JP2005075589A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給送パスを短くしても的確な原稿サイズの検出を可能とし、装置の小型化を図ることができる自動原稿送り装置を提供する。
【解決手段】 原稿載置部2に載置された原稿Dを最上部より繰出し、分離手段4で1枚ずつ分離して読取部P1に給送する自動原稿送り装置1であって、
上記読取部P1の上流側近傍において給送原稿Dの先端を検出する原稿先端検出センサ24と、上記原稿載置部2上の最上部原稿Dに当接し、当接原稿Dの移動状態を検出する移動検出手段22とを備え、上記原稿先端検出センサ24と移動検出手段22の原稿当接位置との原稿給送パス5に沿った距離Lを、少なくとも最大原稿長さの1/2に相当する長さとしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿を搬送しながらその画像を読取る所謂シートスルータイプの画像読取装置における自動原稿送り装置に関し、更に詳しくは、短い給送パスでありながら的確に給送原稿のサイズを検出し得る原稿サイズ検出手段を備えた自動原稿送り装置に関する。
一般に、電子写真複写機やファクシミリ装置においては、原稿トレーにセットされた原稿を1枚ずつ分離して読取部に連続供給する自動原稿送り装置(ADF装置)を備えている。そして、原稿画情報の読取方式としては、ADF装置の原稿搬送路の途中に読取部を配置して原稿を搬送しながら読取る方式と、読取光学系がプラテンガラス上に載置された原稿の下面を移動しながら読取り走査するフラットベットスキャナ(FBS)方式とを併用したものも広く採用されるようになった。このような装置において、自動送り原稿を読取る際には、上記読取光学系が原稿搬送路の途中の読取ポイントに移動して静止し、搬送される原稿の画情報を逐次読取る。
そして、上記のようなADF装置においては、原稿の給送(搬送)パス上に配設されたシート幅検出手段と、リードセンサとにより給送中原稿のサイズが検出され、この検出情報に基づき、読取装置その他関連機器の制御がなされる。このような原稿サイズ検出手段を備えたADF装置では、搬送パス上に、シート(原稿)幅検出手段と、読取位置の上流側において所定時間におけるシート(原稿)の先端を検出するリードセンサとを設け、リードセンサのオン、オフ及びシート幅検出手段によるシート幅情報に基づき、給送中のシートサイズを推定するようになされている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平08−133551号公報
上記特許文献1に開示されたようなADF装置においては、原稿(シート)の搬送パス方向に沿った長さの判定は、実質上センサによる原稿先端の検知情報と同原稿後端の検知情報に基づきなされるが、この両センサによる原稿の先端・後端検出は、原稿のページ間隔が確保される原稿分離手段(さばき手段)の下流側で行われる必要がある。そして、この両センサ間の搬送パスに沿った距離は、汎用の定格用紙全てのサイズ検出が可能なように、最大原稿長さの1/2以上を必要とする。一般には、最大原稿はA3サイズであるので、その長さの1/2、即ち210mm以上の間隔を、上記原稿分離手段から読取部までの搬送パスにおいて確保しなければならず、このような長い搬送パスの確保が、装置を小型化する上で障害ともなっていた。
本発明は上記のような実情に鑑みなされたものであり、給送パスを短くしても的確な原稿サイズの検出を可能とし、装置の小型化を図ることができる自動原稿送り装置を提供するものである。
