JP7233213B2 - ブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体 - Google Patents

ブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体 Download PDF

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Description

本発明は、ブリスターパック用積層体、その積層体を用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体に関する。特に、本発明は、大きな薬剤等を包装するために深さのあるポケット部を形成しても成形不良を発生させないブリスターパック用積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体に関する。
粉状の薬剤は、薄手の紙袋又はフィルム製袋等に封入されるが、錠剤又はカプセル剤等の薬剤は、PTP(プレススルーパック)と呼ばれるブリスターパックに封入される。ブリスターパックに封入されている薬剤を指で押し込むことによって、シート状の蓋材を破り、そして薬剤を取り出すことができる。
薬剤は水分を吸収することで、薬効成分が変質することがある。そのため、従来は、ブリスターパックを封入する外装袋内にシリカゲル等の乾燥剤を封入していた。しかし、外装袋内に乾燥剤を投入する作業は手間がかかり、またこれを誤飲又は誤食される恐れもあった。また、外装袋の開封後は、ブリスターパック内を低湿度に保つことができず、薬剤の劣化が進行する問題もあった。さらに薬剤によっては、酸化分解しやすいもの、特有の臭気を発するもの等があるので、ブリスターパック内の酸素、臭気等のガスを吸収したいという要望もある。
それに対し、特許文献1は、主吸着層を挟む2つの副吸着層(スキン層)に吸収剤を含む吸収層、及びバリア層を含む、ブリスターパック用の積層体を開示している。ここではまず、バリア層と吸着層との積層体に、ドーム状のポケット部分を形成する。そして、そのポケット部分に錠剤である薬剤を入れて、これを蓋材で封止している。この技術によれば、外装袋に乾燥剤等を同梱しなくても、乾燥状態の維持、酸化の防止、及び臭気の効率的な除去が可能となると考えられる。
特開2006-334819号公報
特許文献1では、バリア層(基材)としてポリプロピレン等を使用できることを開示している。しかしながら、本発明者らが検討したところ、基材層として無延伸ポリプロピレンフィルムを使用して熱間成形によってポケットを成形した場合には、成形不良が発生する場合があった。
そこで、本発明は、基材として無延伸ポリプロピレンフィルムを使用した場合であっても、成形不良が発生しにくいブリスターパック用の積層体、それを用いたブリスターパック、及びブリスターパック包装体を提供することを目的とする。
本発明者らは、以下の手段により、上記課題を解決できることを見出した。
《態様1》
基材フィルム、押出樹脂層、及び吸収フィルムをこの順で有するブリスターパック用積層体であって、
前記基材フィルムが、無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
前記押出樹脂層が、ポリオレフィン系樹脂を含み、
前記吸収フィルムが、外スキン層、吸収層、及び内スキン層を有し、
前記吸収層が、ポリエチレン系樹脂及び吸収剤を含み、
前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、15重量%以上80重量%未満のポリエチレン系樹脂、及び20重量%超85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつブロックポリプロピレンを、5重量%以上含む、ブリスターパック用積層体。
《態様2》
前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、5重量%~65重量%のブロックポリプロピレン及び5重量%~65重量%のランダムポリプロピレンを含む、態様1に記載の積層体。
《態様3》
前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、25重量%~85重量%のブロックポリプロピレンを含む、態様1に記載の積層体。
《態様4》
前記外スキン層及び前記内スキン層に含まれるポリエチレン系樹脂が、直鎖状低密度ポリエチレンを含む、態様1~3のいずれか一項に記載の積層体。
《態様5》
前記吸収層に含まれるポリエチレン系樹脂が、低密度ポリエチレンを含む、態様1~4のいずれか一項に記載の積層体。
《態様6》
前記吸収フィルムが、多層インフレーションフィルムである、態様1~5のいずれか一項に記載の積層体。
《態様7》
アルミニウム層を有していない、態様1~6のいずれか一項に記載の積層体。
