JP2006122574A - 基板ケースの封止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ機の基板ケースの封止構造の防犯性を向上させる。
【解決手段】 封止部材19の両側面に離脱防止爪20を形成し、一方の側面に開放阻止片21を形成する。基板ケース12を封止しない場合には、基板ケース12のカバー部14を開放した状態で封止部材19を裏向きの姿勢で第1の開口部から収容部18内に挿入して、封止部材19の開放阻止片21を基板ケース12のカバー部14の開放を許容する位置に格納しておく。基板ケース12を封止する場合には、基板ケース12のカバー部14を閉鎖した状態で封止部材19を表向きの姿勢にして第2の開口部24から収容部18内に挿入して、封止部材19の開放阻止片21を基板ケース12のカバー部14の開放を阻止する位置に突出させることで、基板ケース12のカバー部14を閉鎖状態で封止する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機の回路基板を収納する開閉可能な基板ケースを封止部材によって閉鎖状態で封止する基板ケースの封止構造に関するものである。
パチンコ機等の遊技機の裏面側には、遊技機全体の制御を管理するメイン制御基板、球払出装置を制御する払出制御基板等の各種の回路基板が配置されている。これらの回路基板に対する不正改造や不正交換を防止するために、特許文献1(特許第3033957号公報)に記載されているように、回路基板を開閉可能な基板ケース内に収納し、この基板ケースの蓋側に保持された封止ピンの先端部を基板ケースの本体側に弾性係合させて抜け止め保持させることで、基板ケースを閉鎖状態で封止するようにしたものがある。
特許第3033957号公報(第1頁、第11図等)
しかし、上記特許文献1の基板ケースの封止構造では、基板ケースの蓋側に保持された封止ピンの先端部を基板ケースの本体側に弾性係合させて抜け止め保持させるだけの構造であるため、封止された基板ケースを無理やりこじ開けようとする不正行為が行われたときに、そのこじ開け力によって封止ピンの弾性係合が外れたり、その弾性係合部が破損したりする可能性があり、不正行為に対して十分な強度を確保することができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、基板ケースを無理に開放しようとする不正行為に対して十分な強度を確保することができ、防犯性を向上させることができる基板ケースの封止構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の基板ケースの封止構造は、遊技機の回路基板を収納する基板ケースの開閉部分を封止部材によって閉鎖状態で封止するものにおいて、封止部材に、基板ケースの開放を阻止する開放阻止部と、基板ケースからの離脱を防止する離脱防止部とを別々に設けるようにしたものである。
この構成では、封止部材の離脱を防止する離脱防止部とは別に設けた開放阻止部によって基板ケースの開放を強固に阻止することができるため、基板ケースを無理やりこじ開けようとする力が大きくても、基板ケースを確実に閉鎖状態に保持することができる。しかも、基板ケースを無理やりこじ開けようとする力を封止部材の開放阻止部で受け止めて離脱防止部に荷重が掛からないようにすることができるため、封止部材の離脱防止部を基板ケースに弾性係合させる構成とした場合でも、その弾性係合部が外れたり、破損したりすることを防止することができる。
この場合、請求項2のように、基板ケースに、封止部材を収容する収容部を設け、この収容部内に封止部材が第1の姿勢で配置されたときに封止部材の開放阻止部が基板ケースの開放を許容する位置に配置され、収容部内に封止部材が第2の姿勢で配置されたときに封止部材の開放阻止部が基板ケースの開放を阻止する位置に配置されるように構成しても良い。
このようすれば、基板ケースを封止しない場合には、基板ケースの収容部内に封止部材を第1の姿勢で配置して、封止部材の開放阻止部を基板ケースの開放を許容する位置に配置しておくことで、基板ケースを開放可能な状態にしておくことができ、基板ケースを封止する場合には、基板ケースの収容部内に封止部材を第2の姿勢で配置して、封止部材の開放阻止部を基板ケースの開放を阻止する位置に配置することで、基板ケースを閉鎖状態で封止することができる。