請求項1の発明に係る自動原稿送り装置は、原稿載置部に載置された原稿を最上部より繰出し、分離手段で1枚ずつ分離して読取部に給送する自動原稿送り装置であって、上記読取部の上流側近傍において給送原稿の先端を検出する原稿先端検出センサと、上記原稿載置部上の最上部原稿に当接し、当接原稿の移動状態を検出する移動検出手段とを備え、上記原稿先端検出センサと移動検出手段の原稿当接位置との原稿給送パスに沿った距離を、少なくとも最大原稿長さの1/2に相当する長さとしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記移動検出手段が、最上部原稿に離接可能な回転体を備え、この回転体は当接原稿の移動により回転するよう構成され、この回転・停止状態をして上記原稿の移動状態とすることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記回転体にエンコーダを付設し、このエンコーダによる回転体の回転数検出に基づき原稿長さの判定を行うようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、原稿載置部に載置された最上部の原稿が分離手段により分離され、読取部に向け給送中、当該原稿の後続部分は原稿載置部上を移動しながら分離手段に導入されて行く。この間、移動検出手段は、原稿載置部上において移動中の当該原稿に当接しているから、原稿が移動中であると検知する。給送が進み、この原稿の後端が移動検出手段の当接から外れると、移動検出手段は直下の静止している未繰出しの堆積原稿の上面に当接するから、これによって先行原稿の後端が通過したことを検知する。従って、原稿先端検出センサと移動検出手段の当接位置との給送パスに沿った距離が予め定められているから、原稿先端検出センサによって原稿先端が検出された後の移動検出手段による検出情報(原稿が移動しているか静止しているか)に基づいて、給送原稿のサイズを推定することができる。
しかも、原稿先端検出センサと移動検出手段の当接位置との給送パスに沿った距離が、少なくとも最大原稿長さの1/2とされているから、原稿幅情報との組合わせにより、適用可能な全ての定格用紙のサイズを的確に判定することができる。また、上記のような原稿サイズ検出は、給送される原稿毎になされるから、原稿載置部に異なるサイズの原稿が所謂ミックススタックされている場合でも、原稿毎に的確なサイズ検出がなされ、夫々の原稿に応じた読取等の制御が適正になされる。更に、移動検出手段は分離手段の上流側に位置することになるから、該分離手段から読取部までの給送パス長さとして、最大原稿長さの1/2以上を確保する必要がなく、装置のコンパクト化が図られる。特に、所謂ウイングレスとして、そのコンパクトな構成が好評を博しているUターン搬送の自動原稿送り装置においては、その実用価値は極めて大である。
請求項2の発明によれば、給送中の原稿の後続部分が上記のように原稿載置部上を移動している時は、この移動に伴い回転体が回転する。また、給送が進みこの原稿の後端が移動検出手段の当接から外れると、回転体は静止している未繰出しの堆積原稿の上面に当接するから、その回転が停止する。この回転・停止の状態検出と、上記原稿先端検出センサの先端部検出情報とによって原稿長さが検出される。
請求項3の発明によれば、原稿先端検出センサの先端部検出後、回転体が停止するまでの回転数をエンコーダにより係数するようにすれば、原稿先端検出センサと移動検出手段との給送パスに沿った長さが既知であるから、この長さと係数値に基づき換算した長さとを加算することにより、原稿の正確な長さを算出することができる。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はファクシミリ装置や複写機、或いはファクシミリと複写の両機能を備えた所謂複合機におけるADF1の要部の縦断面図を示すものである。
図例のADF1は、シートものの原稿Dを1枚ずつ搬送しながら、その両面の画像を読み取って、それぞれデジタル信号として出力するための原稿送り装置として構成されている。ADF1の原稿供給口部2aには、原稿トレー2bが該原稿供給口部2aに向かって下方に傾斜するよう着脱自在に装着され、この原稿供給口部2aと原稿トレー2bとにより原稿載置部2が構成されている。原稿供給口部2a上には、原稿載置部2に堆積された原稿(用紙)Dを上層部より繰出すピックアップローラ3が配設され、このピックアップローラ3に引き続き、繰出された原稿を1枚ずつ分離して給送する原稿分離手段4が装備されている。該原稿分離手段4は、分離ローラ4aとこの分離ローラ4aの周体に弾接するよう付勢された分離パッド4bからなる。ピックアップローラ3で繰出された原稿は、分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、分離ローラ4aの回転に伴う両者の紙に対する摩擦係数の差により1枚ずつ分離され、下流側に給送される。4cは、分離パッド4bを分離ローラ4aの周体に弾接させる為の圧縮スプリングである。
