JP2006120947A - 接着層付き回路基板、並びに多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記課題を解決する本発明の接着層付き回路基板100は、絶縁板12の主面上上に導体回路14が形成された回路基板10と、少なくとも導体回路14の表面上に設けられた接着層20とを備える接着層付き回路基板100であって、接着層20は、(A)成分;ポリアミドイミドと、(B)成分;該ポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を有し、かつエチレン性不飽和結合を有する化合物とを含有する硬化性樹脂組成物からなるものであることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る接着層付き回路基板100は、コア基板として用いられるものであり、回路基板10と、接着層20とから構成されている。より詳しくは、回路基板10は、絶縁板である積層板12と、積層板12の両面(両主面)上に形成された所定形状を有する導体回路14とから構成されており、両面とも、それらの導体回路14の表面14a上、及び積層板12の表面12a上に接着層20が形成されている。なお、回路基板10には、公知の方法によって、基準穴等が設けられていてもよい。
(A)成分であるポリアミドイミドは、特に限定されるものではないが、例えば、無水トリメリット酸と芳香族ジイソシアネートとの反応による、いわゆるイソシアネート法で合成されるポリアミドイミドが挙げられる。ポリアミドイミドを合成するイソシアネート法の具体例としては、芳香族トリカルボン酸無水物とエーテル結合を有するジアミン化合物とをジアミン化合物過剰存在下で反応させ、次いでジイソシアネートを反応させる方法(例えば、特許2897186号公報に記載の方法)、芳香族ジアミン化合物と無水トリメリット酸とを反応させる方法(例えば、特開平04−182466号公報に記載の方法)が挙げられる。
(B)成分であるアミド反応性不飽和化合物は、熱等を加えることにより(A)成分であるポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を有するものであり、エチレン性不飽和結合を有していれば特に限定されない。具体的には、例えば、エチレン性不飽和結合を有するエポキシ化合物、エチレン性不飽和結合を有するオキセタン化合物等が挙げられ、エチレン性不飽和結合を有するエポキシ化合物を用いると好ましい。
本実施形態に係る接着層付き回路基板は、第1実施形態に係る接着層付き回路基板と、接着層が(A)成分;ポリアミドイミドと、(C)成分;該ポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を2つ以上有する化合物(以下、必要に応じて「アミド反応性化合物」という。)と、(D)成分;(C)成分と反応し得る官能基を有し、かつエチレン性不飽和結合を有する化合物(以下、必要に応じて「反応性不飽和化合物」という。)とを含有する硬化性樹脂組成物からなるものである点で異なるが、その他の点については第1実施形態に係る接着層付き回路基板と同様である。以下、接着層を構成する硬化性樹脂組成物及びその成分について説明する。
(C)成分であるアミド反応性化合物は、熱等を加えることにより(A)成分であるポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を2つ以上有していれば特に限定されない。具体的には、例えば、2つ以上のオキシラン環又はオキセタン環を有する化合物、すなわち多官能のエポキシ化合物(オキシラン化合物)又はオキセタン化合物等が挙げられ、多官能のエポキシ化合物がより好ましい。多官能のエポキシ化合物としては、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂、アラルキレン骨格含有エポキシ樹脂、ビフェニル−アラルキレン骨格エポキシ樹脂、フェノールサリチルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂、低級アルキル基置換フェノールサリチルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ樹脂、多官能グリシジルアミン型エポキシ樹脂及び多官能脂環式エポキシ樹脂等が例示される。(C)成分であるアミド反応性化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)成分である反応性不飽和化合物は、分子中に1つ以上のエチレン性不飽和結合を有し、しかも、熱等を加えることにより(C)成分のアミド反応性化合物と反応する官能基を有する化合物であれば特に限定されない。具体的には、例えば、エチレン性不飽和結合を有し、かつフェノール性水酸基、アルコール性水酸基、カルボキシル基、アミド基、アミノ基、イミノ基又は上記式(III)で表される基を有する変性ポリブタジエンが挙げられる。特に、エチレン性不飽和基が末端及び/又は側鎖に存在するビニル基である変性ポリブタジエンが好適に用いられる。
第3実施形態に係る多層プリント配線板200は、回路基板50の両面に硬化層60、絶縁樹脂層70、金属箔80がこの順で積層されている。より詳しくは、回路基板50は、絶縁板である積層板52と、積層板52の両面に形成された導体回路54とから構成されており、両面とも、導体回路54の表面54a上、及び積層板52の表面52a上に硬化層60及び絶縁樹脂層70がこの順で積層されている。
(合成例1)
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、飽和脂環式炭化水素基を有するジアミン化合物Aとして(4,4’−ジアミノ)ジシクロヘキシルメタン(ワンダミンHM(WHM)、新日本理化社製、商品名)45mmol、シロキサンジアミン化合物Bとして反応性シリコーンオイル(X−22−161−B、信越化学工業社製、アミン当量:1500、商品名)5mmol、無水トリメリット酸(TMA)105mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)145gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、飽和脂環式炭化水素基を有するジアミン化合物Aとして(4,4’−ジアミノ)ジシクロヘキシルメタン(ワンダミンHM(WHM)、新日本理化社製、商品名)140mmol、飽和脂肪族炭化水素基を有するジアミン化合物CとしてジェファーミンD−2000(サンテクノケミカル社製、商品名)35mmol、無水トリメリット酸(TMA)368mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)413gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、飽和脂肪族炭化水素基を有するジアミン化合物CとしてジェファーミンD−2000(サンテクノケミカル社製、商品名)30mmol、シロキサンジアミン化合物Bとして反応性シリコーンオイル(X−22−161−B、信越化学工業社製、アミン当量:1500、商品名)10mmol、芳香族ジアミン化合物として