JP2006104529A - 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法 - Google Patents

軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006104529A
JP2006104529A JP2004293828A JP2004293828A JP2006104529A JP 2006104529 A JP2006104529 A JP 2006104529A JP 2004293828 A JP2004293828 A JP 2004293828A JP 2004293828 A JP2004293828 A JP 2004293828A JP 2006104529 A JP2006104529 A JP 2006104529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amorphous carbon
carbon film
film
less
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004293828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4264400B2 (ja
Inventor
Tomotsugu Sakai
智嗣 坂井
Toshiya Watanabe
俊哉 渡辺
Shigenori Tsuruga
薫典 鶴我
Minoru Danno
実 団野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004293828A priority Critical patent/JP4264400B2/ja
Publication of JP2006104529A publication Critical patent/JP2006104529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4264400B2 publication Critical patent/JP4264400B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】アモルファスカーボン膜の着色が低減され、より透明性の高いアモルファスカーボン膜及びその製造方法を提供する。
【解決手段】プラスチック容器内面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、その色差計測であるL表色系のb絶対値が7以下とし、全反射ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下0.2以上とすることにより、アモルファスカーボン膜が軟質であり、透明性が極めて良好なものとなる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えば樹脂等の容器等においてガスバリア性を付与するアモルファスカーボン膜及び該アモルファスカーボン膜を有する容器に関する。
近年、プラスチック容器の一つである例えばペットボトル(PET)ボトルは、外部からの酸素の透過、内部(例えば炭酸飲料水)からの二酸化炭素の透過を防止するためにその内面に例えばDLC(Diamond Like Carbon)のような硬質の炭素膜をコーティングすることが試みられている(特許文献1、2)。
特開平8−53116号公報 特許第2788412号公報(特開平8−53117号公報)
しかしながら前記成膜された膜は硬質のDLC膜であるので、該DLC膜が着色してしまい、見栄えの良いボトルを形成することができない、という問題がある。
よって、近年の飲料製品の多様化に鑑み、透明性の高いアモルファスカーボン膜でガスバリア性を有するペットボトルの出現が望まれている。
本発明は、前記問題に鑑み、アモルファスカーボン膜の着色が低減され、より透明性の高いアモルファスカーボン膜及びそのエネルギーコストの低い製造方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第2の発明は、第1の発明において、ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下0.2以上であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第3の発明は、基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、その硬度が10GPa以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第4の発明は、基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、そのL表色系のb絶対値が7以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第5の発明は、基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、そのL表色系のa絶対値が1以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第6の発明は、基材表面に放電プラズマにより成膜してなる軟質アモルファスカーボン膜であって、ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下であると共に、その硬度が10GPa以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第7の発明は、第6の発明において、そのL表色系のb絶対値が7以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第8の発明は、第6又は7の発明において、そのL表色系のa絶対値が1以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜にある。
