JP2023160999A - 契約書生成システム、契約書生成方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

契約書生成システム、契約書生成方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも容易に処分対象の廃棄物の内訳など廃棄物の廃棄に関する情報を特定しまたは入力できるように排出事業者を支援する。【解決手段】排出事業者4Aから排出される対象廃棄物45を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する際の契約書を生成する支援サーバ2に対象廃棄物45の排出事業場、種類、分析証明書の提示の頻度、収集運搬業者4B、収集運搬の委託契約期間、積込み先、積込み先の自治体から収集運搬業者への収集運搬業許可、荷下ろし先、荷下ろし先の自治体から収集運搬業者への収集運搬業許可、処分業者4C、処分の委託契約の期間、処分を行う処分事業場、処分事業場の自治体から処分事業場への処分業許可、および処分方法を受け付ける手段と、受け付けた内容に基づいて契約書を生成する生成手段と、を設ける。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 展示会への出展による公開 展示会名 :エコプロ2021[第23回] 展示年月日 :令和3年(2021年)12月8日~10日 公開対象物名 :シゲンクラウド、業者確認シート 公開者 :株式会社シゲン 〔刊行物等〕 広島県主催の講習会での公開 講習会名 :令和3年度電子マニフェスト活用講習会 展示年月日 :令和4年1月25日~26日、2月7日~9日 公開対象物名 :シゲンクラウド、業者確認シート 公開者 :株式会社シゲン 〔刊行物等〕 企業等への個別の実演による公開 公開年月日 :令和3年4月21日ほか 公開対象物名 :シゲンクラウド、業者確認シート 公開者 :株式会社シゲン 〔刊行物等〕 販売による公開 販売日 :令和4年1月12日 公開対象物名 :シゲンクラウド、業者確認シート 公開者 :株式会社シゲン
本発明は、廃棄物を処分する際の情報の入力の技術に関する。
日本では、産業廃棄物が適切に処分されるようにマニフェスト制度が設けられている。法上、産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(いわゆる廃棄物処理法)第2条第4項各号や政令で規定される廃棄物を意味する。そのほか、建設廃棄物および特別管理産業廃棄物も、同法または政令に従って処分しなければならない。
マニフェスト制度は、行政庁の指導の下、法令に基づいて運用されている。マニフェスト制度によると、排出事業者は、自らの廃棄物のうち所定の種類のものを自らの責任で処分するように義務付けられている。また、排出事業者は、廃棄物の運搬または処分などの処理を収集運搬業者または処分業者などの業者に委託した場合に、各業者において処理が適切に行われ廃棄物が最終処分されたことを各業者からマニフェスト伝票を受け取ることによって確認し、所定の期間内にその旨を行政庁に報告しなければならない。
電子マニフェストシステムを用いると、排出事業者は、マニフェストの登録から最終処分の終了の報告までの各者とのやり取りを電子的に行うことができる。公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)のJWNETが電子マニフェストシステムとして普及している(非特許文献1)。
排出事業者は、JWNETを使用する場合、マニフェスト情報を自らJWNETへ入力しなければならない。マニフェスト情報には、排出する廃棄物に関する情報、収集運搬の委託先である収集運搬業者に関する情報、処分の委託先である処分業者に関する情報、積替保管施設に関する情報、および処分事業場に関する情報などが含まれている。
マニフェスト情報を入力するのを支援する技術として、次のような技術が提案されている。
特許文献1に記載される技術は、マニフェスト情報の入力を、帳票を用いて支援する。この帳票は、産業廃棄物の回収の際に用いられる2枚綴りの帳票であって、産業廃棄物の排出事業者を特定する情報の第1記入欄、産業廃棄物の回収日時の第2記入欄、産業廃棄物の回収量の第3記入欄、および回収確認のためのスタンプの押印欄が設けられている。
第1記入欄、第2記入欄、および第3記入欄に必要事項が記入され、押印欄にスタンプの押印がなされた後、2枚綴りの一方が排出事業者の保管の用に供され、2枚綴りの他方が収集運搬業者により回収される。そして、収集運搬業者が帳票に基づいて廃棄物回収データを作成しJWNETへ入力する。
特許文献2に記載される技術は、マニフェスト情報の入力を、帳票およびOCRを用いて支援する。排出事業者は、マニフェスト情報を登録票に記入してASPおよび収集運搬業者へFAX送信する。すると、ASPは、FAX送信されてきた画像をOCRにて「伝票兼報告書」用のデータに変換する。収集運搬業者は、ASPからデータを取り込んで「伝票兼報告書」を起票し、排出事業者からFAX受信した「登録票」とチェックし、収集運搬を行った後、運搬終了年月日等必要事項を手で記入しFAXにてASPに送信する。処分業者は回付されてきた「伝票兼報告書」に処分終了年月日等必要事項を手で記入してFAXにてASPに送信する。
排出事業者は、自ら排出する廃棄物の処理を他人に委託する場合は、さらに、委託先の処理業者と廃棄物の処理委託に関する契約を事前に締結し、契約の内容を記載した契約書を作成しなければならない。この契約書は、一般に「産業廃棄物処理委託契約書」と呼ばれる。
特開2018-120435号公報 実登3089541号公報 JWNETウェブサイト,2021年11月29日検索,当ウェブ サイトのURL"https://www.jwnet.or.jp/jwnet/index.html"
ところで、上述の通り、マニフェスト情報には、様々な情報が含まれている。これらの情報のうち、特に処分対象の廃棄物の情報を特定するのが難しい。したがって、排出事業者にとって、マニフェストを作成するのは容易でない。
また、産業廃棄物処理委託契約書を作成する場合も、処分対象の廃棄物の内訳を記載しなければならないが、上述の通り、その廃棄物の情報を特定するのが難しい。したがって、排出事業者にとって、産業廃棄物処理委託契約書を作成するのも容易でない。
本発明は、このような問題に鑑み、従来よりも容易に処分対象の廃棄物の内訳など廃棄物の廃棄に関する情報を特定しまたは入力できるように排出事業者を支援することを目的とする。
本発明の一形態に係る廃棄物特定支援シートは、排出する対象である対象廃棄物を廃棄するのに必要なマニフェストを作成しまたは当該対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する契約を締結するに際して当該対象廃棄物の種類を特定するために使用する廃棄物特定支援シートであって、産業廃棄物の複数の種類それぞれの識別子である第一の識別子が、前記対象廃棄物に含まれる産業廃棄物の種類を記入者に選択させるために第一の区域に記されており、複数の複合物それぞれについて、産業廃棄物の複数の種類のうちの当該複合物を構成し得る産業廃棄物の種類の識別子である第二の識別子が、当該複合物を構成する廃棄物の種類を前記記入者に選択させるために第二の区域に記されており、特別管理産業廃棄物の複数の種類それぞれの識別子である第三の識別子が、前記対象廃棄物に含まれる特別管理産業廃棄物の種類を記入者に選択させるために第三の区域に記されており、前記対象廃棄物が産業廃棄物または建設廃棄物に該当する場合に前記第一の区域へ進むように前記記入者を導き、特別管理産業廃棄物に該当する場合に前記第三の区域へ進むように導く第一の案内が、前記第一の区域の上方に記されており、前記対象廃棄物が産業廃棄物または建設廃棄物に該当しかつ複合物に該当する場合に前記第二の区域へ進むように前記記入者を導く第二の案内が、前記第一の案内と前記第一の区域との間に記されている。
本発明の一形態に係る廃棄手続支援書類は、排出する対象である対象廃棄物を廃棄するのに必要なマニフェストを作成しまたは当該対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する契約を締結するのを支援する廃棄手続支援書類であって、前記廃棄物特定支援シートと、前記対象廃棄物を排出する排出事業場から当該対象廃棄物を処分する処分事業場または当該対象廃棄物を積替保管する積替保管施設まで当該対象廃棄物を収集運搬する第一の収集運搬工程に関する第一の収集運搬工程情報を記入するための第一の収集運搬情報シートと、前記積替保管施設から前記処分事業場まで前記対象廃棄物を収集運搬する第二の収集運搬工程に関する第二の収集運搬工程情報を記入するための第二の収集運搬情報シートと、前記対象廃棄物に対する1番目の処分である第一の処分工程に関する第一の処分工程情報を記入するための第一の処分情報シートと、前記対象廃棄物に対する2番目の処分である第二の処分工程に関する第二の処分工程情報を記入するための第二の処分情報シートと、を有する。
本発明の一形態に係る契約書生成システムは、排出事業者から排出される対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する際の契約書を生成する契約書生成システムであって、前記対象廃棄物を排出する排出事業場、当該対象廃棄物の種類である対象種類、当該対象廃棄物の分析証明書の提示の頻度、当該対象廃棄物の収集運搬の委託先である収集運搬業者、当該収集運搬の委託契約の期間である第一の委託契約期間、当該対象廃棄物の積込み先、当該積込み先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第一の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の荷下ろし先、当該荷下ろし先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第二の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の処分の委託先である処分業者、当該処分の委託契約である処分委託契約の期間である第二の委託契約期間、当該処分業者の事業場のうちの当該処分を行う処分事業場、当該処分事業場の属する自治体から当該処分事業場へ与えられた処分業許可、および当該処分の方法である処分方法を受け付ける受付手段と、前記契約書として、前記受付手段によって受け付けられた前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、および前記第二の収集運搬業許可を第一の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって収集運搬委託契約書を生成し、または、前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法を第二の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって処分委託契約書を生成する、契約書生成手段と、を有する。
電子マニフェスト支援システムの全体的な構成の例を示す図である。 コンピュータ本体のハードウェア構成の例を示す図である。 確認シートの例を示す図である。 大分類コラムの例を示す図である。 種類コラムの例を示す図である。 複合物コラムの例を示す図である。 特別管理産業廃棄物コラムの例を示す図である。 収集運搬業者シートの例を示す図である。 収集運搬業者シートの例を示す図である。 処分業者シートの例を示す図である。 処分業者シートの例を示す図である。 有価物シートの例を示す図である。 支援サーバの機能的構成の例を示す図である。 会員テーブルの例を示す図である。 メンバテーブルの例を示す図である。 トップ画面の例を示す図である。 作成メニュー画面の例を示す図である。 基本情報画面の例を示す図である。 事業場登録ダイアログの例を示す図である。 事業場テーブルの例を示す図である。 事業場選択ダイアログの例を示す図である。 基本情報画面の例を示す図である。 契約廃棄物画面の例を示す図である。 排出物ダイアログの例を示す図である。 排出物ダイアログの例を示す図である。 排出物ダイアログの例を示す図である。 属性テーブルの例を示す図である。 分類登録ダイアログの例を示す図である。 収集運搬業者画面の例を示す図である。 収集運搬業者登録ダイアログの例を示す図である。 収集運搬業者テーブルの例を示す図である。 収集運搬業者選択ダイアログの例を示す図である。 許可登録ダイアログの例を示す図である。 収集運搬業許可テーブルの例を示す図である。 収集運搬業許可選択ダイアログの例を示す図である。 積替保管施設テーブルの例を示す図である。 処分業者画面の例を示す図である。 処分業者登録ダイアログの例を示す図である。 処分業者テーブルの例を示す図である。 事業場登録ダイアログの例を示す図である。 処分事業場テーブルの例を示す図である。 許可登録ダイアログの例を示す図である。 処分業許可テーブルの例を示す図である。 処分業者画面の例を示す図である。 契約基本データないし記載要否データそれぞれの例を示す図である。 収集運搬契約雛形の例を示す図である。 収集運搬契約雛形の例を示す図である。 収集運搬契約雛形の例を示す図である。 収集運搬契約雛形の例を示す図である。 処分契約雛形の例を示す図である。 処分契約雛形の例を示す図である。 処分契約雛形の例を示す図である。 契約書生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 契約書選択画面の例を示す図である。 収集運搬契約書の例を示す図である。 収集運搬契約書の例を示す図である。 収集運搬契約書の例を示す図である。 収集運搬契約書の例を示す図である。 処分契約書の例を示す図である。 処分契約書の例を示す図である。 処分契約書の例を示す図である。 処分契約書の例を示す図である。 支援用プログラムによる全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
〔1.全体的な構成〕
図1は、電子マニフェスト支援システム1の全体的な構成の例を示す図である。図2は、コンピュータ本体21のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、確認シート5の例を示す図である。
図1に示すように、電子マニフェスト支援システム1は、支援サーバ2、排出事業者用端末3A、収集運搬業者端末3B、処分業者用端末3C、および通信回線40などによって構成される。電子マニフェスト支援システム1は、排出事業者4Aが「産業廃棄物処理委託契約書」などと呼ばれる契約書を作成したり、排出事業者4A、収集運搬業者4B、および処分業者4Cが電子マニフェストシステム100へマニフェスト情報または報告情報などを入力したり、これらの情報を参照したりするのを支援する。電子マニフェストシステム100は、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターのJWNETである。
排出事業者4Aは、廃棄物を排出する事業者であって、例えば、製造業、建設業、メンテナンス業、および医療機関など様々な業種の事業者が該当し得る。廃棄物は、排出後、収集運搬および処分の工程を経て廃棄される。
収集運搬業者4Bは、自治体(都道府県または政令指定都市など)から産業廃棄物収集運搬業または特別管理産業廃棄物収集運搬業としての許可(以下、「収集運搬業許可」と記載する。)を得た収集運搬業者である。処分業者4Cは、自治体から産業廃棄物処分業または特別管理産業廃棄物処分業としての許可(以下、「処分業許可」と記載する。)を得た処分業者である。
以下、各排出事業者4Aを「排出事業者4A1」、「排出事業者4A2」、…と区別して記載することがある。同様に、各収集運搬業者4Bを「収集運搬業者4B1」、「収集運搬業者4B2」、…と区別して記載し、処分業者4Cを「処分業者4C1」、「処分業者4C2」、…と区別して記載することがある。
支援サーバ2は、マニフェスト情報または報告情報などの入力用の画面および参照用の画面を排出事業者用端末3Aへ提供したり、これらの情報を受信して電子マニフェストシステム100へ登録したり、電子マニフェストシステム100に登録されているこれらの情報をいずれかの端末へ提供したりする。つまり、支援サーバ2は、電子マニフェストシステム100と排出事業者用端末3Aとの間のインタフェースの役割を果たす。さらに、これらの情報に基づいて契約書を生成する。
支援サーバ2として、いわゆるサーバ機またはクラウドサーバが用いられる。以下、サーバ機が用いられる場合を例に説明する。
支援サーバ2は、図2に示すように、コンピュータ本体21、ディスプレイ22a、キーボード22b、およびポインティングデバイス22cなどによって構成される。コンピュータ本体21は、メインプロセッサ21a、RAM(Random Access Memory)21b、ROM(Read Only Memory)21c、補助記憶装置21d、ネットワークアダプタ21e、入出力インタフェース21f、およびグラフィックボード21gなどによって構成される。
メインプロセッサ21aは、CPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサであって、RAM21bにロードされたプログラムを実行する。
ROM21cまたは補助記憶装置21dには、オペレーティングシステムのほか支援用プログラム20がインストールされている。支援用プログラム20は、排出事業者4Aが契約書を作成したり、排出事業者4Aなどがマニフェスト情報または報告情報などを入力したり参照したりするのを支援するためのプログラムである。なお、契約は、廃棄物の収集運搬に関する契約である収集運搬契約および廃棄物の処分に関する契約である処分契約に大別される。
支援用プログラム20は、RAM21bにロードされ、メインプロセッサ21aによって実行される。他のプログラムも適宜、RAM21bにロードされ、メインプロセッサ21aによって実行される。補助記憶装置21dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
ネットワークアダプタ21eは、排出事業者用端末3A、収集運搬業者端末3B、処分業者用端末3C、および電子マニフェストシステム100などと通信するためのNIC(Network Interface Card)などの通信装置である。入出力インタフェース21fは、USB(Universal Serial Bus)などの規格に対応した入出力ボードであって、キーボード22bおよびポインティングデバイス22cが接続される。
グラフィックボード21gは、画面を表示するための映像信号を生成しディスプレイ22aへ送信する。「ビデオボード」または「ビデオカード」などと呼ばれることもある。ディスプレイ22aは、グラフィックボード21gに繋がれており、グラフィックボード21gからの映像信号に基づいて画像を表示する。
ディスプレイ22aは、映像信号に基づいて、コマンドまたは情報を入力するための画面およびメインプロセッサ21aによる処理の実行結果を示す画面などを表示する。
キーボード22bおよびポインティングデバイス22cは、コマンドまたは情報を入力するために用いられる。通信回線を介してパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンによって支援サーバ2へコマンドまたは情報を入力できるようにしてもよい。
排出事業者用端末3Aは、排出事業者4Aが使用する端末である。収集運搬業者端末3Bは、収集運搬業者4Bが使用する端末である。処分業者用端末3Cは、処分業者4Cが使用する端末である。排出事業者用端末3A、収集運搬業者端末3B、処分業者用端末3Cとして、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなど、インターネットへ接続する機能およびウェブブラウザを備えるコンピュータが用いられる。
以下、排出事業者4A1、排出事業者4A2、それぞれの排出事業者用端末3Aを「排出事業者用端末3A1」、「排出事業者用端末3A2」、…と区別して記載することがある。同様に、収集運搬業者4B1、収集運搬業者4B2、それぞれの収集運搬業者端末3Bを「収集運搬業者端末3B1」、「収集運搬業者端末3B2」、…と区別して記載し、処分業者4C1、処分業者4C2、それぞれの処分業者用端末3Cを「処分業者用端末3C1」、「処分業者用端末3C2」、…と区別して記載することがある。
排出事業者4Aは、特定の種類の廃棄物を排出するに際して、その種類に応じた契約書を作成し、さらに、電子マニフェストを電子マニフェストシステム100へ登録しなければならない。以下、排出対象の廃棄物を「対象廃棄物45」と記載する。
上述の通り、対象廃棄物45の種類を特定することは容易でない。そこで、図3に示すような確認シート5が用いられる。排出事業者4Aは、確認シート5を収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cへ渡し、対象廃棄物45に関する情報を確認シート5に記入してもらう。ただし、対象廃棄物45が有価物である場合は、確認シート5の代わりに後述の有価物シート55(図12参照)が使用される。
確認シート5は、A4サイズ1枚の印刷物であって、事業者名コラム5A、大分類コラム5B、種類コラム5C、複合物コラム5D、および特別管理産業廃棄物コラム5Eの5つのコラム(欄)のほか、確認シート5のタイトルおよび回答方法の仕方を案内するメッセージなどが印刷されている。以下、これらのコラムについて、排出事業者4A1が対象廃棄物45を排出する場合を例に説明する。
〔2.確認シート5〕
