JP2002370943A - ヘアリンス組成物 - Google Patents

ヘアリンス組成物

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JP2002370943A
JP2002370943A JP2001178268A JP2001178268A JP2002370943A JP 2002370943 A JP2002370943 A JP 2002370943A JP 2001178268 A JP2001178268 A JP 2001178268A JP 2001178268 A JP2001178268 A JP 2001178268A JP 2002370943 A JP2002370943 A JP 2002370943A
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hair
smoothness
mass
average particle
silicone
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JP2001178268A
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Toshiaki Mori
俊彰 森
Akiko Kawasaki
亜希子 川▲さき▼
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らか
さ、指通り及び使用後の毛髪の滑らかさ、艶、柔らか
さ、さらさら感などコンディショニング効果に優れたヘ
アリンス組成物を提供すること。 【解決手段】(a)芳香族アルコール 0.1〜15質
量%、(b)カチオン性界面活性剤 0.1〜10質量
%、(c)粘度が25℃において30,000〜1,5
00,000[mPa・s]である特定の高分子量オル
ガノポリシロキサンを平均粒径0.2μm〜2μmで水
性媒質中に分散したシリコーンエマルジョン 0.01
〜15質量%、(d)粘度が25℃において30,00
0〜1,500,000[mPa・s]である特定の高
分子量オルガノポリシロキサンを平均粒径5μm以上で
水性媒質中に分散したシリコーンエマルジョン 0.0
1〜15質量%を必須成分として含有するヘアリンス組
成物。さらに、成分(e)としてエステル油を含有する
ヘアリンス組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪の艶、指通り
の良さおよび滑らかさを改善するとともに毛髪のコンデ
ィショニング効果に優れたヘアリンス組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪をシャンプー等で洗髪した後
は一般に艶や指通りが悪くなるため、ヘアリンスやヘア
コンディショナー等の処理剤が用いられてきた。これら
の処理剤はカチオン性界面活性剤、油分等を主成分とし
たものが一般的であった。カチオン性界面活性剤は、毛
髪に対して柔軟性や帯電防止性を付与する効果が高く、
各種毛髪化粧料に用いられてきた。しかしながら、カチ
オン性界面活性剤の配合のみでは、艶や滑らかさにおい
て充分な効果が得られにくいため、各種油剤とを組み合
せて使用することが多かった。油剤の中でもジメチルポ
リシロキサンに代表されるシリコーン誘導体は、毛髪に
艶やさらさら感を付与する効果が高く広く使用されてい
た。シリコーン誘導体はその重合度の違いにより効果が
異なり、滑らかさやさらさら感をより得るために高分子
量シリコーンを使用する場合が多かった。しかしながら
高分子量シリコーンは粘度が高いため、リンス組成物へ
の配合が難しく、低粘度シリコーン油で希釈して使用し
ても高分子量シリコーンとしての効果が十分に出ないこ
とが多かった。このため高分子量シリコーンをエマルジ
ョン化した、マイクロエマルジョンタイプのシリコーン
誘導体が使われていた(特公平4−62288号公報、
特開平5−163122号公報、特開平5−19414
2号公報)。またカチオン性界面活性剤や各種油剤に加
えて、コンディショニング効果を更に増強する目的で水
溶性高分子や多価アルコールなどの種々の添加剤が配合
されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイクロエマルジョンタイプのシリコーン誘導体は、粒
子が細かいことから、すすぎ時の毛髪の滑らかさ、指通
りには優れるものの、毛髪への付着性に欠ける場合があ
り、仕上がり時のコンディショニング効果が十分でない
場合があった。また、毛髪のコンディショニング効果を
向上させる目的でカチオン性水溶性高分子を配合した場
合は、すすぎ時のしなやかさなどのコンディショニング
効果は高いが、髪に塗布したときの広がりが悪くぬるつ
