JP2006096394A - 酸素検知剤付き脱酸素剤用外装包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素検知機能付き脱酸素剤を脱気包装または真空包装して収納、保存する際に酸素検知剤の酸素検知機能を正常に保持して長期に保存することができる酸素検知剤付き脱酸素剤用外装包装袋を提供する。
【解決手段】(A)酸素バリア層、及び(B)最内層として熱可塑性樹脂からなる不織布層を有する、酸素バリア性多層フィルムからなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸素検知剤付き脱酸素剤を収納するための外装包装袋及び酸素検知剤付き脱酸素剤を充填包装してなる酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体に関する。
近年、食料品、医薬品、化粧品などの酸化しやすい物品やカビなどの微生物汚染、腐敗を受けやすい物品の手軽で確実な保存方法として、脱酸素剤を用いる方法が定着し、小袋状、シート状、フィルム状などの形態の脱酸素剤が工業的に製造されるようになった。これら脱酸素剤は、小袋状、シート状もしくはフィルム状などの脱酸素剤を一個ずつもしくは数個からなるベルトを集めて、または、多数の連包体(ウェブ)、ウェブを一定数量巻き取ったボビンもしくはロールごと、酸素バリア性フィルムにより包装されて保存、又は物流過程に供給される。
酸素バリア性フィルム中に収納し保存する脱酸素剤には多種に渡り、その中で酸素検知機能付き脱酸素剤が現在、広く拡販されている。
酸素検知機能付き脱酸素剤とは、例えば、意匠登録公報1159277号公報に記載があるように、小袋状又はシート状の脱酸素剤に酸素検知剤を添付して酸素検知部としたタイプのことで、商品と共に適用し、商品袋内が脱酸素状態となった際、酸素検知部の色彩が変化することにより、商品袋内雰囲気の酸素濃度を目視にて視認できる製品である。市販の酸素検知機能付き脱酸素剤(例えば、三菱ガス化学(株)製、商品名エージレスSAPE−A)は、酸素の存在する大気下では、酸素検知部が青色を示し、無酸素状態になると酸素検知部がピンク色を示す。
前記包装に使用される酸素バリア性フィルムとして、例えば、特許文献1には、脱酸素剤を収納してなる酸素バリヤー性フィルムからなる脱酸素剤の外装包装体であって、前記酸素バリヤー性フィルムが、(A)二軸延伸ポリプロピレン樹脂層、(B)結晶質ナイロンMXD6を含有する二軸延伸ポリアミド樹脂層、及び(C)シーラント樹脂層からなる多層フィルムであることを特徴とする脱酸素剤外装包装体が開示されている。
特開2002−292812号公報
酸素検知機能付き脱酸素剤を酸素バリア性フィルム中に収納し、特に強制脱気または真空脱気等による減圧状態にて保存すると、酸素検知部の色彩が変色し、又は無酸素状態を表示する機能を正常に保持できない場合があった。
本発明の目的は、酸素検知機能付き脱酸素剤を脱気包装または真空包装して収納、保存する際に関する以上のような問題点を解決するためになされたものである。
本発明者は、前記の課題を解決する方法を検討した結果、脱酸素剤を包装する酸素バリア性フィルムを用いて酸素検知機能付き脱酸素剤を収納し保存すると、フィルム最内層と酸素検知剤との密着により酸素検知機能付き脱酸素剤の酸素検知部が正常な色彩を保持できなくなること及びフィルム内側表面と酸素検知剤表面との密着の防止が有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、(A)酸素バリア層、及び(B)最内層として熱可塑性樹脂からなる不織布層を有する、酸素バリア性多層フィルムからなる酸素検知剤付き脱酸素剤用外装包装袋である。
また、(A)酸素バリア層と(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層が、(Ad)接着性ポリオレフィン樹脂を用いて押出しラミネーションする方法により積層されたことを特徴とする前記外装包装袋である。
さらに、前記外装包装袋に、酸素検知剤付き脱酸素剤を充填包装してなる酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体である。
充填包装される酸素検知剤付き脱酸素剤は、酸素検知剤を塗布した紙片もしくはプラスチック片を貼着した小袋状、シート状もしくはフィルム状の脱酸素剤の個体(バラ品)の集積、複数個の前記脱酸素剤からなる連包体(ウェブ)、または、前記連包体(ウェブ)を巻き取ったボビンもしくはロールである。
この構成によって、酸素検知機能付き脱酸素剤の酸素検知部が正常な色彩を保持できるよう改善できる外装包装袋が提供される。