図4は、大分類コラム5Bの例を示す図である。図5は、種類コラム5Cの例を示す図である。図6は、複合物コラム5Dの例を示す図である。図7は、特別管理産業廃棄物コラム5Eの例を示す図である。
確認シート5(図3参照)において、事業者名コラム5Aは、対象廃棄物45を排出する排出事業者4Aの名称を記入するためのコラムであって、本例では排出事業者4A1の名称が記入される。
大分類コラム5Bは、対象廃棄物45の大まかな分類を選択するためのコラムであって、図4に示すように3つのチェックボックス5B1、5B2、5B3が設けられ、チェックボックス5B1、5B2、5B3それぞれの直ぐ右に「1、産業廃棄物」、「2、建設廃棄物(産業廃棄物含む)」、および「3、特別管理産業廃棄物」という分類名が印刷されている。
記入者は、対象廃棄物45が廃棄物処理法第2条第4項各号のいずれかに該当するが同条第5項の特別管理産業廃棄物に該当しない産業廃棄物(以下、「普通産業廃棄物」と記載する。)に該当する場合は、チェックボックス5B1にチェックマーク(「レ」または「×」など)を記入する。または、建設廃棄物に該当する場合は、チェックボックス5B2にチェックマークを記入する。または、特別管理産業廃棄物に該当する場合は、チェックボックス5B3にチェックマークを記入する。普通産業廃棄物および建設廃棄物のいずれに該当するのか判断が難しい場合は、チェックボックス5B1、5B2のどちらか一方にチェックマークを記入してもよいし、両方に記入してもよい。
さらに、チェックボックス5B1、5B2、5B3それぞれに対応する分類名の直ぐ下に「次へお進みください」、「次へお進みください」、および「3.へお進みください」というメッセージが、次の作業のコラム(区域)へ導く案内として印刷されている。
記入者は、チェックボックス5B1、5B2のいずれかにチェックマークを記入した場合は種類コラム5Cへ進み、チェックボックス5B3にチェックマークを記入した場合は特別管理産業廃棄物コラム5Eへ進む。
種類コラム5Cは、対象廃棄物45に含まれる普通産業廃棄物の種類を選択するためのコラムであって、図5に示すように、法令に規定される種類ごとに1つずつチェックボックスが設けられている。2021年12月において、廃棄物処理法第2条第4項第1号に直接規定される6つの種類および同法施行令に規定される14の種類、合計20の種類がある。そこで、各種類のチェックボックスとしてチェックボックス5C01、5C02、5C03、…、5C20が設けられている。
また、20個のチェックボックス5C01、5C02、5C03、…、5C20それぞれの直ぐ右に「燃え殻」、「汚泥」、「廃油」、…、「上記廃棄物を処分するために処理したもの(13号廃棄物)」という種類名が印刷されている。
記入者は、対象廃棄物45が該当する種類を、チェックボックス5C01~5C20のうちのその種類に対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。複数の種類の廃棄物が対象廃棄物45に含まれる場合は、これらの種類それぞれに対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。
種類コラム5Cには、さらに、名称領域5C3およびチェックボックス5C41、5C42が設けられている。
記入者は、種類が分からない廃棄物、上記の20の種類のいずれにも該当しないと思われる廃棄物、または別名を有する廃棄物などが対象廃棄物45に含まれる場合は、その廃棄物の名称を名称領域5C3に記入する。例えば、「廃パレット」または「写真現像廃液」のように記入する。
また、記入者は、分析表の要否を適宜、確認シート5に指定する。具体的には、分析表が不要である場合はチェックボックス5C41にチェックマークを記入し、必要である場合はチェックボックス5C42にチェックマークを記入する。
種類コラム5Cの直ぐ上には「複合物は「2)」へお進みください」という、複合物コラム5Dへ導く案内を含むメッセージが印刷されている。対象廃棄物45が複合物のみである場合は、記入者は、一旦、種類コラム5Cへの記入をスキップして複合物コラム5Dへ進む。対象廃棄物45が複合物およびそうでない廃棄物の両方を含む場合は、後者について種類コラム5Cへの記入を済ませた後、前者について記入するために複合物コラム5Dへ進む。
複合物コラム5Dは、対象廃棄物45が複合物である場合に対象廃棄物45に含まれる廃棄物それぞれの種類を選択するためのコラムであって、図6に示すように、複合物の類別ごとに横方向のライン(行)が設けられている。本実施形態では、複合物の「シュレッダーダスト」、「石綿含有産業廃棄物」、「水銀含有ばいじん等」、…、「特定有害産業廃棄物」という12の類別それぞれのラインが設けられている。
これらの類別のうちシュレッダーダストから複合材までの8つの類別それぞれの複合物は、建設廃棄物にも普通産業廃棄物にも該当する。一方、安定型建設混合廃棄物から特定有害産業廃棄物までの4つの類別それぞれの複合物は、建設廃棄物に該当するが普通産業廃棄物には該当しない。
各ラインの左端には、チェックボックスが1つずつ設けられている。以下、各チェックボックスを上から順に「チェックボックス5D01」、「チェックボックス5D02」、「チェックボックス5D03」、…、「チェックボックス5D12」と記載する。各チェックボックスの直ぐ右隣には、それに対応する複合物の類別の名称(類別名)が印刷されている。
記入者は、対象廃棄物45が該当する類別を、チェックボックス5D01~5D12のうちのその類別に対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。複数の類別に該当する場合は、これらの類別それぞれに対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。
各ラインの類別名の右側には、さらに、次のオブジェクトが配置されている。複合材、廃電気機械器具、管理型建設混合廃棄物、および建設混合廃棄物の4つの類別の各ラインには、「上記「1)産業廃棄物の種類」よりお選びください」という、種類コラム5Cへ戻って普通産業廃棄物の種類を選択するように促すメッセージが、印刷されている。
そこで、記入者は、これら4つの類別のうちのいずれかのチェックボックスにチェックマークを記入した場合は、種類コラム5Cへ戻って、対象廃棄物45すなわちその類別の複合物に含まれる廃棄物の種類を20種類の普通産業廃棄物の中から選択する。
シュレッダーダスト、石綿含有産業廃棄物、水銀含有ばいじん等、水銀使用製品産業廃棄物、廃自動車、廃電池類、安定型建設混合廃棄物、および特定有害産業廃棄物の8つの類別の各ラインには、複合物に含まれる可能性のある普通産業廃棄物または特定有害産業廃棄物ごとの種類名または略称が選択肢として配置されている。例えば、シュレッダーダストのラインには「廃プラ」、「ゴムくず」、「金属くず」、および「ガラ陶」の4つの種類名または略称が選択肢として配置されている。なお、「廃プラ」および「ガラ陶」は、それぞれ、「廃プラスチック類」および「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」の略称である。
記入者は、これら8つの類別のうちのいずれかを選択した場合は、選択した類別の複合物すなわち対象廃棄物45に含まれる普通産業廃棄物または特定有害産業廃棄物の種類を、複数の選択肢のうちのその種類に対応する選択肢を円で囲むことによって選択する。
そのほか、シュレッダーダストから建設混合廃棄物までの11の類別それぞれのラインには名称領域5D21~5D31が設けられ、特定有害産業廃棄物には名称領域5D32、5D33が設けられている。
記入者は、必要に応じて、対象廃棄物45の名称を、対象廃棄物45が該当すると考えられる類別に対応する名称領域に記入する。また、幾つかの名称領域には予め名称が例示的に印刷されている。記入者は、名称を記入する代わりに、予め印刷されている名称を円で囲んでもよい。
特別管理産業廃棄物コラム5Eは、対象廃棄物45が特別管理産業廃棄物である場合に対象廃棄物45の種類を選択するためのコラムであって、図7に示すように、種類ごとに横方向のラインが設けられている。本実施形態では、6つの種類それぞれのラインが設けられている。
各ラインには、チェックボックスが1つずつ設けられている。以下、各チェックボックスを上から順に「チェックボックス5E01」、「チェックボックス5E02」、…、「チェックボックス5E06」と記載する。各チェックボックスの直ぐ右隣には、それに対応する特別管理産業廃棄物の種類の名称(種類名)が印刷されている。
記入者は、対象廃棄物45が該当する種類を、チェックボックス5E01~5E06のうちのその種類に対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。複数の種類に該当する場合は、これらの種類それぞれに対応するチェックボックスにチェックマークを記入することによって選択する。
各ラインの種類名の右側には、さらに、次のオブジェクトが配置されている。燃えやすい廃油、ph2.0以下の廃酸、ph12.5以上の廃アルカリ、感染性廃棄物、輸入廃棄物、および特定有害産業廃棄物の6つの種類それぞれのラインには、含まれる可能性のある1つまたは複数の廃棄物それぞれの名称または略称が選択肢として配置されている。
記入者は、これら6つの種類のうちのいずれかを選択した場合は、対象廃棄物45に含まれる廃棄物の名称を、複数の選択肢のうちのその廃棄物に対応する選択肢を円で囲むことによって選択する。
さらに、燃えやすい廃油から輸入廃棄物までの5つの種類それぞれのラインには、名称領域5E21~5E25が設けられ、特定有害産業廃棄物には名称領域5E26、5E27が設けられている。記入者は、必要に応じて、対象廃棄物45の名称を、その対象廃棄物45が該当すると考えられる種類に対応する名称領域に記入する。また、幾つかの名称領域には予め名称が例示的に印刷されている。記入者は、名称を記入する代わりに、予め印刷されている名称を円で囲んでもよい。
〔3.確認シート5以外のシート〕
図8は、収集運搬業者シート51の例を示す図である。図9は、収集運搬業者シート52の例を示す図である。図10は、処分業者シート53の例を示す図である。図11は、処分業者シート54の例を示す図である。図12は、有価物シート55の例を示す図である。
排出事業者4Aは、確認シート5のほか、図8、図9のような収集運搬業者シート51、52を収集運搬業者4Bへ渡し、図10、図11のような処分業者シート53、54を処分業者4Cへ渡し、必要な情報を記入してもらう。以下、排出事業者4A1が対象廃棄物45を排出し、収集運搬業者4B1が対象廃棄物45を収集運搬し、処分業者4C1が対象廃棄物45を処分する場合を例に、各シートへの記入の仕方について説明する。
収集運搬業者シート51は、収集運搬業者4Bに関する情報を記入するための、A4サイズ1枚のシートである。本例では、収集運搬業者4B1に関する情報が次のように記入される。
確定済否コラム511には、収集運搬の予定契約単価および数量、すなわち、対象廃棄物45の収集運搬の単価および数量が排出事業者4A1と収集運搬業者4B1との収集運搬契約において確定しているか否かが記入される。具体的には、確定していない場合はチェックボックス511aにチェックマークが記入され、確定している場合はチェックボックス511bにチェックマークが記入される。
収集運搬業者コラム512には、収集運搬業者4B1に関する情報が次のように記入される。セル512aには、収集運搬業者4B1の名称(業者名)が記入される。セル512bには、収集運搬業者4B1の代表者の役職および氏名が記入される。セル512cには、収集運搬業者4B1の住所が記入される。セル512dには、収集運搬業者4B1のJWNET加入者番号が記入される。セル512eには、収集運搬業者4B1のJWNET公開確認番号が記入される。セル512fには、収集運搬業者4B1において対象廃棄物45の収集運搬を担当する担当者の氏名(担当者名)が記入される。セル512g、512h、および512iには、それぞれ、この担当者の電話番号、電子メールアドレス、およびファックス番号が記入される。
契約時期コラム513には、収集運搬契約の時期に関する情報が次のように記入される。セル513aには、収集運搬契約が締結された年月日(契約年月日)が記入される。セル513bには、収集運搬契約の期間すなわち開始年月日および終了年月日が記入される。セル513cには、収集運搬契約が自動的に更新されるか否かが記入される。具体的には、自動的に更新される場合に「あり」のチェックボックスにチェックマークが記入され、そうでない場合に「なし」のチェックボックスにチェックマークが記入される。
許可コラム514には、自治体から収集運搬業者4B1へ与えられた収集運搬業許可に関する情報が、次のように記入される。
セル514a~514dおよびチェックボックス514eには、積込み先すなわち対象廃棄物45の積込み場所の属する自治体が収集運搬業者4B1へ与えた収集運搬業許可に関する情報が記入される。セル514aには、収集運搬業許可を与えた自治体の名称が記入される。セル514bには、収集運搬業許可を識別する許可番号が記入される。セル514cには、収集運搬業許可が与えられた年月日(許可年月日)が記入される。セル514dには、収集運搬業許可の有効期限日(許可有効期限)が記入される。チェックボックス514eには、収集運搬業許可の許可証の複写物(コピー)の添付の有無が記入される。具体的には、この複写物が収集運搬業者シート51に添付される場合に、チェックボックス514eにチェックマークが記入される。
セル514f~514iおよびチェックボックス514jには、荷下ろし先すなわち対象廃棄物45を降ろす場所の属する自治体が収集運搬業者4B1へ与えた収集運搬業許可に関する情報が次のように記入される。セル514fには、収集運搬業許可を与えた自治体の名称が記入される。セル514gには、収集運搬業許可を識別する許可番号が記入される。セル514hには、収集運搬業許可が与えられた年月日(許可年月日)が記入される。セル514iには、収集運搬業許可の有効期限日(許可有効期限)が記入される。チェックボックス514jには、収集運搬業許可の許可証の複写物の添付の有無が記入される。
なお、積込み先および荷下ろし先が同一の自治体に属する場合は、チェックボックス514kにチェックマークを記入すれば、セル514f~514iおよびチェックボックス514jへの記入を省略することができる。
収集運搬業者シート52(図9参照)は、対象廃棄物45が排出事業者4A1から処分業者4C1へ運搬される途中で積み替えられる場合に使用されるA4サイズのシートである。積み替えられない場合は、使用されない。
収集運搬業者シート52の保管施設コラム521には、対象廃棄物45が積み替えられて一時的に保管される施設に関する情報が次のように記入される。セル521a、521bには、それぞれ、この施設の名称(積替保管施設名)および住所が記入される。セル521cには、この施設で廃棄物を保管できる許容量(保管上限)が記入される。この施設のJWNET事業場コードが取得されている場合は、セル521dにそのJWNET事業場コードが記入される。対象廃棄物45を他の安定型混合廃棄物と混合することができる場合は、チェックボックス521eにチェックマークが記入される。対象廃棄物45を他人の産業廃棄物と混合してはならない場合は、チェックボックス521fにチェックマークが記入される。
収集運搬業者コラム522には、保管施設コラム521に情報が記入された施設から対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bに関する情報が記入される。この収集運搬業者4Bが収集運搬業者4B1であれば、収集運搬業者コラム522のセル522a~セル522iには、収集運搬業者シート51(図8参照)の収集運搬業者コラム512のセル512a~セル512iに記入された情報と同じ情報が記入される。他の収集運搬業者4Bであれば、例えば収集運搬業者4B2であれば、収集運搬業者4B1の情報の代わりに収集運搬業者4B2の情報が記入される。
許可コラム523には、収集運搬業者コラム522に記入された収集運搬業者4Bに対して自治体から与えられた、収集運搬業の収集運搬業許可に関する情報が、収集運搬業者シート51の許可コラム514と同様に記入される。すなわち、セル523a~523dおよびチェックボックス523eには、積込み先すなわち保管管理施設の属する自治体がその収集運搬業者4Bへ与えた収集運搬業許可に関する情報が記入される。セル523f~523iおよびチェックボックス523jには、荷下ろし先の属する自治体がその収集運搬業者4Bへ与えた収集運搬業許可に関する情報が記入される。
処分業者シート53(図10参照)は、処分業者4Cに関する情報を記入するための、A4サイズ1枚のシートである。本例では、処分業者4C1に関する情報が次のように記入される。
確定済否コラム531には、処分の予定契約単価および数量、すなわち、対象廃棄物45の処分の単価および数量が排出事業者4A1と処分業者4C1との処分契約において確定しているか否かが記入される。具体的には、確定していない場合にチェックボックス531aにチェックマークが記入され、確定している場合にチェックボックス531bにチェックマークが記入される。
処分業者コラム532には、処分業者4C1に関する情報が記入される。ただし、処分業者4C1が収集運搬業者4B1と同一である場合は処分業者4C1に関する情報を記入する必要がない。そこで、この場合に、記入者は、セル532aのチェックボックスにチェックマークを記入することによって、処分業者コラム532の残りのセルへの記入を省略することができる。
セル532bには、処分業者4C1の名称(業者名)が記入される。セル532cには、処分業者4C1の代表者の役職および氏名が記入される。セル532dには、処分業者4C1の住所が記入される。セル532eには、処分業者4C1において対象廃棄物45の処分を担当する担当者の氏名(担当者名)が記入される。セル532f、532g、および532hには、それぞれ、この担当者の電話番号、電子メールアドレス、およびファックス番号が記入される。
契約時期コラム533には、処分契約の時期に関する情報が次のように記入される。セル533aには、処分契約が締結された年月日(契約年月日)が記入される。セル533bには、処分契約の期間つまり開始年月日および終了年月日が記入される。セル533cには、処分契約が自動的に更新されるか否かが記入される。具体的には、自動的に更新される場合は「あり」のチェックボックスにチェックマークが記入され、そうでない場合は「なし」のチェックボックスにチェックマークが記入される。
処分事業場コラム534には、処分業者4C1が対象廃棄物45を処分する施設として使用する事業場(処分事業場)の情報が次のように記入される。
セル534aには、この事業場の名称(事業場名称)が記入される。セル534bには、この事業場で行われる処理の区分(事業場処理区分)が記入される。具体的には、中間処理、再生、および最終処分のそれぞれのチェックボックスのうちの、この事業場で行われる処理に対応するチェックボックスにチェックマークが記入される。セル534c、534dには、それぞれ、この事業場の住所および電話番号が記入される。
セル534e、534fには、それぞれ、処分業者4C1のJWNET加入者番号およびJWNET公開確認番号が入力される。この事業場にJWNET事業場コード(いわゆる枝番)が付与されている場合は、それをセル534gに記入する。セル534hには、この事業場で対象廃棄物45を処分する方法が記入される。セル534iには、この事業場の処理能力が記入される。
セル534j~534nおよびチェックボックス534pには、この事業場に対して自治体から与えられた、処分業許可に関する情報が、次のように記入される。セル534jには、処分業許可を与えた自治体の名称が記入される。セル534kには、処分業許可を識別する許可番号が記入される。セル514mには、処分業許可が与えられた年月日(許可年月日)が記入される。セル534nには、処分業許可の有効期限日(許可有効期限)が記入される。チェックボックス534pには、処分業許可の許可証の複写物の添付の有無が記入される。具体的には、その複写物が添付される場合にチェックマークが記入される。
なお、対象廃棄物45が複数の事業場で処分される場合は、処分業者シート53だけでなく処分業者シート54(図11参照)も使用される。処分業者シート53のセル534a~534d、534g~534iには、1番目の処分を行う事業場に関する情報が記入される。1番目の処分は通常、最終処分ではないので、セル534bにおいて、最終処分以外のチェックボックスにチェックマークが記入される。
記入者は、最終処分以外のチェックボックスにチェックマークを記入した場合に、「処理区分で「最終処分」をチェックされた場合はこれで終了です。その他の方は、その2へお進みください。」という案内に従って処分業者シート54へ進む。一方、最終処分のチェックボックスにチェックマークを記入した場合は、原則として、処分業者シート54への記入は不要である。なお、最終処分以外のチェックボックスにチェックマークを記入した場合であっても、予備の事業場を念のために指定したい場合などは、処分業者シート54へ進んでもよい。または、対象廃棄物に対して中間処理も再生も経ず複数の方法で最終処分が施されることがあるので、「処理区分で「中間処理」または「再生」をチェックされた場合や最終処分が複数ある場合は、その2へお進みください。その他の方は、これで終了です。」という案内に代えてもよい。
処分業者シート54には、2番目以降または予備の事業場に関する情報を記入するためのA4サイズのシートである。
