JP2006099275A - 産業廃棄物処理管理装置 - Google Patents

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Sunao Ohara
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Abstract

【課題】より簡単に、且つ、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供する。
【解決手段】産業廃棄物に付与されたマニフェストを識別するためのマニフェスト番号と、当該マニフェストの発行日と、当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の回収日と、を対応付けて記憶するマニフェストデータベース154を備えており、CPU11は、マニフェスト管理プログラム163を実行して、前記マニフェストデータベース154に記憶されたマニフェストの発行日から設定されるマニフェスト伝票の所定の回収基準日を経過したか否かを判断し、前記マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断し、且つ、当該マニフェスト伝票の回収日が前記マニフェストデータベース154に記憶されていない場合に、その旨を報知するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、産業廃棄物処理管理装置に関する。
現在、産業廃棄物処理においては、排出事業者(具体的には、排出事業者に属する工場や工事現場など)から排出される産業廃棄物が、収集運搬業者を経て、処分業者によって処分されるまでの流れを、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を用いて把握、管理、確認するマニフェスト制度が採用されている。そして、これまでに、排出事業者と、収集運搬業者や処分業者などの処理業者と間で、産業廃棄物処理に関するマニフェスト情報(例えば、産業廃棄物の種類や産業廃棄物の数量、産業廃棄物の処理終了日など)を交換することができるよう、産業廃棄物処理に関する情報を体系的に管理する産業廃棄物処理管理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−163419号公報
しかしながら、上述のような産業廃棄物処理管理装置においては、マニフェスト情報の入力や、マニフェスト情報の確認など、人力に頼る部分が多く、正確なマニフェスト情報の管理に時間がかかるという問題が生じている。
その上、産業廃棄物処理は、廃棄物処理法によって定められたとおりに遂行しなければならない。すなわち、具体的には、産業廃棄物は、定められた期間内に、定められた種類に分別されて、認可された業者により適正に処理されなければならない。しかしながら、産業廃棄物が適正に処理されているか否かの管理も、人力に頼る部分が多く、ミスが多くなる、時間がかかるという問題が生じている。
本発明の課題は、より簡単に、且つ、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、産業廃棄物処理管理装置であって、産業廃棄物に付与されたマニフェストを識別するためのマニフェスト識別情報と、当該マニフェストの発行日に関する発行日情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト情報記憶手段と、前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェスト伝票の回収日を含む回収情報と、を対応付けて記憶する回収情報記憶手段と、前記マニフェスト情報記憶手段に記憶されたマニフェストの発行日から設定される当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の所定の回収基準日を経過したか否かを判断する回収基準日判断手段と、前記回収基準日判断手段により、前記マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断され、且つ、当該マニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、その旨を報知するマニフェスト伝票未回収報知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、ネットワークを介して、前記産業廃棄物の処理を行う処理業者の通信端末装置と接続され、前記マニフェスト識別情報と、前記産業廃棄物の処理が終了した際に前記通信端末装置から送信される処理通知の受信日を示す処理通知受信日情報と、を対応付けて記憶する処理通知情報記憶手段と、前記処理通知情報記憶手段に記憶された処理通知受信日情報に基づいて、処理通知の受信日から予め設定された日数が経過したか否かを判断する経過判断手段と、前記経過判断手段により、処理通知の受信日から予め設定された日数が経過したと判断され、且つ、当該処理通知に対応するマニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、その旨を報知する第2のマニフェスト伝票未回収報知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、産業廃棄物処理管理装置であって、産業廃棄物の処理を行う処理業者に関する処理業者情報と、前記処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するための所定の不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する不適正処理業者情報記憶手段と、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された不適正処理業者情報に基づいて、不適正な処理業者の処理業者情報を抽出する不適正処理業者抽出手段と、前記不適正処理業者抽出手段により抽出された不適正な処理業者の処理業者情報を出力手段に出力させる出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記出力制御手段は、不適正な処理業者の処理業者情報を、適正な処理業者の処理業者情報と識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記不適正処理業者情報は、産業廃棄物の不適正な処理を行った処理業者であることを示す不適正処理情報を含み、前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記不適正処理情報により、不適正な処理を行った処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記不適正処理業者情報は、前記処理業者が産業廃棄物を排出する排出事業者と交わした産業廃棄物処理の委託契約の期限日に関する委託期限情報を含み、前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記委託期限情報により、委託契約の期限日に基づいて設定された契約基準日を経過した処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記不適正処理業者情報は、前記処理業者が産業廃棄物処理を行うことを許可された許認可期限日に関する許認可期限情報を含み、前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記許認可期限情報により、許認可期限日に基づいて設定された許認可基準日を経過した処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、産業廃棄物処理管理装置であって、産業廃棄物の一次処理を行う処理業者に関する一次処理業者情報と、当該産業廃棄物の二次処理以降の処理を行う処理業者に関する二次以降処理業者情報と、を対応付けて記憶する処理経路情報記憶手段と、前記処理経路情報記憶手段に記憶された一次処理業者情報に基づいて、前記一次処理業者情報を選択する一次処理業者選択手段と、前記一次処理業者選択手段によって選択された一次処理業者情報に基づいて、前記処理経路情報記憶手段から、前記二次以降処理業者情報を取得し、当該選択された一次処理業者情報と、当該取得された二次以降処理業者情報とを対応付けて処理フローチャートを作成する処理フローチャート作成手段と、前記処理フローチャート作成手段により作成された処理フローチャートを出力手段に出力させる出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記選択された一次処理業者情報及び前記取得された二次以降処理業者情報のそれぞれの処理業者情報と、当該それぞれの処理業者情報によって識別された処理業者が処理を行う産業廃棄物に付与されたマニフェストを識別するためのマニフェスト識別情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト識別情報記憶手段と、前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェストの発行日に関する発行日情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト情報記憶手段と、前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の回収情報と、を対応付けて記憶する回収情報記憶手段と、前記マニフェスト情報記憶手段に記憶されたマニフェストの発行日から設定される当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の所定の回収基準日を経過したか否かを判断する回収基準日判断手段と、を備え、前記出力制御手段は、前記回収期限日判断手段により、前記マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断され、且つ当該マニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、前記処理フローチャート中の該当する処理業者が識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の産業廃棄物処理管理装置であって、前記選択された一次処理業者情報及び前記取得された二次以降処理業者情報のそれぞれの処理業者情報と、当該それぞれの処理業者情報によって識別された処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するため不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する不適正処理業者情報記憶手段と、産業廃棄物の処理を行う予定の予定処理業者が、不適正処理業者であるか否かを、前記不適正処理業者情報記憶手段から抽出した前記不適正業者情報に基づいて判断する不適正処理業者判断手段と、を備え、前記出力制御手段は、前記不適正処理業者判断手段により、前記産業廃棄物の処理を行う予定の予定処理業者が、不適正処理業者であると判断された場合に、前記処理フローチャート中の該当する処理業者が識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、産業廃棄物処理管理装置であって、現場から排出される産業廃棄物の品目及び数量を含む産業廃棄物情報を記憶する産業廃棄物情報記憶手段と、産業廃棄物を処理する処理業者が処理することのできる産業廃棄物の品目及び数量を含む産業廃棄物処理可能情報を含む処理業者情報と、当該処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するための不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する処理業者情報記憶手段と、前記産業廃棄物情報記憶手段に記憶された前記産業廃棄物情報の産業廃棄物の品目及び数量に基づいて、前記処理業者情報記憶手段に記憶された前記産業廃棄物処理可能情報から、前記産業廃棄物の処理が可能な処理業者の処理業者情報及び当該処理業者の不適正処理業者情報を取得し、当該取得された処理業者情報と不適正処理業者情報とを出力手段にリスト出力させる処理業者リスト出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、マニフェスト識別情報と、マニフェストの発行日情報と、マニフェスト伝票の回収情報とだけで、マニフェスト伝票の発行日から回収基準日を設定することができ、さらに、当該回収基準日を経過したにも関わらず、当該マニフェスト伝票が未回収である場合には、その旨をオペレータに報知することができる。
すなわち、マニフェスト伝票は、当該マニフェスト伝票の発行後、所定期間以内に回収されることが義務付けられているので、未回収のマニフェスト伝票があることをオペレータに報知することによって、オペレータに対して、マニフェスト伝票を所定期間以内に回収するよう意識させることができ、結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、簡単に、且つ、確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、マニフェスト伝票の回収情報と、処理通知受信日情報だけで、処理通知の受信日から、所定の日数を設定することができ、さらに、当該所定の日数が経過したにも関わらず、産業廃棄物に付与したマニフェスト伝票が未回収である場合には、その旨をオペレータに報知することができる。したがって、請求項1による回収基準日からの報知と合わせると、オペレータにマニフェスト伝票を所定期間以内に回収するよう、二重に意識させることができ、産業廃棄物の適正な処理を強く促すことができることとなる。さらに、処理通知は、産業廃棄物の処理が終了した後、直ちに、当該産業廃棄物を処理した処理業者の通信端末装置から送信され、直ちに、産業廃棄物処理管理装置によって受信されるものである。すなわち、処理通知の受信により、産業廃棄物の処理状況をリアルタイムで把握することができることとなって、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、処理業者情報と、不適正処理業者情報とだけで、複数の処理業者の中から、不適正な処理業者を見つけ出し、当該見つけ出した不適正処理業者をオペレータに知らせるために、当該不適正処理業者に関する情報を出力することができる。
