JP2003292112A - 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム - Google Patents

廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム

Info

Publication number
JP2003292112A
JP2003292112A JP2002099499A JP2002099499A JP2003292112A JP 2003292112 A JP2003292112 A JP 2003292112A JP 2002099499 A JP2002099499 A JP 2002099499A JP 2002099499 A JP2002099499 A JP 2002099499A JP 2003292112 A JP2003292112 A JP 2003292112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
slip
manifest
route
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002099499A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Beniya
裕 紅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2002099499A priority Critical patent/JP2003292112A/ja
Publication of JP2003292112A publication Critical patent/JP2003292112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業廃棄物の処理業者及び処理ルートを効率
よく管理し、マニフェスト伝票の発行を円滑に行う手段
を提供する。 【解決手段】 本廃棄物マニフェスト管理装置100
は、業者データ、ルートデータ、伝票管理データ、及び
その他の各種データを記憶するハードディスク等の記録
手段101と、各種データの読書き、表示情報、印刷情
報、並びに警告表示情報等の生成、及びその他の演算処
理を行うCPU及びメモリ等の演算手段102と、各種
データ等の入力及び廃棄物種類の選定等を行うためのキ
ーボード及びマウス等の入力手段103と、表示情報等
を表示するディスプレイ104と、マニフェスト伝票に
印字情報を印字するプリンタ105とを具備してなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業廃棄物の処理
を管理する廃棄物マニフェスト伝票に記載すべき情報を
コンピュータ管理して、入力に基づいて廃棄物マニフェ
スト伝票を発行し、また、マニフェスト伝票に記載され
た情報をコンピュータ管理して、交付状況若しくは未回
収状況を示す装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物には、産業廃棄物と一般廃棄物と
があり、一般に、事業者等の事業活動により発生する廃
棄物を産業廃棄物と呼んでいる。例えば、住宅の新築や
解体を建設事業者が行った際に工事現場から発生する住
宅建材等の廃棄物は産業廃棄物である。産業廃棄物は、
適宜、種類毎に収集運搬され、処理施設において処理さ
れるが、産業廃棄物の処理では、廃棄物の発生抑止、再
利用、再生リサイクルを図ることが重要視されており、
また、不法投棄等を無くして廃棄物を適正に処理するこ
とも重要な課題である。
【0003】産業廃棄物の処理は、排出事業者が最終責
任を負うことが法定されているが、一般に、排出事業者
が自ら処理することは少なく、専門の処理業者に委託す
ることが多い。例えば建設系の産業廃棄物であれば、図
12に示すように、建設業者等の排出事業者の工事現場
から発生した建設系産業廃棄部物は、収集運搬業者によ
り廃棄物種類毎に収集されて中間処理業者の中間処理施
設へ運搬され、さらに、中間処理された産業廃棄物が、
収集運搬業者により最終処分業者又は再生業者の最終処
分場へ運搬され、最終処理される。
【0004】収集運搬業者や中間処理業者等の処理業者
は、廃棄物種類や行政地区毎に期限付きで許可を受けて
おり、また、排出事業者とは処理委託契約を行っている
ことが一般的である。一方、排出事業者は、産業廃棄物
の処理責任を負うので、各処理業者が処理可能な廃棄物
種類や処理能力、許可を受けた行政地区や期限等を調査
した上で各処理業者と処理委託契約を交わしている。さ
らに、各工事現場から発生する産業廃棄物の処理委託に
ついては、産業廃棄物管理票(以下、「マニフェスト伝
票」という。)を用いて管理している。
【0005】図13は、マニフェスト伝票の流れの一例
を模式的に示したものである。排出事業者は、収集運搬
業者I及び中間処理業者との間で送受される一次マニフ
ェストを発行し、中間処理業者は、収集運搬業者II及び
最終処分業者との間で送受される二次マニフェストを発
行する。各マニフェスト伝票は、A票、B1票、B2
票、C1票、C2票、D票、及びE票の7枚綴りの複写
伝票であり、該マニフェスト伝票には、排出事業者、工
事現場、廃棄物の種類、収集運搬業者、中間処理業者、
処理施設等が記載可能となっている。
【0006】以下、マニフェスト伝票の流れを詳細に説
明するに、(イ)排出事業者は、一綴りのマニフェスト
伝票(一次マニフェスト)に必要事項を記入して、産業
廃棄物ともにA票、B1票、B2票、C1票、C2票、
D票、及びE票のすべてを収集運搬業者Iに渡す。
(ロ)収集運搬業者Iは、産業廃棄物を受領した際、A
票、B1票、B2票、C1票、C2票、D票、及びE票
の運搬担当者欄にサイン又は押印し、A票を排出事業者
に返す。
【0007】(ハ)収集運搬業者Iは、産業廃棄物の運
搬を終了した際に、B1票、B2票、C1票、C2票、
D票、及びE票の運搬担当者欄に運搬終了日を記入し、
中間処理業者に廃棄物とともに渡す。(ニ)中間処理業
者は、B1票、B2票、C1票、C2票、D票、及びE
票の処分担当者欄に受領日を記入するとともに、サイン
又は押印し、B1票及びB2票を収集運搬業者Iに返
す。(ホ)収集運搬業者Iは、B1票を自らの控えとし
て保管するとともに、B2票を排出事業者に返送する。
【0008】(ヘ)中間処理業者は、処分終了後、C1
票、C2票、D票、及びE票の処分担当者欄に処分終了
日を記入するとともに、処分した者のサイン又は終了印
を押印し、C1票を自らの控えとして保管し、C2票を
収集運搬業者Iに返送する。(ト)また、中間処理業者
は、D表を排出事業者に返送する。
【0009】中間処理業者が、産業廃棄物の中間処理物
を最終処分業者に処理を委託する場合にも、中間処理業
者がマニフェスト伝票(二次マニフェスト)を発行し、
収集運搬業者IIの受取時及び運搬終了時、最終処分業者
の受取時及び処分終了時にマニフェスト伝票を送受す
る。詳細な説明は、前述と同様であるので省略するが、
最終処分業者が処分を終了すれば、二次マニフェストの
E票に、最終処分先、最終処分終了日を記入するととも
に、確認者のサイン又は押印をして、D票及びE票を中
間処理業者に返送する。
【0010】(チ)中間処理業者は、最終処分業者から
最終処分が終了した旨の報告を受けたとき、即ち、最終
処分業者から二次マニフェストのE票が返送されれば、
一次マニフェストのE票に、最終処分先、最終処分終了
日を記入するとともに、確認者のサイン又は押印をし
て、E票を排出事業者に返送する。
【0011】このようにして、排出事業者は、所定事項
及びサイン等が記載された一次マニフェストのA票、B
2票、D票、E票を受け取ることにより、予定された収
集運搬業者が中間処理業者へ廃棄物を運搬し、中間処理
業者が中間処理した後、最終処分されたことを管理する
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工事現場から
排出される産業廃棄物の種類は多く、また、行政地区毎
に許可を受けた処理業者が異なり、さらに、中間処理の
処分方法毎に最終処分の方法も異なるので、一つの工事
現場から排出された産業廃棄物の処理ルートは多岐に渡
るものとなっている。従って、処理委託の度に、産業廃
棄物の種類に応じて処理ルートを設定した上、該処理ル
ートにおける処理業者との委託契約の内容や許可期限等
を確認し、マニフェスト伝票に必要事項を記載して発行
することは、多大な人的労力を必要とする。
【0013】また、その複雑さゆえに人的ミスが発生す
る割合も多く、処理ルートが適正に設定されていなけれ
ば、例えば収集運搬業者が運搬した産業廃棄物を中間処
理業者が処理できない場合も発生し、産業廃棄物の処理
が円滑に進まないという問題がある。
【0014】一方、発行したマニフェスト伝票の管理
は、不法投棄を防止する観点からも重要であり、中間処
理や最終処分が終了して適正に返却されたか、未使用の
マニフェスト伝票は返却されているか、滅失等がないか
を管理しておく必要があるが、多量に発行されるマニフ
ェスト伝票の経過をチェックして記録しておくことも多
大な人的労力を必要とする。
【0015】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、産業廃棄物の処理業者及び処理ルートを効率
よく管理し、マニフェスト伝票の発行を円滑に行う手段
を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明の他の目的は、マニフェスト
伝票の発行手続きを簡略化して労力を軽減するととも
に、人的ミスの発生を効果的に防止できる手段を提供す
ることにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、処理業者の委
託契約の内容、特に許可期限を管理して、許可期限を経
過した業者に処理委託されることを防止する手段を提供
することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、発行したマニ
フェスト伝票の経過を記録し、未返却の伝票を簡易にチ
ェックできる手段を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃棄物マニ
フェスト管理装置は、廃棄物マニフェスト伝票に記載す
べき情報をコンピュータ管理し、入力に基づいて廃棄物
マニフェスト伝票を発行する廃棄物マニフェスト管理装
置であって、各収集運搬業者毎に各廃棄物種類の収集運
搬が可能な地区が予め登録された収集運搬業者データ、
及び各中間処理業者毎に中間処理施設、処理可能な廃棄
物種類、廃棄物種類毎の処分方法、並びに最終処分先が
予め登録された中間処理業者データを記録する業者デー
タ記録領域と、収集運搬業者データ及び中間処理業者デ
ータに基づいて、収集運搬業者と中間処理業者とがルー
トとして予め連結され、各ルート毎にルート識別符号が
予め設定されるとともに、処理可能な廃棄物種類が、廃
棄物種類、中間処理施設、処分方法、並びに最終処分先
毎に予め設定されてなるルート情報を含むルートデータ
を記録するルートデータ記録領域とを有するマニフェス
