JP2004030433A - 土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法 - Google Patents

土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークを利用して排出土壌に適した処分計画を短期間で作成して提案することにより、排出土壌を適切に処分することができる土壌処分計画装置を提供することを課題としている。
【解決手段】通信ネットワークを介して各種の通信端末との間でデータを送受信する土壌処分計画装置1であって、受入側通信端末10から送信された受入データを格納する受入データ格納手段3と、排出側通信端末20から送信された排出データを調査側通信端末30に送信し、汚染調査を要求する調査要求手段5と、排出土壌を受入可能な受入データを格納手段3から抽出し、排出土壌の処分計画を作成する処分計画作成手段7と、処分計画を受入側通信端末10及び排出側通信端末20に送信し、処分計画を提案する処分計画提案手段8とから構成されることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを利用した土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設現場から排出される土壌(以下、「建設発生土」という)は、可能な限り再利用することが環境保全の観点から好ましい。そのため、建設発生土の排出量、排出場所、汚染状態等に適した処分計画を作成し、建設発生土を有効に再利用することが望まれている。
従来、建設発生土の処分計画を作成する場合には、建設会社及びその関連会社から得られた建設発生土の処分に関する情報に基づいて、処分対象となる建設発生土の量、排出場所、汚染状態等に適した処分計画を作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の建設発生土の処分計画の作成では、以下の問題が存在している。
建設発生土の処分計画を作成する際に、建設会社内又はその関連会社など、特定のグループや特定の地域から得られる建設発生土の処分に関する情報を利用した場合には、情報量が少ないため、処分対象となる建設発生土に適した処分計画を作成することが非常に困難である。
また、特定のグループ以外から情報を得る場合であっても、各グループ間の手続きが煩雑になるため、処分計画の作成に係る期間が長くなってしまう。
【0004】
したがって、従来の建設発生土の処分計画の作成では、処分対象となる建設発生土の適切な処分方法が存在するにも係らず、その情報を得ることが困難であるため、建設発生土が適切に処分されず、環境に影響を与えてしまう場合があるという問題が存在している。特に、汚染された建設発生土が適切に処分されない場合には、環境に多大な影響を与えてしまう。
さらに、複数の人手により排出土壌の処分計画が作成された場合には、作成者ごとに環境に対する基準が変動してしまう可能性があるため、土壌の処分による環境への影響を統一された基準で抑制することができないという問題が存在している。
【0005】
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、通信ネットワークを利用して排出土壌に適した処分計画を短期間で作成して提案することにより、排出土壌を適切に処分することができる土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、通信ネットワークに接続可能な通信手段を備え、通信ネットワークを介して各種の通信端末との間でデータを送受信することにより、土壌の処分計画を提案する土壌処分計画装置であって、
受入側通信端末から送信された土壌の受入に関する受入データを格納する受入データ格納手段と、
排出側通信端末から送信された排出土壌に関する排出データを調査側通信端末に送信し、排出土壌の汚染調査を要求する調査要求手段と、
調査側通信端末で作成された調査結果に基づいて処理された排出土壌を受入可能な受入データを、受入データ格納手段から抽出し、排出土壌の処分計画を作成する処分計画作成手段と、
処分計画を受入側通信端末及び排出側通信端末に送信し、処分計画に示された排出土壌の処分を提案する処分提案手段とから構成されることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、通信ネットワークを介して各種の通信端末との間でデータを送受信することにより、土壌の処分計画を提案する土壌処分計画方法であって、
受入側通信端末から送信された土壌の受入に関する受入データを格納する受入データ格納段階と、
排出側通信端末から送信された排出土壌に関する排出データを調査側通信端末に送信し、排出土壌の汚染調査を要求する調査要求段階と、
調査側通信端末で作成された調査結果に基づいて処理された排出土壌を受入可能な受入データを、受入データ格納手段から抽出し、排出土壌の処分計画を作成する処分計画作成段階と、