更に、請求項3のように、収容部には、基板ケースの開閉に応じて開閉される第1の開口部と基板ケースの開閉に関係なく開放されている第2の開口部とを設け、封止部材が第1の姿勢のときに第1の開口部からの挿入が許容されて第2の開口部からの挿入が阻止されると共に、封止部材が第2の姿勢のときに第1の開口部からの挿入が阻止されて第2の開口部からの挿入が許容されるように形成し、基板ケースを封止しない場合には、基板ケースの開閉部分を開放して第1の開口部を開放した状態で封止部材を第1の姿勢で第1の開口部から収容部内に挿入し、基板ケースを封止する場合には、基板ケースの開閉部分を閉鎖した状態で封止部材を第2の姿勢で第2の開口部から収容部内に挿入するように構成すると良い。
このようにすれば、基板ケースを封止しない場合に、基板ケースを開放して第1の開口部を開放した状態で、封止部材を第1の姿勢で第1の開口部から収容部内に挿入する作業を行う際に、誤って封止部材を第2の姿勢で第1の開口部から収容部内に挿入しようとしても、それを阻止することができるため、意に反して基板ケースが封止されてしまうことを未然に防止することができる。一方、基板ケースを封止する場合に、基板ケースを閉鎖した状態で、封止部材を第2の姿勢で第2の開口部から収容部内に挿入する作業を行う際に、誤って封止部材を第1の姿勢で第2の開口部から収容部内に挿入しようとしても、それを阻止することができるため、基板ケースが封止されない状態で放置されてしまうことを未然に防止することができる。
また、請求項4のように、封止部材を、樹脂材料により断面略U字形状に形成し、収容部内に収容された状態で該U字形状の中央部を切断することで基板ケースの封止が解除されるように構成しても良い。このようにすれば、基板ケース内の回路基板の検査や交換時に、樹脂製の断面略U字形状の封止部材の中央部を切断するという簡単な作業で基板ケースの封止を解除することができると共に、封止部材を切断した痕跡(つまり、基板ケースの封止を解除した痕跡)を収容部に残すことができ、万一、不正に基板ケースの封止が解除されても、それを早期に発見することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機(遊技機)全体の制御を管理するメイン制御基板、球払出装置を制御する払出制御基板等の回路基板11に対する不正改造や不正交換を防止するために、回路基板11は、開閉可能な基板ケース12内に収納されている。尚、回路基板11に実装されたコネクタ等は、基板ケース12の外側に露出するようにしても良い。この基板ケース12は、透明又は半透明の樹脂材料により形成されたケース本体部13とカバー部14(開閉部分)とがヒンジ機構15を介して開閉可能に連結されている。
以下、基板ケース12のヒンジ機構15側を「ヒンジ側」と言い、その反対側を「開閉側」と言う。また、基板ケース12の開閉側からヒンジ側を見た場合の右側を「右側」と言い、その反対側を「左側」と言う。
基板ケース12のカバー部14を閉鎖したときに、ケース本体部13の開閉側に形成された係合爪16を、カバー部14の開閉側に形成された被係合片17に弾性係合させることで、基板ケース12のカバー部14が閉鎖状態で保持されようになっている。更に、基板ケース12(ケース本体部13及びカバー部14)の開閉側には、複数個(例えば4個)の収容部18が並設され、この収容部18内に収容される封止部材19によって基板ケース12のカバー部14が閉鎖状態で封止されると、封止部材19や収容部18等を破壊しない限り基板ケース12のカバー部14を開放できないようになっている。
次に、図3乃至図7に基づいて基板ケース12の封止構造について説明する。
図3及び図4に示すように、封止部材19は、POM(ポリアセタール)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PC(ポリカーボネイト)等の樹脂材料により横断面略U字形状に形成されている。この封止部材19の両側面には、それぞれ基板ケース12からの離脱を防止するための離脱防止爪20(離脱防止部)が弾性変形可能に形成され、封止部材19の一方の側面には、基板ケース12のカバー部14の開放を阻止するための開放阻止片21(開放阻止部)が上部と下部に形成されている。
封止部材19は、図3に示すように、基板ケース12に対して裏向きの姿勢(第1の姿勢)にしたときに開放阻止片21が右側に位置し、図4に示すように、基板ケース12に対して表向きの姿勢(第2の姿勢)にしたときに開放阻止片21が左側に位置するようになっている。また、封止部材19を表向きの姿勢にしたときの開放阻止片21の上面には、基板ケース12の封止を意味する記号や文字等の識別表示22(例えば○印)が型成形や印刷等によって表示されている。
