JP4291944B2 - 化学物質総合管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、事業者が取り扱う材料に含有される化学物質を管理する化学物質総合管理システム,化学物質総合管理方法、及び化学物質総合管理システムの管理画面に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在流通している様々な材料には、環境へのインパクトの大きい、数百種類の化学物質が含まれており、事業者がその材料を製造,流通,貯蔵などのプロセスで取り扱った場合に、化学物質のどのぐらいの量が移動され、どのくらいが大気や土壌,水域に排出され、あるいは出荷製品中に含まれて市場に提供されているのかを把握する必要に迫られている。
【0003】
よって、事業者は、自らが取り扱う化学物質を管理しなければならない。以下、事業者が管理する化学物質を「管理物質」という。そこで、事業者は、工場・事業所内や企業内における管理物質の排出と移動についての量的なデータを国や自治体に報告することによって、国内全体の環境インパクトを推定する法的な制度もスタートしている。
【0004】
なお、化学物質管理システムに関しては、例えば「日立評論」第82巻第8号(2000年8月発行)に記載されている。
【0005】
ここで、「管理物質」の選定や管理に当たっては、化学物質がどの様な法規により管理が必要なのか法規調査を実施する必要がある。このため、例えば、特開平11−306191号公報に記載されているように、語句検索システムを用いた法規検索システムがある。これは、語句の代わりに化学物質名を入力して、化学物質名が記載されている法律条文を表示する法規調査システムである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の法規調査システムでは、法規によって化学物質の表記の仕方が異なるため、ある一つの化学物質の表記に基づいて該当する法規を抽出する場合、法規によってその化学物質の表記の仕方が異なりその一つと異なる表記の仕方で化学物質が表記されていると、該当する法規の抽出に漏れがでるという問題がある。
【0007】
そこで、第一番目の発明の目的は、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理システムを提供することにある。
【0008】
また、第二番目の発明の目的は、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理方法を提供することにある。
【0009】
また、第三番目の発明の目的は、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出でき、該当する法規の記載個所を容易に識別できる化学物質管理システムの管理画面を提供することにある。
【0010】
また、第四番目の発明の目的は、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる機能を授受し合える化学物質管理システムを提供することにある。
【0011】
また、第五番目の発明の目的は、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理システムを利用したビジネス形態を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記第一番目の発明の目的を達成するために本発明では、材料或いは製品の成分組成情報をデータベース化した材料組成データベースと、法規により管理が必要とする化学物質をリスト化した管理物質データベースと、を少なくとも備え、製造工程で投入される材料或いは製品について前記材料組成データベースにより前記材料或いは製品を構成する化学物質を特定し、該特定した化学物質を前記管理物質データベースにより法規により管理を必要とする化学物質かどうかを特定して材料或いは製品を構成する化学物質を管理する化学物質総合管理システムであって、前記特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能を有するものである。
【0013】
つまり、法規によって化学物質の表記の仕方が異なっていても、特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能を有することにより、該当する法規の抽出に漏れがでるということはない。
【0014】
また、特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能は、該特定された化学物質の管理を規定する法規の条文を表示する機能を含むものであってもよく、或いは、当該法規の条文のうち、該化学物質の管理に関連する条文の見出しに対応する部分を他の条文と識別できるよう表示する機能を含むものであってもよく、或いは、特定された化学物質の管理を規定する法規の条文を表示する機能は、当該法規の条文のうち、該化学物質の管理に関連する法規の条文の条文中に当該化学物質に相当する個所を他の部分と識別できるように表示する機能を含むものであってもよい。このような機能を有することにより、抽出された多数の法規から、該当する法規の記載個所を容易に識別できるのである。
【0015】
そして、前記特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能は、化学物質のよみ、当該化学物質の法規の条文中での表記名称、或いは当該化学物質を特定するコードを含む物質データベースと、前記化学物質と当該化学物質に関連する化学物質を前記コードを基に関連付ける関連物質データベースと、化学物質の管理を規定する法規の条文をデータベース化した法規条文データベースとに基づいてなされるものである。
【0016】
更に、化学物質の管理を規定する法規と、当該法規に関連する施行令,告示などを一覧にした法規関連データベースを含むものであってもよい。
【0017】
つまり、特定された化学物質を前記物質データベースにより該特定された化学物質のコードを抽出し、抽出されたコードを基に前記関連物質データベースにより当該化学物質に関連する化学物質を抽出し、該抽出された化学物質を基に前記法規条文データベースにより当該化学物質の法規の条文中での記載個所を検索することにより、法規によって化学物質の表記の仕方が異なっていても、特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能を有することにより、該当する法規の抽出に漏れがでるということはない。
【0018】
更に、法規の条,項毎に、或いは法規の規制内容ごとに点数付けを行い、化学物質に適用される法規の条或いは項の点数やその合計点数、または、合計点数に対応する絵を表示する機能を有するものであってもよい。
【0019】