本発明によって、保存後も酸素検知機能付き脱酸素剤の酸素検知部が正常な機能を保持できる脱酸素剤用外装包装袋が提供される。また、酸素検知機能の保存性が改善された、酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体が実現できる。かかる酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体は、酸素検知剤の酸素検知機能を正常に保持して長期に保存することができるので、物流過程に好適である。
本発明の酸素バリア性多層フィルムは、少なくとも(A)酸素バリア層、及び(B)最内層として熱可塑性樹脂からなる不織布層からなる積層フィルムである。
本発明で用いる(A)酸素バリア層とは、酸素バリア性を付与する層で、酸素が容器内に浸透するのを妨げる。酸素バリア層を構成する材料としては、1)一軸ないし二軸延伸された、PET等のポリエステルフィルム又はMXD6等のポリアミドフィルム、ビニルアルコール共重合体系フィルム、2)アルミニウム箔、3)一軸ないし二軸延伸されたPETフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィン系フィルムなどの延伸フィルム上にアルミニウム等の金属の薄膜を蒸着した金属蒸着プラスチックフィルム、4)一軸ないし二軸延伸されたPETフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィン系フィルムなどの延伸フィルム上に、酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を設けた無機化合物蒸着プラスチックフィルム、5)上記のプラスチックフィルムに塩化ビニリデン樹脂、無機層状化合物とポリビニルアルコール等の水溶性高分子の混合物等を適量塗工したバリア層コーティングプラスチックフィルムが好ましく使用できる。
好ましくは、一軸ないし二軸延伸された、PETフィルム、MXD6フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムが挙げられる。
更に、酸素バリア層を構成する材料は、単層として、または組み合わせて多層として用いることもできる。酸素バリア層を構成する材料は、無色透明性を確保できるものが好ましい。
本発明の(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層は、酸素バリア性多層フィルムの脱酸素剤と接する最内層として用いられ、表面に凹凸を有し、これにより脱酸素剤の酸素検知部と外装包装袋との密着を防止する機能を果たす層である。使用される不織布は、熱可塑性樹脂からなる繊維あるいはフィラメントを糸に加工することなく接着したシート、ウェブ又はバットのことである。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等が使用できる。例えば、線形低密度ポリエチレン(LLDPE)系不織布(出光ユニテック(株)製、商品名ストラテック、坪量30〜100g/m)、ポリエチレンテレフタレート系不織布(旭化成(株)製、商品名エルタス、坪量12〜100g/m)、複合系不織布(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレンの芯鞘構造;ユニチカ(株)製、商品名エルベス、坪量15〜100g/m)などが挙げられる。
本発明で使用する酸素バリア性多層フィルムに含まれる構成要素である(A)酸素バリア層、(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層の各層は、各層に対応するフィルムを個別に製造した後、層間を接着性樹脂または接着剤で貼り付けて製造される。その際の貼り付け(積層方法)としては、接着性樹脂層(Ad)を各層間に押出し積層する押出しラミネーション法、各層間もしくは一部に接着剤を塗布、圧着、乾燥するドライラミネーション法などが挙げられる。具体的には、A/B層間の積層方法としては、(A)酸素バリア層と(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層との直接の接着しにくく、しかも酸素バリア層はやや柔軟性に欠けるので、接着性樹脂層(Ad)を挟んで用いて押出しラミネーションする方法が、層間のクッション及び接着性改善の役割も兼ねるので、より好ましい。
(A)層、(B)層の各層は、接着性樹脂(Ad)を用い、これを各層間に押し出し積層する押し出しラミネーション法により積層することができる。