《態様8》
前記基材フィルムが、50μm~300μmの厚さの無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
前記押出樹脂層が、10μm~50μmの厚さの低密度ポリエチレンによる押出樹脂層であり、
前記吸収フィルムが、5μm~30μmの厚さの内スキン層、10μm~100μmの厚さの吸収層、及び5μm~30μmの厚さの外スキン層を有し、
前記吸収層が、少なくとも15重量%~99重量%の低密度ポリエチレン及び1重量%~60重量%のゼオライトを含み、
前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、15重量%以上80重量%未満の直鎖状低密度ポリエチレン、及び20重量%超85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつ前記ポリプロピレン系樹脂が、ブロックポリプロピレンであるか、ブロックポリプロピレンとランダムポリプロピレンとの組み合わせである、態様1に記載の積層体。
《態様9》
態様1~8のいずれか一項に記載の積層体、並びにヒートシール層及びバリア層を有する蓋材とからなり、前記積層体にポケット部が形成されて前記積層体と前記蓋材との間に内容物が収納可能になっている、ブリスターパック。
《態様10》
態様9に記載のブリスターパックと、前記ポケット部に収納された内容物とを有するブリスターパック包装体。
ブリスターパックの概略図である。 本発明のブリスターパックの層構造の概略図である。
《ブリスターパック用積層体》
本発明のブリスターパック用積層体は、基材フィルム、押出樹脂層、及び吸収フィルムをこの順で有する。本発明で用いられる基材フィルムは、無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、押出樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂を含み、吸収フィルムは、外スキン層、吸収層、及び内スキン層を有する。この吸収層は、ポリエチレン系樹脂及び吸収剤を含み、外スキン層及び内スキン層は、それぞれ、15重量%以上80重量%未満のポリエチレン系樹脂、及び20重量%超85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつブロックポリプロピレンを、5重量%以上含む。
外スキン層、吸収層、及び内スキン層を有する吸収フィルムと、基材フィルムとを押出樹脂層で接着させたブリスターパック用積層体において、基材として無延伸ポリプロピレンフィルムを使用した場合には、ポケット部分を成形する際の熱間成形の間に、その成形温度の高さに起因して、吸収フィルムが溶融してしまう場合があった。それに対して、吸収フィルムの耐熱性を向上させるために、吸収フィルムの各層にポリプロピレン系樹脂を用いた場合には、吸収フィルム自体の成形が困難となったり、押出樹脂層と吸収フィルムとの密着強度が低下したり、ポケット部分を成形する際に層間剥離が生じることがあった。
それに対して、本発明者らは、吸収フィルムの外スキン層及び内スキン層に、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂とを併用し、ポリプロピレン系樹脂としてブロックポリプロピレンを特定の量以上で含有させ、かつ押出樹脂層と吸収層にポリオレフィン系樹脂を含有させることによって、基材として無延伸ポリプロピレンフィルムを使用した場合であっても、上記のような成形不良が発生しにくく、吸収フィルム自体の成形も比較的容易であり、各層の密着強度も良好となることを見出した。理論に拘束されないが、これは、ブロックポリプロピレンが、吸収フィルムに耐熱性と柔軟性とを与えることができ、かつポリエチレン系樹脂との相溶性が比較的良好であることによって、吸収フィルムの各層に層間密着強度を提供できるためであると考えられる。
図1を参照すると、本発明のブリスターパック用積層体Bは、最外層の基材フィルム10、押出樹脂層20、及び吸収フィルム30をこの順で有し、またこれらの層から構成されている。このブリスターパック用積層体Bには、ポケット部分が形成されて、そこに内容物100が収容され、蓋材40で封止されてブリスターパック包装体Aとなる。
図2を参照すると、本発明のブリスターパック用積層体Bは、吸収フィルム30が、外スキン層31、吸収層32、及び内スキン層33から構成されており、内スキン層33が、蓋材40のヒートシール層41とヒートシールされて接着する。蓋材40は、さらに少なくともバリア層42を含む。
