JP2006118578A - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗り心地を良好にするスタビライザブッシュを提供する。
【解決手段】 スタビライザバー2が逆相状態のとき、スタビライザバー2は、スタビライザブッシュ1におけるスタビライザ保持穴1aの壁面Wのサイド領域Pに強く押し付けられるようにこじられる。そこで、本発明に係るスタビライザブッシュ1では、サイド領域Pで摩擦を低減させているので、スタビライザブッシュ1による動的なバネ定数の影響が低減され、このことが乗り心地の向上に寄与する。さらに、スタビライザバー2が同相状態(例えば車両が路面の継目を乗り越えるような場合)のとき、スタビライザバー2は、スタビライザ保持穴1aの壁面Wをこじることがないので、本発明に係るスタビライザブッシュ1の中央領域Sの高摩擦部分によって、路面からの高周波入力をスタビライザバー2からスタビライザブッシュ1に適切に伝達することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、左右の車輪間を架け渡すように配置されたスタビライザバーを車体側で保持させるためのスタビライザブッシュに関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2004−67094号公報がある。この公報に記載されたスタビライザブッシュは、筒状に形成されたゴム弾性体の内側に円筒状の高摺動性のゴムが嵌め込まれた構成を有している。このスタビライザブッシュは、スタビライザバーとの摺動抵抗を低減し、異音の発生を抑制している。
特開2004−67094号公報
スタビライザバーには、左右の車輪の片輪だけが持ち上がってねじれ剛性が発生するような逆相状態と、左右の車輪が同じように持ち上がってねじれ剛性が発生しない同相状態とが起こる。しかしながら、前述した従来のスタビライザブッシュは、スタビライザ保持穴の壁面全体を単に低摩擦にしているだけであり、スタビライザバーの同相と逆相に対応させ難く、乗り心地の十分な改善を図ったものではない。
本発明は、特に、乗り心地を良好にするスタビライザブッシュを提供することを目的とする。
本発明に係るスタビライザブッシュは、スタビライザバーを車体側で保持させるためのスタビライザブッシュにおいて、スタビライザバーが挿入されるスタビライザ保持穴の軸線方向において、スタビライザ保持穴を形成する壁面は、その中央領域と中央領域の両側に位置するサイド領域とで摩擦を異ならせ、サイド領域の摩擦を中央領域の摩擦より低くしたことを特徴とする。
スタビライザバーが逆相状態のとき、スタビライザバーは、スタビライザブッシュにおけるスタビライザ保持穴の壁面のサイド領域に強く押し付けられるようにこじられる。そこで、本発明に係るスタビライザブッシュでは、サイド領域で摩擦を低減させているので、スタビライザブッシュによってスタビライザバーの動きが制限されにくくなり、スタビライザブッシュによる動的なバネ定数の影響が低減され、このことが乗り心地の向上に寄与する。さらに、スタビライザバーが同相状態(例えば車両が路面の継目を乗り越えるような場合)のとき、スタビライザバーは、スタビライザ保持穴の壁面をこじることがないので、本発明に係るスタビライザブッシュの中央領域の高摩擦部分によって、路面からの高周波入力をスタビライザバーからスタビライザブッシュに適切に伝達することができ、スタビライザブッシュによる振動吸収力で、乗り心地を向上させることができる。
また、サイド領域での壁面は、内側から外側に向かってスタビライザ保持穴が拡径するように傾斜していると好適である。このような構成を採用した場合、スタビライザバーが逆相状態のとき、サイド領域において、スタビライザバーとスタビライザブッシュとの接触面圧を均一にさせることでき、低摩擦と相俟って乗り心地の更なる向上が図られる。
また、中央領域での壁面の傾斜は、サイド領域の傾斜に連続していると好適である。このような構成を採用した場合、スタビライザバーが逆相状態のとき、スタビライザバーとスタビライザブッシュとの接触面圧をさらに均一にすることできる。また、スタビライザバーが同相状態のとき、スタビライザブッシュの中央領域にスタビライザバーを確実に押し当てることができ、スタビライザブッシュによる確実な振動吸収力を達成させることができる。
本発明によれば、乗り心地を良好にすることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るスタビライザブッシュの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、スタビライザブッシュ1は、弾性ゴム材からなる筒状を有し、その中央には、スタビライザバー2を挿入させるためのスタビライザ保持穴1aが形成され、スタビライザブッシュ1の両端にはフランジ1bが形成されている。さらに、スタビライザバー2をスタビライザ保持穴1aに装填し易くするために、スタビライザブッシュ1には、スタビライザ保持穴1aから外方に向けて軸線L方向に延在するスリット1cが形成されている。このようなスタビライザブッシュ1は、金属製のブラケット3によって車体側に押し当てられ、ボルト4によって車体に固定される。
