JP2006104142A - 毛髪用の化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】カチオン界面活性剤を含有する化粧料に於いて、経時的に経時での離漿等の安定性上の問題を起こさないものを提供する。
【解決手段】 1)モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜5質量%と、2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜2質量%と、3)高級アルコール0.5〜5質量%を毛髪用の化粧料に含有させる。前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量と高級アルコールの含有量の和と、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量との質量比は、5:1〜50:1が好ましく、水性担体中に、平均粒径10〜100nmで、油性成分が一様分散したベシクル形態の剤形であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、毛髪用の化粧料に関する。
カチオン性界面活性剤は、毛髪などの表面の摩擦係数を低下させるとともに、毛髪の損傷部などに吸着し、損傷箇所を補修する作用を有するため、例えば、リンス化粧料などの主成分として含有されている。カチオン界面活性剤は、4つの脂肪族基でアンモニウムイオンの4つの水素原子全てを置換した構造を有するものであり、該脂肪族基の構成において、1つの長鎖脂肪族基と3つの短鎖脂肪族基のモノ長鎖型のものと、2つの長鎖脂肪族基と2つの短鎖脂肪族基のジ長鎖型の2種に大別でき、通常はこのどちらかのタイプのもののみを含有するのが通常である。これは前記2者を組み合わせると、経時で増粘ゲル化現象を起こしやすいと言われているためである。しかしながら、これらのカチオン界面活性剤の単独使用では、分散相の会合による、経時での離漿等の安定性上の問題が残っている。これは、カチオン界面活性剤の作る構造には、液晶構造、α−ゲル構造、β1−ゲル構造、β2−ゲル構造、ベシクル構造などの複数の構造が存し、温度変化或いは経時的変化によって、相転移が起こるためと言われている。(例えば、非特許文献1を参照)
この様な、相転移が起こらないようにする為、例えば、カチオン界面活性剤に代えてカチオン性ポリマーを用いる技術(例えば、特許文献1を参照)、N−アシルグルタミン酸塩を共存させ、ベシクル分散系を安定化させる技術(例えば、特許文献2を参照)、製造法に於いて、一度液晶系を形成させ、これを転相、分散させて液晶分散系とする技術(例えば、特許文献3を参照)などの技術が開発されたが、ポリマーに於いては、前記の摩擦低減効果や損傷補修効果は充分ではない場合が存し、ベシクル分散系の安定化、液晶分散系では、更に転相が起こることまでは抑制できない場合が存した。即ち、これまでの対応では、経時の安定性を向上させる決定的な技術は存しないと言える。
一方、1)モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜5質量%と、2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜2質量%と、3)高級アルコール0.5〜5質量%を含有する、毛髪用の化粧料は未だ知られていない。従って、この様な構成の化粧料が優れた安定性を有することも全く知られていない。
特開2003−20314号公報 特開平9−169618号公報 特開平6−315612号公報 KAWAKAMI K 、et.al.,J SOC COSMET CHEM JAP, 1994, 28 (3), 278-287
本発明は、この様な状況下為されたものであり、カチオン界面活性剤を含有する化粧料に於いて、経時的に経時での離漿等の安定性上の問題を起こさないものを提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、カチオン界面活性剤を含有する化粧料に於いて、経時的に経時での離漿等の安定性上の問題を起こさないものを求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜5質量%と、2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜2質量%と、3)高級アルコール0.5〜5質量%を含有する化粧料が、その様な性質を具備していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜5質量%と、2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜2質量%と、3)高級アルコール0.5〜5質量%を含有する、毛髪用の化粧料。
(2)前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量と高級アルコールの含有量の和と、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量との質量比が、5:1〜50:1であることを特徴とする、(1)に記載の毛髪用の化粧料。
(3)水性担体中に、平均粒径10〜100nmで、油性成分が一様分散したベシクル形態の剤形であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の毛髪用の化粧料。
(4)前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩乃至はジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩に於ける、長鎖脂肪族基が炭素数12〜22のアルキル基又はアルケニル基であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
(5)前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩乃至はジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩に於ける、短鎖アルキル基が、メチル基であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
(6)毛髪用の化粧料が、リンス又はトリートメントであることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
本発明によれば、カチオン界面活性剤を含有する化粧料に於いて、経時的に経時での離漿等の安定性上の問題を起こさないものを提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるモノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩
本発明の化粧料は、毛髪用の化粧料であって、モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を必須成分として含有することを特徴とする。かかるモノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を構成する、長鎖脂肪族基としては、炭素数12〜30の直鎖乃至は分岐のアルキル基、アルケニル基、アルカンジエニル基等が好適に例示できる。より好ましくは炭素数12〜22のものである。具体的には、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基、テトラコサニル基、オレイル基、リノリル基、リノレイニル基、イソステアリル基オクチルドデシル基などが好適に例示できる。特に好ましいものは、炭素数12〜30のアルキル基であり、ステアリル基乃至はベヘニル基が特に好ましい。又、モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を構成する短鎖アルキル基としては、炭素数1〜4の分岐又は直鎖のアルキル基が好ましく例示でき、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基などが例示でき、メチル基が特に好ましい。一分子当たり3個ある短鎖アルキル基は同一のアルキル基で構成されていても良いし、異なったもので構成されていても良い。特に好ましいものは3つの短鎖アルキル基が同一のものである。更に塩の種類としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物などのハロゲン塩が好ましく、塩化物が特に好ましい。かかる成分は、本発明の化粧料には唯一種を含有させることも出来るし、2種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかるモノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対し、0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜4質量%である。これはこのものが少なすぎると、カチオン界面活性剤の有している、摩擦低減効果や毛髪損傷修復効果などが発現しない場合が存し、多すぎると系の安定性を損なう場合が存するからである。
(2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩
本発明の化粧料は、毛髪用の化粧料であって、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を必須成分として含有することを特徴とする。かかるジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を構成する、長鎖脂肪族基としては、炭素数12〜30の直鎖乃至は分岐のアルキル基、アルケニル基、アルカンジエニル基等が好適に例示できる。より好ましくは、炭素数12〜22のものである。具体的には、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基、テトラコサニル基、オレイル基、リノリル基、リノレイニル基、イソステアリル基オクチルドデシル基などが好適に例示できる。特に好ましいものは、炭素数12〜30のアルキル基であり、ステアリル基乃至はベヘニル基が特に好ましい。かかる長鎖脂肪族基は2つとも同一のものであっても良いし、異なっていても良い。又、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩を構成する短鎖アルキル基としては、炭素数1〜4の分岐又は直鎖のアルキル基が好ましく例示でき、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基などが例示でき、メチル基が特に好ましい。一分子当たり2個ある短鎖アルキル基は同一のアルキル基で構成されていても良いし、異なったもので構成されていても良い。特に好ましいものは2つの短鎖アルキル基が同一のものである。更に塩の種類としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物などのハロゲン塩が好ましく、塩化物が特に好ましい。かかる成分は、本発明の化粧料には唯一種を含有させることも出来るし、2種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかるジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対し、0.1〜2質量%であり、より好ましくは0.1〜1.5質量%である。これはこのものが少なすぎると、カチオン界面活性剤の有している、摩擦低減効果や毛髪損傷修復効果などが発現しない場合が存し、多すぎると系の安定性を損なう場合が存するからである。
(3)本発明の化粧料の必須成分である高級アルコール
本発明の化粧料は、毛髪用の化粧料であって、高級アルコールを含有することを特徴とする。本発明で言う高級アルコールとは、炭素数12〜30の直鎖乃至は分岐の炭化水素の水素原子1個を水酸基で置換したものの総称であり、前記炭化水素部分には、1個乃至は2個以上の不飽和結合を有することも出来る。この様な高級アルコールの内好ましいものとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等が例示できる。これらの内、好ましいものは、直鎖の飽和のものであり、中でもセチルアルコール又はステアリルアルコールが好ましく例示できる。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる成分は分散性に優れる、平均粒径の小さい分散粒子を形成せしめる作用を有する。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.5〜5質量%であり、1〜4質量%であることがより好ましい。これは少なすぎると、前記の効果を発揮せず、液晶系の剤形になったり、ゲル剤形になったりして、安定性向上が得られない場合が存し、多すぎると、ゲル剤形になったり、平均粒子径の大きい分散系になったりし安定性向上効果が損なわれる場合が存するからである。