上記原稿分離手段4により1枚ずつ分離された原稿は、Uターン状に形成された原稿搬送路(原稿給送パス)5に沿って順次配設されたレジストローラ6、第1搬送ローラ7及び第2搬送ローラ8によりレジスト搬送されて第1の読取ポイント(読取部)P1に至り、更に第3搬送ローラ9により第2の読取ポイントP2に給送され、排出ローラ10により排出トレー11に排出される。第1の読取ポイントP1にはプラテン12が配置され、原稿が該プラテン12上を通過する際、このプラテン12の下部に待機された読取走査装置13により原稿表面の画情報が逐次読み取られ、上記のようにデジタル信号として出力される。
この読取走査装置13は、蛍光灯或いは冷陰極管からなる光源13aと、複数のミラー13b…と、集光レンズ13cと、CCD(電荷結合素子)13dとよりなり、これらがユニット化され、キャリッジ13e上に搭載されている。光源13aからの照射光は、プラテン12上の読取ポイントP1を通過する原稿により反射され、その後4個のミラー13b…で反射を繰り返し、集光レンズ13cで集光され、CCD13dに入光する(1点鎖線の光路参照)。CCD13dでは、原稿の表面上に描かれた画情報が電気信号に変換され、デジタル信号として出力される。
図例の読取走査装置13は、フラットベッドスキャナ(FBS)にも兼用するよう構成されている。即ち、図示を一部省略したが、図1における破断部分の右側にはFBS部14が連成されている。上記キャリッジ13eは、図例ではADF原稿の読取位置に静止された状態を示すが、FBS原稿の読取時には、FBS部14内に移動し、FBS部14内をプラテンガラス15の下面に沿って往復移動し、この往復移動の間、プラテンガラス15上に載置された原稿の画情報が、読取走査装置13によって上記同様に読み取られる。ADF1、原稿トレー2b及び排出トレー11は一体化されてプラテンカバーを構成し、紙面奥側をヒンジ部(不図示)として上下に開閉可能とされている。従って、FBS部14にて原稿読み取りを行う際は、このプラテンカバーを開け、露見したプラテンガラス15上に原稿を載置することによりなされる。
上記のように、第1の読取ポイントP1で表面画像が読み取られた原稿は、さらに、第3搬送ローラ9により搬送されて第2の読取ポイントP2に至るが、この第2の読取ポイントP2は、搬送原稿の裏面側に配置された密着型イメージセンサ16と、これに接触的に配置されたプラテンローラ17との接触点とされる。即ち、密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間に導入される原稿は、プラテンローラ17の回転により密着型イメージセンサ16の読取面を摺接しながら給送され、この間原稿の裏面画像が密着型イメージセンサ16により読取られ、電気信号に変換されてデジタル信号として出力される。
上記分離ローラ4a、レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7〜9、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、1個のモーター(不図示)を駆動源とし、適宜ギヤ或いはベルト等の伝達手段(同)を介し駆動伝達がなされ、また適宜電磁クラッチ(同)により個々にオン・オフ制御がなされるよう構成されている。
