JP2016135354A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、該第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で該第1ケース体および該第2ケース体を封止して前記基板ボックスを開封不可とする封印部が形成されたボックス封印部材と、を備え、
前記ボックス封印部材の封印部に係止する係止部材は、板材を曲折した2か所の挿入先端を具備し、両挿入先端側に形成された掛止め用の各切欠きの向きがそれぞれ逆向きに成る、ことを特徴とする。
図1は本発明のパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。
外枠11は、図1及び図4に示すように、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
<遊技機ベースユニット22>
図5は遊技機ベースユニット22の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図7は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図5では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。
遊技機ベースユニット22は、図5に示すように、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41にはその後方から遊技盤61が着脱可能に取り付けられている。詳細には、樹脂ベース41の裏面には、図7に示すように、複数(本実施の形態では4箇所)の固定金具52〜55が設けられており、これら固定金具52〜55によって遊技盤61は後方へ脱落しないように固定されている。固定金具52〜55は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。
遊技盤61は合板より成り、遊技盤61の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔51を通じて遊技機ベースユニット22の前面側に露出した状態となっている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置であり、後述する表示制御装置101により、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示するように制御されている。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
遊技機ベースユニット22の樹脂ベース41の前面における回動基端側には、その上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられている。これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31(図3参照)に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図7の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を開放させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
遊技機前面ユニット23の構成について図1に基づいて説明する。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)の遊技球発射機構80へ導く機能を有する球受皿である。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図8の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図8の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。
図9は裏パックユニット24の正面図である。図10は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部127とを有する。保護カバー部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
図11は本発明の基板ボックス108を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図12は本発明の基板ボックス108に本体取付封印部材1093を取り付けた状態を示す斜視図である。図13は本発明の基板ボックス108に本体取付封印部材1093を取り付ける状態を示す斜視図である。図14は本発明の基板ボックス108にその周辺の部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。