上記第二番目の発明の目的を達成するために本発明では、材料或いは製品の成分組成情報をデータベース化した材料組成データベースと、法規により管理が必要とする化学物質をリスト化した管理物質データベースと、を少なくとも備え、更に、化学物質のよみ、当該化学物質の法規の条文中での表記名称、或いは当該化学物質を特定するコードを含む物質データベースと、前記化学物質と当該化学物質に関連する化学物質を前記コードを基に関連付ける関連物質データベースと、化学物質の管理を規定する法規の条文をデータベース化した法規条文データベースとを備え製造工程で投入される材料或いは製品を構成する化学物質を管理する化学物質総合管理方法であって、前記材料組成データベースにより前記材料或いは製品を構成する化学物質を特定するステップと、該特定した化学物質を前記管理物質データベースにより法規により管理を必要とする化学物質かどうかを特定するステップと、前記物質データベースにより該特定された化学物質のコードを抽出するステップと、前記関連物質データベースにより前記抽出されたコードを基に当該化学物質に関連する化学物質を抽出するステップと、前記法規条文データベースにより該抽出された化学物質の法規の条文中での記載個所を検索するステップと、から構成されるものである。
【0020】
つまり、特定された化学物質を前記物質データベースにより該特定された化学物質のコードを抽出し、抽出されたコードを基に前記関連物質データベースにより当該化学物質に関連する化学物質を抽出し、該抽出された化学物質を基に前記法規条文データベースにより当該化学物質の法規の条文中での記載個所を検索することにより、法規によって化学物質の表記の仕方が異なっていても、特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する機能を有することにより、該当する法規の抽出に漏れがでるということはない。
【0021】
上記第三番目の目的を達成するために本発明では、製造工程で投入される材料或いは製品を構成する化学物質を特定して材料或いは製品を構成する化学物質を管理する化学物質総合管理システムの管理画面であって、前記特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかの検索を、前記管理画面上で行えるようにしたものである。
【0022】
つまり、法規によって化学物質の表記の仕方が異なっていても、特定された化学物質がどの法規に基づいて管理が必要であるかを検索する管理画面上で行えることにより、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる。
【0023】
なお、前記検索は、該特定された化学物質の管理を規定する法規の条文を表示するようにしてもよく、或いは、当該法規の条文のうち、該化学物質の管理に関連する条文の見出しに対応する部分を他の条文と識別できるよう表示するようにしてもよく、当該法規の条文のうち、該化学物質の管理に関連する法規の条文中に当該化学物質に相当する個所を他の部分と識別できるように表示するものであってもよい。
【0024】
これにより、該当する法規の記載個所を管理画面上で容易に識別できる。
【0025】
上記第四番目の発明の目的を達成するために本発明では、材料或いは製品の成分組成情報をデータベース化した材料組成データベースと、法規により管理が必要とする化学物質をリスト化した管理物質データベースと、化学物質のよみ、当該化学物質の法規の条文中での表記名称、或いは当該化学物質を特定するコードを含む物質データベースと、前記化学物質と当該化学物質に関連する化学物質を前記コードを基に関連付ける関連物質データベースと、化学物質の管理を規定する法律の法規条文をデータベース化した法規条文データベースと、を少なくとも広域ネットワークに接続し、前記各データベースのデータの授受を可能とするものである。
【0026】
上記第五番目の発明の目的を達成するため本発明では、化学物質のよみ、当該化学物質の法規の条文中での表記名称、或いは当該化学物質を特定するコードを含む物質データベースと、前記化学物質と当該化学物質に関連する化学物質を前記コードを基に関連付ける関連物質データベースと、化学物質の管理を規定する法規の条文をデータベース化した法規条文データベースと、を少なくとも格納した専用サーバを有し、化学物資の管理を行う者の依頼に応じて、製造工程で投入される材料或いは製品を構成する化学物質がどの法律に基づき管理する必要があるかを検索し、検索結果を通信回線を介して前記依頼者に提供するものである。
【0027】
或いは、化学物資の管理を行う者の依頼に応じて、前記専用サーバに格納されているデータベースのデータを通信回線を介して前記依頼者に提供するものである。
【0028】
或いは、化学物資の管理を行う者の依頼に応じて、該依頼者が取り扱う材料或いは製品について前記材料組成データベースより前記材料或いは製品を構成する化学物質を特定し、該特定された化学物質を前記管理物質データベースより法規により管理を必要とする化学物質かどうかを特定すると共に、当該特定された化学がどの法規により管理が必要であるかを特定して前記依頼者が取り扱う材料或いは製品に含有されている化学物質を管理するものである。
【0029】
或いは、材料或いは製品の成分組成情報をデータベース化した材料組成データベースと、法規により管理が必要とする化学物質をリスト化した管理物質データベースと、化学物質毎の排出移動先における当該化学物質の重量比率データを排出係数データとしてデータベース化した排出係数データベースと、化学物質のよみ、当該化学物質の法規の条文中での表記名称、或いは当該化学物質を特定するコードを含む物質データベースと、前記化学物質と当該化学物質に関連する化学物質を前記コードを基に関連付ける関連物質データベースと、化学物質の管理を規定する法規の条文をデータベース化した法規条文データベースと、を少なくとも格納した専用サーバを有し、化学物資の管理を行う者の依頼に応じて、該依頼者が取り扱う材料或いは製品について前記材料組成データベースより前記材料或いは製品を構成する化学物質を特定し、該特定された化学物質を前記管理物質データベースより法規により管理を必要とする化学物質かどうか特定すると共に、当該特定された化学がどの法規により管理が必要であるかを特定し、当該特定された化学物質について前記排出データベースにより当該化学物質の排出移動量を算出し、依頼者が取り扱う材料或いは製品に含有されている化学物質の管理を要求する法規に従って当該化学物質の排出移動量の報告書を作成するものである。
【0030】
このように、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理システムを利用した様々なビジネス形態を実現でき、化学物資の管理を行う者に対し、種々のサービスを提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施の形態の化学物質総合管理システムの構成図を示す。この化学物質総合管理システムは、調査処理部10,データ入力処理部11,プロセス集計処理部12,評価集計処理部13,総合集計処理部14,結果表示処理部15,物質データベース21,関連物質データベース22,法規条文データベース23,法規関連データベース24,MSDSデータベース102,材料組成データベース104,管理物質データベース105,排出係数データベース106、及び結果データベース110を備える。
