JP2001338027A - 化学物質総合管理システム及び化学物質総合管理方法 - Google Patents

化学物質総合管理システム及び化学物質総合管理方法

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JP2001338027A
JP2001338027A JP2000161112A JP2000161112A JP2001338027A JP 2001338027 A JP2001338027 A JP 2001338027A JP 2000161112 A JP2000161112 A JP 2000161112A JP 2000161112 A JP2000161112 A JP 2000161112A JP 2001338027 A JP2001338027 A JP 2001338027A
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Hirotaka Sato
裕隆 佐藤
Yoshiaki Ichikawa
芳明 市川
Akira Sekine
関根  昭
Takako Ono
田香子 大野
Tetsuya Matsui
哲也 松井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理物質の排出移動量の集計にあたって、管理
物質を管理グループ毎に集計できる化学物質総合管理シ
ステム及び化学物質総合管理方法を提供する。 【解決手段】管理物質データベースに、管理が必要な物
質に対して、いずれの管理グループに基づき管理が必要
であるかという識別情報を付し、データテーブルとして
格納する。管理グループには、国,自治体、或いは所定
の団体を含み、更には、自主管理規制を含む。管理が必
要な物質に対して、いずれの管理グループに基づき管理
が必要であるかという識別情報が付されているので、該
識別情報に基づいて集計することによって、所定の管理
グループ毎に管理物質を集計することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業者が取り扱う
材料に含有される化学物質を管理する化学物質総合管理
システム及び化学物質総合管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在流通している様々な材料には、環境
へのインパクトの大きい、数百種類の化学物質が含まれ
ており、事業者がその材料を製造,流通,貯蔵などのプ
ロセスで取り扱った場合に、化学物質のどの位の量が移
動され、どの位が大気や土壌,水域に排出され、或いは
廃棄物や出荷製品中に含まれて移動されているのか(以
下、「排出移動量」という)を把握する必要に迫られて
いる。よって、事業者は、自らが取り扱う化学物質を管
理しなければならない。以下、事業者が管理する化学物
質を「管理物質」という。
【0003】そこで、事業者は、工場・事業所内や企業
内における管理物質の排出と移動についての量的なデー
タを国や自治体に報告することによって、国内全体の環
境インパクトを推定する法的な制度もスタートしてい
る。
【0004】従来の上記データ収集システムは、管理物
質の基礎データを部署や工程毎に入力し、その結果を上
位の組織(事業所,会社)単位でくくって集計する機能
を有している。法的な制度への対応書類としてはこの結
果のみが必要なためである。この従来の技術は、例えば
「環境資源」(1999年12月号)の特集で述べられ
ている。
【0005】さて、管理物質は、国,自治体或いは所定
の団体(例えば、経団連,電機電子工業化等)の管理グ
ループ毎に管理すべき物質の対象が一部で重複はするも
のの、各々で異なっている。
【0006】例えば、亜鉛化合物は環境庁及び経団連の
両者で管理物質となっているが、塩化亜鉛は経団連では
管理物質となっているものの、環境庁では管理物質とな
っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、PRTR法に基づき報告を義務づけられた事業
者にとって、管理物質を管理グループ毎に集計する場
合、管理物質がどの管理グループに該当するかの判断を
行い、当該管理グループに該当する管理物質の排出量を
集計しなければならず、管理グループ毎における管理物
質の排出量の集計が容易に行えなかった。また、集計漏
れ、集計誤り等が生じる恐れがあった。
【0008】そこで、第一番目の発明の目的は、管理物
質の排出移動量の集計にあたって、管理物質を管理グル
ープ毎に集計できる化学物質総合管理システムを提供す
ることにある。
【0009】また、第二番目の発明の目的は、管理物質
の排出移動量の集計にあたって、管理物質を管理グルー
プ毎に集計できる化学物質総合管理方法を提供すること
にある。
【0010】また、第三番目の発明の目的は、各種デー
タベースを備えたサーバと、ネットワークを介して前記
サーバに接続されたコンピュータとからなるシステムで
あって、前記サーバに、管理物質を管理グループ毎に集
計できるデータテーブルを備えた化学物質総合管理シス
テムを提供することにある。
【0011】また、第四番目の発明の目的は、管理物質
を管理グループ毎に集計できるデータベースを提供する
化学物質総合管理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第一番目の発明の目
的を達成するため本発明では、材料或いは製品の成分情
報をデータベース化した材料組成データベースと、管理
が必要な物質をリスト化した管理物質データベースと、
物質毎の排出移動先における当該物質の重量比率データ
を排出係数データとしてデータベース化した排出係数デ
ータベースとを備え、プロセスで投入される材料或いは
製品の種類と量を示すデータを入力すると当該材料或い
は製品を構成する物質の排出移動先に排出される量を示
すデータを算出する化学物質総合管理システムにおい
て、前記管理物質データベースは、管理が必要な物質に
対して、いずれの管理グループに基づき管理が必要であ
るかという識別情報を付し、データテーブルとして格納
するものである。管理グループには、国,自治体、或い
は所定の団体を含み、更には、自主管理規制を含むもの
である。
【0013】つまり、管理が必要な物質に対して、いず
れの管理グループに基づき管理が必要であるかという識
別情報が付されているので、該識別情報に基づいて集計
することによって、所定の管理グループ毎に管理物質を
集計することができる。
【0014】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0015】また、管理物質データベースに格納されて
いるデータテーブルは、前記管理が必要な物質、或いは
管理グループを検索条件として該管理が必要な物質と当
該物質の管理グループの関係を行と列に対応させた一覧
画面で表示させる機能を有し、更に、管理物質データベ
ースに格納されているデータテーブルは、書き換え可能
に構成されているものである。
【0016】上記第二番目の発明を目的を達成するため
本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベース
化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
としてデータベース化した排出係数データベースとを用
いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量
を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成す
る物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出
する化学物質総合管理方法において、前記プロセスで投
入される材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に
排出される量を、当該物質の管理を要求する管理グルー
プ毎に集計するものである。
【0017】つまり、管理が必要な物質に対して、いず
れの管理グループに基づき管理が必要であるかという識
別情報が付されたデータテーブルが管理物質データベー
スに格納されており、該識別情報に基づいて集計するこ
とによって、所定の管理グループ毎に管理物質を集計す
ることができる。
【0018】なお、更に、材料の取り扱い注意事項等の
製品安全性情報シート(MSDS)をデータベース化し
たMSDSデータベースを備えたものであってもよい。
【0019】上記第三番目の発明の目的を達成するため
本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベース
化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
としてデータベース化した排出係数データベースとを備
えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接続
可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総合
管理システムにおいて、前記管理物質データベースは、