基板ボックス(第1基板ボックス)108は、その内部に、所定の遊技に関する制御を司る主制御基板(図示省略)を収容している。主制御基板は、パチンコ機10を統括制御しており、始動入賞に基づく遊技内容処理や遊技球の払出など種々の制御を行っている。
具体的には、図14に示すように、ボックスベース1081の開口部をほぼ覆うようにボックスカバー1082を合わせた状態で、このボックスベース1081とボックスカバー1082とは相対的に係止爪1084の鉤部の先端部分の長さ程度にスライド可能であり、この鉤部の先端部分の長さ程度にスライド移動させると、ボックスベース1081の開口部をボックスカバー1082で閉塞した状態に合わせた位置となり、ボックスベース1081とボックスカバー1082とのスライドが停止する構成としている。
基板ボックス108は、図14に示すように、ボックスカバー1082の所定箇所に形成された有底収納部1087の内部に挿入されて係止される係止用部材1088と、この係止用部材1088に嵌合するボックス封印部材1086と、有底収納部1087に係止用部材1088およびボックス封印部材1086が装着された状態で、かつ、ボックスカバー1082にボックスベース1081を相対的にスライド装着した状態で、封印部1090に挿入されて係止用部材1088に係止される係止部材1091と、予備封印部1090aに係止される予備係止部材1092との2種類の係止用の部材を備えている。
このような機能を有する固定解除用被破壊部1097により、本体取付封印部材1093の側方に配置する複数の別封止部1094は側方へ大きく飛び出した形状になる。本体取付封印部材1093の一面から別封止部1094の先端までは大きな間隔(L1)を有する。また、2番目の予備係止部材1092を保持する予備封印部1090aは、ボックスベース1081の側面に突出するように設けられている。これらの別封止部1094と予備封印部1090aがお互いに干渉しあっている。そこで、本発明では、基板ボックス108側のボックス封印部材1086の係止部材1091の封印部1090と、予備係止部材1092の予備封印部1090aと、本体取付封印部材1093の別封止部1094が、それぞれ互い違いに入り組んだ状態になるように配置した。
図16は係止用部材1088をボックスカバー1082に取り付ける状態を示す拡大斜視図である。図17は係止用部材1088をボックス封印部材1086に嵌合する前の状態を示す拡大断面図である。図18は係止用部材1088をボックス封印部材1086に嵌合した状態を示す拡大断面図である。
本発明の係止用部材1088は、例えば細長い1枚の金属板を短手方向に横断面が略コ字形状になるように曲折したものである。係止用部材1088は、ボックスカバー1082に形成された長溝状の有底収納部1087から容易に抜け出ないように嵌合する。更に、この係止用部材1088の隙間には、ボックス封印部材1086の長手方向に形成された数か所の凸条1098が嵌合する。これらの凸条1098は、図17に示すように、一部の封止部1090では横切るように形成されている。係止部材1091,予備係止部材1092をこの封止部1090から差し込み固定することにより、ボックスベース1081をボックスカバー1082に強固に固定することができる。
なお、図16の図示例では2か所の受け口1104を形成した実施例を示している。この受け口1104は係止部材1091又は予備係止部材1092の挿入を干渉しない位置であればこのような2か所に限定されない。
本発明の係止用部材1088は、その全体の形状にせん断加工かつ抜け止め1099の切欠き加工を同時に行い1種類の金型を用いて成型し、この打ち抜いた部品を抜け止め1099を突出させた状態で、部品全体を横断面形状が略コ字形状になるように曲折する1種類の金型を用いて成型し、2種類の金型で成型が完了する。
次に金型プレス加工により、図19(b)に示すように、係止用部材1088全体を断面形状がコ字形状に成形すると同時に、図19(c)に示すように、受け口1104の曲げ加工と抜け止め1099部分の曲げ加工する。そこで、従来のように3種類の金型を用いる必要がないので、製造コストを低減することができる。
図20は本発明の係止部材1091と予備係止部材1092をボックスベース1081の開口部1089に差し込む状態を示す斜視図である。図21は本発明の基板ボックス108に係止部材1091と予備係止部材1092とその周辺の部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。
本発明の係止部材1091と予備係止部材1092は、ボックスベース1081の開口部1089とボックス封印部材1086の封印部1090に挿入する部材である。係止部材1091と予備係止部材1092はボックス封印部材1086の封印部1090に挿入され、その先の係止用部材1088に係止された状態となる。これによりボックスベース1081とボックスカバー1082との相対的なスライド移動を不可とするとともに、係止後の係止部材1091と予備係止部材1092が取り外し不可となる。
