JP2006109369A - 自動原稿搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置、及び画像形成装置 Download PDF

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【課題】 画像読み取り装置および自動原稿搬送装置において、1枚目の搬送シート上の付着物が搬送手段に一旦付着し、同一搬送手段により次に搬送される搬送シートに前記付着物が再度付着し汚れとなる、いわゆるオフセット汚れ一般について、比較的単純な方法で防止もしくは低減する自動原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】 ローラまたはベルトにより原稿に接触し挟持する搬送手段7、9を有し、原稿を読み取り搬送部Eに搬送して画像読み取りを行なう自動原稿搬送装置において、前記搬送手段7、9には、原稿付着物1aを一旦吸着後再度剥脱し易い性質の材質を用いる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ等の画像記録処理装置における自動原稿搬送装置に関するものである。
従来では、複写機やファクシミリ、スキャナなどの画像読み取り装置には、画像を読み取る読み取り位置に原稿を搬送するための原稿搬送装置を備えるものがあり、例えば、複写機本体の画像読み取り部に原稿を自動的に給送する自動原稿給送装置(以下、ADF)が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1の画像形成装置では、画像形成装置における定着部でのオフセット汚れを防止するためのトナーのクリーニング技術を開示しており、トナーと親和性のあるクリーニング部材を用いる。
また、電子写真プロセスでの画像形成装置における定着部に限定されており、ADFと鉛筆書きの原稿(以下、鉛筆原稿)に代表される原稿搬送装置に関して、および一般的なシート類の搬送装置に関しては言及されておらず、構成も複雑である。
特許文献1の用紙分離装置では、ADFと鉛筆原稿について言及している。対象部分は分離部であり、搬送手段であるローラやベルトに対するクリーニング部材の汚れ成分の吸着性の違いについては言及されていない。
このような原稿搬送装置は、ほとんどがゴム製のベルトや、ゴム、あるいは樹脂製のローラで原稿を挟み込んでベルトを送ったりローラを回転させることによって原稿を搬送させる搬送手段を有している。
このような搬送手段によって、何らかの付着物が付着した原稿シート、例えば、定着が弱いトナー、鉛筆の粉、紙紛などが付着した原稿を搬送した場合、ベルトやローラの材質や表面性状にもよるが、ベルトやローラが原稿に接触する以上は、とくにゴム製の場合に原稿付着物がベルトやローラの表面に付着してくることは根本的には避けることができない。
特開2000−029345公報 特開平09−156789公報
このような原稿で代表的なものとしては、例えば、鉛筆原稿がある。以下では本発明の適用先として主に想定している、鉛筆原稿とADFを例にとって記述する。
ADFにて、1枚目の鉛筆原稿を搬送するさいに原稿搬送用のベルトやローラに鉛筆の粉が一旦付着し、次の原稿を搬送したときに、前記鉛筆の粉がベルトやローラから離れて2枚目の原稿に付着することがある。
具体的には1枚目の原稿の画像が部分的に2枚目に転写されたような汚れとなり、不具合とされる現象である。しかしながら、このような不具合に対して、過去に明確に言及して解決手段を示している事例は少ない。
ベルト式のADFのベルト、およびシートスルー式のADFの読み取りローラ等、画像読み取りの背景となる白色部に汚れが付着することにより読み取り画像に影響が生じる。
または、電子写真の定着部で定着ローラに付着したトナーが残り、定着ローラや用紙に意図しないオフセット汚れが生じる。これらの問題に対し、従来の事例では、ベルトやローラに清掃部材を当接させたり、またはクリーニングシートを搬送させたりして、ベルトやローラに汚れが付着したままになることを防止するといったものが比較的多くある。
また、特許文献2のように、ADFと鉛筆原稿についての問題に言及しているものもある。しかしながら以上の事例では、搬送手段であるローラやベルトに対するクリーニング部材との汚れ成分の吸着性の違いについては言及されていない。
他方、特許文献1は、上述したように、電子写真プロセスでの画像形成装置における定着部でのオフセット汚れを防止するためのトナーのクリーニングに関する技術であり、トナーと親和性のあるクリーニング部材を用いることに言及している。
しかしながら、こちらは電子写真プロセスでの画像形成装置における定着部に限定されており、ADFと鉛筆原稿に代表される原稿搬送装置に関して、および一般的なシート類の搬送装置に関しては言及されていない。
図5は図1に示したADFの分離給送部B付近を拡大して従来の構成を示す概略図である。ピックアップローラ7によって原稿1は搬送されるが、このとき原稿表面に原稿付着物1aがあった場合、搬送されながらピックアップローラ7の表面に吸着されてゆく。
この後、次の原稿が同様にピックアップローラ7によって搬送されると、ピックアップローラ7の表面に吸着されていた原稿付着物1aが次の原稿に付着することがある。これはすぐ下流にある分離ベルト9においても同様に発生し得るものである。
