JP7178855B2 - 包装体用フィルム及び包装体 - Google Patents

包装体用フィルム及び包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP7178855B2
JP7178855B2 JP2018185082A JP2018185082A JP7178855B2 JP 7178855 B2 JP7178855 B2 JP 7178855B2 JP 2018185082 A JP2018185082 A JP 2018185082A JP 2018185082 A JP2018185082 A JP 2018185082A JP 7178855 B2 JP7178855 B2 JP 7178855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
silica zeolite
film
barrier material
high silica
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018185082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020055536A (ja
Inventor
誠人 宮脇
雅彦 岡崎
雅也 藤原
正弘 平原
Original Assignee
スタープラスチック工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スタープラスチック工業株式会社 filed Critical スタープラスチック工業株式会社
Priority to JP2018185082A priority Critical patent/JP7178855B2/ja
Publication of JP2020055536A publication Critical patent/JP2020055536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7178855B2 publication Critical patent/JP7178855B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は、包装体用フィルム及び包装体に関する。
近年、プラスチック製の包装体に、食品や薬剤が収容される機会が増えている。食品や薬剤は保管中に酸化されてケトン等の酸化物を生じることが知られている。酸化物が増加すると、その酸化物に由来する異臭成分が増加し、次第に異臭を感じるようになる。さらに、異臭成分が増加すると、香気成分のバランスが崩れ、食品や薬剤本来の臭気が変調する。また、食品や薬剤本来の臭気は、保管中に包装体を透過することによっても失われる。
食品や薬剤本来の臭気を感じられなくなったり、異臭を感じるようになったりすると、商品価値の低下を招くおそれがある。
こうした問題に対し、特許文献1には、特定のSiO/Al比を有する親水性ゼオライトと疎水性ゼオライトとを含むゼオライト含有層を備える包装体用フィルムが提案されている。特許文献1の包装体用フィルムによれば、内容物の本来の臭気の維持と異臭の低減とが図られている。
特開2016-141443号公報
異臭成分の一つとして、ジアセチル(2,3-ブタンジオン)が知られている。ジアセチルは、非常に低い濃度(例えば、0.05ppb程度)でも臭気を感じる物質であり、特許文献1の包装体用フィルムでは、ジアセチルに由来する臭気を充分に低減できていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内容物の本来の臭気を維持でき、異臭をより低減できる包装体用フィルム及び包装体を目的とする。
鋭意検討を重ねた結果、本発明者等は、以下の構成を備える包装体用フィルムが、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明の包装体用フィルムは、以下の構成を有する。
[1]バリア材と、前記バリア材の一方の面に位置するシーラント材とを備え、前記シーラント材は、ヒートシール層と、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)を含有するゼオライト含有層とを備え、かつ、前記バリア材側から順に、前記ゼオライト含有層と前記ヒートシール層とが位置し、前記ゼオライト含有層の厚さは10μm以上であり、前記ハイシリカゼオライト(A)は、SiO/Alで表されるモル比が500以上であり、前記ハイシリカゼオライト(A)は陽イオンとして水素イオンを含み、前記ハイシリカゼオライト(B)は、SiO/Alで表されるモル比が5.0~20であり、前記ハイシリカゼオライト(B)は陽イオンとして水素イオン又はナトリウムイオンを含み、前記ハイシリカゼオライト(A)/前記ハイシリカゼオライト(B)で表される質量比が20/80~90/10である、包装体用フィルム。
[2]前記ヒートシール層の厚さが5~100μmである、[1]に記載の包装体用フィルム。
[3]前記バリア材が、金属箔又は金属蒸着フィルムである、[1]又は[2]に記載の包装体用フィルム。
[4][1]~[3]のいずれかに記載の包装体用フィルムが製袋された包装体。
本発明の包装体用フィルムによれば、内容物の本来の臭気を維持でき、異臭をより低減できる。
本発明の第一実施形態に係る包装体用フィルムの断面図である。 本発明の第二実施形態に係る包装体用フィルムの断面図である。
