JP4780060B2 - 廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラム - Google Patents

廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラムに関し、特に廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラムに関するものである。
廃棄物の不法投棄は大きな社会問題となっているところ、廃棄物の不法投棄を未然に防止する施策の1つとして、廃棄物を委託処理する排出事業者の責任を確保するマニフェスト制度(産業廃棄物管理票制度)がある。排出事業者が廃棄物の処理を他人に委託する場合には、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を使用することが、いわゆる廃棄物処理法によって義務づけられている。このマニフェストを作成する廃棄物処理システムとして、排出場所や廃棄物の種類に応じて、収集運搬業者と中間処理業者との組合せからなる処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2802705号公報
上記のような従来の廃棄物処理システムでは、所定の評価基準に適合する業者の組合せから処理ルートは作成されず、評価に対する業者の選定を人為的に行っている。又、廃棄物が中間処理業者に至るまでの処理ルートは作成されているが、廃棄物が最終処分業者に至るまでの処理ルートは作成されていない。よって、排出事業者は、廃棄物が中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの廃棄物のトレーサビリティを容易に行えなかった。更に、中間処理業者については、中間処理業者の保有する中間処理施設にまで細分化して処理ルートが作成されていなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、中間処理業者が保有する中間処理施設にまで細分化された、廃棄物が最終処分業者に至るまでの適正な処理ルートを自動的に作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成し、排出事業者が最終処分業者に至るまでの廃棄物のトレーサビリティを容易に行うことができる廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理システムであって、前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納手段と、前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得手段と、前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出手段と、前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得手段と、前記第1抽出手段によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出手段と、前記第2抽出手段によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて複数の前記処理ルートを作成する処理ルート作成手段と、前記作成された複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択手段と、前記作成された複数の処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成手段とを備えたものである。
請求項2記載の発明は、前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価されたものである。
請求項3記載の発明は、コンピュータを用いて、廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理方法であって、前記コンピュータは、前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納工程と、前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得工程と、前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出工程と、前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得工程と、前記第1抽出工程によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出工程と、前記第2抽出工程によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて複数の前記処理ルートを作成する処理ルート作成工程と、前記作成された処理ルートから複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択工程と、前記作成された複数の処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成工程とを備えたものである。