なお、図5において、3は可動原稿テーブル、9aは分離ベルト駆動ローラ、9bは分離ベルト従動ローラ、そして9cは分離ベルトブラケットを示している。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、画像読み取り装置および自動原稿搬送装置において、1枚目の搬送シート上の付着物が搬送手段に一旦付着し、同一搬送手段により次に搬送される搬送シートに前記付着物が再度付着し汚れとなる、いわゆるオフセット汚れ一般について、比較的単純な方法で防止もしくは低減する自動原稿搬送装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ローラまたはベルトにより原稿に接触し挟持する搬送手段を有し、原稿を読み取り搬送部に搬送して画像読み取りを行なう自動原稿搬送装置において、前記搬送手段には、原稿付着物を一旦吸着後再度剥脱し易い性質の材質を用いる自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記搬送手段に回転接触するが原稿には直接接触しない、前記搬送手段を清掃する清掃手段を有し、前記清掃手段のクリーニング部材には、前記搬送手段よりも清掃対象の物質を吸着し易い性質の材質を用いる請求項1記載の自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記清掃手段およびクリーニング部材が容易に着脱可能である請求項1ないし2のいずれか一項記載の自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記クリーニング部材が、清掃対象物質に対する吸着力を、簡単なリフレッシュ作業にて回復する材質である請求項1ないし3のいずれか一項記載の自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記原稿付着物および清掃対象の物質が鉛筆の粉である場合に、請求項1ないし4のいずれか一項記載の特徴を有する自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記原稿付着物および清掃対象の物質がトナーである場合に、請求項1ないし4のいずれか一項記載の特徴を有する自動原稿搬送装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の自動原稿搬送装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送手段には、原稿の付着物を一旦吸着しても再度剥脱し易い性質を有する材質を用いるので、搬送手段に吸着した原稿の付着物を除去することを容易にすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、被読み取り原稿を固定の読み取り装置部に搬送し所定の速度で搬送しながら画像読み取りを行なう装置に用いられる、画像読み取り装置全般に関するものであるが、そのうち被読み取り原稿のADFの場合について説明することとする。
図1はADFの基本的な構成を示す断面図である。図2は図1のADFの制御ブロック図である。図3は図2の第2読み取りの回路構成を示すブロック図である。
図1ないし図3を参照して、ADFは、大まかに、被読み取り原稿束をセットする原稿セット部A、セットされた原稿束から1枚毎原稿を分離して給送する分離給送部B、給送された原稿を1次突き当て整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きのレジスト部Cと、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読み取り側(下方)に向けて搬送するターン部D、原稿の表面画像を、コンタクトガラスの下方より読み取りを行なわせる第1読み取り搬送部E、読み取り後の原稿の裏面画像を読み取る第2読み取り搬送部Fから構成される。
さらに、ADFは、表裏の読み取りが完了した原稿を機外に排出する排紙部G、読み取り完了後の原稿を積載保持するスタック部H、これら搬送動作の駆動を行なう駆動部33〜37、さらに、一連の動作を制御するコントローラ部42とを備えている。
読み取りを行なう原稿束1をセットするのは、可動原稿テーブル3を含む原稿テーブル2上で、原稿面を上向きの状態でセットする。さらに原稿束1の巾方向を図示しないサイドガイドによって搬送方向と直交する方向の位置決めを行なう。
原稿のセットは、セットフィラー4、セットセンサ5により検知され、検知信号はI/F41により本体制御部40に送信される。さらに原稿テーブル2面に設けられた原稿長さ検知センサ30または31(反射型センサ又は、原稿1枚にても検知可能なアクチェーター・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される(少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要)。
可動原稿テーブル3は、底板上昇モータ37により図に示すa、b方向に上下動可能な構成になっていて、原稿がセットされたことをセットフィラー4およびセットセンサ5により検知すると底板上昇モータ37を正転させて原稿束1の最上面がピックアップローラ7と接触するように可動原稿テーブル3を上昇させる。
ピックアップローラ7は、ピックアップモータ33によりカム機構で図に示すc、d方向に動作するとともに、可動原稿テーブル3が上昇し、可動原稿テーブル3上の原稿上面により押されてc方向に上がり、テーブル上昇検知センサ8により上限を検知可能となっている。
本体操作部39よりプリントキーが押下され、本体制御部40からI/F41を介してADF制御部(ADFコントローラ部)42に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ7は給紙モータ34の正転によりローラが回転駆動し、原稿テーブル2上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。
回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。給紙ベルト9は給紙モータ34の正転により給紙方向に駆動され、リバースローラ10は給紙モータ34の正転により給紙と逆方向に回転駆動され最上位の原稿とその下の原稿を分離して、最上位の原稿のみを給紙できる構成となっている。
さらに詳しく説明すると、リバースローラ10は給紙ベルト9と所定圧で接し、給紙ベルト9と直接接しているとき、または原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト9の回転につられて反時計方向につれ回りする。