【0033】
物質データベース21は、図2に示すように化学物質の「物質名」、その化学物質の「よみ」、その化学物質の法規の条文で規定されている「表記名称」、及びその化学物質のコード番号となる「Key」が納められている。
【0034】
図2で示した例では、漢字とかなの表現(例:砒素とヒ素)や別名(例:トリクロロエチレンとトリクレン)に対応するため、同じ「Key」でこれらの化学物質が登録されている。
【0035】
なお、物質名の先頭の◎は、検索を容易にするため、その元素を含む全ての化合物に適用される法律を抽出するためのものである。
【0036】
関連物質データベース22は、図3に示すように、物質データベース21に納められている化学物質について、「Key」を基に上位概念(「親Key」)と下位概念(「子Key」)の関係付けるものであり、「親Key」と「子Key」をひもづけて納められている。
【0037】
ここで、親keyと子keyは、物質データベース21で登録されているKeyである。
【0038】
具体的には、物質名「◎砒素」M0000015は、「砒素〔環境基本法〕」や「砒素及びその化合物〔水濁法〕」(水濁法:水質汚濁防止法の略)や「ひ素又はその化合物〔海洋汚染防止法〕」(海洋汚染防止法:海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律)の適用を受けるため、これらの化学物質を親keyとして登録してある。
【0039】
また、「物質名」の「◎砒素」M0000015には、他の砒素や砒素化合物が含まれるため、これを上位概念すなわち親keyとして、アセト亜ヒ酸銅や亜ヒ酸亜鉛のkeyが子keyとして登録されている。
【0040】
法規条文データベース23は、図4,図5に示すように、法律,政令,告示などの法規の条文をファイル形式で格納したものである。
【0041】
ここでは、「下水道法施行令」、ファイル名rei4を例に示したものであり、図4はHTML文書の記載を、図5にwwwブラウザー表示を示す。
【0042】
HTML文書には、関連法規へのリンク「<A HREF=“a333na0079.htm#第一二条の二”>法第十二条の二</A>」(図4の23c)が記載されており、wwwブラウザー表示のリンク表示「法第十二条の二」(図5の24d)をクリックすることで、wwwブラウザーの標準機能により、指定された関連法規ファイル(ここでは、a333na0079.htm)が表示される。
【0043】
また、「A NAME=“第九条の四”」(図4の23e)はアンカーと呼ばれるもので、ファイル中のインデックスである。この使い方を、上記の「<A HREF=“a333na0079.htm#第一二条の二”>法第十二条の二</A>」の例にとって説明すると、「第一二条の二」は関連法規ファイルの参照位置であり、クリック時に、wwwブラウザーの標準機能により、関連法規ファイル中の「<A NAME=“第一二条の二”>」の記載個所まで、画面がスクロールする。
【0044】
法規関連データベース24は、図6に示すように、法律,政令,告示など法規の上位と下位のつながりを記録したものであり、法規条文データベース23に格納されている法規の条文のファイル名と共に登録されている。
【0045】
例えば、「環境基本法」の場合、上位の法規として表中の「法規名称(法律)」に登録されており、下位の法規として、「環境基本法」そのものと、「水質汚濁に係わる環境基準について」(告示)、「地下水の水質汚濁に係わる環境基準」(告示)が表中の「記載法規(法律,施行令,告示など)」として登録されている。
【0046】
MSDSデータベース102は、図7に示すように、材料の取り扱い注意事項や有害性,法規制への該当項目をしめす製品安全性情報シート(MSDS)を、材料毎にデータベース化してある。
【0047】
ここで、材料とは、完成製品の原料となる素材(例えば、鉱石や原油等の未加工品や鉄板等の一次加工品,基盤等の半製品等)、完成製品の生産に利用されるもの(例えば、皮膜剤,洗浄剤,塗料,冷却剤)をいう。
【0048】
なお、完成製品とは、主として事業者が製品として出荷するものをいい、例えば、自動車,カメラ,パソコン,フィルム,テレビ,CPU,板材,ケーブル,洋服,食料品,建築物,電気,水等が該当する。
【0049】
材料組成データベース104は、図8に示すように、材料の組成情報をデータベース化したものである。一つの材料は通常複数の物質すなわち分子で構成されている。物質(分子)にはCAS番号(Chemical Abstract Services)などの識別子が存在する。そこで材料組成データベース104のレコードは、材料の名称,材料が含有する管理物質の識別子(例えば、管理物質の名称や管理物質のCAS番号等)、当該管理物質の含有割合(好ましくは、質量割合)の下限及び上限の各々をフィールドとして構成するのが好ましい。
【0050】
管理物質とは、PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)が対象とする化学物質(第一種指定化学物質)や都道府県又は政令指定都市の化学物質管理指針や環境保全指針等が対象とする化学物質等のように、環境に重大な影響を与える物質やその周辺の物質として管理が必要な物質をいい、例えば、トルエンやキシレン酸,メチルイソブチルケトン,イソプロパノール,クロム酸鉛,エボキシ樹脂類,塩化メチレン,ベンゼン,ジエチル亜鉛,アクリルアミド,水銀,塩化ビニール等が該当する。
【0051】
管理物質データベース105は、図9に示すように、管理物質をリストアップしたデータベースである。任意のジャンル(毒物,劇物,管理対象,法規指定物質,自主管理物質など)と、その該当管理物質の識別子をフィールドとするレコード群を格納する。
【0052】
更に、管理物質の識別子とその物性をフィールドとするレコード群も格納する。物性には、分子質量から純金属質量に換算する場合の係数,蒸気圧や密度などの値を含む。
【0053】
排出係数データベース106は、図10に示すように、各々のプロセスとそのプロセスで取り扱われる材料の組み合わせに対して、排出移動先(大気,水域,土壌,消費,依託廃棄,リサイクル,製造含有など)毎の管理物質と当該管理物質の排出移動量(好ましくは、重量割合)をフィールドとしたレコードを格納する。プロセスとは、事業者が製品の生産プロセスや製品の検査プロセス,製品の開発プロセスをいい、例えば、成形プロセス,加工プロセス,熱処理プロセス,塗装プロセス,洗浄プロセス,エッチングプロセス,表面処理プロセス,組み立てプロセス等が該当する。例えば、ある部署の生産ラインにおける塗装プロセスでは、塗料Aの投入に対して、塗料A中の成分であるトルエンの80%が大気に排出されるなどのデータである。