管理が必要な物質に対して、いずれの管理グループに基
づき管理が必要であるかという識別情報を付し、データ
テーブルとして格納されており、前記コンピュータにプ
ロセスで投入される材料或いは製品の種類と量を示すデ
ータを入力すると前記サーバに備えられている前記各デ
ータベースのデータに基づいて当該材料或いは製品を構
成する物質の排出移動先に排出される量を示すデータを
算出し、前記管理グループ毎に集計するように構成する
ものである。
【0020】つまり、管理が必要な物質に対して、いず
れの管理グループに基づき管理が必要であるかという識
別情報が付されたデータテーブルが管理物質データベー
スに格納されており、該識別情報に基づいて集計するこ
とによって、所定の管理グループ毎に管理物質を集計す
るものである。
【0021】そして、このように構成されていることに
よって、各種データベースを備えたサーバと、ネットワ
ークを介して前記サーバに接続されたコンピュータとか
らなるシステムであって、前記サーバに、管理物質を管
理グループ毎に集計できるデータテーブルを備えた化学
物質総合管理システムを提供することができる。
【0022】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0023】上記第四番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベー
ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
リスト化した管理物質データベースであって該管理が必
要な物質に対していずれの管理グループに基づき管理が
必要であるかという識別情報を付したデータテーブルと
して格納されている管理物質データベースと、物質毎の
排出移動先における当該物質の重量比率データを排出係
数データとしてデータベース化した排出係数データベー
スとを備えたサーバをネットワークを介して接続可能に
構成し、該サーバに備えられている各データベースを化
学物質管理を行う者に提供するものである。
【0024】つまり、管理が必要な物質に対して、いず
れの管理グループに基づき管理が必要であるかという識
別情報が付されたデータテーブルが管理物質データベー
スに格納されており、該識別情報に基づいて集計するこ
とによって、所定の管理グループ毎に管理物質を集計す
るものである。
【0025】そして、このように構成することによって
管理物質を管理グループ毎に集計できるデータベースを
提供する化学物質総合管理方法が実現できる。
【0026】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の形態であ
る化学物質総合管理システムの構成図を示す。
【0028】この化学物質総合管理システムは、調査処
理部101,MSDSデータベース102,データ入力
処理部103,材料組成データベース104,管理物質
データベース105と、排出係数データベース106,
プロセス集計処理部107,評価計算処理部108,総
合集計処理部109,結果データベース110,結果表
示処理部111,管理物質一覧表示処理部112,管理
グループメンテナンス処理部113、及び、管理物質一
覧メンテナンス処理部114とを備える。
【0029】MSDSデータベース102は、材料の取
り扱い注意事項や有害性、法規制への該当項目をしめす
製品安全性情報シート(MSDS)を、材料毎にデータ
ベース化してある。材料とは、完成製品の原料となる素
材(例えば、鉱石や原油等の未加工品や鉄板等の一次加
工品,基盤等の半製品等)、完成製品の生産に利用され
るもの(例えば、皮膜剤,洗浄剤,塗料,冷却剤)をい
う。尚、完成製品とは、主として事業者が製品として出
荷するものをいい、例えば、自動車,カメラ,パソコ
ン,フィルム,テレビ,CPU,板材,ケーブル,洋
服,食料品,建築物,電気,水等が該当する。
【0030】材料組成データベース104は、材料の組
成情報をデータベース化してある。一つの材料は通常複
数の物質すなわち分子で構成されている。物質(分子)
にはCAS番号(Chemical Abstract Services)などの
識別子が存在する。そこで材料組成データベース104
のレコードは、材料の名称,材料が含有する管理物質の
識別子(例えば、管理物質の名称や管理物質のCAS番
号等)、当該管理物質の含有割合(好ましくは、質量割
合)の下限及び上限の各々をフィールドとして構成する
のが好ましい。管理物質とは、PRTR法(特定化学物
質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関
する法律)が対象とする化学物質(第一種指定化学物
質)や都道府県又は政令指定都市の化学物質管理指針や
環境保全指針等が対象とする化学物質等のように、環境
に重大な影響を与える物質やその周辺の物質として管理
が必要な物質をいい、例えば、トルエンやキシレン酸,
メチルイソブチルケトン,イソプロパノール,クロム酸
鉛,エボキシ樹脂類,塩化メチレン,ベンゼン,ジエチ
ル亜鉛,アクリルアミド,水銀,塩化ビニール等が該当
する。
【0031】管理物質データベース105は、管理物質
をリストアップしたデータベースである。任意のジャン
ル(毒物,劇物,管理対象,法規指定物質,自主管理物
質など)と、その該当管理物質の識別子をフィールドと
するレコード群を格納する。さらに、管理物質の識別子
とその物性をフィールドとするレコード群も格納する。
物性には、分子質量から純金属質量に換算する場合の係
数,蒸気圧や密度などの値を含む。また、管理物質デー
タベース105は、管理グループ名称データベースと、
管理物質一覧データベースを備えるものである。
【0032】なお、この管理物質データベース105の
詳細構造については後で説明する。
【0033】排出係数データベース106は、各々のプ
ロセスとそのプロセスで取り扱われる材料の組み合わせ
に対して、排出移動先(大気,水域,土壌,消費,依託
廃棄,リサイクル,製造含有など)毎の管理物質と当該
管理物質の排出移動量(好ましくは、重量割合)をフィ
ールドとしたレコードを格納する。プロセスとは、事業
者が製品の生産プロセスや製品の検査プロセス,製品の
開発プロセスをいい、例えば、成形プロセス,加工プロ
セス,熱処理プロセス,塗装プロセス,洗浄プロセス,
エッチングプロセス,表面処理プロセス,組み立てプロ
セス等が該当する。例えば、ある部署の生産ラインにお
ける塗装プロセスでは、塗料Aの投入に対して、塗料A
中の成分であるトルエンの80%が大気に排出されるな
どのデータである。
【0034】調査処理部101は、MSDSデータベー
ス102,材料組成データベース104,管理物質デー
タベース105,排出係数データベース106が格納す
るレコード群から相互の共通するフィールドを関連付け
て検索したり、管理物質の名称やCAS番号などの識別
子で検索したり、或いはフィールド内のテキストについ
ての部分一致でレコードを検索し、画面やファイルとし
て出力する機能を有する。
【0035】結果データベース110は、データ入力処
理部103,プロセス集計処理部107,評価計算処理
部108,総合集計処理部109が利用したレコードや
その結果として作成したレコード(材料取扱量レコー
ド,物質取扱量レコード,排出移動量レコード,集計結
果レコード)を格納するデータベースである。
【0036】結果表示処理部111は、結果データベー
ス110の内容を検索し、読みだし、様々な集計結果を
表示する。
【0037】例えば、管理物質の名称と当該管理物質の
CAS番号と当該管理物質の排出移動先毎の排出移動量
と当該管理物質の排出移動先毎の排出移動量を合計した
総排出移動量とを対応づけて表示したり、管理物質の名
称と当該管理物質のCAS番号と当該管理物質を取り扱
った部署と当該管理物質を含有する材料が取り扱われた
プロセスと当該プロセスにおける当該管理物質の年間取
扱量とを対応づけて表示したりする。
【0038】管理物質一覧表示処理部112は、物質名
またはCAS番号または物質を管理するまとまりである
管理グループ名称を検索条件として、管理物質データベ
ース105からデータを取り出し管理する物質のリスト
と管理グループの関係を行と列に対応させた一覧を表示
する。
【0039】管理グループメンテナンス処理部113は
管理物質データベース105の物質を管理するまとまり
である管理グループ名称のメンテナンス(登録,修正,
削除)機能を備える。
【0040】管理物質一覧メンテナンス処理部114は
管理物質データベース105の管理物質のメンテナンス
(登録,修正,削除)機能を備える。
【0041】なお、本発明の実施の形態である化学物質
総合管理システムを実行するためのプログラムは記録媒
体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハード
ディスク,メモリーカード,メモリースティック,M
O,PD,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−R
OM,DVD−RAM等)に記録し、調査処理部101
が行う調査処理と、データ入力処理部103が行うデー
タ入力処理と、プロセス集計処理部107が行うプロセ
ス集計処理と、評価計算処理部108が行う評価計算処
