JP2002083095A - 建築物の解体廃棄物リサイクルシステム - Google Patents

建築物の解体廃棄物リサイクルシステム

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JP2002083095A
JP2002083095A JP2000273638A JP2000273638A JP2002083095A JP 2002083095 A JP2002083095 A JP 2002083095A JP 2000273638 A JP2000273638 A JP 2000273638A JP 2000273638 A JP2000273638 A JP 2000273638A JP 2002083095 A JP2002083095 A JP 2002083095A
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JP
Japan
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demolition
building
processing
contractor
dismantling
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Withdrawn
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JP2000273638A
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English (en)
Inventor
Yoshitada Hashinaga
良忠 橋長
Mitsushige Shioda
光重 塩田
Hidekazu Shono
英一 荘野
Hiroshi Shimokawa
弘 下川
Toshiaki Miyanaga
俊明 宮永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hazama Corp
Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Nippon Steel Transportation Co Ltd
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Nippon Steel Transportation Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の解体に際して発生する解体廃棄物の
適正処理、再資源化、あるいは適正処理と再資源化を適
正に運営することが可能な建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムを提供する。 【解決手段】 施主11、解体請負業者12、及び中間
処理業者16のいずれの者からも独立し、建築物の解体
費用として施主11が払った解体処理費の管理を行う第
三管理手段20を有し、第三管理手段20には、解体廃
棄物を受け取りその処理費用を中間処理業者16が受け
取ったことが記載された中間処理業者16からの第1の
データ部と、解体廃棄物を中間処理業者16に搬入しそ
の処理費用を中間処理業者16に支払ったことが記載さ
れた解体請負業者12からの第2のデータ部とを照合確
認して、解体請負業者12に解体処理費の支払を行う解
体処理費支払部23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の解体廃棄
物の処理及び再資源化を円滑に進めるための建築物の解
体廃棄物のリサイクルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物のリサイクルシステム
の運営方法として、例えば、平成6年8月31日に改正
された各都道府県・各政令市長宛、厚生省生活衛生局水
道環境部長通知(衛産第81号)「産業廃棄物処理にお
けるマニフェストシステムの実施について」が存在す
る。このマニフェストシステムは、A票、B票、C票、
及びD票という4種類の伝票を綴った複写式伝票から構
成されるマニフェスト管理票を用いて、産業廃棄物処理
委託者、産業廃棄物処理業者、収集運搬業者、産業廃棄
物処分業者のそれぞれの間で産業廃棄物の性状等に関す
る情報を正確に伝達し、不法投棄等の産業廃棄物の不適
性処理の防止、産業廃棄物の処理過程における事故の防
止等を図りならが産業廃棄物を適正に処理して再資源化
を達成することを目的としたシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マニフェストシステムでは、マニフェスト管理票の管理
が産業廃棄物処理委託者、産業廃棄物処理業者、収集運
搬業者、産業廃棄物処分業者それぞれの業者に任されて
いるため、産業廃棄物の厳正な管理が実施されていると
は言い難く、不正な処理や処分、すなわち山中や河川等
における不法投棄や違法な野焼きが後を絶たないのが現
状である。特に、建築物の解体に関しては、解体を受注
する者と解体を実際に行う者とが必ずしも同一ではない
場合も多いことから、解体発注者自身さえも知らない解
体が行われたり、解体を受注した業者が零細な解体業者
に対して不当な低価格で解体作業を押しつけたりするこ
ともあり、解体廃棄物処理費のコスト構成の中で処理費
の占める割合の算定に不透明さが存在し、このことが解
体廃棄物の不正処理や不正処分の増長を許してきたとい