いてしまう場合があり、多価アルコールなどの保湿剤を
配合した場合は、しっとり感は得られても、柔軟性など
十分なコンディショニング効果が得られない場合があっ
た。従って、カチオン性界面活性剤及び高分子量シリコ
ーンを含有したヘアリンス組成物において、使用時の毛
髪へのなじみが良く、すすぎ時の滑らかさや指通りに優
れ、かつ仕上がり時の艶、滑らかさ、柔らかさ、さらさ
ら感を十分付与することができる新しいヘアリンス組成
物の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、芳香族アルコール、カチオン性界面活性剤及び2種
の異なる平均粒径を有するシリコーンエマルジョンを組
み合わせることにより、使用時の毛髪へのなじみが良
く、すすぎ時の滑らかさや指通りに優れ、かつ仕上がり
時の艶、滑らかさ、柔らかさ、さらさら感を十分付与す
ることができることを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)芳香族
アルコール 0.1〜15質量%、(b)カチオン性界
面活性剤 0.1〜10質量%、(c)平均組成式が、
下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
ガノポリシロキサンを平均粒径0.2μm〜2μmで水
性媒質中に分散したシリコーンエマルジョン 0.01
〜15質量%、(d)平均組成式が、下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
ガノポリシロキサンを平均粒径5μm以上で水性媒質中
に分散したシリコーンエマルジョン 0.01〜15質
量%を含有するヘアリンス組成物である。また好ましく
は、成分(e)としてエステル油を含有するヘアリンス
組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成について述べ
る。本発明に用いられる成分(a)の芳香族アルコール
は、化粧料において通常溶剤や防腐剤、調合香料等とし
て使用される原料であり、毛髪に対しては浸透作用を有
する。本発明においては、ヘアリンス組成物の毛髪への
塗布後から洗い流すまでの比較的短い時間においてもカ
チオン性界面活性剤、シリコーン油、エステル油等のコ
ンディショニング成分の毛髪への浸透を促進させる効果
がある。従って成分(a)の芳香族アルコールは、ヘア
リンス組成物の毛髪への広がりやなじみを著しく向上さ
せ、優れたコンディショニング効果を付与するために必
須の成分である。本発明において成分(a)の芳香族ア
ルコールとしては、身体に適用可能な芳香族アルコール
であれば特に制限はなく、例えばベンジルアルコール、
フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピルアルコー
ル、桂皮アルコール、アニスアルコール、p−メチルベ
ンジルアルコール、α−フェニルエタノール、フェノキ
シエタノール、2−ヒドロキシベンジルアルコール、フ
ェニルエチレングリコール等を挙げることができる。こ
れらのうち、より優れたコンディショニング成分の毛髪
への浸透促進効果を得るためには、ベンジルアルコー
ル、アニスアルコール、α−フェニルエタノール、フェ
ノキシエタノールが好ましい。
【0007】本発明において、成分(a)の芳香族アル
コールは一種又は二種以上を単独または組み合わせて配
合することができ、その含有量は全組成中0.1〜15
質量%(以下、単に%と略記する)であり、より好まし
くは1〜10%である。0.1%未満ではコンディショ
ニング成分の毛髪への浸透促進効果が充分得られず、1
5%を超えるとべたつきや強烈な芳香族臭を生じて官能
上好ましくない傾向となり、ヘアリンス組成物としての
品質を損なう。
【0008】本発明に用いられる成分(b)のカチオン
性界面活性剤は、毛髪への親和性および吸着性が良好
で、毛髪に滑らかさや柔らかさを与える働きがあり、コ
ンディショニング効果の付与剤として必須の成分であ
る。本発明で用いられる成分(b)のカチオン性界面活
性剤については、通常化粧料等に使用され、髪にコンデ
ィショニング効果を付与できるカチオン性界面活性剤で
あれば特に限定されず、モノ長鎖アルキル型の第4級ア
ンモニウム塩、ジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム
塩またはエチレンオキサイド付加型の第4級アンモニウ
ム塩等が挙げられる。具体的には、塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニ
ウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステ
アリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチル
アンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩
化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジラ
ウリルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレ
ン(15E.O.)ヤシ油アルキルメチルアンモニウ
ム、塩化ジポリオキシエチレン(4E.O.)ラウリル
エーテルジメチルアンモニウム等が例示される。これら
のうち、毛髪に滑らかさや柔らかさを与えるコンディシ
ョニング効果をより得るには、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウ
ム、塩化セチルトリメチルアンモニウム等のモノ長鎖ア
ルキル型の第4級アンモニウム塩と、塩化ジステアリル
ジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモ
ニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム等のジ長鎖
アルキル型の第4級アンモニウム塩が好ましい。
【0009】本発明において、成分(b)のカチオン性
界面活性剤は、一種又は二種以上を単独または組み合わ
せて配合することができ、その含有量は全組成中0.1
〜10%であり、より好ましくは0.5〜5%である。
0.1%未満では十分なコンディショニング効果が得ら
れず、また10%を超えるとべたつきなど使用感に悪影
響を及ぼす場合がある。
【0010】本発明に用いられる成分(c)は平均組成
式が、下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
ガノポリシロキサンを平均粒径0.2μm〜2μmで水
性媒質中に分散したシリコーンエマルジョンある。また
アリール基としては、具体的には下記一般式(2)、
(3) −C (2) −C(C (3) が例示される。平均粒径0.2μm〜2μmであるシリ
コーンエマルジョンは、すすぎ時の滑らかさ及び指通
り、仕上がり時の艶、滑らかさ、柔らかさ、さらさら感
などの優れたコンディショニング効果を付与するために
必須の成分である。
【0011】本発明に用いられる成分(c)のシリコー
ンエマルジョンは、特に限定はされず、乳化重合や機械
乳化などで得られたシリコーンエマルジョンを使用する
ことができる。またより優れたコンディショニング効果
を得るためには、高分子量シリコーンの粘度が100,
000〜1,200,000[mPa・s]であること
が好ましい。
【0012】本発明において、成分(c)のシリコーン
エマルジョンは、必要に応じて一種または二種以上を組
み合わせて用いることができ、その含有量はシリコーン
純分として全組成中0.01〜15%であり、より好ま
しくは0.1〜10%である。0.01%未満ではすす
ぎ時の滑らかさや指通りなどの十分なコンディショニン
グ効果が得られず、また15%を超えると使用後の毛髪
の柔らかさなどの使用感に悪影響を及ぼす場合がある。
【0013】本発明に用いられる成分(d)は平均組成
式が、下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
ガノポリシロキサンを平均粒径5μm以上で水性媒質中
に分散したシリコーンエマルジョンである。またアリー
ル基としては、具体的には下記一般式(2)、(3) −C (2) −C(C (3) が例示される。平均粒径5μm以上であるシリコーンエ
マルジョンは、すすぎ時の滑らかさ及び指通り、仕上が
り時の艶、滑らかさ、柔らかさ、さらさら感などの優れ
たコンディショニング効果を付与するために必須の成分
である。特に成分(c)の平均粒径が0.2μm〜2μ
mであるシリコーンエマルジョンと組み合せて含有する
ことで優れたコンディショニング効果を相乗的に向上さ
せることができる。
【0014】成分(c)の平均粒径0.2μm〜2μm
であるシリコーンエマルジョンは、乳化滴の平均粒径が
細かいことから、特にすすぎ時の滑らかさや指通りに優
れるが、粒子が細かいため毛髪への付着性が十分でな
く、髪を乾かした後の仕上がり時の艶、さらさら感など
のコンディショニング効果が十分でない場合があり、髪
を乾かした後のコンディショニング効果を得るために含
有量を増やした場合は、すすぎ時の効果を損なう場合が
あった。そこで成分(d)の平均粒径が5μm以上であ
るシリコーンエマルジョンを組み合わせて含有すること
でこの問題を解消できる。すなわち平均粒径が5μm以
上であるシリコーンエマルジョンは、粒子径が大きいこ
とから髪への付着性が良く、髪を乾かした後のコンディ
ショニング効果が非常に優れる。よって平均粒径が0.