理と、総合集計処理部109が行う総合集計処理と、結
果表示処理部111が行う表示処理とを実行させるもの
である。
【0042】また、本発明の実施の形態である化学物質
総合管理システムにおける各データベースのデータは記
録媒体(例えば、フロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリーカード,メモリースティック,MO,P
D,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−ROM,
DVD−RAM等)に記録する。つまり、この記録媒体
は、MSDSデータベース102が格納するMSDSデ
ータと、材料組成データベース104が格納する材料組
成データと、管理物質データベース105が格納する管
理物質データと、排出係数データベース106が格納す
る排出係数データと、結果データベース110が格納す
る結果データ(例えば、材料取扱量レコード,物質取扱
量レコード,排出移動量レコード,集計結果レコード
等)とを記録するものである。
【0043】図2に、本発明の実施の形態におけるデー
タベースのデータ構造例を示す。
【0044】(a)は、材料組成データベース104のデ
ータ構造例を示し、材料組成データ、例えば、材料をキ
ーインデックスにして、材料に含有される管理物質のC
AS番号と当該管理物質と当該管理物質の含有割合(好
ましくは、重量%)の上限及び下限とを対応づけたデー
タを材料毎に格納する。材料名称には、市場流通品とし
ての名称または事業所が購入する際の品番などを用い
る。必ずユニークに定まるコード体系であればどのよう
なものを用いてもよい。
【0045】(b)は、管理物質データベース105の
データ構造例の一部を示し、管理物質データ、例えば、
管理物質のCAS番号をキーインデックスにして、管理
物質と当該管理物質が指定される団体と当該管理物質の
物性とを対応づけたデータを格納する。物性とは、管理
物質の分子量,融点,沸点,蒸気圧,水溶解度,比重等
をいう。また、管理物質データベース105は、後で詳
細構造を説明するが、管理グループ名称データベース
と、管理物質一覧データベースを備え。
【0046】(c)は、排出係数データベース106の
データ構造例を示し、排出係数データ、例えば、事業者
のプロセスをキーインデックスにして、当該プロセスで
取り扱われた投入物質の種類と、プロセスから排出移動
される排出物質の種類と、その排出移動先と、排出物質
の排出係数とが対応づけられたデータを格納する。排出
係数とは、排出物質量の投入物質量に対する比率であ
る。
【0047】(d)は、MSDSデータベース102の
データ構造例を示し、MSDSデータ、例えば、管理物
質又は材料をキーインデックスにして、当該管理物質の
化学名,英語名,CAS番号,性状,原料,価格,製
法,用途,荷姿,当該管理物質の取扱注意事項や毒性,
適用法規等のデータを格納する。
【0048】図3に、本発明の実施の形態における管理
物質の取扱例を示す。図3中の番号に従って説明する。
【0049】先ず、塗料Aという材料を購入するところ
から始まる()。塗料Aの購入量は100立方メート
ル/月であり、タンクへの貯蔵料は一定であることが普
通であるから、プロセスでの取扱量も同じく100m3
/月と想定する。この塗料Aの密度が1,200kg/m3
であることから、その取扱量は120,000kg/月で
ある。全てが塗装プロセス(手順)に投入される。こ
こまでの計算処理は、図1で示したデータ入力処理部1
03により実施する。
【0050】次に、塗料Aには塩素系溶剤が1%含まれ
ていることを図1で示した材料組成データベース104
から読み取ることができるので、塗装プロセスでの管理
物質の取扱量は、塩素系溶剤が1,200kg/月 という
計算になる。この計算は、図1で示したプロセス集計処
理部107により実施する。
【0051】次に、塗装プロセスにおいては、出荷製品
の上にスプレーにより塗料を塗装するが、塗料の一部は
乾燥して大気に放出される(手順)。大気への排出割
合が、塩素系溶剤の80%であることを図1で示した排
出係数データベース106より読み取ることができるの
で、塩素系溶剤は毎月960kg大気中に排出されている
ということが評価される。
【0052】以上までは投入物質と排出物質が同じ塩素
系溶剤であったが、更に塗装工程で生じた汚泥を燃焼さ
せて処理する工程(手順と)では事情が異なる。ま
ず、汚泥には10%(120kg)の塩素系溶剤が含まれ
るものとする。その後、焼却炉に投入される塩素系溶剤
の10のマイナス6乗%がダイオキシンになると仮定し
た場合、図1で示した排出係数データベース106の該
当するレコードでは投入物質が塩素系溶剤,排出物質が
ダイオキシン,排出先が大気,排出係数が1億分の1と
なっている。この結果、ダイオキシンが毎月1.2mg 大
気中に排出されるという評価になる。これらの評価は、
図1で示した評価計算処理部108により実施する。ち
なみに、この計算はあくまで説明のための仮想的な数値
であり、実際の装置や設備の性能とは何ら関係はない。
【0053】このようにして得られた評価は、図1に示
した総合集計処理部109により行い、この結果を結果
データベース110に格納する。結果データベース11
0に管理物質の評価の結果を格納する際、管理物質デー
タベース105のデータに従い、いずれの管理グループ
に基づき管理が必要であるかという識別情報が付され
る。同じ管理グループに属する管理物質は同じ識別情報
が付される。
【0054】ここで、管理物質データベース105の詳
細構造について説明する。図4に、本発明の実施の形態
における管理物質データベース105の一例を示す。
【0055】管理物質データベース105は、管理グル
ープ名称データベース202と、管理物質一覧データベ
ース201と、物性データベース203から構成され
る。
【0056】管理グループ名称データベース202は、
管理グループ名称No.301と管理グループ名称302
で構成される。
【0057】管理グループ名称No.301は管理グルー
プ名称302で記憶した名称を識別するための識別情報
を記憶する。識別情報は、各管理グループを識別するた
めの一つの手段であり、重複しない任意の識別情報であ
ればよく、図4で示した数字の他、文字列,記号等を用
いてもよい。
【0058】管理グループ名称302は、化学物質を管
理するまとまりとなる管理グループの名称を記憶する。
管理グループの名称の例としては、化学物質の管理のガ
イドラインを出している環境庁のような国や自治体の名
称,経団連のような団体の名称を記憶することが一般的
な使い方になるが、事業者自体で管理するための任意の
名称、例えば自主管理規制等を記憶しておいてもよい。
【0059】管理物質一覧データベース201は、物質
コード401,物質名402,CAS番号403,管理グ
ループ名称No.404で構成される。
【0060】物質コード401は、物質名402で記憶
した物質名称を識別するための識別情報を記憶する。重
複しない任意の識別情報であればよく、図4で示した数
字の他、文字列,記号等を用いてもよい。
【0061】物質名402は、管理する物質の名称を記
憶する。例えば、塩化亜鉛などの化学物質名を記憶する
が、亜鉛化合物のような化合物の総称名を記憶してもよ
い。
【0062】CAS番号403は、物質名402で記憶
した物質にCAS番号(ChemicalAbstract Services)が
存在する場合はCAS番号そのものを記憶しておく。化
合物の総称名のようにCAS番号が存在しない物質には
Noneの文字列を記憶する。CAS番号と区別できれ
ばNoneの文字列以外を用いてもよい。
【0063】管理グループ名称No.404は、物質名4
02で記憶した物質を管理するためのまとまりとなる管
理グループを識別するための識別情報を記憶する。図4
で示した例では、管理グループ名称データベース202
の管理グループ名称No.301の識別情報を物質名402
に付して記憶することで、管理グループ名称302で記
憶している管理グループ毎に管理物質を集計する場合、
管理グループ名称No.301の識別情報に基づいて集計
すればよい。
【0064】なお、同一の物質を複数の管理グループで
管理する場合には、例えば、図4の管理物質一覧データ
ベース201に示す亜鉛化合物のように、物質コード4
01の値が“1”、物質名402の値が“亜鉛化合
物”、CAS番号403の値が“None”のデータを
管理したい管理グループ数分、すなわち、環境庁及び経
団連の2つのレコードを作成する。
【0065】また、物性データベース203は、図2
(b)で説明した通りであるが、ここでは、CAS番号5
01,物質名502,分子量503,融点504,沸点
505,蒸気圧506,水溶解度507,比重508等
で構成される。これはあくまで一例であり、いずれかの
項目を省いたり、或いは、別の項目を追加しても構わな
い。
【0066】管理物質一覧データベース201の物質名
402のデータを条件として、物性データベース203
の物質名502と一致するレコードを検索することで、
該当物質の物性データを得ることができる。
【0067】また、管理物質一覧データベース201の
CAS番号403のデータを条件として物性データベー