(4)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有し、毛髪用であることを特徴とする。又、経時安定性に優れるという、その特徴を生かす為には、平均粒径が10〜100nm、より好ましくは20〜90nmであることが好ましい。この様な粒径を具現化する為には、かかる必須成分の構成において、前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量と高級アルコールの含有量の和と、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量との質量比が、5:1〜50:1、より好ましくは10:1〜45:1であることが好ましい。この構成において、前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量と高級アルコールとの質量比は、3:10〜1:1であることが好ましい。この様な構成を取ることにより、α−ゲル構造様の構造を有する微細粒子がベヒクル分散する為、経時的ゲル化、離漿等を起こすことなく、長期的に安定に分散状態が保たれる。
本発明の化粧料には、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等の必須成分ではないカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、かかる必須成分及び任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。本発明の化粧料は、カチオン界面活性剤の摩擦低減効果と毛髪に於ける損傷補修効果が遺憾なく発揮できる為、毛髪用として使用されることが好ましい。毛髪用の化粧料としては、リンス、リンスインシャンプーなどの洗浄剤の他、アウトバス又はインバスのトリートメント、ヘアクリーム、トーニングローションなどにも応用できる。特に好ましい化粧料形態はリンスやインバス・トリートメントのようなウォッシュオフ剤形である。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
下記、表1に示す処方に従って、本発明の毛髪用の化粧料である、リンスを作成した。即ち、処方成分を80℃に加熱し、攪拌、一様化し、攪拌冷却して、本発明の毛髪用の化粧料である、リンス1を得た。このものの平均粒径は、顕微鏡写真から計算すると、78.1±19nmであった。分散粒子は、液晶構造を取るものであることが、偏光顕微鏡の観察より推定された。
Figure 2006104142
<試験例1>
本発明の毛髪用の化粧料である、リンス1について、経時安定性を過酷条件での保存試験によって確かめた。即ち、化粧料を透明瓶に充填し、50℃に1ヶ月保存した。1ヶ月後、保存品を20℃に戻し、性状を肉眼により観察した。比較例1として、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムを塩化ジメチルジステアリルアンモニウムに置換したもの、比較例2として、塩化ジメチルジステアリルアンモニウムを塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムに置換したもの、比較例3として、セチルアルコールをグリセリルモノステアレートに置換したものを用い、同様に検討を行った。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は経時安定性に優れることが判る。
Figure 2006104142
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の毛髪用の化粧料である、リンス2を作成した。製造直後の平均粒径は85nmであり、このもの50℃1ヶ月保存後の、性状は、離漿は認めず、平均粒径は84nmであった。分散粒子は液晶構造が存すると推定された。
Figure 2006104142
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の毛髪用の化粧料である、リンス3を作成した。製造直後の平均粒径は92nmであり、このものの50℃1ヶ月保存後の、性状は、離漿は認めず、平均粒径は93nmであった。分散粒子は液晶構造が存すると推定された。
Figure 2006104142
下記に示す処方に従って、本発明の毛髪用の化粧料である、トーニングローション1を作成した。このものの50℃1ヶ月保存後の、性状は、離漿は認めず、平均粒径は82nmであった。これより、本発明の化粧料である、リンス1は希釈した系でも安定な分散状態であることが判る。
Figure 2006104142
<比較例4>
下記に示す処方に従って、比較例4の化粧料を作成した。このものは、液晶(一相)を形成し、50℃1ヶ月の過酷保存試験では、ゲル化し、離漿4V%を観察した。
Figure 2006104142
<比較例5>
下記に示す処方に従って、比較例5の化粧料を作成した。このものは、ベシクル分散系と推測され、その平均粒径は178nmであった。50℃1ヶ月の過酷保存試験では、平均粒子径は226nmになり、離漿24V%を観察した。
Figure 2006104142
本発明は、毛髪用の化粧料に応用できる。

Claims (6)

  1. 1)モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜5質量%と、2)ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩0.1〜2質量%と、3)高級アルコール0.5〜5質量%を含有する、毛髪用の化粧料。
  2. 前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量と高級アルコールの含有量の和と、ジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩の含有量との質量比が、5:1〜50:1であることを特徴とする、請求項1に記載の毛髪用の化粧料。
  3. 水性担体中に、平均粒径10〜100nmで、油性成分が一様分散したベシクル形態の剤形であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の毛髪用の化粧料。
  4. 前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩乃至はジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩に於ける、長鎖脂肪族基が炭素数12〜22のアルキル基又はアルケニル基であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
  5. 前記モノ(長鎖脂肪族)トリ(短鎖アルキル)アンモニウム塩乃至はジ(長鎖脂肪族)ジ(短鎖アルキル)アンモニウム塩に於ける、短鎖アルキル基が、メチル基であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
  6. 毛髪用の化粧料が、リンス又はトリートメントであることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の毛髪用の化粧料。
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