JP2802705B2 - 建設廃棄物処理システム - Google Patents

建設廃棄物処理システム

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JP2802705B2 JP22067092A JP22067092A JP2802705B2 JP 2802705 B2 JP2802705 B2 JP 2802705B2 JP 22067092 A JP22067092 A JP 22067092A JP 22067092 A JP22067092 A JP 22067092A JP 2802705 B2 JP2802705 B2 JP 2802705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設廃棄物処理システ
ムに係り、詳しくは、建設事業者が責任を負う複数種の
廃棄物の処理を、迅速且つ適切に収集運搬業者及び処分
業者に委託するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、廃棄物処理法によれば、
発生形態や性状等の相違から、廃棄物を一般廃棄物と産
業廃棄物との2つに大別しており、この両者は排出後の
処理責任や処理基準が異なっている。そして、産業廃棄
物の処理は、当該廃棄物を発生した事業者つまり排出事
業者が責任を負うことになっている。従って、家屋等の
建造物の新築,解体,或いは増改築を行う建設事業者
は、産業廃棄物の一種である建設廃棄物の処理責任を負
うことになる。この建設廃棄物を大別すれば、汚でい
と、廃プラスチック類と、木くずと、金属くずと、ガラ
ス及び陶磁器くずと、コンクリート破片等と、の6種類
に区分される。
【0003】一方、上記の建設廃棄物を発生させた建設
事業者は、これらの処理を自ら行うことに代えて、専門
の許可業者にその処理を委託するのが通例となっている
が、この専門の許可業者は、収集運搬業者と処分業者と
に区分され、更に、処分業者は、中間処理業者と最終処
分業者とに区分される。
【0004】そして、前記収集運搬業者は、工事現場で
発生した建設廃棄物を収集して処分場まで運搬するため
の役割を担っており、処分場において処分業者(中間処
理業者又は最終処分業者)に建設廃棄物を受け渡した時
点でその任務を終了する。この収集運搬業者は、許可を
受けた行政地区内においてのみ建設廃棄物の積み降ろし
が可能であるため、工事現場と処分場とが異なる行政地
区に存在している場合には、その両方の行政地区の許可
が必要となる。また、収集運搬業者はその全ての者が、
上記列挙した6種類の全ての建設廃棄物を処理できると
は限らず、収集運搬業者の別異に応じて、処理できる建
設廃棄物の種類が異なっている。
【0005】一方、前記処分業者は、運搬されてきた建
設廃棄物に対して機械的処理や化学的処理或いは焼却等
を施して処分する役割を担っており、この処分業者が処
理を行うための処分施設は決まっており、また上記列挙
した6種類の建設廃棄物のうちの処理可能な種別も決ま
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新築、解
体、或いは増改築等の工事を行った建設事業者は、現場
で発生した建設廃棄物の処理を収集運搬業者及び処分業
者に委託するに際して、効率良く廃棄物処理を行う上
で、多数存在している各業者の中から、いかなる収集運
搬業者といかなる処分業者とを選択して組み合わせれば
最適であるかが問題となる。
【0007】すなわち、建設事業者は、工事現場の所在
地において廃棄物の収集が可能であって処分場の所在地
まで廃棄物を運搬することが可能な収集運搬業者を選択
せねばならず、而も、この選択される収集運搬業者は、
工事現場で発生した複数種別の廃棄物を処理できる業者
でなければならず、従って、地域的及び廃棄物の種別的
に大きな制約を受けることになる。そして、収集運搬業
者と処分業者との選択を誤った場合には、工事現場での
廃棄物の収集は可能であっても、処分場までの運搬がで
きなかったり、或いは、廃棄物の中の一又は二の種別の
ものは処理できなかったり等の不具合を招く。
【0008】このため、上記各業者の最も適切な選択的
組合せを行うには、多大な手間と時間を要することにな
り、また、選択した各業者は相互間に密接なつながりを
有していないのが通例であるため、これらの各業者を円
滑に管理することは極めて面倒なものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設廃棄物
処理システムは、上記技術的課題を達成するため、以下
に示すように構成したことを特徴する。すなわち、工事
現場で発生した廃棄物を収集して運搬する複数の収集運