すなわち、産業廃棄物は、適正な処理業者によって、処理されることが義務付けられているので、不適正処理業者に関する情報を出力して、オペレータに不適正処理業者を知らせることによって、オペレータに対して、例えば、不適正処理業者に産業廃棄物の処理を委託しないように注意喚起させること、不適正処理業者に警告を出すようにさせることができる。これにより、結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、簡単に、且つ、確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、不適正な処理業者に関する情報だけでなく、適正な処理業者に関する情報も出力することができる。さらに、オペレータが両者を識別できるような状態で出力することができるので、適正な処理業者と不適正な処理業者との選別が一目瞭然となる。これにより、産業廃棄物の処理を行う処理業者に関する情報を、オペレータにより的確に知らせることができることとなって、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項5〜7に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、産業廃棄物を不適正に処理したことがある処理業者、委託契約の期限日が近づいている処理業者、許認可期限日が近づいている処理業者といったように、不適正処理業者を種類別に抽出することができ、そして、当該種類別に不適正処理業者に関する情報をオペレータに知らせることができる。これにより、オペレータは、当該不適正処理業者に対して、適時に適切な対処をすることができることとなる。特に、オペレータは、委託契約の期限日や許認可期限日が近づいている処理業者に対して、例えば、当該契約や当該許認可を更新するよう忠告することができることとなる。結果として、産業廃棄物が不適正な処理業者に処理されることを未然に防ぐことができることとなって、より一層確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、一次処理業者が選択されるだけで、産業廃棄物の処理工程を示した処理フローチャートを作成し、当該作成した処理フローチャートをオペレータに示すために出力することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物が排出されてから最終処理されるまでの流れを視覚的に、分かりやすく捉えることができ、さらに、産業廃棄物の処理に対してすばやく対応することができることとなる。結果として、産業廃棄物の的確な処理を促すことができることとなって、簡単に、且つ、確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、未回収のマニフェスト伝票があると判断した場合には、その判断結果を処理フローチャートに反映することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物の排出から最終処理までの流れの中で、視覚的に、分かりやすく、未回収のマニフェスト伝票があることを認識することができ、当該未回収のマニフェスト伝票に対して、さらに、その後の産業廃棄物の処理に対して、すばやく、的確に、対応することができることとなる。結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、より簡単に、且つ、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項8又は9に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、処理フローチャートに挙がった、産業廃棄物の処理を行う予定のある予定処理業者の中に不適正処理業者がいると判断した場合には、その判断結果を処理フローチャートに反映することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物の排出から最終処理までの予定されている流れの中で、視覚的に、分かりやすく、不適正処理業者の存在を認識することができ、当該不適正処理業者に対して、さらに、その後の産業廃棄物の処理に対して、すばやく、的確に、対応することができることとなる。結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、より一層簡単に、且つ、より一層確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、産業廃棄物情報と、処理業者情報と、産業廃棄物処理可能情報と、不適正処理業者情報とだけで、産業廃棄物の処理に適した処理業者のリストを作成することができ、さらに、当該リストをオペレータに教示するために出力することができる。これにより、オペレータは、排出される産業廃棄物を処理する能力がある適正な処理業者に関する情報を容易に入手することができ、複数の処理業者の中から、最適な処理業者を見極める手間を省くことができることとなる。また、産業廃棄物を処理する処理業者として、理想的な処理業者が選ばれることとなるため、結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、より簡単に、且つ、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
[システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態における産業廃棄物処理管理システム100の全体構成及び産業廃棄物の処理経路を示す図である。
産業廃棄物処理管理システム100は、例えば、図1に示すように、排出事業者Aが所有する産業廃棄物処理管理装置1や、排出現場Bと処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D(中間処理業者)、最終収集運搬業者E、最終処分業者Fなど)とが所有する通信端末装置2…などから構成されている。通信端末装置2…は、通信ネットワークNを介して、産業廃棄物処理管理装置1に接続されている。
通信ネットワークNは、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網などの各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダを含む。なお、本発明においては、日本産業廃棄物処理振興センターの情報処理センターを経由することも可能である。また、APS(Application Service Provider)を介在することもあり得る。
ここで、産業廃棄物は、排出事業者Aに属する排出現場Bから排出される。そして、一次収集運搬業者Cによって、産業廃棄物の一次処分(中間処理)を行う一次処分業者Dまで運ばれる。さらに、一次処分(中間処理)された産業廃棄物は、最終収集運搬業者Eによって、産業廃棄物の最終処分を行う最終処分業者Fまで運ばれる。
また、産業廃棄物には、排出現場Bから排出される際に、複写式のマニフェスト伝票が付与される。当該マニフェスト伝票は、産業廃棄物の処理が終了した確認として、処理業者から排出事業者Aに返送されることが義務付けられている。具体的には、産業廃棄物を一次処分業者Dに引き渡した確認として、一次収集運搬業者Cから、マニフェスト伝票(B2票)が返送される。そして、産業廃棄物の一次処分(中間処理)が終了した確認として、一次処分業者Dから、マニフェスト伝票(D票)が返送される。さらに、産業廃棄物の最終処分が終了した確認として、最終処分業者Fからの処分終了報告を受けた一次処分業者Dから、マニフェスト伝票(E票)が返送される。また、マニフェスト伝票のB2票、D票、E票は、産業廃棄物の処理が終了した日から所定期間以内(例えば、10日以内)に、排出事業者Aに返送されることが義務付けられている。さらに、マニフェスト伝票のD票、E票は、マニフェスト伝票の発行日(交付日)から所定期間以内(例えば、90日以内、180日以内)に、排出事業者Aに返送されることが義務付けられている。そして、排出事業者Aは、マニフェスト伝票の発行日から、所定期間以内にマニフェスト伝票のD票、E票を回収することができない場合には、一次処分業者Dに照会して行政に報告するなど、適切な措置を講じなければならない。
さらに、本発明においては、通信ネットワークNを介して、処理業者の通信端末装置2から産業廃棄物処理管理装置1に、産業廃棄物の処理が終了した旨の通知(以下、処理通知という)が送信される。この処理通知には、例えば、当該産業廃棄物に付与されていたマニフェスト伝票を識別するための情報や、当該処理通知を送信した処理業者を識別するための情報などが含まれている。また、この処理通知は、原則として、産業廃棄物の処理が終了した後、直ちに、処理業者の通信端末装置2から送信されることとする。
なお、図1においては、一次処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D)と、最終処理業者(最終収集運搬業者E、最終処分業者F)とによって、産業廃棄物が処理される場合を示したが、一回の処理で産業廃棄物の最終処理を行うことができるのであれば、処理業者は一次処理業者だけで良い。また、一次処理業者と最終処理業者との間に、通信端末装置2を所有する二次処理業者、三次処理業者…があっても良い。さらに、産業廃棄物の処理経路は、各処理工程を担当する処理業者が通信端末装置2を所有するのであれば、枝分かれしていても良い。
[産業廃棄物処理管理装置の構成]
排出事業者Aが所有する産業廃棄物処理管理装置(以下、管理装置という)1は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、プリント出力部17、通信制御部18などを備えている。各部は、バス19によって接続されている。
CPU11は、記憶部15に記憶された管理装置1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM12は、CPU11によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
入力部13は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号をCPU11に出力する。また、入力部13は、必要に応じてマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスや、バーコードリーダ、ノートパッド、スキャナ、OCR装置など、その他の入力装置を備えるものとしても良い。なお、本発明における入力部13は、例えば、オペレータが、CPU11に対して、未回収のマニフェスト伝票や不適正処理業者などの検索を指示する際などに使用される。また、オペレータが、CPU11に対して、一次処理業者の候補の中から選択した、産業廃棄物の処理を委託する処理業者を指示する際などに使用され、一次処理業者選択手段として機能する。
表示部14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネルなどから構成され、CPU11から入力される表示信号に従って所要の表示処理を行う。なお、本発明における表示部14は、例えば、CPU11が、オペレータに対して、マニフェスト伝票の未回収や不適正処理業者などを報知する際などに使用され、出力手段として機能する。
記憶部15は、管理装置1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU11によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部15に記憶されている。具体的には、記憶部15には、産業廃棄物情報記憶手段としての産業廃棄物データベース151、不適正処理業者情報記憶手段及び処理業者情報記憶手段としての処理業者データベース152、処理経路情報記憶手段としての処理経路データベース153、マニフェスト情報記憶手段、回収情報記憶手段、処理通知情報記憶手段及びマニフェスト識別情報記憶手段としてのマニフェストデータベース154、一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161、処理フローチャート作成・出力プログラム162、マニフェスト管理プログラム163、不適正処理業者検索プログラム164などが記憶されている。
産業廃棄物データベース151は、排出現場Bから排出される産業廃棄物に関する情報を記憶している。具体的には、例えば、図3に示すように、産業廃棄物データベース151は、排出現場Bを識別するための排出現場情報151aと、排出現場Bから排出される予定のある産業廃棄物の品目や数量などを含む産業廃棄物情報151bと、当該産業廃棄物の処理を行う予定のある処理経路に関する予定処理経路情報151cと、当該産業廃棄物を排出する際に付与したマニフェストに関するマニフェスト情報151dなどと、を対応付けて記憶している。
排出現場情報151aには、排出現場Bで行われるプロジェクトの名称であるプロジェクト名151a1などが含まれている。
産業廃棄物情報151bには、排出現場Bから排出されると予定されている産業廃棄物の品目151b1や予定数量151b2などが含まれている。さらに、予定数量151b2は、例えば、「トータル」と「平均/回」の項目に分かれている。「トータル」は、排出現場Bから排出されると予定されている産業廃棄物の総数量、「平均/回」は、排出現場Bから一回の排出で排出されると予定されている産業廃棄物の平均数量である。