排出事業者4A1と処分業者4C1との処分契約の契約書に最終処分先または再生先を記載する場合は、記載有無コラム541のチェックボックス541aにチェックマークが記入される。一方、最終処分先または再生先を記載せず一覧表として契約書に添付する場合は、チェックボックス541bにチェックマークが記入される。
さらに、処分業者シート54には、複数(図11の例では4つ)の処分事業場コラム542が設けられている。記入者は、2番目以降または予備の事業場の1つごとに1つずつ処分事業場コラム542を割り当てる。なお、2番目以降または予備の事業場が5つ以上ある場合は、処分業者シート54を複写して処分事業場コラム542を増やせばよい。そして、事業場それぞれの情報が次のように、それぞれの処分事業場コラム542に記入される。
セル542aには、事業場を有する処分業者4Cの名称(会社名)が記入される。セル542b、543cには、それぞれ、事業場の名称(事業場名称)および住所が記入される。セル542eには、対象廃棄物45の処分方法が記入される。セル542dには、事業場の処理能力が記入される。なお、事業場ごとにJWNET加入者番号およびJWNET公開確認番号が1組ずつ付与されることがある。そこで、処分事業場コラム534(図10参照)と同様に、各処分事業場コラム542にも、JWNET加入者番号およびJWNET公開確認番号を記入するためのセルを設けておいてもよい。
有価物シート55は、図12に示すような、有価物に関する情報を記入するためのA4サイズのシートである。対象廃棄物45が有価物である場合は、確認シート5(図3参照)の代わりに有価物シート55に次のように情報が記入される。
種類コラム551には、対象廃棄物45に含まれる普通産業廃棄物の種類を選択するためのコラムであって、種類ごとのチェックボックス5501、5502、5503、…、5520のほか名称領域5521が設けられている。記入の仕方は、確認シート5の種類コラム5C(図3、図5参照)のチェックボックス5C01~5C20および名称領域55C1への記入の仕方と同様である。
有価物すなわち対象廃棄物45を収集運搬する受託者に収集運搬業許可が必要である場合は、チェックボックス553aにチェックマークが記入される。この場合は、収集運搬業者シート51(図8参照)などに、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の情報が記入される。
収集運搬業許可の有無を問わない場合は、チェックボックス553bにチェックマークが記入される。そして、収集運搬業者コラム554のセル554a~554gに、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者(収集運搬業者4Bでなくても構わない)の名称(業者名)などの情報が記入される。
また、対象廃棄物45を処分する受託者に処分業許可が必要である場合は、チェックボックス555aにチェックマークが記入される。この場合は、処分業者シート53(図10参照)などに、対象廃棄物45を処分する処分業者4C(本例では、処分業者4C1)の情報が記入される。処分業許可の有無を問わない場合は、チェックボックス555bにチェックマークが記入される。そして、処分業者コラム556のセル556a~556iに、対象廃棄物45を処分する処分業者(処分業者4Cでなくても構わない)の情報および事業場の情報が記入される。
〔4.支援用プログラム20による処理〕
〔4.1 支援用プログラム20の概要〕
図13は、支援サーバ2の機能的構成の例を示す図である。図14は、会員テーブル601の例を示す図である。図15は、メンバテーブル602の例を示す図である。
図8~図12に例示した各シートに必要な情報が収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cによって記入されると、排出事業者4Aは、これらのシートを受け取り、それぞれに記入された情報に基づいて契約書および電子マニフェストを作成する。この際に、支援サーバ2の支援用プログラム20(図2参照)が用いられる。これらの情報が排出事業者用端末3Aに入力されると、支援サーバ2の支援用プログラム20によって契約書および電子マニフェストが生成される。以下、契約書および電子マニフェストが支援用プログラム20によって生成される仕組みについて説明する。
支援用プログラム20をメインプロセッサ21aで実行することによって、図13に示す事業者データ等記憶部201、廃棄予定データ記憶部202、契約雛形データ記憶部203、契約書データ記憶部204、メニュー画面等提供部211、排出予定登録部212、収集運搬予定登録部213、処分予定登録部214、記載要否登録部215、事業者情報等登録部216、契約書生成部217、および電子マニフェスト生成部218などの機能が支援サーバ2に実現される。
事業者データ等記憶部201には、排出事業者4Aに関するデータ、収集運搬業者4Bに関するデータ、および処分業者4Cに関するデータなどが記憶される。排出事業者4Aに関するデータとして、図14に示すように、支援サーバ2のサービスを使用する事業者(以下、「会員」と記載する。)ごとの会員データ6Aが会員テーブル601に纏められて記憶される。さらに、会員ごとに図15のようなメンバテーブル602が会社コードと対応付けられて用意されており、会員を経営しまたは会員に雇用されているメンバごとのメンバデータ6Bが、対応するメンバテーブル602に格納されている。
会員データ6Aおよびメンバデータ6Bは、排出事業者4Aが会員になった際に、支援サーバ2の運営者によって入力される。そして、事業者情報等登録部216が会員データ6Aおよびメンバデータ6Bを事業者データ等記憶部201に記憶させる。後述するように、事業者情報等登録部216は、収集運搬業者4Bに関するデータおよび処分業者4Cに関するデータを事業者データ等記憶部201に記憶させる役割も有する。
会員事業者データ6Aには、会員の情報として、識別子(会社コード)、名称(事業者名)、住所、電話番号、JWNET加入者番号、およびEDI利用確認キーなどが示される。「EDI利用確認キー」は、JWNETのASPサービスの利用時に必要となるキーである。排出事業者4Aが複数の事業場を有する場合は、代表の事業場の住所、電話番号、JWNET加入者番号、およびEDI利用確認キーが示される。
メンバデータ6Bには、メンバの情報として、識別子(ユーザコード)、氏名、パスワード、および電子メールアドレスなどが示される。ユーザコードおよびパスワードは、支援サーバ2のウェブサイトへログインするために用いられる。事業者データ等記憶部201に記憶される他のデータについては、後に順次、説明する。会員(排出事業者4A)のメンバテーブル602は、自らの会社コードが対応付けられている。なお、会員データ6Aおよびメンバデータ6Bを排出事業者4A自身が登録し、更新し、または削除するためのウェブページを排出事業者用端末3Aへ提供してもよい。
図13に戻って、廃棄予定データ記憶部202には、廃棄物の廃棄の予定に関する複数のデータが記憶される。これらのデータの内容および登録の仕方は、後に説明する。
契約雛形データ記憶部203には、収集運搬契約の契約書の雛形のデータおよび処分契約の契約書の雛形のデータが予め記憶されている。契約書データ記憶部204には、契約書生成部217によって生成された契約書のデータが記憶される。これらデータの内容および使用方法は、後に説明する。
〔4.2 排出事業者4Aおよび対象廃棄物45に関する情報の入力〕
図16は、トップ画面7Aの例を示す図である。図17は、作成メニュー画面7Bの例を示す図である。図18は、基本情報画面7Cの例を示す図である。図19は、事業場登録ダイアログ7Dの例を示す図である。図20は、事業場テーブル603の例を示す図である。図21は、事業場選択ダイアログ7Eの例を示す図である。図22は、基本情報画面7Cの例を示す図である。図23は、契約廃棄物画面7Fの例を示す図である。図24は、排出物ダイアログ7Gの例を示す図である。図25は、排出物ダイアログ7Gの例を示す図である。図26は、排出物ダイアログ7Gの例を示す図である。図27は、属性テーブル604の例を示す図である。図28は、分類登録ダイアログ7Hの例を示す図である。
メニュー画面等提供部211は、廃棄物の処分の予定の入力用の画面などへ排出事業者4Aのオペレータ(ユーザ)を導くための画面を排出事業者用端末3Aへ提供する。以下、排出事業者4A1のオペレータが対象廃棄物45を排出する前に排出事業者用端末3A1を操作して情報を入力する場合を例に説明する。
オペレータが排出事業者用端末3A1のウェブブラウザに所定のURL(Uniform Resource Locator)を指定すると、排出事業者用端末3A1は、支援サーバ2のウェブサイトへアクセスする。
すると、支援サーバ2のメニュー画面等提供部211は、ユーザコード、パスワード、および会社コードを入力するように排出事業者用端末3A1へ要求する。ここで、オペレータは、自分のユーザコードおよびパスワードならびに所属先すなわち排出事業者4A1の会社コードを入力する。そして、排出事業者用端末3A1は、入力されたユーザコード、パスワード、および会社コードを支援サーバ2へ送信する。
メニュー画面等提供部211は、ユーザコード、パスワード、および会社コードを受信すると、受信したユーザコードおよびパスワードを、受信した会社コードに対応するメンバテーブル602(図15参照)つまり排出事業者4A1のメンバテーブル602の中の各メンバデータ6Bに示されるユーザコードおよびパスワードと照合する。そして、受信したユーザコードおよびパスワードを示すメンバデータ6Bが排出事業者4A1のメンバテーブル602に格納されていれば、オペレータを支援サーバ2のウェブサイトへログインさせる。
メニュー画面等提供部211は、オペレータをログインさせたら、図16のような、支援サーバ2のウェブサイトのトップページであるトップ画面7Aを、排出事業者用端末3A1に表示させる。詳細には、メニュー画面等提供部211は、トップ画面7Aを表示するためのデータ(HTML(Hypertext Markup Language)データおよび画像データなど)を排出事業者用端末3A1へ送信する。すると、排出事業者用端末3A1は、これらのデータに基づいてトップ画面7Aを表示する。後述する作成メニュー画面7B(図17参照)および基本情報画面7C(図18参照)などの各画面(ウェブページまたはダイアログ)も同様の仕組みによって排出事業者用端末3A1に表示される。
トップ画面7Aには、普通産業廃棄物、特別管理産業廃棄物、および建設廃棄物の3つの分類それぞれの選択ボタン7A1、7A2、7A3が配置されている。オペレータは、これらの選択ボタンの中から対象廃棄物45の分類に対応する選択ボタンをクリックする。
すると、メニュー画面等提供部211は、クリックされた選択ボタンに対応する画面を排出事業者用端末3A1に表示させる。以下、選択ボタン7A1がクリックされた場合すなわち普通産業廃棄物が排出される場合を例に説明する。
メニュー画面等提供部211は、選択ボタン7A1がクリックされると、図17のような作成メニュー画面7Bを排出事業者用端末3A1に表示させる。
ここで、オペレータは、自分の行いたい作業に応じたボタンを作成メニュー画面7Bの中から見つけてクリックする。対象廃棄物45の契約書を作成したい場合は、新規作成ボタン7B1をクリックする。
すると、契約書に必要なデータが排出予定登録部212、収集運搬予定登録部213、処分予定登録部214、および記載要否登録部215などによって次のように廃棄予定データ記憶部202へ登録される。
排出予定登録部212は、対象廃棄物45の属性および排出者に関する情報を登録するための処理を次のように行う。
排出予定登録部212は、図18のような基本情報画面7Cを排出事業者用端末3A1に表示させる。基本情報画面7Cは、契約に関する基本的な複数の項目の情報を入力するためのウェブページである。入力が必須の項目を示す部分が、入力が任意の項目を示す部分とは異なる形態で表示される。例えば、基本情報画面7Cに設けられている複数のテキストボックスのうち、入力が必須の項目のテキストボックスは薄い赤色で着色されるが、任意の項目のオブジェクトは着色されず白色である。後述する事業場登録ダイアログ7D(図19参照)などの各画面についても、同様である。
基本情報画面7Cには、次のように情報が入力される。テキストボックス7C1には、対象廃棄物45の収集運搬契約の契約番号が任意に入力される。この契約番号は、収集運搬契約を排出事業者4A1自身が識別するための番号である。テキストボックス7C2には、対象廃棄物45の収集運搬契約の契約名が入力される。この契約名は、契約書のファイルのファイル名の一部分として用いられる。通常「産業廃棄物処理委託契約」というタイトルが使用されるので、テキストボックス7C2にはデフォルトで「産業廃棄物処理委託契約」が入力されている。このタイトルは、任意に入力し直すことができる。
テキストボックス7C31には、排出事業者4A1自身の事業場のうちの対象廃棄物45を排出する事業場(つまり、対象廃棄物45の積込み先)が次のように入力される。
その事業場を初めて積込み先として入力する場合は、その事業場を新規に登録する必要がある。そこで、オペレータは、新規ボタン7C32をクリックする。すると、事業者情報等登録部216は、図19のような事業場登録ダイアログ7Dを基本情報画面7Cに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
事業場登録ダイアログ7Dにおいて、テキストボックス7D1には、登録対象の事業場の事業場コードが任意に入力される。この事業場コードは、登録対象の事業場を排出事業者4A1自身が識別するための識別子である。テキストボックス7D2には、登録対象の事業場の名称(事業場名)が入力される。テキストボックス7D31、7D32、7D33、7D34には、それぞれ、登録対象の事業場の住所の都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名が入力される。なお、テキストボックス7D35に郵便番号が入力され住所検索ボタン7D36がクリックされると、事業者情報等登録部216は、入力された郵便番号に対応する都道府県、市区町村、および町域を既存のデータベースから検索し、それぞれをテキストボックス7D31、7D32、7D33に自動入力する。
テキストボックス7D4、7D5、7D6には、それぞれ、登録対象の事業場の電話番号、JWNET加入者番号、およびEDI利用確認キーが入力される。そのほか、必要に応じて、排出事業者4A1自身の産業大分類および産業中分類、事業場名の読み仮名(事業場名カナ)、ならびにメモが他のテキストボックスまたはリストボックスに入力される。
オペレータは、登録対象の事業場に関する必要な情報を入力すると、登録ボタン7D7をクリックする。すると、事業場登録ダイアログ7Dに入力された情報を示す新規事業場データ6S1が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、新規事業場データ6S1を受信すると、登録対象の事業場の事業場データ6Cを生成し、事業者データ等記憶部201に記憶させる。なお、事業者データ等記憶部201には、図20に示すような事業場テーブル603が会員(排出事業者4A)ごとに設けられており、各事業場データ6Cが各事業場テーブル603に仕分けられている。したがって、本例では、生成された事業場データ6Cは、排出事業者4A1の事業場テーブル603に格納される。
そして、排出予定登録部212は、事業場登録ダイアログ7Dを閉じて、基本情報画面7C(図18参照)を、テキストボックス7C31に登録対象の事業場の事業場名が入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を排出する事業場を識別する情報の入力が完了する。
一方、対象廃棄物45を今回排出する事業場を過去に積込み先として入力したことがある場合は、その事業場の事業場データ6Cが既に事業場テーブル603に登録されているはずである。そこで、オペレータは、基本情報画面7Cにおいて、選択ボタン7C33をクリックする。
すると、排出予定登録部212は、図21のような事業場選択ダイアログ7Eを基本情報画面7Cに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。事業場選択ダイアログ7Eには、オペレータが所属する排出事業者4Aすなわち排出事業者4A1の事業場テーブル603に記憶されている事業場データ6Cそれぞれに示される事業場コード、事業場名、所在地(都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名)、および電話番号(TEL)などがライン(行)に並んで表形式で配置される。さらに、それぞれの事業場のラインの左端には、上から順に選択ボタン7E11、7E12、…が配置される。オペレータは、対象廃棄物45を排出する事業場を、その事業場のラインの選択ボタンをクリックことによって選択する。そして、クローズボタン7E2をクリックする。
すると、排出予定登録部212は、事業場選択ダイアログ7Eを閉じて、基本情報画面7C(図18参照)を、選択された事業場名がテキストボックス7C31に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を排出する事業場を識別する情報の入力が完了する。
さらに、オペレータは、ラジオボタン7C41、7C42によって対象廃棄物45の区分を入力する。デフォルトは、ラジオボタン7C41がオンである状態すなわち区分として産業廃棄物が入力された状態である。オペレータは、対象廃棄物45が有価物でない場合すなわち対象廃棄物45に関する情報が確認シート5(図3参照)に記入された場合は、ラジオボタン7C41をオンの状態にする。一方、対象廃棄物45が有価物である場合すなわち対象廃棄物45に関する情報が有価物シート55(図12参照)に記入された場合は、ラジオボタン7C42をオンの状態にする。
リストボックス7C5には、対象廃棄物45の数量を確定する主体が入力される。リストボックス7C5がクリックされると、事業者の種別(排出事業者、収集運搬業者、および処分業者)を並べたプルダウンリストがリストボックス7C5付近に表示される。収集運搬業者が複数、関与することがあるので、収集運搬業者の種別として「収集運搬業者[1区間目]」)、「収集運搬業者[2区間目]」)、…のような選択肢が表示される。ここで、オペレータは、対象廃棄物45の数量を確定する主体である事業者を選択する。これにより、選択された事業者がリストボックス7C5に入力される。なお、排出事業者4A1が正確な数量を確定できる場合であっても一般的に処分業者4Cが数量を確定するので、リストボックス7C5にはデフォルトで「処分業者」が入力されている。テキストボックス7C6には、メモが任意に入力される。
なお、ラジオボタン7C42がオンにされると、つまり、有価物が区分として入力されると、基本情報画面7Cが、図22に示すようにラジオボタン7C71、7C72の組およびラジオボタン7C81、7C82の組が追加された状態に更新される。
ラジオボタン7C71、7C72には、対象廃棄物45を収集運搬するのに自治体からの許可が必要であるか否かが入力される。オペレータは、有価物シート55のチェックボックス553aにチェックマークが記入されている場合すなわち許可が必要な場合は、ラジオボタン7C71をオンにすることによって必要であることを入力する。一方、チェックボックス553bにチェックマークが記入されている場合すなわち許可が不要な場合は、ラジオボタン7C72をオンにすることによって不要であることを入力する。
ラジオボタン7C81、7C82には、対象廃棄物45を処分するのに自治体からの許可が必要であるか否かが入力される。オペレータは、有価物シート55のチェックボックス555aにチェックマークが記入されている場合すなわち許可が必要な場合は、ラジオボタン7C81をオンにすることによって必要であることを入力する。一方、チェックボックス555bにチェックマークが記入されている場合すなわち許可が不要な場合は、ラジオボタン7C82をオンにすることによって不要であることを入力する。
そして、次ページボタン7C9がクリックされると、基本情報画面7Cに入力された情報および排出事業者4A1の名称(排出事業者名)を示す契約基本データ6T1(図45(A)参照)が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
排出予定登録部212は、契約基本データ6T1を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に契約基本データ6T1を記憶させるとともに、基本情報画面7Cに代えて図23のような契約廃棄物画面7Fを排出事業者用端末3A1に表示させる。契約廃棄物画面7Fは、対象廃棄物45の種類などを次のように入力するためのウェブページである。
ラジオボタン7F11、7F12によって、対象廃棄物45の収集運搬の数量および単価が確定しているか否かが入力される。オペレータは、収集運搬業者シート51(図8参照)の確定済否コラム511に記入されている内容に従って次のように入力する。
確定済否コラム511のチェックボックス511bにチェックマークが記入されている場合、すなわち、数量および単価が確定している場合は、オペレータは、ラジオボタン7F11をオンにすることによって確定している旨を入力する。一方、チェックボックス511aにチェックマークが記入されている場合は、ラジオボタン7F12をオンにすることによって確定していない旨を入力する。
また、ラジオボタン7F21、7F22によって、対象廃棄物45の処分の数量および単価が確定しているか否かが入力される。オペレータは、処分業者シート53(図10参照)の確定済否コラム531に記入されている内容に従って次のように入力する。