ピックアップローラ3は、分離ローラ4aの駆動軸4dから駆動伝達されるよう構成される。これを略述すれば、該駆動軸4dにはトルクリミッタ(不図示)を介しフレーム3aが上下揺動可能に取付けられ、このフレーム3aの先側には支軸3bが軸回転可能に支持されている。上記駆動軸4dに取付けられたプーリー4eと、支軸3bに取付けられたプーリー3cとの間にベルト3dが張設されており、駆動軸4dの回転がプーリー4e、ベルト3d及びプーリー3cを介して支軸3bに伝達され、更にこの支軸3bの回転はワンウェイクラッチ(不図示)を介してピックアップローラ3に伝達されるようになされている。
斯く構成されたピックアップローラ3は、待機状態ではフレーム3aをして上方に位置し、上記駆動軸4dが正回転(A方向)すると、上記トルクリミッタの作用によりフレーム3aが駆動軸4dを支点として下方に揺動する。この揺動はピックアップローラ3が原稿載置部2上に堆積された原稿Dの最上層部に押当した時に停止するが、駆動軸4dの引続く回転により、上記伝達系(プーリー4e、ベルト3d及びプーリー3c)を介しピックアップローラ3が回転する。このように、駆動軸4dが正回転している間、ピックアップローラ3は堆積原稿Dの最上層部に押当されながら回転するので、原稿Dは最上層部より逐次繰出されて行く。そして、駆動軸4dが一旦停止し逆回転(反A方向)すると、フレーム3aがトルクリミッタの作用により上方に揺動し、その後の駆動軸4dの停止により、待機状態に静止保持される。
分離ローラ4aは不図示のワンウェイクラッチを介し駆動軸4dから駆動伝達される。従って、駆動軸4dの正回転により、上記のようにピックアップローラ3から原稿Dが繰出され、繰出された原稿は分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、前記のように1枚ずつ分離されて下流側に給送される。分離ローラ4aから給送された原稿Dは、レジストローラ6によりレジストされて更に下流側に搬送されるが、このレジストローラ6以降の各ローラ7、8、9、17、10の周速は、分離ローラ4a及びピックアップローラ3の周速より大とされ、分離ローラ4aとレジストローラ6との間で原稿のページ間隔を確保するようになされている。従って、分離ローラ4aから給送された原稿Dの先端がレジストローラ6に差し掛かるとその周速度差により、原稿に搬送負荷(引張力)が掛かるが、分離ローラ4a及びピックアップローラ3には上述のように不図示のワンウェイクラッチが組み込まれており、これにより両ローラ4a、3が空回転し、上記搬送負荷が緩和される。
レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7、8、9及び排出ローラ10には、夫々プレッシャーローラ6a、7a、8a、9a及び10aが対設され、原稿はこれらローラにニップされて搬送される。上記分離ローラ4aとこれに連関するピックアップローラ3及びプレッシャーローラ6a、7aは、ヒンジピン18aを支点として上下に開閉可能に枢着されたジャムアクセスカバー18の内側に取付けられている。従って、第2搬送ローラ8に至るまでの原稿搬送路5で原稿ジャムが発生した場合は、このジャムアクセスカバー18を開けることにより、分離パッド4b、レジストローラ6、第1搬送ローラ7との間が開放されるので、ジャム原稿の取出しが容易に行える。
また、第2搬送ローラ8、第3搬送ローラ9、これらと対をなすプレッシャーローラ8a、9a、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、ADF1を含む前記プラテンカバーの機枠をなす機体フレーム19及びこれに固定された筒状の中間インナーガイドフレーム20に取付けられている。更に、密着型イメージセンサ16及びプレッシャーローラ10aは、レジストローラ6の駆動軸6bに対し該駆動軸6bを支点として上下に開閉可能に枢着された中間フレーム21に取付けられている。第3搬送ローラ9以降でのジャム時には、上記ジャムアクセスカバー18を開けた上で中間フレーム21を開ければ、密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間、及び排出ローラ10とプレッシャーローラ10aとのニップ関係が開放されるから、この部分でのジャム原稿の取出しが容易に行える。