トデータ記録手段と、廃棄物マニフェスト伝票を発行す
べきルートを示すルート識別符号を入力するための入力
手段と、入力されたルート識別符号に基づいて、ルート
データ記録領域から該ルートの中間処理業者及び処理可
能な廃棄物種類を読み出し、ルート識別符号、中間処理
業者、及び処理可能な廃棄物種類を含む表示情報を出力
する表示情報生成手段と、前記表示情報に基づいて、ル
ートの中間処理業者及び処理可能な廃棄物種類を表示す
る表示手段と、表示手段の表示結果を参照して廃棄物種
類を選定するための選定手段と、入力されたルート識別
符号に基づいて、業者データ記録領域及びルートデータ
記録領域から該ルートの収集運搬業者、中間処理業者、
処理可能な廃棄物種類、中間処理施設、処分方法、及び
最終処分先を読み出し、該収集運搬業者、中間処理業
者、選定された廃棄物種類、中間処理施設、処分方法、
及び最終処分先を含む印刷情報を出力する印刷情報生成
手段と、該印刷情報に基づいて、該ルートの収集運搬業
者、中間処理業者、選定された廃棄物種類、中間処理施
設、処分方法、及ぶ最終処分先を廃棄物マニフェスト伝
票に印字する印刷手段とを具備してなるものである。
【0020】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記マニフェストデータ記録手段
は、各ルート毎に、単品処理可能な廃棄物種類を予め登
録したブランチと、複数種の廃棄物を組み合わせた混合
廃棄物を予め登録したブランチとを含むブランチデータ
を記録するブランチデータ記録領域を有するものであ
り、前記入力手段は、ルート識別符号とともにブランチ
識別符号を入力可能なものであり、前記表示情報生成手
段は、入力されたルート識別符号及びブランチ識別符号
に基づいて、ルートデータ記録領域及びブランチデータ
記録領域から該ルートにおいて処理可能な廃棄物種類若
しくは混合処理可能な廃棄物種類を読み出し、ルート識
別符号、ブランチ識別符号、中間処理業者、及び処理可
能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類を含
む表示情報を出力するものであり、前記表示手段は、該
表示情報に基づいて、該ルート及びブランチにおいて処
理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類
を表示するものであり、前記印刷手段は、印刷情報が混
合廃棄物を示す場合には、廃棄物マニフェスト伝票の廃
棄物種類欄に混合を印字するものである。
【0021】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記マニフェストデータ記録手段
は、各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎
に許可期限が予め登録された許可期限データを記録する
許可期限データ記録領域を有するものであり、前記表示
情報生成手段は、入力されたルート識別符号に基づいて
該ルートにおける収集運搬業者及び中間処理業者の許可
期限を許可期限データ記録領域から読み出し、ルート識
別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入力日が許
可期限前の所定時期後である場合には、警告表示情報を
出力するものであり、前記表示手段は、該警告表示情報
に基づいて、ルートにおける中間処理業者及び選定可能
な廃棄物種類に警告表示をするものである。
【0022】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記マニフェストデータ記録手段
は、各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎
に許可期限が予め登録された許可期限データを記録する
許可期限データ記録領域を有するものであり、前記表示
情報生成手段は、入力されたルート識別符号に基づいて
許可期限データ記録領域から該ルートにおける収集運搬
業者及び中間処理業者の許可期限を読み出し、ルート識
別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入力日が許
可期限後である場合には、前記表示情報に含まれる処理
可能な廃棄物種類を選択不可能とするものである。
【0023】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、発行された各マニフェスト伝票に伝
票識別符号を付与して、各マニフェスト伝票における地
区、ルート識別符号、収集運搬業者、中間処理業者情
報、選定された廃棄物種類、発行日、及び伝票識別符号
を含む伝票管理データを作成して記録する伝票管理デー
タ記録手段と、集計すべきマニフェスト伝票の地区及び
時期を入力するための入力手段と、入力された地区及び
時期に基づいて、該地区及び時期に該当する伝票管理デ
ータを抽出して交付状況データを作成して出力する交付
状況データ作成手段とを備え、前記印刷手段は、該交付
状況データに基づいて交付状況報告書を印刷するもので
ある。
【0024】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、廃棄物処理完了を入力するための入
力手段と、マニフェスト伝票に付与された伝票識別符号
を未完了区分に分類し、廃棄物処理完了が入力されたマ
ニフェスト伝票の伝票識別符号を未完了区分から完了区
分に分類して記録する伝票区分記録手段と、入力された
地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に該当する未
完了区分の伝票管理データを記録手段から抽出して未回
収データを作成して出力する未回収データ作成手段とを
備え、前記印刷手段は、該未回収データに基づいて未回
収報告書を印刷するものである。
【0025】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記伝票区分記録手段は、マニフェ
スト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処
理完了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を
完了区分に分類することを禁止するものである。
【0026】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記入力手段は、廃棄物処理完了、
伝票滅失、未使用返却、又は伝票破損を入力可能なもの
であり、前記伝票区分記録手段は、廃棄物処理完了が入
力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分に
分類し、伝票滅失が入力されたマニフェスト伝票の伝票
識別符号を滅失区分に分類し、未使用返却が入力された
マニフェスト伝票の伝票識別符号を未使用返却区分に分
類し、伝票破損が入力されたマニフェスト伝票の伝票識
別符号を破損区分に分類して記録するものである。
【0027】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理装置において、前記伝票区分記録手段は、マニフェ
スト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処
理完了、伝票滅失、未使用返却、又は伝票破損が入力さ
れたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分、滅失
区分、未使用返却、又は破損区分に分類することを禁止
するものである。
【0028】一方、本発明に係る廃棄物マニフェスト管
理プログラムは、廃棄物マニフェスト伝票に記載すべき
情報をコンピュータ管理し、入力に基づいて廃棄物マニ
フェスト伝票を発行するために、コンピュータを、各収
集運搬業者毎に各廃棄物種類の収集運搬が可能な地区が
予め登録された収集運搬業者データ、及び各中間処理業
者毎に中間処理施設、処理可能な廃棄物種類、廃棄物種
類毎の処分方法、並びに最終処分先が予め登録された中
間処理業者データを記録する業者データ記録領域と、収
集運搬業者データ及び中間処理業者データに基づいて、
収集運搬業者と中間処理業者とがルートとして予め連結
され、各ルート毎にルート識別符号が予め設定されると
ともに、処理可能な廃棄物種類が、廃棄物種類、中間処
理施設、処分方法、並びに最終処分先毎に予め設定され
てなるルート情報を含むルートデータを記録するルート
データ記録領域とを有するマニフェストデータ記録手
段、廃棄物マニフェスト伝票を発行すべきルートを示す
ルート識別符号を入力するための入力手段、入力された
ルート識別符号に基づいて、ルートデータ記録領域から
該ルートの中間処理業者及び処理可能な廃棄物種類を読
み出し、ルート識別符号、中間処理業者、及び処理可能
な廃棄物種類を含む表示情報を出力する表示情報生成手
段、前記表示情報に基づいて、ルートの中間処理業者及
び処理可能な廃棄物種類を表示する表示手段、表示手段
の表示結果を参照して廃棄物種類を選定するための選定
手段、入力されたルート識別符号に基づいて、業者デー
タ記録領域及びルートデータ記録領域から該ルートの収
集運搬業者、中間処理業者、処理可能な廃棄物種類、中
間処理施設、処分方法、及び最終処分先を読み出し、該
収集運搬業者、中間処理業者、選定された廃棄物種類、
中間処理施設、処分方法、及び最終処分先を含む印刷情
報を出力する印刷情報生成手段、該印刷情報に基づい
て、該ルートの収集運搬業者、中間処理業者、選定され
た廃棄物種類、中間処理施設、処分方法、及び最終処分
先を廃棄物マニフェスト伝票に印字する印刷手段として
機能させるものである。
【0029】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記マニフェストデータ記録
手段を、各ルート毎に、単品処理可能な廃棄物種類を予
め登録したブランチと、複数種の廃棄物を組み合わせた
混合廃棄物を予め登録したブランチとを含むブランチデ
ータを記録するブランチデータ記録領域を有するものと
して、前記入力手段を、ルート識別符号とともにブラン
チ識別符号を入力可能なものとして、前記表示情報生成
手段を、入力されたルート識別符号及びブランチ識別符
号に基づいて、ルートデータ記録領域及びブランチデー
タ記録領域から該ルートにおいて処理可能な廃棄物種類
若しくは混合処理可能な廃棄物種類を読み出し、ルート
識別符号、ブランチ識別符号、中間処理業者、及び処理
可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類を
含む表示情報を出力するものとして、前記表示手段を、
該表示情報に基づいて、該ルート及びブランチにおいて
処理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種
類を表示するものとして、前記印刷手段をは、印刷情報
が混合廃棄物を示す場合には、廃棄物マニフェスト伝票
の廃棄物種類欄に混合を印字するものとして機能させる
ものである。
【0030】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記マニフェストデータ記録