その際に使用される接着性樹脂(Ad)には、低密度ポリエチレン(LDPE)、線形低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体(EMMA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重合体(E−EA−MAH)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタアクリル酸共重合体(EMMA)、アイオノマー(ION)などのエチレン共重合体系樹脂が例示される他、変性ポリオレフィン系樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはエチレン系エラストマーに、アクリル酸もしくはメタアクリル酸などの一塩基性不飽和脂肪酸、または、マレイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸などの二塩基性脂肪酸の無水物を化学的に結合させたものが例示される。
本発明の外装包装袋材料は、少なくとも(A)酸素バリア層、及び(B)最内層として熱可塑性樹脂からなる不織布層を含む、酸素バリア性多層フィルムであり、さらに前記層以外の層を有する多層フィルムであってもよい。(A)酸素バリア層は、5〜100μmの範囲が機能的、価格的に好ましい。(B)熱可塑性樹脂からなる不織布の坪量は、5〜100g/mが好ましい。100g/m以上では、コスト高になる上、フィルムの総厚さが増して取扱い性が低下する。また、これらの各層間を接着させる接着性樹脂層(Ad)を使用する場合、その厚さは、1〜200μmの範囲、好ましくは10〜50μmが作業性、経済性、取扱い性の点で好ましい。
本発明の外装包装袋材料の製造方法としては、例えば、(A)/(Ad)/(B)の2種3層フィルムの場合、(A)酸素バリア層と(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層をロールで送りながら、その間を接着性樹脂層(Ad)を溶融押出して積層・接着して、多層包装材料が得られる。
本発明では、酸素検知機能付き脱酸素剤が本発明の外装包装袋からなる容器に密封包装される。具体的には、酸素検知剤を塗布した紙片もしくはプラスチック片を貼着した小袋状、シート状もしくはフィルム状の脱酸素剤を一個ずつ集めて、または、多数の脱酸素剤の連なった連包体(ウェブもしくはベルト)として、あるいは該ウェブを一定数量巻き取ったボビンもしくはロール等として、本発明の外装包装袋容器内に熱シール包装される。
外装包装材料は、通常、最内層同士を合わせ、各種の加熱融着方法、例えば、ヒートバーシール、インパルスシール、高周波シールなどの方法によってシールし、本発明の袋容器が得られる。そして、これに酸素検知剤付き脱酸素剤を収納して、所望により真空操作または脱気操作を行い、前記シール方法により密封して保存、又は物流過程に供される。酸素検知剤付き脱酸素剤を常圧状態にて包装した収納体においても本発明は効果を奏するが、真空操作または脱気操作を行って減圧状態にして酸素検知剤付き脱酸素剤を包装した収納体において本発明の効果が大きい。脱酸素剤としては水分依存型脱酸素剤及び自力反応型脱酸素剤が使用できるが、水分を含有している自力反応型脱酸素剤において本発明の効果が大きい。
本発明の外装包装袋に酸素検知剤付き脱酸素剤を充填包装して得られる酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体は、たとえ減圧状態にても、酸素検知部の色彩を保持し、かつ無酸素状態を表示する機能を正常に保持して長期に保存することができる。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。実施例で得られた多層フィルムまたは脱酸素剤外装包装袋の物理的性質は、以下の方法によって測定した。
<酸素検知機能付き脱酸素剤の保存性試験方法>
多層フィルムからなる外装包装袋材料を用いて、不織布層同士が対向するようにして熱シールにより製袋し、袋容器とし、これに酸素検知剤を塗布した紙片を貼着した小袋状の酸素検知機能付き自力反応型脱酸素剤200包を脱気しながら密封して酸素検知機能付き脱酸素剤の収納対を作成した。25℃下に保存し、保存14日後に酸素検知部の色彩の状態を目視にて観察し、評価した。保存後に酸素検知部の色彩が無酸素状態(雰囲気酸素濃度0.1%未満)を示すピンク色を示している状態が正常であり、酸素検知部が有酸素状態(雰囲気酸素濃度0.1%以上)を示す青色を示している状態を異常として判断した。その後、開封して、酸素検知部が青色に変色した場合が正常であり、青色に変色しない場合を異常として判断した。
実施例1
厚さ15μmの二軸延伸結晶質ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名MXナイロン6580)フィルムと片面に線形低密度ポリエチレン不織布(出光ユニテック(株)製、商品名ストラテックLC2030)を対向するように熱ロールで送り出しながら、その間に低密度ポリエチレン系接着性樹脂(三井化学(株)製、商品名ミラソン11P)を300℃で溶融押出しして、押出しラミネーション法によりMXD6/接着性樹脂/不織布=15μm/15μm/30μmの積層フィルムからなる外装包装材料を得た。得られた積層フィルムを用いて、上記の保存性試験方法により、酸素検知部の保存性を評価した。