原稿載置部2上には、堆積原稿D上に離接可能な原稿移動検出手段22が配設されており、図2はその概略的平面図である。図1及び図2を参照してこの原稿移動検出手段22について詳述する。即ち、該原稿移動検出手段22は、上記原稿分離ローラ4aの駆動軸4bに、トルクリミッタとしての圧縮ばね(皿ばねやスプリングワッシャも可能)22aを介し上下揺動可能に支持された揺動アーム22bと、該揺動アーム22bの先端に固設された支軸22cに対し軸回転可能に支持された回転コロ22dと、該回転コロ22dの一端に同軸的に連成された回転盤22eと、この回転盤22eの回転数を検出してエンコーダ機能を奏する光電センサ22fとよりなる。回転盤22eは、図1に示すように、その周方向に沿って等間隔で形成された複数の切欠(突片)22gを備える。光電センサ22fは、この切欠(突片)22gを挟むように配置され、回転盤22eの回転に伴う切欠(突片)22gによる遮光、透光作用をして、その回転盤22eの回転状態(回転数)を検出するものである。
上記分離ローラ4aの駆動軸4bが、原稿の繰出・給送方向であるA方向に回転を開始すると、上記駆動軸4bと揺動アーム22bとの間に弾装された圧縮ばね22aのトルクリミッタとしての機能により、揺動アーム22bが従動して下方に揺動する。この揺動の結果、回転コロ22dが原稿載置部2上に堆積された原稿Dの最上部に当接し、この当接により、揺動アーム22bに対して圧縮ばね22aの負荷トルクを上回る負荷が作用し、これにより、揺動アーム22bの揺動は停止する一方、駆動軸4bの回転は継続する。この駆動軸4bの回転継続に伴うピックアップローラ3及び分離ローラ4aの回転により、最上部原稿Dが繰出・給送され、更には下流側のレジストローラ6、搬送ローラ7、8等により原稿搬送路5に沿ってレジスト搬送される。原稿の繰出しに伴い、その堆積層厚が小さくなって行くが、駆動軸4aが回転している限り、圧縮ばね22aと揺動アーム22bとの作用により、回転コロ22dは常時最上部原稿Dに当接される。
最上部原稿Dの後半部分は、上記繰出・給送及び搬送に伴う引張り作用により図2の白抜き矢印Bに示す方向に移動しながら繰出されて行く。この原稿Dの矢印B方向への移動に伴い、これに当接する回転コロ22dがC方向に従動回転する。この従動回転は、回転コロ22dが当接する最上部原稿Dの移動の間継続され、光電センサ22fによってその回転状態(回転数)が検出され、その検出情報が出力される。当該最上部原稿Dが引続き繰出され、回転コロ22dから外れると、回転コロ22dは直下の静止している次原稿上に当接することになり、その回転が停止する。このような回転コロ22dの動作は、原稿載置部2上に堆積された原稿D毎に繰り返される。
そして、原稿載置部2上の全ての原稿Dが、繰出・給送され、前記読取が完了すると、駆動軸4bが一旦停止後逆回転(反A方向)するが、この時上記圧縮ばね22aのトルクリミッタとしての作用により、揺動アーム22bが上方に揺動し、その後の駆動軸4bの停止により、図1に示す待機位置に維持される。尚、揺動アーム22bの揺動機構は、図例の機構に限定されず、回転コロ22dが最上部原稿に離接可能で、しかも原稿の繰出し中は常時原稿に当接する機能を奏しし得るものであれば、その他の機構も採用可能であることは言うまでもない。
分離ローラ4aとレジストローラ6との間に原稿幅検出センサ23が、また、第2搬送ローラ8の上流側近傍には原稿先端検出センサ24が、夫々配設され、この原稿幅検出センサ23及び原稿先端検出センサ24と、上記原稿移動検出手段22とにより、原稿サイズ検出手段が構成される。原稿移動検出手段22の最上部原稿Dに対する当接位置と、原稿先端検出センサ24の原稿先端検出位置との間の原稿搬送路(原稿給送パス)5に沿った距離Lは、最大原稿長さの1/2若しくは1/2よりやや大とされている。従って、最も汎用性の高いこの種読取装置では最大原稿サイズがA3であるので、上記Lは210mm若しくは210mmよりやや大とされる。以下図3も参照して、この原稿サイズ検出手段について述べる。