第9の発明は、成膜圧力が0.1〜5Torr、RF出力が200〜600Wの高周波プラズマ発生条件により高周波プラズマを発生させ、媒質ガスにより基材の表面に請求項1乃至8のいずれか一つのアモルファスカーボン膜を成膜することを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜の製造方法にある。
第10の発明は、容器本体の内面に形成されるガスバリア性膜が第1乃至8のいずれか一つの軟質アモルファスカーボン膜であることを特徴とする容器にある。
本発明によれば、膜が軟質であると共に着色が低減され、透明性の高いアモルファスカーボン膜を得ることができる。さらに、本発明によれば、エネルギーコストの低い製造方法を得ることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態及び実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態及び実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[発明の実施形態]
本発明にかかる実施形態にかかるアモルファスカーボン膜は、ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比(以下、「ラマンS/N比」という。))が1.0以下、より好ましくはラマンS/N比が1.0以下0.2以上としている。
これは、後述する試験例に示すように、ラマンS/N比が1.0を超える場合には、黄色の着色が顕著となり、透明性の向上を図ることができないからである。また、ラマンS/N比が0.2未満の場合には、ガスバリア性が悪くなり、ガスバリア膜としての機能を発揮することができないからである。
アモルファスカーボンでは、測定の際に観測される蛍光強度はその膜に含まれる水素量に比例して強くなることが知られており、蛍光強度を試料間で比較することにより、水素量を比較することができる。この水素量予測の方法として、図16に示すように、アモルファスカーボン膜の蛍光強度(N:ポリマー成分)とこの蛍光強度をベースラインとしたときのピークトップのピーク強度(S:グラファイト状成分)との強度比率(ラマンS/N比)を求める方法がある。このラマンS/N比が小さいほどアモルファスカーボン膜が軟質であり、一方ラマンS/N比が大きいほどアモルファスカーボン膜が硬質である。
ここで、プラスチック容器等に成膜するガスバリア用のアモルファスカーボン膜は、その膜厚が約20〜50nm程度と極めて薄いので、通常のラマン分光分析装置では、十分な感度でラマンスペクトルを得られない場合がる。そこで、感度向上を目的として全反射ラマン分光法(ATR(Attenuated Total Reflection)−Raman))を用いることが好ましい。
図15に全反射ラマン分光法の分析装置の概略を示す。図15に示すように、励起光101を発するレーザ装置102と、その底面側にアモルファスカーボン膜103を形成した基材104を密着させてなる半球プリズム105と、励起光によるラマン散乱光106を集光レンズ107により分光する分光器108とから構成されている。なお、レーザ条件の一例としては、レーザ装置102としてArイオンレーザを用い、そのレーザ波長は515nmとし、レーザ強度は20mWとしている。
ここで、プラスチック容器等に成膜するガスバリア用のアモルファスカーボン膜は、その膜厚が20〜50nm程度と極めて薄いので、アモルファスカーボン膜の硬度を直接測定することができない。よって、成膜を複数回繰り返して多層膜(200nm以上)とした模擬膜を成膜し、この硬度について公知の極薄膜の硬度を測定するナノインデーション試験によって測定することとした。
試験片はプラスチック容器内に基材を挿入し、この基材に成膜を複数回繰り返しておこなった。
この結果、測定はMTSシステムズ社製のナノインデンター(NanoIndenter TMXPsyDCM,MTSシステムズ社の商標)を用いた。このナノインデーション試験は、測定対象物に対し、ダイヤモンドチップからなる三角錐(バーコビッチ型)の圧子をその表面に押込み、そのときの圧子にかかる荷重Pと圧子の下の斜影面積Aから微小硬さ(GPa)を求めるものである。
後述する試験例に示すように、本発明にかかるラマンSN比が1.0以下の条件における多層のアモルファスカーボン膜の微小硬度は10GPa以下である。
また、このときの多層のアモルファスカーボン膜のS/N比は2.0以下である。