本発明の積層体の厚さは、積層体の強度、コシ、ブリスターパック包装体に成形した際のプッシュスルー性、バリア性等の観点から、例えば500μm以下、400μm以下、300μm以下、250μm以下、200μm以下、150μm以下、又は100μm以下とすることができ、また80μm以上、100μm、150μm以上、又は200μm以上とすることができる。例えば、本発明の積層体の厚さは、80μm以上500μm以下、又は150μm以上400μm以下とすることができる。
〈基材フィルム〉
本発明の積層体で用いられる基材フィルムは、無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、また無延伸ポリプロピレンフィルムから構成されていてもよい。基材フィルムは、吸収フィルムを外部環境と隔離し、積層体全体に適切なコシ、強度等を与え、本発明の積層体において最外層となることができる。
本発明の積層体で用いられる基材フィルムは、本分野において知られている、基材層、アルミニウム層、及び随意の補強層をこの順で含むことによって、アルミブリスターパック用積層体となってもよいが、アルミニウム層を含まずに、無延伸ポリプロピレンフィルムから構成されていることが好ましい。
なお、本明細書において、「A層及びB層で構成される」及び「A層から構成される」とは、本質的には、A層とB層のみを含む積層体、及びA層のみを含む積層体を意味しているが、その層の他に、本発明の有利な効果が得られる範囲又は有利な効果が失われない範囲で他の層を含んでもよいことを意味している。例えば、A層にアンカーコート層等が形成されていたとしても、「A層から構成される」と表現する場合がある。
基材フィルムの厚さは、バリア性を維持し、かつ本発明の積層体全体に強度等を与える観点から、例えば400μm以下、又は300μm以下とすることができ、また50μm以上、100μm、150μm以上、180μm以上、又は200μm以上とすることができる。例えば、基材フィルムの厚さは、50μm以上400μm以下、又は180μm以上300μm以下とすることができる。
〈押出樹脂層〉
押出樹脂層は、基材フィルムと吸収フィルムとを接着し、吸収フィルムの外スキン層との層間密着強度を高めるために、ポリオレフィン系樹脂を含む。ポリオレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。
なお、本明細書において「ポリエチレン系樹脂」とは、ポリマーの主鎖にエチレン基の繰返し単位を、30mol%以上、40mol%以上、50mol%以上、60mol%以上、70mol%以上、又は80mol%以上含む樹脂であり、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン-メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)、カルボン酸変性ポリエチレン、カルボン酸変性エチレンビニルアセテート共重合体、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物からなる群より選択される。
これらの中でも特に、本発明の積層体の押出樹脂層においては、LDPE、LLDPE、MDPE、EMMA、EAA、EMA等を挙げることができ、特にLDPE及び/又はLLDPEが好ましい。本発明の有利な効果を損なわない範囲で、押出樹脂層は、他の種類の熱可塑性樹脂(例えば他の種類のポリオレフィン系樹脂)を含んでいてもよい。
押出樹脂層は、吸収フィルムと基材フィルムとの間に、押出樹脂層となる溶融樹脂を押し出して、これらを接着させるサンドラミネートによって形成することできる。押出樹脂層の厚みとしては、10μm以上、15μm以上、20μm以上、25μm以上、又は30μm以上とすることができ、また60μm以下、40μm以下、30μm以下、又は25μm以下とすることができる。例えば、押出樹脂層の厚さは、10μm以上60μm以下、又は15μm以上40μm以下とすることができる。
〈吸収フィルム〉
本発明の積層体で用いられる吸収フィルムは、基材フィルム側に位置する外スキン層、吸収層、及び内スキン層をこの順で有する。内スキン層は、蓋材との間でヒートシール性を有することができ、内スキン層は、基材フィルム又は基材層とは反対側のブリスターパック用積層体の最外層を構成することができる。
吸収フィルムの厚さは、例えば200μm以下、150μm以下、120μm以下、又は100μm以下であり、また30μm以上、50μm、又は70μm以上である。例えば、吸収フィルムの厚さは、30μm以上200μm以下、又は50μm以上150μm以下とすることができる。
〈吸収フィルム-吸収層〉
吸収層は、吸収剤及びポリエチレン系樹脂を含み、吸収剤を含有するため、液体及び気体の少なくとも一方を吸収することができる。吸収対象としては、例えば、水分、薬剤のにおい成分等をあげることができる。
