JP2017164953A - 包装体用フィルム及びこれを用いた包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の本来の臭気を維持しつつ、異臭及び水分を低減できる包装体用フィルム及びこれを用いた包装体。【解決手段】疎水性ゼオライトを含む疎水性ゼオライト含有層と親水性ゼオライトを含む親水性ゼオライト含有層とを備え、前記疎水性ゼオライトは、SiO2/Al2O3で表されるモル比が5以上であり、前記親水性ゼオライトは、SiO2/Al2O3で表されるモル比が5未満である包装体用フィルム。【選択図】図1

Description

本発明は、包装体用フィルム及びこれを用いた包装体に関する。
食品、医薬品、化粧料等の様々な物品は、成形容器の開口部が蓋材で封止された容器や袋体等の包装体に収容され流通される。
食品の一例である焙煎されたコーヒー豆又はこれを挽いた粉砕体は、通常、例えば特許文献1、特許文献2に記載されるようなプラスチック製フィルムの包装体に封入され保管される。
特開平8−258873号公報 特開平10−1181号公報
上記のように保管された食品、医薬品、化粧料等は、保管中に酸化されて酸化物等を生じることがある。この酸化物等が増加すると、当該酸化物等に由来する異味又は異臭成分が増加し、商品価値の低下を招くことがあった。
異臭成分発生を抑制する方法として、従来では活性炭等の脱臭剤が使用されているが、これらの脱臭剤は異臭のみならず食品、医薬品、化粧料等に含まれている本来の良好な臭気も除去してしまう。
また外部から侵入する水分は、酸化物等の発生の原因となる。しかし従来用いられるような脱臭剤は、異臭と水分を吸着することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内容物の本来の臭気を維持しつつ、異臭及び水分を低減できる包装体用フィルム及び包装体、を目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1]疎水性ゼオライトを含む疎水性ゼオライト含有層と親水性ゼオライトを含む親水性ゼオライト含有層とを備え、前記疎水性ゼオライトは、SiO/Alで表されるモル比が5以上であり、前記親水性ゼオライトは、SiO/Alで表されるモル比が5未満である包装体用フィルム。
[2]さらに基材を含み、前記基材と、前記親水性ゼオライト含有層と、前記疎水性ゼオライト含有層をこの順に備える[1]の包装体用フィルム。
[3]さらにバリア材を含み、前記基材と、前記バリア材と、前記親水性ゼオライト含有層と、前記疎水性ゼオライト含有層をこの順に備える[2]に記載の包装体用フィルム。
[4][1]〜[3]の包装体用フィルムが用いられ、前記疎水性ゼオライト含有層が前記親水性ゼオライト含有層よりも内側に位置する包装体。
本発明の包装体用フィルム及びこれを用いた包装体によれば、内容物の本来の臭気を維持しつつ、異臭及び水分を低減できる。
本発明の第一の実施形態に係る包装体用フィルムの断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る包装体用フィルムの断面図である。
本発明の包装体用フィルムは、親水性ゼオライト含有層及び疎水性ゼオライト含有層を備える。
以下、本発明の包装体用フィルムについて、実施形態を挙げて説明する。
(第一の実施形態)
包装体用フィルム100は、図1に示すように疎水性ゼオライト含有層31及び親水性ゼオライト含有層32を備える。なお、本実施形態において疎水性ゼオライト含有層31は、ヒートシール層を兼ねている。
≪疎水性ゼオライト含有層≫
疎水性ゼオライト含有層31は、疎水性ゼオライトを含有する樹脂フィルムである。疎水性ゼオライトは、内容物から発生した疎水性の異臭成分を吸着する。
疎水性ゼオライト含有層31を構成する樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状LDPE(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、エチレン−ビニルアルコール重合体(EVOH)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、アイオノマー等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
本発明における疎水性ゼオライトは、SiO/Alで表されるモル比(以下、SiO/Al比ということがある)が5以上のものである。本発明においては、疎水性ゼオライトとしてSiO/Al比が50〜80であることが好ましい。かかる疎水性ゼオライトを用いることで、内容物から生じた異臭を選択的に吸着できる。
疎水性ゼオライトを構成する塩は、特に限定されないが、Naイオン、Kイオン、Caイオン、Mgイオン等が挙げられ、中でも、内容物の本来の臭気を維持しやすい点から、Naイオン、Caイオンが好ましい。
疎水性ゼオライト中の結晶水の量(結晶水量)は、疎水性ゼオライト1モル当たり350モル以下が好ましく、300モル以下がより好ましい。