ス203のCAS番号501と一致するレコードを検索
することで、該当物質の物性データを得ることができ
る。
【0068】図5(a),(b)に、本発明の実施の形
態である管理物質一覧画面の一例を示す。図5(a)
は、管理物質検索画面5aを示し、図5(b)は管理物
質一覧画面5fを示す。
【0069】図5(a)に示す管理物質検索画面5aで
は、管理グループ5b,対象物質名5c,またはCAS
番号5dの検索条件を入力し、検索ボタン5eを押すこ
とで検索を開始し、上記検索条件にて管理物質データベ
ース105を検索し、検索結果を図5(b)の5fに示
すように管理物質一覧画面として表示する。この管理物
質一覧画面5fは、管理する物質の物質名601と管理
グループ603a〜603fとの関係を行と列に対応さ
せた一覧画面として表示する。
【0070】なお、この管理物質一覧画面5fでは、物
質名601に対応するCAS番号602を併せて一覧画
面として表示するものである。このCAS番号602の
追加は任意であり、省略してもよく、また、別の項目を
追加してもよい。
【0071】これらの管理物質一覧画面の処理は、図1
で示した管理物質一覧表示処理部112で処理が行われ
る。
【0072】図6は、本発明の実施の形態である管理物
質一覧表示処理部112で行われる処理のフロー図を示
す。
【0073】以下、管理物質一覧表示処理部112で行
われる処理のフローを図5の例に沿って説明する。
【0074】まず、ステップ6aにおいて管理物質検索
画面5aを表示する。
【0075】次に、ステップ6bにおいて、管理物質検
索画面5aの管理グループ5b,対象物質名5c,CA
S番号5dで入力されたデータを検索ボタン5eが押さ
れたことで検索条件として取り込む。
【0076】次に、ステップ6cにおいて、ステップ6
bで取り込んだ検索条件にに基づき管理物質データベー
ス105の管理グループ名称データベース202及び管
理物質一覧データベース201を参照し、管理する物質
と管理グループを特定し、特定した管理物質毎に各管理
グループでの管理要否を特定する。
【0077】最後に、ステップ6dにおいて、ステップ
6cにて特定した結果を管理する物質のリストと管理グ
ループの関係を行と列に対応させた一覧画面として管理
物質一覧画面5fを表示する。
【0078】ここで、結果の表示はまず、ステップ6c
にて特定した管理グループの名称を特定順に管理グルー
プ名称表示エリア603a〜603fに表示する。
【0079】次に、ステップ6cにて特定した管理する
物質の物質名及びCAS番号を特定順に物質名表示エリ
ア605及びCAS番号表示エリア606に表示する。
【0080】最後に、スッテップ6cにて特定した物質
ごとに各管理グループでの対応要否の結果を管理対象要
否結果エリア607に表示する。図5(b)に示した例
では、“○”が該当管理グループで管理しなければなら
ない対象物質であることを意味し、“−”が該当管理グ
ループで管理しない対象外物質であることを意味する
が、管理の要否が区別できる表示であればどのような表
示でもかまわない。
【0081】次に、図6で示した本発明の実施の形態で
ある管理物質一覧表示処理部112の処理のフロー図に
おいて、ステップ6bでの検索条件を変えた例を図7
(a),(b)に示す。
【0082】図7(a)は、管理物質検索画面5aを示
し、管理グループ5bに“経団連,環境庁”を検索条件
として入力した例である。対象物質名5c及びCAS番
号5dは条件入力が無いことから検索条件には用いな
い。
【0083】管理グループ5bに“経団連,環境庁”を
条件として入力した場合、管理グループが“経団連”及
び“環境庁”に対して管理する物質が何であるかを管理
物質検索結果一覧表示画面5fに表示する。
【0084】この例において管理グループ5bに複数の
管理グループ名称を指定する場合は“、”区切りで指定
する。また、検索は管理グループ5bで指定した左側の
管理グループ名称から順に検索する。
【0085】ここで、図7(a),(b)に示した管理
物質一覧画面を表示する処理のフローを説明する。処理
フローは、図6で示したものと同様である。
【0086】まず、管理グループの特定を行う。管理グ
ループ5bで指定された管理グループ名称を“、”区切
りの左側から順に取り出し管理グループの特定を行う。
図7(a)では“経団連”“企画庁”の順で取り出され
る。
【0087】次に、管理する物質の特定を行う。管理す
る物質の特定は図4で示した管理物質名称データベース
202から上記で特定した順に管理グループ名称に対応
した管理グループの識別番号を管理グループNo.301
から取り出す。すなわち、図4で示した管理グループ名
称データベース202の管理グループ名称No.301に
記憶されているデータ“2”、及びデータ“1”が管理
グループの識別情報として取り出される。
【0088】次に、取り出した順に管理グループの識別
情報を用いて図4で示した管理物質一覧データベース2
01の管理グループ名称No.404と一致する物質コー
ド401のデータをリストアップする。すなわち、図4
で示した管理グループ名称No.404のデータが“2”
であるものをリストアップすると、物質コード401のレ
コードが“1”,“2”及び“3”であるものがリスト
アップされる。次に、管理グループ名称No.404のデ
ータが“1”でリストアップすると、物質コード401
のレコードが“1”であるものがリストアップされる。
この段階でリストアップされたデータはリストアップ順
に物質コード401で“1”,“2”,“3”,“1”
の4データとなるが、データ“1”は重複するので後か
らリストアップしたデータを消去し、リストアップした
物質コード401のデータは“1”“2”“3”の3デ
ータとしてリストアップされる。このリストアップした
物質コード401のデータを用い、管理物質一覧データ
ベース201の物質コード401のデータと一致するレ
コードの物質名402のデータ及びCAS番号403の
データをリストアップする。すなわち、物質名601が
“亜鉛化合物”“塩化亜鉛”“酸化亜鉛”の順にリスト
アップされ、CAS番号は“None”“7646−8
5−7”“1314−13−2”の順でリストアップさ
れる。
【0089】最後に、上記でリストアップした物質がど
の管理グループで管理しなければならないかを特定す
る。上記でリストアップした物質コード401のデータ
を用いて物質コード401毎に図4で示した管理物質一
覧データベース201の物質コード401のデータと一
致するレコードの管理グループ名称No.のデータをリス
トアップすることで、物質毎の管理対象グループを特定
する。すなわち、図7(a)の例では、まず、物質コー
ド“1”に対して図4に示した管理物質一覧データベー
ス201の1レコード目と2レコード目が該当し、管理
グループ名称No.404のデータ“1”“2”の2デー
タがリストアップされる。従って、物質コード401が
“1”である物質は“環境庁”と“経団連”で管理しな
ければならない対象物質となる。同様に、物質コード4
01が“2”である物質は、“経団連”、物質コード4
01が“3”である物質は“経団連”で管理しなければ
ならない対象物質となる。
【0090】以上説明した検索を行うことで図7(b)
に示した管理物質一覧画面5fが表示される。
【0091】更に、図6で示した本発明の実施の形態で
ある管理物質一覧表示処理部112の処理のフロー図に
おいて、ステップ6bでの検索条件を変えた例を図8
(a),(b)に示す。処理のフローは図6で示したも
のと同様である。
【0092】図8(a)は、管理物質検索画面5aにお
いて管理グループ5bに“全て”を、対象物質名5cに
“塩化亜鉛”を検索条件として入力した例である。CA
S番号5dは条件入力が無いことから検索条件には用い
ない。
【0093】管理グループ5bに“全て”を条件として
入力し、対象物質名5cに“塩化亜鉛”を入力した場合
は全ての管理グループに対して塩化亜鉛が各管理グルー
プで管理する対象物質であるかどうかを管理物質検索結
果一覧表示画面5fに表示する。
【0094】まず、管理グループの特定を行う。管理グ
ループの特定は図4に示した管理グループ名称データベ
ース202の管理グループ名称302にデータが入って
いるレコードを管理グループの対象とし、該当するレコ
ードからレコード番号の若い順に管理グループ名称30
2のデータを取り出す。
【0095】図8(a)では、図4で示した管理グルー
プ名称データベース202の管理グループ名称No.40
4全てに記憶されているデータが管理グループとして特
定される。
【0096】次に、物質の特定を行う。物質の特定は対
象物質名5cで指定された物質名称と図4に示した管理
物質一覧データベース201の物質名402のデータと
が一致する物質コード401のデータをリストアップす
る。図8(a)では、物質名称“塩化亜鉛”と一致する
のは図4で示した管理物質一覧データベース201の3
レコード目となり、物質コードのデータは“2”がリス
トアップされる。このリストアップした物質コードのデ
ータを用い、管理物質一覧データベース201の物質コ
ード401のデータと一致するレコードの物質名402
のデータ及びCAS番号403のデータをリストアップ
する。すなわち、物質名は“塩化亜鉛”がリストアップ