(4,4’−ジアミノ)ジフェニルメタン(DDM)60mmol、無水トリメリット酸(TMA)210mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)407gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、飽和脂肪族炭化水素基を有するジアミン化合物CとしてジェファーミンD−2000(サンテクノケミカル社製、商品名)30mmol、芳香族ジアミン化合物Dとして(4,4’−ジアミノ)ジフェニルメタン(DDM)120mmol、無水トリメリット酸(TMA)315mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)442gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、シロキサンジアミン化合物Bとして反応性シリコーンオイル(X−22−161−B、信越化学工業社製、アミン当量:1500、商品名)11mmol、芳香族ジアミン化合物Dとして(4,4’−ジアミノ)ジフェニルメタン(DDM)99mmol、無水トリメリット酸(TMA)231mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)309gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
まず、ディーンスターク還流冷却器、温度計、撹拌器を備えた1Lのセパラブルフラスコに、シロキサンジアミン化合物Eとして反応性シリコーンオイル(X−22−161−AS、信越化学工業社製、アミン当量:850、商品名)24mmol、芳香族ジアミン化合物Dとして(4,4’−ジアミノ)ジフェニルメタン(DDM)96mmol、無水トリメリット酸(TMA)252mmol、非プロトン性極性溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)289gを入れ、フラスコ内の温度を80℃に設定して30分間撹拌した。
(調製例1)
(A)成分である合成例1で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(B)成分である変性エポキシ化合物(PB3600、ダイセル化学工業社製、商品名、以下「変性エポキシ化合物A」という。)7.5gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.08g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.15gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド265gを配合して、調製例1の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例2で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(B)成分である変性エポキシ化合物(EPB−13、日本曹達社製、カルボン酸末端ポリブタジエンとビスフェノールA型エポキシ樹脂との反応物、商品名、以下「変性エポキシ化合物B」という。)6.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.06g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.12gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド255gを配合して、調製例2の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例3で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(B)成分である変性エポキシ化合物(A1020、ダイセル化学工業社製、商品名、以下「変性エポキシ化合物C」という。)10.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.1g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.2gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド290gを配合して、調製例3の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例4で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(N673、大日本インキ化学工業社製、商品名)5.0g、及び(D)成分である変性ポリブタジエン(BN−1015、日本曹達社製、商品名、以下「変性ポリブタジエンA」という。)4.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.05g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.08gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド280gを配合して、調製例4の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例5で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるフェノールノボラック型エポキシ樹脂(N770、大日本インキ化学工業社製、商品名)5.0g、及び(D)成分である変性ポリブタジエン(C−1000、日本曹達社製、商品名、以下「変性ポリブタジエンB」という。)4.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.05g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.08gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド280gを配合して、調製例5の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例6で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるビスフェノールA型エポキシ樹脂(DER−331L、ダウケミカル日本社製、商品名)6.0g、及び(D)成分である変性ポリブタジエン(ATBN1300X42、宇部興産社製、商品名、以下「変性ポリブタジエンC」という。)4.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.06g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.08gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド290gを配合して、調製例6の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例1で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(B)成分であるグリシジルメタクリレート(GMA、東京化成工業社製、商品名)5.