確定済否コラム531のチェックボックス531bにチェックマークが記入されている場合、すなわち、数量および単価が確定している場合は、オペレータは、ラジオボタン7F21をオンにすることによって確定している旨を入力する。一方、チェックボックス531aにチェックマークが記入されている場合は、ラジオボタン7F22をオンにすることによって確定していない旨を入力する。
ラジオボタン7F12、7F22それぞれの直下には、数量および単価が確定できない場合は契約書に必要な印紙税の金額がいわゆる7号文書対応する金額(2021年12月において、4000円)になる旨のメッセージが配置されている。これにより、数量および単価を確定したほうが排出事業者4A1にとって好ましいことがオペレータに伝えられる。「通常、数量および単価を確定しない場合、確定する場合よりも印紙税が高くなります。」のような注意をさらにメッセージとして配置してもよい。
種類リスト7F3には、対象廃棄物45の種類が次のように入力される。追加ボタン7F4がクリックされると、排出予定登録部212は、図24のような排出物ダイアログ7Gを契約廃棄物画面7Fに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
選択済リスト7G1には、既に入力(選択)された種類が示される。なお、図24は、未だ1つも種類が入力されていない様子を例示している。リストボックス7G2がクリックされると、排出予定登録部212は、図25のようにリストボックス7G2の近傍に候補リスト7G4を表示させる。候補リスト7G4には、普通産業廃棄物の20の種類および複合物の8つの種類が列挙されている。排出事業者用端末3A1のディスプレイのサイズの関係で、これら28の種類のうちの一部しか候補リスト7G4に表示されない場合があるが、この場合に、オペレータは、候補リスト7G4をスクロールさせることによって残りを表示させることができる。
オペレータは、確認シート5の種類コラム5Cもしくは複合物コラム5D(図3、図5、図6参照)に記入された内容または有価物シート55(図12参照)の種類コラム551に記入された内容に則して、候補リスト7G4の中から対象廃棄物45の種類をクリックして選択する。つまり、種類コラム5C、複合物コラム5D、または種類コラム551の中からチェックボックスにチェックマークが記入された種類を見つけ、候補リスト7G4の中からその種類を選択する。例えば、チェックボックス5C01にチェックマークが記入されている場合は、候補リスト7G4の中から「燃え殻」を選択する。または、チェックボックス5D02にチェックマークが記入され「廃プラ」に円が記入されている場合は、「廃プラスチック類」を選択する。
すると、排出予定登録部212は、図26のように詳細リスト7G5がリストボックス7G2の直下に配置された状態で排出物ダイアログ7Gを表示させ直す。詳細リスト7G5には、候補リスト7G4で選択された種類の属性(大分類名、JW排出物名、分類コード、…)が示される。また、その種類の下位の区分である1つまたは複数の亜種それぞれの属性が示される。さらに、それぞれの属性の左側に選択ボタンが設けられる。ここで、候補リスト7G4を表示させる仕組みについて説明する。
事業者データ等記憶部201には、排出事業者4Aの事業場および排出物区分ごとに、1つずつ、図27に示すような属性テーブル604が設けられている。属性テーブル604には、予め、普通産業廃棄物の20の種類および複合物の8つの種類すなわち28の種類それぞれの属性データ6Dが格納されている。これら28の種類は、法令で定められたものであり、または、一般的なものである。しかし、これら28の種類のうちの全部または一部について、各事業者が独自の名称で呼んだり独自の亜種を設けたりすることがある。このような事情に対応するために、オペレータは、次のように亜種を属性テーブル604に登録することができる。
オペレータは、契約廃棄物画面7F(図23参照)において、追加ボタン7F5をクリックする。すると、事業者情報等登録部216は、図28のような分類登録ダイアログ7Hを契約廃棄物画面7Fに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。分類登録ダイアログ7Hによると、1~5つの独自の名称または亜種を一度に登録することができる。以下、亜種を1つ登録する場合を例に説明する。
オペレータがリストボックス7H1をクリックすると、事業者情報等登録部216は、候補リスト7G4(図25参照)と同様の、普通産業廃棄物の20の種類および複合物の8つの種類すなわち28の種類それぞれの名称を示す候補リストを表示させる。ここで、オペレータは、28の種類の中から登録対象の亜種の上位の区分(種類、大分類)を、その名称(大分類名)をクリックすることによって選択する。なお、28の種類のそれぞれに、28の種類の中でユニークなコードが予め与えられている。
さらに、オペレータは、登録対象の亜種の中分類および小分類それぞれの名称(中分類名、小分類名)をリストボックス7H2、7H3に任意に入力する。既に中分類名として入力したことがある名称が存在すれば、リストボックス7H2がクリックされたときに、事業者情報等登録部216は、それらの名称を候補リストとしてリストボックス7H2の近傍に表示させる。オペレータは、登録対象の亜種の中分類の名称を、この候補リストの中からクリックすることによって名称を入力してもよい。小分類についても、同様である。
事業者情報等登録部216は、リストボックス7H2に新たな名称が中分類の名称として入力された場合は、その名称に対して、既存の中分類名と区別するためのユニークなコードを与える。同様に、リストボックス7H3に新たな名称が小分類の名称として入力された場合は、その名称に対して、既存の小分類名と区別するためのユニークなコードを与える。
さらに、オペレータは、テキストボックス7H4に所定の桁数のコードを詳細コードとして入力する。テキストボックス7H51、7H52のそれぞれに、登録対象の亜種の独自の名称(排出物名)およびJWNETにおける名称(JW排出物名)を任意に入力する。なお、排出物名とJW排出物名とが同一であってもよい。テキストボックス7H6、7H7、7H8それぞれに、登録対象の亜種の立方メートル換算係数(立米換算係数)、個数・台数の換算係数(個・台換算係数)、およびメモを任意に入力する。そして、登録ボタン7H9をクリックする。
すると、分類登録ダイアログ7Hに入力された情報を示す新規分類データ6S2が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、新規分類データ6S2を受信すると、登録対象の亜種の属性データ6Dを生成する。そして、属性データ6Dを、基本情報画面7C(図18参照)で入力(指定)された排出事業場およびトップ画面7A(図16参照)で指定された廃棄物区分に対応する属性テーブル604(図27参照)に格納させる。
属性データ6Dに示される情報のうち、分類コードは、新規分類データ6S2に示される大分類名、中分類名、小分類名(つまり、リストボックス7H1、7H2、7H3に入力された名称)それぞれに対応するコードと詳細コード(つまり、リストボックス7H4に入力されたコード)とを順に繋ぎ合わせたものである。例えば、新規分類データ6S2に示される大分類名、中分類名、小分類名それぞれに対応するコードが「02」、「1」、「3」でありかつ詳細コードが「765」である場合は、「0213765」が分類コードとして属性データ6Dに示される。ただし、新規分類データ6S2に中分類名が示されない場合は中分類名に対応するコードとして「0」が用いられ、小分類名が示されない場合は小分類名に対応するコードとして「0」が用いられる。分類コード以外の情報は、新規分類データ6S2に示されるものである。
図26に戻って、排出予定登録部212は、リストボックス7G2で選択された種類が大分類名として示される属性データ6Dを属性テーブル604から抽出し、抽出した属性データ6Dそれぞれに示される情報を並べることによって、詳細リスト7G5を生成し表示させる。
オペレータは、確認シート5(図3、図5、図6参照)または有価物シート55(図12参照)に則して、詳細リスト7G5の中から対象廃棄物45に最適な種類または亜種を、それに対応する選択ボタンをクリックすることによって選択する。例えば、確認シート5においてチェックボックス5C01にチェックマークが記入されかつ名称領域5C3に「石灰灰」が記入されている場合は、上から3番目の選択ボタンをクリックする。そして、オペレータは、確定ボタン7G3をクリックする。
すると、排出予定登録部212は、排出物ダイアログ7Gを閉じて、契約廃棄物画面7F(図23参照)を、排出物ダイアログ7Gで選択された種類または亜種が種類リスト7F3に入力された状態に更新する。これにより、対象廃棄物45の種類の入力が完了する。
なお、候補リスト7G4(図25参照)において複合物(シュレッダーダスト、石綿含有産業廃棄物、…、または複合材)が選択された後、詳細リスト7G5において複合物に対応する選択ボタンがクリックされた場合は、その複合物に含まれ得る廃棄物の種類それぞれを選択肢として示す種類ダイアログが排出事業者用端末3A1にされる。例えば、候補リスト7G4においてシュレッダーダストが選択された後、シュレッダーダストに対応する選択ボタンが詳細リスト7G5においてクリックされた場合は、「廃プラスチック類」、「ゴムくず」、「金属くず」、および「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」それぞれを選択肢として示す種類ダイアログが表示される。
オペレータは、確認シート5または有価物シート55に記入された内容に則して、その複合物に含まれる廃棄物の種類を、種類ダイアログに示された種類の中から選択する。例えば、確認シート5のチェックボックス5D01にチェックマークが記入されており、「ゴムくず」に円が記入されている場合は、種類ダイアログにおいて「ゴムくず」を選択する。
すると、排出予定登録部212は、種類ダイアログおよび排出物ダイアログ7Gを閉じて、契約廃棄物画面7Fを、種類ダイアログで選択された種類が種類リスト7F3に入力された状態に更新する。
そのほか、オペレータは、分析証明書の提示の頻度を種類リスト7F3へ入力する。デフォルトでは「必要に応じて」が入力されているが、適宜、「2回/年」のように具体的な頻度を入力する。
対象廃棄物45に複数の種類の廃棄物が含まれる場合は、オペレータは、それぞれの種類を、上述の操作を繰り返し行うことによって種類リスト7F3に記入する。
以上の操作および処理によって、対象廃棄物45の種類の入力が完了する。そして、オペレータが次ページボタン7F7をクリックすると、契約廃棄物画面7Fに入力された情報を示す契約廃棄物データ6T2(図45(B)参照)が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、産廃処分予定登録部212は、契約廃棄物データ6T2を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
〔4.3 収集運搬業者4Bに関する情報の入力〕
図29は、収集運搬業者画面7Jの例を示す図である。図30は、収集運搬業者登録ダイアログ7Kの例を示す図である。図31は、収集運搬業者テーブル605の例を示す図である。図32は、収集運搬業者選択ダイアログ7Lの例を示す図である。図33は、許可登録ダイアログ7Mの例を示す図である。図34は、収集運搬業許可テーブル606の例を示す図である。図35は、収集運搬業許可選択ダイアログ7Nの例を示す図である。図36は、積替保管施設テーブル607の例を示す図である。
収集運搬予定登録部213は、契約廃棄物データ6T2が廃棄予定データ記憶部202に記憶されると、対象廃棄物45の収集運搬に関する情報を登録するための処理を次のように実行する。
収集運搬予定登録部213は、契約廃棄物画面7Fに代えて図29のような収集運搬業者画面7Jを排出事業者用端末3A1に表示させる。収集運搬業者画面7Jには、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)に関する情報が次のように入力される。
テキストボックス7J11には、収集運搬業者4B1を識別する情報(例えば、業者名)が次のように入力される。排出事業者4A1が収集運搬業者4B1へ初めて収集運搬を委託する場合は、収集運搬業者4B1を新規に登録する必要がある。そこで、オペレータは、新規ボタン7J12をクリックする。
すると、事業者情報等登録部216は、図30のような収集運搬業者登録ダイアログ7Kを収集運搬業者画面7Jに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
収集運搬業者登録ダイアログ7Kにおいて、テキストボックス7K11には、登録対象の収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の業者コードが任意に入力される。業者コードは、登録対象の収集運搬業者4Bを排出事業者4A1自身が識別するための識別子である。チェックボックス7K12には、自治体(行政)へ収集運搬の報告を行う必要があるか否かが入力される。具体的には、不要の場合にチェックマークが入力される。
テキストボックス7K21、7K22、7K23には、収集運搬業者シート51(図8参照)の収集運搬業者コラム512または有価物シート55の収集運搬業者コラム554に記入された内容に則して、それぞれ、登録対象の収集運搬業者4Bの名称(業者名)、その読み仮名(業者名カナ)、および代表者の役職・氏名が入力される。なお、読み仮名は、収集運搬業者コラム512、554に記入されていない場合は、入力しなくてもよい。テキストボックス7K31、7K32、7K33、7K34には、収集運搬業者コラム512または554に記入された内容に則して、それぞれ、登録対象の収集運搬業者4Bの住所の都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名が入力される。なお、テキストボックス7K35に郵便番号が入力され住所検索ボタン7K36がクリックされると、事業者情報等登録部216は、入力された郵便番号に対応する都道府県、市区町村、および町域を既存のデータベースから検索し、それぞれをテキストボックス7K31、7K32、7K33に自動入力する。
テキストボックス7K37、7K38には、登録対象の収集運搬業者4Bの電話番号およびファックス番号が任意に入力される。オペレータは、収集運搬業者コラム512または554に記入されている、担当者の電話番号およびファックス番号を入力してもよい。
テキストボックス7K41、7K42には、それぞれ、収集運搬業者コラム512または554に記入されている、JWNET加入者番号およびJWNET公開確認番号が入力される。
チェックボックス7K51には、登録対象の収集運搬業者4Bが紙のマニフェストを使用するか否かが入力される。具体的には、登録対象の収集運搬業者4Bが電子マニフェストを使用せず紙のマニフェストを使用する場合にチェックマークが入力される。
テキストボックス7K61には、登録対象の収集運搬業者4BのウェブサイトのトップページのURLが任意に入力される。テキストボックス7K62には、メモが任意に入力される。
テキストボックス7K71、7K72、7K73、7K74、7K75には、それぞれ、収集運搬業者コラム512または554に則して、登録対象の収集運搬業者4Bの担当者の所属部署、氏名(担当者名)、その読み仮名(担当者名カナ)、電話番号、および電子メールアドレスが入力される。担当者名以外の情報は、収集運搬業者コラム512、554に記入されていなければ、入力しなくてもよい。
チェックボックス7K52には、排出事業者4A1が自ら廃棄物を運搬するか否かが入力される。具体的には、自ら運搬する場合にチェックマークが入力される。この場合は、収集運搬業者登録ダイアログ7Kのチェックボックス7K52以外の箇所へ排出事業者4A1の情報が入力される。本例では、収集運搬業者4B1に運搬を委託するので、チェックボックス7K52にはチェックマークが入力されず、上述の通り、収集運搬業者4B1の情報が入力される。
オペレータは、登録対象の収集運搬業者4Bに関する必要な情報を入力すると、登録ボタン7K8をクリックする。すると、収集運搬業者登録ダイアログ7Kに入力された情報を示す新規収集運搬業者データ6S3が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、新規収集運搬業者データ6S3を受信すると、登録対象の収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の収集運搬業者データ6Eを生成して事業者データ等記憶部201に記憶させる。収集運搬業者データ6Eには、新規収集運搬業者データ6S3に示される情報つまり収集運搬業者登録ダイアログ7Kに入力された情報が示される。ただし、都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名は、「住所」として一纏めにされて示される。また、事業者データ等記憶部201は、排出事業者4Aごとに図31のような収集運搬業者テーブル605が、排出事業者4Aの会社コードと対応付けられて設けられている。そして、収集運搬業者データ6Eは、その内容を入力したオペレータが所属する排出事業者4A(本例では、排出事業者4A1)の収集運搬業者テーブル605に格納される。
収集運搬予定登録部213は、収集運搬業者登録ダイアログ7Kを閉じて、収集運搬業者画面7J(図29参照)を、登録された収集運搬業者4Bの業者名がテキストボックス7J11に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bを識別する情報の入力が完了する。
一方、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)が過去に入力されたことがある場合は、収集運搬業者4B1が既に収集運搬業者テーブル605に登録されているはずである。そこで、オペレータは、収集運搬業者画面7Jにおいて、選択ボタン7J13をクリックする。
すると、収集運搬予定登録部213は、図32のような収集運搬業者選択ダイアログ7Lを収集運搬業者画面7Jに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。収集運搬業者選択ダイアログ7Lには、オペレータが所属する排出事業者4Aすなわち排出事業者4A1の収集運搬業者テーブル605(図31参照)に記憶されている収集運搬業者データ6Eそれぞれに示される業者コード、業者名、所在地(都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名)、および電話番号(TEL)などがライン(行)に並んで表形式で配置される。さらに、それぞれのラインの左端には、上から順に選択ボタン7L11、7L12、…が配置される。オペレータは、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)を、それに対応する選択ボタンをクリックことによって選択する。そして、クローズボタン7L2をクリックする。
すると、収集運搬予定登録部213は、収集運搬業者選択ダイアログ7Lを閉じて、収集運搬業者画面7Jを、選択された収集運搬業者4Bの業者名がテキストボックス7J11に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bを識別する情報の入力が完了する。
さらに、収集運搬業者シート51(図8参照)の契約時期コラム513に記入された内容に則して、テキストボックス7J21、7J22、7J23には、それぞれ、契約年月日、契約期間の開始年月日、および契約期間の終了年月日が入力され、チェックボックス7J24には、契約の自動更新の有無が入力される。
テキストボックス7J31には、テキストボックス7J11に業者名が入力された収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)に対して対象廃棄物45の積込みの先の属する自治体が与えた収集運搬業許可の許可番号が次のように入力される。
その収集運搬業許可に関する情報が未だ登録されていない場合は、オペレータは、新規ボタン7J32をクリックする。すると、事業者情報等登録部216は、図33のような許可登録ダイアログ7Mを収集運搬業者画面7Jに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
許可登録ダイアログ7Mにおいて、テキストボックス7M1には、収集運搬業者シート51のセル514bに記入された許可番号が入力される。テキストボックス7M21、7M22には、それぞれ、セル514cに記入されている許可年月日およびセル514dに記入されている許可有効期限が入力される。テキストボックス7M3には、メモが任意に入力される。
チェックボックス514eにチェックマークが記入されている場合は、積込み先の属する自治体からの収集運搬業許可の許可証の複写物が収集運搬業者シート51に添付されているはずである。この場合に、オペレータは、添付ボタン7M4をクリックする。すると、ダイアログが表示される。オペレータは、予めその複写物をスキャンしてその許可証の画像ファイルを用意しておき、そのダイアログにその画像ファイルを指定する。指定後、そのダイアログが閉じられる。
そのほか、その収集運搬業許可によって収集運搬が可能である廃棄物の種類を入力できるように許可登録ダイアログ7Mを構成してもよい。廃棄物の種類は、収集運搬業者シート51に添付されている、その収集運搬業許可の許可証の複写物によって特定される。