請求項4記載の発明は、前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価されたものである。
請求項5記載の発明は、廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理プログラムであって、前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納手段、前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得手段、前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出手段、前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得手段と、前記第1抽出手段によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出手段、前記第2抽出手段によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて前記処理ルートを作成する処理ルート作成手段、前記作成された複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択手段、前記作成された処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成手段としてコンピュータを機能させるものである。
請求項6記載の発明は、前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価されたものである。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、所定の入力条件データに適合した施設業者群の組合せからなる、中間処理業者が保有する中間処理施設にまで細分化された廃棄物の処理ルートが作成され、その処理ルートに基づいたマニフェストが作成されるため、排出事業者は、廃棄物が最終処分業者に至るまでの廃棄物の適正な処理ルートを選択することができる。又、排出事業者は、選択された処理ルートに基づいて最終処分業者に至るまでの廃棄物のトレーサビリティを容易に行うことができる。また、複数の処理ルートが作成された場合に、自動的に1つの処理ルートが選択されるため、排出事業者は、廃棄物の適正な処理ルートを容易に取得することができる。また、優先させる選択項目を業者格付とすれば、所定の業者格付を有する業者のみの組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が更に適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
請求項2記載の発明は、車両に関する基準に基づいて評価された業者格付を有する業者の組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が車両台数や低公害車両の使用を考慮に入れた適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
請求項3記載の発明は、所定の入力条件データに適合した施設業者群の組合せからなる、中間処理業者が保有する中間処理施設にまで細分化された廃棄物の処理ルートが作成され、その処理ルートに基づいたマニフェストが作成されるため、排出事業者は、廃棄物が最終処分業者に至るまでの廃棄物の適正な処理ルートを選択することができる。又、排出事業者は、選択された処理ルートに基づいて最終処分業者に至るまでの廃棄物のトレーサビリティを容易に行うことができる。また、複数の処理ルートが作成された場合に、自動的に1つの処理ルートが選択されるため、排出事業者は、廃棄物の適正な処理ルートを容易に取得することができる。また、優先させる選択項目を業者格付とすれば、所定の業者格付を有する業者のみの組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が更に適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
請求項4記載の発明は、車両に関する基準に基づいて評価された業者格付を有する業者の組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が車両台数や低公害車両の使用を考慮に入れた適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
請求項5記載の発明は、所定の入力条件データに適合した施設業者群の組合せからなる、中間処理業者が保有する中間処理施設にまで細分化された廃棄物の処理ルートが作成され、その処理ルートに基づいたマニフェストが作成されるため、排出事業者は、廃棄物が最終処分業者に至るまでの廃棄物の適正な処理ルートを選択することができる。又、排出事業者は、選択された処理ルートに基づいて最終処分業者に至るまでの廃棄物のトレーサビリティを容易に行うことができる。また、複数の処理ルートが作成された場合に、自動的に1つの処理ルートが選択されるため、排出事業者は、廃棄物の適正な処理ルートを容易に取得することができる。また、優先させる選択項目を業者格付とすれば、所定の業者格付を有する業者のみの組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が更に適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