う問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、建築物の解体に際して発生する解体廃棄物の適
正処理、再資源化、あるいは適正処理と再資源化を適正
に運営することが可能な建築物の解体廃棄物リサイクル
システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る建築物の解体廃棄物リサイクルシステムは、建築物
の施主の依頼により解体請負業者が該建築物を解体し発
生した解体廃棄物を中間処理業者に搬入し、該中間処理
業者が前記解体廃棄物から有価物を分別し回収する建築
物の解体廃棄物リサイクルシステムであって、前記施
主、前記解体請負業者、及び前記中間処理業者のいずれ
の者からも独立し、前記建築物の解体費用として前記施
主が払った解体処理費の管理を行う第三管理手段を有
し、前記第三管理手段には、前記解体廃棄物を受け取り
その処理費用を前記中間処理業者が受け取ったことが記
載された前記中間処理業者からの第1のデータ部と、前
記解体廃棄物を前記中間処理業者に搬入しその処理費用
を該中間処理業者に支払ったことが記載された前記解体
請負業者からの第2のデータ部とを照合確認して、前記
解体請負業者に前記解体処理費の支払を行う解体処理費
支払部を有する。これによって、建築物の施主、解体請
負業者、及び中間処理業者から独立した第三管理手段
が、解体廃棄物の中間処理業者への搬入、中間処理業者
への処理費用支払の事実を、中間処理業者と解体請負業
者から入力されたデータに基づいてその内容を確認して
から、第三管理手段が管理している解体処理費が解体請
負業者に支払われるので、解体作業にかかる適正な処理
費が適切な時期に中間処理業者に支払われることが保証
される。
【0005】本発明に係る建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムにおいて、前記第三管理手段にはネットワー
クホストコンピュータを備え、該ネットワークホストコ
ンピュータには、前記第1及び第2のデータ部の内容を
記憶するデータ記憶部があって、前記第1、第2のデー
タ部の照合確認及び前記解体請負業者に前記解体処理費
の支払を行う解体処理費支払部の処理は、前記ネットワ
ークホストコンピュータで行う構成とすることもでき
る。ネットワークホストコンピュータを設けることによ
り、例えば、インターネットを使用して中間処理業者、
解体請負業者が解体廃棄物の処理状況に関するデータを
ネットワークホストコンピュータに直接入力するため、
第三管理手段が建築物から発生した解体廃棄物の処理状
況を容易に入手でき、入手したデータの照合及び確認を
適宜行うことができる。また、データの照合確認が終了
した時点で直ちに解体請負業者への解体処理費の支払手
続に移行することができる。
【0006】本発明に係る建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムにおいて、前記第1、第2のデータ部とし
て、これらを別シートで含み、しかもそれぞれが切り離
し可能な複写式伝票のマニフェスト管理票を使用してい
るこれによって、解体請負業者から中間処理業者への廃
棄物の搬入と処理費用の支払をマニフェスト管理票によ
り管理することから、解体廃棄物の種類と量の確認が容
易で、更に解体処理の進捗状況の管理も容易となる。
【0007】本発明に係る建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムにおいて、前記マニフェスト管理票には、前
記建築物の解体廃棄を証明する滅失証明書が別シートで
綴じられているようにすることもできる。これによっ
て、建築物の施主は、中間処理業者への解体廃棄物の搬
入及び解体処理費の支払を証明したことが記載されてい
るマニフェスト管理票の建築物の滅失を証する滅失証明
書を用いて、解体を依頼した建築物にかかる固定資産の
除却手続を行うことが可能となり、施主の解体廃棄物の
処理や処分に関する責任をより明確化することができ
る。
【0008】本発明に係る建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムにおいて、前記第三管理手段はネットワーク
ホストコンピュータを有し、該ネットワークホストコン
ピュータには、それぞれ前記中間処理業者及び前記解体
請負業者が操作することによって、前記マニフェスト管
理票に記載された管理番号とそれぞれ専用の認識記号を
入力することを条件として、前記第1及び第2のデータ
部のデータを記憶するデータ記憶部があって、第三者が
インターネットを通じて前記データ記憶部の一部又は全
部を閲覧可能とすることもできる。解体廃棄物リサイク
ルシステムにインターネットを使用したネットワークホ
ストコンピュータを組み合わせることにより、第三者の
解体廃棄物リサイクルシステムに対する監視を容易とす
ることができる。
【0009】本発明に係る建築物の解体廃棄物リサイク
ルシステムにおいて、前記施主がインターネットを経由
し前記ネットワークホストコンピュータに接続し前記マ
ニフェスト管理票に記載された管理番号を用いて前記ネ
ットワークホストコンピュータ内に記録されている前記
建築物の解体処理進捗状況を確認することができる進捗
確認部を設けることもできる。解体廃棄物リサイクルシ
ステムにインターネットを使用したネットワークホスト
コンピュータを組み合わせることにより、施主は容易に
建築物の解体処理進捗状況を随時監視することが可能と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る建築物の解体廃棄物リサイクルシステムにおけ