本発明の包装体用フィルムは、バリア材と、バリア材の一方の面に設けられたシーラント材とを備える。
以下、本発明の包装体用フィルムについて、実施形態を挙げて説明する。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る包装体用フィルムについて、図面を参照して説明する。
図1の包装体用フィルム1は、基材10と、バリア材20と、シーラント材30とがこの順で積層されたものである。すなわち、包装体用フィルム1は、バリア材20と、バリア材20の一方の面に位置するシーラント材30とを備える。
包装体用フィルム1の厚さは、特に限定されないが、例えば、35~250μmが好ましく、40~200μmがより好ましく、50~150μmがさらに好ましい。包装体用フィルム1の厚さが上記下限値以上であると、包装体用フィルム1の強度が高められやすくなる。包装体用フィルム1の厚さが上記上限値以下であると、包装体用フィルム1の柔軟性が高められ、取り扱いが容易になる。
≪基材≫
基材10としては、樹脂製フィルム、紙、及びこれらの積層体等が挙げられる。
樹脂製フィルムとしては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート等のポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)等のポリオレフィン、二軸延伸ナイロン(ONY)等のポリアミド(PA)、ポリ塩化ビニル(PVC)等、及びこれらの積層体が挙げられる。中でも、PET、ポリプロピレン(PP)、PA、PVCが好ましく、二軸延伸PET、OPP、PVCがより好ましい。
積層体としては、上記樹脂製フィルム同士の積層体が挙げられる。
この基材10は、その表面や層間に印刷が施されていてもよい。
基材10の厚さは、材質や構成等を勘案して決定され、例えば、5~100μmが好ましく、10~50μmがより好ましい。基材10の厚さが上記下限値以上であると、包装体用フィルム1の強度が高められやすくなる。基材10の厚さが上記上限値以下であると、包装体用フィルム1の柔軟性が高められ、取り扱いが容易になる。
≪バリア材≫
バリア材20は、水蒸気バリア性及びガスバリア性を有する。すなわち、本発明におけるバリア材は、水蒸気の透過と臭気の透過とを抑制する役割を有する。
バリア材20としては、水蒸気の透過と臭気の透過とを抑制できるバリア材、水蒸気の透過を抑制できるバリア材と臭気の透過を抑制できるバリア材との積層体が挙げられる。
また、バリア材20として、水蒸気の透過と臭気の透過とを抑制できるバリア材と、水蒸気の透過を抑制できるバリア材又は臭気の透過を抑制できるバリア材との積層体を用いてもよい。
水蒸気の透過と臭気の透過を抑制できるバリア材としては、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔等が挙げられる。
水蒸気の透過を抑制できるバリア材としては、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、OPP等が挙げられる。
臭気の透過を抑制できるバリア材としては、エチレン-ビニルアルコール重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVOH)、PA、ポリアクリロニトリル(PAN)、EVOH等がPETに塗布されたアクリルコートPET等が挙げられる。
バリア材20としては、金属箔が好ましく、アルミニウム箔がより好ましい。
バリア材20の水蒸気透過度は、例えば、3g/(m・day)以下が好ましく、1g/(m・day)以下がより好ましい。バリア材20の水蒸気透過度が上記上限値以下であると、包装体の外部からの水分の侵入を充分に抑制でき、内容物の変質、劣化を抑制しやすくなる。
なお、本発明における水蒸気透過度は、JIS K7129:2008の感湿センサ法により求められる値である。
バリア材20の水蒸気透過度は、基材10の材質や、後述するゼオライト含有層34の厚さや、これらの組合せにより調整できる。
バリア材20のガス透過度は、5cm/(m・atm・24h)[=4.93cm/(m・MPa・24h)]以下が好ましく、1cm/(m・atm・24h)[=0.987cm/(m・MPa・24h)]以下がより好ましい。バリア材20のガス透過度が上記上限値以下であると、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。
なお、本発明におけるガス透過度は、JIS K7126-2:2006の電界センサ法により求められる値である。
バリア材20のガス透過度は、基材10の材質や、後述するゼオライト含有層34の厚さや、ゼオライト含有層34に含まれるゼオライトの種類、量、及びこれらの組合せにより調整できる。
バリア材20の厚さは、材質や構成等を勘案して決定される。バリア材20として金属箔を用いる場合、バリア材20の厚さは、例えば、6~20μmが好ましく、7~12μmがより好ましい。バリア材20の厚さが上記下限値以上であると、水蒸気バリア性、臭気バリア性の低下を抑制でき、内容物の変質、劣化を抑制しやすくなる。加えて、バリア材20の厚さが上記下限値以上であると、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。バリア材20の厚さが上記上限値以下であると、包装体用フィルム1の柔軟性が高められ、取り扱いが容易になる。