手段を、各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種
類毎に許可期限が予め登録された許可期限データを記録
する許可期限データ記録領域を有するものとして、前記
表示情報生成手段を、入力されたルート識別符号に基づ
いて該ルートにおける収集運搬業者及び中間処理業者の
許可期限を許可期限データ記録領域から読み出し、ルー
ト識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入力日
が許可期限前の所定時期後である場合には、警告表示情
報を出力するものとして、前記表示手段を、該警告表示
情報に基づいて、ルートにおける中間処理業者及び選定
可能な廃棄物種類に警告表示をするものとして機能させ
るものである。
【0031】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記マニフェストデータ記録
手段を、各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種
類毎に許可期限が予め登録された許可期限データを記録
する許可期限データ記録領域を有するものとして、前記
表示情報生成手段を、入力されたルート識別符号に基づ
いて許可期限データ記録領域から該ルートにおける収集
運搬業者及び中間処理業者の許可期限を読み出し、ルー
ト識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入力日
が許可期限後である場合には、前記表示情報に含まれる
処理可能な廃棄物種類を選択不可能とするものとして機
能させるものである。
【0032】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記コンピュータを、発行さ
れた各マニフェスト伝票に伝票識別符号を付与して、各
マニフェスト伝票における地区、ルート識別符号、収集
運搬業者、中間処理業者情報、選定された廃棄物種類、
発行日、及び伝票識別符号を含む伝票管理データを作成
して記録する伝票管理データ記録手段、集計すべきマニ
フェスト伝票の地区及び時期を入力するための入力手
段、入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び時
期に該当する伝票管理データを抽出して交付状況データ
を作成して出力する交付状況データ作成手段として機能
させるとともに、前記印刷手段を、該交付状況データに
基づいて交付状況報告書を印刷するものとして機能させ
るものである。
【0033】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記コンピュータを、廃棄物
処理完了を入力するための入力手段、マニフェスト伝票
に付与された伝票識別符号を未完了区分に分類し、廃棄
物処理完了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符
号を未完了区分から完了区分に分類して記録する伝票区
分記録手段、入力された地区及び時期に基づいて、該地
区及び時期に該当する未完了区分の伝票管理データを記
録手段から抽出して未回収データを作成して出力する未
回収データ作成手段として機能させるとともに、前記印
刷手段を、該未回収データに基づいて未回収報告書を印
刷するものとして機能させるものである。
【0034】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記伝票区分記録手段を、マ
ニフェスト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃
棄物処理完了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別
符号を完了区分に分類することを禁止するものとして機
能させるものである。
【0035】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記入力手段を、廃棄物処理
完了、伝票滅失、未使用返却又は伝票破損を入力可能な
ものとして、前記伝票区分記録手段を、廃棄物処理完了
が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区
分に分類し、伝票滅失が入力されたマニフェスト伝票の
伝票識別符号を滅失区分に分類し、未使用返却が入力さ
れたマニフェスト伝票の伝票識別符号を未使用返却区分
に分類し、伝票破損が入力されたマニフェスト伝票の伝
票識別符号を破損区分に分類して記録するものとして機
能させるものである。
【0036】また、本発明は、前記廃棄物マニフェスト
管理プログラムにおいて、前記伝票区分記録手段を、マ
ニフェスト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃
棄物処理完了、伝票滅失、未使用返却又は伝票破損が入
力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分、
滅失区分、未使用返却又は破損区分に分類することを禁
止するものとして機能させるものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
廃棄物マニフェスト管理装置を図面に基づき具体的に説
明する。図1は、本廃棄物マニフェスト管理装置の概略
構成の一例を示すものであり、具体的には、プリンタと
接続されたコンピュータ等で実現することが可能であ
る。図に示すように、本廃棄物マニフェスト管理装置1
00は、業者データ、ルートデータ、伝票管理データ、
及びその他の各種データを記憶するハードディスク等の
記録手段101と、各種データの読書き、表示情報、印
刷情報、並びに警告表示情報等の生成、及びその他の演
算処理を行うCPU及びメモリ等の演算手段102と、
各種データ等の入力及び廃棄物種類の選定等を行うため
のキーボード及びマウス等の入力手段(選定手段)10
3と、表示情報等を表示するディスプレイ(表示手段)
104と、マニフェスト伝票に印字情報を印字するプリ
ンタ(印刷手段)105とを具備してなるものである。
【0038】前記業者データは、収集運搬業者データ及
び中間処理業者データを含むものである。収集運搬業者
データは、業者名、所在地、電話番号、収集運搬可能な
廃棄別種類及び行政地区、及び許可期限を含んでなり、
これらが各業者毎に業者コードが付与されて記録手段1
01に記録される。一方、中間処理業者データは、業者
名、所在地、電話番号、処理可能な廃棄別種類、処分方
法、処理施設、最終処分先、及び許可期限を含んでな
り、これらが各業者毎に業者コードが付与されて記録手
段101に記録される。
【0039】前記ルートデータは、前記収集運搬業者デ
ータ及び中間処理業者データに基づいて、収集運搬業者
と中間処理業者とを連結してなるルートを含み、該ルー
トにルートナンバ(ルート識別符号)を付して記録手段
101に記録される。詳細には、ルートデータは、同一
の行政地区で許可を受けている収集運搬業者と中間処理
業者とが連結されており、該ルートにおいて処理可能な
廃棄物種類、形状並びに荷姿、処分方法、処理施設、及
び許可期限が登録される。従って、ルートナンバによ
り、ある行政地区で許可を受けており、処理委託が可能
な収集運搬業者及び中間処理業者の組合せが管理され
る。
【0040】処理可能な廃棄物種類は、各ルートにおい
てブランチが設定されて登録される。ブランチは、単品
で処理可能な廃棄物種類、混合で処理可能な廃棄物種類
に分類され、各々枝番が付されて登録される。混合のブ
ランチにおいては、新築又は解体等の工事種類毎に各廃
棄物種類の混合比率が登録される。従って、枝番によ
り、各ルートにおいて処理可能な廃棄物種類が、単品及
び所定廃棄物で構成される混合として管理される。
【0041】なお、ルートデータに登録された各ルート
の収集運搬業者及び中間処理業者の許可期限は、別途、
許可期限データとして廃棄別種類毎に記録されるものと
してもよい。
【0042】伝票管理データは、発行されたマニフェス
ト伝票内容のデータであり、詳細には、発行された各マ
ニフェスト伝票の行政地区、ルートナンバ、収集運搬業
者及び中間処理業者、及び発行日を含むものであり、各
マニフェスト伝票毎に伝票番号(伝票識別符号)を付し
て記録手段101に記録される。また、伝票管理データ
には、収集運搬業者の運搬日、中間処理業者の受領日及
び処分完了日が登録可能となっており、さらに廃棄物種
類毎の実績容量等の各種管理データも登録可能である。
また、前記伝票管理データは、各マニフェスト伝票の返
却を受けたか、即ち処理が完了したか否か等でマニフェ
スト伝票の識別符号が区分されており、具体的には、完
了、未完了、滅失、未使用返却、又は破損返却の何れか
の区分に分類されている。
【0043】なお、その他の各種データには、業者との
委託契約の内容、伝票管理者情報、行政地区情報、廃棄
物種類情報、処分方法情報等、廃棄物マニフェスト管理
装置の操作等に有用な情報が登録される。
【0044】本廃棄物マニフェスト管理装置を用いた業
務フローは、マニフェスト伝票の発行と各種報告書の作
成とに大別される。以下、マニフェスト伝票の発行につ
いて説明する。
【0045】図2は、マニフェスト伝票の発行までの概
略のフローチャートであるが、図に示すように、まず、
業者データ及びルートデータを作成して記録手段101
に記録した後、マニフェスト伝票の発行依頼を行う。
【0046】図3は、業者データ作成ステップ(S100)
の詳細を示すフローチャートである。最初に、入力手段
103を用いて、業者コードを設定し、入力すべき業者
の業者名、所在地、及び電話番号等を入力する(S10
1)。次に、入力した業者との委託契約の内容を入力す
る(S102)。入力した業者が収集運搬業者であれば、収
集運搬可能な廃棄物種類、許可を受けた行政地区、許可
期限等を入力する。一方、中間処理業者であれば、処理
可能な廃棄物種類、処理施設、処分方法、許可を受けた
行政地区、最終処分先、及び許可期限等を入力する。
【0047】図4は収集運搬業者との委託内容を入力す
る画面、図5は中間処理業者との委託内容を入力する画
面の一例である。図に示すように、廃棄物種類毎に、許
可期限、処理方法、持込場所若しくは処理施設の所在地
並びに行政地区コード等が入力されるようになってい
る。廃棄物種類は予め分類を設定して、各分類毎に廃棄
物コードを付して登録されている。例えば、建設系の産
業廃棄物であれば、安定型品目、管理型品目、特別管理
産廃に大別される。さらに、安定型品目は、コンクリー
トがら、アスコンがら、その他がれき類、ガラス・陶磁
器くず、廃プラスチック類、及び金属くずに、管理型品
目は、建設汚泥、紙くず、木くず、繊維くず、及び廃石
膏ボードに、特別管理品目は、廃石綿及び廃油に分類さ
れる。排出事業者の業務内容に応じて予め排出される廃
棄物種類を分類して各々に廃棄物コードを付して記録手
段101に登録しておく。行政地区も予め都道府県及び
政令市毎に行政地区コードを付して記録手段101に登
録しておき、該行政地区コードを入力するようにする。
また、処分方法も同様に、予め分類毎に処分方法コード
を付して登録しておく。例えば、脱水、焼却、破砕、圧