搬業者名と、各収集運搬業者が廃棄物の積み降ろしを行
うことが可能な地区名と、各収集運搬業者が取り扱うこ
とが可能な廃棄物の種別とを電子情報処理組織の記憶部
に記憶させると共に、運搬されてきた廃棄物を処分する
複数の処分業者名と、各処分業者が使用する処分場の所
在地名と、各処分業者が取り扱うことが可能な廃棄物の
種別とを電子情報処理組織の記憶部に記憶させておき、
これらの記憶内容に基づいて、廃棄物の種別の別異にそ
れぞれ応じた収集運搬業者と処分業者との組み合わせか
らなる複数のルートを電子情報処理組織の制御部におい
て作成し、この複数のルートを一群のルート情報として
電子情報処理組織の記憶部に記憶させ、実際に工事現場
で発生した廃棄物を処理する際に、前記ルート情報を電
子情報処理組織の制御部に読み出すと共に、電子情報処
理組織の表示部に表示させ、この表示結果に基づいて、
前記実際に発生した廃棄物の収集運搬が可能な収集運搬
業者とその処分が可能な処分業者とを選定し、この選定
結果を電子情報処理組織の印字部により複数枚つづりの
伝票に印字させる構成としたものである。
【0010】そして好ましくは、収集運搬業者及び/又
は処分業者が取り扱うことが可能な廃棄物の種別を、汚
でいと、廃プラスチック類と、木くずと、金属くずと、
ガラス及び陶磁器くずと、コンクリート破片等との6項
目に区分し、電子情報処理組織の制御部が、この6項目
の中の汚でいを除外した5項目の混合廃棄物を、各収集
運搬業者及び/又は各処分業者が取り扱うことが可能な
廃棄物の一つの種別として判断し、且つ、この5項目の
全てが取り扱い可能であるか否かを、混合廃棄物に関す
るデータとして処理するようにし、伝票には、選定結果
を印字することに加えて、前記6項目の廃棄物の種別欄
及び混合廃棄物の欄を設けると共に建設事業者が行った
工事内容が少なくとも新築、解体、或いは増改築のいず
れであるかを印字するように構成したものである。
【0011】
【作用】上記手段によると、電子情報処理組織の記憶部
に、複数の収集運搬業者名と、これらの業者に対応する
地区名及び取り扱い可能な廃棄物の種別と、複数の処分
業者名と、これらの業者に対応する所在地名及び取り扱
い可能な廃棄物の種別とが全て記憶されているので、当
該電子情報処理組織の制御部においては、実際の工事現
場から処分場に至るまでの間において、地域の別異及び
廃棄物の種別の別異に応じて、収集運搬業者と処分業者
との組合せからなるさまざまなルートの作成が可能にな
る。従って、工事現場で発生した建設廃棄物の処理責任
を負う建設事業者は、廃棄物の処理を委託する際に、上
記のさまざまなルートの中から地域及び廃棄物の種別に
応じて最も適したルートを選定できることになる。そし
て、この選定されたルートは、各業者の許可範囲を超え
ないものであるため、選定された各業者が自己の受け持
つ作業を実行することにより、工事現場で発生した全て
の建設廃棄物が円滑に処分されることになる。更に、上
記の選定結果は、複数枚つづりの伝票に印字されるもの
であるため、この伝票が建設事業者から上記選定された
各業者に順次手渡され、所定の事項が各業者により記載
され且つその一枚が各業者に保管された後、残りの伝票
が再び建設事業者に戻ってくることにより、建設事業者
は上記選定された各業者の管理並びに廃棄物処理作業の
管理を効率良く且つ適切に行えることになる。
【0012】また、工事現場で発生する建設廃棄物の種
類を大別すると、汚でいと、廃プラスチック類と、木く
ずと、金属くずと、ガラス及び陶磁器くずと、コンクリ
ート破片等との6項目に区分できるものであるが、電子
情報処理組織の制御部は、これらの6項目の中の汚でい
を除外した5項目の混合廃棄物を、各収集運搬業者及び
/又は各処分業者が取り扱うことが可能な廃棄物の一つ
の種別として判断するため、この5項目の中の一つのも
の(例えば木くずのみ)でも取り扱いができない場合に
は、その収集運搬業者及び/又は処分業者は、不適当で
あるとして優先的には選定されないことになる。そし
て、伝票には、選定結果を印字することに加えて、前記
6項目の廃棄物の種別欄及び混合廃棄物の欄を設けると
共に建設事業者が行った工事内容が少なくとも新築、解
体、或いは増改築のいずれであるかを印字することによ
り、廃棄物の種別に応じた処理作業の管理が一層効率良
く行えると共に、伝票の流通ミスや記載ミス等が回避さ
れて伝票の管理も好適に行えることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る建設廃棄物処理システム
の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