そして、登録ボタン7M5がクリックされると、収集運搬予定登録部213は、許可登録ダイアログ7Mを閉じて、収集運搬業者画面7Jを、テキストボックス7J31にその収集運搬業許可の許可番号が入力された状態になるように更新する。これにより、テキストボックス7J31への許可番号の入力が完了する。さらに、許可登録ダイアログ7Mに入力された情報を示す許可登録データ6S4が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。なお、許可証の画像ファイルが指定された場合は、許可登録データ6S4に、その画像ファイルが含まれる。また、許可区分として「産業廃棄物収集運搬業」が許可登録データ6S4に示される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、許可登録データ6S4を受信すると、テキストボックス7J11に入力された収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の業者名および収集運搬業許可の付与元の自治体(許可都道府県等)の名称を許可登録データ6S4に加えることによって収集運搬業許可データ6Fを生成し、事業者データ等記憶部201に記憶させる。付与元の自治体は、許可番号の上位数桁によって特定することができる。事業者データ等記憶部201には、排出事業者4Aごとに図34のような収集運搬業許可テーブル606が用意されており、収集運搬業許可データ6Fは、その内容を入力したオペレータが所属する排出事業者4A(本例では、排出事業者4A1)の収集運搬業許可テーブル606に格納される。これにより、その収集運搬業許可に関する情報の登録が完了する。
一方、その収集運搬業許可に関する情報が既に登録されている場合は、オペレータは、選択ボタン7J33をクリックする。
すると、収集運搬予定登録部213は、図35のような収集運搬業許可選択ダイアログ7Nを収集運搬業者画面7Jに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。収集運搬業許可選択ダイアログ7Nには、オペレータが所属する事業者すなわち排出事業者4A1の会社コードおよびテキストボックス7J11に入力された収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の両方に対応付けられている収集運搬業許可データ6Fそれぞれに示される許可区分、許可番号、許可元の自治体(許可都道府県等)、および許可有効年月日などが表形式で配置される。さらに、それぞれの許可区分の左横には、上から順に選択ボタン7N11、7N12、…が配置される。オペレータは、入力したい許可番号を、それに対応する選択ボタンをクリックことによって選択する。そして、クローズボタン7N2をクリックする。
すると、収集運搬予定登録部213は、収集運搬業許可選択ダイアログ7Nを閉じて、収集運搬業者画面7Jを、選択された許可番号がテキストボックス7J31に入力された状態になるように更新する。これにより、積込み先に係る収集運搬業許可に関する情報の入力が完了する。
テキストボックス7J41には、テキストボックス7J11に業者名が入力された収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)に対して対象廃棄物45の荷下ろし先の属する自治体からの収集運搬業許可の許可番号が次のように入力される。
その収集運搬業許可に関する情報が未だ登録されていない場合は、オペレータは、新規ボタン7J42をクリックする。すると、新規ボタン7J32がクリックされた場合と同様にダイアログが表示され、この場合と同様の処理および操作が行われる。ただし、チェックボックス514kにチェックマークが記入されていない場合は、オペレータは、テキストボックス514g~514iおよびチェックボックス514jに記入されている内容に則して情報を入力する。これにより、その収集運搬業許可に関する情報を示すデータが許可登録データ6S4として支援サーバ2へ送信され、許可登録データ6S4に基づいて収集運搬業許可データ6Fが生成されて排出事業者4A1の収集運搬業許可テーブル606(図34参照)に格納される。さらに、その収集運搬業許可の許可番号が7J41に入力される。
一方、その収集運搬業許可の収集運搬業許可データ6Fが既に登録されている場合は、オペレータは、選択ボタン7J43をクリックする。すると、新規ボタン7J33がクリックされた場合と同様にダイアログが表示されるので、この場合と同様の処理および操作によって、その収集運搬業許可の許可番号が7J41に入力される。
リストボックス7J5には、運搬の方法(手段)として「車両」がデフォルトで入力されているが、「車両」に代えて「船舶」または「鉄道」などが必要に応じて入力される。
運搬分量単価リスト7J6には、対象廃棄物45の数量および収集運搬の単価が入力される。対象廃棄物45の数量として、対象廃棄物45を収集運搬するのに必要な車両の車両総重量および台数を「8t車 2台」のように入力してもよいし、対象廃棄物45の容積または重量を「15m3」または「2500kg」のように入力してもよい。
また、対象廃棄物45の種類が複数、契約廃棄物画面7F(図23参照)の種類リスト7F3に入力された場合は、入力された種類ごとの運搬分量単価リスト7J6が収集運搬業者画面7Jに配置される。そこで、オペレータは、それぞれについて、容積または重量と単価とを入力する。
なお、契約廃棄物画面7F(図23参照)においてチェックボックス7F12にチェックマークが入力された場合すなわち数量および単価ができない旨が入力された場合は、運搬分量単価リスト7J6が入力不能になるようにグレーアウトされる。この場合は、数量および単価の入力が不要である。
また、基本情報画面7C(図22参照)においてチェックボックス7C72にチェックマークが入力された場合すなわち収集運搬業許可が不要である旨が入力された場合は、テキストボックス7J11およびリストボックス7J5への入力のみが可能なように収集運搬業者画面7Jが表示される。オペレータは、収集運搬業者4Bの業者名(本例では、収集運搬業者4B1の業者名)および運搬の方法のみを入力すればよい。
収集運搬業者シート52(図9参照)の保管施設コラム521に情報が記入されている場合すなわち対象廃棄物45が積み替えられる予定である場合は、オペレータは、チェックボックス7J7にチェックマークを入力する。
すると、収集運搬予定登録部213は、対象廃棄物45の積替保管を行う施設の施設名(積替保管施設名)、住所、および保管上限それぞれを入力するためのテキストボックスのほか、他の安定型産業廃棄物と混合することができるか否かを入力するためのチェックボックスが配置されるように収集運搬業者画面7Jを更新する。
オペレータは、保管施設コラム521に記入された内容に則して、対象廃棄物45の積替保管を行う施設の施設名、住所、および保管上限ならびに他の安定型産業廃棄物と混合することができるか否かを入力する。なお、図36のような積替保管施設テーブル607を収集運搬業者4Bごとに事業者データ等記憶部201に用意しておき、収集運搬業者4Bそれぞれの積替保管可能な施設を積替保管施設データ6Gとして登録できるようにしてもよい。そして、登録されている施設の中から選択することによって対象廃棄物45の積替保管を行う施設をこれらのテキストボックスへ入力できるようにしてもよい。
そして、オペレータが次ページボタン7J8をクリックすると、収集運搬業者画面7Jに入力された情報を示す第一の収集運搬データ6T3(図45(C)参照)が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、収集運搬予定登録部213は、第一の収集運搬データ6T3を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に第一の収集運搬データ6T3を記憶させる。
なお、収集運搬業者画面7Jにおいてチェックボックス7J7にチェックマークが入力された状態で次ページボタン7J8がクリックされた場合は、収集運搬予定登録部213は、収集運搬業者画面7Jに代えて、積替保管の施設から処分業者4C(本例では、処分業者4C1)へ対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bに関する情報を入力するための画面を排出事業者用端末3A1に表示させる。この画面の構成は、収集運搬業者画面7Jの構成と基本的に同様である。オペレータは、収集運搬業者シート52(図9参照)の収集運搬業者コラム522に記入された内容に則して、対象廃棄物45を処分業者4Cへ収集運搬する収集運搬業者4Bに関する情報をこの画面に入力する。すると、この画面に入力された情報を示す第二の収集運搬データ6T4(図45(D)参照)が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。また、オペレータは、必要に応じて、収集運搬業許可に関する情報を許可コラム523に基づいて入力する。すると、その情報を示すデータが許可登録データ6S4として支援サーバ2へ送信され、許可登録データ6S4に基づいて収集運搬業許可データ6Fが生成されて排出事業者4A1の収集運搬業許可テーブル606(図34参照)に格納される。
支援サーバ2において、収集運搬予定登録部213は、第二の収集運搬データ6T4を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
〔4.4 処分業者4Cに関する情報の入力〕
図37は、処分業者画面7Pの例を示す図である。図38は、処分業者登録ダイアログ7Qの例を示す図である。図39は、処分業者テーブル608の例を示す図である。図40は、事業場登録ダイアログ7Rの例を示す図である。図41は、処分事業場テーブル609の例を示す図である。図42は、許可登録ダイアログ7Sの例を示す図である。図43は、処分業許可テーブル610の例を示す図である。図44は、処分業者画面7Pの例を示す図である。
処分予定登録部214は、廃棄予定データ記憶部202に第一の収集運搬データ6T3が記憶され、第二の収集運搬データ6T4が必要に応じて記憶されると、対象廃棄物45の処分に関する情報を廃棄予定データ記憶部202に登録するための処理を次のように行う。
処分予定登録部214は、図37のような処分業者画面7Pを排出事業者用端末3A1に表示させる。処分業者画面7Pには、対象廃棄物45を処分する処分業者4C(本例では、処分業者4C1)に関する情報が次のように入力される。
テキストボックス7P11には、処分業者4C1を識別する情報(例えば、業者名)が次のように入力される。排出事業者4A1が処分業者4C1へ初めて処分を委託する場合は、処分業者4C1を新規に登録する必要がある。そこで、オペレータは、新規ボタン7P12をクリックする。
すると、事業者情報等登録部216は、図38のような処分業者登録ダイアログ7Qを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
処分業者登録ダイアログ7Qにおいて、テキストボックス7Q11には、登録対象の処分業者4C(本例では、処分業者4C1)の業者コードが任意に入力される。業者コードは、登録対象の処分業者4Cを排出事業者4A1自身が識別するための識別子である。
チェックボックス7Q12には、排出事業者4A1が自ら廃棄物を処分するか否かが入力される。具体的には、自ら処分する場合にチェックマークが入力される。本例では、処分業者4C1に処分を委託するので、チェックボックス7Q12にはチェックマークが入力されない。
テキストボックス7Q21、7Q22、7Q23には、処分業者シート53(図10参照)の処分業者コラム532または有価物シート55(図12参照)の処分業者コラム556に記入された内容に則して、それぞれ、登録対象の処分業者4Cの名称(業者名)、その読み仮名(業者名カナ)、および代表者の役職・氏名が入力される。なお、読み仮名は、処分業者コラム532、556に記入されていない場合は、入力しなくてもよい。
テキストボックス7Q31、7Q32、7Q33、7Q34には、処分業者コラム532、556に記入された内容に則して、それぞれ、登録対象の処分業者4Cの住所の都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名が入力される。なお、テキストボックス7Q35に郵便番号が入力され住所検索ボタン7Q36がクリックされると、事業者情報等登録部216は、入力された郵便番号に対応する都道府県、市区町村、および町域を既存のデータベースから検索し、それぞれをテキストボックス7Q31、7Q32、7Q33に自動入力する。
テキストボックス7Q37、7Q38には、登録対象の処分業者4Cの電話番号およびファックス番号が任意に入力される。オペレータは、処分業者コラム532または556に記入されている、担当者の電話番号およびファックス番号を入力してもよい。
テキストボックス7Q41には、登録対象の処分業者4CのウェブサイトのトップページのURLが任意に入力される。テキストボックス7Q42には、メモが任意に入力される。
テキストボックス7Q51、7Q52、7Q53、7Q54、7Q55には、それぞれ、処分業者コラム532、556に則して、登録対象の処分業者4Cの担当者の所属部署、氏名(担当者名)、その読み仮名(担当者名カナ)、電話番号、および電子メールアドレスが入力される。読み仮名は、処分業者コラム532、556に記入されていない場合は、入力しなくてもよい。
オペレータは、登録対象の処分業者4Cに関する必要な情報を入力すると、登録ボタン7Q6をクリックする。すると、処分業者登録ダイアログ7Qに入力された情報を示す新規処分業者データ6S5が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、新規処分業者データ6S5を受信すると、登録対象の処分業者4C(本例では、処分業者4C1)の処分業者データ6Hを生成して事業者データ等記憶部201に記憶させる。処分業者データ6Hには、新規処分業者データ6S5に示される情報つまり処分業者登録ダイアログ7Qに入力された情報が示される。ただし、都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名は、「住所」として一纏めにされて示される。また、事業者データ等記憶部201は、排出事業者4Aごとに図39のような処分業者テーブル608が、排出事業者4Aの会社コードと対応付けられて設けられている。そして、処分業者データ6Hは、その内容を入力したオペレータが所属する排出事業者4A(本例では、排出事業者4A1)の処分業者テーブル608に格納される。
処分予定登録部214は、処分業者登録ダイアログ7Qを閉じて、処分業者画面7P(図37参照)を、登録された処分業者4Cの業者名がテキストボックス7P11に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を処分する処分業者4Cを識別する情報の入力が完了する。
一方、対象廃棄物45を処分する処分業者4C(本例では、処分業者4C1)が過去に入力されたことがある場合は、処分業者4C1が既に処分業者テーブル608に登録されているはずである。そこで、オペレータは、処分業者画面7Pにおいて、選択ボタン7P13をクリックする。
すると、処分予定登録部214は、処分業者選択ダイアログを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。処分業者選択ダイアログには、オペレータが所属する事業者すなわち排出事業者4A1の処分業者テーブル608に記憶されている処分業者データ6Hそれぞれに示される業者コード、業者名、および住所などが表形式で配置される。オペレータは、対象廃棄物45を処分する処分業者4C(本例では、処分業者4C1)を処分業者選択ダイアログの中から選択する。
すると、処分予定登録部214は、処分業者選択ダイアログを閉じて、処分業者画面7Pを、選択された処分業者4Cの業者名がテキストボックス7P11に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を処分する処分業者4Cを識別する情報の入力が完了する。
ただし、処分業者シート53(図10参照)の処分業者コラム532のセル532aにチェックマークが記入されている場合は、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bが処分を受託する。そこで、オペレータは、処分業者コラム532の代わりに収集運搬業者シート51(図8参照)の収集運搬業者コラム512および契約時期コラム513に基づいて、テキストボックス7P11への入力および処分業者登録ダイアログ7Qへの入力を上述の通り行う。
テキストボックス7P21には、処分業者4C1が有する事業場のうち対象廃棄物45を処分する事業場の事業場名が次のように入力される。
その事業場を初めて入力する場合は、その事業場を新規に登録する必要がある。そこで、オペレータは、新規ボタン7P22をクリックする。すると、事業者情報等登録部216は、図40のような事業場登録ダイアログ7Rを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。事業場登録ダイアログ7Rには、処分業者シート53(図10参照)の処分事業場コラム534に記入されている内容に則して、次のように情報が入力される。
テキストボックス7R11には、登録対象の事業場の事業場コードが任意に入力される。この事業場コードは、登録対象の事業場を排出事業者4A1自身が識別するための識別子である。テキストボックス7R12、7R13には、それぞれ、登録対象の事業場の名称およびその読み仮名(事業場名カナ)が入力される。チェックボックス7R14には、自治体(行政)へ処分の報告を行う必要があるか否かが入力される。リストボックス7R15には、登録対象の事業場の区分が入力される。リストボックス7R15がクリックされると、「中間処理のみ」、「最終処分のみ」、「中間処理+最終処分」、および「再生」などの区分が選択肢として表示されるので、これらの中から該当するものをクリックすることによって登録対象の事業場の区分を入力することができる。
テキストボックス7R21、7R22、7R23、7R24には、それぞれ、登録対象の事業場の住所の都道府県、市区町村、町域、および番地・建物名が入力される。なお、テキストボックス7R25に郵便番号が入力され住所検索ボタン7R26がクリックされると、事業者情報等登録部216は、入力された郵便番号に対応する都道府県、市区町村、および町域を既存のデータベースから検索し、それぞれをテキストボックス7R21、7R22、7R23に自動入力する。テキストボックス7R27には、登録対象の事業場の電話番号が入力される。
テキストボックス7R31、7R32には、それぞれ、登録対象の事業場のJWNET加入者番号および公開確認番号が入力される。処分事業場コラム534に事業場コードが記入されていれば、この事業場コードがテキストボックス7R33に入力される。チェックボックス7R34には、登録対象の事業場が紙のマニフェストを使用するか否かが入力される。具体的には、登録対象の事業場が電子マニフェストを使用せず紙のマニフェストを使用する場合にチェックマークが入力される。テキストボックス7R4には、メモが入力される。
テキストボックス7R51、7R52には、登録対象の事業場における廃棄物の処分の区分および方法が次のように入力される。選択ボタン7R53がクリックされると、事業者情報等登録部216は、処分方法ダイアログを排出事業者用端末3A1に表示させる。処分方法ダイアログには、例えば「中間処理-脱水」、「再生-燃料化」、および「最終処分-埋立処分」のような、処分の区分と方法とを組み合わせた複数の選択肢が示される。オペレータは、に添付された処分業許可の許可証の複写物または過去に処分業者4C1から受け取った処分業許可の許可証の複写物に基づいて、これらの選択肢の中から登録対象の事業場が対応可能なものを選択する。すると、テキストボックス7R51、7R52にそれぞれ、選択された選択肢に含まれる区分および方法が入力される。テキストボックス7R54には、登録対象の事業場の処理能力が入力される。
そして、登録ボタン7R6がクリックされると、事業場登録ダイアログ7Rに入力された情報および登録対象の事業場を有する処分業者4C(本例では、処分業者4C)の名称を示す新規処分事業場データ6S6が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、新規処分事業場データ6S6を受信すると、登録対象の事業場の処分事業場データ6Jを生成し、事業者データ等記憶部201に記憶させる。なお、事業者データ等記憶部201には、図41に示すような処分事業場テーブル609が会員(排出事業者4A)ごとに設けられており、各処分事業場データ6Jが処分事業場テーブル609に仕分けられている。したがって、本例では、生成された処分事業場データ6Jは、排出事業者4A1の処分事業場テーブル609に格納される。
そして、処分予定登録部214は、事業場登録ダイアログ7Rを閉じて、処分業者画面7P(図37参照)を、テキストボックス7P21に登録対象の事業場の事業場名が入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を処分する事業場を識別する情報の入力が完了する。
一方、対象廃棄物45を処分する事業場が過去に入力されたことがある場合は、その事業場の処分事業場データ6Jが既に処分事業場テーブル609に登録されているはずである。そこで、オペレータは、処分業者画面7Pにおいて、選択ボタン7P23をクリックする。