ここで、多層アモルファスカーボン膜と単層アモルファスカーボン膜とのラマンS/N比に差が生じる原因としては、単層を成膜する場合にはプラスチック等の樹脂の表面にアモルファスカーボンを成膜したものである点に対し、多層を成膜する場合には基材がガラスやSi等の硬度が硬いものであり、この基材に成膜するので、得られた膜はプラスチック等の樹脂の表面に成膜したものとは、硬さが異なると考えられる。さらに、成膜条件においても、単層成膜の場合には、残留大気の影響があるのに対し、多層成膜の場合には、真空を破ることなく連続して複数回成膜するので残留大気の影響が相対的に少なく、積層される膜は幾分硬度が硬いものとなる。
このように、同じ成膜条件においても、ラマンS/N比に差が生じることとなる。
よって、以上のことを総合的に勘案すると、単層アモルファスカーボン膜の微小硬度は5〜8GPa以下となることが推察される。
通常のDLC((Diamond Like Carbon))膜はビッカース硬度Hv1000〜8000(微小硬さ10〜80GPa)の高硬度の炭素膜であるのに比べて、本発明のアモルファスカーボン膜は微小硬度8GPa以下であり、極めて軟質な膜と言える(「DLCコーティング市場2001−ダイヤモンドライクカーボンコーティング市場の実態と展望−」矢野経済研究所:2001年3月26日発行)。なお、ビッカース硬度Hv1000〜8000は微小硬さ10〜80GPaにほぼ相当する。
このように、本発明にかかる軟質アモルファスカーボン膜はラマンS/N比を1.0以下とすることにより、透明性が高く、しかもガスバリア性を保持することができる。
また、そのL表色系(JIS Z8729)のb絶対値が7以下、より好ましくは、7以下3.5以上である。
ここで、b絶対値が7を超える場合には、着色があり、透明性に欠けるからである。
前記L表色系はJIS Z8729により、測定する。
そのL表色系(JIS Z8729)のa絶対値が1以下である。
ここで、本発明で基材とは、いわゆるプラッスチック等の樹脂基材の他にガラス基材、セラミック基材、紙基材等を例示することができる。
前記基材の加工品としては、各種容器を挙げることができる。
前記容器としては、例えば食品用、医薬品用容器プラスチック容器を挙げることができ、容器以外には、フィルム等に対するガスバリア膜として有効である。また、ガソリンタンク等の燃料を充填する容器等にも適用することが可能である。
ここで、前記樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルムフィルム等の公知の材料を例示することができる。
また、この樹脂、ガラス、セラミック基材には、例えば発光層、電極層等の電子材料を有するものであってもよい。例えば電子材料としては、有機EL(Organic Electro Luminescence、又は、OLED(Organic Light Emitting Diode)ともいう。)又は無機EL基板の保護膜としてアモルファスカーボン膜を用いるようにしてもよい。
また、有機トランジスタ等の有機電子デバイスにおいて、機能材料を水分や酸素等から保護する必要性の高い保護膜として用いるようにしてもよい。
ここで、本発明において、前記アモルファスカーボン膜とは、ダイヤモンド(炭素原子の結合がSP3結合)に比して、グラファイト(炭素原子の結合がSP2結合)の配合が多い、軟質炭素膜を含むものをいう。
このようなアモルファスカーボン膜を製造する方法としては、その成膜圧力が0.1〜5Torr、RF出力が200〜600Wの高周波プラズマ発生条件により高周波プラズマを発生させ、媒質ガスにより基材の表面にアモルファスカーボン膜を成膜する。
また、高周波プラズマ法以外に、軟質アモルファスカーボンは、例えばCVD法、熱CDV法等に代表される公知の化学気相成長法(CHEMICAL Vapor Deposition, CVD)を用いることができる。
また、例えば反応性スパッタ法、イオンプレーティング法、アーク蒸着法、イオン蒸着法、プラズマイオン注入法等に代表される公知の物理的気相成膜法(Physical Vapor Deposition:PVD)を用いることができる。
ここで、前記媒質ガスとしては炭化水素を基本とし、例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン等のアルカン類;エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ブタジエン等のアルケン類;アセチレン等のアルキン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、インデン、ナフタリン、フェナントレン等の芳香族炭化水素類;シクロプロパン、シクロヘキサン等のシクロパラフィン類;シクロペンテン、シクロヘキセン等のシクロオレフィン類などが使用でき、その他に一酸化炭素も使用できる。これにより、例えば容器に充填された例えば炭酸飲料水からの二酸化炭素の透過を防止するためのアモルファスカーボン膜をコーティングすることができる。また、アモルファスカーボン膜が傾斜機能を有する膜であってもよい。
なお、PVD法を用いる場合には、固体蒸発源も利用可能となる。
以下、本発明のアモルファスカーボン膜を形成する成膜装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る成膜装置を示す概念図である。
以下、基材の一例として、プラスチック容器を例にして説明する。