2μm〜2μmであるシリコーンエマルジョンと平均粒
径が5μm以上であるシリコーンエマルジョンとを組み
合わせて含有することで初めて塗布後のすすぎ時から髪
を乾かした後の仕上がり時の感触まで全てに優れたコン
ディショニング効果を得ることができる。
【0015】本発明に用いられる成分(d)のシリコー
ンエマルジョンは、特に限定はされず、乳化重合や機械
乳化などで得られたシリコーンエマルジョンを使用する
ことができる。またより優れたコンディショニング効果
を得るためには、高分子量シリコーンの粘度が100,
000〜1,200,000[mPa・s]であること
が好ましい。
【0016】本発明において、成分(d)のシリコーン
エマルジョンは、必要に応じて一種または二種以上を組
み合わせて用いることができ、その含有量はシリコーン
純分として全組成中0.01〜15%であり、より好ま
しくは0.1〜10%である。0.01%未満では使用
後のさらさら感などの十分なコンディショニング効果が
得られず、また15%を超えると毛髪への付着量が増え
てべたつきなどの使用感に悪影響を及ぼす場合がある。
【0017】また、成分(c)及び成分(d)のシリコ
ーンエマルジョンの高分子量シリコーン純分量の配合割
合は特に限定されないが、より優れたコンディショニン
グ効果を得るには、平均粒径0.2μm〜2μmである
シリコーンエマルジョンの高分子量シリコーン純分量:
平均粒径が5μm以上であるシリコーンエマルジョンの
高分子量シリコーン純分量=100:1〜1:100の
範囲が好ましく、10:1〜1:10がより好ましい。
【0018】本発明品は上記必須成分に加えて、更に成
分(e)として、コンディショニング効果の更なる向上
のためにエステル油を含有することも可能である。成分
(c)及び成分(d)のシリコーンエマルジョンと併用
することで、毛髪に滑らかさ、艶、しっとり感を相乗的
に向上させることができる。
【0019】本発明に用いられる成分(e)のエステル
油としては、特に限定されないが、具体的にはステアリ
ン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレ
イル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシル
デシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸
イソノニル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサ
ン酸セチル、ステアリン酸イソセチル、ジカプリン酸プ
ロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコー
ル、ペンタエリトリット脂肪酸エステル等のエステル
類、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソス
テアリン酸ジグリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル
類等が挙げられる。これらのうち、ミリスチン酸イソプ
ロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノ
ナン酸イソノニル、パルミチン酸オクチル、パルミチン
酸セチル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸
プロピレングリコールがより優れたコンディショニング
効果を得るためにより好ましい。
【0020】本発明において、成分(e)のエステル油
の含有量は、特に限定されないが、毛髪の滑らかさ、
艶、しっとり感などの優れた効果をより得るためには、
全組成中0.1〜20%が好ましく、より好ましくは1
〜15%である。
【0021】本発明のヘアリンス組成物は、上記必須成
分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲において1価の脂肪族低級アルコール、多
価アルコール等の水性成分、アニオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、高級アルコー
ル、炭化水素油、ワックス、上述以外のシリコーン油及
びシリコーン誘導体、水溶性高分子、香料、pH調整
剤、防腐剤、紫外線吸収剤、美容成分等、化粧料におい
て汎用である他の成分の配合が可能である。
【0022】本発明のヘアリンス組成物は、上記必須成
分を含有するヘアリンス組成物であればその剤形は特に
限定されず、液状、乳液状、ゲル状、クリーム状、懸濁
状のいずれにおいても実施が可能である。本発明のヘア
リンス組成物はインバスで使用するものであり、毛髪に
塗布した後適当な時間後、洗い流すかたちで使用する。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。
【0024】実施例1〜9及び比較例1〜6:ヘアリン
ス 下記表1、表2に示す組成および下記製法にてヘアリン
スを調製した。得られたヘアリンスを、(1)使用時の
毛髪へのなじみの良さ、(2)すすぎ時の滑らかさ、指
通り、(3)使用後の滑らかさ、(4)使用後のさらさ
ら感について、下記の方法により評価し結果を併せて、
表1、表2に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(製法) A.成分(1)〜(5)を均一に加熱溶解する。 B.成分(9)、(10)を均一に加熱溶解する。 C.BにAを添加して乳化し、その後冷却する。 D.Cに成分(6)〜(8)を添加混合し、ヘアリンス
を得た。
【0028】(評価方法)化粧歴10年以上の女性50
名をパネルとして実施例1〜9及び比較例1〜6の各試
料を使用してもらい、(1)使用時の毛髪へのなじみ、
(2)すすぎ時の滑らかさ、指通り、(3)使用後の滑
らかさ、(4)使用後のさらさら感、(5)使用後の柔
らかさについて、下記(a)評価基準にて5段階評価
し、更に各試料の評点の平均値を(b)4段階判定基準
を用いて判定した。
【0029】
【0030】表1、表2の結果から明らかなように、本
発明に係わる実施例1〜9は、使用時の毛髪へのなじ
み、すすぎ時の滑らかさ、指通り、使用後の滑らかさ、
柔らかさ、さらさら感に優れたヘアリンスであった。
