JP6226557B2 - フィルムロール包装体 - Google Patents
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Description
従来、たとえば食品では、吸湿による品質低下を防止するため、乾燥剤としてシリカゲル等の小袋を食品とともに容器に収容する方法が用いられている。しかしながら、この方法においては、該乾燥剤を子供などが誤食するおそれがあった。
一方、ストリップ包装等の薬品包装においては、シリカゲル等の小袋を薬品とともに容器に収容することが物理的に難しかった。
これらの問題に対し、湿気を嫌う食品等を容器に収容する方法として、該容器に吸湿機能を付与することにより、外部からの湿気侵入の抑制、及び容器内の除湿を図る手段が提案されている。たとえば、特許文献1には、かかる容器として、ポリエステル樹脂層と、アルミ箔と、ポリオレフィン及びゼオライトのブレンド物からなる吸湿層をヒートシール性フィルム層で共押し出しにより積層した内面材層と、の吸湿性積層フィルムを用いた湿度調節積層袋が開示されている。
かかる特許文献1の方法によれば、容器内の吸湿が、容器自体で行われることにより乾燥剤が不要となる。加えて、袋の全面で、容器内の除湿が行われるとともに、外気からの湿気の侵入が遮断される。
また、一般に、前記の吸湿性積層フィルムはロール体とされ、該ロール体は、物理的な衝撃からの保護や、外気中の湿気侵入の防止等を目的として、外装体に包装され流通される。
薬品等が充填される容器自体に吸湿機能を付与する特許文献1などの方法では、ロール体が外気に曝されている間に、ロール体端面から外気が侵入し、吸湿性積層フィルムに外気中の水分が吸収されることで、薬品の充填前から吸湿性積層フィルムの吸湿能力が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、外装体に包装されている状態に加えて、外装体から取り出された状態であっても、吸湿性積層フィルムの吸湿能力が維持されるフィルムロール包装体を課題とする。
前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層は、基材層と、該基材層の一方の面に設けられた水蒸気バリア性を有するフィルム層とを有することが好ましい。
また、前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層は、前記基材層と前記水蒸気バリア性を有するフィルム層との間に、デッドフォールド性を有するフィルム層をさらに備えていることが好ましい。
前記シーラント層は、ラミネート層と、シール層と、前記ラミネート層と前記シール層との間に設けられた吸湿性層とを備え、前記ラミネート層は、前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層に隣接し、前記吸湿性層は、モレキュラーシーブを含有することが好ましい。
前記外装体の水蒸気バリア層は、基材層と、該基材層の一方の面に設けられた水蒸気バリア性を有するフィルム層とを有することが好ましい。
また、前記外装体の水蒸気バリア層は、前記基材層と前記水蒸気バリア性を有するフィルム層との間に、デッドフォールド性を有するフィルム層をさらに備えていることが好ましい。
図1のフィルムロール包装体300は、吸湿性積層フィルムのロール体100と、これを収容する外装体200とを備え、ロール体100が外装体200で減圧包装されたものである。
図2に、吸湿性積層フィルムのロール体の一実施形態を示す。
図2において、ロール体100は、芯管50に吸湿性積層フィルム1が巻回された円筒状のものであり、その端面を上に向けて平置きされている。
図3に、吸湿性積層フィルムの一実施形態を示す。
図3の吸湿性積層フィルム1は、シーラント層10と、シーラント層10の一方の面10aに設けられた水蒸気バリア層20とを備える。
吸湿性積層フィルム1の厚さt1は、層構成等を勘案して決定され、例えば30〜120μmが好ましく、50〜100μmがより好ましい。吸湿性積層フィルム1の厚さt1が好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の強度が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
本発明において「デッドフォールド性」とは、ある物がひねりや折り曲げ等の応力を受けて変形し、その応力が取り除かれたときに、元の状態に戻らない性質をいう。
本発明において、「デッドフォールド性を有する」とは、以下のデッドフォールド性の試験による結果から判断される。
10cm×10cmの矩形のフィルムを、対向する辺同士を合わせるように荷重500gの平板(12.5cm×8cm)を載せて二つ折りにする。この際、該平板を、フィルムを覆うように載せる。該平板を30秒間載せた後、その平板を取り除いたときに、前記の対向する辺と辺との距離が10mm以内である場合を「デッドフォールド性を有する」とする。吸湿性積層フィルム1においては、かかる対向する辺と辺との距離が、好ましくは10mm以下であり、より好ましくは5mm以下である。
吸湿性積層フィルム1のデッドフォールド性は、層構成、又は各層の材質などを選択することによって制御できる。
吸湿性積層フィルム1は、シーラント層10を備えることでシール性を有する。
シーラント層10は、モレキュラーシーブを含有する。これにより、吸湿性積層フィルム1は吸湿性を有する。
