るドアハンドル装置によれば、更に、金属微粒子塗装膜の平均厚みは0.1〜40マイクロメートルであることを特徴とする。金属微粒子塗装膜がこのような厚みであれば、カバーの意匠膜の厚みを示す断面において、金属微粒子塗装膜が前記した不連続部分を部分的に有する形態を形成し易い利点が得られる。前記したように、金属微粒子塗装膜が不連続部分を部分的に有すれば、アンテナ出力の損失を抑えるのに有利となる。金属微粒子のサイズ等によっても相違するものの、金属微粒子塗装膜の平均厚みの上限値としては、30マイクロメートル、20マイクロメートル、10マイクロメート等を例示することができ、更に10マイクロメートル、5マイクロメートル等を例示することができる。前記した金属微粒子塗装膜の平均厚みが薄すぎると、高輝性をもつ金属光沢が得れらにくい。前記した上限値と組み合わせ得る下限値としては0.1マイクロメートル、0.2マイクロメートル、0.5マイクロメートルを例示することができる。従って、金属微粒子塗装膜の平均厚みは0.1〜30マイクロメートル、0.1〜20マイクロメートル、0.1〜10マイクロメートルを例示できる。
様相5に係るドアハンドル装置によれば、更に、金属微粒子の材質はアルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする。この場合、高輝性を有する金属光沢をもつ意匠膜を形成するのに有利となる。アルミニウムまたはアルミニウム合金は常磁性体(非磁性体)であり、一般的には透磁率が低い。
更に、本発明に係るドアハンドル装置の好ましい形態によれば、導電性をもつセンサ電極を設けることができる。この場合、対象物が当該センサ電極に近づいたり接触したりすると、対象物の存在が検知される。センサ電極としては、静電容量変化を検知する静電容量型のセンサ電極を例示することができる。このようにセンサ電極が静電容量のセンサ電極として使用される場合には、このセンサ電極に対象物が近づくことによって、センサ電極を介して検出される静電容量が変化するため、対象物の存在が検知される。
本発明に係るドアハンドル装置によれば、カバーばかりか、ハンドル本体についても、前記した各様相に係る意匠膜を施すことができる。
本発明によれば、カバーの意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有するため、高輝性を有する金属光沢をもつ外観意匠が得られる。更に本発明によれば、高輝性を有する金属光沢をもつ良好な外観意匠を実現しつつも、アンテナ出力の損失を抑えるのに有利となる。
(実施形態)
本発明の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。本実施形態は自動車等の車両のドアハンドル装置に適用したものである。このドアハンドル装置は、自動車等の車両のキーレスシステムを搭載した車両のドアボディ(金属製)に取り付けられるものであり、図1及び図2に示すように、基体として機能できるハンドル本体2と、ハンドル本体2に取り付けられ送信機能を有するアンテナ部3と、アンテナ部3を対面して覆うようにハンドル本体2に被着されるカバー4とを備えている。ハンドル本体2は、収容室2uと、車両のドアボティに係合される係合部2w,2xをもつ。カバー4はハンドル本体2に係合される係合部4uをもつ。
ハンドル本体2及びカバー4は樹脂を基材としている。ハンドル本体2及びカバー4は、樹脂成分(PC/PBT)にガラスフィラーを10wt%配合した『ポリカPBTガラスフィラー10%』で形成された射出成形品とされている。但しこれに限定されるものではない。
このカバー4は人の肉眼に触れやすいため、樹脂を基材としつつも、外観意匠性を高めるための金属光沢を備えた意匠膜6を有する。
アンテナ部3に対面するカバー4に設けられている意匠膜6は、複層構造である。図3は意匠膜6の厚みを示す断面を模写して示す。図3に示すように、カバー4の意匠膜6は、カバー4の表面に被覆された下塗り塗装膜60と、下塗り塗装膜60に積層された中塗り塗装膜としての金属微粒子塗装膜66と、金属微粒子塗装膜66に積層された上塗り塗装膜64とで形成されている。