縮、溶融、選別、切断、有償償却、再生等に分類してす
る。
【0048】委託契約の内容を入力し終えた後、さら
に、別の業者情報を入力する場合には、前述のステップ
を繰り返す(S103)。入力を終了すれば、入力された内
容を業者データとして記録手段101に記録する(S10
4)。このようにして、業者データを作成して記録す
る。
【0049】図6は、ルートデータ作成ステップ(S20
0)の詳細を示すフローチャートである。最初に、入力
手段103を用いて、ルートナンバを、例えば「00
1」と設定し、ルートに登録すべき収集運搬業者及び中
間処理業者の業者コードを入力する(S201)。この際、
演算手段102は記録手段101に記録された業者デー
タを参照して、入力された業者コードが業者データに登
録されていなければディスプレイ104にエラー表示を
させる(S202)。このようにして、収集運搬業者と中間
処理業者とが連結されたルートが設定される。
【0050】次に、該ルートナンバ「001」におい
て、枝番を例えば「00」と設定し、該ルートにおいて
処理可能な廃棄物種類、処分方法、処理施設、及び許可
期限を入力する(S203)。廃棄物種類及び処分方法は、
前述した廃棄物コード及び処分方法コードで入力する。
まず、廃棄物コードを入力し、次に、入力した廃棄物種
類毎に処分方法コードを入力する。同一の廃棄物につい
て処分方法が複数ある場合には、同一の廃棄物を複数入
力し、入力された複数の廃棄物に対して異なる処分方法
を入力する。図7は、ディスプレイ104に表示される
入力画面の一例を示すものであるが、図に示すように、
廃棄物種類欄L1に、例えば、廃プラに付された廃棄物
コード「5」を2回入力し、次に、処分方法欄L2に、
溶融に付された処分方法コード「1E」及び償却に付さ
れた処分方法コード「1B」を夫々入力する。
【0051】その後、入力した各廃棄物種類及び処分方
法毎に処理施設及び許可期限を入力する。なお、業者デ
ータに登録された処理施設等が直ちにわからない場合等
に備え、入力された中間処理業者の登録された処理施設
をヘルプ画面等でディスプレイ104に表示できるよう
にすれば便利である。また、これら以外に、廃棄物の形
状及び荷姿等を入力可能としてもよい。
【0052】廃棄物種類、処分方法、処理施設、及び許
可期限が入力された際、演算手段102は業者データを
参照して、入力された廃棄物コード、処分方法コード、
処理施設、及び許可期限が業者データに登録されていな
ければディスプレイ104にエラー表示をさせる(S20
4)。
【0053】さらに、各廃棄物種類及び処分方法毎に最
終処分先を入力する(S205)。最終処分先は、同一の中
間処理業者であっても、廃棄物種類及び処分方法によっ
て異なるが、業者データに登録された中間処理業者の最
終処分先が直ちにわからない場合に備え、前述と同様に
登録された最終処分先をヘルプ画面等で表示できるよう
にすれば便利である。
【0054】最終処分先が入力された際、演算手段10
2は、記録手段101に記録された業者データを参照し
て、入力された最終処分先が、業者データに登録されて
廃棄物種類及び処分方法に合致していなければディスプ
レイ104にエラー表示をさせる(S206)。これによ
り、各ルートにおいて処理可能な廃棄物種類が、廃棄物
種類、中間処理施設、処分方法、並びに最終処分先毎に
ルートデータに登録される。
【0055】枝番「00」は、廃棄物種類を単品で選定
するためのルートデータであり、さらに、同一ルート、
即ちルートナンバ「001」において廃棄物の混合処理
が可能な場合は、枝番「01」以降を入力する(S20
7)。混合処理ができない場合には、該ルートナンバ
「001」の入力を終了する。
【0056】枝番「01」を入力することにより、図7
に示すものと同様の入力画面となる。ここで、ルートナ
ンバ、収集運搬業者、及び中間処理業者は既に登録され
ているので自動的にディスプレイ104に表示される。
また、既に登録された廃棄物種類、処分方法、最終処分
先等も自動的にディスプレイ104に表示される。入力
手段103を用いて、ディスプレイ104に表示された
廃棄物種類の中から、混合を構成する廃棄物種類を選択
する(S208)。図には示していないが、選択された廃棄
物種類には、廃棄物コードの前にアスタリスク(「*」
記号)等が表示される。なお、混合とするには少なくと
も2つ以上の廃棄物種類を選定することが必要であり、
同一の処分方法を一つの混合として選定することが好適
である。
【0057】その後、混合として選定された核廃棄物種
類の比率を百分率で設定する(S209)。該比率は、新
築、解体等の工事種類毎に予め統計処理を行って設定す
ることが好ましい。該比率を入力し終えた後、さらに、
別の廃棄物種類で構成された混合を設定する場合には、
枝番「02」を入力して、新たに廃棄物種類の選定し、
比率の設定を行う。また、別のルート、例えばルートナ
ンバ「002」を設定する場合には、前述した入力ステ
ップを繰り返す(S210)。入力を終了すれば、入力され
た内容をルートデータとして記録手段101に記録する
(S211)。このようにして、ルートデータを作成し、記
録する。
【0058】図8は、マニフェスト伝票の発行ステップ
(S300)の詳細を示すフローチャートである。最初に、
入力手段103を用いてルートナンバを入力する(S30
1)。ルートナンバは収集運搬業者及び中間処理業者毎
に異なるので、登録されたルートナンバと業者とを紙に
印刷したリスト、又は登録されたルートナンバと業者と
を表示するヘルプ画面等を準備しておき、該リスト又は
ヘルプ画面等を参照しながらルートナンバを入力可能と
することが好適である。
【0059】なお、必要に応じて工事現場や工事種類等
の他の情報を入力して、ディスプレイ104に表示さ
せ、プリンタ105によりマニフェスト伝票に印字させ
ることも勿論可能である。
【0060】演算手段102は、入力されたルートナン
バに基づいて記録手段101に記録されているルートデ
ータを読み出す(S302)。さらに、読み出されたルート
データに基づいて、入力日が該ルートナンバにおける収
集運搬業者又は中間処理業者の各許可期限前の所定日以
降であるか否かをチェックする(S303)。許可期限前の
所定日は予め設定しておくものとし、例えば許可期限の
90日前とする。入力日が該ルートナンバにおける廃棄
物種類のいずれかの許可期限前の所定日以降である場合
には、演算手段102は警告表示情報を生成する(S30
4)。一方、いずれの廃棄物種類においても許可期限前
の所定日以降でない場合には、演算手段102は記録手
段101から読み出したルートデータに基づいて表示情
報を生成してディスプレイ104に出力する(S307)。
【0061】前記表示情報は、入力されたルートナンバ
における収集運搬業者、中間処理業者、中間処理施設、
及び選定可能な廃棄物種類を含むものであり、該選定可
能な廃棄物種類は単品指定可能な各廃棄物種類、即ち枝
番「00」と、混合指定可能な廃棄物種類、即ち枝番
「01」以降を含む。
【0062】一方、警告表示情報は、業者の許可期限前
の所定日以降である廃棄物種類を、他の廃棄物種類と区
別可能として伝票発行者の注意を喚起するための表示情
報であり、例えば該廃棄物種類を背景色と反転表示させ
たり、「!」記号を付したりするための信号が含まれ
る。
【0063】演算手段102は警告表示情報を生成した
後、入力日が該ルートナンバにおける収集運搬業者又は
中間処理業者の各許可期限以降であるか否かをチェック
する(S305)。入力日が該ルートナンバにおける廃棄物
種類のいずれかの許可期限以降である場合には、演算手
段102は該廃棄物種類の選定を禁止して(S306)、記
録手段101から読み出したルートデータに基づいて所
定の廃棄物種類の選定が禁止された表示情報を生成し
て、該表示情報及び警告表示情報をディスプレイ104
に出力する(S307)。一方、いずれの廃棄物種類におい
ても許可期限以降でない場合には、演算手段102は前
記ルートデータに基づいて表示情報を生成して、該表示
情報及び警告表示情報をディスプレイ104に出力する
(S307)。
【0064】ディスプレイ104は、前記表示情報、及
び所定の場合には警告表示情報を受けて入力されたルー
トナンバにおける、収集運搬業者、中間処理業者、中間
処理施設、及び選定可能な廃棄物種類を表示する(S30
8)。廃棄物種類は、枝番「00」については、各廃棄
物種類が選定可能なものとなっており、一方、枝番「0
1」以降の混合については所定の混合を構成する廃棄物
種類が表示されるのみで、該廃棄物種類を任意に選定す
ることはできない。
【0065】図9は、表示情報によりディスプレイ10
4の表示される画面の一部を示すものであり、廃棄物種
類の選定を行う画面である。画面には図に示すような表
が表示されており、該表は、左から順に、ルートナン
バ、枝番、処理施設、選定可能な廃棄物種類、及びマニ
フェスト伝票の依頼枚数の列に区切られている。ルート
ナンバ、枝番、及び処理施設は、入力されたルートナン
バに基づいて自動的に表示される。一方、選定可能な廃
棄物種類は、単品指定、即ち枝番「00」の行は、選定
可能な廃棄物種類は空欄で、選定不可能な廃棄物種類は
「−」記号が表示される。混合指定、即ち枝番「01」
以降の行は、混合を構成する廃棄物種類は「○」記号が
表示され、混合を示す欄には「◎」記号が表示される。
「−」記号の表示は、前記と同様に選定不可能な廃棄物
種類を示しているが、混合を構成する廃棄物種類は、予
め枝番毎にルートデータに登録されているので、本画面
において任意に混合を構成する廃棄物種類を選定するこ
とはできない。
【0066】ここで、図には示していないが、警告表示
情報があれば、選定可能な廃棄物の欄が背景色と反転表
示、又は該欄に「!」記号が表示される。また、伝票の
依頼枚数の欄には入力に基づいて数字が表示される。な
お、画面中の他の部分には、排出事業者、工事現場、工
事種類等の所定事項が表示されている。
【0067】ディスプレイ104の表示に基づいて、入
力手段103により、マニフェスト伝票を発行すべき廃
棄物種類の選定を行う(S309)。例えば、図9に示した
画面を一例とすると、枝番「00」の行において「−」
記号が表示されていない廃棄物種類、即ち、コンクリ、
アスコン、がれき、木くず、繊維、又は石膏が選定可能
であり、例えば、石膏の欄をマウスでクリックすること
により、図に示すように、選定されたことを示す「○」
記号が表示される。枝番「00」は単品指定であるの
で、いずれか一つの廃棄物種類のみが選定可能となって
いる。廃棄物種類を選定した後、枝番「00」の行の依
頼枚数欄に所望の枚数を入力する。
【0068】一方、枝番「01」以降の行は混合指定で
あるので、任意に廃棄物種類を選定することはできな
い。従って、枝番「01」以降であって所望の混合処理
を構成する枝番の行の依頼枚数欄に所望の枚数を入力す
る。所望の廃棄物種類の選定を終え、さらに他のマニフ
ェスト伝票の発行依頼を入力する場合には、新たにルー
トナンバを入力して前述の処理を繰り返し、すべての入
力が終了すれば実行依頼をする(S310)。なお、選定が
禁止されている場合には、廃棄物種類の選定及び依頼枚
数の入力を行うことが禁止されており、入力手段103
による選定及び入力はできない。