図1に示すように、本実施例に係る成膜装置は、口部11を有するプラスチック容器12の内面に放電プラズマにより成膜を施す成膜装置であって、プラスチック容器12の外周を取り囲む大きさを有する外部電極13と、前記口部11が位置する側の前記外部電極13の端面に絶縁部材を介して取り付けられた排気管14と、前記外部電極13内の前記プラスチック容器12内に前記排気管14側から前記プラスチック容器12の長手のほぼ全長に亙って挿入され、接地G側に接続されると共に、媒質ガス15を吹き出すためのガス吹き出し孔16が穿設された内部電極17と、前記排気管14に取り付けられた図示しない排気装置と、前記内部電極17に媒質ガス15を供給するための図示しないガス供給装置と、前記外部電極13に接続された高周波電源18とを具備してなるものである。
ここで、前記外部電極13は、上下端にフランジ21a,21bを有するチャンバ(上部)22−1及びチャンバ(下部)22−2から構成される円筒状のチャンバ22内に設けられており、該円筒状のチャンバ22は、円環状基台23上に載置されている。前記円筒状のチャンバ22と前記外部電極13は、上部側と下部側とに二分割可能としており、着脱可能に取り付けられている。また、円板状の絶縁板24は、前記基台23と前記下部外部電極13−2の底部側との間に配置されている。
なお、前記円筒状のチャンバ22の分割部と外部電極13には分割部に導電コネクタ41及び真空シール(Oリング)42が介装されている。そして、プラスチック容器12を外部電極13内に収納するには、分割部を一体的に上下動させている。
また、本実施例では、内部に挿入されるプラスチック容器12の口部および肩部に対応する円柱および円錐台を組み合わせた形状をなす空洞部を有する誘電体材料からなる円柱状のスペーサが上部外部電極13−1の内側に配設されている。前記円板状のスペーサ25は、この上に載置される環状の絶縁部材26から螺着されたねじ(図示せず)により固定されている。このように円柱状のスペーサ25を前記外部電極13の上部に挿入固定することにより、前記外部電極13の底部側からプラスチック容器12を挿入すると、そのプラスチック容器12の口部および肩部が前記円板状のスペーサ25の空洞部内に位置し、かつこれ以外のプラスチック容器12の外周が前記外部電極13内面に位置する。
前記円板状のスペーサ25を構成する誘電体材料としては、例えばプラスチックまたはセラミックを挙げることができる。プラスチックとしては、種々のものを用いることができるが、特に高周波損失が低く、耐熱性の優れたポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素系樹脂が好ましい。セラミックとしては、高周波損失が低いアルミナ、ステアタイトまたは機械加工性が高いマコールが好ましい。
上下にフランジ31a,31bを有するガス排気管14は、前記チャンバ22の上部フランジ21aおよび前記環状の絶縁部材26の上面に載置されている。蓋体32は、前記排気管14の上部フランジ31aに取り付けられている。
高周波電力を出力する高周波電源18は、ケーブル34および給電端子35を通して前記外部電極13に接続されている。整合器36は、前記高周波電源18と前記給電端子35の間の前記ケーブル34に介装されている。
内部電極17は、前記外部電極13および円板状のスペーサ25内に挿入されたプラスチック容器12内にこの容器長手方向のほぼ全長に亙って配置され、その上端が前記プラスチック容器12の口部11側に位置する前記ガス供給管と兼用している。なお、ガス供給管は接地端子を兼ねるようにしている。
なお、ガス吹き出し孔は前記内部電極17の下部側壁に前記ガス流路37と連通するように開口してもよい。この場合、ガス吹き出し孔は前記内部電極17の底部から前記プラスチック容器12内に挿入された長さの25%までの範囲内の側面領域に開口することが好ましい。前記内部電極17の径は、プラスチック容器の口金径以下とし、その長さはプラスチック容器12の長手方向のほぼ全長にわたって挿入可能な長さとする。
前記内部電極17は、例えばタングステンやステンレス鋼のような耐熱性を有する金属材料により作られるが、アルミニウムで作ってもよい。また、内部電極17表面が平滑であると、その内部電極17の表面に堆積する炭素膜を剥離し易くなる虞がある。このため、内部電極17の表面を予めサンドブラスト処理し、表面粗さを大きくして表面に堆積する炭素膜を剥離し難くすることが好ましい。
次に、上述した成膜装置を用いて内面にアモルファスカーボン膜を被覆してなるプラスチック容器の製造方法を説明する。図示しないプッシャーにより上部電極とチャンバとを分割し、内部を開放する。つづいて、プラスチック容器12を開放した外部電極13内に挿入した後、図示しないプッシャーにより外部電極及びチャンバを元に戻す。このとき、前記プラスチック容器12は排気管14にその口部を通して連通する。
次いで、図示しない排気手段により排気管14を通して前記排気管14及び前記プラスチック容器12内外のガスを排気する。媒質ガス15を内部電極17のガス流路37に供給し、この内部電極17のガス吹き出し孔16からプラスチック容器12内に吹き出させる。この媒質ガス15は、さらにプラスチック容器12の口部11に向かって流れていく。つづいて、ガス供給量とガス排気量のバランスをとり、前記プラスチック容器12内を所定のガス圧力に設定する。
次いで、高周波電源18から高周波電力をケーブル34、整合器36および給電端子35を通して前記外部電極13に供給する。このとき、前記外部電極13(実質的に前記プラスチック容器内面)と接地された前記内部電極17との間に放電プラズマが生成される。この放電プラズマによって媒質ガス15が解離し、生成した成膜種が前記プラスチック容器12内面に堆積し、軟質のアモルファスカーボン膜が形成される。