【0054】
調査処理部10は、MSDSデータベース102,材料組成データベース104,管理物質データベース105、及び排出係数データベース106が格納するレコード群から相互の共通するフィールドを関連付けて検索したり、管理物質の名称やCAS番号などの識別子で検索したり、或いはフィールド内のテキストについての部分一致でレコードを検索し、画面やファイルとして出力する機能を有する。
【0055】
また、物質データベース21,関連物質データベース22、及び法規条文データベース23、更には法規関連データベース24を用いて、化学物質の法規制情報を抽出し、画面やファイルとして出力する機能を有する。
【0056】
結果データベース110は、データ入力処理部11やプロセス集計処理部12,評価集計処理部13,総合集計処理部14が利用したレコードやその結果として作成したレコード(材料取扱量レコード,物質取扱量レコード,排出移動量レコード,集計結果レコード)、そのレコード間のリンク情報(プロセス集計リンク情報,評価集計リンク情報,総合集計リンク情報等)も格納するデータベースである。
【0057】
結果表示処理部15は、結果データベース110の内容を検索し、読みだし、様々な集計結果を表示する。例えば、管理物質の名称と当該管理物質のCAS番号と当該管理物質の排出移動先毎の排出移動量と当該管理物質の排出移動先毎の排出移動量を合計した総排出移動量とを対応づけて表示したり、管理物質の名称と当該管理物質のCAS番号と当該管理物質を取り扱った部署と当該管理物質を含有する材料が取り扱われたプロセスと当該プロセスにおける当該管理物質の年間取扱量とを対応づけて表示する。
【0058】
なお、本発明の実施の形態の化学物質総合管理システムにおけるプログラムを記録した記録媒体(例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,メモリーカード,メモリースティック,MO,PD,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−ROM,DVD−RAM)は、調査処理部10が行う調査処理と、データ入力処理部11が行うデータ入力処理と、プロセス集計処理部12が行うプロセス集計処理と、評価集計処理部13が行う評価集計処理と、総合集計処理部14が行う総合集計処理と、結果表示処理部15が行う結果表示処理とを実行させるものである。
【0059】
また、本発明の実施の形態の化学物質総合管理システムにおけるデータを記録した記録媒体(例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,メモリーカード,メモリースティック,MO,PD,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−ROM,DVD−RAM)は、物質データベース21が格納する物質データと、関連物質データベース22が格納する関連物質データと、法規条文データベース23が格納する法規条文データと、法規関連データベース24が格納する法規関連データと、MSDSデータベース102が格納するMSDSデータと、材料組成データベース104が格納する材料組成データと、管理物質データベース105が格納する管理物質データと、排出係数データベース106が格納する排出係数データと、結果データベース110が格納する結果データ(例えば、材料取扱量レコード,物質取扱量レコード,排出移動量レコード,集計結果レコード,プロセス集計リンク情報,評価集計リンク情報,総合集計リンク情報等)とを備える。
【0060】
図11に、本発明の実施の形態である管理物質の調査選定に当たっての法律検索機能の手順を示し、また、図12〜図16に図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面の構成を示す。
【0061】
まず、図11の11aにおいて、調査処理部10からの要求に応じて、図12に示す検索画面が表示される。
【0062】
図12で示した検索画面では、「あ」「い」・・・「わ」および「A−Z」からなるボタン検索ボタン12aと、検索文字列の入力欄12bと、検索方法を選択するトグル12cと、検索ボタン12dとがある。
【0063】
次に、図11の11bにおいて、候補物質の表示では、「文字列検索」と「ボタン検索」の2つの検索の方法を例にとって説明する。
【0064】
「ボタン検索」では、ユーザーは、図12の「ボタン検索ボタン」12aのいずれかを押す。「検索ボタン」12dを押す。その結果、物質データベース21の化学物質の「物質名」と「よみ」のフィールドから検索文字列や検索方法と一致するレコードを抽出し、図13に示す候補物質の画面を表示される。
【0065】
一方、「文字列検索」では、ユーザーは、図12の「検索文字列」の入力欄12bに化学物質の「物質名」の全部または一部を入力し、検索方法を選択するトグル12cで前方一致、または、部分一致を選択し、「検索ボタン」12dを押す。
【0066】
その結果、物質データベース21のから検索対象となる化学物質と前方一致、または、部分一致するレコードを抽出し、図13に示す候補化学物質の画面が表示される。
【0067】
ここで、図13に示した候補物質名の画面には、「物質名」毎に、リンク表示(物質名のアンダーライン)がある。ユーザーは、検索する物質名を特定し、該当するリンク表示をクリックする。リンク表示がクリックされると、選択された物質名,よみ,keyをもとに、図14に示す物質情報画面が表示される。
【0068】
この図14は、図11の11cの手順に該当し、「◎ヒ素」を検索した例である。物質情報画面では、物質名一覧表示14aと、法律へのリンク表示(各法規名称のアンダーライン)と、項目名称へのリンク表示(各項目名称のアンダーライン)と、関連物質へのリンク表示(物質名のアンダーライン)とがある。
【0069】
図14における物質名一覧表示14aは、物質データベース21を用いて、当該の物質名と同一のKey(この例では、M0000015)を持つ物質名を抽出したものである。
【0070】
また、法律へのリンク表示14bと項目名称へのリンク表示14cは、以下の様にして作成する。
【0071】
図17に、法律へのリンク表示のための抽出データの内容を示す。まず、物質データベース21から当該の物質のkey(例ではM0000015)と一致するレコードの表記名称を抽出する。また、関連物質データベース22を用いて、そのkey(例ではM0000015)を子keyとして、親key(例ではM0007769,M0007770,M0007771,・・・)を抽出し、更に、物質データベース21を用いて、親keyと一致するレコードの表記名称を抽出する。
【0072】