【0069】演算手段102は、記録手段101から当
該ルートナンバにおける業者データ及びルートデータを
読み出し(S311)、選定された廃棄物種類及び依頼枚数
に基づいて印刷情報を生成して出力する(S312)。印刷
情報は、収集運搬業者、中間処理業者、最終処分地、選
定された廃棄物種類、中間処理施設、処分方法、発行枚
数、及び、排出事業者や工事現場等の他の情報を含んで
なるものであり、各マニフェスト伝票毎に生成される。
【0070】プリンタ105は、前記印刷情報に基づい
てマニフェスト伝票に収集運搬業者、中間処理業者、最
終処分地、選定された廃棄物種類、中間処理施設、処分
方法、発行枚数、排出事業者、及び工事現場等を印字す
る(S400)。
【0071】図10は、複数枚綴りのマニフェスト伝票
の一例を示すものであり、該マニフェスト伝票は、図に
示す伝票が複数枚積重されてなる。図に示すように、X
1欄に交付年月日及び伝票ナンバが、X2欄に排出事業
者の名称並びに所在地、及び工事現場の所在地等が、X
3欄に選定された産業廃棄物の種類に「○」記号が、X
4欄に収集運搬業者の名称及び所在地が、X5欄に中間
処理業者の名称及び所在地が、X6欄に中間処理施設の
名称及び所在地が、X7欄に最終処分地が夫々印字され
るものとなっている。
【0072】なお、複数枚綴りのマニフェスト伝票はバ
ックカーボン加工等が施されており、再前列のA票に印
字することにより、複数枚すべてのマニフェスト伝票に
同一の印刷情報が印字される。このようにして、マニフ
ェスト伝票が発行される。
【0073】以下、各種報告書の作成について説明す
る。図11は、交付状況報告書又は未回収報告書の作成
ステップを示すフローチャートである。マニフェスト伝
票の発行(S300)がされると、該マニフェスト伝票を識
別するための伝票ナンバ(伝票識別符号)が付され、発
行されたマニフェスト伝票の伝票ナンバ、地区、ルート
ナンバ、収集運搬業者、中間処理業者、選定された廃棄
物種類、及び発行日を含む伝票管理データが作成されて
記録手段101に記録される(S501)。伝票ナンバは、
数桁の数字やアルファベット等を組み合わせて付与さ
れ、発行されたマニフェスト伝票にも印字される。地区
は、工事現場が所在する地区、即ち廃棄物の排出地区で
ある。
【0074】前記伝票ナンバは、マニフェスト伝票の返
却状況等から各伝票区分に分類されて記録手段に記録さ
れている(S502)。伝票区分は、未完了区分、完了区
分、滅失、未使用返却、及び破損の5つの区分に分かれ
ている。未完了区分は、マニフェスト伝票の発行日から
所定日数を経過しているが処理完了が入力されていない
ものが分類される。完了区分は、マニフェスト伝票のE
伝票が返却され処理完了が確認されたものが分類され
る。滅失区分、未使用返却及び破損区分は、それぞれ、
マニフェスト伝票が排出事業者、収集運搬事業者、又は
中間処理業者により滅失されたもの、排出事業者により
使用されることなく返却されたもの、伝票の破れ等の破
損があるものが分類される。マニフェスト伝票が発行さ
れた際に、各伝票ナンバは、一律に未完了区分に分類し
て記憶される。なお、本実施の形態では伝票ナンバを5
つの区分に分類したが、さらに区分を増やすことも可能
である。
【0075】前記伝票区分の記録は、マニフェスト伝票
の返却状況により適宜更新される(S503)。マニフェス
ト伝票が図13で示したように、排出事業者から中間処
理業者にまで廃棄物とともに配送され、マニフェスト伝
票のE伝票が排出事業者に返却されれば、未完了に区分
されて記録されている伝票ナンバを完了区分に移行させ
る。例えば、入力手段103を用いて伝票ナンバを入力
した後、更新される完了区分を入力することで記録手段
101に記録されている伝票区分が更新される。この
際、処分が完了した廃棄物の処分量の実績値を入力可能
として、記録手段101に記録させ、後に廃棄物種類毎
の実績値の集計を行うこともできる。同様に、マニフェ
スト伝票が滅失された場合、使用されることなく返却さ
れた場合、破損されて返却された場合にも、未完了に区
分されて記録されている伝票ナンバを完了区分に移行さ
せる。
【0076】伝票区分の更新の際には、演算手段102
により伝票発行日から所定期間が経過した後に区分更新
を行うことが禁止されるようにしてもよい。詳細には、
演算手段102は、入力された伝票ナンバに基づいて、
前記伝票管理データから当該マニフェスト伝票の発行日
を読み出して区分の更新が入力された日と比較し、入力
日が発行日から所定期間内、例えば90日以内である場
合には、区分更新を許可し、所定期間経過後である場合
には区分更新を禁止する。これにより、マニフェスト伝
票の管理が不正に運用されることを防止できる。このよ
うにしてマニフェスト伝票の発行や返却に伴い、随時伝
票管理データが記録手段101に記録又は更新される。
【0077】交付状況報告書又は未回収報告書を作成す
る場合には、まず、交付状況報告書又は未回収報告書を
選択する(S504)。以下、交付状況報告書を選択した場
合について説明する。最初に、交付状況報告書により報
告すべきマニフェスト伝票の地区及び時期を入力する
(S505)。地区は前述したように地区コードを入力し、
時期は報告書に掲載すべきマニフェスト伝票の発行日
を、例えば2002年○月○日〜2002年△月△日の
ように期間として入力する。なお、報告者の名称及び所
在地等も適宜入力する。
【0078】演算手段102は、記録手段101に記録
されている伝票管理データから、入力された地区及び時
期に該当するデータを抽出して(S506)、交付状況デー
タを作成して出力する(S507)。交付状況データは、発
行されたマニフェスト伝票の収集運搬業者、中間処理業
者、選定された廃棄物、及び報告者の名称等を含んでな
り、収集運搬業者、中間処理業者、及び廃棄物種類が同
一のマニフェスト伝票が複数発行されている場合には発
行枚数が算出されている。プリンタ105は、該交付状
況データに基づいて交付状況報告書を印刷する(S50
8)。
【0079】次に、未回収報告書を選択した場合につい
て説明する。最初に、未回収報告書により報告すべきマ
ニフェスト伝票の地区及び時期を入力する(S509)。入
力方法は、前述した交付状況報告書の場合と同様であ
る。
【0080】演算手段102は、記録手段101に記録
されている伝票管理データから、入力された地区及び時
期に該当するデータを抽出して(S510)、未回収データ
を作成して出力する(S511)。未回収データは、発行さ
れたマニフェスト伝票の収集運搬業者、中間処理業者、
選定された廃棄物、及び報告者の名称等を含んでなり、
収集運搬業者、中間処理業者、及び廃棄物種類が同一の
マニフェスト伝票が複数発行されている場合には発行枚
数が算出されている。プリンタ105は、該未回収デー
タに基づいて未回収報告書を印刷する(S512)。
【0081】なお、本実施の形態では、演算手段102
により伝票管理データが抽出されて交付状況データ又は
未回収データが作成された後、プリンタ105により報
告書として印刷されるものとしたが、プリンタ105に
より印刷される前に、一旦、交付状況データ又は未回収
データの内容をディスプレイ104に一覧等で表示さ
せ、該表示を確認した後、印刷や再抽出等を選択できる
ようにしてもよい。
【0082】また、本実施の形態では、建設業者が排出
事業者となる場合を例に廃棄物種類等を説明したが、本
発明により管理等が可能なマニフェスト伝票は、建設系
廃棄物に係るものに限定されないことは当然である。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、マニフェストデータ記
録手段が、各収集運搬業者毎に各廃棄物種類の収集運搬
が可能な地区が予め登録された収集運搬業者データ、及
び各中間処理業者毎に中間処理施設、処理可能な廃棄物
種類、廃棄物種類毎の処分方法、並びに最終処分先が予
め登録された中間処理業者データを記録する業者データ
記録領域と、収集運搬業者データ及び中間処理業者デー
タに基づいて、収集運搬業者と中間処理業者とがルート
として予め連結され、各ルート毎にルート識別符号が予
め設定されるとともに、処理可能な廃棄物種類が、廃棄
物種類、中間処理施設、処分方法、並びに最終処分先毎
に予め設定されてなるルート情報を含むルートデータを
記録するルートデータ記録領域とを有し、入力手段によ
り廃棄物マニフェスト伝票を発行すべきルートを示すル
ート識別符号が入力され、表示情報生成手段が、入力さ
れたルート識別符号に基づいて、ルートデータ記録領域
から該ルートの中間処理業者及び処理可能な廃棄物種類
を読み出し、ルート識別符号、中間処理業者、及び処理
可能な廃棄物種類を含む表示情報を出力し、表示手段
が、前記表示情報に基づいて、ルートの中間処理業者及
び処理可能な廃棄物種類を表示し、表示手段の表示結果
を参照して選定手段により廃棄物種類を選定し、印刷情
報生成手段が、入力されたルート識別符号に基づいて、
業者データ記録領域及びルートデータ記録領域から該ル
ートの収集運搬業者、中間処理業者、処理可能な廃棄物
種類、中間処理施設、処分方法、及び最終処分先を読み
出し、該収集運搬業者、中間処理業者、選定された廃棄
物種類、中間処理施設、処分方法、及び最終処分先を含
む印刷情報を出力し、印刷手段が、該印刷情報に基づい
て、該ルートの収集運搬業者、中間処理業者、選定され
た廃棄物種類、中間処理施設、処分方法、及ぶ最終処分
先を廃棄物マニフェスト伝票に印字するようにしたの
で、産業廃棄物の処理ルートが効率的にコンピュータ管
理され、排出事業者は、収集運搬業者及び中間処理業者
の最適な組合せを迅速且つ容易に選定することができ、
また、処理すべき廃棄物種類を選定することにより、予
め登録された最終処分先まで選定され、マニフェスト伝
票に記載すべき所要の事項が業者データ及びルートデー
タから読み出されて印字されるので、マニフェスト伝票
の発行手続が簡便化されるとともに、人的ミスの発生を
防止できる。これにより、産業廃棄物の適性且つ円滑な
処理が可能となる。
【0084】また、本発明によれば、前記マニフェスト
データ記録手段は、各ルート毎に、単品処理可能な廃棄
物種類を予め登録したブランチと、複数種の廃棄物を組
み合わせた混合廃棄物を予め登録したブランチとを含む
ブランチデータを記録するブランチデータ記録領域を有
するものであり、前記入力手段は、ルート識別符号とと
もにブランチ識別符号を入力可能なものであり、前記表
示情報生成手段は、入力されたルート識別符号及びブラ
ンチ識別符号に基づいて、ルートデータ記録領域及びブ
ランチデータ記録領域から該ルートにおいて処理可能な
廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類を読み出
し、ルート識別符号、ブランチ識別符号、中間処理業
者、及び処理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な
廃棄物種類を含む表示情報を出力するものであり、前記
表示手段は、該表示情報に基づいて、該ルート及びブラ
ンチにおいて処理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可
能な廃棄物種類を表示するものであり、前記印刷手段