実施に際して使用される電子情報処理組織1の概略構成
を示すものであり、この電子情報処理組織1は、廃棄物
の排出事業者つまり建設事業者が所有するものである。
同図に示すように、当該電子情報処理組織1は、工事現
場で発生した廃棄物を収集して運搬する収集運搬業者に
関する各種データを記憶する第1記憶部21と、運搬され
てきた廃棄物を処分する処分業者に関する各種データを
記憶する第2記憶部22と、前記第1記憶部21及び第2記
憶部22に記憶されているデータに基づいて作成されたル
ートを記憶する第3記憶部23とを有する。
【0014】前記第1記憶部21に記憶されるデータは、
複数の収集運搬業者の名称と、各収集運搬業者が廃棄物
の積み降ろしを行うことが可能な地区名と、各収集運搬
業者が取り扱うことが可能な廃棄物の種別とである。そ
して、前記地区名は、各収集運搬業者が所定の行政官庁
より許可を受けたものに限られ、許可証によりその証明
がなされたものである。また、前記廃棄物の種別は、汚
でい、廃プラスチック類、木くず、金属くず、ガラス陶
磁器くず、コンクリート破片等、の6項目に区分されて
おり、更に、この6項目の中から汚でいを除外した5項
目を混合廃棄物として追加している。
【0015】前記第2記憶部22に記憶されるデータは、
複数の処分業者の所在地名と、各処分業者が脱水、焼
却、破砕、埋立等を行う処分施設の所在地名と、各処分
業者が取り扱うことが可能な廃棄物の種別とである。そ
して、前記処分施設の所在地名は、各処分業者が所定の
行政官庁より許可を受けたものに限られ、また前記廃棄
物の種別は、上述のものと同様である。
【0016】前記第3記憶部23に記憶されるデータは、
建設事業者から収集運搬業者を経由して処分業者に至る
ルートであって、実際には収集運搬業者と処分業者とを
組み合わせてなる複数のルート情報である。このルート
情報は、建設事業者により作成されるものであるが、そ
の作成手順については後述する。
【0017】一方、前記第1〜第3記憶部21,22,23への
データの入力は、キーボード等の入力部4から制御部3
に対してデータ入力信号を送出することにより行われる
ものであり、この入力作業時には、データの内容がディ
ススプレイ等の表示部5で表示される。また、前記制御
部3からは、プリンター等の印字部6に対して所定の印
刷指令信号が送出されるようになっている。
【0018】図2は、前記電子情報処理組織1に基づい
て伝票を発行するまでの作業手順を示すフローチャート
であって、このフローチャートを大別すると、データ入
力ルーチン7と、ルート作成ルーチン8と、伝票発行ル
ーチン9とに区分される。
【0019】前記データ入力ルーチン7は、建設事業者
が入力部4から第1,第2記憶部21,22 に対して上述の
収集運搬業者と処分業者とに関するデータを入力する手
順を示すものである。
【0020】前記ルート作成ルーチン8においては、先
ず、第1,第2記憶部21,22 からデータを制御部3に読
み出し、この後において、ルートの作成を行う。このル
ートの作成に際しては、収集運搬業者がどのような種別
の廃棄物を取り扱うことが可能であるか及びどのような
地区で作業を行うことが可能であるかを判断基準にする
と共に、処分業者がどのような種別の廃棄物を処理する
ことが可能であるか及び処分施設の所在地を判断基準に
する。
【0021】このルート作成手順の一例を述べると、例
えば、建設事業者が工事を行った現場が大阪府であった
と仮定して、収集運搬業者Aは、大阪府,京都府,奈良
県で許可を受けており且つ全ての種別の廃棄物の取り扱
いが可能な業者であり、処分業者Bは、京都府,奈良県
で許可を受けており且つ全ての種別のうちの木くずのみ
の取り扱いができない業者であり、処分業者Cは、三重
県で許可を受けており且つ全ての種別の廃棄物の取り扱
いが可能な業者であるとする。この場合、収集運搬業者
Aは、現場である大阪府で廃棄物の収集ができ、而も収
集運搬業者Aは、処分業者Bが許可を受けている京都府
及び奈良県への運搬が可能であるため、地域的に見れ
ば、収集運搬業者Aと処分業者Bとのルートを作成でき
る。しかし、このルートでは木くずの取り扱いはできな
い。従って、この場合には、大阪府,京都府,又は奈良
県において木くずの取り扱いが可能な処分業者を探す必
要がある。また、収集運搬業者Aと処分業者Cとの間で
は、Aが三重県で収集運搬を行えないため、ルートを作
成することはできない。この場合には、大阪府及び三重
県において収集運搬を行える収集運搬業者を探すか、或
いは、Aに三重県で収集運搬の許可を受けてもらう必要
がある。
【0022】そして、上記のルート作成に際しては、現
場から排出される廃棄物を全て処理できる収集運搬業者