シーラント層10の厚さは、吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば5〜80μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。シーラント層10の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の吸湿性が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、水蒸気バリア層20の厚さを確保するのが難しくなる。
ラミネート層11の厚さは、例えば5〜20μmが好ましく、10〜15μmがより好ましい。ラミネート層11の厚さが好ましい下限値未満では、シーラント層10と水蒸気バリア層20との接着性が悪くなるおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれるおそれがある。
モレキュラーシーブとしては、アルミノシリケートに金属カチオンを結合させた結晶性ゼオライトが好ましい。この結晶性ゼオライトは、シリカに比べて相対湿度50%以上のような高湿度下のみならず、相対湿度20%以下のような低湿度下においても、充分な吸湿効果を発揮し得るものである。
モレキュラーシーブの粒子径は、5〜50μm程度が好ましく、10〜20μm程度がより好ましい。ここでの「粒子径」とは、電気抵抗/コールターカウンター式によって測定される。
モレキュラーシーブの含有量は、吸湿性層12中、5質量%以上が好ましく、5〜50質量%がより好ましい。モレキュラーシーブの含有量が好ましい下限値未満では、充分な吸湿効果が得られにくく、好ましい上限値を超えても、モレキュラーシーブの吸湿効果が頭打ちとなる。
吸湿性層12の厚さは、用途等を勘案して決定され、例えば20〜80μmが好ましく、30〜60μmがより好ましい。吸湿性層12の厚さが好ましい下限値未満では、充分な吸湿効果が得られにくくなるおそれがあり、好ましい上限値超では、モレキュラーシーブの含有量によっては吸湿効果の頭打ちを助長するおそれがある。
シール層13の厚さは、例えば5〜20μmが好ましく、5〜10μmがより好ましい。シール層13の厚さが好ましい下限値未満では、シール強度が低下して、密封性が低下するおそれがある。好ましい上限値超では、水分を吸湿性層12で吸収しにくくなるおそれがある。
本発明において「水蒸気バリア層」とは、透湿度が1.0g/(m2・24hr)以下の層をいう。水蒸気バリア層の透湿度は、好ましくは0.5g/(m2・24hr)以下であり、より好ましくは0.2g/(m2・24hr)以下である。水蒸気バリア層の透湿度が好ましい上限値超では、外気と接した場合に、吸湿性積層フィルムの吸湿能力が低下するおそれがある。
本発明において「透湿度」は、JIS K 7126に準拠した方法によって測定される。
吸湿性積層フィルム1は、水蒸気バリア層20を備えることで、外気を遮断し、又は、外気と接した場合でも水分を透過しにくく、防湿性が高まる。
水蒸気バリア層20の厚さは、吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば12〜60μmが好ましく、15〜45μmがより好ましい。水蒸気バリア層20の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の防湿性が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれるおそれがある。
また、水蒸気バリア層20は、水蒸気バリア性を有するとともに、デッドフォールド性を有していることが好ましい。
基材層を形成する材料としては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート等のポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリブチレンテレフタレート等のポリブチレンテレフタレート(PBT);二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)等のポリオレフィン;二軸延伸ポリアミド等のポリアミド(PA)などが挙げられる。中でも、PET、PBT、ポリプロピレン、PAが好ましく、二軸延伸PET、二軸延伸PBT、OPP、二軸延伸PAがより好ましい。
基材層の厚さは、材質や吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば5〜30μmが好ましく、12〜20μmがより好ましい。基材層の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の強度が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
デッドフォールド性及び水蒸気バリア性の両方を有するフィルム層を形成する材料としては、アルミニウム(AL)箔、アルミニウム合金箔などが挙げられる。
デッドフォールド性及び水蒸気バリア性の両方を有するフィルム層の厚さは、例えば7〜20μmが好ましく、7〜9μmがより好ましい。かかる両方の特性を有するフィルム層の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1のデッドフォールド性及び防湿性が不足するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
デッドフォールド性を有し、基材層を兼ねたフィルム層を形成する材料としては、二軸延伸ポリブチレンテレフタレート等のポリブチレンテレフタレート(PBT)、セロファンなどが挙げられる。