るシステム構成を示す説明図、図2は同建築物の解体廃
棄物リサイクルシステムにおけるマニフェスト管理票の
移動経路を示すフロー図、図3は同建築物の解体廃棄物
リサイクルシステムにおけるインターネットを使用した
ネットワークホストコンピュータの運営システムの概念
図である。図1、図2、図3に示すように、本発明の一
実施の形態に係る建築物の解体廃棄物リサイクルシステ
ム10には、解体を依頼する建築物の施主11と解体を
実施する解体請負業者12との間の建築物解体の契約を
行う契約書13と、発生した解体廃棄物を解体請負業者
12の依頼により収集運搬業者14が収集運搬する際に
使用する収集運搬依頼書15と、収集運搬業者14が解
体廃棄物より有価物を分別し回収する中間処理業者16
に解体廃棄物を搬入する際に使用する解体廃棄物処理委
託書17とを有するマニフェスト管理票18が設けられ
ている。なお、マニフェスト管理票18は解体請負業者
12より発行され、施主11、解体請負業者12、収集
運搬業者14、中間処理業者16間を順に経る際に、そ
れぞれ契約書13、収集運搬依頼書15、解体廃棄物処
理委託書17としての各機能を発揮していく。
【0011】更に、本発明の一実施の形態に係る建築物
の解体廃棄物リサイクルシステム10には、施主11、
解体請負業者12、収集運搬業者14、及び中間処理業
者16のいずれの者からも独立して運営され施主11が
支払った建築物の解体処理費の管理と解体請負業者12
への解体処理費の支払、及び施主11の依頼した建築物
から発生した解体廃棄物の処理状況の管理を行うネット
ワークホストコンピュータ19を備えた第三管理手段2
0が設けられている。また、ネットワークホストコンピ
ュータ19には、解体廃棄物を受け取りその処理費用を
中間処理業者16が受け取ったことが記載された中間処
理業者16からの第1のデータ部と解体廃棄物を中間処
理業者16に搬入しその処理費用を中間処理業者16に
支払ったことが記載された解体請負業者12からの第2
のデータ部としてのマニフェスト管理票18が有するデ
ータをネットワークホストコンピュータ19に入力する
データ入力部22と、それらのデータを格納するデータ
記憶部25と、第1、第2のデータ部の有するそれぞれ
のデータが記憶されているデータ記憶部25のデータ内
容の照合確認を行い解体請負業者12に解体処理費の支
払を行う解体処理費支払部23と、施主11、解体請負
業者12、収集運搬業者14、及び中間処理業者16の
いずれの者とも無関係の第三者26がインターネット2
1を経由し第三管理手段20が統括管理し解体廃棄物の
処理状況の管理を行うネットワークホストコンピュータ
19に接続して解体廃棄物の処理に関する一般情報を閲
覧することが可能な閲覧部27と、解体処理の進捗状況
を随時監視することが可能な監視部28と、施主11が
インターネット21を経由しネットワークホストコンピ
ュータ19に接続して建築物の解体により発生した解体
廃棄物の処理進捗状況を確認することができる進捗確認
部29とが設けられている。以下、これらについて詳細
に説明する。
【0012】マニフェスト管理票18は、例えば図2に
示すように、a票30、b票31、c−1票32、c−
2票33、c−3票34、及びc−4票35の順に取外
し自由に綴られている複写式伝票の構成とすることがで
きる。複写式伝票であるため必要事項を記入すると、記
入事項が複写されて必要な情報や指示が順次下層の伝票
に伝達されることになる。このような構成とすることに
より、マニフェスト管理票18を契約時の契約内容を明
記する契約書13として、解体廃棄物の収集運搬時の収
集運搬方法を指定する収集運搬依頼書15として、解体
廃棄物を中間処理業者16に搬入するときに解体廃棄物
の処理を委託する解体廃棄物処理委託書17として使用
することができる。
【0013】また、マニフェスト管理票18は取外し自
由に綴られている複写式伝票であるため、建築物の解体
契約完了の際、解体廃棄物の収集運搬完了の際、解体廃
棄物の搬入完了の際に必要部分を取外し保管することに
より各作業の完了の証明手段として使用することができ
る。例えば図2に示すように、建築物の解体契約完了段
階ではa票30を施主11が契約書の控えとして保管
し、マニフェスト管理票18からa票30が除かれたマ
ニフェスト管理票36は、b票31、c−1票32、c
−2票33、c−3票34、及びc−4票35を有して
おり、解体請負業者12が所持する。マニフェスト管理
票36は解体廃棄物の収集運搬依頼の段階で必要事項が
記入され、解体廃棄物の収集運搬完了段階ではマニフェ
スト管理票36のb票31を解体請負業者12が控えと
して保管し、マニフェスト管理票36からb票31が除
かれたマニフェスト管理票37は、c−1票32、c−
2票33、c−3票34、及びc−4票35を有してお
り、収集運搬業者14が所持する。マニフェスト管理票
37は解体廃棄物の搬解体廃棄物の処理委託段階で必要
事項が記入され、解体廃棄物の搬入完了段階で、マニフ
ェスト管理票37は中間処理業者16に渡され中間処理
業者16が所持する。
【0014】更に、マニフェスト管理票37は、解体廃
棄物の処理費用、収集運搬費用の支払及び受取の証明書
として使用することができる。すなわち、中間処理業者
16が所持するマニフェスト管理票37は、収集運搬業
者14が解体廃棄物の処理費用を中間処理業者16に支
払った際に必要事項が記入されて、中間処理業者16が
控えとしてc−4票35を所持し、マニフェスト管理票
37からc−4票35が除かれた、すなわちc−1票3