請求項6記載の発明は、車両に関する基準に基づいて評価された業者格付を有する業者の組合せからなる、収集運搬業者を含めた処理ルートが作成されるため、排出事業者が車両台数や低公害車両の使用を考慮に入れた適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。
次に、発明の実施の形態について、図を用いて説明する。まず、廃棄物処理管理システムで作成される廃棄物の処理ルートの概略構成について説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムで作成される廃棄物の処理ルートの概略構成を示した図である。
図1を参照して、建設業者等の排出事業者10の工事現場から発生した廃棄物15は、第1収集運搬業者11により中間処理業者12が保有する中間処理施設19に運搬される。次に、中間処理された廃棄物15は、第2収集運搬業者13をにより最終処分業者14の最終処分場に運搬される。上記廃棄物15には、廃プラスチック類、木くず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、建設汚泥等の種類がある。中間処理業者12が保有する中間処理施設19には、破砕施設16、圧縮施設17、溶融施設18等の種類がある。工事現場から発生した廃棄物15は、廃棄物15の種類に応じて適した中間処理施設19に運搬される。最終処分業者14で行われる2次処理方法には、素材再生、燃料化、安定型埋立て、管理型埋立て等の種類がある。中間処理された廃棄物15は、その中間処理を行った中間処理施設19から、2次処理方法に応じて最終処分業者14の適した最終処分場に運搬される。廃棄物15の処理ルートは、中間処理業者12が保有する中間処理施設19にまで細分化されている。したがって、同一の排出場所から発生した廃棄物15であって、同一の中間処理業者12で中間処理可能であっても、廃棄物15の種類と中間処理施設19の種類とに応じて複数の中間処理業者12へ運搬される場合もある。
上記廃棄物15の処理ルートを構成する中間処理業者12及び最終処分業者14は、廃棄物15の種類、中間処理施設19の種類、2次処理方法に応じた処理を行うことができる中間処理業者12及び最終処分業者14に限定される。一方、第1収集運搬業者11及び第2収集運搬業者13は、許可を受けた行政地区内においてのみ廃棄物15の積み下ろしが可能である。したがって、廃棄物15の排出場所、中間処理施設19の場所及び最終処分場の場所に限定される。又、各収集運搬業者が全ての種類の廃棄物15を運搬することができるとは限らず、廃棄物15の種類によっても収集運搬業者は限定される。第1収集運搬業者11、第2収集運搬業者13及び最終処分業者14は、廃棄物15の種類、中間処理施設19の種類、2次処理方法、廃棄物15の排出場所、中間処理施設19の場所、最終処分場の場所に応じて、中間処理施設19毎に中間処理施設19に関連づけされている。中間処理施設19と上記中間処理施設19に関連づけされた最終処分業者14、第1収集運搬業者11及び第2収集運搬業者13とからなる施設業者群の中から施設及び業者を組み合わせて廃棄物15の処理ルートが作成される。
排出事業者10は、他人である第1収集運搬業者11、第2収集運搬業者13、中間処理業者12、最終処分業者14に委託して、上記のような廃棄物15の処理ルートを通じて、建設現場から発生した廃棄物15を処理する。ここで、排出事業者10が廃棄物15の処理を他人に委託する場合には、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を使用することが、いわゆる廃棄物処理法によって義務づけられている。又、このマニフェストを使用して、建設現場から発生する廃棄物15の処理委託を管理する。マニフェストは、図1で示したように、排出事業者10から中間処理業者12までの廃棄物15の流れを管理する1次マニフェストと、中間処理業者12から最終処分業者14までの廃棄物15の流れを管理する2次マニフェストとに区分されている。又、マニフェストには、複写式伝票からなる紙マニフェストと、紙マニフェストに代えてネットワークを使用してコンピュータ管理する電子マニフェストがある。
次に、廃棄物処理管理システムに使用されるコンピュータの概略構成について説明する。
図2はこの発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムに使用されるコンピュータの概略構成を示したブロック図である。