デッドフォールド性を有し、基材層を兼ねたフィルム層の厚さは、例えば10〜30μmが好ましく、10〜20μmがより好ましい。かかるフィルム層の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の強度が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
水蒸気バリア性を有するフィルム層(水蒸気バリア性フィルム層)を形成する材料としては、AL箔、蒸着PETフィルム、蒸着ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルム、PVDCコートフィルムなどが挙げられる。中でも、AL箔、蒸着PETフィルムが好ましい。
水蒸気バリア性フィルム層の厚さは、材質や吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば5〜30μmが好ましく、12〜20μmがより好ましい。水蒸気バリア性フィルム層の厚さが好ましい下限値未満では、吸湿性積層フィルム1の防湿性が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、他の層の厚さを確保するのが難しくなる。
この場合、基材層を形成する材料としては、前述した2層構造(a)における基材層を形成する材料と同様のものが挙げられる。
基材層の厚さは、例えば5〜30μmが好ましく、12〜20μmがより好ましい。
デッドフォールド性フィルム層を形成する材料としては、AL箔、PBT、セロファンなどが挙げられる。
デッドフォールド性フィルム層の厚さは、材質や吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば7〜30μmが好ましく、7〜20μmがより好ましい。デッドフォールド性フィルム層の厚さが好ましい下限値未満では、デッドフォールド性が不足し、吸湿性積層フィルム1の吸湿能力が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、吸湿性積層フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
水蒸気バリア性フィルム層を形成する材料としては、前述した2層構造(b)における水蒸気バリア性フィルム層を形成する材料と同様のものが挙げられる。
水蒸気バリア性フィルム層の厚さは、材質や吸湿性積層フィルム1の構成等を勘案して決定され、例えば5〜30μmが好ましく、12〜20μmがより好ましい。
本実施形態の吸湿性積層フィルム1の製造方法は、シーラント層10を得る工程(シーラント層製造工程)と、水蒸気バリア層20を得る工程(水蒸気バリア層製造工程)と、シーラント層10と水蒸気バリア層20とを積層する工程(積層工程)とを備える。
シーラント層製造工程でシーラント層10を得る方法は、層の材質や構成等に応じて、従来公知の方法から選択される。例えば、Tダイ共押出機、インフレーション共押出機等を用いた共押出法によって、ラミネート層11と、モレキュラーシーブを添加した吸湿性層12と、シール層13との積層体を成形する方法が挙げられる。
水蒸気バリア層製造工程で水蒸気バリア層20を得る方法は、層の材質や構成等に応じて、従来公知の方法から選択される。例えば、接着又は蒸着等によって積層体を製造する方法が挙げられる。
積層工程でシーラント層10と水蒸気バリア層20とを積層する方法としては、例えば、ラミネート層11と水蒸気バリア層20とが当接するように、シーラント層10と水蒸気バリア層20とを重ね、これらを押圧しつつ加熱する方法が挙げられる。
図1中の外装体200は、水蒸気バリア層を備え、かつ、デッドフォールド性を有する防湿性外装フィルムからなる。
図4に、防湿性外装フィルムの一実施形態を示す。
図4の防湿性外装フィルム2は、シーラント層30と、シーラント層30の一方の面30aに設けられた水蒸気バリア層40とを備える。
防湿性外装フィルム2の厚さt2は、15〜80μmが好ましく、15〜50μmがより好ましい。防湿性外装フィルム2の厚さt2が好ましい下限値未満では、防湿性が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、防湿性外装フィルム2の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
防湿性外装フィルム2においては、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離が、好ましくは10mm以下であり、より好ましくは5mm以下である。防湿性外装フィルム2のデッドフォールド性は、層構成、又は各層の材質などを選択することによって制御できる。
図4の防湿性外装フィルム2におけるシーラント層30は1層構造であり、防湿性外装フィルム2はシーラント層30を備えることでシール性を有する。
シーラント層30の厚さは、防湿性外装フィルム2の構成等を勘案して決定され、例えば20〜50μmが好ましく、25〜30μmがより好ましい。シーラント層30の厚さが好ましい下限値未満では、シーラント層30と水蒸気バリア層40との接着性が悪くなるおそれがあり、好ましい上限値超では、防湿性外装フィルム2の柔軟性が損なわれるおそれがある。
シーラント層30を形成する材料としては、吸湿性積層フィルムのシーラント層におけるシール層13を形成する材料と同様のものが挙げられ、中でもポリエチレンが好ましい。
防湿性外装フィルムの水蒸気バリア層は、その透湿度が1.0g/(m2・24hr)以下であり、好ましくは0.5g/(m2・24hr)以下であり、より好ましくは0.2g/(m2・24hr)以下である。水蒸気バリア層の透湿度が好ましい上限値超では、充分な防湿性が得られにくい。