は、印刷情報が混合廃棄物を示す場合には、廃棄物マニ
フェスト伝票の廃棄物種類欄に混合を印字するものとし
たので、同一ルートで処理可能な廃棄物種類を効率的に
コンピュータ管理することができ、特に混合処理される
廃棄物が予め登録されることにより、伝票発行者等が委
託契約されていない構成の混合処理を入力することが防
止され、混合処理される産業廃棄物の適性且つ円滑な処
理が可能となる。
【0085】また、本発明によれば、前記マニフェスト
データ記録手段は、各収集運搬業者又は各中間処理業者
の廃棄物種類毎に許可期限が予め登録された許可期限デ
ータを記録する許可期限データ記録領域を有するもので
あり、前記表示情報生成手段は、入力されたルート識別
符号に基づいて該ルートにおける収集運搬業者及び中間
処理業者の許可期限を許可期限データ記録領域から読み
出し、ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較し
て、入力日が許可期限前の所定時期後である場合には、
警告表示情報を出力するものであり、前記表示手段は、
該警告表示情報に基づいて、ルートにおける中間処理業
者及び選定可能な廃棄物種類に警告表示をするものとし
たので、マニフェスト伝票発行の際に、選定したルート
の業者の許可期限について伝票発行者に注意を喚起する
ことができ、産業廃棄物排出時に業者の許可期限が経過
して処理不能となることを防ぐ。
【0086】また、本発明によれば、前記マニフェスト
データ記録手段は、各収集運搬業者又は各中間処理業者
の廃棄物種類毎に許可期限が予め登録された許可期限デ
ータを記録する許可期限データ記録領域を有するもので
あり、前記表示情報生成手段は、入力されたルート識別
符号に基づいて許可期限データ記録領域から該ルートに
おける収集運搬業者及び中間処理業者の許可期限を読み
出し、ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較し
て、入力日が許可期限後である場合には、前記表示情報
に含まれる処理可能な廃棄物種類を選択不可能とするも
のとしたので、マニフェスト伝票発行の際に許可期限を
過ぎた業者を選定することを防ぎ、これにより、産業廃
棄物の適正な処理が可能となる。
【0087】また、本発明によれば、発行された各マニ
フェスト伝票に伝票識別符号を付与して、各マニフェス
ト伝票における地区、ルート識別符号、収集運搬業者、
中間処理業者情報、選定された廃棄物種類、発行日、及
び伝票識別符号を含む伝票管理データを作成して記録す
る伝票管理データ記録手段と、集計すべきマニフェスト
伝票の地区及び時期を入力するための入力手段と、入力
された地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に該当
する伝票管理データを抽出して交付状況データを作成し
て出力する交付状況データ作成手段とを備え、前記印刷
手段は、該交付状況データに基づいて交付状況報告書を
印刷するものとしたので、発行されたマニフェスト伝票
を効率的にコンピュータ管理することができる。
【0088】また、本発明によれば、廃棄物処理完了を
入力するための入力手段と、マニフェスト伝票に付与さ
れた伝票識別符号を未完了区分に分類し、廃棄物処理完
了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を未完
了区分から完了区分に分類して記録する伝票区分記録手
段と、入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び
時期に該当する未完了区分の伝票管理データを記録手段
から抽出して未回収データを作成して出力する未回収デ
ータ作成手段とを備え、前記印刷手段は、該未回収デー
タに基づいて未回収報告書を印刷するものとしたので、
マニフェスト伝票の返却状況を簡便にコンピュータ管理
することができる。これにより、排出した産業廃棄物が
適正に処理されたか否かをチェックして、不適正な処理
を防止することが可能となる。
【0089】また、本発明によれば、前記伝票区分記録
手段は、マニフェスト伝票の発行日から所定日数を経過
した後に廃棄物処理完了が入力されたマニフェスト伝票
の伝票識別符号を完了区分に分類することを禁止するも
のとしたので、マニフェスト伝票の返却期限を一定の基
準で管理するとともに、不正に伝票区分の更新が行われ
ることを防止できる。
【0090】また、本発明によれば、前記入力手段は、
廃棄物処理完了、伝票滅失、未使用返却、又は伝票破損
を入力可能なものであり、前記伝票区分記録手段は、廃
棄物処理完了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別
符号を完了区分に分類し、伝票滅失が入力されたマニフ
ェスト伝票の伝票識別符号を滅失区分に分類し、未使用
返却が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を未
使用返却区分に分類し、伝票破損が入力されたマニフェ
スト伝票の伝票識別符号を破損区分に分類して記録する
ものとしたので、マニフェスト伝票の返却状況等を詳細
にコンピュータ管理することができる。これにより、排
出した産業廃棄物が適正に処理されたか否かをチェック
して、不適正な処理を防止することが可能となる。
【0091】また、本発明によれば、前記伝票区分記録
手段は、マニフェスト伝票の発行日から所定日数を経過
した後に廃棄物処理完了、伝票滅失、未使用返却、又は
伝票破損が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号
を完了区分、滅失区分、未使用返却、又は破損区分に分
類することを禁止するものとしたので、マニフェスト伝
票の返却期限を一定の基準で管理するとともに、不正に
伝票区分の更新が行われることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る廃棄物マニフェスト
管理装置100の概略構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】マニフェスト伝票の発行までの概略を示すフロ
ーチャートである。
【図3】業者データ作成ステップの詳細を示すフローチ
ャートである。
【図4】収集運搬業者との委託内容を入力する画面の一
例を示す図である。
【図5】中間処理業者との委託内容を入力する画面の一
例を示す図である。
【図6】ルートデータ作成ステップの詳細を示すフロー
チャートである。
【図7】ディスプレイ104に表示される入力画面の一
例を示す図である。
【図8】マニフェスト伝票の発行ステップの詳細を示す
フローチャートである。
【図9】表示情報によりディスプレイ104の表示され
る画面の一部を示す図である。
【図10】複数枚綴りのマニフェスト伝票の一例を示す
図である。
【図11】交付状況報告書又は未回収報告書の作成ステ
ップを示すフローチャートである。
【図12】建設系産業廃棄部物の処理ルートの概要を示
した模式図である。
【図13】マニフェスト伝票の流れの一例を示した模式
図である。
【符号の説明】
100 廃棄物マニフェスト伝票管理装置 101 記録手段 102 入力手段 103 演算手段 104 ディスプレイ(表示手段) 105 プリンタ(印刷手段)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物マニフェスト伝票に記載すべき情
    報をコンピュータ管理し、入力に基づいて廃棄物マニフ
    ェスト伝票を発行する廃棄物マニフェスト管理装置であ
    って、 各収集運搬業者毎に各廃棄物種類の収集運搬が可能な地
    区が予め登録された収集運搬業者データ、及び各中間処
    理業者毎に中間処理施設、処理可能な廃棄物種類、廃棄
    物種類毎の処分方法、並びに最終処分先が予め登録され
    た中間処理業者データを記録する業者データ記録領域
    と、収集運搬業者データ及び中間処理業者データに基づ
    いて、収集運搬業者と中間処理業者とがルートとして予
    め連結され、各ルート毎にルート識別符号が予め設定さ
    れるとともに、処理可能な廃棄物種類が、廃棄物種類、
    中間処理施設、処分方法、最終処分先毎に予め設定され
    てなるルートデータを記録するルートデータ記録領域と
    を有するマニフェストデータ記録手段と、 廃棄物マニフェスト伝票を発行すべきルートを示すルー
    ト識別符号を入力するための入力手段と、 入力されたルート識別符号に基づいて、ルートデータ記
    録領域から該ルートの中間処理業者及び処理可能な廃棄
    物種類を読み出し、ルート識別符号、中間処理業者、及
    び処理可能な廃棄物種類を含む表示情報を出力する表示
    情報生成手段と、 前記表示情報に基づいて、ルートの中間処理業者及び処
    理可能な廃棄物種類を表示する表示手段と、 表示手段の表示結果を参照して廃棄物種類を選定するた
    めの選定手段と、 入力されたルート識別符号に基づいて、業者データ記録
    領域及びルートデータ記録領域から該ルートの収集運搬
    業者、中間処理業者、処理可能な廃棄物種類、中間処理
    施設、処分方法、及び最終処分先を読み出し、該収集運
    搬業者、中間処理業者、選定された廃棄物種類、中間処
    理施設、処分方法、及び最終処分先を含む印刷情報を出
    力する印刷情報生成手段と、 該印刷情報に基づいて、該ルートの収集運搬業者、中間
    処理業者、選定された廃棄物種類、中間処理施設、処分
    方法、及び最終処分先を廃棄物マニフェスト伝票に印字
    する印刷手段とを具備してなるものであることを特徴と
    する廃棄物マニフェスト管理装置。
  2. 【請求項2】 前記マニフェストデータ記録手段は、各
    ルート毎に、単品処理可能な廃棄物種類を予め登録した
    ブランチと、複数種の廃棄物を組み合わせた混合廃棄物
    を予め登録したブランチとを含むブランチデータを記録
    するブランチデータ記録領域を有するものであり、 前記入力手段は、ルート識別符号とともにブランチ識別
    符号を入力可能なものであり、 前記表示情報生成手段は、入力されたルート識別符号及
    びブランチ識別符号に基づいて、ルートデータ記録領域
    及びブランチデータ記録領域から該ルートにおいて処理
    可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類を
    読み出し、ルート識別符号、ブランチ識別符号、中間処
    理業者、及び処理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可
    能な廃棄物種類を含む表示情報を出力するものであり、 前記表示手段は、該表示情報に基づいて、該ルート及び
    ブランチにおいて処理可能な廃棄物種類若しくは混合処
    理可能な廃棄物種類を表示するものであり、 前記印刷手段は、印刷情報が混合廃棄物を示す場合に
    は、廃棄物マニフェスト伝票の廃棄物種類欄に混合を印
    字するものであることを特徴とする請求項1に記載の廃
    棄物マニフェスト管理装置。