係止部材1091と予備係止部材1092とは2種類の形状のものを用いている。1番
目の係止部材1091は、図22に示すように、例えば金属製の細長い板材を断面形状が
略コ字状に成るように曲折したものである。この係止部材1091は2か所の挿入先端を
具備し、両挿入先端側に掛止め用の切欠き1100が形成されている。係止用部材108
8の両係止部1099は、図24の拡大正面図に示すように、封印部1090内において
互い違いに突出した状態にある。そこで、この両方の係止部1099に掛け止めるように
係止部材1091は2か所の挿入先端を具備し、両挿入先端側に形成した掛止め用の切欠
き1100は、図22に示すように、その開口の向きがそれぞれ逆向きに成る。
一方、図23(c)に示すような形状であると、支持部分P2の幅(d4)を長くして貫通穴P1もある程度の大きさにすると、全体的に係止部材の幅(d5)が長くなり、基板ボックス108全体をコンパクトにするという趣旨に反する。そこで、本発明では、掛止める部分の機能を損なうことなく全体をコンパクトにするため、図23(a)に示すように、切欠き1100の奥行き(d1)と支持部の幅(d2)とを略同じ長さにして強度を維持しつつ、係止部材1091全体の小型化を実現したものである。
図26は本発明の2番目の予備係止部材1092を示す拡大斜視図である。
2番目の予備係止部材1092は、上述したようにボックスベース1081の側面に突出するように設けられた予備封印部1090a内に備えられる部材である。予備係止部材1092は、当初はこの予備封印部1090aに差し込まれていない、この予備係止部材1092は、例えば金属製の細長い板材を断面形状が略L字形状に曲折したものである。この予備係止部材1092は1か所の挿入先端を具備し、その挿入先端側に掛止め用の係止部1101が形成されている。
図27は本発明の基板ボックス108に、封印シール1201と、封印シールケース1212と、カッターカバー1217をこの順番で取り付ける状態を示す斜視図である。図28は本発明の基板ボックス108に封印シールケース1212を取り付ける前の状態を示す右側面図である。図29は本発明の基板ボックス108に封印シールケース1212を取り付けた後の状態を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
図27と図28に示すように、基板ボックス108を構成するボックスベース1081には封印シール1201を貼り付けるための貼付板部1202が形成されている。貼付板部1202は、ボックスベース1081の短辺側に沿うようにして略板状に形成されている。また、ボックスベース1081に形成された貼付板部1202に対応させてボックスカバー1082にも同様の貼付板部1203が形成されており、両貼付板部1202,1203は隙間をあけて配置されている(図28参照)。これら両貼付板部1202,1203には、厚み方向に貫通するねじ穴1204が形成されており、ねじにより両貼付板部1202,1203(ボックスベース1081及びボックスカバー1082)が固定されている。即ち、ボックスベース1081とボックスカバー1082との固定は、上述した係止部材1091,1092が封印部1090および開口部1089に差し込まれ、更にこの貼付板部1202,1203におけるねじ固定により行われている。
特に、封印シール1201をその隅角から剥がしていくと、剥がす力に伴う応力がベースシートの隅角部分にある内側端部に集中し、ベースシートが対角線方向に大きく破壊されることとなる。また、封印シール1201は貼付板部1202,1203に対して略コの字状に折り曲げて貼り付けられているので、封印シール1201をその隅角から剥がしていくと、剥がす力に伴う応力が折り曲げ部分に集中し、ベースシートが破壊されることとなる。
これにより、封印シール1201が剥がされたことの痕跡を残すことができ、主制御基板に対して不正行為が行われたことを容易に発見することができる。
図30は本発明のカッター1205を示し、(a)は拡大正面図、(b)はB−B線拡大断面図である。
本発明の封印シール1201用のカッター1205は、貼付板部1202,1203の境界に出没するように取り付けられている。このカッター1205は、基板ボックス108を開封する際に、貼付板部1202,1203に跨ぐように貼り付けられた、アンテナ付きICチップを有する封印シール1201を切断する部材である。このように主制御基板を収容するボックスベース1081とボックスカバー1082とを跨ぐようにして封印シール1201が貼り付けられている。基板ボックス108を開封するためには、貼付板部1202,1203から封印シール1201を切断し、又は剥がして貼付板部1202,1203のネジ固定を解除する必要がある。この場合、封印シール1201が不正に剥がされたこと、即ち、主制御基板に対して不正が行われたことの痕跡が明確に残ることとなる。