吸収層がポリエチレン系樹脂を含み、かつ外スキン層及び内スキン層がポリエチレン系樹脂を含むことによって、これらの層間の層間密着強度を高めることができる。吸収層に用いられるポリエチレン系樹脂としては、LDPE、LLDPE、EMAA等を挙げることができ、特にLDPE及び/又はLLDPEが好ましい。例えば、吸収層では、スキン層の構成に対応させて、LDPE及びLLDPEを組み合わせて用いて、これらの層間密着性を向上させることができる。この場合において、LDPEとLLDPEとの合計重量における、LDPEの含有量は、10重量%以上、30重量%以上、50重量%以上、70重量%以上、又は90重量%以上であってもよく、90重量%以下、70重量%以下、50重量%以下、又は30重量%以下であってもよい。
吸収層は、ポリエチレン系樹脂を10重量%以上、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、又は60重量%以上で含んでいてもよく、99重量%以下、95重量%以下、90重量%以下、80重量%以下、70重量%以下、又は60重量%以下で含んでいてもよい。例えば、吸収層のポリエチレン系樹脂の含有量は、10重量%以上90重量%以下、又は30重量%以上80重量%以下とすることができる。
本発明の有利な効果を損なわない範囲で、吸収層は、他の種類の熱可塑性樹脂(例えば他の種類のポリオレフィン系樹脂)を含んでいてもよく、例えばポリプロピレン樹脂を含んでいてもよい。吸収層は、他の種類の熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン系樹脂、例えばブロックPP、ランダムPP、ホモPPを含有することができ、その含有量は、10重量%以上、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、又は60重量%以上で含んでいてもよく、80重量%以下、70重量%以下、又は60重量%以下であってもよい。
吸収剤としては無機吸収剤を挙げることができる。例えば、無機吸収剤としては、酸化カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化バリウム、五酸化二リン、過塩素酸マグネシウム、過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム、生石灰、チオ硫酸ナトリウム等の化学吸着剤、及び酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、シリカゲル、無機の分子篩等の物理吸着剤を挙げることができる。無機の分子篩の例としては、限定されないが、アルミノケイ酸塩鉱物、クレー、多孔質ガラス、微細孔性活性炭、ゼオライト、活性炭、又は水等の小分子を拡散させることが可能な開口構造をもつ化合物を挙げることができ、これらを単独または複数組み合わせて使用することができる。
これらの中でも特に、無機吸収剤としてゼオライトが好ましい。ゼオライトとしては、天然ゼオライト、人工ゼオライト、合成ゼオライトを使用することができ、合成ゼオライトの一例としてはモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社)があり、この中でも特に細孔(吸収口)径が0.3nm~1nmのモレキュラーシーブを使用することができる。
無機吸収剤の平均粒子径(レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径)は、特に限定されるものではないが、例えば体積基準メジアン径(d50)が10nm以上、100nm以上、500nm以上、1μm以上、5μm以上、又は10μm以上であってもよく、又は100μm以下、50μm以下、30μm以下、10μm以下、1μm以下、又は200nm以下のものであってもよい。例えば、無機吸収剤の平均粒子径は、5μm以上100μm以下のミクロンオーダーであってもよく、又は10nm以上200nm以下のナノオーダーであってもよい。
無機吸収剤は、吸収能力の観点から、吸収層の重量に対して、1重量%以上、5重量%以上、10重量%以上、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、又は50重量%以上の範囲で吸収層に含まれることができ、またポリエチレン系樹脂への分散性及び成形性の観点から90重量%以下、80重量%以下、70重量%以下、又は60重量%以下の範囲で吸収層に含まれることができる。
吸収層の厚さは、10μm以上、30μm以上、50μm以上、70μm以上、又は90μm以上であってもよく、200μm以下、150μm以下、100μm以下、又は80μm以下であってもよい。例えば、吸収層の厚さは、30μm以上200μm以下、又は50μm以上100μm以下とすることができる。
〈吸収フィルム-スキン層〉
外スキン層及び内スキン層は、それぞれ、15重量%以上80重量%未満のポリエチレン系樹脂、及び20重量%超85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつブロックポリプロピレンを、5重量%以上含む。