以下、上記した意匠膜6の形成方法について説明を加える。即ち、カバー4となる成形品の表面を有機溶剤により脱脂する工程を実施した。次に、スプレー塗装により樹脂塗料をプライマー塗装して下塗り塗装膜60を成形品の表面に形成する工程を実施した。ここで、樹脂塗料は2液型のアクリルウレタン塗料を主材とする塗料であり、希釈比としては、重量比で、主材:硬化材:溶剤(シンナー)=100:10:60とした。次に、高輝性をもつアルミニウム製の金属微粒子とアクリル樹脂とを主要成分として含む主材を溶剤(シンナー)に分散させた塗料を用い、その塗料をスプレー塗装して中塗り塗装膜としての金属微粒子塗装膜66を下塗り塗装膜60の上に形成する工程を実施した。ここで、当該塗料の希釈比としては、重量比で、主材:溶剤(シンナー):=100:70とした。次に、80℃に40分間加熱保持して中塗り塗装膜である金属微粒子塗装膜66を乾燥処理、焼き付け処理する工程を実施した。次に、スプレー塗装により樹脂塗料(2液型のアクリルウレタン塗料をスプレー塗装して透明な上塗り塗装膜64を金属微粒子塗装膜66の上に形成する工程を実施した。上塗り塗装膜64を形成する樹脂塗料は2液型のアクリルウレタン塗料を主材とする塗料であり、重量比で、主材:硬化材:溶剤(シンナー)=100:10:60とした。次に、80℃に40分間保持して上塗り塗装膜64の乾燥処理、焼き付け処理を行う工程を実施した。
図3において、下塗り塗装膜60の平均厚みt1は1〜5マイクロメートル、中塗り塗装膜である金属微粒子塗装膜66の平均厚みt2は1〜5マイクロメートルの範囲内であり、殊に2マイクロメートルであった。上塗り塗装膜64の平均厚みt3は10〜17マイクロメートル、殊に15マイクロメートルであった。従って、意匠膜6によれば、金属部分の厚みは5マイクロメートル以下の範囲内である。
前記した高輝性をもつ金属微粒子は、アルミニウム蒸着膜を粉砕した得られる粉末粒子であり、平均粒径5〜30マイクロメートル、厚み0.1〜1マイクロメートル膜の偏平状をなす金属アルミニウム粉末を用いた。ここで、金属微粒子の平均粒径が大きいと、スプレー塗装性が低下する傾向がある。また、金属微粒子の平均粒径が小さいと、高輝性が低下する傾向がある。前記した傾向を考慮し、金属微粒子の平均粒径を前記した平均粒径とした。
この金属微粒子は偏平であるため、高輝性を得つつも、前記した金属微粒子塗装膜66の厚みを低減させるのに貢献できる。金属微粒子塗装膜66の厚みの低減は、アンテナ部3から発信される電波の減衰を抑制するのに貢献できると推察される。
金属微粒子塗装膜66を走査型の電子顕微鏡で観察したところ、アルミニウム製の金属微粒子が連続していない不連続部分66cが金属微粒子塗装膜66において部分的に形成されていることが認められた。更に、金属微粒子塗装膜66について行ったEPMA分析によっても、金属微粒子塗装膜66に相当する部分においてアルミニウムが不存在の部分が確認された。なお、不連続部分66cは金属微粒子塗装膜66の面方向における連続性を低下させ、金属微粒子塗装膜66の全体の導電率または透磁率の低減に有利であると推察される。
図4はアンテナ部3の要部を模式的に示す。図4に示すように、アンテナ部3は、コア部30と、コア部30の外面にコイル状に巻回した導線部32とを有する。コア部30はMn−Zn系のフェライトコア(サイズ:幅5.2mm×厚み2.3mm×長さ60.5mm)とした。更にコア部30に対面するように導電性をもつセンサ電極36(材質:青銅)が設けられている。コア部30とセンサ電極36との間には、使用者の手の指先が進入する進入空間38が形成されている。この進入空間38に使用者の指先が進入すると、進入前に比較して静電容量が変化するため、進入空間38への指先の進入が検知される。