処分計画を受入側通信端末及び排出側通信端末に送信し、処分計画に示された排出土壌の処分を提案する処分提案段階とを含むことを特徴としている。
【0008】
ここで、排出土壌とは、所定の場所から排出される土壌であり、例えば、建設現場を掘削することにより発生する建設発生土である。
また、通信端末とは、パーソナルコンピュータ等の通信機器であり、データを画像又は音声に変換して表示する手段を備えるものである。
さらに、通信ネットワークとは、コンピュータネットワーク等のネットワークであり、通信回線を介して各種の通信端末を接続し、各種の通信端末の間でデータ交換を可能にするものである。
【0009】
また、排出土壌を受入可能な受入データの抽出は、予め設定された項目ごとに排出土壌のデータと受入データとを照合させ、その適合性を評価することにより抽出する受入データを決定するように構成してもよい。
【0010】
この発明によれば、通信ネットワークを利用して土壌処分に関するデータを収集するため、特定のグループや特定の地域に限定されることなく、最新のデータを幅広く収集して管理し、処分対象となる排出土壌に適した処分計画を短期間に作成して提案することができる。したがって、排出土壌を可能な限り再利用して環境への影響を抑制することができる。
また、通信ネットワークを利用することにより、土壌処分に関するデータの収集が簡易化され、処分対象となる排出土壌に適した処分計画を容易に作成することができるため、排出土壌の処分計画の作成に係る費用を少なくすることができる。
さらに、土壌の処分計画の作成において作成基準が変動しないため、土壌の処分による環境への影響を統一された基準で抑制することができる。これは環境保全において非常に有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0012】
この実施形態では、本発明の土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法を用いて建設現場から排出される建設発生土の処分計画を作成する場合を例として説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画装置を含むシステム構成図である。図2は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画装置を含む構成図である。
【0014】
まず、本発明の実施形態に係る土壌処分計画装置の構成について説明する。
土壌処分計画装置1は、図1に示すように、コンピュータネットワークAに接続可能な通信手段(図示せず)を備えており、コンピュータネットワークAに接続することにより、建設発生土を受入れる受入業者の受入側通信端末10と、建設発生土を排出する排出業者の排出側通信端末20と、建設発生土の汚染状態を調査する汚染調査業者の調査側通信端末30と、建設発生土の汚染を処理する汚染処理業者の汚染処理側通信端末40と、金融機関50との間でデータを送受信し、そのデータを用いて建設発生土の処分計画を作成するものである。
【0015】
また、土壌処分計画装置1は、図2に示すように、登録管理手段2と、受入データ格納手段3と、排出データ格納手段4と、調査要求手段5と、汚染処理対応手段6と、処分計画作成手段7と、処分計画提案手段8とを備え、建設発生土の処分計画を表示可能なモニタ(図示せず)が接続されている。
【0016】
次に、土壌処分計画装置1の各構成要素について説明する。
登録管理手段2は、土壌処分計画装置1の利用者を管理するとともに、受入業者ごとの建設発生土の受入に関する受入データ及び、排出業者ごとの建設発生土の排出に関する排出データを作成するものである。この登録管理手段2では、土壌処分計画装置1を予め登録された利用者のみが利用可能となるように管理している。
【0017】
ここで、利用者の登録について説明する。まず、土壌処分計画装置1の利用に必要となる事項が記入された利用申込書が、受入側通信端末10及び排出側通信端末20から土壌処分計画装置1の登録管理手段2に送信される。土壌処分計画装置1の利用に必要となる事項とは、利用者である受入業者及び排出業者の住所やクレジットカード番号等であり、各項目から土壌処分計画装置1の管理者が審査し、審査を通過した場合には、登録管理手段2から受入側通信端末10及び排出側通信端末20にID番号が送信される。そして、受入業者及び排出業者は、建設発生土の受入希望又は排出希望に関する情報が示された受入申込書及び排出申込書とともに、ID番号を土壌処分計画装置1に送信し、登録管理手段2でID番号が認証されることにより、土壌処分計画装置1を利用可能となる。なお、ID番号は定期的に変更して土壌処分計画装置1の不正使用を防止することが好ましい。
【0018】
なお、受入業者の受入申込書には、受入可能な建設発生土の用途分類、受入量、受入場所、受入時期、注意事項が最低必要項目として入力されるように構成されている。ここで、注意事項とは、例えば、大型車が通行不可の道路が周囲に存在している場合など、特殊な制限が発生する事項である。さらに、用途分類とは、建設発生土を再利用する際の用途を示しており、例えば、表土、埋め戻し土、粘性土、砂、砕石(ぐり石、玉石)、その他の6種類に分類される。