排出現場情報151aと、産業廃棄物情報151bとは、プロジェクトの見積書や工程表を作成し、当該プロジェクトにおいて排出される産業廃棄物の品目や数量などの目処が付いた段階、すなわち、産業廃棄物が排出される前の段階において、オペレータの入力部13の操作などにより入力されることによって、又は、プロジェクトの見積書や工程表などを作成するために用いたデータなどから取得されることによって、産業廃棄物データベース151に記憶される。
予定処理経路情報151cには、産業廃棄物情報151bに含まれる産業廃棄物を処理する予定のある処理経路を識別するためのルート番号151c1などが含まれている。予定処理経路情報151cは、産業廃棄物を処理する処理経路などの予定が立った段階において、産業廃棄物データベース151に記憶されるようになっている。
マニフェスト情報151dには、産業廃棄物情報151bに含まれる産業廃棄物に付与したマニフェスト伝票を識別するためのマニフェスト番号151d1などが含まれている。マニフェスト情報151dは、産業廃棄物を排出現場Bから排出するにあたり、マニフェスト伝票を発行した段階において、オペレータの入力部13の操作などにより入力されることによって、産業廃棄物データベース151に記憶される。
処理業者データベース152は、処理業者に関する情報を記憶している。具体的には、例えば、図4に示すように、処理業者データベース152は、処理業者に関する処理業者情報152aと、当該処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するための不適正処理業者情報152bと、当該処理業者に産業廃棄物の処理を委託した排出現場Bを識別するための排出現場情報152cなどと、を対応付けて記憶している。
処理業者情報152aには、処理業者を識別するための業者コード152a1や、処理業者の名称である業者名152a2、処理業者が処理することのできる産業廃棄物の品目や数量などを含む産業廃棄物処理可能情報152a3などが含まれている。
産業廃棄物処理可能情報152a3は、収集運搬152a31や処分152a32などの項目に分かれている。収集運搬152a31の項目には、産業廃棄物の収集運搬業を行うことを許可された処理業者に関する情報として、当該処理業者が収集運搬することを許可された産業廃棄物の品目(「許可品目」)や、当該処理業者が産業廃棄物の収集運搬に使用することを許可された車両の台数(「許可台数」)などが含まれている。処分152a32の項目には、産業廃棄物の処分業を行うことを許可された処理業者に関する情報として、当該処理業者が処分することを許可された産業廃棄物の品目(「許可品目」)や、当該処理業者が所有する処分施設の「処理能力」などが含まれている。
ここで、例えば、図4の処理業者データベース152において、業者コード152a1が「0000000001」に対応する収集運搬152a31、処分152a32の欄には情報が記憶されている。したがって、業者コード152a1が「0000000001」の処理業者は、収集運搬業と処分業との両方を行うことを許可されていることとなる。一方、業者コード152a1が「2222200001」に対応する収集運搬152a31の欄は空欄であり、処分152a32の欄には情報が記憶されている。したがって、業者コード152a1が「2222200001」の処理業者は、処分業のみを行うことを許可されていることとなる。
処理業者情報152aは、処理業者などから入手するものであり、予め処理業者データベース152に記憶させておく必要がある。また、新しい情報を入手した際には、処理業者情報152aを更新する必要がある。
不適正処理業者情報152bには、不適正処理情報152b1や、許認可期限情報152b2、委託期限情報152b3などが含まれている。
不適正処理情報152b1は、処理業者が行ったことがある産業廃棄物の不適正な処理に関する情報である。当該不適正な処理として、例えば、産業廃棄物の不法投棄や、マニフェスト伝票の回収期限日を守らないなどが挙げられる。
ここで、例えば、図4の処理業者データベース152において、業者コード152a1が「0000000001」に対応する不適正処理情報152b1の欄には情報が記憶されている。したがって、業者コード152a1が「0000000001」の処理業者は、産業廃棄物の不適正な処理、具体的には、不法投棄を行ったことがあることとなる。一方、業者コード152a1が「2222200001」に対応する不適正処理情報152b1の欄は空欄である。したがって、業者コード152a1が「2222200001」の処理業者は、産業廃棄物の不適正な処理を行ったことがないこととなる。
不適正処理業者情報152bは、これまでの実績やインターネット上のデータベースから入手した情報であり、予め処理業者データベース152に記憶させておく必要がある。また、新しい情報を入手した際には、不適正処理業者情報152bを更新する必要がある。
許認可期限情報152b2は、処理業者が産業廃棄物の処理を行うことを許可された期限、すなわち、許認可期限に関する情報である。許認可は、所定の期間内、すなわち、許認可期限の間、産業廃棄物処理可能情報152a3の「許可品目」や「許可台数」などの範囲内で、収集運搬業や処分業などを行うことを、行政から許可された処理業者が取得することができる。
ここで、例えば、図4の処理業者データベース152において、業者コード152a1が「0000000001」、「2222200001」に対応する許認可期限情報152b2の欄には情報が記憶されている。したがって、業者コード152a1が「0000000001」の処理業者は、2001年12月1日から2004年12月1日までの間、収集運搬業と処分業とを行うことが許可されていることとなり、業者コード152a1が「2222200001」の処理業者は、2002年2月2日から2005年2月2日までの間、処分業を行うことが許可されていることとなる。
許認可期限情報152b2は、処理業者などから入手するものであり、予め処理業者データベース152に記憶させておく必要がある。また、新しい情報を入手した際には、許認可期限情報152b2を更新する必要がある。
委託期限情報152b3は、処理業者が産業廃棄物を排出する排出事業者Aと交わした産業廃棄物処理の委託契約の期限に関する情報である。産業廃棄物処理の委託契約は、排出事業者Aによって、排出現場Bから排出される産業廃棄物の品目や数量などについての予定が立てられ、そして、この予定から、当該産業廃棄物の処理に適した処理業者が選び出された段階において、当該排出事業者Aと当該処理業者との間で結ばれる。この委託期限情報152b3と対応付けられた排出現場情報152cには、当該産業廃棄物が排出される排出現場Bで行われているプロジェクトの名称であるプロジェクト名152c1などが含まれている。
ここで、例えば、図4の処理業者データベース152において、業者コード152a1が「0000000001」に対応する委託期限情報152b3の欄及びプロジェクト名152c1の欄は空欄である。したがって、業者コード152a1が「0000000001」の処理業者は、現在のところ、排出事業者Aと産業廃棄物処理の委託契約を結んでいないこととなる。一方、業者コード152a1が「2222200001」に対応する委託期限情報152b3の欄及びプロジェクト名152c1の欄には情報が記憶されている。したがって、業者コード152a1が「2222200001」の処理業者は、現在、排出事業者Aと産業廃棄物処理の委託契約を結んでおり、その委託期限は2004年10月17日から2004年の10月18日までであり、そして、当該産業廃棄物が排出される排出現場Bで行われているプロジェクトの名称は「○○工事」であることとなる。
委託期限情報152b3と排出現場情報152cは、排出事業者Aと処理業者との間で、排出現場Bから排出される産業廃棄物の処理に関する委託契約が結ばれた段階において、例えば、オペレータの入力部13の操作などにより入力されることによって、処理業者データベース152に記憶される。
処理経路データベース153は、産業廃棄物を処理する経路に関する情報を記憶している。具体的には、例えば、図5に示すように、処理経路データベース153は、産業廃棄物の一次処理を行う処理業者に関する一次処理業者情報153aと、産業廃棄物の二次処理以降の処理、すなわち、二次処理や最終処理などを行う処理業者に関する二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)と、当該一次処理業者情報153aと当該二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)との組み合わせからなる処理経路を識別するためのルート番号153dなどとを対応付けて記憶している。
一次処理業者情報153a、二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)は、収集運搬153a1、153b1、…、153c1と処分153a2、153b2、…、153c2の項目に分かれており、それぞれの項目には、「業者コード」などが含まれている。そして、一次処理から最終処理までの処理業者の組み合わせ、すなわち、処理経路には、それぞれルート番号153dが付与されている。
これら処理経路を構成する処理業者の組み合わせは、例えば、これまでの実績や、処理することができる産業廃棄物の品目、数量、処理業者間の距離などの観点から、互いに関連のある処理業者同士を結び付けたものであり、予め処理経路データベース153に記憶させておく必要がある。
ここで、例えば、図5の処理経路データベース153において、ルート番号153dが「01」に対応する一次処理業者情報153aの欄には情報が記憶され、二次処理業者情報153bから最終処理業者情報153cまでの欄は空欄である。したがって、ルート番号153dが「01」の処理経路を通る産業廃棄物は、「業者コード」が「0000000001」の収集運搬業者と「業者コード」が「2222200001」の処分業者とによって行われる一次処理の一回のみの処理工程で処理されることとなる。そして、この場合、一次処理がいわゆる最終処理となる。一方、ルート番号153dが「23」に対応する一次処理業者情報153aから最終処理業者情報153cまでの欄には情報が記憶されている。したがって、ルート番号153dが「23」の処理経路を通る産業廃棄物は、「業者コード」が「1111100001」の収集運搬業者と「業者コード」が「2222200002」の処分業者とによって行われる一次処理、「業者コード」が「1111100222」の収集運搬業者と「業者コード」が「2222200222」の処分業者とによって行われる二次処理、…、「業者コード」が「1111103333」の収集運搬業者と「業者コード」が「2222203333」の処分業者によって行われる最終処理の三回以上の処理工程を経て処理されることとなる。
マニフェストデータベース154は、マニフェスト伝票の回収状況などを管理するのに必要な情報を記憶している。具体的には、例えば、図6に示すように、マニフェストデータベース154は、産業廃棄物に付与したマニフェストを識別するためのマニフェスト識別情報としてのマニフェスト番号154aと、当該マニフェストの発行日に関する発行日情報としてのマニフェスト発行日154bと、各処理工程における情報である一次処理情報154c、…、最終処理情報154dなどと、を対応付けて記憶している。
一次処理から最終処理までの各処理工程における情報(一次処理情報154c、…、最終処理情報154d)は、収集運搬154c1、…、154d1と処分154c2、…、154d2の項目に分けられている。これら収集運搬154c1、…、154d1と処分154c2、…、154d2の項目には、産業廃棄物を処理する処理業者を識別するための処理業者識別情報としての業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21と、産業廃棄物の処理が終了した際に処理業者の通信端末装置2から送信される処理通知の受信日を示す処理通知受信日情報としての処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22と、マニフェスト伝票の回収日を示す回収情報としてのマニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24とが含まれている。
マニフェスト番号154aは、マニフェストを識別することができる番号であれば、特に制限はなく、例えば、マニフェスト伝票に記載されている交付番号や整理番号などが挙げられる。
マニフェスト番号154aとマニフェスト発行日154bとは、産業廃棄物を排出現場Bから排出するにあたり、マニフェスト伝票を発行した段階において、例えば、オペレータの入力部13の操作などにより入力されることによって、マニフェストデータベース154に記憶される。
処理通知は、原則として、産業廃棄物の処理が終了した際に、当該産業廃棄物を処理した処理業者の通信端末装置2から送信され、そして、当該産業廃棄物に付与したマニフェスト伝票のマニフェスト番号154aや当該処理通知を送信した処理業者の業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21などを含む電子情報である。処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22は、当該処理通知を受信した段階において、業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21などと共に、マニフェストデータベース154に既に記憶されているマニフェスト番号154aに対応付けて記憶されるようになっている。なお、処理通知に、マニフェスト番号154aや業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21以外の情報、例えば、産業廃棄物の品目や数量などの情報が含まれているのであれば対応付けて、マニフェストデータベース154に記憶するようにしても良い。
マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24は、処理業者からマニフェスト伝票のB2票、D票、E票が返送され、排出事業者Aの手元に届いた段階において、オペレータの入力部13の操作などにより入力されることによって、マニフェストデータベース154に記憶される。