2、c−2票33、及びc−3票34を有するマニフェ
スト管理票38が受領証として収集運搬業者14に返却
される。収集運搬業者14は返却されたマニフェスト管
理票38を解体請負業者12に示して、立て替え払いし
た解体廃棄物の処理費と収集運搬費を解体請負業者12
より受領し、マニフェスト管理票38に必要事項を記入
して受領の控えとしてc−1票32を保管し、マニフェ
スト管理票38からc−1票32が除かれた、すなわ
ち、c−2票33、及びc−3票34を有するマニフェ
スト管理票39を解体請負業者12が所持するように渡
すことになる。次に、解体請負業者12は解体作業が終
了したことを施主11にマニフェスト管理票39を示し
て伝達し、施主11はマニフェスト管理票39に必要事
項を記載して、c−3票34を解体作業終了の証明書と
して受領して保管し、c−2票33を解体請負業者12
に返却する。なお、解体請負業者12と収集運搬業者1
4は同一の業者(解体請負業者)が兼任する場合もあ
る。その場合は、当該業者がマニフェスト管理票のb票
31に加えて、一括して解体廃棄物の処理費用と収集運
搬費用の支払、及び受取の証明書であるマニフェスト管
理票のc−1票32とc−2票33を保管管理すればよ
い。
【0015】また、中間処理業者16は、図1、図3に
示すように解体廃棄物の処理費用の受領後、例えばイン
ターネット21の接続手段の一例であるパーソナルコン
ピュータ40dを使用して第三管理手段20が有するネ
ットワークホストコンピュータ19に接続しデータ入力
部22を介して、c−4票35に記載された管理番号と
中間処理業者16の専用の認識記号である、例えばパス
ワードを用いて、施主11が所有した建築物から発生し
た解体廃棄物と解体処理費を受領したことを入力する。
c−4票35の有するデータは第1のデータ部のデータ
として、ネットワークホストコンピュータ19内のデー
タ記憶部25に記録される。ここで、第三管理手段20
とは、施主11、解体請負業者12、収集運搬業者1
4、及び中間処理業者16等の解体作業に関わるいずれ
の者からも独立して公平に運営される機能が保証されて
いるもので、例えば、公的機関が管理するホストコンピ
ュータシステム、又は第三セクター方式の運営機構等で
あることが好ましい。
【0016】c−2票33が解体請負業者12のもとに
返却されたことにより解体請負業者12は解体処理作業
がすべて終了したことを確認でき、例えばインターネッ
ト21の接続手段の一例であるパーソナルコンピュータ
40cを使用して第三管理手段20が有するネットワー
クホストコンピュータ19に接続しデータ入力部22を
介して、c−2票33に記載された管理番号と解体請負
業者12の専用の認識記号である、例えばパスワードを
用いてc−2票33の有するデータを入力する。c−2
票33の有するデータは第2のデータ部のデータとし
て、ネットワークホストコンピュータ19内のデータ記
憶部25に格納される。第2のデータ部が有するデータ
がデータ記憶部25内に記録されると、この記録内容と
第1のデータ部のデータとしてネットワークホストコン
ピュータ19内のデータ記憶部25に記録されている記
録内容との照合確認が解体処理費支払部23により行わ
れ、解体処理費支払部23により入力データに不一致が
発見されなかった場合、第三管理手段20は施主11の
建築物から発生した解体廃棄物の処理が終了したことを
認知する。
【0017】第三管理手段20による解体廃棄物の処理
の終了が認知されると、第三管理手段20は解体請負業
者12に解体処理費支払部23を介して解体処理費の支
払を行う。解体処理費の支払は、具体的には、第三管理
手段20での現金の支払、銀行等の金融機関の送金シス
テムを使用した支払、インターネット21を利用した送
金システムを使用した支払等により行われる。解体請負
業者12は好ましい方法で解体処理費を受領することが
できる。なお、解体請負業者12には解体処理費の支払
の情報がインターネット21を介して伝達され、解体請
負業者12は接続端末であるパーソナルコンピュータ4
0cを用いてその情報を確認することができる。
【0018】施主11は、例えばインターネット21の
接続手段の一例であるパーソナルコンピュータ40bを
使用して第三管理手段20が有するネットワークホスト
コンピュータ19に接続し、進捗確認部29を介してマ
ニフェスト管理票18のa票30に記載された管理番号
を入力することにより、第1及び第2のデータ部の有す
るデータとしてネットワークホストコンピュータ19内
のデータ記憶部25に格納されているデータを閲覧する
ことができる。これによって施主11は、建築物の解体
処理の進捗状況を把握することができる。
【0019】また、施主11は建築物の解体に伴う固定
資産の除却手続の際に、固定資産除却書類の添付書類の
一つである登記の滅失証明書として、建築物の解体廃棄
を証明する滅失証明書であるc−3票34を添付する。
施主11より固定資産の除却申請を受けた地方自治体2
4は、施主11の固定資産の滅失を確認するため、中間
処理業者16がc−4票35のデータに基づいた第1の
データ部のデータをデータ入力部22を介してネットワ
ークホストコンピュータ19内のデータ記憶部25に格
納した内容を調査して、施主11からの滅失証明書であ
るc−3票34の記載内容と比較することにより、施主
11からの滅失証明書の記載内容を確認することができ
る。
【0020】第三者26は、例えばインターネット21
の接続手段の一例であるパーソナルコンピュータ40a
を使用して第三管理手段20が有するネットワークホス
トコンピュータ19に接続し、閲覧部27を介してネッ