このカッター1205は、両貼付板部1202,1203の内側に位置し、このカッター1205のストッパ部1210がボックスベース1081又はボックスカバー1082側に係止された状態で、封印シール1201を両貼付板部1202,1203に跨るように貼り付ける。カッター1205のつまみ部1208は貼付板部1202,1203の隙間から飛び出した状態になる。これらのカッター1205と封印シール1201とを保護するように封印シールケース1212を被せる。この封印シールケース1212により封印シール1201に直接触れることを防止して不具合が発生しないようにする機能を有する。不正を防止する機能を有する。
鋭利なカッターで封印シール1201を切断すると、鋭利な切断線を巧妙につなぎ合わせ、これを再利用されるおそれがある。そこで、本発明は鈍い刃部を有するカッター1205を用いた。図31に示すように、切断した封印シール1201の切断線が粗くなるので、この切断部分を精緻に接続することができず、再度貼付することを防止することができる。見掛け上その封印シール1201が切断され、封印シール1201が不正に剥がされたこと、即ち、主制御基板に対して不正が行われたことの痕跡が明確に残ることとなる。
図34は本発明の基板ボックス108にカッターカバー1217を取り付ける状態を示す斜視図である。図35は本発明の基板ボックス108にカッターカバー1217を取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。
封印シール1201と封印シールケース1212とを包むように、カッターカバー1217を被せる。このカッターカバー1217により、封印シール1201は勿論のこと封印シールケース1212にも触れづらくしている。更に、カッター1205のつまみ部1208のみ開口窓1218(図27参照)から突出させる構造であり、刃本体1206は動作できないようになっている。
図36はヒンジ構造1311と共に本体取付封印部材1093を基板ボックス108に取り付ける状態を示す分解斜視図である。図37はヒンジ構造1311に本体取付封印部材1093を取り付ける状態を示す拡大斜視図である。
ヒンジ構造1311は、本体取付封印部材1093に取り付けられる。本体取付封印部材1093は、基板ボックス108(ボックスベース1081とボックスカバー1082)を遊技盤61の背面側に、このヒンジ構造1311を介在して取り付ける部材である。
ヒンジ構造1311は、本体取付封印部材1093と連結する本体取付封印部材用受け部1312、ヒンジ機能を奏する回動部1313と回動受け部1314とから成る。この回動部1313は遊技盤61の背面側に取り付けられた回動受け部1314に回動自在に支持される部材である。
また、この2か所の突起1321の配置及びその周囲の空洞部1322は、軸材の突起1321のある側壁部分が軸材の中心側に撓んで、回動受け部1314の抜け止め溝部1323に入りやすくするためである。勿論この空洞部1322は軽量化にも寄与している。
本体取付封印部材用受け部1312は、その周囲に、更に基板ボックス108(ボックスベース1081)の側面に、装着されたボックス封印部材1086に設けられたポケット1324に係合する係合部1325を具備している。
図43はヒンジ構造1311の変形例1を示し、(a)は組み付ける前の状態の正面図、(b)は凹部1328部分の拡大正面図である。
本発明のヒンジ構造1311は回動部1313の軸材が回動受け部1314内においてその周囲回り方向において約180度の角度内で回動する。そこで、基板ボックス108がこのヒンジ構造1311の周囲を回動することにより、基板ボックス108の裏面側(ボックスカバー1082)を見ることができる。
または、ヒンジ構造1311の変形例2は、凹部1328に代えて、回動受け部1314の内周に設けられた溝部1323の下側、即ち回動部1313の軸材の突起1321が摺動する部分を細かい凹凸状、あるいは梨地状にして滑らないように構成することもできる(図示省略)。
複数配列されたボックス封印部材の封印部と、複数配列された本体取付封印部材の別封印部とが組み込まないように配列することも可能である。遊技機の形態に応じて、個別的に組み込まない配列、又は組み込む配列にすることができる。
(1)上記実施の形態では、残存遊技球数が29個となるように、上下通路ユニットにおいて切換片から払出装置の回転体までの通路長を設定したが、残存遊技球数は29個に限定されることはなく、単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しない数であれば具体的な数は任意である。例えば、上記実施の形態における単位遊技球数の設定において、残存遊技球数を17個、19個、23個等としてもよい。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に係り、特に遊技機の基板を収容する基板ケース(基板ボックス)を破壊して開封したときにその痕跡を残し、その制御基板が不正操作されたことを推知させる構造を有する基板ボックスを用いた遊技機に関する。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で前記第1ケース体および前記第2ケース体を封止して該基板ボックスを開封不可とする封印部が複数配列されたボックス封印部材と、