一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161は、CPU11に、産業廃棄物処理に適した一次処理業者の候補のリストを作成し、当該リストを表示部14やプリント出力部17に出力する機能を実現させる。具体的には、CPU11は、一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161を実行することにより、まず、産業廃棄物データベース151から、オペレータの入力部13の操作などによって選択されたプロジェクト名151a1などの排出現場情報151aに対応する産業廃棄物の品目151b1や予定数量151b2などを含む産業廃棄物情報151bを読み出す。次に、CPU11は、当該読み出した産業廃棄物情報151bと、処理業者データベース152に記憶されている産業廃棄物処理可能情報152a3とに基づいて、処理業者データベース152から、当該産業廃棄物の一次処理を行うことができる全ての処理業者、すなわち、一次処理業者の候補としての処理業者の業者コード152a1や業者名152a2、不適正処理業者情報152bなどを取得する。ここで、当該一次処理業者の候補には、一次収集運搬業者Cの候補と一次処分業者Dの候補とが含まれる。そして、CPU11は、当該取得された一次処理業者の候補としての処理業者の業者コード152a1や業者名152a2、不適正処理業者情報152bなどを対応させて列挙したリストを作成する。さらに、CPU11は、当該作成したリストを、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力させる。ここで、CPU11は、かかる一次処理業者リスト出力プログラム161を実行することによって、処理業者リスト出力制御手段として機能する。
処理フローチャート作成・出力プログラム162は、CPU11に、産業廃棄物を処理する予定のある処理業者から構成される処理経路を示した処理フローチャートを作成する機能を実現させる。具体的には、CPU11は、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行することにより、オペレータの入力部13の操作などによって、一次処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D)が選択されると、処理経路データベース153から、当該選択された一次処理業者に関する一次処理業者情報153aと、当該一次処理業者情報153aに対応する全ての二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)と、当該一次処理業者情報153aに対応する全てのルート番号153dと、を取得して、処理フローチャートを作成する。そして、CPU11は、当該作成した処理フローチャートを、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力させる。当該作成した処理フローチャートに挙がった処理業者は、排出現場Bから排出される産業廃棄物の処理を行う予定のある予定処理業者となる。ここで、CPU11は、かかる処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行することによって、処理フローチャート作成手段、出力制御手段として機能する。
マニフェスト管理プログラム163は、CPU11に、マニフェスト伝票の回収状況を管理する機能を実現させる。具体的には、CPU11は、マニフェスト管理プログラム163を実行することにより、まず、マニフェストデータベース154に、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されているか否かを判断する。
CPU11は、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されていると判断した場合、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から所定の日数を設定し、当該設定した日数が経過したか否かを判断する。
CPU11は、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されていないと判断した場合、又は、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から設定した日数が経過していないと判断した場合、マニフェストデータベース154に記憶しているマニフェスト発行日154bからマニフェスト伝票の回収基準日を設定し、当該回収基準日を経過したか否かを判断する。
CPU11は、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から設定した日数が経過したと判断した場合、又は、マニフェスト発行日154bから設定したマニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断した場合、マニフェストデータベース154にマニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24を記憶しているか否かを判断する。
CPU11は、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されていないと判断した場合、マニフェストデータベース154から、該当するマニフェスト番号154aや業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21、マニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)などを抽出する。当該抽出したマニフェスト番号154aと、産業廃棄物データベース151に記憶しているマニフェスト番号151dとに基づいて、産業廃棄物データベース151からプロジェクト名151a1などの排出現場情報151aを取得する。そして、CPU11は、抽出したマニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)などと、取得したプロジェクト名151a1などとから、未回収のマニフェストを抽出して作成したリスト(マニフェスト未回収リスト)を作成して、表示部14やプリント出力部17などに出力する。さらに、CPU11は、処理フローチャートにおいても、未回収のマニフェスト伝票を確認することができるよう、抽出した業者コード154c11、154c21、…、154d11、154d21などを含む箇所にのみ色を付けた処理フローチャートを作成する。そして、CPU11は、当該作成した処理フローチャートを、表示部14やプリント出力部17などに出力させる。ここで、CPU11は、かかるマニフェスト管理プログラム163を実行することによって、回収基準日判断手段、マニフェスト伝票未回収報知手段、経過判断手段、第2のマニフェスト伝票未回収報知手段として機能する。
不適正処理業者検索プログラム164は、CPU11に、処理業者の候補や予定処理業者などの中から不適正処理業者を検索する機能を実現させる。具体的には、CPU11は、不適正処理業者検索プログラム164を実行することにより、処理業者データベース152に記憶された不適正処理情報152b1や、許認可期限情報152b2、委託期限情報152b3などを含む不適正処理業者情報152bに基づいて、処理業者データベース152から、不適正な処理業者、すなわち、不適正な処理を行ったことがある処理業者や、許認可期限が近づいている処理業者、委託契約期限が近づいている処理業者などの業者コード152a1や業者名152a2などと、適正な処理業者、すなわち、不適正な処理を行ったことがない処理業者や、許認可期限が近づいていない処理業者、委託契約期限が近づいていない処理業者などの業者コード152a1や業者名152a2などとを区別して抽出する。そして、CPU11は、不適正な処理業者の業者名152a2などと、適正な処理業者の業者名152a2などとを、オペレータが識別することができるように、例えば、不適正な処理業者の業者名152a2などにのみ色を付けるなどした処理業者のリストを作成して、表示部14やプリント出力部17などに出力する。さらに、CPU11は、産業廃棄物を処理する予定のある処理業者から構成される処理経路を示した処理フローチャートにおいても、不適正な処理業者を確認することができるよう、抽出した不適正な処理業者の業者コード152a1などを含む箇所にのみ色を付けた処理フローチャートを作成する。そして、CPU11は、当該作成した処理フローチャートを、表示部14やプリント出力部17などに出力させる。ここで、CPU11は、かかる不適正処理業者検索プログラム164を実行することによって、不適正処理業者抽出手段、不適正処理業者判断手段、出力制御手段として機能する。
プリント出力部17は、給紙部(図示略)と排紙部(図示略)などを備え、CPU11からの制御信号に従って、プリント出力し、出力手段として機能する。プリント出力部17における出力方式は、インクジェット方式、熱転写方式、レーザ方式、昇華型方式、TA方式などのいずれの方式も使用可能である。なお、本発明におけるプリント出力部17は、例えば、CPU11が、一次処理業者候補リストや処理フローチャートなどを出力する際などに使用され、出力手段として機能する。
通信制御部18は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタなどから構成され、外部機器と通信を行うための通信制御を行う。なお、本発明おける通信制御部18は、通信端末装置2と、マニフェストに関する情報や不適正処理業者に関する情報などを交換する際などに使用される。
[通信端末装置の構成]
排出現場B及び処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D、最終運搬業者E、最終処分業者F)が所有する通信端末装置2は、例えば、図7に示すように、CPU21、RAM22、入力部23、表示部24、記憶部25、プリント出力部27、通信制御部28などを備えている。各部は、バス29によって接続されている。
CPU21は、記憶部25に記憶された通信端末装置2用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM22は、CPU21によって実行される処理プログラムなどをRAM22内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などをデータ格納領域に格納する。
入力部23は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号をCPU21に出力する。また、入力部23は、必要に応じてマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスや、バーコードリーダ、ノートパッド、スキャナ、OCR装置など、その他の入力装置を備えるものとしても良い。なお、本発明における入力部23は、例えば、オペレータが、CPU21に対して、処理通知作成用の画面を出力するよう指示する際や、当該作成した処理通知を管理装置1に送信するよう指示する際などに使用される。
表示部24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネルなどから構成され、CPU21から入力される表示信号に従って所要の表示処理を行う。なお、本発明における表示部24は、例えば、CPU21が、オペレータの指示に基づき、処理通知作成用の画面を出力する際などに使用される。
記憶部25は、通信端末装置2で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU21によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部25に記憶されている。
プリント出力部27は、給紙部(図示略)と排紙部(図示略)などを備え、CPU21からの制御信号に従って、プリント出力する。プリント出力部27における出力方式は、感圧式、インクジェット方式、熱転写方式、レーザ方式、昇華型方式、TA方式などのいずれの方式も使用可能である。感圧式のドットプリンタであれば、複写式のマニフェスト伝票に対応でき、マニフェスト伝票への必要事項の記入を容易に行うことができる。
[管理装置における処理]
次に、管理装置1における処理について、図を参照して説明する。
まず、処理フローチャートの作成に関する処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
オペレータの入力部13の操作などによって、処理フローチャートの作成が指示されると、CPU11は、表示部14に、例えば、図9に示すようなプロジェクト一覧画面を表示させる。当該プロジェクト一覧画面の中から、オペレータの入力部13の操作などによって、プロジェクト名が決定される(ステップS101)。具体的には、オペレータによって、図9に示すようなプロジェクト一覧画面の中から、プロジェクト名9Aが選択され、そして、オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、当該選択されたプロジェクト名9Aがクリックされることにより、プロジェクト名は決定される。すると、CPU11は、一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161を実行して、まず、産業廃棄物データベース151から、ステップS101において選択されたプロジェクト名151a1に対応する産業廃棄物の品目151b1や予定数量151b2などを含む産業廃棄物情報151bを取得する(ステップS102)。