  3. 【請求項3】 前記マニフェストデータ記録手段は、各
    収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎に許可
    期限が予め登録された許可期限データを記録する許可期
    限データ記録領域を有するものであり、 前記表示情報生成手段は、入力されたルート識別符号に
    基づいて該ルートにおける収集運搬業者及び中間処理業
    者の許可期限を許可期限データ記録領域から読み出し、
    ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入
    力日が許可期限前の所定時期後である場合には、警告表
    示情報を出力するものであり、 前記表示手段は、該警告表示情報に基づいて、ルートに
    おける中間処理業者及び選定可能な廃棄物種類に警告表
    示をするものであることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の廃棄物マニフェスト管理装置。
  4. 【請求項4】 前記マニフェストデータ記録手段は、各
    収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎に許可
    期限が予め登録された許可期限データを記録する許可期
    限データ記録領域を有するものであり、 前記表示情報生成手段は、入力されたルート識別符号に
    基づいて許可期限データ記録領域から該ルートにおける
    収集運搬業者及び中間処理業者の許可期限を読み出し、
    ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入
    力日が許可期限後である場合には、前記表示情報に含ま
    れる処理可能な廃棄物種類を選択不可能とするものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    廃棄物マニフェスト管理装置。
  5. 【請求項5】 発行された各マニフェスト伝票に伝票識
    別符号を付与して、各マニフェスト伝票における地区、
    ルート識別符号、収集運搬業者、中間処理業者情報、選
    定された廃棄物種類、発行日、及び伝票識別符号を含む
    伝票管理データを作成して記録する伝票管理データ記録
    手段と、 集計すべきマニフェスト伝票の地区及び時期を入力する
    ための入力手段と、 入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に
    該当する伝票管理データを抽出して交付状況データを作
    成して出力する交付状況データ作成手段とを備え、 前記印刷手段は、該交付状況データに基づいて交付状況
    報告書を印刷するものであることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の廃棄物マニフェスト管理装
    置。
  6. 【請求項6】 廃棄物処理完了を入力するための入力手
    段と、 マニフェスト伝票に付与された伝票識別符号を未完了区
    分に分類し、廃棄物処理完了が入力されたマニフェスト
    伝票の伝票識別符号を未完了区分から完了区分に分類し
    て記録する伝票区分記録手段と、 入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に
    該当する未完了区分の伝票管理データを抽出して未回収
    データを作成して出力する未回収データ作成手段とを備
    え、 前記印刷手段は、該未回収データに基づいて未回収報告
    書を印刷するものであることを特徴とする請求項5に記
    載の廃棄物マニフェスト管理装置。
  7. 【請求項7】 前記伝票区分記録手段は、マニフェスト
    伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処理完
    了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完了
    区分に分類することを禁止するものであることを特徴と
    する請求項6に記載の廃棄物マニフェスト管理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、廃棄物処理完了、伝票
    滅失、未使用返却又は伝票破損を入力可能なものであ
    り、 前記伝票区分記録手段は、廃棄物処理完了が入力された
    マニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分に分類し、
    伝票滅失が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号
    を滅失区分に分類し、未使用返却が入力されたマニフェ
    スト伝票の伝票識別符号を未使用返却区分に分類し、伝
    票破損が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を
    破損区分に分類して記録するものであることを特徴とす
    る請求項6に記載の廃棄物マニフェスト管理装置。
  9. 【請求項9】 前記伝票区分記録手段は、マニフェスト
    伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処理完
    了、伝票滅失、未使用返却、又は伝票破損が入力された
    マニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分、滅失区
    分、又は破損区分に分類することを禁止するものである
    ことを特徴とする請求項8に記載の廃棄物マニフェスト
    管理装置。
  10. 【請求項10】 廃棄物マニフェスト伝票に記載すべき
    情報をコンピュータ管理し、入力に基づいて廃棄物マニ
    フェスト伝票を発行するために、コンピュータを、 各収集運搬業者毎に各廃棄物種類の収集運搬が可能な地
    区が予め登録された収集運搬業者データ、及び各中間処
    理業者毎に中間処理施設、処理可能な廃棄物種類、廃棄
    物種類毎の処分方法、並びに最終処分先が予め登録され
    た中間処理業者データを記録する業者データ記録領域
    と、収集運搬業者データ及び中間処理業者データに基づ
    いて、収集運搬業者と中間処理業者とがルートとして予
    め連結され、各ルート毎にルート識別符号が予め設定さ
    れるとともに、処理可能な廃棄物種類が、廃棄物種類、
    中間処理施設、処分方法、並びに最終処分先毎に予め設
    定されてなるルート情報を含むルートデータを記録する
    ルートデータ記録領域とを有するマニフェストデータ記
    録手段、 廃棄物マニフェスト伝票を発行すべきルートを示すルー
    ト識別符号を入力するための入力手段、 入力されたルート識別符号に基づいて、ルートデータ記
    録領域から該ルートの中間処理業者及び処理可能な廃棄
    物種類を読み出し、ルート識別符号、中間処理業者、及
    び処理可能な廃棄物種類を含む表示情報を出力する表示
    情報生成手段、 前記表示情報に基づいて、ルートの中間処理業者及び処
    理可能な廃棄物種類を表示する表示手段、 表示手段の表示結果を参照して廃棄物種類を選定するた
    めの選定手段、 入力されたルート識別符号に基づいて、業者データ記録
    領域及びルートデータ記録領域から該ルートの収集運搬
    業者、中間処理業者、処理可能な廃棄物種類、中間処理
    施設、処分方法、及び最終処分先を読み出し、該収集運
    搬業者、中間処理業者、選定された廃棄物種類、中間処
    理施設、処分方法、及び最終処分先を含む印刷情報を出
    力する印刷情報生成手段、 該印刷情報に基づいて、該ルートの収集運搬業者、中間
    処理業者、選定された廃棄物種類、中間処理施設、処分
    方法、及び最終処分先を廃棄物マニフェスト伝票に印字
    する印刷手段として機能させるものであることを特徴と
    する廃棄物マニフェスト管理プログラム。
  11. 【請求項11】 前記マニフェストデータ記録手段を、
    各ルート毎に、単品処理可能な廃棄物種類を予め登録し
    たブランチと、複数種の廃棄物を組み合わせた混合廃棄
    物を予め登録したブランチとを含むブランチデータを記
    録するブランチデータ記録領域を有するものとして、 前記入力手段を、ルート識別符号とともにブランチ識別
    符号を入力可能なものとして、 前記表示情報生成手段を、入力されたルート識別符号及
    びブランチ識別符号に基づいて、ルートデータ記録領域
    及びブランチデータ記録領域から該ルートにおいて処理
    可能な廃棄物種類若しくは混合処理可能な廃棄物種類を
    読み出し、ルート識別符号、ブランチ識別符号、中間処
    理業者、及び処理可能な廃棄物種類若しくは混合処理可
    能な廃棄物種類を含む表示情報を出力するものとして、 前記表示手段を、該表示情報に基づいて、該ルート及び
    ブランチにおいて処理可能な廃棄物種類若しくは混合処
    理可能な廃棄物種類を表示するものとして、 前記印刷手段をは、印刷情報が混合廃棄物を示す場合に
    は、廃棄物マニフェスト伝票の廃棄物種類欄に混合を印
    字するものとして機能させるものであることを特徴とす
    る請求項10に記載の廃棄物マニフェスト管理プログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記マニフェストデータ記録手段を、
    各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎に許
    可期限が予め登録された許可期限データを記録する許可
    期限データ記録領域を有するものとして、 前記表示情報生成手段を、入力されたルート識別符号に
    基づいて該ルートにおける収集運搬業者及び中間処理業
    者の許可期限を許可期限データ記録領域から読み出し、
    ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入
    力日が許可期限前の所定時期後である場合には、警告表
    示情報を出力するものとして、 前記表示手段を、該警告表示情報に基づいて、ルートに
    おける中間処理業者及び選定可能な廃棄物種類に警告表
    示をするものとして機能させるものであることを特徴と
    する請求項10又は11に記載の廃棄物マニフェスト管
    理プログラム。
  13. 【請求項13】 前記マニフェストデータ記録手段を、
    各収集運搬業者又は各中間処理業者の廃棄物種類毎に許
    可期限が予め登録された許可期限データを記録する許可
    期限データ記録領域を有するものとして、 前記表示情報生成手段を、入力されたルート識別符号に
    基づいて許可期限データ記録領域から該ルートにおける
    収集運搬業者及び中間処理業者の許可期限を読み出し、
    ルート識別符号の入力日と該許可期限とを比較して、入