外スキン層及び内スキン層が、これらの樹脂を含むことによって、吸収層及び押出樹脂層のポリオレフィン系樹脂との間で、高い接着性を与えることができ、これらの層間密着強度を向上させることができる。また、外スキン層及び内スキン層に、ポリプロピレン系樹脂を与えることによって、これらの層に耐熱性を付与させることができる。さらに、ポリプロピレン系樹脂の少なくとも一部がブロックポリプロピレンであることによって、吸収フィルムに耐熱性に加えて柔軟性を与えることができ、それによりブリスターパック積層体に比較的高い温度でポケットを成形しても成形不良が発生しにくくなることがわかった。そして、ブロックポリプロピレンを用いた場合は、他のポリプロピレンを用いた場合よりも、さらに高い耐熱性と層間密着強度とを積層体に付与できることがわかった。
本明細書においてポリプロピレン系樹脂とは、ポリマーの主鎖にプロピレン基の繰返し単位を、30mol%以上、40mol%以上、50mol%以上、60mol%以上、70mol%以上、又は80mol%以上含む樹脂であり、例えば、ポリプロピレン(ホモPP)ホモポリマー、ランダムポリプロピレン(ランダムPP)、ブロックポリプロピレン(ブロックPP)、塩素化ポリプロピレン、カルボン酸変性ポリプロピレン、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。
ここで、ホモPPは、実質的に全てがプロピレン単位からなるポリプロピレンである。
ランダムPPは、主成分としてのプロピレンと、添加成分としてのエチレン及び/又は炭素数4以上のα-オレフィンとのランダム共重合体であり、例えばプロピレン90~98質量%と、エチレン及び/又は炭素数4以上のα-オレフィン10~2質量%とのランダム共重合体である。ランダムポリプロピレンは、好ましくはプロピレン95~98質量%とエチレン及び/又は炭素数4以上のα-オレフィン5~2質量%とのランダム共重合体である。
ブロックPPは、ホモポリプロピレンの中にポリエチレン及び/又は炭素数4以上のα-オレフィン系ポリマーが分散している海島構造を有する樹脂であり、島状に存在するポリエチレン及び/又は炭素数4以上のα-オレフィン系ポリマーの周りにはEPR相(ゴム相)が存在している。
外スキン層及び内スキン層に含まれるポリエチレン系樹脂としては、例えばLDPE、LLDPE、MDPE等を挙げることができ、特にLDPE及び/又はLLDPEが好ましい。
外スキン層及び内スキン層に含まれるポリエチレン系樹脂の含有量は、15重量%以上80重量%未満である。この含有量は、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、60重量%以上、又は70重量%以上であってもよく、75重量%以下、70重量%以下、60重量%以下、50重量%以下、40重量%以下、又は30重量%以下であってもよい。例えば、外スキン層及び内スキン層に含まれるポリエチレン系樹脂の含有量は、30重量%以上70重量%以下、又は40重量%以上60重量%以下である。
外スキン層及び内スキン層に含まれるブロックPP以外のポリプロピレン系樹脂としては、例えばホモPP及びランダムPPを挙げることができる。
外スキン層及び内スキン層に含まれるポリプロピレン系樹脂の含有量は、20重量%超85重量%以下である。この含有量は、25重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、60重量%以上、又は70重量%以上であってもよく、80重量%以下、70重量%以下、60重量%以下、50重量%以下、40重量%以下、又は30重量%以下であってもよい。例えば、外スキン層及び内スキン層に含まれるポリプロピレン系樹脂の含有量は、30重量%以上70重量%以下、又は40重量%以上60重量%以下である。
外スキン層及び内スキン層に含まれるブロックPPの含有量は、5重量%以上85重量%以下である。この含有量は、10重量%以上、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、又は60重量%以上であってもよく、80重量%以下、70重量%以下、60重量%以下、50重量%以下、40重量%以下、30重量%以下、又は20重量%以下であってもよい。例えば、外スキン層及び内スキン層に含まれるブロックPPの含有量は、10重量%以上70重量%以下、20重量%以上60重量%以下、又は30重量%以上50重量%以下である。
外スキン層及び内スキン層のポリプロピレン系樹脂は、その全てがブロックPPであってもよく、ブロックPP以外のポリプロピレン系樹脂を含んでいてもよい。外スキン層及び内スキン層がブロックPP以外のポリプロピレン系樹脂を含む場合、その含有量は、70重量%以下であり、例えば、10重量%以上、20重量%以上、30重量%以上、40重量%以上、50重量%以上、又は60重量%以上であってもよく、70重量%以下、60重量%以下、50重量%以下、40重量%以下、30重量%以下、20重量%以下、又は10重量%以下であってもよい。例えば、外スキン層及び内スキン層に含まれるブロックPP以外のポリプロピレン系樹脂の含有量は、10重量%以上60重量%以下、又は20重量%以上50重量%以下である。