防湿性外装フィルム2は、水蒸気バリア層40を備えることで、外気を遮断し、又は、外気と接した場合でも水分を透過しにくい。
水蒸気バリア層40の厚さは、防湿性外装フィルム2の構成等を勘案して決定され、例えば10〜50μmが好ましく、15〜35μmがより好ましい。
水蒸気バリア層40の厚さが好ましい下限値未満では、防湿性外装フィルム2の防湿性が低下するおそれがあり、好ましい上限値超では、防湿性外装フィルム2の柔軟性が損なわれるおそれがある。
また、水蒸気バリア層40は、水蒸気バリア性を有するとともに、デッドフォールド性を有していることが好ましい。
水蒸気バリア層40の具体的な層構成としては、前述した吸湿性積層フィルム1の水蒸気バリア層20と同様の層構成が挙げられる。中でも、2層構造が好ましく、2層構造(a)、2層構造(b)がより好ましい。
各層を形成する材料、各層の厚さについても、前述した吸湿性積層フィルム1の水蒸気バリア層20における場合と同様である。
図1のフィルムロール包装体300は、例えば、吸湿性積層フィルム1のロール体100を、防湿性外装フィルム2を袋状に成形した外装体200に収容し、減圧包装して外装体200をシールすることにより得られる。
減圧包装する際の減圧条件は、減圧度を300mmHg(4.00×104Pa)以下とすることが好ましく、100mmHg(1.33×104Pa)以下とすることがより好ましい。かかる減圧条件が好ましい上限値以下であれば、ロール体100と外装体200との間に隙間が生じにくくなり、ロール体100への外気侵入がより防止される。
また、防湿性外装フィルム2は、デッドフォールド性を有することから、減圧された状態の形状が保持され、外装体200内へ外気が流入しにくく、外装体200内を良好に減圧できる。加えて、外装体200を構成する防湿性外装フィルム2は、水蒸気バリア層40を備えていることから、防湿性を有し、外部からの水分の侵入が防止される。これより、ロール体100が外装体200で包装されている間(流通過程、保管の際など)、ロール体100を構成する吸湿性積層フィルム1は、その吸湿能力が劣化せずに維持される。
しかも、吸湿性積層フィルム1もデッドフォールド性を有することから、吸湿性積層フィルム1は変形しにくく、フィルム同士は密着している。これより、ロール体100は緩みにくく、減圧下の外装体200からロール体100が取り出された状態(工場内での成形中や薬品等の充填中など)でも、ロール体100端面から外気の侵入が防止される。
かかるフィルムロール包装体300におけるロール体100から繰り出される吸湿性積層フィルム1は、食品や薬品を収容する容器などの包装材に供された後も、良好な吸湿効果が発揮される。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
図3に示す吸湿性積層フィルム1のシーラント層10は3層構造であるが、この実施形態に限定されず、モレキュラーシーブを含有し、好ましくは吸湿性とシール性と水蒸気バリア層との接着性とを兼ね備えたものであればよい。例えば、吸湿性積層フィルムのシーラント層は、1層構造であってもよく2層構造であってもよく、又は、4層以上の構造であってもよい。中でも、図3に示すような3層構造であることが好ましい。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ7μmのAL箔(AL箔、日本金属箔工業株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層Iを得た。
前記厚さ7μmのAL箔層について、透湿度は0.1g/(m2・24hr)未満、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は1mm。
厚さ20μmのPBT(スタープラスチック工業株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層IIを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr);前記厚さ20μmのPBT層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は6mm。
厚さ20μmのOPP(パイレンフィルム−OT、東洋紡株式会社製)層と、厚さ7μmのAL箔(AL箔、日本金属箔工業株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層IIIを得た。
前記厚さ7μmのAL箔層について、透湿度は0.1g/(m2・24hr)未満、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は1mm。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ20μmのセロファン(PL、フタムラ化学株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ12μmのPET層と厚さ20μmのセロファン層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該セロファン層のPET層貼合面とは反対側の面に、厚さ12μmのアルミ蒸着PET層を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層IVを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr);前記厚さ20μmのセロファン層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は5mm。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層Vを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr)。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ20μmのセロファン(PL、フタムラ化学株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、水蒸気バリア層VIを得た。