    力日が許可期限後である場合には、前記表示情報に含ま
    れる処理可能な廃棄物種類を選択不可能とするものとし
    て機能させるものであることを特徴とする請求項10乃
    至12のいずれかに記載の廃棄物マニフェスト管理プロ
    グラム。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータを、発行された各マ
    ニフェスト伝票に伝票識別符号を付与して、各マニフェ
    スト伝票における地区、ルート識別符号、収集運搬業
    者、中間処理業者情報、選定された廃棄物種類、発行
    日、及び伝票識別符号を含む伝票管理データを作成して
    記録する伝票管理データ記録手段、 集計すべきマニフェスト伝票の地区及び時期を入力する
    ための入力手段、 入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に
    該当する伝票管理データを抽出して交付状況データを作
    成して出力する交付状況データ作成手段として機能させ
    るとともに、 前記印刷手段を、該交付状況データに基づいて交付状況
    報告書を印刷するものとして機能させるものであること
    を特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の廃
    棄物マニフェスト管理プログラム。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータを、廃棄物処理完了
    を入力するための入力手段、 マニフェスト伝票に付与された伝票識別符号を未完了区
    分に分類し、廃棄物処理完了が入力されたマニフェスト
    伝票の伝票識別符号を未完了区分から完了区分に分類し
    て記録する伝票区分記録手段、 入力された地区及び時期に基づいて、該地区及び時期に
    該当する未完了区分の伝票管理データを抽出して未回収
    データを作成して出力する未回収データ作成手段として
    機能させるとともに、 前記印刷手段を、該未回収データに基づいて未回収報告
    書を印刷するものとして機能させるものであることを特
    徴とする請求項14に記載の廃棄物マニフェスト管理プ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 前記伝票区分記録手段を、マニフェス
    ト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処理
    完了が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を完
    了区分に分類することを禁止するものとして機能させる
    ものであることを特徴とする請求項15に記載の廃棄物
    マニフェスト管理プログラム。
  17. 【請求項17】 前記入力手段を、廃棄物処理完了、伝
    票滅失、未使用返却、又は伝票破損を入力可能なものと
    して、 前記伝票区分記録手段を、廃棄物処理完了が入力された
    マニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分に分類し、
    伝票滅失が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号
    を滅失区分に分類し、未使用返却が入力されたマニフェ
    スト伝票の伝票識別符号を未使用返却区分に分類し、伝
    票破損が入力されたマニフェスト伝票の伝票識別符号を
    破損区分に分類して記録するものとして機能させるもの
    であることを特徴とする請求項15に記載の廃棄物マニ
    フェスト管理プログラム。
  18. 【請求項18】 前記伝票区分記録手段を、マニフェス
    ト伝票の発行日から所定日数を経過した後に廃棄物処理
    完了、伝票滅失、未使用返却又は伝票破損が入力された
    マニフェスト伝票の伝票識別符号を完了区分、滅失区
    分、又は破損区分に分類することを禁止するものとして
    機能させるものであることを特徴とする請求項17に記
    載の廃棄物マニフェスト管理プログラム。
JP2002099499A 2002-04-02 2002-04-02 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム Pending JP2003292112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002099499A JP2003292112A (ja) 2002-04-02 2002-04-02 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002099499A JP2003292112A (ja) 2002-04-02 2002-04-02 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003292112A true JP2003292112A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29240913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002099499A Pending JP2003292112A (ja) 2002-04-02 2002-04-02 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003292112A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209124A (ja) * 2004-01-19 2005-08-04 Tomoo Yoshimasa 産業廃棄物中間処理業者の電子マニフェストのedi方式における紐付け
JP2006099275A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理管理装置
JP2006126939A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理管理支援装置
JP2007018107A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Enchant Co Ltd 電子マニフェスト支援システムにおける不法投棄防止装置
JP2010231409A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Jfe Steel Corp 産業廃棄物処理支援システム、管理サーバーおよび産業廃棄物処理支援プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209124A (ja) * 2004-01-19 2005-08-04 Tomoo Yoshimasa 産業廃棄物中間処理業者の電子マニフェストのedi方式における紐付け
JP2006099275A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理管理装置
JP2006126939A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理管理支援装置
JP2007018107A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Enchant Co Ltd 電子マニフェスト支援システムにおける不法投棄防止装置
JP2010231409A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Jfe Steel Corp 産業廃棄物処理支援システム、管理サーバーおよび産業廃棄物処理支援プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6038547A (en) Construction tracking and payment method and system
JP2007141266A (ja) 製品の回収・リサイクル管理システム
JP2000053045A (ja) 使用済自動車リサイクル情報管理システム
JP4780060B2 (ja) 廃棄物処理管理システム、廃棄物処理管理方法及び廃棄物処理管理プログラム
JP2003292112A (ja) 廃棄物マニフェスト管理装置、及び廃棄物マニフェスト管理プログラム
JPH11282785A (ja) 産業廃棄物マニフェストデータ管理システム
JP2004021602A (ja) 製品リサイクル管理システム及び管理方法
Chen et al. Webfill before landfill: an e‐commerce model for waste exchange in Hong Kong
JP2005202768A (ja) 廃棄物情報管理システム
JP4683799B2 (ja) 環境負荷に関する情報を提供する装置
JP2000246226A (ja) 産業廃棄物管理システム及びコンピュータで駆動させることができる産業廃棄物管理用プログラムを記録した記録媒体
JPH0649992A (ja) 建設廃棄物処理システム
JPH1110126A (ja) 建設廃棄物処理に関するデータ管理方法
JP2006099275A (ja) 産業廃棄物処理管理装置
KR20050001557A (ko) 일정기능을 갖는 안전관리 체크리스트 서비스 장치 및 방법
JPH1110127A (ja) 建設廃棄物処理に関するデータ管理方法
JP2023160999A (ja) 契約書生成システム、契約書生成方法、およびコンピュータプログラム
Wijegunaratne et al. Managing IT Projects: Lessons Learnt from the Construction Sector
JP2002083095A (ja) 建築物の解体廃棄物リサイクルシステム
Rooms et al. 1.01 RELATED DOCUMENTS
JP4175218B2 (ja) 廃棄物の中間処理に関連する情報処理方法及びコンピュータ・システム
Kamara Development of an Environmental Cadastre Administrative System by GIS integration for the Environment Protection Agency in Sierra Leone
Skovgaard et al. Data management plan
Calistra et al. Salvaging the Historical Nature of Nantucket: Reducing Construction and Demolition Waste
JP2006126939A (ja) 産業廃棄物処理管理支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620