バリア材20として樹脂製フィルムを用いる場合、バリア材20の厚さは、例えば、10~30μmが好ましく、12~15μmがより好ましい。バリア材20の厚さが上記下限値以上であると、水蒸気バリア性、臭気バリア性の低下を抑制でき、内容物の変質、劣化を抑制しやすくなる。加えて、バリア材20の厚さが上記下限値以上であると、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。バリア材20の厚さが上記上限値以下であると、包装体用フィルム1の柔軟性が高められ、取り扱いが容易になる。
≪シーラント材≫
本実施形態において、シーラント材30は、バリア材20側から順に、ラミネート層32と、ゼオライト含有層34と、ヒートシール層36とが配された積層体である。
<ラミネート層>
ラミネート層32は、主にシーラント材30とバリア材20との接着性を高める役割を有する。
ラミネート層32を構成する樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状LDPE(LLDPE)、MDPE、HDPE、PP等のポリオレフィン、EVOH、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体(EEA)、アイオノマー等が挙げられる。これらの樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ラミネート層32の厚さは、5~50μmが好ましく、10~20μmがより好ましい。ラミネート層32の厚さが上記下限値以上であると、バリア材20に対するシーラント材30の接着強度を維持しやすい。ラミネート層32の厚さが上記上限値以下であると、包装体用フィルム1を薄くでき、包装体用フィルム1の柔軟性が高められ、取り扱いが容易になる。
<ゼオライト含有層>
ゼオライト含有層34は、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)を含有する樹脂フィルムである。
ゼオライト含有層34を構成する樹脂としては、ラミネート層32を構成する樹脂と同様のものが挙げられる。
ゼオライト含有層34に含まれるゼオライトは、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)である。ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)は、一般に、疎水性ゼオライトと呼ばれるゼオライトである。ゼオライト含有層34は、ハイシリカゼオライト(A)とハイシリカゼオライト(B)とを含有することで、内容物から生じた異臭成分を吸着し、かつ、内容物の本来の臭気を良好に維持できる。
ハイシリカゼオライト(A)は、SiO/Alで表されるモル比(以下、SiO/Al比ともいう。)が500以上である。ハイシリカゼオライト(A)のSiO/Al比は、700以上が好ましく、1000以上がより好ましく、1500以上がさらに好ましい。ハイシリカゼオライト(A)のSiO/Al比が上記下限値以上であると、内容物から生じた異臭成分を選択的に吸着しやすい。
ハイシリカゼオライト(A)のSiO/Al比の上限値は特に限定されず、例えば、3000以下が好ましい。
ハイシリカゼオライト(A)は陽イオンとして水素イオン(Hイオン)を含む。ハイシリカゼオライト(A)が水素イオンを含むことで、内容物の本来の臭気を維持しやすい。
ハイシリカゼオライト(A)は、水素イオン以外の陽イオンを含んでいてもよく、水素イオン以外の陽イオンとしては、ナトリウムイオン(Naイオン)、カリウムイオン(Kイオン)、カルシウムイオン(Caイオン)、マグネシウムイオン(Mgイオン)等が挙げられる。
ハイシリカゼオライト(A)中の結晶水の量(結晶水量)は、ハイシリカゼオライト(A)1モル当たり30モル以下が好ましく、20モル以下がより好ましい。ハイシリカゼオライト(A)中の結晶水量が上記上限値以下であると、内容物から生じた異臭成分をより吸着しやすい。ハイシリカゼオライト(A)中の結晶水量の下限値は特に限定されず、例えば、ハイシリカゼオライト(A)1モル当たり0.1モル以上が好ましい。
ハイシリカゼオライト(A)の市販品としては、例えば、疎水性モレキュラーシーブ(商品名、ユニオン昭和株式会社製)、ハイシリカゼオライト(商品名、東ソー株式会社製)等が挙げられる。
ハイシリカゼオライト(A)の平均粒子径は、5~24μmが好ましく、5~20μmがより好ましく、5~15μmがさらに好ましい。ハイシリカゼオライト(A)の平均粒子径が上記数値範囲内であると、ハイシリカゼオライト(A)の二次凝集を抑制しやすく、ゼオライト含有層34が二次凝集した粒子により破損することを抑制しやすい。
ハイシリカゼオライト(B)は、SiO/Al比が5.0~20である。ハイシリカゼオライト(B)のSiO/Al比は、5.0~15が好ましく、5.0~10がさらに好ましい。ハイシリカゼオライト(B)のSiO/Al比が上記数値範囲内であると、内容物から生じた異臭成分を選択的に吸着しやすい。
ハイシリカゼオライト(B)は陽イオンとして水素イオン又はナトリウムイオンを含む。ハイシリカゼオライト(B)が水素イオン又はナトリウムイオンを含むことで、内容物の本来の臭気を維持しやすい。
ハイシリカゼオライト(B)は、水素イオン又はナトリウムイオン以外の陽イオンを含んでいてもよく、水素イオン又はナトリウムイオン以外の陽イオンとしては、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等が挙げられる。