トワークホストコンピュータ19内のデータ記憶部25
に保管されている建築物の解体廃棄物処理に関する一般
情報、例えば、解体工事名称、解体請負業者12、収集
運搬業者14、及び中間処理業者16等の名称、請負工
事内容、発生する解体廃棄物総量等の各種情報の一部又
は全部を閲覧することができる。更に、第三者26は、
パーソナルコンピュータ40aを使用して第三管理手段
20が有するネットワークホストコンピュータ19に接
続し監視部28を介して、例えば建築物の解体工事現場
に表示されているマニフェスト管理票36に記載された
管理番号を入力することにより、第1のデータ部のデー
タとしてネットワークホストコンピュータ19内のデー
タ記憶部25に格納されているデータの内容を閲覧する
ことができ、これによってマニフェスト管理票36に記
載された管理番号に該当する建築物の解体処理の進捗状
況を随時監視することが可能となる。
【0021】次に、本発明の一実施の形態に係る建築物
の解体廃棄物リサイクルシステム10の使用方法につい
て説明する。図1、図2、図3に示すように、建築物の
施主11と解体請負業者12との間で交わされる建築物
の解体契約を行うための契約手段13としては、例え
ば、a票30、b票31、c−1票32、c−2票3
3、c−3票34、及びc−4票35の順に綴られてい
る複写式伝票であるマニフェスト管理票18を使用す
る。マニフェスト管理票18のa票30に必要事項を記
載すると、b票31、c−1票32、c−2票33、c
−3票34、及びc−4票35にも同様の記載が行われ
る。このため、施主11と解体請負業者12が契約時
に、マニフェスト管理票18のa票30に必要事項を記
載して、a票30を施主11が契約書の控えとして例え
ば5年間保管する。解体請負業者12は、マニフェスト
管理票18からa票30が除かれた、すなわちb票3
1、c−1票32、c−2票33、c−3票34、及び
c−4票35を有するマニフェスト管理票36を契約書
として所持する。なお、施主11は解体契約の締結と同
時に、解体請負業者12より事前に提出された建築物の
解体に要する解体処理費に相当する額を第三管理手段2
0に支払う。第三管理手段20は、施主11が解体処理
費を支払ったことにより、施主11の建築物の解体工事
を認知し登録する。
【0022】解体請負業者12は建築物を解体して発生
した解体廃棄物を中間処理業者16のもとに搬入するた
め、解体廃棄物の収集運搬を依頼する収集運搬業者14
との間で例えば、マニフェスト管理票36に必要事項を
記載して委託契約を行う。その際、解体請負業者12は
b票31を契約書の控えとして、例えば5年間保管し、
収集運搬業者14はマニフェスト管理票36からb票3
1が除かれた、すなわちc−1票32、c−2票33、
c−3票34、及びc−4票35を有するマニフェスト
管理票37を契約書として所持する。ここで、マニフェ
スト管理票37には、管理番号、解体した建築物の施主
11、解体請負業者12、収集運搬業者14、解体廃棄
物の種類と量、収集運搬方法等の情報が記載されてい
る。従って、収集運搬業者14はマニフェスト管理票3
7を収集運搬依頼書15として用いてその指示に従って
解体廃棄物を収集する。
【0023】収集運搬業者14は収集運搬した解体廃棄
物を中間処理業者16に搬入するため、中間処理業者1
6との間で例えば、マニフェスト管理票37に必要事項
を記載して搬入契約を行う。マニフェスト管理票37に
は、管理番号、解体した建築物の施主11、解体請負業
者12、収集運搬業者14、中間処理業者16、解体廃
棄物の種類と量、搬入方法等の情報が記載されている。
従って、収集運搬業者14は中間処理業者16との間の
搬入契約後に、解体廃棄物の諸情報が記載されているマ
ニフェスト管理票37を解体廃棄物処理委託書17とし
て用いてその指示に従って解体廃棄物を中間処理業者1
6のもとに搬入する。
【0024】解体廃棄物が中間処理業者16のもとに搬
入され、収集運搬業者14より中間処理業者16に解体
廃棄物の処理費用が支払われると、中間処理業者16は
マニフェスト管理票37に必要事項を記入して、中間処
理業者16はc−4票35を搬入受取証明書の控えとし
て保管する。また、マニフェスト管理票37からc−4
票35が除かれた、すなわちc−1票32、c−2票3
3、及びc−3票34を有するマニフェスト管理票38
は中間処理業者16より収集運搬業者14に返却され、
収集運搬業者14はマニフェスト管理票38を搬入受取
証明書として所持する。
【0025】ここで、建築物の解体とは、例えば、埼玉
県環境生活部廃棄物対策課が平成11年3月に発行した
「解体廃棄物適正処理対策事業報告書」、又は埼玉県解
体業協会が平成8年5月に発行した「解体廃棄物の組成
分析−野焼き・不適性処理症候群−」等に記載されてい
る解体方法が一般的であり、すなわち、養生シート及び
足場架け、生活系残存物片付けを経て重機搬入を行い、
壁と石膏ボードの解体と搬出、瓦撤去と搬出を行った後
に、機械による分別解体作業を行って基礎コンクリート
解体と搬出、養生シート及び足場の解体、整地、重機搬
出の順で作業を行うやり方がよく用いられている。
【0026】また、解体廃棄物の中間処理とは、例えば
1999年建設試験情報1の「建築物の解体廃棄物に関
する再生利用(鎌田隆英)」に記載されている中間処理
が一般的である。この中間処理では、持ち込まれた解体
廃棄物を選別、切断、圧縮、破砕、チップ化、減容化、
焼却等種々の処理を施しながら各種の有価物を回収し、
回収した有価物を種類ごとに再製品化企業に供給する。
また、有価物を回収した後に最終的に残存したものは種