すると、処分予定登録部214は、処分事業場選択ダイアログを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。処分事業場選択ダイアログには、オペレータが所属する事業者すなわち排出事業者4A1の処分業者テーブル608に記憶されている処分事業場データ6Jのうちテキストボックス7P11に入力(指定)された処分業者4C(本例では、処分業者4C1)の処分事業場データ6Jそれぞれに示される業者コード、業者名、事業場コード、および住所などが表形式で配置される。オペレータは、処分事業場選択ダイアログの中から対象廃棄物45を処分する事業場を選択する。
すると、処分予定登録部214は、処分事業場選択ダイアログを閉じて、処分業者画面7Pを、選択された事業場の事業場名がテキストボックス7P21に入力された状態になるように更新する。これにより、対象廃棄物45を処分する事業場を識別する情報の入力が完了する。
テキストボックス7P31には、テキストボックス7P21に事業場名が入力された事業場に対して自治体が与えた処分業許可の許可番号が次のように入力される。
その処分業許可に関する情報が未だ登録されていない場合は、オペレータは、新規ボタン7P32をクリックする。すると、事業者情報等登録部216は、図42のような許可登録ダイアログ7Sを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。
許可登録ダイアログ7Sにおいて、チェックボックス群7S11には、その処分業許可の内容、すなわち、自治体が許可した処分の方法および条件が入力される。具体的には、チェックボックス群7S11に方法および条件ごとにチェックボックスが設けられているので、オペレータは、処分業者シート53に添付された処分業許可の許可証の複写物または過去に処分業者4C1から受け取った処分業許可の許可証の複写物を参照するなどして、その処分業許可に係る処分の方法および条件に対応するチェックボックスにチェックマークを入力する。テキストボックス7S12には、処分事業場コラム534に記入された許可番号が入力される。
テキストボックス7S21、7S22には、それぞれ、処分事業場コラム534に記入された許可年月日および許可有効年月日(許可有効期限)が入力される。テキストボックス7S23には、メモが入力される。
処分業者シート53にその処分業許可の許可証の複写物が添付されている場合は、オペレータは、添付ボタン7S3をクリックする。すると、ダイアログが表示される。オペレータは、予め許可証の複写物をスキャンして許可証の画像ファイルを用意しておき、このダイアログにこの画像ファイルを指定する。指定後、このダイアログは閉じられる。
そして、登録ボタン7S4がクリックされると、処分予定登録部214は、許可登録ダイアログ7Sを閉じて、処分業者画面7Pを、テキストボックス7P31にその処分業許可の許可番号が入力された状態になるように更新する。これにより、テキストボックス7P31への許可番号の入力が完了する。さらに、許可登録ダイアログ7Sに入力された情報を示す処分業許可データ6S7が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。許可証の画像ファイルが指定された場合は、処分業許可データ6S7に、その画像ファイルが含まれる。また、許可区分として「産業廃棄物処分業」が処分業許可データ6S7に示される。
支援サーバ2において、事業者情報等登録部216は、処分業許可データ6S7を受信すると、テキストボックス7P11に入力された処分業者4C(本例では、処分業者4C1)およびテキストボックス7P21に入力された事業場(処分事業場)それぞれの名称を処分業許可データ6S7に加えることによって処分業許可データ6Kを生成し、事業者データ等記憶部201に記憶させる。事業者データ等記憶部201には、排出事業者4Aごとに図43のような処分業許可テーブル610が用意されており、処分業許可データ6Kは、その内容を入力したオペレータが所属する排出事業者4A(本例では、排出事業者4A1)の処分業許可テーブル610に格納される。これにより、その処分業許可に関する情報の登録が完了する。
一方、その処分業許可に関する情報が既に登録されている場合は、オペレータは、選択ボタン7P33をクリックする。
すると、処分予定登録部214は、処分業許可選択ダイアログを処分業者画面7Pに重ねるように排出事業者用端末3A1に表示させる。処分業許可選択ダイアログには、オペレータが所属する事業者すなわち排出事業者4A1の処分業許可テーブル610の中の、テキストボックス7P11に入力された処分業者4C(本例では、処分業者4C1)の名称およびテキストボックス7P21に入力された事業場の名称の両方に対応する処分業許可データ6Kそれぞれに示される許可区分、許可番号、許可元の自治体(許可都道府県等)、および許可有効年月日などが表形式で配置される。オペレータは、入力したい許可番号を選択し、処分業許可選択ダイアログを閉じる。
すると、処分予定登録部214は、処分業者画面7Pを、選択された許可番号がテキストボックス7P31に入力された状態になるように更新する。これにより、その処分業許可の許可番号の入力が完了する。
なお、対象廃棄物45が複数の事業場で処理される場合がある。この場合は、これらの事業場の情報が処分業者シート53、54(図10、図11参照)に分けて記入されている。この場合に、オペレータは、処分業者シート53、54の内容に則して次のように操作を行う。
オペレータは、選択ボタン7P23をクリックして処分事業場選択ダイアログを表示させ、処分事業場選択ダイアログに対してこれらの事業場をすべて選択(入力)し、処分事業場選択ダイアログを閉じる。すると、処分予定登録部214は、図44のように、選択された事業場ごとにテキストボックス7P21、7P31、新規ボタン7P32、および選択ボタン7P33が1組ずつ配置され、かつ、選択された各事業場の事業場名が各テキストボックス7P21に入力された状態になるように、処分業者画面7Pを更新する。そして、オペレータは、処分業者シート53の処分事業場コラム534および処分業者シート54の処分事業場コラム542それぞれの内容に則して、これらの事業場のそれぞれについて、新規ボタン7P32または選択ボタン7P33をクリックするなど上述の方法でテキストボックス7P31へ各事業場の処分業許可の許可番号を入力する。
事業場および許可番号の入力と前後して、オペレータは、処分業者シート53の契約時期コラム533に記入された内容に則して、テキストボックス7P41、7P42、7P43にそれぞれ契約年月日、契約期間の開始年月日、および契約期間の終了年月日を入力し、チェックボックス7P44に契約の自動更新の有無が入力する。
さらに、オペレータは、処分分量単価リスト7P5に、対象廃棄物45の処分に掛かる費用が単位量当たりで入力し、処分の方法およびリサイクル率を入力する。
また、対象廃棄物45の種類が複数、契約廃棄物画面7F(図23参照)の種類リスト7F3に入力された場合は、入力された種類ごとの処分分量単価リスト7P5が処分業者画面7Pに配置される。そこで、オペレータは、それぞれについて、重量、単価、処分方法、およびリサイクル率を入力する。
なお、契約廃棄物画面7F(図23参照)においてチェックボックス7F22にチェックマークが入力された場合すなわち数量および単価ができない旨が入力された場合は、処分分量単価リスト7P5の中の数量および単価それぞれのテキストボックスがグレーアウトされ、入力不能になる。この場合は、数量および単価の入力が不要である。
また、基本情報画面7C(図22参照)においてチェックボックス7C82にチェックマークが入力された場合すなわち処分業許可が不要である旨が入力された場合は、テキストボックス7P11、7P21への入力および処分分量単価リスト7P5の中の処分方法のテキストボックスへの入力のみが可能なように処分業者画面7Pが表示される。オペレータは、処分業者4Cの業者名(本例では、処分業者4C1の業者名)、対象廃棄物45が処分される事業場の名称、および処分方法のみを入力すればよい。
そして、オペレータが次ページボタン7P6をクリックすると、処分業者画面7Pに入力された情報を示す処分データ6T5(図45(E)参照)が排出事業者用端末3A1から支援サーバ2へ送信される。
支援サーバ2において、処分予定登録部214は、処分データ6T5を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
記載要否登録部215は、対象廃棄物45を処分する事業場が複数、処分業者画面7Pに入力された後、次ページボタン7P6がクリックされた場合に、処分業者画面7Pに代えて記載指定画面を排出事業者用端末3A1に表示させる。オペレータは、最終処分または再生先を契約書に記載するか否かを記載指定画面へ入力する。排出事業者用端末3A1は、入力された内容を示す記載要否データ6T6(図45(F)参照)を支援サーバ2へ送信する。記載要否登録部215は、記載要否データ6T6を受信すると、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
メニュー画面等提供部211は、処分データ6T5(事業場が複数入力された場合は、記載要否データ6T6)を受信すると、内容確認画面を処分業者画面7Pまたは記載指定画面に代えて排出事業者用端末3A1に表示させる。内容確認画面には、廃棄予定データ記憶部202に記憶されている契約基本データ6T1、契約廃棄物データ6T2、第一の収集運搬データ6T3、第二の収集運搬データ6T4、処分データ6T5、および記載要否データ6T6それぞれに示される情報のほか、完了ボタンが配置されている。完了ボタンがクリックされた後の処理については、後述する。
〔4.5 特別管理産業廃棄物または建設廃棄物が排出される場合〕
以上、普通産業廃棄物(廃棄物処理法第2条第4項各号のいずれかに該当するが、同条第5項の特別管理産業廃棄物に該当しない産業廃棄物)が主に排出される場合を例に各部の処理およびオペレータの作業を説明したが、特別管理産業廃棄物または建設廃棄物が排出される場合も、基本的に同様の処理および作業によって必要な情報が入力される。以下、これらが排出する場合について、普通産業廃棄物が排出される場合との相違点を中心に説明する。普通産業廃棄物が排出される場合と重複する点は、説明を省略する。
特別管理産業廃棄物が排出される場合は、オペレータは、トップ画面7A(図16参照)において選択ボタン7A2をクリックして作成メニュー画面7BXを表示させ、作成メニュー画面7BXにおいて新規作成ボタンをクリックする。一方、建設廃棄物が排出される場合は、選択ボタン7A3をクリックして作成メニュー画面7BYを表示させ、作成メニュー画面7BYにおいて新規作成ボタンをクリックする。なお、どちらの作成メニュー画面も、普通産業廃棄物用の作成メニュー画面7B(図17参照)と同様に構成されており、新規作成ボタンのほか、電子マニフェストを登録するためのマニフェストボタンなどが配置されている。
すると、排出予定登録部212は、普通産業廃棄物の場合と同様、基本情報画面7C(図18参照)を排出事業者用端末3Aに表示させる。ただし、特別管理産業廃棄物が排出される場合(選択ボタン7A2がクリックされた場合)は、インジケータの部分に「産業廃棄物」の代わりに「特別管理産業廃棄物」を配置し、テキストボックス7C2にデフォルトで「特別管理産業廃棄物処理委託契約」を入力しておく。また、有価物を選択することができない。一方、建設廃棄物が排出される場合(選択ボタン7A3がクリックされた場合)は、インジケータの部分に「産業廃棄物」の代わりに「建設廃棄物」を配置し、テキストボックス7C2にデフォルトで「建設廃棄物処理委託契約」を入力しておく。インジケータについては、他の画面において同様である。
そして、排出予定登録部212は、普通産業廃棄物の場合と同様、基本情報画面7Cに入力された情報を示すデータを契約基本データ6T1として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
さらに、排出予定登録部212は、契約廃棄物画面7F(図23参照)を排出事業者用端末3A1に表示させる。ただし、特別管理産業廃棄物が排出される場合は、特別管理産業廃棄物の種類、排出物名、分類コード、有害物質、および分析証明書の提示の要否を入力するためのリストを種類リスト7F3の代わりに表示させる。また、排出物ダイアログ7G(図24参照)および分類登録ダイアログ7H(図28参照)として、特別管理産業廃棄物に応じた画面を表示させる。一方、建設廃棄物が排出される場合は、建設廃棄物の種類、排出物名、分類コード、有害物質、および分析証明書の提示の要否を入力するためのリストを種類リスト7F3の代わりに表示させる。また、排出物ダイアログ7Gおよび分類登録ダイアログ7Hとして、建設廃棄物に応じた画面を表示させる。
そして、排出予定登録部212は、普通産業廃棄物の場合と同様、契約廃棄物画面7Fに入力された情報を示すデータを契約廃棄物データ6T2として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
収集運搬予定登録部213は、普通産業廃棄物の場合と同様、収集運搬業者画面7J(図29参照)を排出事業者用端末3Aに表示させる。ただし、建設廃棄物が排出される場合は、許可番号を入力するためのテキストボックスとして、建設廃棄物に含まれる普通産業廃棄物の積込みおよび荷下ろしそれぞれの許可番号を入力するためのテキストボックスと、建設廃棄物に含まれる特別管理産業廃棄物の積込みおよび荷下ろしそれぞれの許可番号を入力するためのテキストボックスとが、収集運搬業者画面7Jに設けられる。
また、収集運搬予定登録部213は、チェックボックス7J7にチェックマークが入力されたら、普通産業廃棄物の場合と同様、積替保管を行う施設の施設名などを入力するためのテキストボックスのほか、他の安定型産業廃棄物と混合することができるか否かを入力するためのチェックボックスが配置されるように収集運搬業者画面7Jを更新する。
そして、収集運搬予定登録部213は、普通産業廃棄物の場合と同様、収集運搬業者画面7Jに入力された情報を示すデータを第一の収集運搬データ6T3として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
また、収集運搬業者画面7Jにおいてチェックボックス7J7にチェックマークが入力された状態で次ページボタン7J8がクリックされたら、収集運搬予定登録部213は、普通産業廃棄物の場合と同様、積替保管の施設から処分業者4Cへ対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bに関する情報を入力するための画面を排出事業者用端末3A1に表示させる。そして、この画面に入力された情報を示すデータを第二の収集運搬データ6T4として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
処分予定登録部214は、普通産業廃棄物の場合と同様、処分業者画面7P(図37参照)を排出事業者用端末3Aに表示させる。そして、処分業者画面7Pに入力された情報を示すデータを処分データ6T5として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
記載要否登録部215は、普通産業廃棄物の場合と同様、処分を行う事業場が処分業者画面7Pに複数、入力されたら、記載指定画面を排出事業者用端末3Aに表示させる。そして、記載指定画面に入力された情報を示すデータを記載要否データ6T6として排出事業者用端末3Aから受信し、廃棄予定データ記憶部202に記憶させる。
〔4.6 契約書の出力〕
図45は、契約基本データ6T1ないし記載要否データ6T6それぞれの例を示す図である。図46~図49は、収集運搬契約雛形71の例を示す図である。図50~図52は、処分契約雛形72の例を示す図である。図53は、契約書生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。図54は、契約書選択画面7Tの例を示す図である。図55~図58は、収集運搬契約書77の例を示す図である。図59~図62は、処分契約書78の例を示す図である。
内容確認画面において完了ボタンがクリックされると、契約書生成部217は、廃棄予定データ記憶部202に記憶されている各データに基づいて契約書を生成する。以下、排出事業者4A1が対象廃棄物45の収集運搬を収集運搬業者4B1、4B2へ委託し、対象廃棄物45の処分を処分業者4C1へ委託し、図45(A)~(F)に示す各データが契約基本データ6T1ないし記載要否データ6T6として廃棄予定データ記憶部202に記憶された場合を例に、契約書の生成方法を説明する。本例は、特に図45(C)および図45(D)から分かるように、対象廃棄物45が施設に積替保管された後、処分業者4C1へ運搬される。また、図45(E)から分かるように、処分業者4C1は、2つの事業場で対象廃棄物45を処分する。
ところで、契約雛形データ記憶部203には、予め、収集運搬契約雛形データ6U1および処分契約雛形データ6U2が記憶されている。収集運搬契約雛形データ6U1は、図46~図49のような、収集運搬契約の雛形である収集運搬契約雛形71を再現するためのドキュメントファイルである。一方、処分契約雛形データ6U2は、図50~図52のような、処分契約の雛形である処分契約雛形72を再現するためのドキュメントファイルである。収集運搬契約雛形データ6U1、処分契約雛形データ6U2のファイル形式として、マイクロソフト社のDOCXおよびXLSXまたはアドビ社のPDFなどが用いられる。
収集運搬契約雛形71にも処分契約雛形72にも点線の矩形が複数見られるが、これらの矩形は、情報が書き込まれる領域を指し示すものであって、画像として現れるものではない。また、図面のサイズの関係上、収集運搬契約雛形71を複数の図面に分けて示しているが、図番の順に縦方向に繋がっている。処分契約雛形72および後述する収集運搬契約書77(図55~図58参照)および処分契約書78(図59~図62参照)も同様である。
契約書生成部217は、例えば図53に示す手順で、廃棄予定データ記憶部202に記憶されているデータなどに基づいて情報を矩形の領域へ書き込むことによって契約書を生成する。
契約書生成部217は、内容確認画面の完了ボタンがクリックされると、内容確認画面に代えて図54のような契約書選択画面7Tを排出事業者用端末3A1に表示させる(図53の#801)。契約書選択画面7Tには、収集運搬を行う収集運搬業者4Bおよび処分を行う処分業者4Cごとに1つずつダウンロードボタンが設けられている。本例では、収集運搬業者4B1、4B2、処分業者4C1それぞれのダウンロードボタンとして、ダウンロードボタン7T11、7T12、7T13が設けられている。
ダウンロードボタン7T11、7T12のいずれかがクリックされると(#802でYes)、契約書生成部217は、収集運搬契約雛形データ6U1を契約雛形データ記憶部203から読み出し(#803)、収集運搬契約雛形71(図46~図49参照)の各領域へ次のように情報を書き込むことによって、図55~図58に示すような収集運搬契約書77を生成する。なお、図55~図58では、本実施形態を説明しやすくするために、書き込んだ情報をゴシック体で表わしているが、実際は、雛形で使用されているフォントと同一のフォントで表わしてもよい。処分契約書78(図59~図62参照)も、同様である。
収集運搬契約雛形71の各領域のうちの領域711a~711mには、ダウンロードボタン7T11、7T12のどちらかがクリックされた場合も共通の情報が書き込まれる。つまり、収集運搬業者4B1との契約および収集運搬業者4B2との契約において共通の情報が書き込まれる。一方、領域712a~712jには、異なる情報が書き込まれる。
契約書生成部217は、ダウンロードボタン7T11がクリックされた場合に(#804でYes)、主に収集運搬業者4B1との契約に特有の情報を第一の収集運搬データ6T3(図45(C)参照)などに基づいて書き込む(#805)。
具体的には、契約書生成部217は、図55のように、領域712aへ排出事業者、収集運搬業者、および甲の事業場それぞれの名称として、契約基本データ6T1に示される排出事業者名、第一の収集運搬データ6T3に示される業者名、および契約基本データ6T1に示される事業場名をそれぞれ書き込む。領域712bへ許可番号として、第一の収集運搬データ6T3に示される許可番号(積込み)を配置する。許可の有効期限として、その許可番号の収集運搬業許可データ6F(図34参照)に示される終了日(許可有効年月日)を配置する。許可都道府県・政令市として、その許可番号の上位数桁によって特定される自治体の名称を配置する。事業範囲および許可の条件として、ともに「許可証の通り」の文言を配置する。領域712cへ許可番号として、第一の収集運搬データ6T3に示される許可番号(荷下ろし)を配置する。許可の有効期限として、その許可番号の収集運搬業許可データ6Fに示される終了日(許可有効年月日)を配置する。許可都道府県・政令市として、その許可番号の上位数桁によって特定される自治体の名称を配置する。事業範囲および許可の条件として、ともに「許可証の通り」の文言を配置する。
さらに、契約書生成部217は、領域712dへ種類および名称として、契約廃棄物データ6T2に示される廃棄物の種類および排出物名を書き込み、数量および単価として、第一の収集運搬データ6T3に示される収集運搬数量および収集運搬単価を書き込む。収集運搬に掛かる費用を領域712eへ書き込む。この費用は、収集運搬単価と収集運搬数量との積である。対象廃棄物45の種類等の組合せが複数、契約廃棄物データ6T2に示される場合は、残りの組合せを領域712dへ書き込む。また、各種類の収集運搬に掛かる費用の合計を領域712eへ書き込む。