疎水性ゼオライトとしては、例えば、疎水性モレキュラーシーブ(商品名、ユニオン昭和株式会社製)、ハイシリカゼオライト(商品名、東ソー株式会社製)等が挙げられる。
疎水性ゼオライトの平均粒子径は、特に限定されないが、例えば、1〜50μmが好ましく、1〜30μmがより好ましく、2〜20μmがさらに好ましく、3〜10μmが特に好ましい。疎水性ゼオライトの平均粒子径が、前記の好ましい範囲であると、疎水性ゼオライトが二次凝集等せずに異臭に対して充分に作用でき、異臭の吸着性が高められやすくなる。
疎水性ゼオライト含有層31中、疎水性ゼオライト含有量は、10〜50質量%が好ましい。疎水性ゼオライト含有量が上記下限値以上であれば、異臭の吸着性をより高めやすくなり、内容物の本来の臭気を維持しやすくなる。疎水性ゼオライト含有量が上記上限値以下であれば、疎水性ゼオライト含有層31を欠損なく形成しやすい。
疎水性ゼオライト含有層31の厚さは、10〜50μmが好ましく、20〜40μmがより好ましい。上記の好ましい範囲であると、異臭の吸着性が高められ、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。疎水性ゼオライト含有層31の厚さが10μm未満であると、異臭の吸着性が充分に得られなくなる。
疎水性ゼオライト含有層31は、親水性ゼオライトを含んでいてもよいが、疎水性ゼオライト含有層31に含まれるゼオライト全体に対する疎水性ゼオライトモル比は、0.5以上であり、0.8以上であることが好ましく、0.95以上であることがより好ましい。
≪親水性ゼオライト含有層≫
親水性ゼオライト含有層32は、親水性ゼオライトを含む樹脂フィルムである。親水性ゼオライトは、外部から透過侵入した水蒸気や、内容物から発生した水分を吸着する。親水性ゼオライトは、親水性の臭気を吸着するが、水分の吸着が優勢である。
親水性ゼオライト含有層32を構成する樹脂としては、疎水性ゼオライト含有層31を構成する樹脂と同様である。
親水性ゼオライトは、SiO/Al比が5未満のものである。親水性ゼオライトのSiO/Al比は、1〜4.9が好ましく、1〜3がより好ましい。上記下限値は、ゼオライトにおける理論上のSiO/Al比の最低値である。前記の好ましい範囲であると、内容物の本来の臭気を維持しやすくなる。
親水性ゼオライトのSiO/Al比と疎水性ゼオライトのSiO/Al比とは、5以上異なることが好ましく、40以上異なることがより好ましい。上記下限値以上であれば、疎水性ゼオライト含有層31がより良好に疎水性の異臭成分を吸着し、親水性ゼオライト含有層32がより良好に親水性の異臭成分を吸着し、かつ内容物の本来の臭気をより良好に維持できる。
親水性ゼオライトを構成する塩は、親水性ゼオライトを構成する塩と同様である。
親水性ゼオライト中の結晶水の量(結晶水量)は、親水性ゼオライト1モル当たり100モル以上が好ましく、150モル以上がより好ましい。前記下限値以上であれば、内容物の本来の臭気を維持しやすくなる。
親水性ゼオライトとしては、例えば、モレキュラーシーブ(商品名、ユニオン昭和株式会社製)、ゼオラム(商品名、東ソー株式会社製)等が挙げられる。
親水性ゼオライトの平均粒子径は、特に限定されないが、例えば、5〜50μmが好ましく、5〜30μmがより好ましく、5〜20μmがさらに好ましく、10〜20μmが特に好ましい。上記下限値未満では、親水性ゼオライト含有層32を設ける際に、親水性ゼオライトが二次凝集して粒子径が大きくなりやすく、この二次凝集した粒子が親水性ゼオライト含有層32を破損して、親水性ゼオライト含有層32を設けた効果が低下するおそれがある。上記上限値超では、親水性ゼオライトの粒子径が大きすぎることにより、親水性ゼオライト含有層32を破損して、親水性ゼオライト含有層32を設けた効果が低下するおそれがある。
親水性ゼオライトの平均粒子径は、レーザー回折法により測定される体積標準のメジアン径である。
親水性ゼオライト含有層32中、親水性ゼオライト含有量は、10〜70質量%が好ましく、25〜50質量%がより好ましい。親水性ゼオライト含有量が上記下限値以上であれば、異臭の吸着性をより高めやすくなり、内容物の本来の臭気を維持しやすくなる。親水性ゼオライト含有量が上記上限値以下であれば、親水性ゼオライト含有層32を欠損なく形成しやすい。
親水性ゼオライト含有層32の厚さは、5〜90μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。上記の好ましい範囲であると、水分の吸着性が高められ、かつ内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。親水性ゼオライト含有層32の厚さが5μm未満であると、水分の吸着性低下に伴い、異臭の吸着性が充分に得られなくなる。
親水性ゼオライト含有層32は、疎水性ゼオライトを含んでいてもよいが、親水性ゼオライト含有層32に含まれるゼオライト全体に対する親水性ゼオライトモル比は、0.5以上であり、0.8以上であることが好ましく、0.95以上であることがより好ましい。