外スキン層及び内スキン層は、吸収層に含有されるような吸収剤を含むことができ、その場合、吸収層における含有量よりも低い含有量で吸収剤を含むことができる。ただし、外 スキン層及び内スキン層は、吸収剤を実質的に含まないことが好ましく、吸収剤の含有量は、それぞれの層において10重量%以下、5重量%以下、または3重量%以下であることが好ましい。
外スキン層及び内スキン層の厚みは、適度な成形性及び弾性を得る観点から、5μm以上、8μm以上、10μm以上、又は20μm以上であってもよく、50μm以下、40μm以下、30μm以下、又は20μm以下であってもよい。
〈吸収フィルム-成形方法〉
吸収フィルムを成形するために、吸収層単層を、吸収剤及びポリエチレン系樹脂を少なくとも用いてインフレーション法、Tダイ法、カレンダー法、キャスティング法、プレス成形、押出成形又は射出成形することにより成形することができる。その後、外スキン層及び内スキン層を積層させることができる。
好ましくは、外スキン層、吸収層及び内スキン層を含む本発明の吸収フィルムを、多層インフレーション法によって製造することができる。これは複数の押出機によって同時に複数の樹脂をチューブ状に押出して、この中に空気を送って膨らませて、多層フィルムを製造する方法である。このようにして、吸収層とスキン層とを共押出して成形して、吸収フィルムを得ることができる。
インフレーション法によって、吸収フィルムを製造する前には、好ましくは吸収剤及びポリエチレン系樹脂を少なくとも二軸混練機で加熱混練した後に、ペレット状に加工することで、吸収層用の樹脂組成物(ペレット)を作製する。さらに、上記ペレットと、他の樹脂ペレットとをドライブレンドすることで、無機吸収剤の含有率を希釈調整してもよい。そして、吸収層用のペレットと、スキン層用の樹脂のペレットを用いて、多層インフレーション法により多層製膜を行うことで吸収フィルムを製造する。吸収層をインフレーション法により製造した後、別途製造したスキン層を熱圧着等によってラミネートして、吸収フィルムを得てもよい。
吸収層単層をTダイ法によって製造する場合にも、事前に吸収剤及びポリエチレン系樹脂を少なくとも含むペレットを作製してから、フィルムを成形することができる。この際に、吸収層の一方又は両方の面にスキン層を共押出して、吸収層及びスキン層を含む吸収フィルムを得てもよい。
吸収層及びスキン層を、インフレーション法、Tダイ法、カレンダー法、キャスティング法、プレス成形、押出成形又は射出成形することにより、それぞれフィルム状又はシート状に成形し、それらを公知の方法でラミネートすることによって、吸収フィルムを得てもよい。
〈その他〉
本発明のブリスターパック用の積層体は、上記の層の他に、任意の2つの層の間に、印刷層、2層間の接着を高めるためのアンカーコート層、プライマー層等をさらに有してもよい。
《ブリスターパック、及びブリスターパック包装体》
本発明のブリスターパックは、上記のブリスターパック用積層体、及び蓋材を有する。ブリスターパック用積層体と蓋材は、少なくとも部分的に接着する。ブリスターパック用積層体に、錠剤等の内容物を収納するためのポケット部の成形をした後に薬剤をポケット部に収容し、蓋材を接着させて、ブリスターパックのポケット部に内容物を収納したブリスターパック包装体を作製することができる。
〈内容物〉
本発明のブリスターパックの内容物としては、外気との接触によって劣化しうる物であれば限定されるものではなく、薬剤の他、食品、化粧品、医療機器、電子部品等を挙げることができる。また、薬剤としては、医薬品製剤の他、洗浄剤、農薬等を含む。
〈蓋材〉
蓋材は、ヒートシール層とバリア層とを含む。そのヒートシール層としては、周知のヒートシール製の樹脂を用いることができ、好ましくはポリオレフィン系樹脂、例えばポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂を用いることができる。蓋材のヒートシール層と、ブリスターパック用積層体の蓋材と接着する層とは、接着性を高める観点から、互いの樹脂を適宜選択することができる。
蓋材のバリア層は、例えばアルミニウム層であってもよい。
蓋材を、アルミニウム箔にポリオレフィン系ポリマーアロイ等のイージーピール性樹脂がコーティングされた形態、又はイージーピールフィルムが積層された形態とすることもできる。この場合、ブリスターパックと蓋材とを、接着界面で剥離させることで、内容物を容易に取り出すことができる。
《ブリスターパックの作製》
〈実施例1~20及び比較例1~7〉