図2を参照して、コンピュータ20は、記憶部21と、制御部22と、キーボード等の入力部23と、ディスプレイ等の表示部24と、プリンター等の印字部25とから構成されている。記憶部21には、後述する、初期設定データ、施設業者群の評価値データ、入力条件データ、この廃棄物処理管理システムで作成される廃棄物15の優先処理ルート、選択処理ルート、その選択処理ルートから作成されるマニフェストが格納される。制御部22では、後述する、基本項目や優先される選択項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群を抽出したり、その抽出された施設業者群を組み合わせて廃棄物15の優先処理ルートを作成したり、複数作成された廃棄物15の優先処理ルートの中から1つの処理ルートを選択したり、選択処理ルートに基づいてマニフェストを作成したりする。基本項目や選択項目に対する入力条件データ等の記憶部21への入力は、入力部23から制御部22に対してデータ入力信号を送り出すことによって行われる。表示部24には、入力作業時の入力条件データや、この廃棄物処理管理システムで作成された廃棄物15の優先処理ルートや選択処理ルートに基づいて作成されたマニフェスト等が表示される。印字部25には、制御部22から所定の印刷指令信号が送り出され、印字部25においてこの廃棄物処理管理システムで作成されたマニフェスト等が印刷される。尚、コンピュータ20は、排出事業者10が所有する。
次に、廃棄物処理管理システムにおいて廃棄物15の処理ルートが作成され、作成された処理ルートに基づいてマニフェストが作成されるまでの具体的内容について説明する。
図3は、この発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムの具体的内容を示したフローチャートであり、図4は、図3に続くフローチャートである。図5は、図3のステップS100で設定される基本項目及び選択項目の具体的内容の一例を示した図であり、図6は、図3のステップS101で格納される施設業者群の評価値データの具体的内容の一例を示した図である。
図3を参照して、この発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システム(以下「システム」と称する)の初期設定として、排出事業者10の入力部23からの入力によって、基本項目及び選択項目の種類が設定され、各々の項目に対する入力条件が設定される。すると、システムは制御部22を介して記憶部21にそれらを初期設定データとして格納する(S100)。次に、排出事業者10が取引きしている施設業者群の各々について、ステップS100で記憶部21に格納された各々の項目に対する施設業者群の評価値データが入力される。すると、システムは、評価値データ格納手段により、制御部22を介して記憶部21にそれらの評価値データを格納する(S101)。次に、排出事業者10は、廃棄物15の排出場所や廃棄物15の種類等必然的に決定する条件を始めとして、破砕・圧縮等の中間処理施設19の種類、即ち中間処理施設19における処分方法や業者格付等の希望する条件を入力部23から入力する(S102)。又、設定された選択項目のうち、廃棄物15の処理ルートを作成するにあたって、優先させたい選択項目を選択して入力部23から入力する(S102)。次に、システムは、入力条件データ取得手段により、ステップS102で入力された入力条件データを制御部22に取得する(S103)。次に、システムは、第1抽出手段により、ステップS101で入力された施設業者群の中から、ステップS103で取得した入力条件データのうち、基本項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群を抽出する(S104)。次に、システムは、優先項目取得手段により、ステップS102で選択された優先される選択項目を制御部22に取得する(S105)。次に、システムは、第2抽出手段により、ステップS104で抽出された施設業者群の中から、ステップS105で取得した優先される選択項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群を抽出する(S106)。次に、システムはステップS106で抽出された施設業者群を組み合わせて廃棄物15の処理ルートを作成することが可能であれば(S107でYes)、処理ルート作成手段により、制御部22において優先処理ルートを作成する(S108)。優先処理ルートは、ステップS106で抽出された施設業者群を組み合わせて作成される廃棄物の処理ルートである。一方、例えば中間処理施設19のみが排出事業者10に入力された入力条件データに適合しなかったり、優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群が存在しなかったりして、施設業者群を組み合わせて廃棄物15の処理ルートを作成することが不可能であれば(S107でNo)、再びステップS102に戻って、排出事業者10は所定の条件を入力し直すこととなる(S102〜S106)。
図4を参照して、システムは、ステップS108で作成された優先処理ルートを記憶部21に格納する(S109)。尚、ステップS108で作成される優先処理ルートは、ステップS106で抽出される施設業者群の組合せの数によって、複数の場合もあれば単数の場合もある。次に、システムがステップS108で優先処理ルートを複数作成した場合に、システムがその中から1つの優先処理ルートを自動的に選択する設定になっていれば(S110でY)、システムは、処理ルート選択手段により、1つの優先処理ルートを自動的に選択し(S111)、その優先処理ルートを選択処理ルートとして、記憶部21に格納する(S112)。システムがステップS108で優先処理ルートを1つしか作成していなければ、その優先処理ルートを選択処理ルートとして、記憶部21に格納する(S112)。ステップS111でシステムが1つの優先処理ルートを自動的に選択するにあたっては、例えば評価値データの最も高い、あるいは業者格付の最も高い施設業者群の組合せからなる優先処理ルートを自動的に選択する。