<包装体用フィルムの製造方法>
第一の実施形態の包装体用フィルム100の製造方法は、疎水性ゼオライト含有層31及び親水性ゼオライト含有層32の材質や構成等に応じて、従来公知の方法から選択される。包装体用フィルム1を得る方法としては、例えば、Tダイ共押出機、インフレーション共押出機等を用いた共押出法によって、疎水性ゼオライト含有層及び親水性ゼオライト含有層32との積層体を得る方法が挙げられる。
上記のようにして積層体を製造した後、積層体に加熱処理を施してもよい。積層体を加熱処理することで親水性ゼオライト及び疎水性ゼオライトが活性化される。親水性ゼオライトが活性化されることで、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。疎水性ゼオライトが活性化されることで、異臭の吸着性が高められる。
加熱処理の温度は、30〜60℃であり、35〜50℃が好ましい。
加熱処理の温度が前記下限値未満であると、疎水性ゼオライト及び親水性ゼオライトの活性化が不十分となり、異臭の吸着性及び内容物の本来の臭気の維持性が充分に得られない。加熱処理の温度が前記上限値超であると、積層体を構成するフィルムが熱により損傷を受ける場合がある。
加熱処理の時間は、5時間以上であり、5〜96時間が好ましく、12〜48時間がより好ましい。加熱処理の時間が前記下限値未満であると、疎水性ゼオライト及び親水性ゼオライトの活性化が不充分となり、異臭の吸着性及び内容物の本来の臭気の維持性が充分に得られない。一方、加熱処理の時間が上記上限値を超えても、親水性ゼオライト及び疎水性ゼオライトがそれ以上活性化されず、加熱処理の時間が無駄となり生産性が低下するおそれがある。
積層体の加熱処理は、従来公知の恒温室等で行うことができる。
なお、この加熱処理工程が施された積層体と、そうでない積層体とは、例えば両者の接着剤の硬化状態の分析を行うこと等で判別できる。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態にかかる包装体用フィルム110は、図2に示すように基材10と、バリア材20と、シーラント材30を含んでいる。なお、第一の実施形態で説明した構成要素については同じ符号とし、その説明は省略する。
<基材>
基材10は、樹脂製フィルム、紙、及びこれらの積層体等が挙げられる。
樹脂製フィルムとしては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート等のポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)等のポリオレフィン、二軸延伸ナイロン等のポリアミド(PA)等、及びこれらの積層体が挙げられる。中でも、PET、ナイロン、ポリプロピレン(PP)、PAが好ましく、二軸延伸PET、二軸延伸ナイロン、OPPがより好ましい。
積層体としては、上記樹脂製フィルム同士の積層体が挙げられる。
基材10は、その表面や層間に印刷が施されていてもよい。
基材10の厚さは、材質や構成等を勘案して決定され、例えば、5〜100μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。上記下限値未満では、包装体用フィルム1の強度が低下するおそれがあり、上記上限値超では、包装体用フィルム110の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
<バリア材>
バリア材20は、水蒸気バリア性及びガスバリア性を有する。即ち、本発明におけるバリア材20は、外部からの水蒸気の透過と臭気の透過を抑制する役割を有する。
バリア材20としては、水蒸気の透過と臭気の透過を抑制できるバリア材、水蒸気の透過を抑制できるバリア材と臭気の透過を抑制できるバリア材との積層体が挙げられる。
また、バリア材20として、水蒸気の透過と臭気の透過を抑制できるバリア材と、水蒸気の透過を抑制できるバリア材又は臭気の透過を抑制できるバリア材との積層体を用いてもよい。
水蒸気の透過と臭気の透過を抑制できるバリア材としては、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔等が挙げられる。
水蒸気の透過を抑制できるバリア材としては、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、OPP等が挙げられる。
臭気の透過を抑制できるバリア材としては、PET、EVOH、PA、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリアクリロニトリル(PAN)等が挙げられる。
バリア材20の水蒸気透過度は、3g/(m・24h)以下が好ましく、1g/(m・24h)以下がより好ましい。上記上限値以下であれば、内容物の本来の臭気が維持されやすくなり、異臭が低減されやすくなる。水蒸気透過度は、JIS K7129(2008)のモコン法により求められる。