前記アモルファスカーボン膜の膜厚が所定の厚さに達した後、前記高周波電源18からの高周波電力の供給を停止し、媒質ガス15の供給の停止、残留ガスの排気を行い、ガスの排気を停止した後、窒素、希ガス、又は空気等を内部電極17のガス流路37のガス吹き出し孔16を通してプラスチック容器12内に供給し、このプラスチック容器12内外を大気圧に戻し、内面炭素膜被覆プラスチック容器を取り出す。その後、前述した順序に従ってプラスチック容器を交換し、次のプラスチック容器のコーティング作業へ移る。
ここで、前記媒質ガスには、アセチレンを用いている。
前記高周波電源18からの高周波電力は、13.56MHz乃至100MHzを用い、100〜1000Wの出力としている。また、この高周波電力の印加は連続的でも間欠的(パルス的)でもよい。なお、印加する高周波の周波数を高く(例えば60MHz)し、DLC膜に較べてより軟質なアモルファスカーボン膜を合成し、窒素又は酸素等の添加効果による軟質な炭素膜との相乗効果によって、基材との密着性をさらに良好にさせるようにすることができる。
[試験例]
以下、本発明の効果を示す試験例について説明するが、本発明は以下の試験例に何ら限定されるものではない。
[試験例1−1乃至1−7]
媒質ガスとしてアセチレン50sccmを導入し、周波数13.56MHz、RFパワー200、300、400、500、600、700,800Wを各々印加し、成膜圧力を0.12Torrとしてプラスチックフィルム(PET)容器内に単層アモルファスカーボン膜を成膜した。成膜時間は2秒とした。
得られたアモルファスカーボン膜について、全反射ラマン分光法による(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比、並びにL表色系のb絶対値及びa絶対値を測定した。
なお、前述したように、その膜厚が200nm以上においてのみ測定可能であるので、プラスチック容器内に貼り付けたSi基板上に厚さ200nm〜300nmの膜を形成した。形成には通常の成膜を10回繰り返して多層アモルファスカーボン膜を得た。
ここで、本試験においては、ナノインデンテーション法として、微小硬度計(MTSシステムズ社製のナノインデンター(NanoIndenter TMXPsyDCM,MTSシステムズ社の商標))を用い、100μ四方の領域に対し、50μm間隔で、先端が鋭利なダイヤモンド圧子をμN〜mNオーダーの力で押し付けることにより、9箇所測定し、その平均値を求めた。なお、膜の厚さの1/5以上の深さの領域においては基板の硬さの影響が含まれるので、表面から膜厚の1/5相当の深さにおける値をアモルファスカーボン膜の硬さとした。
また、全反射ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比は、励起波長515nm、レーザー強度20mWの条件で実施した。
また、色差計測はJIS Z 8729に準拠し、日本電色工業製の分光式色差計「SE−2000」(商品名)を用いた。
ガスバリア性は炭酸ガスの透過速度を求める方法にて行った。
これらの結果を下記「表1」に示す。
また、全反射ラマン分光法について単層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図を図2、ナノインデーター法についてRFパワー(W)と微小硬さ(GPa)との関係図を図3に、多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図を図4、L表色系についてRFパワー(W)とLとの関係図を図5、L表色系についてRFパワー(W)とaとの関係図を図6、L表色系についてRFパワー(W)とbとの関係図を図7に示す。
Figure 2006104529
前記「表1」及び図2乃至7に示すように、RFパワーが低いほど、L表色系についてのLの値が大きくなり、bが小さくなる。特に、bの絶対値が7以下、より好ましくは6以下とすることで着色が減色し、透明性が高まることが判明した。この結果より、RFパワー(W)が200〜500W、より好ましくはRFパワー(W)が400W以下の場合については、単層アモルファスカーボン膜のラマンS/N比が1.0以下となることが判明した。また、いずれの条件においてもガスバリア性は良好であった。
また、RFパワー(W)が小さいほどbの絶対値が小さくなるので、透明性を向上させる場合には、RF出力を小さくするほうが好ましいことが判明した。
通常のDLC、すなわち硬質炭素膜を得るには、800〜1000WのRFパワーが必要であるのに対して、本発明では約半分のRFパワーで所望のガスバリア膜を得ることができる。RFパワーの半減は、製造の電力費が半減することを意味する。換言すれば、本発明により、エネルギーコストの低い方法が得られたことを意味する。
[試験例2−1乃至2−7]
成膜圧力を1.73Torrとした以外は、試験例1と同様にして容器内に単層アモルファスカーボン膜を成膜した。成膜時間は2秒とした。
得られたアモルファスカーボン膜について、全反射ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比、並びにL表色系のb絶対値及びa絶対値を測定した。
これらの結果を下記「表2」に示す。