また、排出業者の排出申込書には、排出される建設発生土の排出量、排出場所、排出時期、注意事項が最低必要項目として入力されるように構成されている。
【0019】
そして、登録管理手段2は、利用申込書とID番号から受入データ及び排出データを作成し、さらに、受入側通信端末10及び排出側通信端末20から送信された受入申込書及び排出申込書の内容を受入データ及び排出データに付加して更新する。
【0020】
受入データ格納手段3は、登録管理手段2で作成された受入データを格納して保存する手段である。
排出データ格納手段4は、登録管理手段2で作成された排出データを格納して保存する手段である。
【0021】
調査要求手段5は、排出業者の排出希望内容が含まれた排出データを、汚染調査業者の調査側通信端末30に送信して建設発生土の汚染状態及び用途分類の調査を要求し、汚染調査業者が調査した調査結果を受信する手段である。さらに、調査結果の内容を付加して排出データを更新する。
【0022】
汚染処理対応手段6は、建設発生土の汚染処理の手続きを行う手段である。具体的には、調査要求手段5の調査結果が汚染有の場合には、その調査結果を排出側通信端末20に送信し、建設発生土の汚染処理を実施するか否かの回答を求める。そして、排出側通信端末20からの回答が汚染処理を要求している場合には、排出データを汚染処理業者の汚染処理側端末40に送信する。これにより、汚染処理業者は建設発生土の汚染処理を実施する。さらに、汚染処理対応手段6は、汚染処理側端末40から処理完了の通知を受信し、排出データに処理完了の通知の内容を付加して更新する。
【0023】
処分計画作成手段7は、受入データ格納手段3から建設発生土を受入可能な受入データを抽出し、建設発生土の処分計画を作成する手段である。
ここで、建設発生土を受入可能な受入データの抽出は、予め設定された項目ごとに排出データと受入データを照合させ、全項目における適合性を評価することにより決定する。また、適合性の評価方法は、予め各項目ごとに評価指数を設定し、この評価指数を加算した値が大きくなる受入データを、適合性が高い受入データとして評価する。すなわち、評価指数が大きい項目が、適合性の評価において重要度の高い項目となる。
【0024】
なお、本実施形態における各項目の重要度は、建設発生土の用途分類、排出量と受入量、排出場所と受入場所、排出時期と受入時期、注意事項の順序で設定されている。排出側及び受入側の土壌の用途が一致することは、環境保護の観点などから最重要とされ、次に排出量と受入量が許容量内である必要があり、さらに、排出場所と受入場所が近隣であることが搬送費用を考慮すると好ましい。そして、排出と受入に適した時期を考慮し、注意事項を確認する。以上のようにして、各項目の重要度が設定されている。
【0025】
また、処分計画作成手段7は、予め土壌処分計画装置1に記録された地図データ(図示せず)を用いて、建設発生土を排出場所から受入場所に搬送する搬送経路を算出する。このとき、短い距離から5経路程度を算出し、可能な限り短い距離を採用することが好ましい。さらに、有料道路を利用する場合には、その料金や、一般道を利用した場合との比較も算出することが好ましい。そして、土壌処分計画装置1のオペレータは、算出された経路における物資の搬送に関する法令、規則、条例を確認し、建設発生土の搬送に支障がないことを確認した後に、建設発生土の搬送に適した経路を決定する。なお、搬送経路の算出は、既存の道路検索プログラムを用いて行われる。
【0026】
さらに、処分計画作成手段7は、排出データ、受入データ及び搬送経路データから構成される建設発生土の処分計画を作成する。
【0027】
処分計画提案手段8は、処分計画作成手段7で作成された処分計画を受入側通信端末10及び排出側通信端末20に送信し、処分計画に示された建設発生土の処分を提案する手段である。この処分計画提案手段8では、受入業者及び排出業者から処分計画を実施するか否かの検討結果を受信し、受入業者及び排出業者が実施可能であることが示された場合のみ、処分計画の成立の通知を受入業者及び排出業者に送信する。
【0028】
また、土壌処分計画装置1は、コンピュータネットワークAを利用して、各通信端末10,20,30,40との間で金融機関50を介して各種料金の請求、入金を行うように構成されている。
【0029】
次に、土壌処分計画装置1を用いた土壌処分計画方法について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の受入データ格納段階を示したフローチャートである。図4は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の調査要求段階を示したフローチャートである。図5は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の汚染処理対応段階を示したフローチャートである。図6は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の処分計画作成段階を示したフローチャートであり、(a)は汚染処理されていない建設発生土の場合、(b)は汚染されている建設発生土の場合である。図7は、本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の処分計画提案段階を示したフローチャートである。
