JP2006116062A - 自動車シートに用いる表皮 - Google Patents

自動車シートに用いる表皮 Download PDF

Info

Publication number
JP2006116062A
JP2006116062A JP2004306744A JP2004306744A JP2006116062A JP 2006116062 A JP2006116062 A JP 2006116062A JP 2004306744 A JP2004306744 A JP 2004306744A JP 2004306744 A JP2004306744 A JP 2004306744A JP 2006116062 A JP2006116062 A JP 2006116062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
skin
seat
pieces
design
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004306744A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Kobayashi
幸人 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2004306744A priority Critical patent/JP2006116062A/ja
Publication of JP2006116062A publication Critical patent/JP2006116062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract


【課題】シートの曲面部分において表皮つなぎ合わせ部分に生ずるうねりやシングル・ステッチ・ラインの蛇行を防止できて見映えを向上でき、そして、着座者に異物感を与えずに玉ぶち同様の意匠効果を得てさらに見映えの向上を図る。
【解決手段】二枚の表皮片11、12が、それぞれの縫い代13、14をテープ15の両側部分16、17に対応的にのせてその縫い代13、14でそのテープ上15に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて適宜の間隔で互いに離間され、そして、ダブル・ステッチ19、19でそのテープ15の両側部分16、17上に縫い付けられてダブル・ステッチ・ライン20、20を付けられ、そしてそれに伴ってそのテープ15の中間部分18に意匠溝ライン22を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車シートに用いる表皮に関し、そして詳細には、シートの曲面部分の仕上がりを改善し、そして、玉ぶちのような意匠効果を得るところの自動車シートに用いる表皮に関する。
自動車シートは、表皮にシングル・ステッチを施して意匠効果を得る場合がある。
その表皮では、互いに隣り合う二枚の表皮片が互いに表面を重ね合わせて両方の縫い代を縫ってつなぎ合わせられ、そして、その二枚の表皮片の一方がその縫い合わせられた両縫い代側に折り曲げられてシングル・ステッチでその両縫い代に縫い付けられるので、その表皮がシート・フレームに組み付けられたパッドに被せられてそのシート・フレームに止められると、その表皮はそのシートの曲面部分においてうねりを生じ、また、そのシングル・ステッチに蛇行を生じて見映えが悪くなる。
また、自動車シートには、縫目に玉ぶちを付ける表皮が用いられる。その玉ぶちは芯材としての玉芯を入れて使用されるので、その芯材が着座者に異物感を与える。
特開2001−269493公報 実用新案登録第2597480号公報
この発明の課題は、シートの曲面部分において表皮つなぎ合わせ部分に生ずるうねりやシングル・ステッチ・ラインの蛇行を防止できて見映えを向上でき、そして、着座者に異物感を与えずに玉ぶちのような意匠効果を得てさらに見映えを良くするところの自動車シートに用いる表皮の提供にある。
この発明は、二枚の表皮片が、それぞれの縫い代をテープの両側部分に対応的にのせてその縫い代でそのテープ上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて適宜の間隔で互いに離間され、そして、ダブル・ステッチでそのテープの両側部分上に縫い付けられてダブル・ステッチ・ラインを付けられ、そしてそれに伴ってそのテープの中間部分に意匠溝ラインを形成する。
この発明では、シートの曲面部分において表皮つなぎ合わせ部分に生ずるうねりやシングル・ステッチ・ラインの蛇行を防止されて見映えが向上され、そして、その意匠溝ラインによって着座者に異物感が与えられずに玉ぶちのような意匠効果が得られてさらに見映えが良くなり、そして、自動車シートの外観品質向上が図られ、さらには、そのテープの素材は表皮のそれと同じでも良いが、表皮に比べて物性や色を変えることによって意匠性が高められる。
二枚の表皮片が、素材に天然皮革、合成皮革などを用い、テープもその表皮片に合わせて同じ素材が用いられる。その表皮片が合成皮革を用いたので、そのテープはその表皮片と同じ合成皮革を用いた。
その二枚の表皮片の一方が、縫い代案内を用いて縫い代をそのテープの片側部分にのせてその縫い代でそのテープ上に縫い合わせられ、そして、その二枚の表皮片の他方が、縫い代重ね合わせ案内を用いて縫い代をそのテープの他側部分にのせてその縫い代でそのテープ上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされ、そして、その二枚の表皮片が、二針ミシンに一対の表皮案内および意匠溝幅の案内板を用いてダブル・ステッチで両側部分上に縫い付けられる。