このように、関連物質データベース22を用いることによって、化学物質ごとに表記物質名を登録する場合に比べて、データ数が少なくなり、メンテナンス性の向上や検索速度の向上が図れる。これらの全ての表記名称(例では、ヒ素,砒素,砒素及びその化合物,ひ素又はその化合物、・・・)を使い、法規条文データベース23の法規条文ファイルの全てを検索する。表記名称の少なくとも一つが含まれる法規条文ファイルの名称と記載個所の「条」と「項目名称」を得る。「項目名称」は、法規条文では、「第・・条」や「第・・条の一」等の上に( )で記載されている(図5の例では、「砒素及びその化合物」が記載されている「第九条の四」の上の「(特定事業場からの下水の排除の制限に係わる水質の基準)」)のでこれを読みとる。これによって、図17の抽出データを得て、物質情報画面に表示する。
【0073】
ここでは、毎回、検索する例を示したが、あらかじめ、または、定期的に、図17のデータ作成して、データベースとして持っていても良い。この場合、検索速度が早くなる。
【0074】
また、あらかじめ作成する場合には、見出しである項目名称を、理解しやすい名称に編集することや、不要な項目名称を削除することができ、より見やすくすることができる。
【0075】
また、関連物質へのリンク表示14dは、関連物質データベース22を使用し、keyを親keyとして、子keyを抽出し、子keyに相当する物質名を物質データベース21から抽出し、リスト表示したものである。これによって、具体的な物質名が表示されるため、規制の内容や、規制対象の物質を把握しやすくなる。
【0076】
法規での物質名の記載個所を見るために最も有効なものは、項目名称へのリンク表示14cがクリックである。
【0077】
ここでは、図14の「特定事業場からの下水の排除の制限に係わる水質の基準」をクリックした場合を例に上げ、項目名称へのリンク表示14cのクリック時の動作を説明する。
【0078】
項目名称へのリンク表示14c(項目名称のアンダーライン)には、「<A HREF=“LawDataDispFrame.asp?item=特定事業場からの下水の排除の制限に係る水質の基準&sssei=◎砒素&sshyouki=砒素及びその化合物&f_name=rei4&anc=第九条の四#第九条の四”>特定事業場からの下水の排除の制限に係る水質の基準</A>」の記述がある。ここで、「LawDataDispFrame.asp」は、書き換えのプログラム名で、「?」以降はパラメータ名とパラメータで、パラメータ名itemは「項目名称」、ssseiは「物質名」、sshyoukiは「表記名称」、f_nameは呼び出すファイル名である「記載法規ファイル名」、ancは「条」、#はスクロールするアンカー名称である。項目名称へのリンク表示14cがクリックされると、図15に示す法規項目画面が表示される(図11の11d)。
【0079】
図15には表示切換ボタン15aがあり、見出しの強調表示15b(例えば、イタリック,ボールド,青で表示等),対象の「条」の部分の囲み表示15c,物質名の強調表示15e(例えば、イタリック,ボールド,赤表示等)が施される。これは、法規条文データベース23のファイルrei4.htmを、書き換えプログラムLawDataDispFrame.aspによって、図17に示す様に書き換えることによって達成できる。
【0080】
図15における見出しの強調表示15bは、「項目名称」と同じ「特定事業場からの下水の排除の制限に係る水質の基準」の文字を「<FONT COLOR=blue><B><EM>特定事業場からの下水の排除の制限に係る水質の基準</EM></B></FONT>」(図18の18d)に書き換えることによって、イタリック:<EM>,ボールド:<B>,青:<FONT COLOR=blue>で表示できる。
【0081】
「条」の部分の囲み表示15cは、「項目名称」と一致するアンカー「<A NAME=“第九条の四”>」と、このアンカーの後に現れる「条」を含むアンカー「<A NAME=“第九条の五”>」を見つけだし、この間の文章を「<TABLE border=0 width=“100%”><TBODY><TR><TD bgColor=#CCFFCC width=“100%”>」と「</TABLE>」で挟む(図18の18b)ことによって、bgColorで指定した色で塗られた表として表示できる。
【0082】
図15における物質名の強調表示15eは「砒素及びその化合物」を「<FONTCOLOR=red><B><EM>砒素及びその化合物</EM></B></FONT></TD>」に置換する(図18の18f)ことによって、イタリック:<EM>,ボールド:<B>,赤:<FONT COLOR=red>で表示できる。
【0083】
また、図15の表示切換ボタン15aは、注目範囲の先頭や物質名の先頭にアンカーを追加しておき(図18の18a,18e)、表示切換ボタンを押す都度、スクロールするアンカー名称を変更して、読み込み操作を行えばよい。
【0084】
更に、リンク個所については、LawDataDispFrame.aspを呼び出せるように書き換える。
【0085】
具体的には、図4の23cの「<A HREF=“hou3.htm#第一二条の二”>法第十二条の二</A>」は「<A HREF=“LawDataDispFrame.asp?item=特定事業場からの下水の排除の制限に係る水質の基準&sssei=◎砒素&sshyouki=砒素及びその化合物&f_name=hou3&anc=第一二条の二&s_f_name=rei4&s_anc=第九条の四#第一二条の二”>法第十二条の二</A>」となる(図15の15d)。
【0086】
ここで、s_f_nameは現在のファイル名、s_ancは現在のファイル名の「条」であり、これは、後述するように、呼び出し元を明らかにするためである。
【0087】
この様にして、書き換えることによって、wwwブラウザー標準機能によって表示の変更が行われる。
【0088】
次に、リンク個所(図15の15d)をクリックした場合の表示例を図16に示す。
【0089】
図16には、表示切換ボタン16aがあり、対象の「条」の部分の囲み表示16bがあり、その表示方法,機能については図15と同じである。
【0090】
図15と異なる点は、呼び出し元へのリンク「政令」を「●政令●」で表示している点である。これは、s_f_nameとs_anc によって引き渡された値がリンク箇所と一致している場合に、具体的には、この場合、s_f_nameがrei4でs_ancが「第九条の四」であるから、「<A HREF=“rei4.htm#第九条の四”>」を書き換えプログラムで書き換えを行うことによって達成できる。これによって、どこから参照されたかが分かり易く、リンクを先に進んでいっても、戻ることができる。
【0091】
また、本発明では、法規の条や項ごとに分類して表示をしているため、法規の規制内容と一致しており、図19に示すように、法規の規制内容に危険度に応じた点数を付け、物質毎に合計点数、または、合計点数に対応する絵を表示することができる。図19に点数付けの例を示す。