図56のように、契約書生成部217は、領域712fへ「乙は、甲から委託された第2項の産業廃棄物を甲の指定する次の積替保管施設の所在地に搬入する。」の文言を配置する。ただし、第一の収集運搬データ6T3に積替保管施設名が示されていなければ、つまり、積替保管を経ずに処分業者4C1へ対象廃棄物45が収集運搬される場合は、領域712fへ「乙は、甲から委託された第2項の産業廃棄物を甲の指定する次の最終目的地に搬入する。」の文言を書き込む。
図57のように、契約書生成部217は、領域712gへ「乙は、甲から委託された産業廃棄物の積替保管を行う。…」という、積替保管の実施の旨およびその方法に関する文言を書き込む。ただし、第一の収集運搬データ6T3に積替保管施設名が示されない場合は、領域712gへ「乙は、甲から委託された産業廃棄物の積み替えを行わない。」という、積替保管を行わない旨の文言を書き込む。
図58のように、契約書生成部217は、領域712hの<x1>、<x2>それぞれの変数を、第一の収集運搬データ6T3に示される契約期間(開始)および契約期間(終了)それぞれの日付に書き換える。<x3>の変数を、両日付の期間に書き換える。第一の収集運搬データ6T3の契約自動更新が「あり」であれば、「契約満了の1ヶ月前までに…その後も同様とする。」という、契約の自動更新に関する文言を書き加える。領域712iへ、第一の収集運搬データ6T3に示される契約年月日を書き込む。ただし、第一の収集運搬データ6T3に契約年月日が示されない場合は、数値を手書きできる分のスペースを空けて「年」、「月」、および「日」の各文字のみを書き込む。領域712jへ、第一の収集運搬データ6T3に示される業者名と、それに対応する収集運搬業者データ6E(図31参照)に示される住所および代表者の役職・氏名とを書き込む。
一方、ダウンロードボタン7T12がクリックされた場合は(#804でNo)、契約書生成部217は、主に収集運搬業者4B2との契約に特有の情報を領域712a~712jへ書き込む(#806)。書込みの方法は、第一の収集運搬データ6T3の代わりに第二の収集運搬データ6T4に基づくこと以外、収集運搬業者4B1との契約に特有の情報を書き込む方法と同様である。
ステップ#804~#806の処理と前後してまたは並行して、契約書生成部217は、領域711a~711mへ共通の情報を書き込む(#807)。
具体的には、契約書生成部217は、図55のように、領域711aへ対象廃棄物45の区分の略称を書き込む。すなわち、排出物区分として契約基本データ6T1に「産業廃棄物」が示される場合は「産廃」の文言を書き込み、「特別管理産業廃棄物」が示される場合は「特管」の文言を書き込み、「建設廃棄物」が示される場合は「建廃」の文言を書き込む。
図56のように、契約書生成部217は、領域711bへ、輸入廃棄物の有無を書き込む。すなわち、廃棄物の種類として契約廃棄物データ6T2に「輸入廃棄物」が示される場合は「有」の文言を書き込み、示されない場合は「無」の文言を書き込む。領域711cへ収集運搬業者4B1の名称および代表者氏名ならびに住所を書き込む。これらの情報は、ダウンロードボタン7T11がクリックされた場合に領域712jへ書き込むものと同様である。領域711d、711eへ、ダウンロードボタン7T11がクリックされた場合に領域712b、712cへ書き込む情報と同一の情報を書き込み、さらに、事業の区分として「収集運搬」の文言を領域711d、711eの両方へ書き込む。
さらに、契約書生成部217は、領域711fへ、積替保管施設に関する情報を書き込む。具体的には、積替保管施設の所有者の情報として、領域711cへ書き込む情報と同一の情報を書き込む。第一の収集運搬データ6T3に示される積替保管施設の積替保管施設データ6G(図36参照)を読み出し、その積替保管施設データ6Gに示される住所および保管上限をそれぞれ積替保管施設の所在地および積替保管の上限値として書き込む。許可都道府県・政令市、許可の有効期限、保管できる産業廃棄物の種類、および許可番号として、領域711dへ書き込む情報と同一の情報を書き込む。事業の区分として「収集運搬(積替保管を含む)」の文言を書き込む。
さらに、契約書生成部217は、領域711gへ収集運搬業者4B2の名称および代表者氏名ならびに住所を書き込む。これらの情報は、ダウンロードボタン7T12がクリックされた場合に領域712jへ書き込むものと同様である。領域711h、711iへ、ダウンロードボタン7T12がクリックされた場合に領域712b、712cへ書き込む情報と同一の情報を書き込み、さらに、事業の区分として「収集運搬」の文言を領域711h、711iの両方へ書き込む。
ただし、積替保管が行われない場合すなわち1つの収集運搬業者4Bのみが収集運搬する場合は、契約書生成部217は、領域711c~711iへの書き込みを行わず、領域711c~711iおよびそれぞれの見出しを収集運搬契約雛形71から削除する。
図57のように、契約書生成部217は、処分業者4C1および処分を行う事業場の情報を領域711jへ書き込む。本例では、2つの事業場で処分が行われるので、領域711jを2つに増やす。これに伴い、領域711jの見出し(「(最終目的地)」、「氏名(名称及び代表者)」、「住所」、…、「所在地」)も2組に増やす。そして、処分データ6T5、処分業者4C1の処分業者データ6H(図39参照)、ならびに各事業場の処分事業場データ6J(図41参照)および処分業許可データ6K(図43参照)に基づいて、次のように情報を書き込む。
契約書生成部217は、両方の領域711jへ、処分業者データ6Hに示される業者名および代表者役職・氏名を氏名(名称及び代表者)として書き込み、処分業者データ6Hに示される住所をその直下に書き込み、保管できる産業廃棄物の種類および許可の情報として「許可証の通り」の文言を書き込む。
さらに、契約書生成部217は、1つ目の領域711jへ、1番目の事業場の処分事業場データ6Jに示される事業場名、住所、および事業場処理区分をそれぞれ事業場の名称、所在地、および事業の区分として書き込み、1番目の事業場の処分業許可データ6Kに示される許可番号および終了日(許可有効年月日)をそれぞれ許可番号および許可の有効期限として書き込み、その許可番号の上位数桁によって特定される自治体の名称を許可都道府県・政令市として書き込む。同様に、2つ目の領域711jへ、2番目の事業場の処分事業場データ6Jに示される事業場名、住所、および事業場処理区分をそれぞれ事業場の名称、所在地、および事業の区分として書き込み、2番目の事業場の処分業許可データ6Kに示される許可番号および終了日(許可有効年月日)をそれぞれ許可番号および許可の有効期限として書き込み、その許可番号の上位数桁によって特定される自治体の名称を許可都道府県・政令市として書き込む。なお、1番目の事業場の処分業許可データ6Kは、処分データ6T5における許可番号_1と同じ許可番号を示すデータであり、2番目の事業場の処分業許可データ6Kは、処分データ6T5における許可番号_2と同じ許可番号を示すデータである。
図58のように、契約書生成部217は、契約廃棄物データ6T2に示される産業廃棄物の種類、排出物名、および分析証明書提示(提示する頻度)を領域711kへ書き込む。排出事業者4A1の会員データ6A(図14参照)に基づいて、排出事業者4A1の住所、名称、および代表者の役職・氏名を領域711mへ書き込む。
契約書生成部217は、上述のように書込み等を行った収集運搬契約雛形71の中の余白を調整し、印刷用の用紙のサイズ(本実施形態では、A4サイズ)に合わせて収集運搬契約雛形71を複数のページに分割する(#808)。以下、このように処理された収集運搬契約雛形71が収集運搬契約書77である。そして、収集運搬契約書77のファイルを収集運搬契約ファイル6V1として契約書データ記憶部204に記憶させる(#809)。この際に、契約基本データ6T1に契約名が示されるのであれば、この契約名が含まれるファイル名が収集運搬契約ファイル6V1のファイル名として用いられ、示されない場合はデフォルトのファイル名が用いられる。後述のステップ#814においても同様である。
または、契約書選択画面7T(図54参照)においてダウンロードボタン7T13がクリックされると(#802でNo、#810でYes)、契約書生成部217は、処分契約雛形データ6U2を契約雛形データ記憶部203から読み出し(#811)、処分契約雛形72(図50~図52参照)の各領域へ次のように情報を書き込むことによって、図59~図62に示すような処分契約書78を生成する(#812)。
契約書生成部217は、図59のように領域72aへ、排出事業者、処分業者、および甲の事業場それぞれの名称として、契約基本データ6T1に示される排出事業者名、処分データ6T5に示される業者名、および契約基本データ6T1に示される事業場名をそれぞれ書き込む。処分を行う事業場の処分業許可の情報を領域72b1へ書き込む。本例では、2つの事業場で処分が行われるので、領域72b1を2つに増やす。そして、1番目の領域72b1へ1番目の領域711j(図57参照)と同様に1番目の事業場の処分業許可に関する情報を書き込み、2番目の領域72b1へ2番目の領域711jと同様に2番目の事業場の処分業許可に関する情報を書き込む。さらに、領域72b1の見出し(「(最終目的地)」、「氏名(名称及び代表者)」、「住所」、…、「所在地」)および領域72b2を2組に増やす。そして、両方の領域72b2へ、領域711a(図55参照)と同様に対象廃棄物45の区分の略称を書き込む。
図60のように、契約書生成部217は、領域72c1へ種類および名称として、契約廃棄物データ6T2に示される廃棄物の種類および排出物名を書き込み、数量および単価として、処分データ6T5に示される処分数量および処分単価を書き込む。処分に掛かる費用を領域72c2へ書き込む。この費用は、処分単価と処分数量との積である。対象廃棄物45の種類等の組合せが複数、処分データ6T5に示される場合は、残りの組合せを領域72c1へ書き込む。また、各種類の処分に掛かる費用の合計を領域72c2へ書き込む。領域72dへ、領域711b(図56参照)と同様に輸入廃棄物の有無を書き込む。
さらに、契約書生成部217は、処分を行う事業場の名称などの情報を領域72eへ書き込む。本例では、2つの事業場で処分が行われるので、領域72eを2つに増やす。そして、1番目の領域72eへ1番目の領域711jと同様に1番目の事業場の名称、所在地、処分の方法、および施設の処理能力を書き込み、2番目の領域72eへ2番目の領域711jと同様に2番目の事業場の名称、所在地、処分の方法、および施設の処理能力を書き込む。また、領域72eの見出しを2組に増やす。
さらに、契約書生成部217は、記載要否データ6T6に「要」が示される場合に、処分を行う事業場の名称などの情報を表形式で領域72fへ書き込む。本例では、2つの事業場で処分が行われるので、行(ライン)を2つに増やす。そして、1行目へ1番目の領域711jと同様に1番目の事業場の名称、所在地、処分の方法、および施設の処理能力を書き込み、2行目へ2番目の領域711jと同様に2番目の事業場の名称、所在地、処分の方法、および施設の処理能力を書き込む。また、各行に行番号を書き込む。一方、「否」が示される場合は、これらの情報を表わすリストを添付リスト73として生成し、その代わりに領域72fの任意のセルに「別紙添付」の文言を書き込む。
図61のように、契約書生成部217は、処分業者4C1の各事業場へ対象廃棄物45を運搬する収集運搬業者4B(本例では、収集運搬業者4B1)の情報を領域72g1、72g2、72g3へ、領域711g、711h、711iと同様に書き込む。分析証明書の提示に関する情報を領域72hへ、領域711kと同様に書き込む。
図62のように、契約書生成部217は、領域72jの<x1>、<x2>それぞれの変数を、処分データ6T5に示される契約期間(開始)および契約期間(終了)それぞれの日付に書き換える。<x3>の変数を、両日付の期間に書き換える。処分データ6T5の契約自動更新が「あり」であれば、「契約満了の1ヶ月前までに…その後も同様とする。」という、契約の自動更新に関する文言を書き加える。
さらに、契約書生成部217は、領域72k1へ、処分データ6T5に示される契約年月日を書き込む。ただし、処分データ6T5に契約年月日が示されない場合は、数値を手書きできる分のスペースを空けて「年」、「月」、および「日」の各文字のみを書き込む。領域72k2へ排出事業者4A1の住所、名称、および代表者の役職・氏名を領域711mと同様に書き込む。領域72k3へ処分データ6T5に示される業者名と、それに対応する処分業者データ6H(図39参照)に示される住所および代表者の役職・氏名とを書き込む。
契約書生成部217は、上述のように書込み等を行った処分契約雛形72の中の余白を調整し、印刷用の用紙のサイズに合わせて処分契約雛形72を複数のページに分割する(#813)。以下、このように処理された処分契約雛形72を「処分契約書78」と記載する。そして、処分契約書78のファイルを処分契約ファイル6V2として契約書データ記憶部204に記憶させる(#814)。ただし、ステップ#812において添付リスト73を生成した場合は、処分契約書78の最終ページとして添付リスト73を加え、そのデータを処分契約ファイル6V2として記憶させる。
または、一括ダウンロードボタン7T14がクリックされた場合は(#810でNo)、契約書生成部217は、収集運搬契約書77を生成し(#815)、その収集運搬契約書77の収集運搬契約ファイル6V1を契約書データ記憶部204に記憶させる(#816)。収集運搬契約書77を生成する方法は、ステップ#803~#808と同様である。収集運搬業者4Bが複数ある場合は、それぞれについて収集運搬契約書77を生成する。つまり、本例では、収集運搬業者4B1、収集運搬業者4B2それぞれについて収集運搬契約書77を生成する。さらに、処分契約書78を生成し(#816)、その処分契約書78の処分契約ファイル6V2を契約書データ記憶部204に記憶させる(#817)。処分契約書78を生成する方法は、ステップ#811~#813と同様である。
また、契約書生成部217は、収集運搬契約ファイル6V1および処分契約ファイル6V2を排出事業者用端末3A1へ送信する。排出事業者用端末3A1は、収集運搬契約ファイル6V1および処分契約ファイル6V2を受信すると、所定のフォーマットに保存する。そして、表示コマンドが入力されると、収集運搬契約書77または処分契約書78を表示する。また、印刷コマンドが入力されると、プリンタによって収集運搬契約書77および処分契約書78を印刷する。
収集運搬契約ファイル6V1および処分契約ファイル6V2が生成されたら、メニュー画面等提供部211は、作成メニュー画面を対象廃棄物45の区分に応じて排出事業者用端末3A1に表示させる。つまり、対象廃棄物45が普通産業廃棄物である場合は、作成メニュー画面7B(図17参照)を表示させ、特別管理産業廃棄物である場合は作成メニュー画面7BXを表示させ、建設廃棄物である場合は作成メニュー画面7BYを表示させる。
〔4.7 電子マニフェストの登録〕
電子マニフェスト生成部218は、電子マニフェストを電子マニフェストシステム100へ登録するための処理を次のように行う。
上述の通り、対象廃棄物45が普通産業廃棄物である場合は、収集運搬契約書77および処分契約書78が生成された後、普通産業廃棄物用の作成メニュー画面すなわち作成メニュー画面7B(図17参照)が排出事業者用端末3A1に表示される。ここで、マニフェストボタン7B3がクリックされると、電子マニフェスト生成部218は、その契約を選択肢として含むダイアログを排出事業者用端末3A1に表示させる。そして、その選択肢がクリックされると、事業者データ等記憶部201に記憶されている会員データ6Aないし処分業許可データ6Kの各データおよび廃棄予定データ記憶部202に記憶されている契約基本データ6T1ないし記載要否データ6T6の各データに基づいて、対象廃棄物45の収集運搬および処分などの処理のための電子マニフェスト6WをJWNETのフォーマットに従って生成し、電子マニフェストシステム100へアップロードする。
なお、電子マニフェスト6Wに必要な情報が不足している場合は、電子マニフェスト生成部218は、ダイアログを排出事業者用端末3A1に表示させてその情報を入力するように促してもよい。例えば、排出事業者4A1、収集運搬業者4B1、および処分業者4C1それぞれの担当者の情報(氏名および連絡先など)が必要な場合は、これらをダイアログに入力させ、排出事業者用端末3A1から取得して使用すればよい。
対象廃棄物45が特別管理産業廃棄物または建設廃棄物である場合も同様に電子マニフェスト6WをJWNETのフォーマットに従って生成し、電子マニフェストシステム100へアップロードする。
電子マニフェスト6Wがアップロードされたら、メニュー画面等提供部211は、トップ画面7A(図16参照)を排出事業者用端末3Aに表示させる。
〔5.全体的なの処理の流れ〕
図63は、支援用プログラム20による全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、支援サーバ2が支援用プログラム20に基づいて行う全体的な処理の流れを説明する。支援サーバ2は、図63に示す手順で、支援用プログラム20に基づいて処理を行う。
支援サーバ2は、排出事業者用端末3Aからユーザコード、パスワード、および会社コードを受信すると、ユーザ認証を試み(#821)、ユーザ認証に成功すると(#822でYes)、排出事業者用端末3Aのオペレータを支援サーバ2へログインさせ、排出事業者用端末3Aにトップ画面7A(図16参照)を表示させる(#823)。
オペレータが選択ボタン7A1~7A3のいずれかをクリックすると、支援サーバ2は、クリックされたボタンに応じた作成メニュー画面を排出事業者用端末3Aに表示させる(#824)。例えば、選択ボタン7A1がクリックされた場合は、作成メニュー画面7B(図17参照)を表示させる。
オペレータが作成メニュー画面において新規作成ボタンをクリックすると(#825でYes)、支援サーバ2は、契約書の生成のためのデータを次のように受け付ける(#826~#830)。
支援サーバ2は、基本情報画面7C(図18参照)を排出事業者用端末3Aに表示させ、対象廃棄物45を排出する事業場などの指定(入力)を受け付ける(#826)。つまり、契約基本データ6T1(図45(A)参照)を取得する。契約廃棄物画面7F(図23参照)を表示させ、対象廃棄物45の種類のほか、収集運搬および処分の数量およびコスト(単価)が確定しているか否かなどの指定(入力)を受け付ける(#827)。つまり、契約廃棄物データ6T2を取得する。収集運搬業者画面7J(図29参照)を表示させ、対象廃棄物45を収集運搬する収集運搬業者4Bなどの指定(入力)を受け付ける(#828)。つまり、第一の収集運搬データ6T3を取得する。積替保管を行う場合は、第二の収集運搬データ6T4をさらに取得する。
さらに、支援サーバ2は、処分業者画面7P(図37参照)を表示させ、対象廃棄物45を処分する処分業者4Cなどの指定(入力)を受け付ける(#829)。つまり、処分データ6T5を取得する。記載指定画面を表示させ、最終処分または再生先を契約書に記載するか否かの指定(入力)を受け付ける(#830)。つまり、記載要否データ6T6を取得する。
そのほか、支援サーバ2は、ステップ#826~#830において、適宜、事業場データ6C、属性データ6D、収集運搬業者データ6E、収集運搬業許可データ6F、積替保管施設データ6G、処分業者データ6H、処分事業場データ6J、および処分業許可データ6Kなどのデータを取得する。
そして、支援サーバ2は、ステップ#826~#830において取得したデータおよび既存のデータに基づいて収集運搬契約書77および処分契約書78を生成し(#831)、排出事業者用端末3Aへそれらのデータつまり収集運搬契約ファイル6V1および処分契約ファイル6V2を送信する(#832)。生成の手順は、前に図53で説明した通りである。
収集運搬契約書77および処分契約書78の生成後、支援サーバ2は、ステップ#824に戻り、直近に表示させた作成メニュー画面を排出事業者用端末3Aに再び表示させる。ここで、マニフェストボタンがクリックされると(#825でNo、#833でYes)、ステップ#826~#830において取得したデータおよび既存のデータに基づいて電子マニフェスト6Wを生成し(#834)、電子マニフェストシステム100へ登録(アップロード)する(#835)。
作成メニュー画面において、トップ画面7Aへ戻る操作が行われると(#836でYes)、支援サーバ2は、ステップ#823に戻ってトップ画面7Aを再び排出事業者用端末3Aに表示させる。
支援サーバ2は、ステップ#823~#836の各処理を、オペレータによる操作に応じて適宜、実行する。排出事業者用端末3Aのウェブブラウザが閉じられたりオペレータがログアウトしたりすると(#837でYes)、支援用プログラム20による処理を終了する。
〔6.まとめ〕
本実施形態によると、排出事業者4Aは、確認シート5(図3参照)などのシートを収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cへ渡し、処分対象の廃棄物(対象廃棄物45)の内訳を記載してもらう。
確認シート5の大分類コラム5Bには、普通産業廃棄物の複数の種類(燃え殻、汚泥、廃油、…)それぞれの名称が、対象廃棄物45に含まれる普通産業廃棄物の種類を特定するために記されている。複合物コラム5Dには、複数の複合物それぞれについて、複合物を構成し得る普通産業廃棄物の種類の名称または略称が、対象廃棄物45に含まれる普通産業廃棄物の種類を特定するために記されている。例えば、シュレッダーダストを構成し得る普通産業廃棄物の種類の名称または略称として、「廃プラ」、「ゴムくず」、「金属くず」、および「ガラ陶」が記されている。特別管理産業廃棄物コラム5Eには、特別管理産業廃棄物の複数の種類(燃えやすい廃油、pH2.0以下の廃酸、pH12.5以上の廃アルカリ、…)それぞれの名称が、対象廃棄物45に含まれる特別管理産業廃棄物の種類を特定させるために記されている。