類別に管理型若しくは安定型処分場への埋立て処分とさ
れる。
【0027】中間処理業者16は、解体廃棄物の処理費
用を受領後、パーソナルコンピュータ40dを使用して
第三管理手段20が有するネットワークホストコンピュ
ータ19に接続しデータ入力部22を介して、c−4票
35に記載された管理番号と解体廃棄物中間処理業者1
6の専用の認識記号である、例えばパスワードとを用い
て、c−4票35に記載されたデータに基づいた第1の
データ部のデータ内容を入力する。入力された第1のデ
ータ部に相当するデータは、ネットワークホストコンピ
ュータ19内のデータ記憶部25に記録される。
【0028】マニフェスト管理票38を搬入受取証とし
て受領した収集運搬業者14は、マニフェスト管理票3
8を解体請負業者12に示して、立て替え払いしている
解体廃棄物の処理費用と解体廃棄物の収集運搬費用を解
体請負業者12から受領し、必要事項を記載したマニフ
ェスト管理票38から控えとしてc−1票32を抜き取
り、c−2票33とc−3票34を有するマニフェスト
管理票39を受領証として解体請負業者12に返却す
る。解体請負業者12は解体作業が終了したことを返却
されたマニフェスト管理票39を示して施主11に伝達
し、施主11はマニフェスト管理票39に必要事項を記
載して、c−3票34を解体作業終了の証明書として受
領して保管し、c−2票33を解体請負業者12に返却
する。
【0029】c−2票33が解体請負業者12のもとに
返却されると解体請負業者12は解体作業がすべて終了
したと判断して、パーソナルコンピュータ40cを使用
して第三管理手段20が有するネットワークホストコン
ピュータ19に接続しデータ入力部22を介して、c−
2票33に記載された管理番号と解体請負業者12の専
用の認識記号である、例えばパスワードを用いてc−2
票33に記載されたデータに基づいた第2のデータ部の
データ内容を入力する。入力された第2のデータ部に相
当するデータは、ネットワークホストコンピュータ19
内のデータ記憶部25に記録される。更に、第2のデー
タ部のデータがデータ記憶部25に格納されることによ
り、解体処理費支払部23は、第2のデータ部のデータ
としてデータ記憶部25に格納されているデータと第1
のデータ部のデータとしてデータ記憶部25に格納され
ているデータとの参照確認を行い、入力データに不一致
が発見されなかった場合、第三管理手段20により施主
11の建築物から発生した解体廃棄物の処理が終了した
ことが認知される。
【0030】第三管理手段20により施主11の建築物
から発生した解体廃棄物の処理の終了が認知されると、
第三管理手段20は解体処理費支払部23を介して、解
体請負業者12に対して施主11が解体費用として第三
管理手段20に支払った解体処理費を支払う。解体処理
費支払部23は、第三管理手段20での現金支払、銀行
等の金融機関の送金システムを使用する支払、インター
ネット20を利用した送金システムを使用する支払等の
各種支払方法を備えており、解体請負業者12の選択し
た支払方法で解体処理費を支払う。なお、解体請負業者
12は、接続端末であるパーソナルコンピュータ40c
を用いてインターネット20を経由してネットワークホ
ストコンピュータ19に接続し解体処理費の支払の情報
を得ることができる。
【0031】また、施主11は、パーソナルコンピュー
タ40bを使用して第三管理手段20が有するネットワ
ークホストコンピュータ19に接続し進捗確認部29を
介して、マニフェスト管理票18のa票30に記載され
た管理番号を入力することにより、ネットワークホスト
コンピュータ19内のデータ記憶部25に記録されてい
るc−4票35のデータに基づいて形成された第1のデ
ータ部の記録内容が閲覧でき、記録内容から建築物から
発生した解体廃棄物の解体処理の進捗状況を把握でき
る。
【0032】更に、施主11は、建築物の解体廃棄を証
明する滅失証明書であるc−3票34を固定資産除却書
類の添付書類である登記の滅失証明書として使用でき
る。施主11より固定資産の除却申請を受けた地方自治
体24は、施主11の固定資産の滅失を確認するため、
中間処理業者16がデータ入力部22を介して入力しネ
ットワークホストコンピュータ19内のデータ記憶部2
5に記録されている内容を調査し、施主11から提出さ
れた滅失証明書の記載内容と比較することにより、施主
11からの滅失証明書の記載内容を確認する。地方自治
体24は上記確認をパーソナルコンピュータ40eを介
して確認することもできる。記載内容に不一致がない場
合、地方自治体24は施主11より申請された固定資産
の除却手続を進行する。
【0033】第三者26は、パーソナルコンピュータ4
0aを使用して第三管理手段20が有するネットワーク
ホストコンピュータ19に接続し閲覧部27を介して、
ネットワークホストコンピュータ19内のデータ記録部
25に保管されている建築物の解体廃棄物処理に関する
一般情報、例えば、解体工事名称、解体請負業者12、
収集運搬業者14、及び中間処理業者16等の名称、請
負工事内容、発生する解体廃棄物総量等の各種情報を閲
覧することができる。更に、第三者26はインターネッ
ト21を介してネットワークホストコンピュータ19に
接続し監視部28を介して、例えば建築物の解体工事現
場に表示されているマニフェスト管理票36に記載され
た管理番号を入力することにより、ネットワークホスト
コンピュータ19内のデータ記録部25内に格納されて
いる該当するマニフェスト管理票38の管理番号の解体
処理に関する進捗状況を随時監視することができる。