され、CAS番号は“7646−85−7”がリストア
ップされる。
【0097】最後に、上記でリストアップした物質がど
の管理グループで管理しなければならないかを特定す
る。特定は上記でリストアップした物質コードのデータ
を用い、物質コード毎に図4で示した管理物質一覧デー
タベース201の物質コード401のデータと一致する
レコードの管理グループ名称No.のデータをリストアッ
プすることで物質毎の管理対象グループを特定する。図
8(a)の例では、図4に示す管理物質一覧データベー
ス201の物質コード401が“2”に該当し、管理グ
ループ名称No.404のデータが“2”に該当するもの
がリストアップされる。
【0098】以上説明した検索を行うことで管理物質一
覧画面は図8(b)の管理物質一覧画面5fのように表
示される。
【0099】図9(a),(b)に、本発明の実施の形態
である管理物質データベース105の管理グループ名称
データベース202をメンテナンスする場合の、管理グ
ループ名称登録画面を示す。
【0100】図9(a),(b)において、管理グルー
プ名称データベースメンテナンス画面9は、管理グルー
プ名称のNo.エリア9a,管理グループ名称表示入力エ
リア9bと登録指定エリア9cと更新ボタン9dから構
成される。
【0101】図4に示した管理グループ名称データベー
ス202に登録されている内容が、図9(a)に示した
管理グループ名称データベースメンテナンス画面9のよ
うに表示される。
【0102】メンテナンスは、図9(b)に示すよう
に、管理グループ名称表示入力エリア9bに追加変更す
る管理グループ名称を入力し、追加変更を行う管理グル
ープに対応する登録指定エリア9cのチェックボックス
をチェックした後、更新ボタン9dを押すことで管理物
質データベース105の管理グループ名称データベース
202の更新を行うことができる。
【0103】なお、管理グループ名称データベースメン
テナンス画面11の処理は管理グループメンテナンス処
理部113で処理が行われる。
【0104】図10に本発明の実施形態における管理グ
ループメンテナンス処理部113で行われる処理のフロ
ー図を示す。
【0105】まず、ステップ10aにおいて現状登録さ
れている管理グループ名称を表示する。
【0106】現状登録されている状態が図11(a)に
示す管理グループ名称データベース202aの場合を例
にとり説明する。
【0107】管理グループ名称302は、図11(a)
の管理グループ名称データベース202aのように登録
されている。管理グループ名称データベース202aの
管理グループ名称No.301のデータを図9(a)に示
す管理グループ名称No.表示エリア9aに1レコード目
から順に表示し、管理グループ名称データベース202
aの管理グループ名称302のデータを図9(a)に示
す管理グループ名称表示入力エリア9bに1レコード目
から順に表示することで図9(a)に示すような表示と
なる。
【0108】次に、ステップ11bにおいて、更新デー
タの取り込みを行う。
【0109】更新前の登録状態は、図11(a)に示す
管理グループ名称データベース202aの状態である。図1
1(a)の状態では管理グループ名称は“環境庁”及び
“経団連”が登録されている。図11(b)では、新し
く“自主規制対象”の管理グループを追加した場合の例
を示す。図9(b)に示す管理グループ名称登録画面の
うち、管理グループ名称No.表示エリア9aの3レコー
ド目に対応する管理グループ名称表示入力エリア9bに
“自主規制対象”の管理グループ名称を入力し、追加変
更を行う管理グループに対応する登録指定エリア9cの
チェックボックスをチェックした後、更新ボタン9dを
押すことで更新データを取りこむ。取りこむ更新データ
は管理グループ名称No.が“3”、管理グループ名称が
“自主規制対象”として取り込まれる。
【0110】最後に、ステップ10cにおいて、ステッ
プ10bで取り込んだデータに基づき更新指定のあった
管理グループ名称を更新する。処理としては、管理グル
ープデータベース202aに対して取り込んだデータの
管理グループ名称No.に対応するレコードの管理グルー
プ名称302に取り込んだ管理グループ名称“自主規制
対象”を記憶する。その結果、図11(b)に示す管理
グループ名称データベースの登録内容となる。
【0111】図12(a),(b)に本発明の実施の形
態であるータベース105の管理物質一覧データベース
201のメンテナンス画面の一例を示す。図12(a)
は、管理物質検索画面12aを示し、図12(b)は管
理物質登録画面12eを示す。
【0112】なお、図12(a),(b)は、新しい物
質“ケイフッ化亜鉛”を管理グループ名称“自主規制対
象”で管理することを追加する例である。
【0113】管理物質検索画面12aでは、物質名12
b、またはCAS番号12cの検索条件を入力し、検索
ボタン12dを押すことで検索を開始し、上記検索条件
にて管理物質データベース105の管理物質一覧データ
ベースを参照し、検索条件で指定した物質の登録状態を
図12(b)に示す管理物質一覧メンテナンス画面12
eのように表示する。
【0114】管理物質登録画面12eでは、検索条件で
指定した物質がどの管理グループで管理対象となってい
るかを表示する。管理グループ名称表示エリア12fに
管理グループ名称を表示し、管理対象となっている場合
は、管理グループ名称に対応する管理対象表示エリア1
2gのチェックボックスがチェックされており、チェッ
クされていなければ管理対象外であることを意味する。
【0115】また、物質が各管理グループで管理対象と
するか管理対象外とするかの指定は管理グループ名称表
示エリア12fの管理グループ名称に対応する管理対象
表示エリア12gのチェックボックスをチェックするこ
とで管理対象、チェックをはずすことで管理対象外の指
定を行った後に更新ボタン12hを押すことで、図4で
示した管理物質一覧データベース201を更新すること
ができる。
【0116】これらの管理物質登録画面の処理は、管理
物質一覧メンテナンス処理部114で処理が行われる。
【0117】図13に本発明の実施の形態である管理物
質一覧メンテナンス処理部114で行われる処理のフロ
ー図を示す。
【0118】以下、図13で示したフロー図の内容を図
12(a),(b)を例にとり説明する。
【0119】まず、ステップ13aにおいて、図12
(a)に示す管理物質検索画面12aを表示する。
【0120】次に、ステップ13bにおいて、図12
(a)に示す管理物質検索画面12aの物質名12b,
CAS番号12cで入力されたデータを検索ボタン12
dが押されたことで検索条件として取り込む。
【0121】次に、ステップ13cにおいて、ステップ
13bで取り込んだ検索条件に基づき、管理物質データ
ベース105の管理グループ名称データベース202及
び管理物質一覧データベース201を参照し、検索条件
で指定した物質がどの管理グループで管理対象となって
いるかを編集し、表示する。なお、管理グループは管理
グループ名称データベース202に登録されている管理
グループ名称302の名称を管理グループ名称表示エリ
ア14fに表示する。また、検索条件で指定した物質が
どの管理グループで管理対象となっているかの編集は、
検索条件で指定された物質名及びCAS番号を検索キー
として管理物質一覧データベース201の物質名402
とCAS番号403が一致するレコードの管理物質グル
ープ名称404からデータを取り出し編集する。
【0122】次に、ステップ13dにおいて、更新デー
タを取りこむ。更新データは図12(b)で示した管理
対象表示エリア12gのチェックボックスで管理対象の
指定をした管理グループ名称を取り込み、管理グループ
名称データベース202から管理グループ名称No.に変
換した上で、物質名,CAS番号,管理グループ名称N
o.の組で取り込む。
【0123】ステップ13eにおいて、ステップ13d
で取り込んだ物質名,CAS番号,管理グループ名称N
o.のデータに基づいて管理物質一覧データベース201
に物質の登録を行う。
【0124】登録は管理物質一覧データベース201に
物質名,CAS番号,管理グループ名称No.と同じデー
タが存在しない場合に登録を行う。登録を行う際に管理
物質一覧データベース201中の物質コードは同じ物質
名が既に管理物質一覧データベース201に存在する場
合は該当レコードの物質コードを使用し、存在しない場
合は重複しない新しいコードを割り付ける。
【0125】図14は、以上説明した新しい物質“ケイ
フッ化亜鉛”を管理グループ名称“自主規制対象”で管
理することを追加した場合における更新前後の管理物質
一覧データベース201の状態を示したものである。登
録前の管理物質一覧データベースを201a、登録後の
状態を管理物質一覧データベースを201bに示す。
【0126】図15(a),(b)は、既に登録済みの
物質の管理対象を変更する例を示す。図15(a)は管
理物質検索画面を示し、図15(b)は管理物質登録画
面を示す。
【0127】図15(a)に示した管理物質検索画面1
5aより、物資名として“亜鉛化合物”を検索条件とす
る。図15(b)は、検索条件に基づく管理物質登録画
面を示し、変更前の亜鉛化合物の管理グループが“環境