次に、CPU11は、ステップS102において取得した産業廃棄物の品目151b1や予定数量151b2などを含む産業廃棄物情報151bと、処理業者データベース152に記憶されている産業廃棄物処理可能情報152a3に含まれる「許可品目」、「許可台数」、「処理能力」などとに基づいて、処理業者データベース152から、当該産業廃棄物を処理することができる全ての処理業者を見つけ出し、当該見つけ出した全ての処理業者の業者コード152a1や、業者名152a2、不適正処理業者情報152b、当該見つけ出した全ての処理業者が行うことを許可されている業の区分(収集運搬152a31、処分152a32)などを読み出す(ステップS103)。ここで、ステップS103において業者コード152a1などが読み出された処理業者は、一次処理業者の候補となる。
さらに、CPU11は、読み出した一次処理業者の候補となった処理業者に関する情報を列挙したリストを作成し、当該作成した一次処理業者候補リストを、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS104)。このとき、表示部14には、例えば、図10に示すような一次処理業者候補リスト画面が表示される。一次処理業者候補リストは、具体的には、図10に示すように、ステップS103において読み出した業者コード10Aや、業者名10B、業の区分10C、不適正処理業者情報10Dなど、を互いに対応付けて表示している。
なお、例えば、図10に示す一次処理業者候補リスト画面の業者名10Bをクリックすると、ステップS103において業者コード152a1などを読み出した処理業者を一次処理業者とする処理フローチャート画面が、表示部14に表示されるようにしても良い。この場合、CPU11は、ステップS103において読み出した業者コード152a1と、処理経路データベース153に記憶されている一次処理業者情報153aに含まれている「業者コード」とに基づいて、処理経路データベース153から、二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)を取得し、処理フローチャートを作成する。そして、CPU11は、当該作成した処理フローチャートを表示部14に出力することとなる。
ステップS104において出力された一次処理業者候補リストの中から、オペレータの入力部13の操作などによって、産業廃棄物の処理を委託する一次処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D)が決定される(ステップS105)。具体的には、オペレータによって、図10に示すような一次処理業者候補リスト画面の中から、一次処理業者が選択され、そして、オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、当該選択された一次処理業者の業者コード10A欄にあるボタン10A1がクリックされることにより、一次処理業者は決定される。
産業廃棄物の処理を委託する一次処理業者が決定すると、排出事業者Aは、その一次処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D)と、産業廃棄物処理の委託契約を結ぶ。このときに、委託契約の期限が決まる。当該決定した委託契約の期限や当該産業廃棄物が排出される排出現場Bで行われるプロジェクトの名称などが、オペレータの入力部13の操作などによって入力されると、CPU11は、当該委託契約の期限を、不適正処理業者情報152bに含まれる委託期限情報152b3として、当該プロジェクトの名称を、排出現場情報152cに含まれるプロジェクト名152c1として、処理業者データベース152に記憶させる。
ステップS105において、一次処理業者が決定されると、CPU11は、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行して、まず、処理経路データベース153から、当該一次処理業者に関する一次処理業者情報153aに含まれる「業者コード」などと、対応する全ての二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者情報153c)に含まれる「業者コード」などと、対応する全てのルート番号153dと、を読み出す(ステップS106)。ここで、ステップS106において「業者コード」などが読み出された一次処理業者及び二次以降処理業者は、産業廃棄物の処理を行う予定のある処理業者、すなわち、予定処理業者となる。また、CPU11は、ステップS106において読み出したルート番号153dを、産業廃棄物データベース151に含まれる予定処理経路情報151c内に記憶させる。
次に、CPU11は、ステップS106において読み出した「業者コード」やルート番号153dなどから、産業廃棄物を処理する予定のある処理業者から構成される処理経路を示した処理フローチャートを作成し、当該作成された処理フローチャートを、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS107)。このとき、表示部14には、例えば、図11に示すような処理フローチャート画面が表示される。処理フローチャートは、具体的には、ステップS101において決定されたプロジェクト名11Aや、ステップS102において取得された産業廃棄物の品目や予定数量11Bなどを表示している。さらに、ステップS106において読み出された一次収集運搬業者C、一次処分業者D、…、最終処分業者Fの業者コード11C1などを順序だてて、それぞれボックス11Cに区切って表示している。また、各処理経路の右端に、ステップS106において読み出されたルート番号11Dを表示している。なお、ステップS106において読み出した業者コード11C1などに基づいて、処理業者データベース152から業者名152a2などの処理業情報152aを読み出し、ボックス11Cの中に、業者コード11C1と共に当該処理業者情報152aを表示するようにしても良い。
次に、産業廃棄物処理管理に関する処理について説明する。オペレータの入力部13の操作などによって、産業廃棄物処理管理が指示されると、CPU11は、表示部14に、例えば、図12に示すような、選定機能12Aが列挙された画面を表示させる。選定機能12Aには、例えば、図12に示すように、マニフェスト未回収12A1、不適正処理12A2、委託契約期限切れ12A3、許認可期限切れ12A4などがある。
まず、未回収のマニフェストを抽出して作成したリスト(マニフェスト未回収リスト)を作成する処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、図12に示すような、選定機能12Aが列挙された画面の中から、マニフェスト未回収12A1が選択されると(ステップS201)、CPU11は、マニフェスト管理プログラム163を実行して、まず、マニフェストデータベース154に、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されているか否かを判断する(ステップS202)。処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されていないと判断した場合に、CPU11は、マニフェスト発行日154bからマニフェスト伝票の回収基準日を設定し、当該回収基準日を経過したか否かを判断する(ステップS203)。ここで、原則として、処理通知は、産業廃棄物の処理が終了した後、直ちに、処理業者(一次収集運搬業者C、一次処分業者D…、最終収集運搬業者E、最終処分業者F)の通信端末装置2から送信され、管理装置1によって受信されることとなっている。しかしながら、処理業者が、処理通知の送信を忘れているおそれがあるので、ステップS202において、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されていないと判断した場合にも、ステップS203において、マニフェスト伝票の回収基準日を経過したか否かを判断する。これにより、確実にマニフェスト伝票の回収管理を行うことができるようになる。また、回収基準日は、義務付けられているマニフェスト伝票の回収期限日(例えば、90日、180日)よりも前に設定する必要がある。
ステップS202において、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22が記憶されていると判断した場合に、CPU11は、マニフェストデータベース154に記憶されている処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から所定の日数を設定し、当該設定した日数が経過したか否かを判断する(ステップS204)。ここで、マニフェスト伝票は、当該マニフェスト伝票が付与された産業廃棄物の処理が終了後、所定期間(例えば、10日)以内に、処理業者から排出事業者Aに返送されなければいけないという決まりがある。したがって、ステップS204において設定される日数は、処理通知が、産業廃棄物の処理が終了した後、直ちに、処理業者の通信端末装置2から送信されたことを前提に、当該所定期間と同一又はそれ以下とする。
ステップS204において、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から設定した所定の日数が経過していないと判断した場合に、CPU11は、マニフェストデータベース154に記憶されているマニフェスト発行日154bから設定されるマニフェスト伝票の回収基準日を経過したか否かを判断する(ステップS205)。ここで、回収基準日は、義務付けられているマニフェスト伝票の回収期限日(例えば、90日、180日)よりも前に設定する必要がある。
ステップS203において、マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断した場合、ステップS204において、処理通知受信日154c12、154c22、…、154d12、154d22から設定した所定の日数が経過したと判断した場合、ステップS205において、マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断した場合に、CPU11は、マニフェストデータベース154に、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されているか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206において、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されていないと判断した場合、CPU11は、マニフェストデータベース154から、該当するマニフェスト番号154aや、業者コード154c11、154c21…、マニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)などを抽出する。当該抽出されたマニフェスト番号154aに基づいて、産業廃棄物データベース151から、プロジェクト名151a1などを取得する。そして、当該抽出されたマニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)や、当該取得したプロジェクト名151a1などから、未回収のマニフェストを抽出して作成したリストを作成し、作成した未回収のマニフェストを抽出して作成したリストを、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS207)。このとき、表示部14には、例えば、図14に示すような、未回収のマニフェストを抽出して作成したリスト画面が表示される。未回収のマニフェストを抽出して作成したリストは、具体的には、例えば、図14に示すように、ステップS207において取得したプロジェクト名14Aや、ステップS207において抽出したマニフェスト伝票の種類ごとの未回収枚数14Bなどを、互いに対応付けて表示している。
なお、例えば、図14に示す一次処理業者候補リスト画面のプロジェクト名14Aをクリックすると、当該プロジェクトにおいて発行されたマニフェスト伝票の回収日を管理するマニフェスト管理リスト画面が、表示部14に表示されるようにしても良い。この場合、CPU11は、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行して、ステップS206において、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されていないと判断した場合だけでなく、ステップS206において、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されていると判断した場合にも、マニフェスト番号154aや、業者コード154c11、154c21…、マニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)などを抽出する。すなわち、マニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24を記憶しているか否かを区別して、マニフェストデータベース154から、該当するマニフェスト番号154a、業者コード154c11、154c21…、マニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)ごとのマニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24などを抽出する必要がある。マニフェスト管理リストは、具体的には、例えば、図15に示すように、プロジェクト名15Aごとに、マニフェスト番号15B、マニフェスト伝票の種類(B2票、D票、E票)ごとのマニフェスト伝票回収日15Cなどを、互いに対応付けて表示している。さらに、オペレータが、マニフェスト伝票が未回収であるか否か、すなわち、処理業者は所定期間以内にマニフェスト伝票を返送してきたか否かを識別することができるよう、例えば、マニフェスト伝票回収日15Cが記憶されていない場合には、該当する欄15C1に色を付け、マニフェスト伝票回収日15Cが記憶されている場合には、該当する欄15C2に色を付けないなどの処理が施されている。