【0034】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
例えば、施主の建築物解体の発注は解体請負業者になさ
れたが、解体発注が新規建築を踏まえた場合は建設業者
になされてもよい。この場合、発注を受けた建設業者が
解体請負業者を選定して建築物解体を発注することにな
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜6記載の建築物の解体廃棄物
リサイクルシステムにおいては、施主、解体請負業者、
及び中間処理業者のいずれの者からも独立し、建築物の
解体費用として施主が払った解体処理費の管理を行う第
三管理手段を有し、第三管理手段には、解体廃棄物を受
け取りその処理費用を中間処理業者が受け取ったことが
記載された中間処理業者からの第1のデータ部と、解体
廃棄物を中間処理業者に搬入しその処理費用を中間処理
業者に支払ったことが記載された解体請負業者からの第
2のデータ部とを照合確認して、解体請負業者に解体処
理費の支払を行う解体処理費支払部を有するので、建築
物の解体に伴って発生する解体廃棄物の適正な処理及び
再資源化を行うことが可能となり、従来社会問題化して
きた解体廃棄物の不法投棄や野焼き処理等の不適切な処
理や処分の改善に大きく寄与することが期待される。ひ
いては、不適切な処理や処分の改善による環境問題の解
決や再資源化による埋立て処分処理量の削減等、再資源
化システムの潤滑な運営により循環型社会への構築に大
きく貢献できる。
【0036】特に、請求項2記載の建築物の解体廃棄物
リサイクルシステムにおいては、第三管理手段にはネッ
トワークホストコンピュータを備え、ネットワークホス
トコンピュータには、第1及び第2のデータ部の内容を
記憶するデータ記憶部があって、第1、第2のデータ部
の照合確認及び解体請負業者に解体処理費の支払を行う
解体処理費支払部の処理は、ネットワークホストコンピ
ュータで行うので、第三管理手段による解体廃棄物リサ
イクルシステムの運営の迅速化、効率化に大きく貢献で
きる。
【0037】請求項3記載の建築物の解体廃棄物リサイ
クルシステムにおいては、第1、第2のデータ部とし
て、これらを別シートで含み、しかもそれぞれが切り離
し可能な複写式伝票のマニフェスト管理票を使用してい
るので、第3管理手段による解体廃棄物の適正処理や処
分、再資源化のための回収に対して更に厳重な管理を実
現することが可能となる。
【0038】請求項4記載の建築物の解体廃棄物リサイ
クルシステムにおいては、マニフェスト管理票には、建
築物の解体廃棄を証明する滅失証明書が別シートで綴じ
られているので、施主による解体廃棄物の不正処理や処
分の防止に大きく貢献できる。請求項5記載の建築物の
解体廃棄物リサイクルシステムにおいては、ネットワー
クホストコンピュータには、それぞれ中間処理業者及び
解体請負業者が操作することによって、マニフェスト管
理票に記載された管理番号とそれぞれ専用の認識記号を
入力することを条件として、第1及び第2のデータ部の
データを記憶するデータ記憶部があって、第三者がイン
ターネットを通じてデータ記憶部の一部又は全部を閲覧
可能となっているので、第三者の解体廃棄物リサイクル
システムの運営の監視を容易とし、解体廃棄物リサイク
ルシステムの運営の公正化に大きく貢献することができ
る。
【0039】請求項6項に記載の建築物の解体廃棄物リ
サイクルシステムにおいて、施主がインターネットを経
由しネットワークホストコンピュータに接続しマニフェ
スト管理票に記載された管理番号を用いてネットワーク
ホストコンピュータ内に記録されている建築物の解体処
理進捗状況を確認することができる進捗確認部が設けら
れているので、解体を依頼した建築物から発生した解体
廃棄物の処理状況を施主が確認できることを保証して、
施主に対する解体廃棄物の処理や処分に関する責任の明
確化をより実効あるものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る建築物の解体廃棄
物リサイクルシステムにおけるシステム構成を示す説明
図である。
【図2】同建築物の解体廃棄物リサイクルシステムにお
けるマニフェスト管理票の移動経路を示すフロー図であ
る。
【図3】同建築物の解体廃棄物リサイクルシステムにお
けるインターネットを活用したネットワークホストコン
ピュータの運営システムの概念図である。
【符号の説明】
10:建築物の解体廃棄物リサイクルシステム、11:
施主、12:解体請負業者、13:契約書、14:収集
運搬業者、15:収集運搬依頼書、16:中間処理業
者、17:解体廃棄物処理委託書、18:マニフェスト
管理表、19:ネットワークホストコンピュータ、2
0:第三管理手段、21:インターネット、22:デー
タ入力部、23:解体処理費支払部、24:地方自治
体、25:データ記憶部、26:第三者、27:閲覧
部、28:監視部、29:進捗確認部、30:a票、3
1:b票、32:c−1票、33:c−2票、34:c
−3票、35:c−4票、36、37、38、39:マ
ニフェスト管理票、40a、40b、40c、40d、
40e:パーソナルコンピュータ