庁”と“経団連”であったものを、管理グループに“自
主規制対象”を追加した例を示す。この追加は、管理対
象15gのチェックボックスにチェックすることで行わ
れる。
【0128】図16は、塩化亜鉛,酸化亜鉛について、
管理グループに“自主規制対象”を追加した場合の更新
前後における管理物質一覧データベース201の状態を
示し、更新前の管理物質一覧データベースを201c,
更新後の管理物質一覧データベースを201dとして示
す。
【0129】図17は、図16で示した更新後のデータ
ベース201dの内容について、図17(a)に示す管
理物質検索画面に基づき、図17(b)に示す管理物質
一覧画面を検索した結果を示す。
【0130】次に、図1で示した化学物質総合管理シス
テムにおけるデータ入力処理部103,プロセス集計処理部
107,評価計算処理部108、及び総合集計処理部1
09の各処理部の処理フローを図18,図19,図2
0、及び図21を用いて説明する。
【0131】図18は、データ入力処理部103の処理
フローを示す。
【0132】データ入力処理部103は、資材購入帳票
や在庫管理帳票から材料の投入や購入に関する情報を読
み込む。ここでは一例として、ステップ18aにおい
て、材料の購買実績レコードを読み込むことから始め
る。
【0133】次に、ステップ18bにおいて、ステップ
18aで読み込んだ材料の購買実績レコードの中から日
付を特定する。購買実績には、西暦か和暦を意味するデ
ータフィールドが存在するので、そのデータを取り出し
て西暦に変換する。
【0134】次に、ステップ18cにおいて、ステップ
18aで読み込んだ材料の購買実績レコードから材料の
投入された質量を特定する。
【0135】次に、ステップ18dにおいて、ステップ
18aで読み込んだ材料の購買実績レコードから発注者
名などを利用して材料が投入されたプロセスを特定す
る。
【0136】最後に、ステップ18eにおいて、これら
一連の結果をプロセス投入量レコードとして結果データ
ベース110に格納する。読み込んだ元データへのリン
ク情報、すなわちプロセスに投入された材料から遡って
材料の購買実績レコードのデータまでの各データへのリ
ンク情報も併せて格納する。
【0137】図19は、プロセス集計処理部107の処
理フローを示す。
【0138】まず、ステップ19aにおいて、結果デー
タベース110に格納されているデータからプロセス投
入結果レコードを取り出し、プロセスに投入された材料
の質量を読み出す。
【0139】次に、ステップ19bにおいて、材料組成
データベース104からステップ19aで読み出した材
料の成分の組成を検索し、管理物質毎の取扱量に換算す
る。その際、材料の投入量が質量がkgの単位になってい
るので、質量パーセントで収納された成分組成と掛け算
し、管理物質の取扱量をkgの単位で求める。
【0140】最後に、ステップ19cにおいて、ステッ
プ19bで求めた結果を示す物質取扱量レコードと、読
み込んだ元データへのリンク情報とを併せて結果データ
ベース110に格納する。
【0141】図20は、評価計算処理部108の処理フ
ローを示す。
【0142】まず、ステップ20aにおいて、結果デー
タベース110から物質取扱量レコードを取り出して、
プロセスに投入された管理物質毎の質量を読み出す。
【0143】次に、ステップ20bにおいて、排出係数
データベース106から管理物質毎のプロセスの排出移
動係数を読み出す。
【0144】次に、ステップ20cにおいて、管理物質
データベース105から管理物質の物性(例えば、換算
係数等)を読み出す。
【0145】次に、ステップ20dにおいて、プロセス
の大気,水域,土壌への排出量、または製品への移動
量,廃棄物としての移動量を計算する。排出移動係数
は、投入物質と排出移動物質の比率を示した数値である
から、物質の投入量に排出移動係数を掛けると、各々の
排出移動先への排出移動量を計算できる。なお、物質が
金属塩等の場合には、排出物質として純粋な金属元素を
必要とするので、管理物質データベース105に格納さ
れている物性データを用い、更に換算する。
【0146】最後に、ステップ20eにおいて、排出移
動レコードを読み込んだ元レコードへのリンク情報とを
結果データベース110に格納する。
【0147】なお、結果データベース110に排出移動
レコードを格納する際、管理物質データベース105の
データベースに従い、当該管理物質に対し識別情報が付
され、同じ管理グループ名称に属する管理物質は同じ管
理グループ名称No.を持たせる。
【0148】図21は、総合集計処理部109の処理フ
ローを示す。
【0149】まず、ステップ21aにおいて、指定され
た集計範囲、例えば、職場,部,課,ライン,工程,工
場,事業所,事業グループ,地域等に該当するプロセス
群を指定する。
【0150】次に、ステップ21bにおいて、指定され
た期間、例えば、2000年4月1日から2000年5
月31日におけるステップ21aで特定したプロセス群
の排出移動レコードを結果データベース110から読み
出す。
【0151】次に、ステップ21cにおいて、指定され
た管理物質グループ、例えば、環境庁指定管理物質の排
出移動レコードのみを取り出す。
【0152】次に、ステップ21dにおいて、これらの
レコードを集計する。
【0153】次に、ステップ21eにおいて、管理物質
について、同じ管理グループ名称No.を持つ指定物質の
レコードを集計する。
【0154】最後に、ステップ21eにおいて、集計結
果のレコードとこの集計結果のレコードから読み込んだ
元レコードへのリンク情報を結果データベース110に
格納する。
【0155】図22に、本発明の実施の形態である化学
物質総合管理システムの系統構成例を示す。
【0156】統括管理部署に専用サーバ計算機1101
を設置し、図1に示したデータベースと処理部の全て格
納する。例えば、社内ネットワーク1102をこの専用
サーバ計算機1101に接続することにより、社内の様
々な工場・事業所における様々な部署のコンピュータ1
103にて全ての機能を活用可能とする。
【0157】なお、社内ネットワーク1102はあくま
で一例であり、例えば、インターネットを介しても同様
の機能が達成できる。
【0158】また、社外の汎用データ提供サイト110
5に、図1に示した各データベースを置き、インターネ
ット1104を介してこれに接続することで、専用サー
バ計算機1101に格納しきれない広い範囲のデータ
や、頻繁に改訂されるデータについても活用が可能とな
る。
【0159】なお、汎用データ提供サイト1105から
インターネット1104及び社内ネットワーク1102
を介して、専用サーバ計算機1101に対し、MSDS
データ,材料組成データ,管理物質データ,排出係数デ
ータを配信し、更新することもできる。
【0160】図23に、本発明の実施の形態における化
学物質総合管理システムを利用したビジネス形態の一例
を示す。1106に示すアウトソーシング会社の専用サ
ーバに、図1に示した各データベースを置き、インター
ネット1108を介して化学物質管理企業1107に接
続することで、化学物質管理企業1107はアウトソー
シング会社の専用サーバに格納されているデータベース
を用いて管理物質の排出移動量を算出することができ
る。
【0161】なお、化学物質管理企業1107がアウト
ソーシング会社の専用サーバに格納されているデータベ
ースを用いて管理物質の排出移動量を算出するプロセス
は、データベースがアウトソーシング会社の専用サーバ
に格納されているデータベースを利用すること以外は、
図1を用いて説明した化学物質総合管理システムにおけ
るものと同様である。
【0162】図24は、図23で示したビジネス形態の
一例を実行するための処理フローである。まず、24a
に示すように、化学物質管理企業は、コンピュータを介
して契約先のアウトソーシング会社の専用サーバにイン
ターネットを介してアクセスする。もちろん、インター
ネットは一例であり、専用回線等を介してアクセスする
ものであってもよい。
【0163】次に、24bに示すように、アウトソーシ
ング会社は、アクセスしてきた化学物質管理企業との契
約に基づき、サーバに格納されている各種データベース
へのアクセスを化学物質管理企業に対して許可する。
【0164】そして、24cに示すように、化学物質管
理企業は、工程に投入される材料の種類と量を示すデー
タをコンピュータに入力し、アウトソーシング会社の各
種データベースに基づいて、管理物質の排出移動量を算
出することになる。
【0165】ここで、アウトソーシング会社の持つ管理
物質データベースに格納されているデータには、管理が
必要な物質に対して、いずれの管理グループに基づき管
理が必要であるかという識別情報を付されるようになっ
ているので、化学物質管理企業が所定の管理グループに
基づいて管理物質を集計するにあたっても、識別情報に
基づいて集計することにより所定の管理グループの指定
する管理物質を集計できるものである。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、第一番目の発明に
よれば、管理物質の排出移動量の集計にあたって、管理
物質を管理グループ毎に集計できる化学物質総合管理シ
ステムを提供することができる。