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.05g、(E)成分であるラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)0.10gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド245gを配合して、調製例7の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例1で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(N673、大日本インキ化学工業社製、商品名)7.5gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.08gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド265gを配合して、比較調製例1の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例5で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるフェノールノボラック型エポキシ樹脂(N770、大日本インキ化学工業社製、商品名)5.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.05gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド265gを配合して、比較調製例2の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(A)成分である合成例6で得られたポリアミドイミドのNMP溶液100gに、(C)成分であるビスフェノールA型エポキシ樹脂(DER−331L、ダウケミカル日本社製、商品名)6.0gを配合し、更に硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業社製、商品名)0.06gを添加した後、N,N−ジメチルアセトアミド250gを配合して、比較調製例3の樹脂ワニス(接着層用)(固形分濃度約10質量%)を調製した。
(作製例1)
まず、冷却管、温度計、攪拌器を備えた2Lのセパラブルフラスコ内に、トルエン400gとポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPOノリルPKN4752、日本ジーイープラスチックス社製、商品名)120gを入れ、フラスコ内の温度を90℃に加熱しながら攪拌溶解した。次に、撹拌しながらフラスコ内にトリアリルイソシアヌレート(TAIC、日本化成社製、商品名)80gを添加し、溶解又は均一分散したことを確認後、室温まで冷却した。次いで、ラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)2.0gを添加した後、更にトルエン70gを配合して、固形分濃度約30質量%の樹脂ワニス(絶縁樹脂層用)を得た。
まず、冷却管、温度計、攪拌器を備えた2Lのセパラブルフラスコ内に、トルエン400gとポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPOノリルPKN4752、日本ジーイープラスチックス社製、商品名)120gを入れ、フラスコ内の温度を90℃に加熱しながら攪拌溶解した。次に、撹拌しながらフラスコ内に1,2−ポリブタジエン(B−1000、日本曹達社製、商品名)80g、架橋助剤としてジビニルベンゼン(DVB)10gを添加し、溶解又は均一分散したことを確認後、室温まで冷却した。次いで、ラジカル重合開始剤としてα,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン(パーブチルP、日本油脂社製、商品名)2.0gを添加した後、更にトルエン70gを配合して、固形分濃度約30質量%の樹脂ワニス(絶縁樹脂層用)を得た。
まず、冷却管、温度計、攪拌器を備えた10Lのセパラブルフラスコ内に、テトラヒドロフラン(THF)5000mL、ポリフェニレンエーテル樹脂(ノリルPPO646−111、日本ジーイープラスチックス社製、商品名)100gを入れ、フラスコ内の温度を60℃に加熱しながら攪拌溶解した。これを室温に戻した後、窒素気流下でn−ブチルリチウム(1.55mol/L、ヘキサン溶液)540mLを添加し、1時間撹拌した。更に、臭化アリル100gを添加して30分間撹拌した後、適量のメタノールを配合し、沈殿したポリマーを単離してアリル化ポリフェニレンエーテルを得た。
(製造例1)
作製例1で得られた両面銅張積層板の両面に、エッチング法を用いて、配線幅1cm、パターン幅(エッチング幅)1cmで直線配線がストライプ状に並んだ導体回路を形成して製造例1の両面回路基板(コア基板)を得た。形成された導体回路の表面粗さは0.9μmであった。
製造例1と同様にして、製造例2の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例2で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、製造例3の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例2で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、製造例4の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例3で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、製造例5の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例3で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、製造例6の両面回路基板(コア基板)を得た。
製造例1と同様にして、製造例7の両面回路基板(コア基板)を得た。
製造例1と同様にして、比較製造例1の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例3で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、比較製造例3の両面回路基板(コア基板)を得た。
作製例1で得られた両面銅張積層板に代えて、作製例3で得られた両面銅張積層板を用いた以外は製造例1と同様にして、比較製造例3の両面回路基板を得た。
(実施例1)