さて使用の際には、アンテナ部3の導線部32に給電されるため、アンテナ部3から電波が発信される。このようにアンテナ部3から電波が発信されている状態で、電子キー等を備えた使用者が近づくと、アンテナ部3から発信された電波を電子キー等が受信する。更に電子キー等から発信された電波をアンテナ部3側の受信装置が受信するため、ドアハンドル装置への使用者の接近が検知されると共に、その使用者のID認証が行われる。当該使用者がID認証により登録されている者であると認証される場合には、次のようにドアが開閉可能とされる。即ち、使用者がドアハンドル装置を操作すべく、使用者の指先が進入空間38に進入すると、進入空間38内における静電容量が変化するため、使用者によるドアを開閉する意思が検知される。このため図略のドアロック装置を作動させてドア装置を解錠する。これに対してID認証により登録されている者であると認証されない場合には、使用者の指先がドア取っ手を操作すべくコア部30に近づいたとしても、ドア装置は施錠されたままの状態に維持される。前記したようにアンテナ部3による電波に基づくID認証と、静電容量の変化に基づく使用者のドア開放意思の検知という条件が満足されたとき、ドアハンドル装置は解錠される。
(試験例)
前記した実施形態1に基づいて形成した発明品に相当するドアハンドル装置(試験品No.2,試験品No.4,試験品No.5)を用い、試験を行った。更に、比較品に基づくドアハンドル装置(試験品No.1、試験品No.3、試験品No.6、試験品No.7)を作製した。
比較品である試験品No.1によれば、ハンドル本体2及びカバー4は白色顔料(酸化チタン)を含む塗料を塗装した塗装品であり、塗装膜の厚みはハンドル本体2及びカバー4ともに同じであり、30マイクロメートルである。比較品である試験品No.3によれば、ハンドル本体2は白色顔料(酸化チタン)を含む塗料を塗装した塗装品であり、塗装膜の厚みは約30マイクロメートルであり、カバー4は金属メッキ品であり、金属メツキ膜の厚みは約100マイクロメートルである。
発明品である試験品No.4によれば、ハンドル本体2は厚みが厚い金属微粒子塗装膜66(平均厚み:20マイクロメートル)を有する塗装品であり、カバー4は金属微粒子塗装膜66(平均厚み:20マイクロメートル)を有する塗装品である。
発明品である試験品No.5によれば、ハンドル本体2は厚みが厚い金属微粒子塗装膜66(平均厚み:20マイクロメートル)を有する塗装品であり、カバー4は金属微粒子塗装膜66(平均厚み:20マイクロメートル)を有する塗装品である。
さて図5は、発明品である試験品No.2に係るカバー4に形成されている意匠膜6の断面構造を、走査型の電子顕微鏡(SEM)で観察した写真(倍率:1000倍)を示す。図5に示すように、試験品No.2に係る意匠膜6は、カバー4の樹脂の母材の表面に被覆された下塗り塗装膜60(厚み:20.2マイクロメートル、20.5マイクロメートル)と、下塗り塗装膜60に積層された金属微粒子塗装膜66(厚み:2マイクロメートル)と、金属微粒子塗装膜66に積層された上塗り塗装膜64(厚み:15.8マイクロメートル、14.6マイクロメートル)とで形成されている。
図5の電子顕微鏡写真に示すように、カバー4に形成された意匠膜6は、厚みが薄い金属微粒子塗装膜66において、金属微粒子が連続していない不連続部分が部分的に形成されていることが認められた。この試験品No.2によれば、ハンドル本体2についても、カバー4の場合と同様の積層構造及び厚みを有する意匠膜6が形成されており、つまり、ハンドル本体2の樹脂の母材の表面に被覆された下塗り塗装膜60(厚み:20マイクロメートル)と、下塗り塗装膜60に積層された金属微粒子塗装膜66(厚み:2マイクロメートル)と、金属微粒子塗装膜66に積層された上塗り塗装膜64(厚み:15マイクロメートル)とで形成されている。
図6は、発明品である試験品No.4に係るカバー4に形成されている意匠膜6の断面構造を走査型の電子顕微鏡(SEM)で観察した写真(倍率:1000倍)を示