表示部14に表示された、例えば、図14に示すような、未回収のマニフェストを抽出して作成したリスト画面において、オペレータの入力部13の操作などにより、プロジェクト名14Aの欄「フロー」ボタン14A1が選択されると(ステップS208)、CPU11は、当該選択されたプロジェクト名14Aに対応する処理フローチャートを読み出す。そして、読み出した処理フローチャート中に、ステップS206においてマニフェスト伝票回収日154c13、154c23、154c24が記憶されていないと判断して抽出した業者コード154c11、154c21…と一致する業者コード含むボックスがある場合は、当該ボックスに、例えば、色を付けるなどして、未回収のマニフェストを抽出して作成した処理フローチャートを作成し、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS209)。このとき、表示部14には、例えば、図16に示すような、未回収のマニフェストを抽出して作成した処理フローチャート画面が表示される。未回収のマニフェストを抽出して作成した処理フローチャートは、具体的には、例えば、図16に示すように、ステップS208において選択されたプロジェクト名16Aを表示している。さらに、ステップS202〜206において、マニフェスト伝票を所定期間以内に返送していないと判断した処理業者と、マニフェスト伝票を所定期間以内に返送したと判断した処理業者とを識別することができるように、例えば、マニフェスト伝票を返送していないと判断した処理業者の業者コード16E1などを含むボックス16Eに色を付け、マニフェスト伝票を返送したと判断した処理業者の業者コード16C1などを含むボックス16Cに色を付けないなどの処理が施されている。
次いで、不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリスト(不適正処理業者リスト)を作成する処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。
オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、図12に示すような、選定機能12Aが列挙された画面の中から、不適正処理12A2が選択されると(ステップS301)、CPU11は、不適正処理業者検索プログラム164を実行して、まず、処理業者データベース152に記憶されている不適正処理業者情報152bに含まれる不適正処理情報152b1に基づいて、処理業者データベース152から、不適正な処理を行ったことがある処理業者の業者コード152a1や業者名152a2などと、不適正な処理を行ったことがない処理業者の業者コード152a1や業者名152a2などとを、区別して抽出する(ステップS302)。
次に、抽出した業者コード152a1と、処理経路データベース153に記憶されている一次処理業者情報153a、二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者153c)に含まれている「業者コード」とに基づいて、処理経路データベース153から、ステップS302において抽出した業者コード152a1の処理業者が含まれる処理経路のルート番号153dを取得する。さらに、当該取得したルート番号153dと対応付けて、処理経路データベース153から、ステップS302において抽出した業者コード152a1の処理業者の担当の区分は何か、具体的には、一次処理業者か二次以降処理業者か、収集運搬業者か処分業者か、を読み出す。当該取得したルート番号153dと、産業廃棄物データベース151に記憶されている予定処理経路情報151cに含まれるルート番号151c1とに基づいて、産業廃棄物データベース151から、プロジェクト名151a1などを取得する。当該取得したプロジェクト名151a1、当該読み出した担当の区分(収集運搬(一次)、処分(一次)、収集運搬(二次以降)、処分(二次以降))、ステップS302において区別して抽出した業者名152a2などからリストを作成する。そして、当該作成したリスト中の、例えば、ステップS302において不適正な処理を行ったことがあると判断して抽出した処理業者の業者名152a2に、色をつけるなどして、予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリストを作成し、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS303)。このとき、表示部14には、例えば、図18に示すような、予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリスト画面が表示される。予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリストは、具体的には、プロジェクト名18A、担当の区分(収集運搬(一次)、処分(一次)、収集運搬(二次以降)、処分(二次以降))18Bなどを、互いに対応付けて表示している。さらに、オペレータが、不適正な処理を行ったことがある予定処理業者と、不適正な処理を行ったことがない予定処理業者とを識別することができるよう、担当の区分18Bの欄においては、ステップS302において不適正な処理を行ったことがあると判断して抽出した処理業者の業者名18B1に色を付け、ステップS302において不適正処理を行ったことがないと判断して抽出した処理業者の業者名18B2に色を付けないなどの処理が施されている。
表示部14に表示された不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリスト画面において、オペレータの入力部13の操作などにより、プロジェクト名18Aの欄にある「フロー」ボタン18A1が選択されると(ステップS304)、CPU11は、当該選択されたプロジェクト名18Aに対応する処理フローチャートを読み出す。そして、読み出した処理フローチャート中に、ステップS302において不適正な処理を行ったことがあると判断して抽出した処理業者の業者コード152a1と一致する業者コードを含むボックスがある場合は、当該ボックスに、例えば、色を付けるなどして、予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成した処理フローチャートを作成し、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS305)。このとき、表示部14には、例えば、図16に示すような、予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成した処理フローチャート画面が表示される。予定処理業者の中から不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成した処理フローチャートは、具体的には、例えば、図16に示すように、ステップS304において選択されたプロジェクト名16Aを表示している。さらに、ステップS302において区別して抽出した、不適正な処理を行ったことがある予定処理業者と、不適正な処理を行ったことがない予定処理業者とを識別することができるように、例えば、不適正な処理を行ったことがあると判断して抽出した処理業者の業者コード16E1などを含むボックス16Eに色を付け、不適正な処理を行ったことがないと判断して抽出した処理業者の業者コード16C1などを含むボックス16Cに色を付けないなどの処理が施されている。
さらに、委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト(委託契約期限切れリスト)を作成する処理について、図19のフローチャートを参照して説明する。
オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、図12に示すような、選定機能12Aが列挙された画面の中から、委託契約期限切れ12A3が選択されると(ステップS401)、CPU11は、不適正処理業者検索プログラム164を実行して、まず、処理業者データベース152に記憶されている不適正処理業者情報152bに含まれる委託期限情報152b3中の委託契約の期限日から契約基準日を設定し、当該設定した契約基準日に基づいて、処理業者データベース152から、当該契約基準日を越えた処理業者、すなわち、委託契約の期限が近づいている処理業者の業者コード152a1や委託期限情報152b3、プロジェクト名152c1などと、当該契約基準日を超えていない処理業者の業者コード152a1や委託期限情報152b3、プロジェクト名152c1などと、を区別して抽出する(ステップS402)。ここで、契約基準日は、委託契約の期限日よりも前(例えば、委託契約の期限日の10日前)となるよう設定するのが好ましい。
次に、ステップS402において抽出した委託期限情報152b3、プロジェクト名152c1、などから、リストを作成する。そして、当該作成したリスト中の、例えば、ステップS402において契約基準日が超えたと判断して抽出した処理業者の委託期限情報152b3に、色をつけるなどして、予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリストを作成し、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS403)。このとき、表示部14には、例えば、図20に示すような、予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面が表示される。予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリストは、具体的には、プロジェクト名20A、委託期限情報152b3である委託契約の期限20Bなどを、互いに対応付けて表示している。さらに、オペレータが、契約基準日を超えた予定処理業者と、契約基準日を越えていない予定処理業者とを識別することができるよう、委託契約の期限20Bの欄においては、ステップS402において契約基準日を越えたと判断して抽出した処理業者の委託期限情報152b3である委託契約の期限20B1に色を付け、ステップS402において契約基準日を越えていないと判断して抽出した処理業者の委託期限情報152b3である委託契約の期限20B2に色を付けないなどの処理が施されている。
表示部14に表示された委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面において、オペレータの入力部13の操作などにより、プロジェクト名20Aの欄にある「フロー」ボタン20A1が選択されると(ステップS404)、CPU11は、当該選択されたプロジェクト名20Aに対応する処理フローチャートを読み出す。そして、読み出した処理フローチャート中に、ステップS402において契約基準日を越えたと判断して抽出した処理業者の業者コード152a1と一致する業者コードを含むボックスがある場合は、当該ボックスに、例えば、色を付けるなどして、予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートを作成し、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS405)。このとき、表示部14には、例えば、図16に示すような、予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャート画面が表示される。予定処理業者の中から委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートは、具体的には、例えば、図16に示すように、ステップS404において選択されたプロジェクト名16Aを表示している。さらに、ステップS402において区別して抽出した、委託契約の契約基準日を越えた予定処理業者、すなわち、委託契約の期限が近づいている予定処理業者と、契約基準日を越えていない予定処理業者とを識別することができるように、例えば、委託契約の基準日を越えたと判断して抽出した処理業者の業者コード16E1などを含むボックス16Eに色を付け、委託契約の基準日を超えていないと判断して抽出した処理業者の業者コード16C1などを含むボックス16Cに色を付けないなどの処理が施されている。
最後に、許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト(許可期限切れリスト)を作成する処理について、図21のフローチャートを参照して説明する。
オペレータの入力部13の操作などによって、例えば、図12に示すような、選定機能12Aが列挙された画面の中から、許可期限切れ12A4が選択されると(ステップS501)、CPU11は、不適正処理業者検索プログラム164を実行して、まず、処理業者データベース152に記憶されている不適正処理情報152bに含まれる許認可期限情報152b2中の許認可期限日から許認可基準日を設定し、当該設定した許認可基準日に基づいて、処理業者データベース152から、当該許認可基準日を越えた処理業者、すなわち、許認可期限日が近づいている処理業者の業者コード152a1や業者名152a2などと、当該許認可基準日を越えていない処理業者の業者コード152a1や業者名152a2などとを、区別して抽出する(ステップS502)。ここで、許認可基準日は、許認可期限日よりも前(例えば、許認可期限日の10日前)となるよう設定するのが好ましい。