製造例1の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例1の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例2の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例2の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例3の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例2の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例3の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例4の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例2の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例4の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例5の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例5の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例6の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例6の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例7の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例7の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例1の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例8の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例2の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例9の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例3の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例2の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例10の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例4の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例2の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例11の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例5の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例12の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例6の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例13の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例7の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、実施例14の多層プリント配線板(3層板)を得た。
比較製造例1の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例1の多層プリント配線板(4層板)を得た。
比較製造例2の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例2の多層プリント配線板(4層板)を得た。
比較製造例3の接着層付き両面回路基板の両面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例3の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例1で得られた両面回路基板に、接着層を形成させることなく、その両面に上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例4の多層プリント配線板(4層板)を得た。
製造例1で得られた両面回路基板に製造例5と同様の粗化処理を行い、導体回路の表面粗さを3.0μmにした。
比較製造例1の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例6の多層プリント配線板(3層板)を得た。
比較製造例2の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例7の多層プリント配線板(3層板)を得た。
比較製造例3の接着層付き片面回路基板の導体回路側の面に、上述の作製例3の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例8の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例1で得られた片面回路基板に、接着層を形成させることなく、その導体回路側の面に、上述の作製例1の絶縁樹脂層用プリプレグ、及びロープロファイル銅箔をこの順で配置(ロープロファイル銅箔のM面をプリプレグ側とする。)して、これらを20℃で70分、2.9MPaのプレス条件で加熱加圧成形することにより、比較例9の多層プリント配線板(3層板)を得た。
製造例1で得られた片面回路基板に製造例5と同様の粗化処理を行い、導体回路の表面粗さを3.0μmにした。
実施例1〜7、比較例1〜5の多層プリント配線板(4層板)において、コア基板の絶縁層(積層板)で積層方向に2つに割いて剥がし、剥がした後に露出した絶縁層のいずれかの面をサンドペーパーで擦り、配線の幅方向に1cm長さの導体回路を露出させて評価用サンプルを作製した。その常態及びプレッシャークッカーテスト(PCT)用装置(条件:121℃、2.2気圧)中に5時間保持した後の銅箔引き剥がし強さ(単位:kN/m)を、規格JIS−C−6481−1996の「プリント配線板用銅張積層板試験方法」に準拠して測定した。結果を表3に示す。なお、この銅箔引き剥がし強さについて、0.01kN/mに満たなかったものについては、引き剥がし以前にすでに剥がれが確認された。
実施例1〜7、比較例1〜5の多層プリント配線板(4層板)において、50mm角に切断した上述の多層プリント配線板の両側の銅箔を全面エッチングし、評価用サンプルを作製した。その常態及びプレッシャークッカーテスト(PCT)用装置(条件:121℃、2.2気圧)中に所定時間(1〜3時間)保持した後のものを、260℃の溶融はんだに20秒間浸漬し、得られた評価用サンプルの外観を目視で調べた。結果を表3に示す。なお、表中の数字は、はんだ浸漬後の多層プリント配線板のうち、絶縁樹脂層と導体回路又はエッチング面(積層板)との間の膨れや、絶縁樹脂層でのミーズリングの発生が認められなかったものの枚数を意味する。