【0092】
ここでは、法規の「規制項目」を「環境等への影響」で分類し、規制項目内でも影響の大きさの度合いが異なるので「規制項目内の分類」でいくつかに分け、それぞれに点数を付けた。「規制項目内の分類」で分けたものは、それぞれの法規の記載と対応しており、対応する「記載法規ファイル名」,「項目名称」,「条」を示してある。ここで、例に挙げたヒ素の場合、図17に示した抽出データの「記載法規ファイル名」,「項目名称」,「条」と一致する水質環境の「[排水基準]健康項目」の5点と、「[環境基準]監視項目」2点が得点となり、合計7点となる。
【0093】
これを、図13,図14で示す画面に文字や絵によって表示することができる。これによって、ユーザーは、化学物質の有害性を簡単に知ることができる。
【0094】
次に、上記のようにして、選定した管理物質の管理の例を説明する。
【0095】
図20に、本発明の実施の形態における管理物質の取扱例を示す。図20中の番号に従って順に説明する。
【0096】
先ず、塗料Aという材料を購入するところから始まる(手順▲1▼)。塗料Aの購入量は100立方メートル/月であり、タンクへの貯蔵料は一定であることが普通であるから、プロセスでの取扱量も同じく100立方メートル/月と想定する。この塗料Aの密度が1200kg/m3 であることから、その取扱量は120000kg/月である。全てが塗装プロセス(手順▲2▼)に投入される。ここまでの処理は、データ入力処理部11により実施する。
【0097】
次に、塗料Aにはトルエンが30%,カドミウムが1%各々含まれていることを材料組成データベース104から読み取ることができるので、塗装プロセスでの管理物質の取扱量は、トルエンが36000kg/月,カドミウムが1200kg/月という計算になる。この計算は、プロセス集計処理部12により実施する。
【0098】
次に、塗装プロセスにおいては、出荷製品の上にスプレーにより塗料を塗装するが、塗料の一部は乾燥して大気に放出される(手順▲3▼)。大気への排出割合が、トルエンの94%,カドミウムの0%であることを排出係数データベース106より読み取ることができるので、トルエンは毎月33840kg大気中に排出されているということが評価される。
【0099】
また同様に産業廃棄物(手順▲4▼)としては、一月当たりトルエンが1800kg,カドミウムが120kg廃棄され、また出荷製品中にはトルエンが360kg,カドミウムが1080kgの割合で含有されていることが評価できる。この評価は、評価集計処理部108により実施する。
【0100】
なお、上記で評価されたトルエン,カドミウムはどの法規により管理が必要であるかを法規検索機能により検索すればよい。
【0101】
図21に、本発明の実施の形態におけるデータ入力処理のフロー図を示す。
【0102】
データ入力処理部11において、データ入力処理を行う。データ入力処理は、読込み処理21aと、日付特定処理22bと、質量特定処理22cと、プロセス特定処理22dと、格納処理22eとを備える。
【0103】
データ入力処理は、資材購入帳票や在庫管理帳票等の材料管理レコードから材料の投入や購入に関する情報を読込む。ここでは一例として、材料管理レコードとしてプロセスへの材料の投入実績を読込むことから始める(読込み処理25)。このレコードの中からまず日付を特定する(日付特定処理26)。購買実績には西暦か和暦を意味するデータフィールドが必ず存在するのでこれを取り出して西暦に変換する。
【0104】
次に、材料の質量を特定(質量特定処理27)した後、発注者名などを利用して材料が取り扱われるプロセスを特定する(プロセス特定処理28)。これらの一連の結果データをプロセス取扱量レコードとして結果データ ベース110に格納する(格納処理29)。
【0105】
また、結果レコードである材料取扱量レコードと結果レコードを得る元となった元レコードである材料管理レコードとを関連付けるリンク情報であるデータ入力リンク情報も、結果データベース110に格納する(格納処理29)。
【0106】
リンク情報とは、処理部(データ入力処理部11,プロセス集計処理部12,評価集計処理部18,総合集計処理部14)があらかじめ存在するデータレコード(元レコード)を読込み、これを情報処理又は演算処理又は集計処理して、新たなデータレコード(結果レコード)を作成した場合に、両者を関連付ける情報をいう。1対1の関係の場合はどちらかに相手方へのポインターを付加することで実現できる。また両者とも複数で、N対Nの関係がある場合は、元レコードに対しては全ての結果レコードへのポインターを、結果レコードに対しては全ての元レコードにたいするポインターを付加する。または、元レコードと結果レコードとの関係をテーブルとして持っていてもよい。
【0107】
図22に、本発明の実施の形態におけるプロセス集計処理のフロー図を示す。
【0108】
プロセス集計処理部12において、プロセス集計処理を行う。プロセス集計処理は、読み出し処理30と、換算処理31と、格納処理32とを備える。
【0109】
まず結果データベース110に格納するプロセス取扱量レコードからプロセスに投入された材料の質量を読み出す(読み出し処理30)。
【0110】
次に、材料組成データベース104に格納する材料組成データから材料が含有する管理物質を検索し、管理物質毎の取扱量に換算する(換算処理31)。材料の取扱量を質量(kg)で管理すると共に、材料が含有する管理物質の含有割合を質量パーセントで管理すれば、材料の取扱量を質量(kg)と材料が含有する管理物質の含有割合とを掛け算することにより、管理物質の取扱量を質量(kg)で得ることができる。
【0111】
最後に、結果レコードである物質取扱量レコードを結果データベース110に格納する(格納処理32)。また、結果レコードである物質取扱量レコードと元レコードであるプロセス取扱量レコード及び材料組成レコードとのリンク情報であるプロセス集計リンク情報も、結果データベース110に格納する(格納処理32)。
【0112】
図23に、本発明の実施の形態における評価集計処理のフロー図を示す。
【0113】
評価集計処理部13において、評価集計処理を行う。評価集計処理は、読み出し処理33,34,35と、計算処理36と、格納処理37とを備える。
【0114】
まず結果データベース110に格納する物質取扱量レコードからプロセスに投入された管理物質毎の質量を読み出す(読み出し処理33)。
【0115】
次に、排出係数データベースに格納する排出係数データからプロセスにおける管理物質の排出移動係数を読み出す(読み出し処理34)。
【0116】
更に、管理物質データベース105に格納する管理物質データから管理物質の物性(換算係数など)を読み出す(読み出し処理35)。
【0117】