【0030】
[受入データ格納段階]
まず、図2及び図3に示すように、土壌処分計画装置1の登録管理手段2から受入側通信端末10及び排出側通信端末20に利用申込書フォームを送信する(ステップS1)。
利用申込書フォームを受信した受入側通信端末10及び排出側通信端末20では、利用申込書フォームの項目に入力した後に(ステップS2)、利用申込書を土壌処分計画装置1の登録管理手段2に送信する(ステップS3)。
【0031】
続いて、土壌処分計画装置1の管理者は、利用申込書の内容に基づいて受入業者及び排出業者を審査し(ステップS4)、審査を通過した受入業者及び排出業者には、土壌処分計画装置1の登録管理手段2から金融機関50を介して受入側通信端末10及び排出側通信端末20に登録料金の請求書を送信する(ステップS5)。
請求書を受信した受入側通信端末10及び排出側通信端末20は(ステップS6)、金融機関50を介して土壌処分計画装置1の管理者に登録料金を入金する(ステップS7)。
また、土壌処分計画装置1の登録管理手段2では、入金を確認した後に(ステップS8)、ID番号と受入申込書及び排出申込書のフォームを受入側通信端末10及び排出側通信端末20に送信する(ステップS9)。そして、受入側通信端末10及び排出側通信端末20は、ID番号と受入申込書及び排出申込書のフォームを受信する(ステップS10)。
【0032】
さらに、土壌処分計画装置1の登録管理手段2は、利用申込書とID番号を用いて、受入業者ごとの建設発生土の受入に関する受入データを作成して受入データ格納手段3に格納する(ステップS11)。同様に、利用申込書とID番号を用いて、排出業者ごとの建設発生土の排出に関する排出データを作成して排出データ格納手段4に格納する(ステップS12)。
【0033】
また、受入側通信端末10では、受入申込書フォームの各項目を入力した後に(ステップS13)、受入申込書及びID番号を土壌処分計画装置1の登録管理手段2に送信する(ステップS14)。登録管理手段2では、送信されたID番号を認証した後に(ステップS15)、受入データ格納手段3に格納された受入データに受入申込書の内容を付加して更新する(ステップS16)。
【0034】
[調査要求段階]
次に、図2及び図4に示すように、排出側通信端末20では、排出申込書フォームの各項目を入力した後に(ステップS20)、排出申込書及びID番号を土壌処分計画装置1の登録管理手段2に送信する(ステップS21)。土壌処分計画装置1の登録管理手段2では、送信されたID番号を認証した後に(ステップS22)、送信されたID番号に対応する排出データを排出データ格納手段4から抽出し、排出データに排出申込書の内容を付加して更新する(ステップS23)。
【0035】
続いて、土壌処分計画装置1の調査要求手段5では、汚染調査業者の調査側通信端末30に排出データを送信して、建設発生土の汚染調査を要求する(ステップS24)。
排出データを受信した調査側通信端末30では、建設発生土を調査して、汚染状態と用途分類が示された調査結果を作成し(ステップS25)、この調査結果を土壌処分計画装置1の調査要求手段5に送信する(ステップS26)。
【0036】
また、土壌処分計画装置1の調査要求手段5では、調査結果を排出側通信端末20に送信するとともに、金融機関50を介して排出側通信端末20に調査料金の請求書を送信する(ステップS27)。さらに、排出データに調査結果の内容を付加して更新する(ステップS28)。
【0037】
ここで、汚染調査業者の調査結果において、建設発生土が汚染されていないと判定されている場合には、排出側通信端末20から金融機関50を介して、土壌処分計画装置1の管理者に調査料金を入金する(ステップS29)。そして、土壌処分計画装置1では、入金を確認した後に処分計画作成段階へ移行する(ステップ30)。
また、汚染調査業者の調査結果において、建設発生土が汚染されていると判定されている場合には、排出業者は汚染処理の要否を検討し(ステップS31)、その回答を土壌処分計画装置1の調査要求手段5に送信するとともに、金融機関50を介して土壌処分計画装置1の管理者に調査料金を入金する(ステップS32)。そして、土壌処分計画装置1では、汚染処理の回答を受信するとともに、調査料金の入金を確認する(ステップS33)。
【0038】
[汚染処理対応段階]
次に、図2及び図5に示すように、土壌処分計画装置1の汚染処理対応手段6では、汚染処理の回答を確認し(ステップS40)、排出業者が汚染処理を要求している場合には、汚染処理業者の汚染処理側通信端末40に排出データを送信して汚染処理を要求する(ステップS41)。排出データを受信した汚染処理業者は、建設発生土の汚染処理を実施した後に(ステップS42)、処理完了の通知を土壌処分計画装置1の汚染処理対応手段6に送信する(ステップS43)。また、排出業者が汚染処理を要求していない場合には、処分計画作成段階へ移行する(ステップS44)。