前記基板ボックスを遊技機に取り付けるために、別封印部が複数配列された本体取付封印部材と、を備え、前記複数配列されたボックス封印部材の封印部と、複数配列された本体取付封印部材の別封印部とを組み込むように配列した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A3は、前記ボックス封印部材と前記本体取付封印部材は、前記基板ボックスの短手方向の側面に配列した、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
なお、前記ボックス封印部材と前記本体取付封印部材は、前記基板ボックスの側面と平行になるように正確に直線状に配列する必要はなく、基板ボックスのコンパクト化に寄与できる程度に組み込むように配列したものでもよい。
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に係り、特に遊技機の基板を収容する基板ケースを破壊して開封したときにその痕跡を残し、その制御基板が不正操作されたことを推知させる構造を有する基板ボックスを用いた遊技機に関する。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で前記第1ケース体および前記第2ケース体を封止して該基板ボックスを開封不可とする封印部が複数配列されたボックス封印部材と、
前記基板ボックスを遊技機に取り付けるために、別封印部が複数配列された本体取付封印部材と、を備え、
前記第1ケース体に前記ボックス封印部材を係止用部材を介して連結した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機B2は、前記第1ケース体に形成した凹部に前記係止用部材を嵌脱自在に装着し、該係止用部材に形成した凹部に、前記ボックス封印部材の凸部を嵌脱自在に装着した、ことを特徴とする遊技機B1の遊技機。
遊技機B3では、この受け口によりボックス封印部材の凸条の端縁が引っ掛からず、凸条を係止用部材の開口に円滑に差し込むことができる。
遊技機B4では、受け口の折り返し部が、ボックスカバーの壁面の端縁に嵌合して係止用部材の開口を固定し、閉じないようにする。この凸条の係止用部材への差し込みを容易にすることができる。
遊技機B5では、係止用部材を製造する際に、従来では3種類の金型を必要としたが、せん断加工と切欠き加工を同時に行い、1回の曲げ加工で断面形状がコ字形状になる部品を製造でき、金型を2種類使用するだけでよいので製造コストの低減を図ることができる。
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ玉でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に係り、特に遊技機の基板を収容する基板ケースを破壊して開封したときにその痕跡を残し、その制御基板が不正操作されたことを推知させる構造を有する基板ボックスを用いた遊技機に関する。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で前記第1ケース体および前記第2ケース体を封止して該基板ボックスを開封不可とする封印部が形成されたボックス封印部材と、を備え、
前記ボックス封印部材の封印部に挿入するかしめ部材は、細長い板材を曲折した2か所の挿入先端を具備し、両挿入先端側に形成された掛止め用の各切欠きの向きがそれぞれ逆向きに成る、ことを特徴とする遊技機。
遊技機C1では、かしめ部材の掛止め用の各切欠きの向きがそれぞれ逆向きに形成されているので、貫通穴方式のものと比較して、挿入方向の幅方向が広くならないので、部材全体を小型化することができ、基板ボックス全体の小型化に寄与する。
遊技機C3は、前記かしめ部材は断面形状で略U字状に成る、ことを特徴とする遊技機C1の遊技機。
遊技機C2、C3では、各切欠きの向きがそれぞれ逆向きに形成されているので、かしめ部材を何れの向きに差し込んでも基板ボックス側に掛止めすることができる。
遊技機C4では、掛止める部分の機能を損なうことなく、強度を維持しつつ、かしめ部材全体の小型化を図ることができる。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で前記第1ケース体および前記第2ケース体を封止して該基板ボックスを開封不可とする封印部が形成されたボックス封印部材と、を備え、
前記ボックス封印部材の封印部に挿入するかしめ部材は、細長い板材を断面形状で略L字形状に曲折した形状になり、その挿入先端側に掛止め部が形成されている、ことを特徴とする遊技機。
遊技機C6は、前記かしめ部材の掛止め部は貫通穴である、ことを特徴とする遊技機C5の遊技機。