【0167】また、第二番目の発明によれば、管理物質
の排出移動量の集計にあたって、管理物質を管理グルー
プ毎に集計できる化学物質総合管理方法を提供すること
ができる。
【0168】また、第三番目の発明によれば、各種デー
タベースを備えたサーバと、ネットワークを介して前記
サーバに接続されたコンピュータとからなるシステムで
あって、前記サーバに、管理物質を管理グループ毎に集
計できるデータテーブルを備えた化学物質総合管理シス
テムを提供することができる。
【0169】また、第四番目の発明によれば、管理物質
を管理グループ毎に集計できるデータベースを提供する
化学物質総合管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における化学物質総合管理
システムの構成図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態である
化学物質総合管理システムにおける各データベースのデ
ータ構造例の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における管理物質の取扱例
の概念図である。
【図4】管理物質データベースの構造例の概念図であ
る。
【図5】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は管
理物質一覧画面である。
【図6】管理物質一覧画面表示処理のフロー図である。
【図7】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は管
理物質一覧画面である。
【図8】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は管
理物質一覧画面である。
【図9】(a)は管理グループ名称データベース画面で
あり、(b)は管理グループ名称登録画面である。
【図10】管理グループメンテナンス処理のフロー図で
ある。
【図11】(a),(b)は、更新前後の管理グループ
名称データベース構造の概念図である。
【図12】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は
管理物質登録画面である。
【図13】管理物質一覧メンテナンス処理のフロー図で
ある。
【図14】更新前後の管理物質一覧データベースと管理
グループ名称データベースである。
【図15】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は
管理物質登録画面である。
【図16】更新前後の管理物質一覧データベースと管理
グループ名称データベースである。
【図17】(a)は管理物質検索画面であり、(b)は
管理物質一覧画面である。
【図18】データ入力処理部の処理のフロー図である。
【図19】プロセス集計処理部の処理のフロー図であ
る。
【図20】評価計算処理部の処理のフロー図である。
【図21】総合集計処理部の処理のフロー図である。
【図22】本発明の実施の形態における化学物質総合管
理システムの系統構成図である。
【図23】本発明の実施の形態における化学物質総合管
理システムを利用したビジネス形態の一例である。
【図24】図23で示したビジネス形態の一例を実行す
るためのビジネスフロー図である。
【符号の説明】
101…調査処理部、102…MSDSデータベース、
104…材料組成データベース、105…管理物質デー
タベース、106…排出係数データベース、107…プ
ロセス集計処理部、108…評価計算処理部、109…
総合集計処理部、110…結果データベース、111…
結果表示処理部、112…管理物質一覧表示処理部、1
13…管理グループメンテナンス処理部、114…管理
物質一覧メンテナンス処理部、201…管理物質一覧デ
ータベース、202…管理グループ名称データベース、
203…物性データベース、1101…専用サーバ、1
102…社内ネットワーク、1103…コンピュータ、
1104…インターネット、1105…汎用データ提供
サイト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 (72)発明者 大野 田香子 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 (72)発明者 松井 哲也 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 5B049 BB07 DD05 EE01 FF03 FF09 GG04 GG07 5B075 MM11 MM21 PP22 PQ02 PQ15 PQ46

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
    先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
    としてデータベース化した排出係数データベースとを備
    え、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量を
    示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成する
    物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出す
    る化学物質総合管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質に対し
    て、いずれの管理グループに基づき管理が必要であるか
    という識別情報を付し、データテーブルとして格納され
    ていることを特徴とする化学物質総合管理システム。
  2. 【請求項2】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い注
    意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデータ
    ベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出移
    動先における当該物質の重量比率データを排出係数デー
    タとしてデータベース化した排出係数データベースとを
    備え、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量
    を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成す
    る物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出
    する化学物質総合管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質に対し
    て、いずれの管理グループに基づき管理が必要であるか
    という識別情報を付し、データテーブルとして格納され
    ていることを特徴とする化学物質総合管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1或いは請求項2に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理グループは、国,自治体、或いは所定の団体を
    含むことを特徴とする化学物質総合管理システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の化学物質総合管理システ
    ムにおいて、 前記管理グループは、自主管理規制を含むことを特徴と
    する化学物質総合管理システム。
  5. 【請求項5】請求項1或いは請求項2に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理物質データベースに格納されているデータテー
    ブルは、前記管理が必要な物質、或いは管理グループを
    検索条件として該管理が必要な物質と当該物質の管理グ
    ループの関係を行と列に対応させた一覧画面で表示させ
    る機能を有することを特徴とする化学物質総合管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1或いは請求項2に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理物質データベースに格納されているデータテー
    ブルは、書き換え可能に構成されていることを特徴とす
    る化学物質総合管理システム。
  7. 【請求項7】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
    先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
    としてデータベース化した排出係数データベースとを備
    えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接続
    可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総合