万が一、原稿が2枚以上給紙ベルト9とリバースローラ10の間に侵入したときは連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、リバースローラ10は本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト9とリバースローラ10との作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト9によってさらに送られ、突き当てセンサ11によって先端が検知され、さらに進んで停止しているプルアウトローラ12に突き当たる。
その後前出の突き当てセンサ11の検知から所定量定められた距離送られ、結果的には、プルアウトローラ12に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータ34を停止させることにより給紙ベルト9の駆動が停止する。
このとき、ピックアップローラ7は原稿先端が突き当てセンサ11を検知すると、ピックアップモータ33を回転させることでピックアップローラ7を原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルト9の搬送力のみで送る。
このような動作により、原稿先端はプルアウトローラ12の上下ローラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。プルアウトローラ12はスキュー補正機能を有するとともに、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラ14まで搬送するためのローラで、給紙モータ34の逆転により駆動される。
また、このとき(給紙モータ34逆転時)、プルアウトローラ12と中間ローラ14は駆動されるが、ピックアップローラ7と給紙ベルト9は駆動されていない。原稿幅センサ13は奥行き方向に複数個並べられ、プルアウトローラ12により搬送された原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知する。
また、原稿の搬送方向の長さは原稿の先端後端を突き当てセンサ11で読み取ることによりモータパルスから原稿の長さを検知する。プルアウトローラ12および中間ローラ14の駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿が搬送されるさいには、レジスト部Cでの搬送速度を読み取り搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定して原稿を読み取り搬送部Eへ送り込む処理時間の短縮が図られている。
原稿先端が読み取り入口センサ15により検出されると、読み取り入口ローラ16の上下ローラ対のニップに原稿先端が進入する前に原稿搬送速度を読み取り搬送速度と同速にするために減速を開始すると同時に、読み取りモータ35を正転駆動して読み取り入口ローラ16、読み取り出口ローラ23、CIS出口ローラ27を駆動する。
原稿の先端をレジストセンサ17にて検知すると、所定の搬送距離をかけて減速し、読み取り位置20の手前で一時停止するとともに本体制御部40にI/F41を介してレジスト停止信号を送信する。
続いて本体制御部40より読み取り開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿は読み取り位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に立ち上がるように増速されて搬送される。
読み取りモータのパルスカウントにより検出された原稿先端が読み取り搬送部Eに到達するタイミングで、本体制御部40に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が第1読み取り搬送部Eを原稿後端が抜けるまで送信される。
片面原稿読み取りの場合には、読み取り搬送部Eを通過した原稿は第2読み取り搬送部Fを経て排紙部Gへ搬送される。このさい、排紙センサ24により原稿の先端を検知すると、排紙モータ36を正転駆動して排紙ローラ28を反時計方向に回転させる。
また、排紙センサ24による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ28の上下ローラ対のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ29上に排出される原稿が飛び出さないように制御される。
両面原稿読み取りの場合には、排紙センサ24にて原稿先端を検知してから読み取りモータのパルスカウントにより第2読み取り部25に原稿先端が到達するタイミングで第2読み取り部25に対してADF制御部(コントローラ部)42から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が読み取り部25を原稿後端が抜けるまで送信される。
第2読み取りローラ26は第2読み取り搬送部Fにおける原稿の浮きを抑えると同時に、第2読み取り部25におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねるものである。
図3を参照して、第2読み取り部25は光源部43、センサチップ44、アンプ45、A/D変換器46、画像処理部47、フレームメモリ48、出力制御回路49、I/F回路50から構成されている。
第2読み取り部25はI/F回路50を介して本体制御部40に接続され、ADFコントローラ部42(図2のコントローラ部42)から光源部43への点灯信号および出力制御回路49へのタイミング信号等を受信するようになされている。
図4はADFに本発明を適用する実施の形態についてADFの分離給送部B付近を拡大して示す概略図である。従来の技術として前述したように、ピックアップローラ7によって原稿束1は搬送されるが、このとき原稿表面に原稿付着物1aがあった場合、搬送されながらピックアップローラ7の表面に吸着されてゆく。
この後、次の原稿が同様にピックアップローラ7によって搬送されると、ピックアップローラ7の表面に吸着されていた原稿付着物1aが次の原稿に付着することがある。これは、すぐ下流にある分離ベルト9においても同様に発生し得るものである。