一方、システムがステップS108で優先処理ルートを複数作成した場合に、システムがその中から1つの優先処理ルートを自動的に選択する設定になっていなければ(S110でN)、システムは上記複数作成された優先処理ルートを、制御部22を介して表示部24に表示することによって出力する(S117)。そして、排出事業者10は表示部24に表示された上記複数作成された優先処理ルートの中から、希望する1つの優先処理ルートを入力部23から手動で選択する(S118)。そして、自動選択の場合(S110でY)と同様にステップS118で排出事業者10が選択した1つの優先処理ルートを選択処理ルートとして、記憶部21に格納する(S112)。選択処理ルートは、ステップ111及びステップ118で選択される廃棄物の1つの処理ルートである。
次に、システムはステップS112で記憶部21に格納した選択処理ルートを、制御部22を介して例えば表示部24に表示することによって出力する(S113)。ここで、排出事業者10は、このシステムで作成された所定の入力条件データに適合した施設業者群の組合せからなる、中間処理業者12の保有する中間処理施設19にまで細分化された廃棄物15の処理ルートを表示部24で確認することができる。尚、ステップS112で記憶部21に格納した選択処理ルートを、必要に応じて、制御部22から印字部25を介して印刷して出力してもよい。次に、システムは、マニフェスト作成手段により、ステップS112で記憶部21に格納した選択処理ルートに基づいて、建設現場から発生する廃棄物15の処理委託を管理するマニフェストを制御部22において作成し(S114)、記憶部21に格納する(S115)。次に、システムはステップS115で記憶部21に格納したマニフェストを、制御部22を介して例えば表示部24に表示することによって出力する(S116)。尚、ステップS115で記憶部21に格納したマニフェストを、必要に応じて、制御部22から印字部25を介して印刷して出力してもよい。ステップS114で作成されるマニフェストは、排出事業者10から中間処理業者12までの廃棄物15の流れを管理する1次マニフェストと、中間処理業者12から最終処分業者14までの廃棄物15の流れを管理する2次マニフェストとの双方である。又、このシステムで作成されたマニフェストは、コンピュータ20上で使用すれば、電子マニフェストとして使用することができ、印字部25を介して印刷して出力すれば紙マニフェストとして使用することができる。
尚、廃棄物処理管理方法は、上述したフローチャートの各手段を工程として備えたコンピュータ20を用いて実施される。廃棄物処理管理プログラムは、上述したフローチャートの各手段をコンピュータ20に機能させるものである。
次に、図3のステップS100で設定される基本項目及び選択項目の具体的内容の一例について説明する。
図5を参照して、表30には図3のステップS100で設定される基本項目の種類と入力条件の一例が示されている。基本項目の種類は、例えば、排出場所、廃棄物種類、廃棄物排出量、処分方法(中間処理施設)、2次処理方法、CO2排出量である。排出場所は、排出事業者10の工事現場であり、排出場所の入力条件は、都道府県及び市の名称を選択させる。選択された都道府県及び市の名称と都道府県知事等の許可地域を対応させて、対象となる許可地域を選択させる。廃棄物種類は、廃プラスチック類、木くず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず等の廃棄物15の種類であり、廃棄物種類の入力条件は、予め設定した廃棄物種類の中から、上記工事現場から発生した廃棄物15を選択させる。廃棄物排出量は、上記工事現場から発生する廃棄物15の予定量であり、中間処理施設19の処理能力を確認する。廃棄物排出量の入力条件は、廃棄物15の重量が何トンであるかを入力させる。処分方法は、廃棄物15の種類に応じた中間処理方法であり、中間処理施設19の種類である。処分方法の入力条件は、所定の廃棄物15について所定の処分方法を行うように内容を指定させる。あるいは、指定なしを選択させる。2次処理方法は、中間処理された廃棄物15の最終処分方法であり、最終処分業者14の種類となる。2次処理方法の入力条件は、中間処理された所定の廃棄物15について所定の最終処分方法を行うように内容を指定させる。あるいは、指定なしを選択させる。CO2排出量は、上記工事現場から発生する廃棄物15の処理に係るCO2排出量であり、CO2排出量の入力条件は、相対比較選定又は指定なしを選択させる。この相対比較選定では、作成される処理ルート毎に相対比較しCO2排出量の少ない順に処理ルートを選定する。