表1に記載の実施例1~20及び比較例1~7の積層体を次のとおり作製した。
20重量%のゼオライトと80重量%の低密度ポリエチレン(以下、「LDPE」とする)とを含むペレットを作成し、吸収層の成形のために使用した。
内スキン層及び外スキン層用の樹脂として、表1に記載の各例の樹脂のペレットを用意し、これらを上記の吸収層用ペレットと共に使用して、多層インフレーション法によって、各例で用いる吸収フィルムを成形した。
吸収フィルムの製造においては、全ての例で、内スキン層及び外スキン層の厚さを10μmとし、吸収層の厚さを60μmとした。また、内スキン層及び外スキン層の樹脂の構成を同一とし、直鎖状低密度ポリエチレン(以下、「LLDPE」とする)として、株式会社プライムポリマーの「エボリューSP2520」を使用し;ブロックポリプロピレン(以下、「ブロックPP」とする)として、日本ポリプロ株式会社の「ノバテックBC6DRF」を使用し;ランダムポリプロピレン(以下、「ランダムPP」とする)として、日本ポリプロ株式会社の「ウィンテック WFW5T」を使用した。
250μmの厚さの無延伸ポリプロピレンフィルム(三菱ケミカル株式会社、スーパーホイル)を基材フィルムとして用意し、この基材フィルムと、吸収フィルムとを、サンドラミネーターを用いて、LDPE(サンテック-LD L1850K、旭化成ケミカルズ株式会社)を押し出して、30μmの押出樹脂層を形成して積層体を得た。なお、これらを接着させる前には、基材フィルム側に2液型ウレタン系のアンカーコート剤を塗布した。
〈実施例21~25〉
表2に記載の量のゼオライトと、表2に記載の量及び種類の樹脂ペレットを用いて、実施例21~25の吸収フィルムを成形した。吸収層の成形の際には、実施例1等で用いた吸収層用ペレットに、他の樹脂ペレットをドライブレンドした。これらの吸収フィルムを用いて、実施例1等と同様にして、積層体を得た。なお、実施例21~25の吸収フィルムで用いた樹脂の品番については、実施例1等の吸収フィルムで用いた樹脂と同様である。
《評価方法》
〈耐熱性〉
上130℃、下145℃の熱板に25mm角サンプルを基材フィルム側を下にして1秒間挟んで加熱し、外観変化を目視で確認した。変化がなかった場合を「○」、表面にムラが生じた場合を「△」、表面が溶け出して基材が変形した場合を「×」として評価した。
〈層間密着性〉
内外のスキン層と吸収層との間、及び外スキン層と押出樹脂層との間の層間密着強度を、JIS Z1707に準拠して、引張り試験測定器(株式会社東洋精機製作所、ストログラフ)を用いて測定した。層間強度が、3N/mm以上又は密着していて測定できなかった場合を「○」、1N/mm以上3N/mm未満の場合を「△」、1N/mm未満の場合を「×」として評価した。
〈透明性〉
目視で透明性を確認した。文字が書いてある紙の上に各例の積層体を置いた場合に、透明性が高く明確に文字が読める場合を「○」、文字が読める場合を「△」、文字が読めない場合を「×」として評価した。
〈ポケット成形性〉
ブリスター成型機を使用して、設定温度140℃で1分間加熱してポケット成形を行った。成型後の外観を目視で確認し、層間の剥がれや、表面の溶け出しがなくポケット成形が可能であった場合を「○」、層間の剥がれや、表面の溶け出しがあり成型不能であった場合を「×」として評価した。
《結果》
結果を以下の表1及び表2に示す。なお、吸収層に含まれるゼオライトに入れるにおい吸収能力も確認したが、全ての例において、吸収能力があることが確認された。
Figure 0007233213000001
Figure 0007233213000002
これらの結果を参照すると、LLDPEが多すぎる場合には、耐熱性が低くなり、ポリプロピレンが多すぎる場合には、層間密着性が低下する傾向にあることが分かる。また、ポリプロピレンのなかでも、ランダムPPのみが使用されている比較例5~7を参照すると、耐熱性も層間密着強度も非常に低くなることが分かる。しかしながら、ランダムPPが使用された例であっても、ブロックPPを少量でも含めば、耐熱性も層間密着強度も向上できることがわかった。これは、ブロックPPが、ランダムPPと比較して、ポリエチレン系樹脂との相溶性及び/又は分散性が良好であるためと考えられる。一方で、ブロックPPが多い場合には、透明性が低下する傾向にあった。
実施例22~24を参照すると、吸収層にPPを含む場合にも良好な結果が得られることがわかる。また、実施例21及び25を参照すると、吸収層がLLDPEを多く含む場合にも良好な結果が得られることがわかる。
10 基材フィルム
20 押出樹脂層
30 吸収フィルム
31 外スキン層
32 吸収層
33 内スキン層
40 蓋材
41 ヒートシール層
42 バリア層
100 内容物
A ブリスターパック包装体
B ブリスターパック用積層体

Claims (10)

  1. 基材フィルム、押出樹脂層、及び吸収フィルムをこの順で有するブリスターパック用積層体であって、