さらに、対象廃棄物45が普通産業廃棄物または建設廃棄物に該当する場合に種類コラム5Cへ進むように記入者を導き、特別管理産業廃棄物に該当する場合に特別管理産業廃棄物コラム5Eへ進むように導く第一の案内が、種類コラム5Cの上方に記されており、かつ、対象廃棄物45が普通産業廃棄物または建設廃棄物に該当しかつ複合物に該当する場合に複合物コラム5Dへ進むように記入者を導く第二の案内が、第一の案内と種類コラム5Cとの間に記されている。しかも、A4サイズの1枚の用紙に確認シート5が納まっている。
確認シート5がこのように構成されているので、収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cは、従来よりも容易に記入先のコラムに注目し対象廃棄物45に含まれる廃棄物の種類を見つけ出すことができる。そして、排出事業者4Aは、対象廃棄物45の内訳を従来よりも容易に把握することができる。
また、複数の収集運搬業者4Bに委託する場合に収集運搬に関する情報のうち排出事業者4Aの事業場で積込みを行う収集運搬業者4Bに関する情報および積替保管施設で積込みを行う収集運搬業者4Bに関する情報が別々の用紙に記入されるように、収集運搬用のシートを構成した。つまり、収集運搬業者シート51、52に分けた。これにより、収集運搬業者4Bは、従来よりも容易に収集運搬に関する情報を記入することができる。そして、排出事業者4Aは、収集運搬に関する情報を従来よりも容易に把握することができる。
また、複数の事業場で処分が行われる場合に処分に関する情報のうち1番目の事業場に関する情報および2番目以降の事業場に関する情報が別々の用紙に記入されるように、処分用のシートを構成した。つまり、処分業者シート53、54に分けた。これにより、処分業者4Cは、従来よりも容易に処分に関する情報を記入することができる。そして、排出事業者4Aは、処分に関する情報を従来よりも容易に把握することができる。
有価物シート55も、確認シート5と同様に、A4サイズ1枚の用紙に納まっている。しかも、対象廃棄物45が有価物であるか否かに応じて、確認シート5と有価物シート55とを使い分ける。これにより、収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cは、従来よりも容易に対象廃棄物45の内訳を記入することができる。そして、排出事業者4Aは、対象廃棄物45の内訳を従来よりも容易に把握することができる。
確認シート5、収集運搬業者シート51、52、処分業者シート53、54、および有価物シート55がこのように排出事業者4Aにとって内容を従来よりも把握しやすいように構成されているので、排出事業者用端末3Aを介して支援サーバ2へ情報を入力するのも、従来よりも容易である。よって、排出事業者4Aは、従来よりも容易に契約書または電子マニフェストを作成することができる。
〔7.変形例〕
本実施形態では、図49に示したように、支援サーバ2は、本書に関する文言として「本契約の成立を証するために本書2通を作成し、甲、乙は各々記名押印の上、各1通を保有する。」という文言を収集運搬契約書77および処分契約書78に配置したが、この文言の代わりに、オペレータによる選択に応じて「本契約の成立を証するために本書1通を作成し、甲、乙は各々記名押印の上、甲が本書、乙が本書の写しを保有する。」という文言を配置してもよい。
本実施形態では、支援サーバ2は、収集運搬の契約書および処分の契約書を収集運搬契約書77および処分契約書78のように別個に生成したが、収集運搬に関する契約事項および処分に関する契約事項を1つの契約書に纏めて生成してもよい。この場合は、排出事業者4A、収集運搬業者4B、および処分業者4Cそれぞれを甲、乙、および丙として契約書に表わせばよい。また、甲、乙、丙それぞれの情報を書き込む領域を有する雛形を予め用意しておき、事業者データ等記憶部201に記憶された会員データ6Aないし処分業許可データ6Kおよび廃棄予定データ記憶部202に記憶された契約基本データ6T1ないし記載要否データ6T6(図45参照)に基づいて各情報を所定の位置へ書き込むことによって契約書を生成すればよい。
基本情報画面7C(図22参照)においてチェックボックス7C72にチェックマークが入力された場合すなわち収集運搬業許可が不要である旨が入力された場合に、収集運搬契約書77が生成されないように支援サーバ2を構成してもよい。同様に、チェックボックス7C82にチェックマークが入力された場合すなわち処分業許可が不要である旨が入力された場合に、処分契約書78が生成されないように支援サーバ2を構成してもよい。
オペレータが入力した情報が妥当であるか否かを支援サーバ2がチェックし、妥当でない場合に、入力された情報を受け付けないようにするとともに、オペレータへエラーメッセージを与えてもよい。例えば、積込みの許可番号(図29の収集運搬業者画面7Jのテキストボックス7J31に入力された許可番号)の収集運搬業許可を発行した自治体が、対象廃棄物45を排出する事業場(図18の基本情報画面7Cのテキストボックス7C31に入力された事業場)の住所に対応する自治体でない場合に、この許可番号を受け付けず、「入力した許可番号は、積込み先の自治体が発行した収集運搬業許可のものではありません。」のようなエラーメッセージをオペレータへ与えてもよい。
収集運搬が再委託される際にも収集運搬契約書77を生成できるように支援サーバ2を構成してもよい。この場合は、再委託先である収集運搬業者4Bの識別情報(例えば、業者名)のほか、この収集運搬業者4Bへ与えられた積込み先での収集運搬業許可および荷下ろし先での収集運搬業許可それぞれの許可番号をそれぞれ入力するためのテキストボックスを、収集運搬業者画面7J(図29参照)に設ける。また、再委託先に関する契約事項および再委託先の情報を書き込むための領域を収集運搬契約雛形71(図46~図49参照)に設ける。そして、支援サーバ2は、これらのテキストボックスに入力された情報を所定の領域に書き込むことによって、収集運搬契約書77を生成する。処分についても同様に再委託に対応して処分契約書78を生成できるように、支援サーバ2を構成してもよい。
第一の収集運搬データ6T3または第二の収集運搬データ6T4に示される収集運搬数量と収集運搬単価とによって定まる収集運搬費用に基づいて収入印紙の金額を算出し、収集運搬契約書77の収入印紙の位置に書き込むように、支援サーバ2を構成してもよい。ただし、収集運搬数量および収集運搬単価が示されない場合は、収集運搬費用が定まらないので、7号文書に対応する金額(2021年12月において、4000円)を書き込む。同様に、処分データ6T5に示される処分数量と処分単価とによって定まる処分費用に基づいて収入印紙の金額を算出して処分契約書78の収入印紙の位置に書き込み、処分費用が定まらない場合は7号文書に対応する金額を書き込むように、支援サーバ2を構成してもよい。
本実施形態では、事業場データ6C、属性データ6D、収集運搬業者データ6E、収集運搬業許可データ6F、積替保管施設データ6G、処分業者データ6H、処分事業場データ6J、および処分業許可データ6Kは、新たな排出物の情報を登録する際に登録されたが、予め登録しておくことができるように支援サーバ2を構成してもよい。この場合は、例えば、上記のデータの種類それぞれに対応するボタンをトップ画面7A(図16参照)に設けておく。そして、支援サーバ2は、クリックされたボタンに対応する種類のデータの登録用のダイアログを排出事業者用端末3Aへ表示させる。そして、ダイアログに入力された情報を示すデータを生成し、事業者データ等記憶部201の中の所定のテーブルに記憶させる。例えば、事業場データ6Cに対応するボタンがクリックされた場合は、事業場登録ダイアログ7D(図19参照)を表示させる。そして、ダイアログに入力された情報を示すデータを事業場データ6Cとして所定の事業場テーブル603(図20参照)に記憶させる。
さらに、事業場データ6Cないし処分業許可データ6Kをオペレータの操作に応じて更新できるように支援サーバ2を構成してもよい。同様に、契約基本データ6T1ないし記載要否データ6T6(図45参照)を更新できるように支援サーバ2を構成してもよい。
本実施形態では、確認シート5などのシートを印刷物として収集運搬業者4Bまたは処分業者4Cへ提供し、必要な情報を記入してもらった。しかし、これらのシートに相当する画面を収集運搬業者4Bの収集運搬業者端末3Bへ表示させ、または処分業者4Cの処分業者用端末3Cへ表示させ、必要な情報を各画面に入力してもらってもよい。この場合は、各画面に入力された情報を収集運搬業者端末3Bまたは処分業者用端末3Cから受信し、各情報が基本情報画面7Cなどの所定の画面の所定のテキストボックスなどにデフォルトで入力されるように、支援サーバ2を構成してもよい。
本実施形態では、1台のサーバ機によって図13に示した各機能を実現したが、複数台のコンピュータに分散して実現してもよい。
その他、電子マニフェスト支援システム1、支援サーバ2の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、データの構成、の構成、各契約書の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
2 支援サーバ(契約書生成システム)
20 支援用プログラム(コンピュータプログラム)
212 排出予定登録部(受付手段)
213 収集運搬予定登録部(受付手段)
214 処分予定登録部(受付手段)
217 契約書生成部(契約書生成手段)
218 電子マニフェスト生成部(マニフェスト生成手段)
5 確認シート(廃棄物特定支援シート)
5B 大分類コラム(第一の案内)
5C 種類コラム(第一の区域)
5D 複合物コラム(第二の区域)
5E 特別管理産業廃棄物コラム(第三の区域)
51 収集運搬業者シート(第一の収集運搬情報シート)
52 収集運搬業者シート(第二の収集運搬情報シート)
53 処分業者シート(第一の処分情報シート)
54 処分業者シート(第二の処分情報シート)
7C 基本情報画面(第一の画面)
7F 契約廃棄物画面(第二の画面)
7J 収集運搬業者画面(第三の画面)
7P 処分業者画面(第四の画面)
71 収集運搬契約雛形(第一の雛形)
72 処分契約雛形(第二の雛形)
77 収集運搬契約書
78 処分契約書

Claims (10)

  1. 排出事業者から排出される対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する際の契約書を生成する契約書生成システムであって、
    前記対象廃棄物を排出する排出事業場、当該対象廃棄物の種類である対象種類、当該対象廃棄物の分析証明書の提示の頻度、当該対象廃棄物の収集運搬の委託先である収集運搬業者、当該収集運搬の委託契約の期間である第一の委託契約期間、当該対象廃棄物の積込み先、当該積込み先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第一の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の荷下ろし先、当該荷下ろし先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第二の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の処分の委託先である処分業者、当該処分の委託契約である処分委託契約の期間である第二の委託契約期間、当該処分業者の事業場のうちの当該処分を行う処分事業場、当該処分事業場の属する自治体から当該処分事業場へ与えられた処分業許可、および当該処分の方法である処分方法を受け付ける受付手段と、
    前記契約書として、前記受付手段によって受け付けられた前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、および前記第二の収集運搬業許可を第一の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって収集運搬委託契約書を生成し、または、前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法を第二の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって処分委託契約書を生成する、契約書生成手段と、
    を有することを特徴とする契約書生成システム。
  2. 前記受付手段は、前記排出事業場を入力する第一の画面をユーザが使用するコンピュータのディスプレイに表示させ、当該コンピュータから当該排出事業場を受け付け、前記対象種類および前記頻度を入力する第二の画面を当該ディスプレイに表示させ、当該コンピュータから当該対象種類および当該頻度を受け付け、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、および前記第二の収集運搬業許可を入力する第三の画面を当該ディスプレイに表示させ、当該コンピュータから当該収集運搬業者、当該第一の委託契約期間、当該積込み先、当該第一の収集運搬業許可、当該荷下ろし先、および当該第二の収集運搬業許可を受け付け、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法を入力する第四の画面を当該ディスプレイに表示させ、当該コンピュータから当該処分業者、当該第二の委託契約期間、当該処分事業場、当該処分業許可、および当該処分方法を受け付ける、
    請求項1に記載の契約書生成システム。
  3. 前記受付手段は、前記収集運搬の数量である収集運搬数量および当該収集運搬の単価である収集運搬単価が確定しているか否かを受け付け、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価が確定している旨を受け付けた場合に、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価を受け付け、
    前記受付手段は、前記処分の数量である処分数量および当該処分の単価である処分単価が確定しているか否かを受け付け、当該処分数量および当該処分単価が確定している旨を受け付けた場合に、当該処分数量および当該処分単価を受け付ける、
    請求項2に記載の契約書生成システム。
  4. 前記受付手段は、前記収集運搬数量および前記収集運搬単価が確定しているか否かならびに前記処分数量および前記処分単価が確定しているか否かをさらに入力する画面を前記第二の画面として表示させ、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価が確定しているか否かならびに当該処分数量および当該処分単価が確定しているか否かを前記コンピュータから受け付け、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価が確定している旨を受け付けた場合は、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価をさらに入力する画面を前記第三の画面として表示させ、当該収集運搬数量および当該収集運搬単価を当該コンピュータから受け付け、当該処分数量および当該処分単価が確定している旨を受け付けた場合は、当該処分数量および当該処分単価をさらに入力する画面を前記第四の画面として表示させ、当該処分数量および当該処分単価を当該コンピュータから受け付ける、
    請求項3に記載の契約書生成システム。
  5. 前記受付手段は、前記収集運搬数量または前記収集運搬単価を確定しないほうが確定するよりも前記収集運搬委託契約書の印紙税が高くなり、前記処分数量または前記処分単価を確定しないほうが確定するよりも前記処分委託契約書の印紙税が高くなる旨を知らせるメッセージをさらに有する画面を前記第二の画面として表示させる、
    請求項4に記載の契約書生成システム。
  6. 法令で定められる廃棄物の種類である複数の法定種類ごとにユーザによって与えられた名称を記憶する名称記憶手段、
    を有し、
    前記受付手段は、前記複数の法定種類を、それぞれに与えられた前記名称とともに前記ディスプレイに表示し、当該複数の法定種類の中から選択されたものを前記対象種類として受け付ける、
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の契約書生成システム。
  7. 前記受付手段によって受け付けられた前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、前記第二の収集運搬業許可、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法の各情報に基づいてJWNETのフォーマットに従ってマニフェストを生成するマニフェスト生成手段、
    を有する、
    請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の契約書生成システム。
  8. 前記マニフェスト生成手段は、前記マニフェストに必要な情報のうち前記受付手段によって受け付けられた情報に含まれない第二の情報を受け付け、当該第二の情報に基づいて当該マニフェストを生成する、
    請求項7に記載の契約書生成システム。
  9. 排出事業者から排出される対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する際の契約書を生成する契約書生成方法であって、
    コンピュータが、前記対象廃棄物を排出する排出事業場、当該対象廃棄物の種類である対象種類、当該対象廃棄物の分析証明書の提示の頻度、当該対象廃棄物の収集運搬の委託先である収集運搬業者、当該収集運搬の委託契約の期間である第一の委託契約期間、当該対象廃棄物の積込み先、当該積込み先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第一の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の荷下ろし先、当該荷下ろし先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第二の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の処分の委託先である処分業者、当該処分の委託契約である処分委託契約の期間である第二の委託契約期間、当該処分業者の事業場のうちの当該処分を行う処分事業場、当該処分事業場の属する自治体から当該処分事業場へ与えられた処分業許可、および当該処分の方法である処分方法を受け付け、
    前記コンピュータが、前記契約書として、受け付けた前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、および前記第二の収集運搬業許可を第一の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって収集運搬委託契約書を生成し、または、前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法を第二の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって処分委託契約書を生成する、
    ことを特徴とする契約書生成方法。
  10. 排出事業者から排出される対象廃棄物を廃棄する工程の一部または全部を他人へ委託する際の契約書を生成するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記対象廃棄物を排出する排出事業場、当該対象廃棄物の種類である対象種類、当該対象廃棄物の分析証明書の提示の頻度、当該対象廃棄物の収集運搬の委託先である収集運搬業者、当該収集運搬の委託契約の期間である第一の委託契約期間、当該対象廃棄物の積込み先、当該積込み先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第一の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の荷下ろし先、当該荷下ろし先の属する自治体から当該収集運搬業者へ与えられた収集運搬業許可である第二の収集運搬業許可、当該対象廃棄物の処分の委託先である処分業者、当該処分の委託契約である処分委託契約の期間である第二の委託契約期間、当該処分業者の事業場のうちの当該処分を行う処分事業場、当該処分事業場の属する自治体から当該処分事業場へ与えられた処分業許可、および当該処分の方法である処分方法を受け付ける受付処理を、前記コンピュータに実行させ、
    前記契約書として、受け付けた前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記収集運搬業者、前記第一の委託契約期間、前記積込み先、前記第一の収集運搬業許可、前記荷下ろし先、および前記第二の収集運搬業許可を第一の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって収集運搬委託契約書を生成し、または、前記排出事業場、前記対象種類、前記頻度、前記処分業者、前記第二の委託契約期間、前記処分事業場、前記処分業許可、および前記処分方法を第二の雛形の中のそれぞれの所定の領域へ書き込むことによって処分委託契約書を生成する生成処理を、前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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