一方、図3及び図4に示すように、基板ケース12(ケース本体部13及びカバー部14)の開閉側に設けられた各収容部18には、ケース本体部13とカバー部14との分離面に沿って開口する第1の開口部23と、基板ケース12の開閉側の側面に沿って開口する第2の開口部24とが形成されている。第1の開口部23は、基板ケース12のカバー部14の開閉に応じて開閉され、第2の開口部24は、基板ケース12のカバー部14の開閉に関係なく常時開放されている。
図6に示すように、第1の開口部23側から見た場合に、各収容部18内の形状は、封止部材19の開放阻止片21の配置スペースが右側に形成された投影形状となるように形成されている。これにより、収容部18に対して封止部材19が裏向きの姿勢(つまり開放阻止片21が右側に位置する姿勢)のときには、封止部材19の第1の開口部23からの挿入が許容されるが、収容部18に対して封止部材19が表向きの姿勢のときには、封止部材19の第1の開口部23からの挿入が阻止されるようになっている。
更に、図5に示すように、第2の開口部24側から見た場合に、各収容部18内の形状は、封止部材19の開放阻止片21の配置スペースが左側に形成された投影形状となるように形成されている。これにより、収容部18に対して封止部材19が表向きの姿勢(つまり開放阻止片21が左側に位置する姿勢)のときには、封止部材19の第2の開口部24からの挿入が許容されるが、収容部18に対して封止部材19が裏向きの姿勢のときには、封止部材19の第2の開口部24からの挿入が阻止されるようになっている。
また、図6に示すように、各収容部18の左側面と右側面には、封止部材19の離脱防止爪20と係合する段差部25が設けられ、収納部18内に封止部材19が表向きの姿勢と裏向きの姿勢のいずれの姿勢で配置された場合でも、封止部材19の離脱防止爪20と段差部25との係合によって、封止部材19が第2の開口部24から抜け落ちることを防止するようになっている。
また、図7に示すように、基板ケース12のケース本体部13とカバー部14には、各収容部18の左側面に対応する位置に、それぞれ突出片26が設けられ、基板ケース12のカバー部14が閉鎖されたときに、ケース本体部13側の突出片26とカバー部14側の突出片26とが上下に重なった状態となるように構成されている。そして、収容部18内に封止部材19が表向きの姿勢(つまり開放阻止片21が左に位置する姿勢)で配置されたときに、封止部材19の上下一対の開放阻止片21が上下に重なった2つの突出片26を挟んで基板ケース12のカバー部14の開放を阻止する位置に突出し、収容部18内に封止部材19が裏向きの姿勢(つまり開放阻止片21が右側に位置する姿勢)で配置されたときに、封止部材19の上下一対の開放阻止片21が突出片26とは反対側に突出して基板ケース12のカバー部14の開放を許容する位置に格納されるようになっている。
また、図4及び図5に示すように、基板ケース12のケース本体部13とカバー部14には、各収容部18内に収容される横断面略U字形状の封止部材19の中央部に対応する位置に、それぞれ切断用凹溝27が形成されている。
以上のように構成した基板ケース12の封止構造では、基板ケース12のカバー部14を封止しない場合には、基板ケース12のカバー部14を開放して第1の開口部23を開放した状態で、全ての収納部18に対して封止部材19を裏向きの姿勢(つまり開放阻止片21が右側に位置する姿勢)で第1の開口部23から収容部18内に挿入する。このようにして、各収容部18内に封止部材19を裏向きの姿勢で配置して、封止部材19の開放阻止片21を基板ケース12のカバー部14の開放を許容する位置に格納しておくことで、基板ケース12のカバー部14を開放可能な状態にしておく。
その後、基板ケース12を封止する場合には、基板ケース12のカバー部14を開放して第1の開口部23を開放した状態で、1番目の収容部18(例えば基板ケース12の左側から1番目の収容部18)内の封止部材19を第1の開口部23から収容部18外に取り出した後、基板ケース12のカバー部14を閉鎖した状態で、封止部材19を表向きの姿勢(つまり開放阻止片21が左側に位置する姿勢)にして第2の開口部24から1番目の収容部18内に挿入する。このとき封止部材19の離脱防止爪20が内方へ弾性変形しながら進入され、封止部材19が正規の位置まで挿入されたときに、離脱防止爪20と段差部25とが係合する。