ハイシリカゼオライト(B)中の結晶水の量(結晶水量)は、ハイシリカゼオライト(B)1モル当たり350モル以下が好ましく、300モル以下がより好ましい。ハイシリカゼオライト(B)中の結晶水量が上記上限値以下であると、内容物から生じた異臭成分をより吸着しやすい。ハイシリカゼオライト(B)中の結晶水量の下限値は特に限定されず、例えば、ハイシリカゼオライト(B)1モル当たり20モル以上が好ましい。
ハイシリカゼオライト(B)の市販品としては、例えば、疎水性モレキュラーシーブ(商品名、ユニオン昭和株式会社製)、ハイシリカゼオライト(商品名、東ソー株式会社製)等が挙げられる。
ハイシリカゼオライト(B)の平均粒子径は、0.02~1.2μmが好ましく、0.05~1.0μmがより好ましく、0.1~0.5μmがさらに好ましい。ハイシリカゼオライト(B)の平均粒子径が上記数値範囲内であると、ハイシリカゼオライト(B)が二次凝集等せずに異臭に対して充分に作用でき、内容物から生じた異臭成分をより吸着しやすい。
ゼオライト含有層34中、ハイシリカゼオライト(A)とハイシリカゼオライト(B)との合計量(ゼオライト総含有量)は、10~70質量%が好ましく、25~50質量%がより好ましい。ゼオライト総含有量が上記下限値以上であると、異臭成分の吸着性をより高めやすくなり、内容物の本来の臭気を維持しやすくなる。ゼオライト総含有量が上記上限値以下であると、ゼオライト含有層34を欠損なく形成しやすい。
ハイシリカゼオライト(A)/ハイシリカゼオライト(B)で表される質量比(以下、「A/B比」ともいう。)は、20/80~90/10であり、30/70~80/20が好ましく、40/60~70/30がより好ましい。A/B比が上記数値範囲内であると、内容物から生じた異臭成分を選択的に吸着しやすい。A/B比が上記下限値未満であると、異臭成分の選択的吸着性が充分に得られなくなり、内容物の本来の臭気の一部が吸着され、香気成分のバランスが崩れて、内容物本来の臭気が感じられ難くなる。
ゼオライト含有層34の厚さは、10μm以上であり、15~100μmが好ましく、20~80μmがより好ましく、30~70μmがさらに好ましい。ゼオライト含有層34の厚さが上記数値範囲内であると、異臭成分の吸着性が高められ、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。ゼオライト含有層34の厚さが上記下限値未満であると、異臭成分の選択的吸着性が充分に得られなくなる。
<ヒートシール層>
ヒートシール層36は、包装体用フィルム1のシール性を高める。
ヒートシール層36としては、ラミネート層32と同様のものが挙げられる。この中でも、LDPE、LLDPE、MDPE、HDPEが好ましく、LDPE、LLDPEがより好ましい。
ヒートシール層36とラミネート層32とは、同じでもよく、異なっていてもよい。
また、ヒートシール層36は、単層構造でもよいし、多層構造でもよい。
ヒートシール層36の厚さは、材質等を勘案して決定され、例えば、5~100μmが好ましく、5~90μmがより好ましく、10~80μmがさらに好ましく、10~50μmが特に好ましい。ヒートシール層36の厚さが上記下限値以上であると、加熱処理した際に、ゼオライト含有層34のハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が活性化されやすくなり、また、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が活性化された状態が保持されやすくなる。ヒートシール層36の厚さが上記上限値以下であると、異臭成分の吸着性が高められやすくなり、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。
≪包装体用フィルムの製造方法≫
包装体用フィルム1の製造方法は、上記バリア材とシーラント材から積層フィルムを製造する工程(積層フィルム製造工程)と、上記積層フィルムに加熱処理を施す工程(加熱処理工程)とを備える。
<積層フィルム製造工程>
積層フィルム製造工程では積層フィルムが製造される。積層フィルムの製造方法としては、従来公知の製造方法が挙げられ、例えば、以下の方法が挙げられる。
本実施形態の積層フィルムの製造方法は、基材10を得る工程(基材製造工程)と、シーラント材30を得る工程(シーラント材製造工程)と、基材10とバリア材20とシーラント材30とを積層する工程(積層工程)とを備える。
基材製造工程で基材10を得る方法は、基材10の材質や構成等に応じて、インフレーション法、Tダイ法、共押出法等、従来公知の方法から選択される。
シーラント材製造工程でシーラント材30を得る方法は、シーラント材30の材質や構成等に応じて、従来公知の方法から選択される。
シーラント材30を得る方法としては、例えば、Tダイ共押出機、インフレーション共押出機等を用いた共押出法によって、ラミネート層32とゼオライト含有層34とヒートシール層36との積層体であるシーラント材30を得る方法が挙げられる。
積層工程で基材10とバリア材20とシーラント材30とを積層する方法は、例えば、ドライラミネート法等の従来公知の方法から選択される。
ドライラミネート法では、例えば、積層しようとする一方の材に接着剤を塗布し、乾燥後にこれを他の材に圧着して積層フィルムが得られる。得られた積層フィルムは、例えば、ロール状に巻き取られる。
<加熱処理工程>
上記のようにして積層フィルムを製造した後、積層フィルムに加熱処理を施す加熱処理工程を行う。
