JP6545574B2 - きしみ感のない日焼け止め用皮膚外用剤。 - Google Patents
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Description
<2> (a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステルが、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル―10であることを特徴とする<1>に記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
<3> (b)微粒子金属酸化物が、酸化チタンであることを特徴とする<1>又は<2>のいずれか1つに記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
<4> O/W型エマルションであることを特徴とする<1>〜<3>のいずれか1つに記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
<5> ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする<1>〜<4>のいずれか1つに記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
<6> (a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステルと、(b)微粒子金属酸化物を含有することによる、製剤を塗布した際のきしみ感や被膜の残り感のない皮膚外用剤を得る方法。
本発明で用いられるポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステルは、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。オリゴマーエステルを構成するジカルボン酸としては、直鎖、分岐鎖、或いは環状構造の何れかを含むジカルボン酸であれば特に限定されない。アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸などが例示できる。これらジカルボン酸は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
微粒子金属酸化物は、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。金属酸化物の例示としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化セリウム等があげられる。これらの金属酸化物は、その表面がシリカ、アルミナ等の無機化合物、または脂肪酸金属石鹸、シリコーン等の有機化合物により被覆されていてもよい。
本発明で用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルは、一般的に化粧料等に用いられているものであればよい。ポリグリセリンの平均重合度としては、2〜15が好ましく、6〜12がより好ましく、10がさらに好ましい。脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸が好ましく、ステアリン酸がより好ましい。エステル化度は、トリエステル、テトラエステル、ペンタエステル、ヘキサエステルが好ましく、ペンタエステルがより好ましい。
本発明の日焼け止め用皮膚外用剤は、(a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステルと、(b)微粒子金属酸化物を含有することを特徴とする。可溶化、乳化、固形、粉末等の剤型があるが、乳化剤型が好ましく、O/W型エマルションがより好ましい。ローション、エッセンス、ミルク、クリーム、ファンデーション、リップ等に活用できる。
表1に示す処方に従って本発明の日焼け止め用皮膚外用剤を調製した(実施例1)。すなわち(A)と(B)を混合し、これを(C)にホモミキサーで均一に攪拌しながら混合し(実施例15は、(A)と(B)を混合した後、これに(C)にホモミキサーで均一に攪拌しながら混合し)、その後冷却し、皮膚外用剤を調製した。表1に示す。また、実施例1を参考に、実施例2−14、比較例1−6も同様に調製した。表2、3に示す。
製造例1で得た皮膚外用剤を、40℃で3ヶ月間保管し、目視により1ヶ月、3ヶ月時の安定性を評価した。評価基準を以下に示す。結果を表1−3に示す。また剤型は、皮膚外用剤を水に分散させたときの分散の様子で評価した。
1:微粒子金属酸化物の分離、凝集が全くなく、安定である。
2:微粒子金属酸化物の分離、凝集がほとんどなく、安定である。
3:微粒子金属酸化物の分離、凝集が見られ、安定でない。
製造例1で得た皮膚外用剤を、専門パネル5名が使用し、きしみ感、被膜の残り感において、使用性評価した。評価基準を以下に示す。結果を表1−3に示す。
<きしみ感>
1:きしみ感がない。
2:きしみ感が少ない。
3:きしみ感がある。
<被膜の残り感>
1:被膜の残り感がない。
2:被膜の残り感が少ない。
3:被膜の残り感がある。
Claims (5)
- (a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステル、(b)微粒子金属酸化物、及び(c)ペンタステアリン酸デカグリセリルを含有することを特徴とする日焼け止め用皮膚外用剤。
- (a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステルが、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル―10であることを特徴とする請求項1に記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
- (b)微粒子金属酸化物が、二酸化チタンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
- O/W型エマルションであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の日焼け止め用皮膚外用剤。
- (a)ポリグリセリンとジカルボン酸とのオリゴマーエステル、(b)微粒子金属酸化物、及び(c)ペンタステアリン酸デカグリセリルを含有させることによる、製剤を塗布した際のきしみ感や被膜の残り感のない皮膚外用剤を得る方法。
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