次に、抽出した業者コード152a1と、処理経路データベース153に記憶されている一次処理業者情報153a、二次以降処理業者情報(二次処理業者情報153b、…、最終処理業者153c)に含まれている「業者コード」とに基づいて、処理経路データベース153から、ステップS502において抽出した業者コード152a1の処理業者が含まれる処理経路のルート番号153dを取得する。さらに、当該取得したルート番号153dと対応付けて、処理経路データベース153から、ステップS502において抽出した業者コード152a1の処理業者の担当の区分は何か、具体的には、一次処理業者か二次以降処理業者か、収集運搬業者か処分業者か、を読み出す。当該取得したルート番号153dと、産業廃棄物データベース151に記憶されている予定処理経路情報151cに含まれるルート番号151c1とに基づいて、産業廃棄物データベース151から、プロジェクト名151a1などを取得する。当該取得したプロジェクト名151a1、当該読み出した担当の区分(収集運搬(一次)、処分(一次)、収集運搬(二次以降)、処分(二次以降))、ステップS502において区別して抽出した業者名152a2などからリストを作成する。そして、当該作成したリスト中の、例えば、ステップS502において許認可基準日が超えたと判断して抽出した処理業者の業者名152a2に、色をつけるなどして、予定処理業者の中から許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリストを作成し、例えば、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS503)。このとき、表示部14には、例えば、図22に示すような、予定処理業者の中から許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面が表示される。予定処理業者の中から許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリストは、具体的には、プロジェクト名22A、担当の区分(収集運搬(一次)、処分(一次)、収集運搬(二次以降)、処分(二次以降))22Bなどを、互いに対応付けて表示している。さらに、オペレータが、許認可基準日を越えた予定処理業者と、許認可基準日を越えていない予定処理業者とを識別することができるよう、担当の区分22Bの欄においては、ステップS502において許認可基準日が越えたと判断して抽出した処理業者の業者名22B1に色を付け、ステップS502において許認可基準日を越えていないと判断して抽出した処理業者の業者名22B2に色を付けないなどの処理が施されている。
表示部14に表示された許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面において、オペレータの入力部13の操作などにより、プロジェクト名22Aの欄にある「フロー」ボタン22A1が選択されると(ステップS504)、CPU11は、当該選択されたプロジェクト名22Aに対応する処理フローチャートを読み出す。そして、読み出した処理フローチャート中に、ステップS502において許認可基準日を越えたと判断して抽出した処理業者の業者コード152a1と一致する業者コードを含むボックスがある場合は、当該ボックスに、例えば、色を付けるなどして、予定処理業者の中から許可期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートを作成し、表示部14やプリント出力部17などに出力する(ステップS505)。このとき、表示部14には、例えば、図16に示すような、予定処理業者の中から許可期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャート画面が表示される。許可期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートは、具体的には、例えば、図16に示すように、ステップS504において選択されたプロジェクト名16Aを表示している。さらに、ステップS502において区別して抽出した、許認可基準日を越えた予定処理業者、すなわち、許認可期限日が近づいている予定処理業者と、許認可基準日を越えていない予定処理業者とを識別することができるように、例えば、許認可基準日を越えたと判断して抽出した処理業者の業者コード16E1などを含むボックス16Eに色を付け、許認可基準日を越えていないと判断して抽出した処理業者の業者コード16C1などを含むボックス16Cに色を付けないなどの処理が施されている。
以上説明した本発明の産業廃棄物処理管理装置1によれば、CPU11が、一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161を実行すると、産業廃棄物情報と、処理業者情報と、産業廃棄物処理可能情報と、不適正処理業者情報とだけで、産業廃棄物の処理に適した処理業者のリストを作成することができ、さらに、当該リストをオペレータに教示するために出力することができる。これにより、オペレータは、排出される産業廃棄物を処理する能力がある適正な処理業者に関する情報を容易に入手することができ、複数の処理業者の中から、最適な処理業者を見極める手間を省くことができることとなる。また、産業廃棄物を処理する処理業者として、理想的な処理業者が選ばれることとなるため、結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなって、より簡単に、且つ、より確実に、産業廃棄物処理に関する管理を行うことができる産業廃棄物処理管理装置を提供することができる。
CPU11が、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行すると、一次処理業者が選択されるだけで、産業廃棄物の処理工程を示した処理フローチャートを作成し、当該作成した処理フローチャートをオペレータに示すために出力することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物が排出されてから最終処理されるまでの流れを、視覚的に、分かりやすく捉えることができ、さらに、産業廃棄物の処理に対してすばやく対応することができることとなる。結果として、産業廃棄物の的確な処理を促すことができることとなる。
CPU11が、マニフェスト管理プログラム163を実行すると、マニフェスト番号と、マニフェスト発行日と、マニフェスト伝票の回収日とだけで、マニフェストの発行日からマニフェスト伝票の回収基準日を設定することができ、さらに、当該回収基準日を経過したにも関わらず、当該マニフェスト伝票が未回収である場合には、その旨をオペレータに報知することができる。
すなわち、マニフェスト伝票は、当該マニフェスト伝票の発行後、所定期間以内に回収されることが義務付けられているので、未回収のマニフェスト伝票があることをオペレータに報知することによって、オペレータに対して、マニフェスト伝票を所定期間以内に回収するよう意識させることができ、結果として、産業廃棄物の適正な処理を促すことができることとなる。
また、マニフェスト伝票の回収日と、処理通知受信日だけで、処理通知受信日から、所定の日数を設定することができ、さらに、当該所定の日数が経過したにも関わらず、産業廃棄物に付与したマニフェスト伝票が未回収である場合には、その旨をオペレータに報知することができる。したがって、回収基準日からの報知と合わせると、オペレータにマニフェスト伝票を所定期間以内に回収するよう、二重に意識させることができ、産業廃棄物の適正な処理を強く促すことができることとなる。さらに、処理通知は、産業廃棄物の処理が終了した後、直ちに、当該産業廃棄物を処理した処理業者の通信端末装置2から送信され、直ちに、産業廃棄物処理管理装置1によって受信されるものである。すなわち、処理通知の受信により、産業廃棄物の処理状況をリアルタイムで把握することができることとなる。
さらに、未回収のマニフェスト伝票があると判断した場合には、その判断結果を、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行して作成した処理フローチャートに反映することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物の排出から最終処理までの流れの中で、視覚的に、分かりやすく、未回収のマニフェスト伝票があることを認識することができ、当該未回収のマニフェスト伝票に対して、さらに、その後の産業廃棄物の処理に対して、すばやく、的確に、対応することができることとなる。
CPU11が、不適正処理業者検索プログラム164を実行すると、処理業者情報と、不適正処理業者情報とだけで、複数の処理業者の中から、不適正な処理業者を見つけ出し、当該見つけ出した不適正処理業者をオペレータに知らせるために、当該不適正処理業者に関する情報を出力することができる。
すなわち、産業廃棄物は、適正な処理業者によって、処理されることが義務付けられているので、不適正処理業者に関する情報を出力して、オペレータに不適正処理業者を知らせることによって、オペレータに対して、例えば、不適正処理業者に産業廃棄物の処理を委託しないように注意喚起させること、不適正処理業者に警告を出すようにさせることができる。
また、不適正な処理業者に関する情報だけでなく、適正な処理業者に関する情報も出力することができる。さらに、オペレータが両者を識別できるような状態で出力することができるので、適正な処理業者と不適正な処理業者との選別が一目瞭然となる。これにより、産業廃棄物の処理を行う処理業者に関する情報を、オペレータにより的確に知らせることができることとなる。
さらに、産業廃棄物を不適正に処理したことがある処理業者、委託契約の期限日が近づいている処理業者、許認可期限日が近づいている処理業者といったように、不適正処理業者を種類別に抽出することができ、そして、当該種類別に不適正処理業者に関する情報をオペレータに知らせることができる。これにより、オペレータは、当該不適正処理業者に対して、適時に適切な対処をすることができることとなる。特に、オペレータは、委託契約の期限日や許認可期限日が近づいている処理業者に対して、例えば、当該契約や当該許認可を更新するよう忠告することができることとなる。結果として、産業廃棄物が不適正な処理業者に処理されることを未然に防ぐことができることとなる。
そして、処理フローチャートに挙がった、産業廃棄物の処理を行う予定のある予定処理業者の中に不適正処理業者がいると判断した場合には、その判断結果を、処理フローチャート作成・出力プログラム162を実行して作成した処理フローチャートに反映することができる。これにより、オペレータは、産業廃棄物の排出から最終処理までの流れの中で、視覚的に、分かりやすく、不適正処理業者の存在を認識することができ、当該不適正処理業者に対して、さらに、その後の産業廃棄物の処理に対して、すばやく、的確に、対応することができることとなる。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではない。
本発明においては、産業廃棄物にマニフェスト伝票を付与することとしたが、処理通知、又は電子マニフェストを、マニフェスト伝票の代用として使用しても良い。
また、管理装置1の所有者を、排出事業者Aとしたが、所有者は、産業廃棄物の処理の管理が行えるのであれば、特に制限はなく、例えば、管理会社などでも良い。
一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161と、処理フローチャート作成・出力プログラム162とは、連動していなくても良い。すなわち、一次処理業者候補リストを作成した後、処理フローチャートを作成しなくても良い。また、一次処理業者候補リストが作成されなくても、処理フローチャートを作成することができるようにしても良い。この場合、オペレータの入力部13の操作などによって、直接、一次処理業者を識別するための情報、例えば、業者コードなどを入力する必要があり、さらに、当該業者コードの一次処理業者に関する情報が、処理業者データベース152に記憶されている必要がある。
また、CPU11が、一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム161を実行することによって取得する一次処理業者の候補は、一次収集運搬業者Cの候補のみ又は一次処分業者Dの候補のみでも良い。
不適正処理業者の検索に、検索条件を定めても良い。具体的には、例えば、許認可期限日の10日前となるよう許認可基準日を設定すると共に、許認可期限日の5日前となるよう第2の許認可基準日を設定して、許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリストを出力する際、又は、許可期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートを出力する際に、許認可基準日によって検索された処理業者に関する情報(業者名など)と、第2の許認可基準日によって検索された処理業者に関する情報(業者名など)とを識別することができるよう、両者の情報にそれぞれ異なった色を付けるなどして、すなわち、例えば、許認可基準日によって検索された処理業者の業者名には黄色を、第2の許認可基準日によって検索された処理業者の業者名には赤色を付けるなどして、表示するようにしても良い。
同様にして、委託契約の契約基準日に加えて、第2の契約基準日を設定しても良い。そして、委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリストや、委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャートなどにおいても、契約基準日によって検索された委託期限情報(委託契約の期限など)と、第2の契約基準日によって検索された委託期限情報(委託契約の期限など)とを識別することができるよう、両者の情報にそれぞれ異なった色を付けるなどして、表示するようにしても良い。
また、不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリストや、不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成した処理フローチャートなどにおいても、処理業者が行った不適正な処理の種類によって、当該処理業者に関する情報(業者名など)を色分けして表示するようにしても良い。さらには、マニフェストの管理においても、マニフェスト伝票の回収基準日に加えて、第2の回収基準日を設定しても良いし、処理通知受信日から設定される日数に加えて、第2の日数を設定しても良い。
また、検索の範囲を変えることができるようにしても良い。具体的には、例えば、現在行っているプロジェクトの範囲と、これまでに行ったプロジェクトも含めた範囲とに分けて、それぞれの範囲内で不適正処理業者の検索を行えるようにしても良い。当該検索の範囲は、この限りではなく、例えば、地域などが挙げられる。