また、全反射ラマン分光法について単層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図を図8、ナノインデーター法についてRFパワー(W)と微小硬さ(GPa)との関係図を図9に、多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図を図10、L表色系についてRFパワー(W)とLとの関係図を図11、L表色系についてRFパワー(W)とaとの関係図を図12、L表色系についてRFパワー(W)とbとの関係図を図13に示す。
Figure 2006104529
前記「表2」及び図8乃至13に示すように、RFパワーが低いほど、L表色系についてのLの値が大きくなり、bが小さくなる。特に、bの絶対値が7以下、より好ましくは6以下とすることで着色が減色し、透明性が高まることが判明した。この結果より、RFパワー(W)が200〜600W、より好ましくはRFパワー(W)が500W以下の場合については、単層アモルファスカーボン膜のラマンS/N比が1.0以下となることが判明した。また、RFパワーが300〜800Wの条件ではガスバリア性は良好であったが、200Wの条件ではガスバリア性は不良であった。
また、圧力が高い場合においても、RFパワー(W)が小さいほどbの絶対値が小さくなるので、透明性を向上させる場合には、RF出力を小さくするほうが好ましいことが判明した。なお、成膜圧力が1.73Torrの場合にはRF出力が200Wの場合にガスバリア性が不良であるので、プラスチック容器のガスバリア膜として不適であることが判明した。
また、図14に示すように、同じRFパワー(W)においては、圧力の高い方がbの絶対値が小さくなり、アモルファスカーボン膜の着色がないものを得ることができる。
通常のDLC、すなわち硬質炭素膜を得るには、800〜1000WのRFパワーが必要であるのに対して、本発明では約半分のRFパワーで所望のガスバリア膜を得ることができる。RFパワーの半減は、製造の電力費が半減することを意味する。換言すれば、本発明により、エネルギーコストの低い方法が得られたことを意味する。
以上のように、本発明にかかるアモルファスカーボン膜は、アモルファスカーボン膜の着色が低減され、より透明性が良好となり、ガスバリア性の良好な容器等に用いて適している。
実施形態にかかる成膜装置の概略図である。 圧力0.12Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図である。 圧力0.12Torrにおける多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)と微小硬さ(GPa)との関係図である。 圧力0.12Torrにおける多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図である。 圧力0.12Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とLとの関係図である。 圧力0.12Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とaとの関係図である。 圧力1.73Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とbとの関係図である。 圧力1.73Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図である。 圧力1.73Torrにおける多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)と微小硬さ(GPa)との関係図である。 圧力1.73Torrにおける多層アモルファスカーボン膜のRFパワー(W)とS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比との関係図である。 圧力1.73Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とLとの関係図である。 圧力1.73Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とaとの関係図である。 圧力1.73Torrにおける単層アモルファスカーボン膜のL表色系についてRFパワー(W)とbとの関係図である。 圧力0.12Torrと圧力1.73TorrにおけるL表色系についてRFパワー(W)とbとの関係図である。 全反射ラマン分光法の分析装置の概略図である。 ラマンシフトと信号強度との関係を示すラマンS/N比の関係図である。
符号の説明
11 口部
12 プラスチック容器
13 外部電極
14 排気管
15 媒質ガス
16 ガス吹き出し孔
17 内部電極
18 高周波電源

Claims (10)

  1. 基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、
    ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  2. 請求項1において、
    ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下0.2以上であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  3. 基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、