と処分業者との組み合わせを確立する必要がある。この
場合、工事内容が新築や解体である場合には、現場で発
生する廃棄物の種別は上述の6項目であるが、この中の
特殊廃棄物である汚でいを除外した5項目を混合廃棄物
として1つの種別として扱うようにすると共に、この5
項目の全ての取り扱いが可能である場合に混合廃棄物の
取り扱いが可能であると判断することにより、上記のル
ートの作成が容易に行えるようになる。つまり、混合廃
棄物の取り扱いが可能な業者を優先してルートに組み込
むことにより、1項目ずつの種別についての判断を省略
できることになり、迅速なルートの作成が可能になるの
である。
【0023】そして、作成されたルートは、電子情報処
理組織1の第3記憶部23に記憶されて登録されることに
なり、この後において、前記伝票発行ルーチン9が実行
される。すなわち、伝票発行ルーチン9においては、第
3記憶部23に記憶されている一群のルート情報を制御部
3に読み出し、実際に工事を行った現場から収集運搬業
者を介して処分業者に至るまでの過程を、地域的に及び
廃棄物の種別的に全て満足させるような収集運搬業者と
処分業者とのルートを選定する。この選定は、建設事業
者が電子情報処理組織1の表示部5を視認しながら行
う。そして、ルートが決定した後は、制御部3から印字
部6に印刷指令信号が送出されることにより、所定の事
項が複数枚つづりの伝票に印字される。
【0024】図3は、上記のようにして印字が行われる
伝票10を示すもので、電子情報処理組織1の印字部6に
より印字される内容は、符号X1で示す箇所に排出事業者
(建設事業者) の所在地及び名称、符号X2で示す箇所に
工事現場の所在地及び工事を請け負った業者の名称、符
号X3で示す箇所に廃棄物の種別、符号X4で示す箇所に工
事の種別、符号X5で示す箇所に上記選定されたルートを
構成する収集運搬業者の所在地及び名称、符号X6で示す
箇所に他の収集運搬業者 (存在しない場合もある) の所
在地及び名称、符号X7で示す箇所に上記ルートを構成す
る処分業者の処分施設の所在地及び名称、となる。そし
て、必要に応じて、符号X8で示す箇所に2件目以降の工
事現場の所在地等が印字される。尚、工事種別が新築又
は解体である場合には、廃棄物全体中に占める各種別の
割合が予め予測できるので、上記の符号X3で示す箇所に
は、各種別ごとにその容量(m3)が記載されると共に、
その換算した重量(t)も記載される。
【0025】この場合において、上記の伝票10は、例え
ば図4に示すように5枚つづりとなっており、従って炭
酸紙部分により5枚の伝票の全てに上記と同様の内容が
印字される。そして、この5枚つづりの伝票10は、先ず
排出事業者が1枚目の伝票10a を剥がして保管しておき
4枚つづりとした上で、収集運搬業者(1) に手渡され、
この収集運搬業者(1) が受持ち範囲内の作業を行った後
に2枚目の伝票10b に所定事項を記載し (この場合にも
炭酸紙部分により残りの伝票に同様事項が記載される。
以下においても同様) 、この2枚目の伝票10b を剥がし
て保管した上で、3枚つづりの伝票10を収集運搬業者
(2) に手渡す。そして、収集運搬業者(2) も同様の事を
行った後、3枚目の伝票10c を剥がして保管した上で、
2枚つづりの伝票10を処分業者に手渡し、処分業者も4
枚目の伝票10d について同様の事を行った後、残り1枚
の伝票10e を再び排出事業者の手元に戻す。
【0026】排出事業者は、上記のようにして戻ってき
た伝票10e と、先に保管していた伝票10a とを対比して
観察することにより、廃棄物の処理状況を認識できるこ
とになり、またこのように伝票10を流通させることによ
り、各業者の管理及び伝票の管理を能率良く行えること
になる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に係る建設廃棄物処
理システムによれば、実際の工事現場から処分場に至る
までの間において、地域の別異及び廃棄物の種別の別異
に応じて、収集運搬業者と処分業者との組合せからなる
最適なルートが、電子情報処理組織を利用して作成され
ることになり、従って、工事現場で発生した建設廃棄物
の処理責任を負う建設事業者は、廃棄物の処理を委託す
る際に、迅速且つ容易に最適なルートを選定できること
になる。そして、この選定されたルートは、各業者の許
可範囲を超えないものであるため、選定された各業者が
自己の受け持つ作業を実行することにより、工事現場で
発生した全ての建設廃棄物が円滑に処分されることにな
る。また、上記の選定結果は、複数枚つづりの伝票に印
字されるものであるため、この伝票が建設事業者から上
記選定された各業者に順次手渡され、所定の事項が各業