表31には図3のステップS100で設定される選択項目の種類と入力条件の一例が示されている。選択項目の種類は、リサイクル割合、処理料金、業者格付である。リサイクル割合は、作成される処理ルート毎の上記工事現場から排出される廃棄物15全体に対するリサイクル割合であり、リサイクル割合の入力条件は100%・100〜90%・90〜70%・70〜50%・50%〜から選択させる。あるいは、相対比較選定を選択させる。この相対比較選定では、作成される処理ルート毎に相対比較しリサイクル割合の高い順に処理ルートを選定する。処理料金は、作成される処理ルート毎の廃棄物15の最終処分に至るまでの処理料金であり、処理料金の入力条件は、1トン当たりの処理料金について所定の金額以上の処理ルートを選定又は所定の金額以下の処理ルートを選定を選択させる。業者格付は、中間処理業者12、最終処分業者14、第1収集運搬業者11及び第2収集運搬業者13の各々を所定の基準に基づいて評価して設定された格付であり、評価の高い順にAから始まって、B、C、D、Eといったように格付される。中間処理業者12を評価する基準としては、例えば、受入れ可能な廃棄物15の種類、中間処理施設19の種類、1日の処理能力等が挙げられる。最終処分業者14を評価する基準としては、受入れ可能な廃棄物15の種類、最終処分方法の種類、最終処分施設の状況等が挙げられる。第1収集運搬業者11及び第2収集運搬業者13を評価する基準としては、例えば、届出車両台数、運用車両台数、下請車両の有無、低公害者等車両登録数等が挙げられる。業者格付の入力条件は、ランクB以下排除・ランクC以下排除・ランクD以下排除を選定させる。あるいは、相対比較選定を選択させる。この相対比較選定では、作成される処理ルート毎に相対比較し、処理ルートを構成する業者の格付の高い順に処理ルートを選定する。
表32には、図3のステップS102で優先させる選択項目についての入力条件の一例が示されている。優先させる選択項目は、上述した選択項目の種類から選定される。優先させる選択項目の入力条件は、リサイクル割合・処理料金・業者格付から選択させる。尚、優先させる選択項目は、1つに限らず複数選択させてもよい。
次に、ステップS101で格納される施設業者群の評価値データの具体的内容の一例について説明する。
図6を参照して、上述した基本項目及び選択項目の種類と、施設業者群とが横軸に並んでいる。それらの項目の下に評価値データが示されている。例えば、中間処理業者12のX社をみる。中間処理業者12のX社は、業者格付Aランクの業者であり、廃棄物15の排出場所がS県及びT市である場合に対応している。廃棄物種類として、1つには廃プラスチック類を処理可能であり、廃プラスチック類の処分方法として、破砕・圧縮・溶融のいずれかが可能である。即ち、中間処理業者12のX社は中間処理施設19として破砕施設16・圧縮施設17・溶融施設18を保有している。それらの中間処理施設19毎に処理能力が示されている。X社の上記破砕施設16についてみると、2次処理方法として、素材再生・燃料化・安定型埋立てが示されている。その2次処理方法の各々について、リサイクル割合・CO2排出量・処理料金・最終処分業者14とその業者格付が示されている。2次処理方法が素材再生であれば、最終処分業者14は業者格付がAランクであるL社となり、2次処理方法が燃料化であれば、最終処分業者14は業者格付がCランクであるM社となり、2次処理方法が安定型埋立てであれば、最終処分業者14は業者格付がBランクであるN社となる。例えば、X社の中間処理施設19の破砕施設16で中間処理を行い、中間処理された廃棄物15を素材再生する場合は最終処分業者14がL社となって、最終処分業者14は中間処理施設19に関連づけされている。又、S県及びT市にある廃棄物15の排出場所から中間処理業者12のX社が保有する中間処理施設19である破砕施設16まで廃プラスチック類を運搬することができる、業者格付がAランクの第1収集運搬業者11のP社が示されている。更に、例えば、2次処理方法が素材再生の場合に、上記破砕施設16から最終処分業者14のL社まで廃プラスチック類を運搬することができる、業者格付がAランクの第2収集運搬業者13のQ社が示されている。即ち、最終処分業者14、第1収集運搬業者11及び第2収集運搬業者13の各々は、中間処理施設19に関連づけされている。
次に、上述した基本項目、選択項目及び施設業者群の評価値データに基づいてシステムが作成するマニフェストの具体例について説明する。
図3に戻って、システムは、上述した基本項目、選択項目及び施設業者群の評価値データを制御部22を介して記憶部21に格納する(S100、S101)。排出事業者10は、排出場所をS県、廃棄物種類を廃プラスチック類、処分方法を破砕、業者格付をランクC以下排除、優先させる選択項目を業者格付とした条件を入力部23から入力する(S102)。システムはステップS102で入力された上記入力条件データを制御部22に取得する(S103)。次に、システムは基本項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群として、中間処理業者12のX社・Y社、最終処分業者14のL社・M社・N社、第1収集運搬業者11のP社、第2収集運搬業者13のQ社・R社を抽出する(S104)。次に、システムはステップS102で選択された優先される選択項目として業者格付を制御部22に取得する(S105)。次に、システムはステップS104で抽出された施設業者群の中から、ステップS105で取得した優先される選択項目である業者格付のランクC以下排除に適合する施設業者群として、中間処理業者12のX社・Y社、最終処分業者14のL社・N社、第1収集運搬業者11のP社、第2収集運搬業者13のQ社・R社を抽出する(S106)。次に、システムはステップS106で抽出された施設業者群を組み合わせて廃棄物15の優先処理ルートを作成する(S107でYes、S108)。具体的には、第1収集運搬業者11−中間処理業者12−第2収集運搬業者13−最終処分業者14の組合せが、P社−X社−Q社−L社、P社−X社−Q社−N社、P社−Y社−R社−L社、P社−Y社−R社−N社となる4つの優先処理ルートを作成する。