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の自動車シートに用いる表皮を説明するに、図1ないし図5は、乗用車のフロント・シートのシート・クッション40に活用されるところのこの発明の自動車シートに用いる表皮の具体例10を示し、そして、その表皮10では、互いに隣り合う二枚の表皮片11、12が、それぞれの縫い代13、14をテープ15の両側部分16、17に対応的にのせてその縫い代13、14でそのテープ15上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて適宜の間隔で互いに離間され、そして、ダブル・ステッチ19、19でそのテープ15のその両側部分16、16上に縫い付けられてダブル・ステッチ・ライン20、20を付けられ、そしてそれに伴ってそのテープ15の中間部分18に意匠溝21が形成される。その意匠溝21はその表皮10に意匠溝ライン22として機能する。
その二枚の表皮片11、12およびテープ15は同じ合成皮革を用い、先ず、図3に示されたようにその二枚の表皮片11、12の一方11が、縫い代案内30を用いてその縫い代13をそのテープ15のその両側部分16、17の片側16にのせて揃えられ、その縫い代13でそのテープ15上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて反転され、そして次に、図4に示されたように、その二枚の表皮片11、12の他方12が、縫い代重ね合わせ案内31を用いてその縫い代14をそのテープ15のその両側部分16、17の他側17にのせて揃えられ、その縫い代14でそのテープ15上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて反転され、そして引き続いて図5に示されたように、一対の表皮案内33、33および意匠溝幅の案内板34を組み合わせるところの二針ミシン32を用いてその二枚の表皮片11、12がダブル・ステッチ19、19でそのテープ15のその両側部分16、17上に縫い付けられる。
その一対の表皮案内33、33は互いに向かい合って配置され、そして、エア・シリンダ(図示せず)で互いに近づき遠ざかる方向に往復移動され、また、その案内板34は玉ぶちに相当する板厚に設定され、そして、その意匠溝ライン22の溝幅をその玉ぶちに合わせてその玉ぶち同様にその意匠溝ライン22を機能させる。
したがって、この表皮10では、そのシート・クッション40の曲面部分41において表皮つなぎ合わせ部分に生ずるうねりやダブル・ステッチ・ライン20、20の蛇行が防止されて見映えが向上され、そして、芯材がその表皮つなぎ合わせ部分から省かれて着座者に異物感を与えずにその意匠溝ライン22によって玉ぶち同様の意匠効果が得られ、見映えがさらに良くなり、そして、そのフロント・シートの外観品質が向上され、そしてさらには、そのテープ15の素材はその表皮10のそれと同じでも良いが、そのテープ15は、その表皮10に比べて物性や色を変えた素材を用いることによって意匠性が高められる。
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
上述から理解されるように、この発明の自動車シートに用いる表皮は、二枚の表皮片が、それぞれの縫い代をテープの両側部分に対応的にのせてその縫い代でそのテープ上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて適宜の間隔で互いに離間され、そして、ダブル・ステッチでそのテープの両側部分上に縫い付けられてダブル・ステッチ・ラインを付けられ、そしてそれに伴ってそのテープの中間部分に意匠溝ラインを形成するので、この発明の自動車シートに用いる表皮では、シートの曲面部分において表皮つなぎ合わせ部分に生ずるうねりやシングル・ステッチ・ラインの蛇行が防止されて見映えが向上され、そして、芯材がその表皮つなぎ合わせ部分から省かれて着座者に異物感を与えずにその意匠溝ラインによって玉ぶち同様の意匠効果が得られ、見映えがさらに良くなり、そして、シートの外観品質向上が図られ、そしてさらには、そのテープの素材は表皮の素材と同じでも良いのであるが、そのテープがその表皮の素材に比べて物性や色を変えた素材を用いることによって意匠性が高められ、その結果、自動車シートにとって非常に有用で実用的である。
この発明の自動車シートに用いる表皮の具体例で覆われた乗用車のフロント・シートのシート・クッションを示した斜視図である。 図1の2−2線に沿って断面して示した斜視図である。 縫い代案内を用いてミシンで一方の表皮片およびテープの縫い合わせ作業を示した斜視図である。 縫い代重ね合わせ案内を用いてミシンで他方の表皮片およびテープの縫い合わせ作業を示した斜視図である。 一対の表皮案内および意匠溝幅の案内板を組み合わせるところの二針ミシンを用いてその両表皮片にダブル・ステッチ掛けしながら意匠溝を形成する作業を示した斜視図である。
符号の説明
11 表皮片
12 表皮片
13 縫い代
14 縫い代
15 テープ
16 側部分
17 側部分
18 中間部分
19 ダブル・ステッチ
20 ダブル・ステッチ・ライン
21 意匠溝
22 意匠溝ライン
30 縫い代案内
31 縫い代重ね合わせ案内
32 二針ミシン
33 表皮案内
34 案内板
40 シート・クッション

Claims (1)