積層フィルムを加熱処理することで、ゼオライト含有層中のハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が活性化される。ハイシリカゼオライト(A)が活性化されることで、異臭成分の吸着性が高められる。ハイシリカゼオライト(B)が活性化されることで、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。
本発明におけるゼオライト含有層は、バリア材とヒートシール層との間に設けられる。
すなわち、ゼオライト含有層が、直接、外気(水蒸気)と接触しない構成とされている。これにより、加熱処理が施された際に、ゼオライト含有層のハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が充分に活性化される。また、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が活性化された状態が保持されやすくなる。
加熱処理の温度は、30~60℃が好ましく、35~50℃がより好ましい。
加熱処理の温度が上記下限値以上であると、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が充分に活性化され、異臭成分の吸着性が充分に得られやすい。加えて、内容物の本来の臭気を充分に維持しやすい。加熱処理の温度が上記上限値以下であると、積層体を構成するフィルムが熱により損傷を受けることを抑制しやすい。
加熱処理の時間は、5時間以上が好ましく、5~96時間がより好ましく、12~48時間がさらに好ましい。加熱処理の時間が上記下限値以上であると、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)が充分に活性化され、異臭成分の吸着性が充分に得られやすい。加えて、内容物の本来の臭気を充分に維持しやすい。加熱処理の時間が上記上限値以下であると、包装体用フィルムの生産性を向上しやすい。
積層フィルムの加熱処理は、従来公知の恒温室等で行うことができる。
なお、この加熱処理が施された積層フィルムと、そうでない積層フィルムとは、例えば、両者の接着剤の硬化状態の分析を行うこと等で判別できる。
≪包装体≫
本実施形態の包装体は、本実施形態の包装体用フィルム1が製袋されたものである。包装体としては、例えば、包装体用フィルム1のヒートシール層36同士をヒートシールして製袋された袋が挙げられる。
包装体の形態としては、例えば、合掌貼り袋、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋、スタンド袋、これらのチャック付き袋等が挙げられる。
また、例えば、包装体としては、開口部を有する容器本体と、包装体用フィルム1からなる蓋体とを備え、容器本体の開口部周縁にヒートシール層36を当接し、上記包装体用フィルム1を容器本体にヒートシールした容器が挙げられる。この場合の容器本体の材質としては、特に限定されず、例えば、PET、金属、紙等が挙げられる。
以上説明したとおり、本実施形態の包装体用フィルム1によれば、内容物の本来の臭気を維持でき、異臭をより低減できる。このため、包装体用フィルム1は、食品や薬剤等の包装体用フィルムとして好適である。特に、ゼオライト含有層34がハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)を含むため、包装体用フィルム1の異臭成分の選択的吸着性がより高められる。
包装体用フィルム1から製造された包装体は、包装体内に存在する異臭成分を吸収でき、内容物の本来の臭気が異臭成分によって変質されるのをより抑制できる。その結果、内容物の本来の臭気の維持が図れる。
また、本発明の包装体用フィルムから製袋されてなる包装体によれば、上記の食品や薬剤等を包装して保管した場合でも、保管中の食品や薬剤の本来の臭気が維持され、異臭が抑制されるため、保管後に包装体を開封した際に、食品や薬剤の本来の臭気が充分に感じられる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態に係る包装体用フィルムについて、図面を参照して説明する。
図2の包装体用フィルム100は、バリア材120と、シーラント材30とがこの順で積層されたものである。すなわち、包装体用フィルム100は、バリア材120と、バリア材120の一方の面に位置するシーラント材30とを備える。
本実施形態において、第一実施形態と異なる点は、バリア材120が基材を兼ねている点である。
バリア材120は、第一実施形態における基材10とバリア材20とを兼ねる材質である。
バリア材120としては、PET、OPP、CPP、HDPE、MDPE等、第一実施形態における基材10と同様の樹脂製フィルムに、アルミニウム等の金属が蒸着された金属蒸着フィルム又はシリカが蒸着されたシリカ蒸着フィルム等が挙げられる。この中でも金属蒸着フィルムが好ましく、金属蒸着PETがより好ましく、アルミニウム蒸着PETがさらに好ましい。
バリア材120として金属蒸着フィルムを用いることで、水蒸気の透過と臭気の透過とを抑制することができる。
なお、第一実施形態における基材10のうち、PET、PVCをバリア材120としてもよい。
バリア材120の厚さは、第一実施形態における基材10の厚さと同様である。
包装体用フィルム100の製造方法としては、従来公知の製造方法を採用できる。例えば、バリア材120として金属蒸着フィルムを得、バリア材120の蒸着面とラミネート層32とが当接するように、バリア材120とシーラント材30とを重ね、これを押圧しつつ加熱する方法が挙げられる。