す。図6に示すように、この試験品No.4に係る意匠膜6は、下塗り塗装膜60を省略しており、カバー4の樹脂の母材の表面に被覆された金属微粒子塗装膜66(厚み:20.8マイクロメートル、19.9マイクロメートル)と、金属微粒子塗装膜66に積層された上塗り塗装膜64(厚み:15.2マイクロメートル、16.1マイクロメートル)とで形成されている。
図6の顕微鏡写真に基づけば、試験品No.4に係る金属微粒子塗装膜66によれば、厚みが20マイクロメートル程度と比較的厚肉化されているものの、金属微粒子塗装膜66の内部には、長さが10〜25マイクロメートル程度の線状の隙間つまり不連続部分が多数観察された。このように試験品No.4に係る金属微粒子塗装膜66によれば、金属微粒子塗装膜66は多数の不連続部分を有するため、金属微粒子塗装膜66の面方向における連続性が低下し、金属微粒子塗装膜66の導電率が更に低下するものと推察される。
比較品である試験品No.6によれば、ハンドル本体2は白色顔料(酸化チタン)を含む塗料を塗装した塗装品であり、カバー4は着色樹脂品である。比較品である試験品No.7によれば、ハンドル本体2は金属メッキ膜を有するメッキ品であり、カバー4は着色樹脂品である。
図7は、金属メッキ品である試験品No.3及びNo.7に係る金属メッキ膜70の断面構造を模式的に示す。試験品No.3及びNo.7に係る金属メッキ膜70は、ニッケルメッキ膜72(平均厚み:1〜5マイクロメートル)、銅メッキ膜74(平均厚み:20〜30マイクロメートル)、ニッケルメッキ膜76(平均厚み:20〜30マイクロメートル)、クロムメッキ膜78(平均厚み:10マイクロメートル)を積層して形成されている。この金属メッキ膜70の金属部分の厚みは、約60〜100マイクロメートル程度である。
この金属メッキ膜70は次のように形成した。即ち、カバー4となる成形品を有機溶剤により脱脂する工程、成形品の表面に無電解ニッケルメッキによりニッケルメッキ膜72を形成する工程、前記したニッケルメッキ膜72の上に湿式電気メッキにより銅メッキ膜74を被覆する工程、前記した銅メッキ膜74の上に湿式電気メッキによりニッケルメッキ膜76を被覆する工程、前記したニッケルメッキ膜76の上に湿式電気メッキによりクロムメッキ膜78を被覆する工程を順に実施した。
前記した各試験品(No.1〜No.7)を用い、試験を行った。この場合、130kHzでインダクタンスとキャパシタンスを共振させ、アンテナ部3から電波を発信させ、アンテナ出力(放射電界強度)を3メートル法にて測定した。更に、インピーダンスアナライザを用い、アンテナ部3の電磁気特性として、アンテナコイルのQ値(以下、Qと記載)を測定した。Q(Quality Factor)は損失係数の逆数をいい、インピーダンスの実数成分R(Ω)とインピーダンスの虚数成分X(Ω)からQ=X/Rにより求められる。一般的にQの値が小さいと回路の消費電流が増大する傾向がある。従ってQの値は大きい方が好ましい。
図8〜図10は試験結果を示す。図8は、高輝性の有無、試験品No.1を基準としたときのアンテナ出力の相対値、アンテナコイルのQを示す。図9は試験品No.1を基準としたときのアンテナ出力の相対値を調整した結果を示す。試験品No.1はハンドル本体、カバー共に白色顔料(酸化チタン)を含む塗料によるスプレー塗装品であるので、アンテナから放射される電磁波に影響を与えない自由空間と考えて良い。図10はアンテナコイルのQの試験結果を示す。比較品である試験品No.1によれば、アンテナ出力、アンテナコイルのQは総合的に良好であった。即ち、Qは29.7となり、アンテナ出力の損失は少な目に抑えられていた、しかしこの試験品No.1によれば、高輝性をもつ金属光沢が得られないため、外観意匠性は必ずしも満足できるものではない。
更に発明品である試験品No.2によれば、アンテナ出力、アンテナコイルのQは総合的に良好であった。即ち、電界強度を試験品No.1と同等としたとき、Qも試験品No.1とほぼ同等の29.5であり、アンテナ出力の損失は少な目に抑えられていた。更に、発明品である試験品No.2によれば、アンテナ出力の損失は少な目であるものの、高輝性をもつ金属光沢が得られており、外観意匠性は満足できるものであった。