このようにして、1番目の収容部18内に封止部材19を表向きの姿勢で配置して、封止部材19の開放阻止片21を基板ケース12のカバー部14の開放を阻止する位置(上下一対の開放阻止片21が上下に重なった2つの突出片26を挟む位置)に突出させることで、基板ケース12のカバー部14を閉鎖状態で封止する。更に、封止部材19の離脱防止爪20を段差部25に弾性係合させることで、封止部材19が第2の開口部24から抜け落ちて収納部18から離脱することを防止する。この場合、1番目の収容部18内の封止部材19が表向きの姿勢で配置されているため、1番目の収容部18内の封止部材19は、基板ケース12の封止を意味する識別表示22(例えば○印)が上面側となって外部から認識できる状態となる。このとき封止部材19の外側端面19a(図4参照)が、収容部18の外側端面18a(図4参照)と同一面か又は収容部18の外側端面18aよりも内側に位置するように配置されることで、封止部材19を掴んで取り外す方向に移動させることが困難になるように構成されている。
基板ケース12を封止した後、基板ケース12内の回路基板11の検査や交換等のために基板ケース12の封止を解除する場合には、1番目の収容部18に対応する切断用凹溝27にニッパー等の切断具を宛がって1番目の収容部18内に収容された横断面略U字形状の封止部材19の中央部を切断して、封止部材19を取り外すことで、開放阻止片21と突出片26との係合関係を解除することが可能となる。これにより、基板ケース12の封止を解除すると共に、封止部材19を切断した痕跡(つまり、基板ケース12の封止を解除した痕跡)を1番目の収容部18に残す。
回路基板11の検査や交換等の後、再び、基板ケース12を封止する場合には、2番目の収容部18内の封止部材19で基板ケース12を封止し、その後、基板ケース12の封止を解除する場合には、2番目の収容部18内に収容された封止部材19を切断する。このようにして、基板ケース12に設けられた収容部18の個数に対応した回数だけ基板ケース12の封止と封止解除を繰り返すことが可能である。
以上説明した本実施例では、封止部材19に、基板ケース12のカバー部14の開放を阻止する開放阻止片21と、基板ケース12からの離脱を防止する離脱防止爪20とを別々に設け、上下一対の開放阻止片21でケース本体部13側とカバー部14側の突出片26を挟んで基板ケース12のカバー部14の開放を阻止するようにしたので、開放阻止片21によって基板ケース12のカバー部14の開放を強固に阻止することができる。このため、封止された基板ケース12のカバー部14を無理やりこじ開けようとする不正行為が行われたときに、そのこじ開け力が大きくても、基板ケース12のカバー部14を確実に閉鎖状態に保持することができ、基板ケース12の封止構造の防犯性を向上させることができる。しかも、基板ケース12のカバー部14を開放しようとする荷重を封止部材19の開放阻止片21で受け止めて離脱防止爪20に荷重が掛からないようにすることができるため、封止部材19の離脱防止爪20を収納部18の段差部25に弾性係合させる構成とした場合でも、離脱防止爪20の弾性係合が外れたり、離脱防止爪20が破損したりすることを防止することができる。
また、本実施例では、収容部18内に封止部材19が裏向きの姿勢で配置されたときに、封止部材19の開放阻止片21が基板ケース12のカバー部14の開放を許容する位置に格納され、収容部18内に封止部材19が表向きの姿勢で配置されたときに、封止部材19の開放阻止片21が基板ケース12のカバー部14の開放を阻止する位置に突出するようにしたので、収容部18内に裏向きの姿勢で配置された封止部材19を取り出して、該封止部材19を表向きの姿勢にして収容部18内に配置し直すだけの簡単な作業で、基板ケース12のカバー部14を開放可能な状態から基板ケース12を封止した状態に切り換えることができる。
更に、本実施例では、封止部材19が裏向きの姿勢のときに、封止部材19の第1の開口部23からの挿入が許容されて第2の開口部24からの挿入が阻止され、封止部材19が表向きの姿勢のときに、封止部材19の第1の開口部23からの挿入が阻止されて第2の開口部24からの挿入が許容されるようにした。これにより、基板ケース12を封止しない場合に、基板ケース12のカバー部14を開放して第1の開口部23を開放した状態で、封止部材19を裏向きの姿勢で第1の開口部23から収容部18内に挿入する作業を行う際に、誤って封止部材19を表向きの姿勢で第1の開口部23から収容部18内に挿入しようとしても、それを阻止することができ、意に反して基板ケース12が封止されてしまうことを未然に防止することができる。一方、基板ケース12を封止する場合に、基板ケース12のカバー部14を閉鎖した状態で、封止部材19を表向きの姿勢で第2の開口部24から収容部18内に挿入する作業を行う際に、誤って封止部材19を裏向きの姿勢で第2の開口部24から収容部18内に挿入しようとしても、それを阻止することができ、基板ケース12が封止されない状態で放置されてしまうことを未然に防止することができる。