図4において、ピックアップローラ7のクリーニングローラ7eが、ピックアップローラ7に当接するように設置されている。また同様に、分離ベルトクリーニングローラ9eが、分離ベルト9に当接するように設置されている。なお、図中9aは分離ベルト駆動ローラ、9bは分離ベルト従動ローラである。
これらは、例えば分離ベルトブラケット9cに受部を設けて、ピックアップローラ7のクリーニングローラ7e、および分離ベルト9のクリーニングローラ9eがパッチン止め(弾性的な着脱係合)でブラケットの所要箇所に組み付くようになっていれば、容易に着脱が可能であり、交換性が良好である。
また、ピックアップローラ7のクリーニングローラ7e、および分離ベルト9のクリーニングローラ9eの構成は、少なくとも搬送手段との当接面、すなわち少なくとも外周がクリーニング部材であればよく、例えば金属軸、あるいは一体成型の軸を有する樹脂製のローラの外周に、リング状のクリーニング部材が嵌め込んであるような構成がよい。
ここで、例えば鉛筆原稿、すなわち原稿付着物1aが鉛筆の粉である場合、搬送手段であるピックアップローラ7および分離ベルト9は、鉛筆の粉が一旦吸着しても再度離し易い性質を有する材質からなる。
また、清掃手段であるピックアップローラ7のクリーニングローラ7e、および分離ベルト9のクリーニングローラ9eが、搬送手段であるピックアップローラ7および分離ベルト9と比較して、鉛筆の粉を吸着し易い性質を有する材質から構成する。
すると、清掃手段であるピックアップローラクリーニングローラ7e、および分離ベルト9のクリーニングローラ9eに付着した鉛筆の粉は、搬送手段であるピックアップローラ7および分離ベルト9に再度戻ることはないため、良好な清掃効果が得られる。
このような傾向を示す材質として、例えば搬送手段であるピックアップローラ7および分離ベルト9はウレタンゴム、清掃手段であるピックアップローラ7のクリーニングローラ7e、および分離ベルト9のクリーニングローラ9eのクリーニング部材はEPゴムであれば、前述のような良好な清掃効果を得ることができる。
清掃手段に用いるクリーニング部材は、清掃対象物質に対する吸着力を、簡単なリフレッシュ作業にて回復することができる材質であることが望ましい。例えば、近年液晶保護シートなどに使用されている、粘着材を用いない自己吸着性を有するシリコン材や、メモを壁に貼る粘着ピンは、水洗いすれば吸着力を回復することができる。これらは比較的汎用性があり、入手が容易である。
本発明によれば、搬送手段のクリーニング部材には、前記搬送手段よりも清掃対象の物質を吸着し易い性質を有する材質を用いるので、確実に搬送手段をクリーニングすることができる。
本発明によれば、クリーニング部材が容易に着脱可能であるので、交換作業を容易にすることができる。また、クリーニング部材は、清掃対象物質に対する吸着力を、簡単なリフレッシュ作業にて回復する材質であるので、繰り返し何度も使用することができ、低コストである。
本発明によれば、原稿の付着物および清掃対象の物質が鉛筆の粉、トナーの場合に対応するので、鉛筆原稿、定着の弱い原稿で発生するオフセット汚れを低減または防止することができる。
本発明のADFは、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することができる。
ADFの基本的な構成を示す断面図。 図1のADFの制御ブロック図。 図2の第2読み取りの回路構成を示すブロック図。 ADFに本発明を適用する実施の形態についてADFの分離給送部B付近を拡大して示す概略図。 ADFの分離給送部B付近を拡大して従来の構成を示す概略図。
符号の説明
1 原稿束、1a 原稿付着物、3 可動原稿テーブル、7 搬送手段(ピックアップローラ)、7e 清掃手段(ピックアップローラのクリーニングローラ)、9 搬送手段(分離ベルト)、9e 分離ベルトのクリーニングローラ、E 第1読み取り搬送部、F 第2読み取り搬送部

Claims (7)

  1. ローラまたはベルトにより原稿に接触して原稿を搬送する搬送手段を有し、該搬送手段によって原稿を読み取り搬送部に搬送して画像読み取りを行なう自動原稿搬送装置において、前記搬送手段には、原稿付着物を一旦吸着後再度剥脱し易い性質の材質を用いることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記搬送手段に回転接触するが原稿には直接接触しない、前記搬送手段を清掃する清掃手段を有し、前記清掃手段のクリーニング部材には、前記搬送手段よりも清掃対象の物質を吸着し易い性質の材質を用いることを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記清掃手段および前記クリーニング部材が前記自動原稿搬送装置に対して容易に着脱可能であることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一項記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記クリーニング部材が、清掃対象物質に対する吸着力を、簡単なリフレッシュ作業にて回復する材質であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記原稿付着物および清掃対象の物質が鉛筆の粉である場合に、請求項1ないし4のいずれか一項記載の特徴を有することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  6. 前記原稿付着物および清掃対象の物質がトナーである場合に、請求項1ないし4のいずれか一項記載の特徴を有することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の自動原稿搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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