遊技機C7は、前記かしめ部材の掛止め部は切欠きである、ことを特徴とする遊技機C5の遊技機。
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ玉でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に係り、特に遊技機の基板を収容する基板ケースを破壊して開封したときにその痕跡を残し、その制御基板が不正操作されたことを推知させる構造を有する基板ボックスを用いた遊技機に関する。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体と第2ケース体との両開口の外周部に設けられ、相互に対向する板面を有する貼付板部と、から成り、
前記両貼付板部の境界を跨ぐようにして、それら貼付板部に貼り付けられる封印シールと、
前記各貼付板部の境界に出没するように取り付けたカッターと、を備え、
前記カッターの動作を規制するカッターカバーを前記基板ボックスに着脱自在にかぶせ、該カッターカバーを外し、該カッターで前記封印シールを切断したときに、前記第1ケース体と第2ケース体とを分離することができるように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機D2は、前記カッターは、一端を前記第1ケース体又は第2ケース体の外周部に回動自在に取り付け、他端につまみ部と仮止めするストッパ部を形成した、ことを特徴とする遊技機D1の遊技機。
遊技機D4は、前記カッターカバーに前記遊技機側に着脱自在に固定する係止部材を設けた、ことを特徴とする遊技機D1、D2又はD3の遊技機。
遊技機D3、D4では、鈍い刃部を有するカッターでは、切断した封印シールの切断線が粗くなるので、この切断部分を精緻に接続することができず、再度貼付することを防止することができる。
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ玉でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に係り、特に遊技機の基板を収容する基板ボックスを用いた遊技機に関する。
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、該第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記基板ボックスを遊技機に取り付けるために、別封印部が複数配列された本体取付封印部材とは別部品として形成され、本体取付部品と一体化される本体取付封印部材用受け部と、を備え、
前記本体取付封印部材を、前記本体取付封印部材用受け部と回動部とを有するヒンジ構造により、遊技機の一部に連結するように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機E1では、ヒンジ構造が基板ボックスの被連結部の挿入口に金属製の挿入片を差し込む構成ではないので、従来のように被連結部の挿入口の隙間からナイフ、細い針金状の部材を差し込んだ不正を防止しやすくなる。
遊技機E2では、合成樹脂材で成形されているので、その接合箇所が密になり、ナイフ、ドライバーその他の鋭利な先端を有する工具等でこじ開けることを抑止できる。また、金属と合成樹脂といった接合部分を少なくして、素材の強度、剛性等の極端な相違による接触部分の破損、損傷等を回避することができる。
遊技機E3では、破断ねじで連結固定したので、本体取付封印部材1093から基板ボックス108を不正に取り外せないようにすることができる。
108基板ボックス
1081ボックスベース
1082ボックスカバー
1086ボックス封印部材
1087有底収納部
1088係止用部材
1090封止部
1091係止部材
1092予備係止部材
1093本体取付封印部材
1094別封止部
1095破断ねじ
1097固定解除用被破壊部
1100係止部
1101係止部
1104受け口
1201封印シール
1202貼付板部
1203貼付板部
1205カッター
1206刃本体
1212封印シールケース
1217カッターカバー
1311ヒンジ構造
1312本体取付封印部材用受け部
1313回動部
1314回動受け部
1321突起
Claims (1)
- 遊技機についての所定の遊技に関する制御を司る制御基板を内部に収容する基板ボックスを備えた遊技機であって、
前記基板ボックスは、
第1ケース体と、前記第1ケース体と合わされる第2ケース体と、
前記第1ケース体に前記第2ケース体を合わせた状態で前記第1ケース体および前記第2ケース体を封止して該基板ボックスを開封不可とする封印部が形成されたボックス封印部材と、を備え、
前記ボックス封印部材の封印部に挿入するかしめ部材は、細長い板材を曲折した2か所の挿入先端を具備し、両挿入先端側に形成された掛止め用の各切欠きの向きがそれぞれ逆向きに成る、ことを特徴とする遊技機。
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