また、本実施例では、収容部18内に収容された横断面略U字形状の封止部材19の中央部を切断することで基板ケース12の封止を解除するようにしたので、基板ケース12内の回路基板11の検査や交換時に、樹脂製の断面略U字形状の封止部材19の中央部を切断するという簡単な作業で基板ケース12の封止を解除することができると共に、封止部材19を切断した痕跡(つまり、基板ケース12の封止を解除した痕跡)を収容部18に残すことができ、万一、不正に基板ケース12の封止が解除されても、それを早期に発見することができる。
尚、上記実施例では、樹脂材料で封止部材19を形成したが、金属材料等で封止部材19を形成するようにしても良い。更に、封止部材19を収容した収容部18を基板ケース12から切断分離することで基板ケース12の封止を解除する構成としても良い。また、収容部18や封止部材19(離脱防止部や開放阻止部)の形状を適宜変更しても良い。
また、本発明は、メイン制御基板や払出制御基板以外の回路基板(例えば、球発射装置を制御する発射制御基板、球払出装置と球発射装置を制御する枠制御基板、画像制御基板、音声制御基板、電源基板等)を収納する基板ケースの封止構造に適用しても良い。
また、本発明の適用範囲は、一般のパチンコ機の基板ケースの封止構造に限定されず、アレンジ式のパチンコ機や遊技球を使用してスロットルゲームを行う遊技機等、種々の遊技機の基板ケースの封止構造に本発明を適用しても良い。
本発明の一実施例における基板ケースの半開放状態を示す正面図である。 基板ケースの半開放状態を示す側面図である。 基板ケースが開放された状態の収容部及び裏向き姿勢の封止部材の斜視図である。 基板ケースが閉鎖された状態の収容部及び表向き姿勢の封止部材の斜視図である。 基板ケースの収容部を及びその周辺部の側面図である。 図5のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。
符号の説明
11…回路基板、12…基板ケース、13…ケース本体部、14…カバー部(開閉部分)、18…収容部、19…封止部材、20…離脱防止爪(離脱防止部)、21…開放阻止片(開放阻止部)、22…識別表示、23…第1の開口部、24…第2の開口部、25…段差部、26…突出片、27…切断用凹溝

Claims (4)

  1. 遊技機の回路基板を収納する基板ケースの開閉部分を封止部材によって閉鎖状態で封止する基板ケースの封止構造において、
    前記封止部材に、前記基板ケースの開放を阻止する開放阻止部と、前記基板ケースからの離脱を防止する離脱防止部とが別々に設けられていることを特徴とする基板ケースの封止構造。
  2. 前記基板ケースに、前記封止部材を収容する収容部が設けられ、
    前記収容部内に前記封止部材が第1の姿勢で配置されたときに前記封止部材の開放阻止部が前記基板ケースの開放を許容する位置に配置され、前記収容部内に前記封止部材が第2の姿勢で配置されたときに前記封止部材の開放阻止部が前記基板ケースの開放を阻止する位置に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板ケースの封止構造。
  3. 前記収容部には、前記基板ケースの開閉に応じて開閉される第1の開口部と前記基板ケースの開閉に関係なく開放されている第2の開口部とが設けられ、前記封止部材が前記第1の姿勢のときに前記第1の開口部からの挿入が許容されて前記第2の開口部からの挿入が阻止されると共に、前記封止部材が前記第2の姿勢のときに前記第1の開口部からの挿入が阻止されて前記第2の開口部からの挿入が許容されるように形成され、
    前記基板ケースを封止しない場合には、前記基板ケースの開閉部分を開放して前記第1の開口部を開放した状態で前記封止部材を前記第1の姿勢で前記第1の開口部から前記収容部内に挿入し、前記基板ケースを封止する場合には、前記基板ケースの開閉部分を閉鎖した状態で前記封止部材を前記第2の姿勢で前記第2の開口部から前記収容部内に挿入するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の基板ケースの封止構造。
  4. 前記封止部材は、樹脂材料により断面略U字形状に形成され、前記収容部内に収容された状態で該U字形状の中央部を切断することで前記基板ケースの封止が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板ケースの封止構造。
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