≪包装体≫
本発明の包装体は、包装体用フィルム100が製袋されたものである。包装体としては、例えば、包装体用フィルム100のヒートシール層36同士をヒートシールして製袋された袋が挙げられる。包装体の形態としては、例えば、合掌貼り袋、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋、スタンド袋等が挙げられる。
本実施形態によれば、包装体用フィルムを薄肉化できるため、柔軟性のさらなる向上を図れる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態では、シーラント材がラミネート層を備えるが、本発明はこれに限定されず、ラミネート層を省略し、ゼオライト含有層がラミネート層を兼ねてもよい。ただし、バリア材とシーラント材との接着性をより高める観点からは、ラミネート層を備えることが好ましい。
以下、実施例を示して本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例において使用した材料は下記のとおりである。
[使用材料]
≪基材≫
・PET:ルミラー(商品名)、東レフィルム加工株式会社製。
・PVC:スミライト(商品名)、住友ベークライト株式会社製。
・OPP:二軸延伸ポリプロピレン、パイレンOT(商品名)、東洋紡株式会社製。
≪バリア材≫
・AL:アルミニウム箔、株式会社UACJ製。
・AL蒸着PET:VM-PET(商品名)、東レフィルム加工株式会社製。
≪シーラント材≫
・PE:LLDPE、リックス(商品名)、東洋紡株式会社製。
≪ゼオライト≫
・ゼオライトA-1:ハイシリカゼオライト(A)、平均粒子径=10μm、Hイオン、SiO/Al比=1500、結晶水量=16モル。
・ゼオライトA-2:ハイシリカゼオライト(A)、平均粒子径=10μm、Hイオン、SiO/Al比=500、結晶水量=29モル。
・ゼオライトA-3:ハイシリカゼオライト(A)、平均粒子径=0.05μm、Hイオン、SiO/Al比=1500、結晶水量=16モル。
・ゼオライトA’-1:ハイシリカゼオライト(A)の比較成分、平均粒子径=10μm、Naイオン、SiO/Al比=1500、結晶水量=16モル。
・ゼオライトB-1:ハイシリカゼオライト(B)、平均粒子径=0.4μm、Hイオン、SiO/Al比=6.5、結晶水量=29モル。
・ゼオライトB-2:ハイシリカゼオライト(B)、平均粒子径=0.4μm、Hイオン、SiO/Al比=15、結晶水量=29モル。
・ゼオライトB-3:ハイシリカゼオライト(B)、平均粒子径=0.4μm、Naイオン、SiO/Al比=6.5、結晶水量=29モル。
・ゼオライトB-4:ハイシリカゼオライト(B)、平均粒子径=1.0μm、Hイオン、SiO/Al比=6.5、結晶水量=29モル。
[実施例1~8、比較例1~6]
表1に示す基材、バリア材及びシーラント材を積層して実施例1~8、比較例1~6の構成に従った包装体用フィルムを製造した。シーラント材は、各層の構成原料が共押出機により成形されたものである。また、ラミネート層がバリア材と当接するように基材とバリア材とシーラント材とを重ねてドライラミネートした。ただし、実施例3は、参考例である。
なお、実施例2、4、6は、バリア材が基材を兼ねる構成であり、バリア材のPETが最外層となる配置である。実施例8は、バリア材が基材を兼ねる構成であり、バリア材のPVCが最外層となる配置である。
また、表中「-」は、その成分が含まれていないことを示す。
[評価方法]
各例で得られた包装体用フィルムを用い、200mm×300mmの平袋を作製した。
次いで、ジアセチル溶液(ジアセチル/純水=5/1000)100gを上記の平袋に入れ密封した後、50℃、湿度50%RHの環境下において1ヶ月間保管した。
<臭気残存度の評価>
保管後の平袋のヘッドスペースにシリンジを刺して平袋内の気体を採取し、ガスクロマトグラフィーでジアセチルの残存濃度(ppb)を測定した。1ppbは、10億分の1の濃度である。
なお、実施例2は、ジアセチルに代えてアセトンで同様の測定をした。
また、比較例1は、ジアセチル及びアセトンの封入は行わず、平袋内の気体に含まれる酢酸エチルの濃度を測定したものである。
臭気残存度の評価は、下記評価基準に従って行った。結果を表1に示す。
表中「a」は、ガスクロマトグラフィーの測定対象となる物質の種類がジアセチルであることを示す。表中「b」は、ガスクロマトグラフィーの測定対象となる物質の種類がアセトンであることを示す。表中「c」は、ガスクロマトグラフィーの測定対象となる物質の種類が酢酸エチルであることを示す。
《評価基準》
臭気a(ジアセチル)
0点:残存濃度が0.001ppb未満。
1点:残存濃度が0.001ppb以上0.010ppb未満。
2点:残存濃度が0.010ppb以上0.100ppb未満。
3点:残存濃度が0.100ppb以上1.000ppb未満。
4点:残存濃度が1.000ppb以上。
臭気b(アセトン)
0点:残存濃度が1ppm未満。
1点:残存濃度が1ppm以上5ppm未満。
2点:残存濃度が5ppm以上10ppm未満。
3点:残存濃度が10ppm以上50ppm未満。
4点:残存濃度が50ppm以上。
臭気c(酢酸エチル)
0点:残存濃度が0.1ppm未満。
1点:残存濃度が0.1ppm以上0.5ppm未満。
2点:残存濃度が0.5ppm以上1.0ppm未満。
3点:残存濃度が1.0ppm以上5.0ppm未満。
4点:残存濃度が5.0ppm以上。