  1. 二枚の表皮片が、それぞれの縫い代をテープの両側部分に対応的にのせてその縫い代でそのテープ上に縫い合わせられ、そして、折り返し曲げされて適宜の間隔で互いに離間され、そして、ダブル・ステッチでそのテープの両側部分上に縫い付けられてダブル・ステッチ・ラインを付けられ、そしてそれに伴ってそのテープの中間部分に意匠溝ラインを形成するところの自動車シートに用いる表皮。
JP2004306744A 2004-10-21 2004-10-21 自動車シートに用いる表皮 Pending JP2006116062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306744A JP2006116062A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 自動車シートに用いる表皮

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306744A JP2006116062A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 自動車シートに用いる表皮

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006116062A true JP2006116062A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36534496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306744A Pending JP2006116062A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 自動車シートに用いる表皮

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006116062A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208445B1 (ko) * 2010-09-17 2012-12-05 비스티온 인테리어스 코리아 주식회사 자동차 내장재용 스티치 공법
KR20160045350A (ko) * 2014-10-17 2016-04-27 현대모비스 주식회사 차량 내장재 커버 스티치부 구조
FR3036346A1 (fr) * 2015-05-21 2016-11-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble de decoration dans un habitacle de vehicule
JP2017079923A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 株式会社タチエス 車両用シートのトリムカバーの縫製処理方法、及びそれを用いた車両用シート
WO2017149235A1 (fr) * 2016-03-02 2017-09-08 Psa Automobiles S.A. Procédé de réalisation d'un habillage décoratif d'un élément d'habitacle de véhicule
JP2020069130A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社タチエス 縫製品、座席および縫製品の製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208445B1 (ko) * 2010-09-17 2012-12-05 비스티온 인테리어스 코리아 주식회사 자동차 내장재용 스티치 공법
KR20160045350A (ko) * 2014-10-17 2016-04-27 현대모비스 주식회사 차량 내장재 커버 스티치부 구조
KR102269825B1 (ko) * 2014-10-17 2021-06-28 현대모비스 주식회사 차량 내장재 커버 스티치부 구조
FR3036346A1 (fr) * 2015-05-21 2016-11-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble de decoration dans un habitacle de vehicule
JP2017079923A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 株式会社タチエス 車両用シートのトリムカバーの縫製処理方法、及びそれを用いた車両用シート
WO2017149235A1 (fr) * 2016-03-02 2017-09-08 Psa Automobiles S.A. Procédé de réalisation d'un habillage décoratif d'un élément d'habitacle de véhicule
FR3051410A1 (fr) * 2016-03-02 2017-11-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de realisation d’un habillage decoratif d’un element d’habitacle de vehicule
CN109196125A (zh) * 2016-03-02 2019-01-11 标致雪铁龙汽车股份有限公司 为运输工具乘客舱元件实施修饰性蒙皮的方法
US10604085B2 (en) 2016-03-02 2020-03-31 Psa Automobiles Sa Method and manufacturing a decorative lining for a vehicle interior element
CN109196125B (zh) * 2016-03-02 2020-12-29 标致雪铁龙汽车股份有限公司 为运输工具乘客舱元件实施修饰性蒙皮的方法
JP2020069130A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社タチエス 縫製品、座席および縫製品の製造方法
JP7212498B2 (ja) 2018-10-31 2023-01-25 株式会社タチエス 縫製品および縫製品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10227024B2 (en) Seat cover and vehicle seat
JP6180339B2 (ja) ワディング材付シートの表皮構造およびワディング材付シートの表皮縫製方法
WO2017138195A1 (ja) シートカバー及びシートカバーの製造方法並びに車両用シート
CN102131675A (zh) 缝合的穿孔薄片材料的改进或相关改进
JP4419301B2 (ja) 車両用内装品
JP4982105B2 (ja) ヘッドレスト用表皮の製造方法
JP2006116062A (ja) 自動車シートに用いる表皮
JP4381955B2 (ja) 自動車シートに用いる表皮
JP2005323703A (ja) シートの表皮
JP5642491B2 (ja) 自動車シートに用いるトリム・カバー・アッセンブリの縫合せ方法およびトリム・カバー・アッセンブリ
JP3819880B2 (ja) 自動車シート
JP4629402B2 (ja) 自動車シートに用いる表皮
JP4563136B2 (ja) 自動車シートに用いる表皮
JP4532232B2 (ja) 自動車シートに用いる表皮
JP4167252B2 (ja) シート・バック・トリム・カバー
JPH08266756A (ja) 乗り物シートに使用されるシート・バック・カバー
JP2009261443A (ja) 車両用シートの表皮カバー
JP2000201780A (ja) シ―トカバ―
JP7356333B2 (ja) 乗り物用シート
JP3146250B2 (ja) トリムカバーの装飾用皺形成方法
JP2002191877A (ja) シート用表皮材のパターン構造
JP2552252Y2 (ja) 車両用シートクッションに於けるカバー材
JP2010052537A (ja) 表皮材、および内装品
JP2008073146A (ja) クッションシート用表皮及びその製造方法
JP6716812B2 (ja) 装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材