図3において、原稿幅検出センサ23は、原稿給送方向Bに直交する方向に併設された3個のフィラー型センサ23a、23b、23cから構成される。本実施形態では、原稿給送方向Bに向かって右辺側に各原稿を揃える例を示しているが、センタ揃え或いは左辺側揃えも除外するものではない。図3の例は、最大原稿サイズをA3としており、このようなセンサ配置においては、使用される原稿用紙が定格用紙である場合、分離ローラ4aから給送される原稿の先端がこれらセンサ23a、23b、23cに作用することにより、以下のような原稿幅情報が得られる。尚、以下において(T)は上記原稿給送方向Bに沿った縦置きを、(Y)は原稿給送方向Bに直交する横置きを、夫々意味する。
(1)センサ23a、23b、23cが全てオフの場合、原稿サイズはB5(T)若しくはそれ以下のサイズである。
(2)センサ23aがオン、23b、23cがオフの場合、原稿サイズはA4(T)である。
(3)センサ23a、23bがオンで、23cがオフの場合、原稿サイズはB4(T)若しくはB5(Y)である。
(4)センサ23a、23b、23cが全てオンの場合、原稿サイズはA3(T)若しくはA4(Y)である。
上記原稿幅の検出においては、ピックアップローラ3で繰出され、分離ローラ4aで分離・給送される原稿は、前記のように周速度の大きいレジストローラ6によりレジスト搬送されるから、分離ローラ4aの下流側では後続原稿との間にページ間隔が確保されることになり、従って、原稿幅検出センサ23による検出は、給送される原稿毎になされる。そして、上記(3)(4)では、まだ原稿サイズが確定していないが、原稿先端がフィラー型の原稿先端検出センサ24に至り、該センサ24をオンとした時点でこれら不確定の原稿サイズが確定する。
即ち、(3)の原稿(B4(T)若しくはB5(Y)の原稿)の先端が、原稿先端検出センサ24をオンとした時、上記原稿移動検出手段22の回転盤22eが回転していないことを光電センサ22fが検出した場合、当該原稿の後半部分は既に回転コロ22dの当接下から抜け出しており、従ってその長さは210mm以下であることは明らかであるから、当該原稿は短辺が210mmより短いB5(Y)原稿であると判定される。また、上記原稿移動検出手段22の回転盤22eが回転していることを光電センサ22fが検出した場合、当該原稿の後半部分はまだ回転コロ22dの当接下にあり、従ってその長さは210mm以上であることは明らかであるから、当該原稿は長辺が210mmより長いB4(T)原稿であると判定される。
一方、(4)の原稿(A3(T)若しくはA4(Y)の原稿)の先端が、原稿先端検出センサ24をオンとした直後において、上記原稿移動検出手段22の回転盤22eが回転していないことを光電センサ22fが検出した場合、当該原稿の後半部分は既に回転コロ22dの当接下から抜け出しており、従ってその長さは210mm以下であることは明らかであるから、当該原稿は短辺が210mmであるA4(Y)原稿であると判定される。また、上記原稿移動検出手段22の回転盤22eが回転していることを光電センサ22fが検出した場合、当該原稿の後半部分はまだ回転コロ22dの当接下にあり、従ってその長さは210mmより大であることは明らかであるから、当該原稿は長辺が210mmより長いA3(T)原稿であると判定される。尚、(1)の場合は、原稿がいずれのセンサ23a、23b、23cをオンとしないまま、その先端が原稿先端検出センサ24に達することになるから、該センサ24をオンとした時点で、そのサイズがB5(T)若しくはそれ以下のサイズであることが確定する。