【0031】 実施例10:ヘアトリートメント (成分) (%) (1)セトステアリルアルコール 10 (2)ベヘニルアルコール 5 (3)ベンジルアルコール 5 (4)流動パラフィン 1 (5)スクワラン 1 (6)イソノナン酸イソノニル 1 (7)トリ2―エチルヘキサン酸グリセリル 1 (8)ミリスチン酸イソプロピル 1 (9)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1 (10)グリセリン 5 (11)ジプロピレングリコール 5 (12)1、3―ブチレングリコール 1 (13)シリコーンエマルジョン(平均粒径0.3μm) (注1) 3 (14)シリコーンエマルジョン(平均粒径10μm) (注2) 4 (15)香料 適量 (16)防腐剤 適量 (17)精製水 残量 注1.BY22−050A(東レダウコーニングシリコーン社製) (粘度100万mPa・sのジメチルポリシロキサンのO/Wエ マルジョン:シリコーン純分55%) 注2.X−52−2160(信越化学工業社製) (粘度100万mPa・sのジメチルポリシロキサンのO/Wエ マルジョン:シリコーン純分70%)
【0032】(製法) A.成分(1)〜(12)を均一に加熱溶解する。 B.成分(16)、(17)を均一に加熱溶解する。 C.BにAを添加して乳化し、その後冷却する。 D.Cに成分(13)〜(15)を添加混合し、ヘアト
リトーメントを得た。
【0033】実施例10で得られたヘアトリトーメント
は、使用時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らかさ、指
通り、使用後の滑らかさ、柔らかさ、さらさら感に優れ
たヘアトリトーメントであった。
【0034】 実施例11:ヘアコンディショナー (成分) (%) (1)セトステアリルアルコール 5 (2)オクチルドデカノール 5 (3)ベンジルアルコール 3 (4)フェノキシエタノール 3 (5)精製オリーブ油 1 (6)パルミチン酸セチル 1 (7)ジカプリン酸プロピレングリコール 1 (8)2―エチルヘキサン酸セチル 1 (9)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1 (10)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1 (11)プロピレングリコール 5 (12)ジグリセリン 1 (13)シリコーンエマルジョン(平均粒径0.3μm) (注1) 7 (14)シリコーンエマルジョン(平均粒径10μm) (注2) 1.5 (15)エタノール 5 (16)l―メントール 0.5 (17)香料 適量 (18)防腐剤 適量 (19)精製水 残量 注1.BY22−050A(東レダウコーニングシリコーン社製) (粘度100万mPa・sのジメチルポリシロキサンのO/Wエ マルジョン:シリコーン純分55%) 注2.X−52−2160(信越化学工業社製) (粘度100万mPa・sのジメチルシポリロキサンのO/Wエ マルジョン:シリコーン純分70%)
【0035】(製法) A.成分(1)〜(12)を均一に加熱溶解する。 B.成分(18)、(19)を均一に加熱溶解する。 C.BにAを添加して乳化し、その後冷却する。 D.Cに成分(13)〜(17)を添加混合し、ヘアコ
ンディショナーを得た。
【0036】実施例11で得られたヘアコンディショナ
ーは、使用時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らかさ、
指通り、使用後の滑らかさ、艶、柔らかさ、さらさら感
に優れたヘアコンディショナーであった。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のヘアリンス
組成物は、使用時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らか
さ、指通り及び使用後の毛髪の滑らかさ、艶、柔らか
さ、さらさら感に優れたものであり、ヘアリンス組成物
として優れた品質を有するものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AC022 AC072 AC122 AC151 AC152 AC172 AC302 AC352 AC392 AC422 AC692 AD112 AD151 AD152 AD532 BB06 BB11 CC33 CC39 DD23 DD27 EE06 EE28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(d)、 (a)芳香族アルコール 0.1〜15質量% (b)カチオン性界面活性剤 0.1〜10質量% (c)平均組成式が、下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
    はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
    記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
    〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
    のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
    ガノポリシロキサンを平均粒径0.2μm〜2μmで水
    性媒質中に分散したシリコーンエマルジョン 0.01
    〜15質量% (d)平均組成式が、下記一般式(1) [RSiO2/2 (1) (式中、Rはメチル基またはアリール基を表し、R
    はメチル基または水酸基を表し、nは25℃における上
    記平均組成式のオルガノポリシロキサンが30,000
    〜1,500,000[mPa・s]の粘度を示す範囲
    のシロキサン重合度を表す正の整数)で表わされるオル
    ガノポリシロキサンを平均粒径5μm以上で水性媒質中
    に分散したシリコーンエマルジョン 0.01〜15質
    量%を含有することを特徴とするヘアリンス組成物。
  2. 【請求項2】 更に、成分(e)としてエステル油を含
    有することを特徴とする請求項1記載のヘアリンス組成
    物。
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