次に、プロセスにおける管理物質の大気,水域,土壌への排出量、あるいは製品への移動量,廃棄物としての移動量を計算する(計算処理36)。排出移動係数は、プロセスにおける管理物質の取扱量と当該プロセスにおける管理物質の排出移動量の比率を示した数値であることから、管理物質の取扱量にこの排出移動係数を掛け算することで、管理物質の排出移動先毎の排出移動量を計算できる。この物質が金属の塩などの場合は、排出又は移動した管理物質として純粋な金属元素を必要とする。この場合は、管理物質の物性データを用いて純粋な金属元素の質量に換算する。
【0118】
最後に、結果レコードである排出移動量レコードを結果データベース110に格納する(格納処理37)。
【0119】
また、結果レコードである排出移動量レコードと元レコードである物質取扱量レコード及び排出係数レコードと管理物質レコードとのリンク情報である評価集計リンク情報も、結果データベース110に格納する(格納処理37)。
【0120】
図24に、本発明の実施の形態における総合集計処理のフロー図を示す。
【0121】
総合集計処理部14において、総合集計処理を行う。総合集計処理は、プロセス特定処理38と、読み出し処理39と、読み取り処理40と、集計処理41と、格納処理42とを備える。
【0122】
まず指定された集計範囲(例えば職場,部,課,ライン,工程,工場,事業所,事業グループ、地域など)に該当するプロセス群を特定する(プロセス特定処理38)。
【0123】
次に、指定された期間(例えば1999年4月1日から1999年5月31日)における上記プロセス群の排出移動量レコードを結果データベースから読み出す(読み出し処理39)。
【0124】
更に、指定された管理物質グループ(例えば、環境庁指定物質)の排出移動量レコードのみを取り出す(読み取り処理40)。
【0125】
そして、これらのレコードを集計する(集計処理41)。尚、集計範囲の指定,期間の指定,管理物質グループの指定は、調査処理部101において行う。
【0126】
最後に、結果レコードである集計結果レコードを結果データベース110に格納する(格納処理42)。
【0127】
また、結果レコードである集計結果レコードと元レコードである排出移動量レコードとのリンク情報である総合集計リンク情報を結果データベース110に格納する(格納処理42)。
【0128】
図25は、本発明を実施するに当たってのシステムの一実施形態である。
【0129】
法規提供のアウトソーシング会社49,製品製造メーカー43,44,45、官公庁46,管理団体47,化学物質管理を実施する企業50がそれぞれ独自のデータベースを持ち、情報を必要とする部署が、対象となる情報はどの部署が持っているかを判断し、目的の企業のデータベースに対して情報を入手する方法である。各データベースはインターネット等の広域ネットワーク網48を介して接続されている。
【0130】
この一実施形態は、化学物質管理実施企業の負担が軽減される。また、化学物質管理実施企業が資材購入を検討する際に、環境に影響を与えない材料を容易に探し出せるようになり、化学物質の削減や代替資材の調達が容易に実行できる様になる。
【0131】
また、図26は、本発明を実施するに当たっての他のシステムの一実施形態である。
【0132】
すなわち、統括管理部署に専用サーバ51を設置し、図1に示した各データベースと各手段を全て格納する。社内ネットワーク52をこの専用サーバに接続することにより、社内の様々な事業所における様々な部署の端末計算機53にて全ての機能を活用可能とする。また、社外の汎用データ提供サイト55にデータベースを置き、インターネット54を介してこれに接続することで、専用サーバ51に格納しきれない広い範囲のデータや、頻繁に改訂されるデータについても活用を可能とするものである。
【0133】
次に、図27を用いて、図1で示した化学物質総合管理システムを利用したビジネス形態の一例を説明する。
【0134】
アウトソーシング会社56の専用サーバに、図1に示した各データベースを置き、インターネット等の広域ネットワーク網57を介して化学物質管理企業58,59に接続する。
【0135】
化学物質管理企業58,59はアウトソーシング会社56に対し、化学物質管理企業58,59が管理する化学物質がどの法律により管理が必要であるかの検索を依頼する。
【0136】
アウトソーシング会社56は、依頼に応じて、化学物質管理企業58,59の製造工程で投入される材料或いは製品を構成する化学物質がどの法律に基づき管理する必要があるかを検索し、検索結果を広域ネットワーク網57を介して化学物質管理企業58,59に提供する。
【0137】
また、化学物質管理企業58,59はアウトソーシング会社56に対し、化学物質管理企業58,59が製造工程で投入される材料或いは製品を構成する化学物質を管理するにあたって、アウトソーシング会社56の専用サーバに格納されている各種データベースを利用して管理する場合、化学物質管理企業58,59はアウトソーシング会社56に対し、アウトソーシング会社56の専用サーバの各種データベースの提供を依頼する。アウトソーシング会社56は、依頼に応じて、前記専用サーバに格納されているデータベースのデータを広域ネットワーク網57を介して依頼者である化学物質管理企業58,59に提供する。
【0138】
また、アウトソーシング会社56は、化学物質管理企業58,59からの依頼に応じて、当該化学物質管理企業58,59の化学物質の管理を行う。
【0139】
このとき、化学物質管理企業58,59は広域ネットワーク網57を介してアウトソーシング会社56に接続し、化学物質の管理業務に必要なデータのやり取りを行う。
【0140】
なお、この管理には当該化学物質管理企業が取り扱う材料或いは製品に含有されている化学物質とその排出移動量の報告書を作成することが含まれてもよい。
【0141】
また、アウトソーシング会社56は、専用サーバに格納されているデータベースを用いて管理物質の排出移動量を算出するプロセスは、図1を用いて説明した化学物質総合管理システムにおけるものと同様である。
【0142】
なお、化学物質管理企業58,59は、予めアウトソーシング会社56から提供を受けるサービス内容に関する契約を結び、その契約に基づいて受けたサービスの対価を支払う仕組みが考えられる。対価の支払いは、年間契約,月間契約、或いは受けたサービスによるメニュー契約などが考えられる。
【0143】
次に、図28を用いて、アウトソーシング会社のビジネス形態を実現するフローを説明する。
【0144】
図1で説明した各種データベースを格納した専用サーバを有するアウトソーシング会社は、化学物質管理企業からサービス提供の依頼を受けることになる。
【0145】
この場合、まず、化学物質管理企業は広域ネットワーク網を介してアウトソーシング会社にコンタクトする(60)。
【0146】
次に、化学物質管理企業は、アウトソーシング会社に提供を希望するサービスを依頼する(61)。
【0147】
サービスとしては、化学物質の関連法規の検索,各種データベースの提供,化学物質の管理,報告書の作成などである。