このように、原稿移動検出手段22、原稿幅検センサ23及び原稿先端検出センサ24の検出情報に基づき、原稿搬送路5を搬送される原稿のサイズが第2搬送ローラ8に至る前に確定し、第1読取ポイントP1或いは第2読取ポイントP2においては、この確定した原稿サイズ情報に基づき適正な読取走査制御がなされ、或いは読取画情報の適正な出力制御がなされる。しかも、原稿サイズの確定は、原稿毎になされるから、原稿載置部2上に異なるサイズの原稿がミックススタックされていても、上記読取走査制御や読取画情報の出力制御が、原稿毎に適正になされる。更に、原稿移動検出手段22は、原稿載置部2上、即ち分離ローラ4aの上流側に位置するから、分離ローラ4aと原稿先端検出センサ24との間に、実質上最大原稿長さの1/2以上の長さの原稿搬送路(給送パス)を確保する必要がなく、これにより装置のコンパクト化を図ることができる。特に、図1のように、FBS装置の一側辺部において原稿をUターン搬送するよう構成し、原稿トレー2bの下に排出トレー11を設けるようにしたADF装置のように、原稿給送パス長さに制約がある場合には、その実効は極めて大である。
また、光電センサ22fをエンコーダとして回転盤22eの回転数を検出させるようにすれば、この検出値の長さ換算値と、原稿先端検出センサ24まで或いは原稿幅検出センサ23までの既知の原稿パス長さとを合算することにより、原稿毎の正確な長さが演算され、より精度の高い読取走査制御等が可能となる。
図1において、25は原稿先端揃え用シャッタであり、待機状態の時には、原稿載置部2上に突出し、原稿トレー2b上にセットされる原稿Dの先端を揃えることが可能とされている。このシャッタ25は、レジストローラ6の回転に連動して上下揺動するリンク機構(一部図示省略)26に設けられており、このリンク機構26の上下揺動により原稿載置部2上に出没するよう構成されている。このように、レジストローラ6に機械的に連動させて、シャッタ25を原稿載置部2上に出没させるようにしているから、ソレノイド等の高価な電気部品を用いることなく簡易に構成することができる。
尚、上記実施形態では、原稿幅検出センサ23あるいは原稿先端検出センサ24として、フィラー型のセンサを採用した例を示したが、これに限らず、その他の同様の機能を奏するセンサも採用可能である。また、ADF装置として、両面読取用の例を示したが、片面読取のADF装置にも本発明が適用され得ることは言うまでもない。
ADFと走査装置の要部を示す縦断面図である。 原稿移動検出手段の概略的平面図である。 原稿幅検出センサによる原稿幅検出の態様を説明する概略的平面図である。
符号の説明
1 ADF(自動原稿送り装置)
2 原稿載置部
4 原稿分離手段
5 原稿搬送路(原稿給送パス)
22 原稿移動検出手段
22d 回転コロ(回転体)
22e 回転盤
22f 光電センサ(エンコーダ)
24 原稿先端検出センサ
P1 読取ポイント(読取部)
L 原稿先端検出センサと移動検出手段の原稿当接位置との距離

Claims (3)

  1. 原稿載置部に載置された原稿を最上部より繰出し、分離手段で1枚ずつ分離して読取部に給送する自動原稿送り装置であって、
    上記読取部の上流側近傍において給送原稿の先端を検出する原稿先端検出センサと、上記原稿載置部上の最上部原稿に当接し、当接原稿の移動状態を検出する移動検出手段とを備え、上記原稿先端検出センサと移動検出手段の原稿当接位置との原稿給送パスに沿った距離を、少なくとも最大原稿長さの1/2に相当する長さとしたことを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 上記移動検出手段が、最上部原稿に離接可能な回転体を備え、この回転体は当接原稿の移動により回転するよう構成され、この回転・停止状態をして上記原稿の移動状態とすることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿送り装置。
  3. 上記回転体にエンコーダを付設し、このエンコーダによる回転体の回転数検出に基づき原稿長さの判定を行うようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自動原稿送り装置。
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