表1より、保存14日経過後も酸素検知部の色彩がピンク色を示していた。また、開封後の酸素検知部の色彩は青色に変色した。よって、酸素検知部が正常な機能を保持していることが確認され、酸素検知機能付き脱酸素剤の保存性が良好であった。
実施例2
厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)(東セロ(株)製、商品名U−1)フィルムと片面に厚さ15μmの二軸延伸結晶質ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名MXナイロン6580)フィルムを対向するように熱ロールで送り出しながら、その間に低密度ポリエチレン系接着性樹脂(三井化学(株)製、商品名ミラソン11P)を300℃で溶融押出しして、押出しラミネーション法によりOPP/接着性樹脂/MXD6=20/15/15μmの積層フィルムを得た。次いで、得られたフィルムのMXD6側と(B)層として複合系不織布(ユニチカ(株)製、商品名エルベスT203WDO)とを対向して熱ロールで送りながら、その間に上記低密度ポリエチレン系接着性樹脂を押出しし、押出しラミネーション法により接着して、最終的にOPP/接着性樹脂/MXD6/接着性樹脂/不織布=20μm/15μm/15μm/15μm/20μmの3種5層の積層フィルムを作成した。得られた積層フィルムを用いて、上記の保存性試験方法により、酸素検知部の保存性を評価した。その結果を表1に示した。
表1より、保存14日経過後も酸素検知部の色彩がピンク色を示していた。また、開封後の酸素検知部の色彩は青色に変色した。よって、酸素検知部が正常な機能を保持していることが確認され、酸素検知機能付き脱酸素剤の保存性が良好であった。
実施例3
実施例2において、(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層としてポリエチレンテレフタラート系不織布(旭化成(株)製、商品名エステルE01025)を用い、実施例2と同様、ポリエチレン系接着性樹脂層(Ad)を用いて貼り合わせ、MXD6/接着性樹脂/不織布=15μm/15μm/30μmの3種5層の積層フィルムを作成した。得られた積層フィルムを用いて、上記の保存性試験方法により、酸素検知部の保存性を評価した。その結果を表1に示した。
表1より、保存14日経過後も酸素検知部の色彩がピンク色を示していた。また、開封後の酸素検知部の色彩は青色に変色した。よって、酸素検知部が正常な機能を保持していることが確認され、酸素検知機能付き脱酸素剤の保存性が良好であった。
Figure 2006096394
比較例1
実施例1において、熱可塑性樹脂からなる不織布に代えて、厚み30μmの無孔の線形低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(東セロ(株)製、商品名TUX−FCD)を用いて押出しラミネーション法により接着した以外は、全く同様にしてMXD6/接着性樹脂/無孔LLDPE=15μm/15μm/30μmの3種5層の積層フィルムを作成した。得られた積層フィルムを用いて、上記の保存性試験方法により、酸素検知部の保存性を評価した。その結果を表1に示した。
表1の結果から、熱可塑性樹脂からなる不織布に代えて、最内層を無孔のLLDPE層に変更した外装包装袋は、封入した酸素検知機能付き脱酸素剤全200包中10包において酸素検知部がピンク色から青色に変色しており、酸素検知機能が不完全になっていた。
実施例の結果から、最内層を熱可塑性樹脂からなる不織布層とすることにより、保存後も酸素検知部が正常な機能を保持していることが確認された。すなわち、本発明により酸素検知機能の保存性が改善された、酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体が得られた。

Claims (4)

  1. (A)酸素バリア層、及び(B)最内層として熱可塑性樹脂からなる不織布層を有する、酸素バリア性多層フィルムからなる酸素検知剤付き脱酸素剤用外装包装袋。
  2. (A)酸素バリア層と(B)熱可塑性樹脂からなる不織布層が、(Ad)接着性ポリオレフィン樹脂を用いて押出しラミネーションする方法により積層されたことを特徴とする請求項1記載の外装包装袋。
  3. 請求項1又は2記載の外装包装袋に、酸素検知剤付き脱酸素剤を充填包装してなる酸素検知剤付き脱酸素剤の収納体。
  4. 充填包装される酸素検知剤付き脱酸素剤が、酸素検知剤を塗布した紙片もしくはプラスチック片を貼着した小袋状、シート状もしくはフィルム状の脱酸素剤の個体の集積、複数個の前記脱酸素剤の連なった連包体、または、前記連包体を巻き取ったボビンもしくはロールである、請求項3記載の収納体。
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