再び図4を参照して、システムは、ステップS108で作成された4つの優先処理ルートを記憶部21に格納する(S109)。次に、システムがその中から業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの優先処理ルートを自動的に選択する設定になっていれば(S110でY)、システムはP社−X社−Q社−L社の業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの優先処理ルートを自動的に選択する(S111)。そして、その優先処理ルートを選択処理ルートとして、記憶部21に格納する(S112)。次に、システムは、P社−X社−Q社−L社の組合せからなる選択処理ルートを出力し(S113)、その選択処理ルートに基づいてマニフェストを制御部22において作成し(S114)、記憶部21に格納し(S115)、出力する(S116)。このようにして、P社−X社−Q社−L社の組合せからなる廃棄物15の処理ルートに基づくマニフェストがシステムによって自動的に作成される。
以上から、排出事業者10が上述したシステムを使用すると、所定の入力条件データに適合した施設業者群の組合せからなる、中間処理業者12が保有する中間処理施設19にまで細分化された廃棄物15の処理ルートが自動的に作成され、その処理ルートに基づいたマニフェストが自動的に作成される。そのため、排出事業者10は、その能力に関わらず、廃棄物15が最終処分業者14に至るまでの廃棄物15の適正な処理ルートを選択することができる。又、排出事業者10は、選択された処理ルートに基づいて、排出場所から中間処分業者12の保有す中間処理施設19を介して最終処分業者14に至るまでの廃棄物15のトレーサビリティを容易に行うことができる。
又、上述したシステムにおいて複数の処理ルートが作成された場合に、1つの処理ルートが自動的に選択される設定にしておけば、排出事業者10は、廃棄物15の適正な1つの処理ルートを容易に取得することができる。又、優先させる選択項目を業者格付とすれば、所定の業者格付を有する業者のみの組合せからなる処理ルートが作成されるため、排出事業者10は更に適正な廃棄物の処理ルートを選択することができる。又、上述したシステムによれば、中間処理施設19及び2次処理方法に関連づけてCO2排出量が評価値データとして記憶部21に格納されているため、廃棄物の処理ルート毎にCO2排出量を算出することができると共に、CO2排出量の少ない処理ルートを選択することができる。又、リサイクル割合が評価値データとして記憶部21に格納されているため、リサイクル割合の高い処理ルートを選択することができ、リサイクル割合100%の処理ルートを選択すれば、新築工事や解体工事のゼロエミッションが可能となる。
尚、上記の実施の形態では、基本項目、選択項目及び施設業者群の評価値データの具体的内容の一例が示されているが、示された具体的内容に限定されるものではない。
又、上記の実施の形態では、基本項目に入力された入力条件データに適合する施設業者群を抽出(S104)した後に、選択項目のうち優先させる選択項目を取得(S105)しているが、ステップS105はステップS104の前でもよい。又、ステップS103と同時でもよい。
この発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムで作成される廃棄物の処理ルートの概略構成を示した図である。 この発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムに使用されるコンピュータの概略構成を示したブロック図である。 この発明の第1の実施の形態による廃棄物処理管理システムの具体的内容を示したフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 図3のステップS100で設定される基本項目及び選択項目の具体的内容の一例を示した図である。 図3のステップS101で格納される施設業者群の評価値データの具体的内容の一例を示した図である。
10 排出事業者
11 第1収集運搬業者
12 中間処理業者
13 第2収集運搬業者
14 最終処分業者
15 廃棄物
19 中間処理施設

Claims (6)

  1. 廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理システムであって、
    前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納手段と、
    前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得手段と、