一方、カバー4に金属メッキ膜70を施した比較品である試験品No.3によれば、図10に示すように、アンテナコイルのQは11.0と低めで、アンテナ出力の損失は高めであり、良好ではなかった。更にハンドル本体2に金属メッキ膜70を施した比較品である試験品No.7によれば、アンテナコイルのQは5.7と低めで、アンテナ出力の損失は高めであり、良好ではなかった。
前記したように発明品である試験品No.2によれば、Qの値が良好であるものの、前記した金属メッキ膜70を施した比較品である試験品No.3、No.7においては、Qの値が良好ではない。この理由としては次のように推察される。即ち、表皮深さは、電磁界がある材質に入射したとき、電磁界が1/e(e≒2.718)に減衰される距離を意味する。ここで、透磁率μ、導電率σ(σ=1/ρ)、fは周波数とすると、表皮深さδは基本的には次の(1式)で表される。
δ=1/√(πfμσ)………(1式)
前記した1式に基づけば、導電率σ、透磁率μ、周波数fが低いほど、表皮膜深さδは厚いことになる。これに対して、1式に基づけば、導電率σ、透磁率μ、周波数fが高いほど、表皮深さδは薄くなる。
そのため、電磁波の減衰を少なくする場合には、意匠膜6の金属膜部分(金属微粒子塗装膜66、金属メッキ膜70に相当)としては、抵抗値が高く、導電率が低くなるように形成することが好ましいと推察される。更に、電磁波の減衰を少なくする場合には、透磁率が低い非磁性(常磁性)の金属で形成することが好ましいと推察される。
上記したように金属微粒子を含む塗料を塗装により堆積させて薄肉状の金属微粒子塗装膜66を形成する方法によれば、隣設する金属微粒子間の界面抵抗が高くなったり、隣設する金属微粒子間に隙間が形成されるため、金属微粒子塗装膜66の面方向における不連続性を得るには金属メッキ膜よりも有利であると推察される。
なお、前記した金属微粒子塗装膜66を構成する金属微粒子は強磁性体で透磁率が高いニッケルと異なり、常磁性体(非磁性体)であるアルミニウム系であり、透磁率が低いため、上記した(1式)に基づけば、電波の減衰抑制に一層有効であると推察される。
更に、センサ電極36を有するドアハンドル装置(試験品No.1〜試験品No.7)を用い、静電容量型センサとしてのセンサ能力を測定した。この場合、ドアハンドル装置に模した試験片を作製し、インピーダンスアナライザを用い、静電変化量(ΔCp)を測定した。ΔCpは、(ドアハンドル装置に手が触れたときの静電容量)−初期静電容量を示す。初期静電容量は、ドアハンドル装置に手が触れていない条件のもとで測定される。図13は静電変化量(ΔCp)の試験結果を示す。図13に示すように、発明品である試験品No.2によれば、静電容量型センサとしての性能は、他の試験品(試験品No.1、試験品No.3、試験品No.6)に対してほぼ同等あるいは優れていた。
以上の結果から理解できるように、発明品である試験品No.2,No.4,No.5は、比較品である試験品No.1とほぼ同等のアンテナ性能及びセンサ機能を有しており、更に、試験品No.1では得られなかった高輝性の金属光沢が得られ、外観意匠が良好であった。
(その他)
前記した実施形態によれば、アンテナ部3は発信用であるが、受信用とすることもできる。コア部30として、Mn−Niフェライトを採用しているが、これに限らず、Cu−Znフェライト、Ni−Znフェライト、Cu−Zn−Mgフェライト、Mn−Znフェライト、更にはフェライト以外の磁心でも良い。前記した実施形態によれば、アンテナ部3はセンサ電極36を有するが、センサ電極36を有しないものでも良い。前記した試験品No.2によれば、カバー4の意匠膜6は、カバー4の表面に被覆された下塗り塗装膜60と、下塗り塗装膜60に積層された中塗り塗装膜としての金属微粒子塗装膜66と、金属微粒子塗装膜66に積層された上塗り塗装膜64とで形成されているが、これに限らず、下塗り塗装膜60を廃止しても良い。更に、第2の上塗り塗装膜を塗布しても良い。
上記した記載から次の技術的思想も把握される。