    その硬度が10GPa以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  4. 基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、
    そのL表色系のb絶対値が7以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  5. 基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、
    そのL表色系のa絶対値が1以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  6. 基材表面に放電プラズマにより成膜してなるアモルファスカーボン膜であって、
    ラマン分光法によるS(グラファイト状成分)/N(ポリマー成分)比が1.0以下であると共に、その硬度が10GPa以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  7. 請求項6において、
    そのL表色系のb絶対値が7以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  8. 請求項6又は7において、
    そのL表色系のa絶対値が1以下であることを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜。
  9. 成膜圧力が0.1〜5Torr、RF出力が200〜600Wの高周波プラズマ発生条件により高周波プラズマを発生させ、媒質ガスにより基材の表面に請求項1乃至8のいずれか一つのアモルファスカーボン膜を成膜することを特徴とする軟質アモルファスカーボン膜の製造方法。
  10. 容器本体の内面に形成されるガスバリア性膜が請求項1乃至8のいずれか一つの軟質アモルファスカーボン膜であることを特徴とする容器。
JP2004293828A 2004-10-06 2004-10-06 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法 Active JP4264400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293828A JP4264400B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293828A JP4264400B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006104529A true JP2006104529A (ja) 2006-04-20
JP4264400B2 JP4264400B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=36374601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004293828A Active JP4264400B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4264400B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173936A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ガスバリア性フィルム
WO2008120500A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Ntn Corporation 遊星歯車装置
JP2008248970A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Ntn Corp 遊星歯車装置
JP2009083511A (ja) * 2008-12-25 2009-04-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd 蒸着膜を備えたプラスチック成形品
JP2009235495A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ngk Insulators Ltd アモルファス炭素成膜方法
JP2012531742A (ja) * 2009-06-26 2012-12-10 東京エレクトロン株式会社 アモルファスカーボンのドーピングによるフルオロカーボン(CFx)の接合の改善
JP2018119682A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 Toto株式会社 水栓バルブ
US10669427B2 (en) 2012-03-29 2020-06-02 Lintec Corporation Gas barrier laminate, method for producing same, member for electronic devices, and electronic device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173936A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ガスバリア性フィルム