実施例8〜14、比較例6〜10の多層プリント配線板(3層板)において、その伝送損失(単位:dB/m)を測定した。上記多層プリント配線板(3層板)は、2枚の平面外導体(ロープロファイル銅箔)間に平面内導体(導体回路)が配置される線路構造(トリプレート線路構造)を有するため、そのまま評価用サンプルとして用いて、トリプレート線路共振器法によりこれらの伝送損失を測定した。トリプレート線路共振器法には、ベクトル型ネットワークアナライザーを用いた。なお、測定条件はライン幅:0.6mm、上下グランド導体間絶縁層距離:約1.04mm、ライン長:200mm、特性インピーダンス:約50Ω、周波数:3GHz、測定温度:25℃とした。結果を表4に示す。
Claims (28)
- 絶縁板の一方又は両方の主面上に導体回路が形成された回路基板と、少なくとも前記導体回路の表面上に設けられた接着層と、を備える接着層付き回路基板であって、
前記接着層は、
(A)成分;ポリアミドイミドと、
(B)成分;該ポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を有し、かつエチレン性不飽和結合を有する化合物と、
を含有する硬化性樹脂組成物からなるものである、接着層付き回路基板。 - 前記(A)成分が飽和炭化水素からなる構造単位を有する、請求項1記載の接着層付き回路基板。
- 前記(B)成分がオキシラン環又はオキセタン環を有する、請求項1又は2に記載の接着層付き回路基板。
- 前記(B)成分における前記エチレン性不飽和結合を有する官能基として、ビニル基、アリル基、アクリル基及びメタクリル基からなる群より選ばれる1種以上の基を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記(B)成分がポリブタジエン構造及びオキシラン環を有するエポキシ化合物である、請求項1又は2に記載の接着層付き回路基板。
- 前記エポキシ化合物が、その側鎖又は末端にビニル基を有する、請求項5又は6に記載の接着層付き回路基板。
- 前記エポキシ化合物が、下記一般式(1)、(2)又は(3)で表されるもの、あるいは下記一般式(5)で表される構造単位を有するものである、請求項5記載の接着層付き回路基板。
- 前記(B)成分の配合割合が、前記(A)成分100質量部に対して5〜200質量部である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記回路基板は、前記絶縁板と前記導体回路との間に、前記(A)成分及び前記(B)成分を含有する硬化性樹脂組成物を硬化させてなる層が設けられている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 絶縁板の一方又は両方の主面上に導体回路が形成された回路基板と、少なくとも前記導体回路の表面上に設けられた接着層と、を備える接着層付き回路基板であって、
前記接着層は、
(A)成分;ポリアミドイミドと、
(C)成分;該ポリアミドイミドのアミド基と反応し得る官能基を2つ以上有する化合物と、
(D)成分;前記(C)成分と反応し得る官能基を有し、かつエチレン性不飽和結合を有する化合物と、
を含有する硬化性樹脂組成物からなるものである、接着層付き回路基板。 - 前記(A)成分が飽和炭化水素からなる構造単位を有する、請求項11記載の接着層付き回路基板。
- 前記(C)成分が2つ以上のオキシラン環又はオキセタン環を有する、請求項11又は12に記載の接着層付き回路基板。
- 前記(C)成分及び前記(D)成分の総配合割合が、前記(A)成分100質量部に対して5〜200質量部であり、前記(D)成分の配合割合が、前記(C)成分100質量部に対して5〜1000質量部である、請求項11〜14のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記回路基板は、前記絶縁板と前記導体回路との間に、前記(A)成分、前記(C)成分及び前記(D)成分を含有する硬化性樹脂組成物を硬化させてなる層が設けられている、請求項11〜15のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記硬化性樹脂組成物が、(E)成分;ラジカル重合開始剤を更に含有する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記接着層が、前記硬化性樹脂組成物及び溶媒を含有する樹脂ワニスを前記導体回路の前記表面上に塗布した後に前記溶媒を揮発させることにより得られるものである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記接着層の膜厚が0.1〜10μmである、請求項1〜18のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記導体回路の前記表面の十点平均粗さ(Rz)が2μm以下である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記接着層が、前記絶縁板の前記主面上、並びに前記導体回路の表面上に設けられている、請求項1〜20のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 前記回路基板がコア基板である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板。
- 請求項1〜22のいずれか一項に記載の接着層付き回路基板の少なくとも前記接着層の表面上に、絶縁性を有する樹脂を含有する絶縁樹脂シート、及び金属箔をこの順で積層して多層体を得る工程と、該多層体を加熱及び加圧する工程と、を有する、多層プリント配線板の製造方法。
- 前記絶縁樹脂シートは、Eガラス、Sガラス、NEガラス、Dガラス、Qガラス、紙材、アラミド、フッ素系樹脂、ポリエステル及び液晶性高分子からなる群より選ばれる1種以上の材料を含有する繊維基材に前記絶縁性を有する樹脂を含浸してなるプリプレグである、請求項23記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記絶縁性を有する樹脂がエチレン性不飽和結合を有する樹脂を含有する、請求項23又は24に記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記エチレン性不飽和結合を有する樹脂が、ポリブタジエン、ポリトリアリルシアヌレート、ポリトリアリルイソシアヌレート及びポリフェニレンエーテルからなる群より選ばれる1種以上の樹脂である、請求項25記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記絶縁性を有する樹脂がポリフェニレンエーテルを含有する、請求項23〜26のいずれか一項に記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 請求項23〜27のいずれか一項に記載の多層プリント配線板の製造方法により得られる多層プリント配線板。
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