【0039】
処理完了の通知を受信した土壌処分計画装置1の汚染処理対応手段6は、排出側通信端末20に処理完了の通知と処理料金の請求書を送信するとともに(ステップS45)、排出データを汚染処理後のものに書き換えて更新する(ステップS46)。
また、排出側通信端末20は、処理完了の通知を確認した後に(ステップS47)、金融機関50を介して土壌処分計画装置1の管理者に処理料金を入金する(ステップS48)。そして、土壌処分計画装置1では、入金を確認した後に(ステップS49)、処分計画作成段階へ移行する(ステップS50)。
【0040】
[処分計画作成段階]
次に、処分計画作成段階について説明する。まず、汚染されていない建設発生土の場合について説明する。
図2及び図6(a)に示すように、土壌処分計画装置1の処分計画作成手段7は、予め設定された項目ごとに、受入データ格納手段3に格納された受入データと排出データを照合させ(ステップS60)、全項目における適合性を評価し(ステップS61)、評価指数が最大となる受入データを、建設発生土の受入に適した受入データとして抽出する(ステップS62)。続いて、処分計画作成手段7は、建設発生土の排出場所から、抽出した受入データにおける建設発生土の受入場所までの搬送経路を算出する(ステップS63)。
そして、建設発生土の排出データ、抽出された受入データ及び搬送経路データから構成される建設発生土の処分計画を作成する(ステップS64)。
【0041】
次に、汚染されている建設発生土の場合について説明する。
図2及び図6(b)に示すように、土壌処分計画装置1の処分計画作成手段7は、受入データ格納手段3に格納された受入データから汚染されている建設発生土を最終処分可能な受入データを抽出する(ステップS70)。続いて、処分計画作成手段7は、建設発生土の排出場所から、抽出した受入データにおける建設発生土の受入場所までの搬送経路を算出する(ステップS71)。
そして、排出データ、抽出された受入データ及び搬送経路データから構成される建設発生土の処分計画を作成する(ステップS72)。
【0042】
[処分計画提案段階]
次に、図2及び図7に示すように、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8は、受入側通信端末10及び排出側通信端末20に処分計画を送信して、処分計画に基づいた建設発生土の処分を提案する(ステップS80)。また、処分計画を受信した受入側通信端末10及び排出側通信端末20では、処分計画の実施を検討して検討結果を作成し(ステップS81)、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8に検討結果を送信する(ステップS82)。
続いて、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8では、受入側通信端末10及び排出側通信端末20の検討結果を確認し、両者が処分計画を実施可能である場合のみ、処分計画を成立とする(ステップS83)。
【0043】
また、受入業者又は排出業者の少なくとも一方が処分計画の実施を不可能とした場合には、処分計画が不成立となる(ステップS83)。この場合には、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8は、排出データを処分計画作成手段7に送り、評価指数が2番目に大きい受入データを用いて処分計画を作成する。この処分計画を処分計画提案手段8から受入側通信端末10及び排出側通信端末20に送信する(ステップS84)。処分計画を受信した受入側通信端末10及び排出側通信端末20では、処分計画の実施を検討した検討結果を作成し(ステップS85)、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8に検討結果を送信する(ステップS86)。
そして、土壌処分計画装置1の処分計画提案手段8では、受入側通信端末10及び排出側通信端末20の検討結果を確認し、両者が処分計画を実施可能である場合のみ、処分計画を成立とする(ステップS87)。
【0044】
なお、再度処分計画が不成立となった場合には、同様にして評価指数が大きい順に受入データを抽出して処分計画を作成し、受入業者及び排出業者に提案を繰り返す。しかしながら、受入データ格納手段3に格納された受入データにより、受入業者と排出業者が実施可能な処分計画を作成することができない場合には、受入データ格納手段3に新しい受入データが格納されるまで、排出データを排出データ格納手段4に格納して保存する(ステップS88)。そして、新しい受入データが格納された場合には、その受入データで処分計画を作成して受入業者及び排出業者に提案する。
【0045】