前記厚さ20μmのセロファン層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は5mm。
PE(ノバテック、日本ポリエチレン株式会社製)90質量部と、モレキュラーシーブ(モレキュラーシーブ、ユニオン昭和株式会社製)10質量部と、を混合し、吸湿性層の構成材料とした。
次いで、ラミネート層/吸湿性層/シール層が10μmPE/30μmPE(モレキュラーシーブ10質量%含有)/10μmPEとなるように、3層構造の多層フィルムを共押出法により調製した。
PE(ノバテック、日本ポリエチレン株式会社製)95質量部と、モレキュラーシーブ(モレキュラーシーブ、ユニオン昭和株式会社製)5質量部と、を混合し、吸湿性層の構成材料とした。
次いで、ラミネート層/吸湿性層/シール層が10μmPE/30μmPE(モレキュラーシーブ5質量%含有)/10μmPEとなるように、3層構造の多層フィルムを共押出法により調製した。
PE(ノバテック、日本ポリエチレン株式会社製)90質量部と、モレキュラーシーブ(モレキュラーシーブ、ユニオン昭和株式会社製)10質量部と、を混合し、吸湿性層の構成材料とした。
次いで、ラミネート層/吸湿性層/シール層が10μmPE/50μmPE(モレキュラーシーブ10質量%含有)/10μmPEとなるように、3層構造の多層フィルムを共押出法により調製した。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ7μmのAL箔(AL箔、日本金属箔工業株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ12μmのPET層と厚さ7μmのAL箔層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該AL箔層のPET層貼合面とは反対側の面に、厚さ30μmのPE層(シーラント層)を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、防湿性外装フィルムIを得た。
前記厚さ7μmのAL箔層について、透湿度は0.1g/(m2・24hr)未満、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は1mm。
厚さ20μmのPBT(スタープラスチック工業株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ20μmのPBT層と厚さ12μmのアルミ蒸着PET層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該アルミ蒸着PET層のPBT層貼合面とは反対側の面に、厚さ30μmのPE層(シーラント層)を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、防湿性外装フィルムIIを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr);前記厚さ20μmのPBT層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は6mm。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ7μmのAL箔(AL箔、日本金属箔工業株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、これを防湿性外装フィルムIIIとした。
前記厚さ7μmのAL箔層について、透湿度は0.1g/(m2・24hr)未満、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は1mm。
厚さ20μmのセロファン(PL、フタムラ化学株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ20μmのセロファン層と厚さ12μmのアルミ蒸着PET層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該アルミ蒸着PET層のセロファン層貼合面とは反対側の面に、厚さ30μmのPE層(シーラント層)を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、防湿性外装フィルムIVを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr);前記厚さ20μmのセロファン層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は5mm。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ12μmのアルミ蒸着PET(VM−PET、東レフィルム加工株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ12μmのPET層と厚さ12μmのアルミ蒸着PET層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該アルミ蒸着PET層のPET層貼合面とは反対側の面に、厚さ30μmのPE層(シーラント層)を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、防湿性外装フィルムVを得た。