WO2008120500A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Ntn Corporation 遊星歯車装置
JP2008248970A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Ntn Corp 遊星歯車装置
JP2009235495A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ngk Insulators Ltd アモルファス炭素成膜方法
JP2009083511A (ja) * 2008-12-25 2009-04-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd 蒸着膜を備えたプラスチック成形品
JP2012531742A (ja) * 2009-06-26 2012-12-10 東京エレクトロン株式会社 アモルファスカーボンのドーピングによるフルオロカーボン(CFx)の接合の改善
US10669427B2 (en) 2012-03-29 2020-06-02 Lintec Corporation Gas barrier laminate, method for producing same, member for electronic devices, and electronic device
JP2018119682A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 Toto株式会社 水栓バルブ
JP7034436B2 (ja) 2017-01-26 2022-03-14 Toto株式会社 水栓バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4264400B2 (ja) 2009-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4545073B2 (ja) ガスバリア膜及び容器
US8034177B2 (en) Inner electrode for barrier film formation and apparatus for film formation
JP4264400B2 (ja) 軟質アモルファスカーボン膜及びその製造方法
Cuong et al. Diamond-like carbon films deposited on polymers by plasma-enhanced chemical vapor deposition
JP2007261077A (ja) Dlc膜コーティング生分解性プラスチック容器又はフィルム及びその製造方法
Wuu et al. Transparent Barrier Coatings for Flexible Organic Light‐Emitting Diode Applications
JP4220968B2 (ja) アモルファスカーボン膜被覆基材及びアモルファスカーボン膜の成膜方法
Ahn et al. Area‐Selective Atomic Layer Deposition of MoS2 using Simultaneous Deposition and Etching Characteristics of MoCl5
JP4839234B2 (ja) ガスバリア性フィルム
JP2008069407A (ja) ポリ乳酸成形品の製造方法
JP4739376B2 (ja) バリア膜形成用内部電極及び成膜装置
AU2005334309B2 (en) Apparatus for forming a coating film on an inner surface of a container
JP4505923B2 (ja) 被覆プラスチック容器
WO2005035825A1 (ja) Cvd成膜装置及びcvd膜コーティングプラスチック容器の製造方法
JPH01201095A (ja) ダイヤモンド状炭素膜とその製造方法
JP3868403B2 (ja) プラスチック容器内面へのバリヤ膜形成装置および内面バリヤ膜被覆プラスチック容器の製造方法
JP2008100398A (ja) プラスチック容器及びプラスチック容器の製造方法
JP5256765B2 (ja) 薄膜被覆されたプラスチック容器
US6686302B1 (en) Diffusion barrier layer with a high barrier effect
JP2006225711A (ja) 炭素膜形成装置及び内面炭素膜被覆容器の製造方法
JP2006289836A (ja) アモルファスカーボン膜及び容器
JP4987525B2 (ja) ダイヤモンドライクカーボン膜コーティングガスバリア性フィルム
JP4899471B2 (ja) ガスバリア性プラスチック容器およびその製造方法
JP2005194606A (ja) プラスチック容器内面へのバリヤ膜形成装置および内面バリヤ膜被覆プラスチック容器の製造方法
JP4295650B2 (ja) プラスチック容器内面へのバリヤ膜形成装置および内面バリヤ膜被覆プラスチック容器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4264400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350