(付記項1)ドア等の構造物に取り付けられるハンドル本体等の基体と、前記ハンドル本体等の基体に被着され金属光沢を備えた意匠膜を有すると共に樹脂を基材とするカバーと、前記ハンドル本体等の基体とカバーとで形成される空間に取り付けられ送信機能及び受信機能のうちの少なくとも一方を有するアンテナ部とを具備しており、前記カバーの意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有することを特徴とするアンテナ機能をもつ意匠部品。この場合、アンテナ機能をもつ意匠部品において、高輝性を有する金属光沢が得られ、更に、アンテナの出力の損失を抑えるのに有利となる。
(付記項2)ドアに取り付けられるハンドル本体と、前記ハンドル本体に被着され金属光沢を備えた意匠膜を有すると共に樹脂を基材とするカバーと、前記ハンドル本体とカバーとで形成される空間に取り付けられ送信機能及び受信機能のうちの少なくとも一方を有するアンテナ部とを具備しており、前記ハンドル本体は金属光沢を備えた意匠膜を有すると共に樹脂を基材としており、前記ハンドル本体の意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有することを特徴とするドアハンドル装置。
(付記項3)各請求項において、更に、導電性をもつセンサ電極が設けられていることを特徴とするドアハンドル装置。
本発明は自動車等の車両、建築物等のドアに使用されるドアハンドル装置に利用することができる。
ドアハンドル装置の分解斜視図である。 ドアハンドル装置の組み付け図である。 ドアハンドル装置のカバーに形成した意匠膜の断面構造を模式化した断面図である。 ドアハンドル装置のアンテナ部の概念図である。 ドアハンドル装置のカバーに形成した意匠膜を観察した電子顕微鏡写真(倍率:1000倍)である。 ドアハンドル装置のカバーに形成した意匠膜を観察した電子顕微鏡写真(倍率:1000倍)である。 ドアハンドル装置のカバーに形成した意匠膜の断面構造を模式化した断面図である。 各試験品の試験結果を示す表図である。 各試験品のアンテナ出力(dB)の相対値を示すグラフである。 各試験品のQの値を示すグラフである。 各試験品について指先が進入する前後の静電容量差(ΔCp)の変化を示すグラフである。
符号の説明
図中、2はハンドル本体、3はアンテナ部、36はセンサ電極、4はカバー、6は意匠膜、66は金属微粒子塗装膜、66cは不連続部分を示す。

Claims (5)

  1. ドアに取り付けられるハンドル本体と、
    前記ハンドル本体に被着され金属光沢を備えた意匠膜を有すると共に樹脂を基材とするカバーと、
    前記ハンドル本体とカバーとで形成される空間に取り付けられ送信機能及び受信機能のうちの少なくとも一方を有するアンテナ部とを具備しており、
    前記カバーの意匠膜は、塗装により金属微粒子を堆積させた金属微粒子塗装膜を有することを特徴とするドアハンドル装置。
  2. 請求項1において、前記カバーの前記意匠膜の厚みを示す断面において、前記金属微粒子塗装膜は、前記金属微粒子が連続していない不連続部分を部分的に有することを特徴とするドアハンドル装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記金属微粒子塗装膜にクリヤ上塗り塗装膜が被覆されていることを特徴とするドアハンドル装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記金属微粒子塗装膜の平均厚みは0.1〜40マイクロメートルであることを特徴とするドアハンドル装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項において、前記金属微粒子の材質はアルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とするドアハンドル装置。
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