前記厚さ12μmのアルミ蒸着PET層の透湿度は0.7g/(m2・24hr)。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造し、両者を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、これを防湿性外装フィルムVIとした。
厚さ12μmのPET(エンブレット、ユニチカ株式会社製)層と、厚さ20μmのセロファン(PL、フタムラ化学株式会社製)層と、厚さ30μmのPE(HR、ケーエフフィルム株式会社製)層と、をそれぞれ常法により製造した。
まず、厚さ12μmのPET層と厚さ20μmのセロファン層とを、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着した。次いで、該セロファン層のPET層貼合面とは反対側の面に、厚さ30μmのPE層(シーラント層)を、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)を用いて接着し、防湿性外装フィルムVIIを得た。
前記厚さ20μmのセロファン層について、前述のデッドフォールド性の試験における、対向する辺と辺との距離は5mm。
表1に示す構成に従い、以下のようにしてフィルムロール包装体を製造した。
すなわち、ラミネート層と、水蒸気バリア性を有するフィルム層と、が当接するように、水蒸気バリア層Iとシーラント層Iとを、ドライラミネーター(岡崎機械工業株式会社製)を用いて、接着剤(タケラックA、三井化学株式会社製)により接着し、幅0.8mの吸湿性積層フィルムを得た。
得られた吸湿性積層フィルムを、巻き取り機(巻き直し検査機、株式会社グラビアサービス機器製)を使用し、芯管(内径76.5mmの紙管)に、一定の張力(70〜80N)を維持しつつ巻き取ることにより、吸湿性積層フィルムのロール体を製造した。
別途、防湿性外装フィルムIを、三方シール自動製袋機(トタニ技研工業株式会社製)を用いて、基材層を最外側にして袋状に成形することにより、外装体を製造した。
次いで、ロール体を外装体に収容し、真空包装機(株式会社TOSEI製)を用いて、表1に示す減圧条件(減圧度100mmHg)で減圧包装し、該真空包装機に内蔵されたインパルスシールにより外装体の封をしてフィルムロール包装体を得た。
吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層Iを、水蒸気バリア層IIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
シーラント層Iをシーラント層IIに変更し、かつ、減圧条件を減圧度100mmHgから30mmHgに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
減圧条件を減圧度100mmHgから30mmHgに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
減圧条件を減圧度100mmHgから300mmHgに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
防湿性外装フィルムIを、防湿性外装フィルムIIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層Iを水蒸気バリア層IIIに変更し、かつ、シーラント層Iをシーラント層IIIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層Iを、水蒸気バリア層IVに変更した以外は、実施例1と同様にして吸湿性積層フィルムのロール体を製造した。
別途、防湿性外装フィルムIIIを、三方シール自動製袋機(トタニ技研工業株式会社製)を用いて、基材層を最外側にして袋状に成形することにより、外装体を製造した。
次いで、ロール体を外装体に収容し、真空包装機(株式会社TOSEI製)を用いて、表1に示す減圧条件(減圧度100mmHg)で減圧包装し、粘着テープにより外装体の封をしてフィルムロール包装体を得た。
防湿性外装フィルムIを、防湿性外装フィルムIVに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層Iを、水蒸気バリア層Vに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
防湿性外装フィルムIを、防湿性外装フィルムVに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
防湿性外装フィルムIを、防湿性外装フィルムVIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層Iを、水蒸気バリア層VIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
防湿性外装フィルムIを、防湿性外装フィルムVIIに変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムロール包装体を製造した。
各例において、吸湿性積層フィルム及び防湿性外装フィルムについてのデッドフォールド性をそれぞれ評価し、その結果を表1中に示す。