【0148】
アウトソーシング会社は、専用サーバの格納された各種データベースを利用して、依頼者の要求に対応するサービスを提供するのである(62)。
【0149】
【発明の効果】
以上説明したように、第一番目の発明によれば、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理システムを提供することができる。
【0150】
また、第二番目の発明によれば、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理方法を提供することができる。
【0151】
また、第三番目の発明によれば、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出でき、該当する法規の記載個所を容易に識別できる化学物質管理システムの管理画面を提供することができる。
【0152】
また、第四番目の発明によれば、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる機能を授受し合える化学物質管理システムを提供することができる。
【0153】
また、第五番目の発明によれば、管理物質に対して、多数の法規から該当する法規を漏れなく抽出できる化学物質管理システムを利用したビジネス形態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における化学物質総合管理システムの構成図である。
【図2】物質データベースのデータ構造例である。
【図3】関連物質データベースのデータ構造例である。
【図4】法規条文データベースのデータ構造例である。
【図5】法規条文データベースのwwwブラウザー表示である。
【図6】法規関連データベースのデータ構造例である。
【図7】MSDSデータベースのデータ構造例である。
【図8】材料組成データベースのデータ構造例の概念図である。
【図9】管理物質データベースのデータ構造例の概念図である。
【図10】排出係数データベースのデータ構造例の概念図である。
【図11】法規条文検索のフロー図である。
【図12】図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面例である。
【図13】図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面例である。
【図14】図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面例である。
【図15】図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面例である。
【図16】図11で示す各手順におけるwwwブラウザー上に表示される画面例である。
【図17】法律へのリンク表示のための抽出データの内容を示す図である。
【図18】法規条文検索時における法規条文データベースのデータの書き換え例を示す図である。
【図19】法規条文検索時の危険度点数例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態における管理物質の取扱例を示す図である。
【図21】データ入力処理のフロー図である。
【図22】プロセス集計処理のフロー図である。
【図23】評価集計処理のフロー図である。
【図24】総合集計処理のフロー図である。
【図25】本発明を実施するに当たってのシステムの一実施形態を示す図である。
【図26】本発明を実施するに当たっての他のシステムの一実施形態を示す図である。
【図27】図1で示した化学物質総合管理システムを利用したビジネス形態の一例を説明する図である。
【図28】アウトソーシング会社のビジネス形態を実現するフローを説明する図である。
【符号の説明】
10…調査処理部、12…プロセス集計処理部、13…評価集計処理部、14…総合集計処理部、21…物質データベース、22…関連物質データベース、23…法規条文データベース、24…法規関連データベース、102…MSDSデータベース、104…材料組成データベース、105…管理物質データベース、106…排出係数データベース、110…結果データベース、111…結果表示処理部。

Claims (1)

  1. 材料或いは製品の成分組成情報をデータベース化した材料組成データベースと、
    法規により管理を必要とする化学物質をリスト化した管理物質データベースと、
    プロセスに関連付けて、排出移動先毎の投入化学物質と排出移動化学物質の重量比率データを排出係数データとして化学物質毎にデータベース化した排出係数データベースと、
    化学物質の物質名,よみ,法規の条文で規定されている表記名称及びコード番号となるキーを関連付けてデータベース化した物質データベースと、
    前記物質データベースに納められている化学物質について、前記キーを基に上位概念と下位概念に関係付けた関連物質データベースと、
    法律,政令,告示を含む法規の条文を格納した法規条文データベースと、
    プロセスで投入される材料或いは製品のプロセス取扱量レコードを入力として、前記材料組成データベースより前記材料或いは製品を構成する化学物質を特定し、特定した化学物質を、前記管理物質データベースを参照して管理物質かどうか特定すると共に、当該プロセスにおける管理物質毎の取扱量に換算するプロセス集計処理部と、
    前記プロセス集計処理部で得られた管理物質毎の取扱量のレコードである物質取扱量レコードを入力として、前記排出係数データベースから管理物質毎に当該プロセスの排出係数を読み出し、管理物質の排出移動先毎の排出移動量を計算する評価集計処理部と、
    前記評価集計処理部で得られたプロセス毎で排出移動先毎の管理物質の排出移動量のレコードである排出移動レコードを格納する結果データベースと、
    指定された管理物質グループの排出移動レコードを前記結果データベースから取り出し、取り出した排出移動レコードを集計し、集計結果のレコードを、集計の元となる排出移動レコードへのリンク情報とともに、前記結果データベースに格納する総合集計処理部と、
    前記物質データベース、前記関連物質データベース及び前記法規条文データベースを用いて化学物質の法規情報を抽出する機能を有する調査処理部であって、ユーザーの入力に基づき前記物質データベースを検索して候補物質を表示し、該候補物質からユーザーに選択された物質の情報であって、前記選択された物質名と同じキーを持つ物質の表記名称、法規名称及び関連物質名称を含む物質の情報を、前記物質データベース、前記関連物質データベース及び前記法規条文データベースに基づき抽出し、該抽出結果から選択された法規の情報を表示するようにした調査処理部を有することを特徴とする化学物質総合管理システム。
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