    前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出手段と、
    前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得手段と、
    前記第1抽出手段によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出手段と、
    前記第2抽出手段によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて複数の前記処理ルートを作成する処理ルート作成手段と、
    前記作成された複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択手段と、
    前記作成された複数の処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成手段とを備えた、廃棄物処理管理システム。
  2. 前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価された、請求項1に記載の廃棄物処理管理システム。
  3. コンピュータを用いて、廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理方法であって、
    前記コンピュータは、前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納工程と、
    前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得工程と、
    前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出工程と、
    前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得工程と、
    前記第1抽出工程によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出工程と、
    前記第2抽出工程によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて複数の前記処理ルートを作成する処理ルート作成工程と、
    前記作成された処理ルートから複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択工程と、
    前記作成された複数の処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成工程とを備えた、廃棄物処理管理方法。
  4. 前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価された、請求項3に記載の廃棄物処理管理方法。
  5. 廃棄物が排出事業者から中間処理業者を介して最終処分業者に至るまでの処理ルートを作成し、その処理ルートに基づいてマニフェストを作成する廃棄物処理管理プログラムであって、
    前記中間処理業者が保有する中間処理施設と、前記中間処理施設に関連づけされた前記最終処分業者と、前記廃棄物をその排出場所から前記中間処理施設まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第1収集運搬業者と、前記廃棄物を前記中間処理施設から前記最終処分業者まで運搬する、前記中間処理施設に関連づけされた第2収集運搬業者とを含む施設業者群について、設定された排出場所及び廃棄物種類を含む基本項目及び業者格付を含む選択項目に対する評価値データを格納する評価値データ格納手段、
    前記基本項目及び前記選択項目に入力された入力条件データを取得する入力条件データ取得手段、
    前記格納された評価値データと比較して前記基本項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第1抽出手段、
    前記選択項目のうち優先させる選択項目を取得する優先項目取得手段と、
    前記第1抽出手段によって抽出された前記施設業者群から、前記取得された優先させる選択項目の評価値データと比較して前記取得された優先させる選択項目に入力された入力条件データに適合する前記施設業者群を抽出する第2抽出手段、
    前記第2抽出手段によって抽出された前記施設業者群を組み合わせて前記処理ルートを作成する処理ルート作成手段、
    前記作成された複数の処理ルートから前記業者格付の最も高い業者の組合せからなる1つの処理ルートを選択する処理ルート選択手段、
    前記作成された処理ルートから選択された1つの処理ルートに基づいて前記マニフェストを作成するマニフェスト作成手段としてコンピュータを機能させる廃棄物処理管理プログラム。
  6. 前記業者格付は、届出車両台数、運用車両台数、廃棄物処理車両の有無、車種、及び、低公害車両登録数を含む所定の基準に基づいて評価された、請求項5に記載の廃棄物処理管理プログラム。
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