    管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質に対し
    て、いずれの管理グループに基づき管理が必要であるか
    という識別情報を付し、データテーブルとして格納され
    ており、 前記コンピュータにプロセスで投入される材料或いは製
    品の種類と量を示すデータを入力すると前記サーバに備
    えられている前記各データベースのデータに基づいて当
    該材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に排出さ
    れる量を示すデータを算出し、前記管理グループ毎に集
    計できる化学物質総合管理システム。
  8. 【請求項8】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い注
    意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデータ
    ベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出移
    動先における当該物質の重量比率データを排出係数デー
    タとしてデータベース化した排出係数データベースとを
    備えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接
    続可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総
    合管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質に対し
    て、いずれの管理グループに基づき管理が必要であるか
    という識別情報を付し、データテーブルとして格納され
    ており、 前記コンピュータにプロセスで投入される材料或いは製
    品の種類と量を示すデータを入力すると前記サーバに備
    えられている前記各データベースのデータに基づいて当
    該材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に排出さ
    れる量を示すデータを算出し、前記管理グループ毎に集
    計できる化学物質総合管理システム。
  9. 【請求項9】請求項7或いは請求項8に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理グループは、国,自治体、或いは所定の団体を
    含むことを特徴とする化学物質総合管理システム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の化学物質総合管理シス
    テムにおいて、 前記管理グループは、自主管理規制を含むことを特徴と
    する化学物質総合管理システム。
  11. 【請求項11】請求項7或いは請求項8に記載の化学物
    質総合管理システムにおいて、 前記管理物質データベースに格納されているデータテー
    ブルは、前記管理が必要な物質、或いは管理グループを
    検索条件として該管理が必要な物質と当該物質の管理グ
    ループの関係を行と列に対応させた一覧画面で表示させ
    る機能を有することを特徴とする化学物質総合管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】請求項7或いは請求項8に記載の化学物
    質総合管理システムにおいて、 前記管理物質データベースに格納されているデータテー
    ブルは、書き換え可能に構成されていることを特徴とす
    る化学物質総合管理システム。
  13. 【請求項13】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移
    動先における当該物質の重量比率データを排出係数デー
    タとしてデータベース化した排出係数データベースとを
    用いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と
    量を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成
    する物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算
    出する化学物質総合管理方法であって、 前記プロセスで投入される材料或いは製品を構成する物
    質の排出移動先に排出される量を、当該物質の管理を要
    求する管理グループ毎に集計する化学物質総合管理方
    法。
  14. 【請求項14】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い
    注意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデー
    タベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出
    移動先における当該物質の重量比率データを排出係数デ
    ータとしてデータベース化した排出係数データベースと
    を用いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類
    と量を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構
    成する物質の排出移動先に排出される量を示すデータを
    算出する化学物質総合管理方法であって、 前記プロセスで投入される材料或いは製品を構成する物
    質の排出移動先に排出される量を、当該物質の管理を要
    求する管理グループ毎に集計する化学物質総合管理方
    法。
  15. 【請求項15】請求項13或いは請求項14に記載の化
    学物質総合管理方法において、 前記管理グループは、国,自治体、或いは所定の団体を
    含むことを特徴とする化学物質総合管理方法。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の化学物質総合管理方
    法において、 前記管理グループは、自主管理規制を含むことを特徴と
    する化学物質総合管理方法。
  17. 【請求項17】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースであって該管理が必
    要な物質に対していずれの管理グループに基づき管理が
    必要であるかという識別情報を付したデータテーブルと
    して格納されている管理物質データベースと、物質毎の
    排出移動先における当該物質の重量比率データを排出係
    数データとしてデータベース化した排出係数データベー
    スとを備えたサーバをネットワークを介して接続可能に
    構成し、該サーバに備えられている各データベースを化
    学物質管理を行う者に提供することを特徴とする化学物
    質総合管理方法。
  18. 【請求項18】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースであって該管理が必
    要な物質に対していずれの管理グループに基づき管理が
    必要であるかという識別情報を付したデータテーブルと
    して格納されている管理物質データベースと、材料の取
    り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)
    をデータベース化したMSDSデータベースと、物質毎
    の排出移動先における当該物質の重量比率データを排出
    係数データとしてデータベース化した排出係数データベ
    ースとを備えたサーバをネットワークを介して接続可能
    に構成し、該サーバに備えられている各データベースを
    化学物質管理を行う者に提供することを特徴とする化学
    物質総合管理方法。
  19. 【請求項19】請求項17或いは請求項18に記載の化
    学物質総合管理方法において、 前記管理グループは、国,自治体、或いは所定の団体を
    含むことを特徴とする化学物質総合管理方法。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の化学物質総合管理方
    法において、 前記管理グループは、自主管理規制を含むことを特徴と
    する化学物質総合管理方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000029900A (ja) * 1998-07-14 2000-01-28 Hitachi Ltd 成分データベース、成分データベースの検索方法および成分データベースシステム
JP2000137747A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Toshiba Corp 化学物質管理システムおよび同化学物質の管理方法並びに記録媒体

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