者により記載され且つその一枚が各業者に保管された
後、残りの伝票が再び建設事業者に戻ってくることによ
り、建設事業者は上記選定された各業者の管理並びに廃
棄物処理作業の管理を効率良く且つ適切に行えることに
なる。
【0028】更に、電子情報処理組織の制御部は、汚で
いと、廃プラスチック類と、木くずと、金属くずと、ガ
ラス及び陶磁器くずと、コンクリート破片等との6項目
の廃棄物の中の汚でいを除外した5項目の混合廃棄物
を、一つの種別として判断するため、各業者が取り扱い
可能な廃棄物の種別を1項目ごとにチェックする必要が
なくなり、ルートの作成が一層迅速化されることにな
る。そして、伝票には、選定結果を印字することに加え
て、前記6項目の廃棄物の種別欄及び混合廃棄物の欄を
設けると共に建設事業者が行った工事内容が少なくとも
新築、解体、或いは増改築のいずれであるかを印字する
ことにより、廃棄物の種別に応じた処理作業の管理が一
層効率良く行えると共に、伝票の流通ミスや記載ミス等
が回避されて伝票の管理の確実化に大きく寄与できるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設廃棄物処理システムに使用さ
れる電子情報処理組織の概略構成を示すブロック線図で
ある。
【図2】本発明に係る建設廃棄物処理システムの作業手
順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る建設廃棄物処理システムに使用さ
れる伝票を示す概略正面図である。
【図4】本発明に係る建設廃棄物処理システムにおける
伝票の流通状態を説明するための分解配列図である。
【符号の説明】
1 電子情報処理組織 3 制御部 4 入力部 5 表示部 6 印字部 10 伝票 10a 伝票 (1枚目の伝票) 10b 伝票 (2枚目の伝票) 10c 伝票 (3枚目の伝票) 10d 伝票 (4枚目の伝票) 10e 伝票 (5枚目の伝票) 21 記憶部 (第1記憶部) 22 記憶部 (第2記憶部) 23 記憶部 (第3記憶部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事現場で発生した廃棄物を収集して運
    搬する複数の収集運搬業者名と、各収集運搬業者が廃棄
    物の積み降ろしを行うことが可能な地区名と、各収集運
    搬業者が取り扱うことが可能な廃棄物の種別とを電子情
    報処理組織の記憶部に記憶させると共に、運搬されてき
    た廃棄物を処分する複数の処分業者名と、各処分業者が
    使用する処分場の所在地名と、各処分業者が取り扱うこ
    とが可能な廃棄物の種別とを電子情報処理組織の記憶部
    に記憶させておき、これらの記憶内容に基づいて、廃棄
    物の種別の別異にそれぞれ応じた収集運搬業者と処分業
    者との組み合わせからなる複数のルートを電子情報処理
    組織の制御部において作成し、この複数のルートを一群
    のルート情報として電子情報処理組織の記憶部に記憶さ
    せ、実際に工事現場で発生した廃棄物を処理する際に、
    前記ルート情報を電子情報処理組織の制御部に読み出す
    と共に、電子情報処理組織の表示部に表示させ、この表
    示結果に基づいて、前記実際に発生した廃棄物の収集運
    搬が可能な収集運搬業者とその処分が可能な処分業者と
    を選定し、この選定結果を電子情報処理組織の印字部に
    より複数枚つづりの伝票に印字させるように構成したこ
    とを特徴とする建設廃棄物処理システム。
  2. 【請求項2】 収集運搬業者及び/又は処分業者が取り
    扱うことが可能な廃棄物の種別を、汚でいと、廃プラス
    チック類と、木くずと、金属くずと、ガラス及び陶磁器
    くずと、コンクリート破片等との6項目に区分し、電子
    情報処理組織の制御部が、この6項目の中の汚でいを除
    外した5項目の混合廃棄物を、各収集運搬業者及び/又
    は各処分業者が取り扱うことが可能な廃棄物の一つの種
    別として判断し、且つ、この5項目の全てが取り扱い可
    能であるか否かを、混合廃棄物に関するデータとして処
    理するようにし、伝票には、選定結果を印字することに
    加えて、前記6項目の廃棄物の種別欄及び混合廃棄物の
    欄を設けると共に建設事業者が行った工事内容が少なく
    とも新築、解体、或いは増改築のいずれであるかを印字
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の建設
    廃棄物処理システム。
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