処理通知受信日や、マニフェスト伝票の回収日などを、処理フローチャートに反映できるようにしても良い。すなわち、実績としての処理フローチャートを作成するようにしても良い。具体的には、例えば、処理通知を受信したこと、マニフェスト伝票を回収したことを、オペレータが認識することができるよう、処理フローチャート中の該当するボックスに受信日や回収日を表示するようにする、該当するボックスに色を付ける、などしても良い。
不適正処理業者検索プログラム164において、許認可期限日や委託契約の契約期限日などを超えたと判断して処理業者に関する情報を抽出した際に、当該処理業者の通信端末装置2や、当該処理業者が処理する予定のある産業廃棄物を排出する排出現場Bの通信端末装置2に、その旨を知らせるようにしても良い。
通信端末装置2の種類は、通信ネットワークNを介して、管理サーバ1に接続できれば、特に制限はなく、例えば、パソコン、ノートパソコン、PDA、ハンドヘルドコンピュータ、携帯電話機、PHSなどが挙げられる。また、二つ以上の装置を組み合わせて構成されるものとしても良い。
本発明の実施の形態における産業廃棄物処理管理装置によって構成される産業廃棄物処理管理システムの全体構成及び産業廃棄物の処理経路を示す図である。 本発明の実施の形態における産業廃棄物処理管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2に示した産業廃棄物データベースのデータ構造を示す図である。 図2に示した処理業者データベースのデータ構造を示す図である。 図2に示した処理経路データベースのデータ構造を示す図である。 図2に示したマニフェストデータベースのデータ構造を示す図である。 図1に示した排出現場及び処理業者が所有する通信端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 一次処理業者候補リストの作成・出力及び処理フローチャートの作成・出力を説明するためのフローチャートである。 プロジェクト一覧画面を示す図である。 一次処理業者候補リスト画面を示す図である。 処理フローチャート画面を示す図である。 選定機能リスト画面を示す図である。 未回収のマニフェストの抽出処理を説明するためのフローチャートである。 未回収のマニフェストを抽出して作成したリスト画面を示す図である。 マニフェスト管理リスト画面を示す図である。 未回収のマニフェスト、不適正な処理を行った処理業者、委託契約期限切れの処理業者又は許可期限切れの処理業者を抽出して作成した処理フローチャート画面を示す図である。 不適正な処理を行った処理業者の抽出処理を説明するためのフローチャートである。 不適正な処理を行った処理業者を抽出して作成したリスト画面を示す図である。 委託契約期限切れの処理業者の抽出処理を説明するためのフローチャートである。 委託契約期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面を示す図である。 許可期限切れの処理業者の抽出処理を説明するためのフローチャートである。 許可期限切れの処理業者を抽出して作成したリスト画面を示す図である。
符号の説明
1 産業廃棄物処理管理装置
2 通信端末装置
11 CPU(処理業者リスト出力制御手段、処理フローチャート作成手段、出力制御手段、回収基準日判断手段、マニフェスト伝票未回収報知手段、経過判断手段、第2のマニフェスト伝票未回収報知手段、不適正処理業者抽出手段、不適正処理業者判断手段)
12 RAM
13 入力部(一次処理業者選択手段)
14 表示部(出力手段)
15 記憶部
17 プリント出力部(出力手段)
18 通信制御部
100 産業廃棄物処理管理システム
151 産業廃棄物データベース(産業廃棄物情報記憶手段)
152 処理業者データベース(不適正処理業者情報記憶手段、処理業者情報記憶手段)
153 処理経路データベース(処理経路情報記憶手段)
154 マニフェストデータベース(マニフェスト情報記憶手段、回収情報記憶手段、処理通知情報記憶手段、マニフェスト識別情報記憶手段)
161 一次処理業者候補リスト作成・出力プログラム(処理業者リスト出力制御手段)
162 処理フローチャート作成・出力プログラム(処理フローチャート作成手段、出力制御手段)
163 マニフェスト管理プログラム(回収基準日判断手段、マニフェスト伝票未回収報知手段、経過判断手段、第2のマニフェスト伝票未回収報知手段)
164 不適正処理業者検索プログラム(不適正処理業者抽出手段、不適正処理業者判断手段、出力制御手段)

Claims (11)

  1. 産業廃棄物に付与されたマニフェストを識別するためのマニフェスト識別情報と、当該マニフェストの発行日に関する発行日情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト情報記憶手段と、
    前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェスト伝票の回収日を含む回収情報と、を対応付けて記憶する回収情報記憶手段と、
    前記マニフェスト情報記憶手段に記憶されたマニフェストの発行日から設定される当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の所定の回収基準日を経過したか否かを判断する回収基準日判断手段と、
    前記回収基準日判断手段により、前記マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断され、且つ、当該マニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、その旨を報知するマニフェスト伝票未回収報知手段と、
    を備えることを特徴とする産業廃棄物処理管理装置。
  2. ネットワークを介して、前記産業廃棄物の処理を行う処理業者の通信端末装置と接続され、
    前記マニフェスト識別情報と、前記産業廃棄物の処理が終了した際に前記通信端末装置から送信される処理通知の受信日を示す処理通知受信日情報と、を対応付けて記憶する処理通知情報記憶手段と、
    前記処理通知情報記憶手段に記憶された処理通知受信日情報に基づいて、処理通知の受信日から予め設定された日数が経過したか否かを判断する経過判断手段と、
    前記経過判断手段により、処理通知の受信日から予め設定された日数が経過したと判断され、且つ、当該処理通知に対応するマニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、その旨を報知する第2のマニフェスト伝票未回収報知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  3. 産業廃棄物の処理を行う処理業者に関する処理業者情報と、前記処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するための所定の不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する不適正処理業者情報記憶手段と、
    前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された不適正処理業者情報に基づいて、不適正な処理業者の処理業者情報を抽出する不適正処理業者抽出手段と、
    前記不適正処理業者抽出手段により抽出された不適正な処理業者の処理業者情報を出力手段に出力させる出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする産業廃棄物処理管理装置。
  4. 前記出力制御手段は、不適正な処理業者の処理業者情報を、適正な処理業者の処理業者情報と識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項3に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  5. 前記不適正処理業者情報は、産業廃棄物の不適正な処理を行った処理業者であることを示す不適正処理情報を含み、
    前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記不適正処理情報により、不適正な処理を行った処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  6. 前記不適正処理業者情報は、前記処理業者が産業廃棄物を排出する排出事業者と交わした産業廃棄物処理の委託契約の期限日に関する委託期限情報を含み、
    前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記委託期限情報により、委託契約の期限日に基づいて設定された契約基準日を経過した処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  7. 前記不適正処理業者情報は、前記処理業者が産業廃棄物処理を行うことを許可された許認可期限日に関する許認可期限情報を含み、
    前記不適正処理業者抽出手段は、前記不適正処理業者情報記憶手段に記憶された前記不適正処理業者情報中の前記許認可期限情報により、許認可期限日に基づいて設定された許認可基準日を経過した処理業者の処理業者情報を抽出することを特徴とする請求項3又は4に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  8. 産業廃棄物の一次処理を行う処理業者に関する一次処理業者情報と、当該産業廃棄物の一次処理以降の処理を行う処理業者に関する二次以降処理業者情報と、を対応付けて記憶する処理経路情報記憶手段と、
    前記処理経路情報記憶手段に記憶された一次処理業者情報に基づいて、前記一次処理業者情報を選択する一次処理業者選択手段と、
    前記一次処理業者選択手段によって選択された一次処理業者情報に基づいて、前記処理経路情報記憶手段から、前記二次以降処理業者情報を取得し、当該選択された一次処理業者情報と、当該取得された二次以降処理業者情報とを対応付けて処理フローチャートを作成する処理フローチャート作成手段と、
    前記処理フローチャート作成手段により作成された処理フローチャートを出力手段に出力させる出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする産業廃棄物処理管理装置。
  9. 前記選択された一次処理業者情報及び前記取得された二次以降処理業者情報のそれぞれの処理業者情報と、当該それぞれの処理業者情報によって識別された処理業者が処理を行う産業廃棄物に付与されたマニフェストを識別するためのマニフェスト識別情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト識別情報記憶手段と、
    前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェストの発行日に関する発行日情報と、を対応付けて記憶するマニフェスト情報記憶手段と、
    前記マニフェスト識別情報と、当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の回収情報と、を対応付けて記憶する回収情報記憶手段と、
    前記マニフェスト情報記憶手段に記憶されたマニフェストの発行日から設定される当該マニフェストにおけるマニフェスト伝票の所定の回収基準日を経過したか否かを判断する回収基準日判断手段と、を備え、
    前記出力制御手段は、
    前記回収期限日判断手段により、前記マニフェスト伝票の回収基準日を経過したと判断され、且つ当該マニフェスト伝票の回収情報が前記回収情報記憶手段に記憶されていない場合に、前記処理フローチャート中の該当する処理業者が識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項8に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  10. 前記選択された一次処理業者情報及び前記取得された二次以降処理業者情報のそれぞれの処理業者情報と、当該それぞれの処理業者情報によって識別された処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するため不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する不適正処理業者情報記憶手段と、
    産業廃棄物の処理を行う予定の予定処理業者が、不適正処理業者であるか否かを、前記不適正処理業者情報記憶手段から抽出した前記不適正業者情報に基づいて判断する不適正処理業者判断手段と、を備え、
    前記出力制御手段は、
    前記不適正処理業者判断手段により、前記産業廃棄物の処理を行う予定の予定処理業者が、不適正処理業者であると判断された場合に、前記処理フローチャート中の該当する処理業者が識別可能となるように前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項8又は9に記載の産業廃棄物処理管理装置。
  11. 現場から排出される産業廃棄物の品目及び数量を含む産業廃棄物情報を記憶する産業廃棄物情報記憶手段と、
    産業廃棄物を処理する処理業者が処理することのできる産業廃棄物の品目及び数量を含む産業廃棄物処理可能情報を含む処理業者情報と、当該処理業者が不適正な処理業者であるか否かを判断するための不適正処理業者情報と、を対応付けて記憶する処理業者情報記憶手段と、
    前記産業廃棄物情報記憶手段に記憶された前記産業廃棄物情報の産業廃棄物の品目及び数量に基づいて、前記処理業者情報記憶手段に記憶された前記産業廃棄物処理可能情報から、前記産業廃棄物の処理が可能な処理業者の処理業者情報及び当該処理業者の不適正処理業者情報を取得し、当該取得された処理業者情報と不適正処理業者情報とを出力手段にリスト出力させる処理業者リスト出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする産業廃棄物処理管理装置。
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