フロントページの続き (71)出願人 000140982 株式会社間組 東京都港区北青山2丁目5番8号 (71)出願人 000006644 新日鐵化学株式会社 東京都品川区西五反田七丁目21番11号 (72)発明者 橋長 良忠 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 塩田 光重 福岡県北九州市八幡東区枝光本町8番1号 日鐵運輸株式会社内 (72)発明者 荘野 英一 福岡県北九州市八幡東区川淵町9の27 太 平工業株式会社八幡支店内 (72)発明者 下川 弘 福岡県福岡市中央区薬院3−16−27 株式 会社間組九州支店内 (72)発明者 宮永 俊明 千葉県木更津市新港15番1号 新日鐵化学 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA31 BA10 CA02 CA07 DA16 5B049 BB00 CC00 EE05 GG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の施主の依頼により解体請負業者
    が該建築物を解体し発生した解体廃棄物を中間処理業者
    に搬入し、該中間処理業者が前記解体廃棄物から有価物
    を分別し回収する建築物の解体廃棄物リサイクルシステ
    ムであって、前記施主、前記解体請負業者、及び前記中
    間処理業者のいずれの者からも独立し、前記建築物の解
    体費用として前記施主が払った解体処理費の管理を行う
    第三管理手段を有し、前記第三管理手段には、前記解体
    廃棄物を受け取りその処理費用を前記中間処理業者が受
    け取ったことが記載された前記中間処理業者からの第1
    のデータ部と、前記解体廃棄物を前記中間処理業者に搬
    入しその処理費用を該中間処理業者に支払ったことが記
    載された前記解体請負業者からの第2のデータ部とを照
    合確認して、前記解体請負業者に前記解体処理費の支払
    を行う解体処理費支払部を有することを特徴とする建築
    物の解体廃棄物リサイクルシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建築物の解体廃棄物リサ
    イクルシステムにおいて、前記第三管理手段にはネット
    ワークホストコンピュータを備え、該ネットワークホス
    トコンピュータには、前記第1及び第2のデータ部の内
    容を記憶するデータ記憶部があって、前記第1、第2の
    データ部の照合確認及び前記解体請負業者に前記解体処
    理費の支払を行う解体処理費支払部の処理は、前記ネッ
    トワークホストコンピュータで行うことを特徴とする建
    築物の解体廃棄物リサイクルシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の建築物の解体廃棄物リサ
    イクルシステムにおいて、前記第1、第2のデータ部と
    して、これらを別シートで含み、しかもそれぞれが切り
    離し可能な複写式伝票のマニフェスト管理票を使用して
    いることを特徴とする建築物の解体廃棄物リサイクルシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建築物の解体廃棄物リサ
    イクルシステムにおいて、前記マニフェスト管理票に
    は、前記建築物の解体廃棄を証明する滅失証明書が別シ
    ートで綴じられていることを特徴とする建築物の解体廃
    棄物リサイクルシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の建築物の解体廃棄
    物リサイクルシステムにおいて、前記第三管理手段はネ
    ットワークホストコンピュータを有し、該ネットワーク
    ホストコンピュータには、それぞれ前記中間処理業者及
    び前記解体請負業者が操作することによって、前記マニ
    フェスト管理票に記載された管理番号とそれぞれ専用の
    認識記号を入力することを条件として、前記第1及び第
    2のデータ部のデータを記憶するデータ記憶部があっ
    て、第三者がインターネットを通じて前記データ記憶部
    の一部又は全部を閲覧可能となっていることを特徴とす
    る建築物の解体廃棄物リサイクルシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載の建
    築物の解体廃棄物リサイクルシステムにおいて、前記施
    主がインターネットを経由し前記ネットワークホストコ
    ンピュータに接続し前記マニフェスト管理票に記載され
    た管理番号を用いて前記ネットワークホストコンピュー
    タ内に記録されている前記建築物の解体処理進捗状況を
    確認することができる進捗確認部が設けられていること
    を特徴とする建築物の解体廃棄物リサイクルシステム。
JP2000273638A 2000-09-08 2000-09-08 建築物の解体廃棄物リサイクルシステム Withdrawn JP2002083095A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004070739A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Ntt Me Corp 廃棄物処理状況管理サーバ、及び廃棄物処理状況管理システム
JP2018018418A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 特定非営利活動法人cambio 鳥獣処分管理方法
CN109712027A (zh) * 2019-01-04 2019-05-03 南京卓道环保科技有限公司 一种基于建筑装潢垃圾的管理系统

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