また、得られた各例のフィルムロール包装体について、ロール体の密着度、及び、吸湿性積層フィルムの吸湿能力の維持性を評価し、その結果を表1中に示す。
10cm×10cmの矩形のフィルムを用意し、該フィルムを、対向する辺同士を合わせるように荷重500gの平板(12.5cm×8cm)を載せて二つ折りにした。この際、該平板を、フィルムを覆うように載せた。該平板を30秒間載せた後、その平板を取り除いたときの、前記の対向する辺と辺との距離を測定した。
この距離が10mm以内に留まっているフィルムは、デッドフォールド性を有していると判断した。
吸湿性積層フィルムのロール体を外装体によって包装する際、ロール体と外装体との間を、表1に示す減圧度(mmHg)で減圧包装し、そのまま24時間静置した。
そして、該24時間静置後のロール体の外観を観察し、下記の評価基準に基づいて、ロール体の密着度を評価した。
評価基準
○:吸湿性積層フィルム間にエアの侵入が全く無く、フィルム同士が密着していた。
△:吸湿性積層フィルム間にエアが若干侵入し、フィルムにやや膨らみがある状態であった。
×:吸湿性積層フィルム間にエアが侵入し、ロール体の数箇所に膨らみがみられる状態であった。
吸湿性積層フィルムのロール体を外装体によって包装する際、ロール体と外装体との間を、表1に示す減圧度で減圧包装した。次いで、外装体に包装された状態から、ロール体を取り出し、5時間静置した。そして、該5時間後、ロール体端面における湿分侵入度を測定した。
本評価においては、5時間の静置により、吸湿性積層フィルム側端部の外観が、水分の吸収によって、不透明な外観から透明な外観へ変化する。
ロール体端面における湿分侵入度とは、吸湿性積層フィルム側端部における透明部分の広がり度合いを意味し、該透明部分についての吸湿性積層フィルム側端部からロール体中央方向への距離(mm)を指標とする。
この距離が4mm以下であれば、吸湿性積層フィルムの吸湿能力の低下は認められず、吸湿性積層フィルムは吸湿能力が維持されている、と判断する。
この距離が10mm超の場合、吸湿性積層フィルムの吸湿能力の著しい低下が認められる、と判断する。
具体的には、実施例1〜9のフィルムロール包装体では、外装体に包装された状態から、吸湿性積層フィルムのロール体を取り出して5時間後までの、吸湿性積層フィルムの吸湿能力の低下の割合は10%以下であった。
比較例2のフィルムロール包装体においては、防湿性外装フィルムにデッドフォールド性がないため、吸湿性積層フィルムのロール体と外装体との間に隙間が生じ、吸湿性積層フィルムのロール体端面から残存エアが侵入した、と考えられる。
比較例3のフィルムロール包装体においては、防湿性外装フィルムにデッドフォールド性がないため、吸湿性積層フィルムのロール体と外装体との間に隙間が生じ、ロール体端面から残存エアが侵入した、と考えられる。加えて、比較例3の防湿性外装フィルムは、水蒸気バリア性が無く防湿性に劣るため、外部から水分が侵入した、と考えられる。
比較例4のフィルムロール包装体においては、吸湿性積層フィルムに用いられているセロファンが、水蒸気バリア性が無く防湿性に劣るため、外部から水分が侵入した、と考えられる。
比較例5のフィルムロール包装体においては、防湿性外装フィルムが、水蒸気バリア性が無く防湿性に劣るため、外部から水分が侵入した、と考えられる。
2 防湿性外装フィルム、
10 シーラント層、
20 水蒸気バリア層、
30 シーラント層、
40 水蒸気バリア層、
100 ロール体、
200 外装体、
300 フィルムロール包装体。
Claims (6)
- 吸湿性積層フィルムのロール体と、これを収容する外装体とを備え、
前記吸湿性積層フィルムは、モレキュラーシーブを含有するシーラント層と、該シーラント層の一方の面に設けられた水蒸気バリア層とを備え、かつ、デッドフォールド性を有し、
前記外装体は、水蒸気バリア層を備え、かつ、デッドフォールド性を有する防湿性外装フィルムからなり、
前記ロール体は前記外装体で減圧包装されており、
前記シーラント層の厚さが10〜50μmである、フィルムロール包装体。 - 前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層は、基材層と、該基材層の一方の面に設けられた水蒸気バリア性を有するフィルム層とを有する、請求項1記載のフィルムロール包装体。
- 前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層は、前記基材層と前記水蒸気バリア性を有するフィルム層との間に、デッドフォールド性を有するフィルム層をさらに備えている、請求項2記載のフィルムロール包装体。
- 前記シーラント層は、ラミネート層と、シール層と、前記ラミネート層と前記シール層との間に設けられた吸湿性層とを備え、
前記ラミネート層は、前記吸湿性積層フィルムの水蒸気バリア層に隣接し、
前記吸湿性層は、モレキュラーシーブを含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィルムロール包装体。 - 前記外装体の水蒸気バリア層は、基材層と、該基材層の一方の面に設けられた水蒸気バリア性を有するフィルム層とを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィルムロール包装体。
- 前記外装体の水蒸気バリア層は、前記基材層と前記水蒸気バリア性を有するフィルム層との間に、デッドフォールド性を有するフィルム層をさらに備えている、請求項5記載のフィルムロール包装体。
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