<官能評価>
保管後の平袋を開封し、その際に感じる臭気及び異臭を、パネラー5名が下記判断基準に従って採点した。パネラー5名の採点結果の平均値の小数点以下第一位を四捨五入して官能評価の点数とした。結果を表1に示す。
《評価基準》
0点:異臭を全く感じない。
1点:異臭をわずかに感じる。
2点:弱い異臭を感じる。
3点:やや強い異臭を感じる。
4点:非常に強い異臭を感じる。
<総合評価>
上記臭気残存度の評価、官能評価の評価結果に基づき、各例の包装体用フィルムを下記評価基準に従って総合評価した。総合評価が「◎」又は「○」のものを合格とした。
《評価基準》
◎:臭気残存度の評価が2点以下、かつ、官能評価が0点。
○:臭気残存度の評価が2点以下、かつ、官能評価が1点又は2点。
×:臭気残存度の評価が3点以上、又は、官能評価が3点以上。
Figure 0007178855000001
表1に示すように、本発明を適用した実施例1~8の包装体用フィルムを用いた包装体は、総合評価が「◎」で、臭気残存濃度が低く、異臭をより低減できることが確認できた。
一方、バリア材を備えない包装体用フィルムを用いた比較例1は、外部からの異臭(酢酸エチル)の透過をバリアできず、総合評価が「×」だった。ゼオライト含有層の厚さが本発明の範囲外である包装体用フィルムを用いた比較例2は、臭気残存度が3点で、異臭成分(ジアセチル)を充分に吸収できていなかった。
ハイシリカゼオライト(A)が陽イオンとして水素イオンを含まない包装体用フィルムを用いた比較例3は、臭気残存度が3点で、異臭成分(ジアセチル)を充分に吸収できていなかった。
ハイシリカゼオライト(A)を含まない包装体用フィルムを用いた比較例4は、臭気残存度が3点で、異臭成分(ジアセチル)を充分に吸収できていなかった。
ハイシリカゼオライト(B)を含まない包装体用フィルムを用いた比較例5は、臭気残存度が3点で、異臭成分(ジアセチル)を充分に吸収できていなかった。
A/B比が本発明の範囲外である包装体用フィルムを用いた比較例6は、臭気残存度が4点で、異臭成分(ジアセチル)を充分に吸収できていなかった。
以上の結果から、本発明を適用することで、内容物の本来の臭気を維持でき、異臭をより低減できることが確認できた。
1、100 包装体用フィルム
10 基材
20、120 バリア材
30 シーラント材
32 ラミネート層
34 ゼオライト含有層
36 ヒートシール層

Claims (4)

  1. バリア材と、前記バリア材の一方の面に位置するシーラント材とを備え、
    前記シーラント材は、ヒートシール層と、ハイシリカゼオライト(A)及びハイシリカゼオライト(B)を含有するゼオライト含有層とを備え、かつ、前記バリア材側から順に、前記ゼオライト含有層と前記ヒートシール層とが位置し、
    前記ゼオライト含有層の厚さは10μm以上であり、
    前記ハイシリカゼオライト(A)は、SiO/Alで表されるモル比が1000以上であり、
    前記ハイシリカゼオライト(A)は陽イオンとして水素イオンを含み、
    前記ハイシリカゼオライト(B)は、SiO/Alで表されるモル比が6.515であり、
    前記ハイシリカゼオライト(B)は陽イオンとして水素イオン又はナトリウムイオンを含み、
    前記ハイシリカゼオライト(A)/前記ハイシリカゼオライト(B)で表される質量比が20/80~90/10である、包装体用フィルム。
  2. 前記ヒートシール層の厚さが5~100μmである、請求項1に記載の包装体用フィルム。
  3. 前記バリア材が、金属箔又は金属蒸着フィルムである、請求項1又は2に記載の包装体用フィルム。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の包装体用フィルムが製袋された包装体。
JP2018185082A 2018-09-28 2018-09-28 包装体用フィルム及び包装体 Active JP7178855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018185082A JP7178855B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 包装体用フィルム及び包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018185082A JP7178855B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 包装体用フィルム及び包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020055536A JP2020055536A (ja) 2020-04-09
JP7178855B2 true JP7178855B2 (ja) 2022-11-28

Family

ID=70106315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018185082A Active JP7178855B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 包装体用フィルム及び包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7178855B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136811A (ja) 2000-11-02 2002-05-14 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd 光触媒脱臭フィルター