そして、処分計画が成立した場合には、土壌処分計画装置1から金融機関50を介して受入側通信端末10及び排出側通信端末20に、計画成立の通知と作成料金の請求書が送信される(ステップS89)。続いて、受入側通信端末10及び排出側通信端末20では、計画成立の通知を確認した後に(ステップS90)、金融機関50を介して土壌処分計画装置1の管理者に作成料金を入金する(ステップS91)。
最後に、土壌処分計画装置1では、入金された作成料金を確認して土壌処分計画方法を終了する(ステップS92)。
【0046】
以上、本発明の好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明の土壌処分計画装置及び土壌処分計画方法によれば、通信ネットワークを利用して土壌処分に関するデータを収集するため、特定のグループや特定の地域に限定されることなく、最新のデータを幅広く収集して管理し、処分対象となる排出土壌に適した処分計画を短期間に作成して提案することができる。したがって、排出土壌を可能な限り再利用して環境への影響を抑制することができる。また、通信ネットワークを利用することにより、土壌処分に関するデータの収集が簡易化され、処分対象となる排出土壌に適した処分計画を容易に作成することができるため、排出土壌の処分計画の作成に係る費用を少なくすることができる。
さらに、土壌の処分計画の作成において作成基準が変動しないため、土壌の処分による環境への影響を統一された基準で抑制することができる。これは環境保全において非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る土壌処分計画装置を含むシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る土壌処分計画装置を含む構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の受入データ格納段階を示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の調査要求段階を示したフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の汚染処理対応段階を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の処分計画作成段階を示したフローチャートであり、(a)は汚染処理されていない建設発生土の場合、(b)は汚染されている建設発生土の場合である。
【図7】本発明の実施形態に係る土壌処分計画方法の処分計画提案段階を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・土壌処分計画装置
2・・・・登録管理手段
3・・・・受入データ格納手段
4・・・・排出データ格納手段
5・・・・調査要求手段
6・・・・汚染処理対応手段
7・・・・処分計画作成手段
8・・・・処分計画提案手段
10・・・・受入側通信端末
20・・・・排出側通信端末
30・・・・調査側通信端末
40・・・・汚染処理側通信端末

Claims (2)

  1. 通信ネットワークに接続可能な通信手段を備え、前記通信ネットワークを介して各種の通信端末との間でデータを送受信することにより、土壌の処分計画を提案する土壌処分計画装置であって、
    受入側通信端末から送信された土壌の受入に関する受入データを格納する受入データ格納手段と、
    排出側通信端末から送信された排出土壌に関する排出データを調査側通信端末に送信し、前記排出土壌の汚染調査を要求する調査要求手段と、
    前記調査側通信端末で作成された調査結果に基づいて処理された前記排出土壌を受入可能な前記受入データを、前記受入データ格納手段から抽出し、前記排出土壌の処分計画を作成する処分計画作成手段と、
    前記処分計画を前記受入側通信端末及び前記排出側通信端末に送信し、前記処分計画に示された前記排出土壌の処分を提案する処分提案手段と、
    から構成されることを特徴とする土壌処分計画装置。
  2. 通信ネットワークを介して各種の通信端末との間でデータを送受信することにより、土壌の処分計画を提案する土壌処分計画方法であって、
    受入側通信端末から送信された土壌の受入に関する受入データを格納する受入データ格納段階と、
    排出側通信端末から送信された排出土壌に関する排出データを調査側通信端末に送信し、前記排出土壌の汚染調査を要求する調査要求段階と、
    前記調査側通信端末で作成された調査結果に基づいて処理された前記排出土壌を受入可能な前記受入データを、前記受入データ格納手段から抽出し、前記排出土壌の処分計画を作成する処分計画作成段階と、
    前記処分計画を前記受入側通信端末及び前記排出側通信端末に送信し、前記処分計画に示された前記排出土壌の処分を提案する処分提案段階と、
    を含むことを特徴とする土壌処分計画方法。
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