車体にブラケット3を介して固定されたスタビライザブッシュ1はスタビライザバー2を保持し、このスタビライザバー2は、左右の車輪が同相状態で動く場合にはバネとしての機能をもたないが、左右の車輪が上下逆相で動くときには、中央付近にねじれが発生し、ねじれ剛性が抵抗になって、上方に跳ねようとする車輪を押さえ込むことができる。これによって、車体の傾きを押さえ込むことができる。
図2及び図3に示すように、前述したスタビライザブッシュ1は、乗り心地を向上させるために、外側を構成するゴム製の筒状ブッシュ本体6と、内側を構成するゴム製の筒状インナー部7とからなり、ブッシュ本体6とインナー部7とは材質の異なるゴムによって形成されている。ブッシュ本体6は、高摩擦係数をもつゴム材から形成され、インナー部7は低摩擦係数をもつゴム材によって形成されている。ブッシュ本体6の内側には、円筒状のインナー部7を嵌め込むための凹部6aが左右に形成され、それぞれの凹部6a内でインナー部7がブッシュ本体6に接着固定されている。そして、左右のインナー部7,7間には、ブッシュ本体6の一部がスタビライザ保持穴1aから露出する。
このような構成により、スタビライザ保持穴1aの軸線L方向において、スタビライザ保持穴1aを形成する壁面Wは、その中央領域Sと中央領域Sの両側に位置するサイド領域Pとで摩擦を異ならせることができ、サイド領域Pの摩擦を中央領域Sの摩擦より低くすることができる。そして、スタビライザバー2が逆相状態のとき、スタビライザバー2は、スタビライザブッシュ1におけるスタビライザ保持穴1aの壁面Wのサイド領域Pに強く押し付けられるようにこじられる。しかしながら、前述したスタビライザブッシュ1では、サイド領域Pで摩擦を低減させているので、スタビライザブッシュ1による動的なバネ定数の影響が低減され、このことが乗り心地の向上に寄与することになる。
さらに、スタビライザバー2が同相状態(例えば車両が路面の継目を乗り越えるような場合)のとき、スタビライザバー2は、スタビライザ保持穴1aの壁面Wをこじることがないので、中央領域Sの高摩擦部分によって、路面からの高周波入力をスタビライザバー2からスタビライザブッシュ1に適切に伝達することができ、スタビライザブッシュ1による振動吸収力で、乗り心地を向上させることができる。
さらに、サイド領域Pでの壁面Wは、スタビライザブッシュ1の左右において、内側から外側に向かってスタビライザ保持穴1aが拡径するような10deg程度の傾斜で形成されている。このような傾斜面Wの採用により、図4に示すように、スタビライザバー2が逆相状態のとき、サイド領域Pにおいて、スタビライザバー2とスタビライザブッシュ1との接触面圧を均一にさせることでき、低摩擦と相俟って乗り心地の更なる向上が図られる。
さらに、中央領域Sでの壁面Wの傾斜は、サイド領域Pの傾斜に連続している。したがって、壁面Wの傾斜は、軸線L方向において、スタビライザブッシュ1の中心から左右に拡がるようなロート状に形成されることになる。このような構成にすると、スタビライザバー2が逆相状態のとき、スタビライザバー2とスタビライザブッシュ1との接触面圧をさらに均一にすることできる(図4参照)。また、スタビライザバー2が同相状態のとき、スタビライザブッシュ1の中央領域Sにスタビライザバー2を確実に押し当てることができ、スタビライザブッシュ1による確実な振動吸収力を達成させることができる(図2参照)。
なお、中央領域Sは、ブッシュ本体6の一部がスタビライザ保持穴1aから露出した表面であり、サイド領域Pは、インナー部7がスタビライザ保持穴1aから露出した表面である。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、スタビライザブッシュは、フランジの無いタイプであってもよい。また、インナー部7は低摩擦係数をもつゴム材に限らず樹脂であってもよい。また、インナー部7の壁面Wのみに低摩擦材を塗布したものであってもよい。
本発明に係るスタビライザブッシュの一実施形態を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 スタビライザバーが異相状態にあるときのスタビライザバーとスタビライザブッシュとの関係を示す断面図である。
符号の説明
1…スタビライザブッシュ、1a…スタビライザ保持穴、2…スタビライザバー、L…軸線、P…サイド領域、S…中央領域、W…壁面。

Claims (3)

  1. スタビライザバーを車体側で保持させるためのスタビライザブッシュにおいて、
    前記スタビライザバーが挿入されるスタビライザ保持穴の軸線方向において、前記スタビライザ保持穴を形成する壁面は、その中央領域と前記中央領域の両側に位置するサイド領域とで摩擦を異ならせ、前記サイド領域の摩擦を前記中央領域の摩擦より低くしたことを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 前記サイド領域での前記壁面は、内側から外側に向かって前記スタビライザ保持穴が拡径するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載のスタビライザブッシュ。
  3. 前記中央領域での前記壁面の傾斜は、前記サイド領域の前記傾斜に連続していることを特徴とする請求項2記載のスタビライザブッシュ。
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