JP2006273694A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吸着捕捉ゼオライト及びこれを含有する吸着捕捉樹脂組成物
WO2013140821A1 (ja) 2012-03-23 2013-09-26 第一三共株式会社 Ptp又はブリスターパック用積層体及びptp又はブリスターパック
JP2015529715A (ja) 2012-07-30 2015-10-08 ボスティク エス.アー. 感覚刺激性が改良された再密封性包装材料用ホットメルト感圧接着剤
JP2016141443A (ja) 2015-02-02 2016-08-08 スタープラスチック工業株式会社 包装体用フィルム及びその製造方法、並びに包装体
JP2017164953A (ja) 2016-03-15 2017-09-21 スタープラスチック工業株式会社 包装体用フィルム及びこれを用いた包装体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09154927A (ja) * 1995-12-11 1997-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136811A (ja) 2000-11-02 2002-05-14 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd 光触媒脱臭フィルター
JP2006273694A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吸着捕捉ゼオライト及びこれを含有する吸着捕捉樹脂組成物
WO2013140821A1 (ja) 2012-03-23 2013-09-26 第一三共株式会社 Ptp又はブリスターパック用積層体及びptp又はブリスターパック
JP2015529715A (ja) 2012-07-30 2015-10-08 ボスティク エス.アー. 感覚刺激性が改良された再密封性包装材料用ホットメルト感圧接着剤
JP2016141443A (ja) 2015-02-02 2016-08-08 スタープラスチック工業株式会社 包装体用フィルム及びその製造方法、並びに包装体
JP2017164953A (ja) 2016-03-15 2017-09-21 スタープラスチック工業株式会社 包装体用フィルム及びこれを用いた包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020055536A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6684718B2 (ja) ブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体、並びにその積層体の製造方法
JP6349590B2 (ja) 包装体用フィルム及び包装体
JP6584199B2 (ja) 包装袋及びその製造方法
JP6516842B2 (ja) ブリスターパック用積層体、及びそれを用いたブリスターパック
WO2015194646A1 (ja) ブリスターパック用吸収層、それを含む積層体、及びそれを用いたブリスターパック
JP6573607B2 (ja) 易カット性の吸収性積層体、及びそれを用いた包装袋
JP6516840B2 (ja) ブリスターパック用積層体、及びそれを用いたブリスターパック
JP6586677B2 (ja) 包装体用フィルム及びその製造方法、並びに包装体
JP6801970B2 (ja) 包装体
WO2015186640A1 (ja) ブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体
JP2019010775A (ja) 吸湿及びガス吸着用フィルム、並びに包装用積層体
JPH06278774A (ja) 二重包装体
WO2016204292A1 (ja) ブリスターパック用積層体、及びそれを用いたブリスターパック
JP2006193196A (ja) 包装材料及びこれを用いた輸液バッグの外装袋
JP7178855B2 (ja) 包装体用フィルム及び包装体
JP5412963B2 (ja) 積層包装袋
JP6415263B2 (ja) 包装体用フィルム及び包装体
JP6226557B2 (ja) フィルムロール包装体
JP7382191B2 (ja) 包装体用フィルム及び包装体
JP6873773B2 (ja) 包装フィルム及び包装体
JP7233213B2 (ja) ブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体
JP2017214143A (ja) ブリスターパック用積層体、及びそれを用いたブリスターパック
JP2023072878A (ja) エチレンガス吸収性積層体保管形態物およびエチレンガス吸収性積層体
JP2000272666A (ja) 包装体
JP2017149022A (ja) 真空断熱材用積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7178855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150