    前記基材フィルムが、無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
    前記押出樹脂層が、ポリエチレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂を含み、
    前記基材フィルムと前記押出樹脂層とが、アンカーコート層を介して接着されており、
    前記吸収フィルムが、外スキン層、吸収層、及び内スキン層を有し、
    前記吸収層が、ポリエチレン系樹脂及び吸収剤を含み、
    前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、15重量%以上75重量%以下のポリエチレン系樹脂、及び25重量%以上85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつ、前記ポリプロピレン系樹脂のうち、ブロックポリプロピレンを、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、5重量%以上含み、かつ
    アルミニウム層を有していない、
    ブリスターパック用積層体。
  2. 前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、前記ポリプロピレン系樹脂のうち、ブロックポリプロピレンを、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、5重量%~65重量%含み、かつランダムポリプロピレンを、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、5重量%~65重量%含む、請求項1に記載の積層体。
  3. 前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、前記ポリプロピレン系樹脂のうち、ブロックポリプロピレンを、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、5重量%~65重量%含む、請求項1に記載の積層体。
  4. 前記外スキン層及び前記内スキン層に含まれるポリエチレン系樹脂が、直鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体。
  5. 前記吸収層に含まれるポリエチレン系樹脂が、低密度ポリエチレンを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
  6. 前記吸収フィルムが、多層インフレーションフィルムである、請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体。
  7. 前記外スキン層及び前記内スキン層が、それぞれ、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、15重量%以上70重量%以下のポリエチレン系樹脂、30重量%以上85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層体。
  8. 前記基材フィルムが、50μm~300μmの厚さの無延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
    前記押出樹脂層が、10μm~50μmの厚さの低密度ポリエチレンによる押出樹脂層であり、
    前記吸収フィルムが、5μm~30μmの厚さの内スキン層、10μm~100μmの厚さの吸収層、及び5μm~30μmの厚さの外スキン層を有し、
    前記吸収層が、前記吸収層の重量に対して、15重量%~99重量%の低密度ポリエチレン及び1重量%~60重量%のゼオライトを含み、
    前記外スキン層及び前記内スキン層が、前記外スキン層及び前記内スキン層のそれぞれの重量に対して、それぞれ、15重量%以上75重量%以下の直鎖状低密度ポリエチレン、及び25重量%以上85重量%以下のポリプロピレン系樹脂を含み、かつ前記ポリプロピレン系樹脂が、ブロックポリプロピレンであるか、ブロックポリプロピレンとランダムポリプロピレンとの組み合わせである、請求項1に記載の積層体。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載の積層体、並びにヒートシール層及びバリア層を有する蓋材とからなり、前記積層体にポケット部が形成されて前記積層体と前記蓋材との間に内容物が収納可能になっている、ブリスターパック。
  10. 請求項9に記載のブリスターパックと、前記ポケット部に収納された内容物とを有するブリスターパック包装体。
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