バリア材20のガス透過度は、5cm/(m・atm・24h)[=4.93cm/(m・MPa・24h)]以下が好ましく、1cm/(m・atm・24h)[=0.987cm/(m・MPa・24h)]以下がより好ましい。上記上限値以下であれば、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。ガス透過度は、JIS K7126のモコン法により求められる。
バリア材20の厚さは、材質や構成等を勘案して決定される。バリア材20として金属箔を用いる場合、バリア材20の厚さは、例えば、6〜20μmが好ましく、7〜12μmがより好ましい。上記下限値未満では、水蒸気バリア性、臭気バリア性が低下するおそれがあり、上記上限値超では、包装体用フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
バリア材20として樹脂製フィルムを用いる場合、バリア材20の厚さは、例えば、10〜30μmが好ましく、12〜15μmがより好ましい。上記下限値未満では、水蒸気バリア性、臭気バリア性が低下するおそれがあり、上記上限値超では、包装体用フィルム1の柔軟性が損なわれ、取り扱いが煩雑になるおそれがある。
なお、本実施形態の包装体用フィルム110は、バリア材20を備えなくてもよい。この場合、基材10を蒸着フィルムとすることで基材10がバリア材としての機能を兼ねることができる。蒸着フィルムとしては、アルミニウム等の金属が蒸着された金属蒸着フィルム又はシリカが蒸着されたシリカ蒸着フィルム(蒸着PET)、アクリルコートPET等が挙げられる。
<シーラント材>
シーラント材30は、バリア材20側から、親水性ゼオライト含有層32と、疎水性ゼオライト含有層31と、ヒートシール層33とをこの順に備える積層体である。
本実施形態において、親水性ゼオライト含有層32は、シーラント材30とバリア材20との接着性を高める役割を有するラミネート層としても機能する。この場合においても、親水性ゼオライト含有層32を構成する材料として、第一の実施形態と同様のものが挙げられる。
親水性ゼオライト含有層32がラミネート層を兼ねる場合、親水性ゼオライト含有層32の厚さは、5〜50μmが好ましく、10〜20μmがより好ましい。上記下限値未満では、バリア材20に対するシーラント材30の接着強度が低下するおそれがあり、上記上限値超では、包装体用フィルム1が厚くなりすぎて、柔軟性が損なわれるおそれがある。
ヒートシール層33は、包装体用フィルムのシール性を高める。
ヒートシール層33としては、疎水性ゼオライト含有層31を構成する樹脂と同様のものが挙げられる。このなかでも、LDPE、LLDPE、MDPE、HDPEが好ましく、LDPE、LLDPEがより好ましい。
ヒートシール層33は、単層構造でもよいし、多層構造でもよい。
また、例えば、ヒートシール層33は、イージーピール性を有してもよい。イージーピール性を有するヒートシール層33としては、相分離をする凝集剥離タイプ及び被着体との界面で剥離する界面剥離タイプ等のいずれの剥離タイプでもよい。
ヒートシール層33の厚さは、材質等を勘案して決定され、例えば、5〜50μmが好ましく、5〜30μmがより好ましい。ヒートシール層36の厚さが上記下限値以上であると、加熱処理した際に、ゼオライト含有層の親水性ゼオライト及び疎水性ゼオライトが活性化されやすくなり、また、該活性化された状態が保持されやすくなる。ヒートシール層36の厚さが上記上限値以下であると、異臭の吸着性が高められやすくなり、内容物の本来の臭気が維持されやすくなる。
本実施形態において、シーラント材30は、親水性ゼオライト含有層32、疎水性ゼオライト含有層31、及びヒートシール層33がこの順に配された積層体であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、疎水性ゼオライト含有層31がヒートシール層33を兼ねていてもよい。この場合、ヒートシール層33と疎水性ゼオライト含有層31を兼ねる単層として形成されてもよい。
本実施形態において、親水性ゼオライト含有層32がラミネート層を兼ねるが、本発明はこれに限定されず、親水性ゼオライト含有層32とラミネート層をそれぞれ独立に設けてもよい。
本実施形態において、親水性ゼオライト含有層32と疎水性ゼオライト含有層31は互いに接しているが、本発明はこれに限定されず、親水性ゼオライト含有層32と疎水性ゼオライト含有層31の間に他の層が形成されていても構わない。
包装体用フィルム110の厚さは、特に限定されないが、例えば、40〜250μmが好ましく、50〜200μmがより好ましく、60〜150μmがさらに好ましい。上記下限値未満では、包装体用フィルム110の強度が低下するおそれがあり、上記上限値超では、包装体用フィルム110の柔軟性が低下して取り扱いが煩雑になるおそれがある。
<包装体用フィルムの製造方法>
第二の実施形態の包装体用フィルム110の製造方法は、基材10を得る工程(基材製造工程)と、シーラント材30を得る工程(シーラント材製造工程)と、基材10とバリア材20とシーラント材30とを積層する工程(積層工程)とを備えてもよい。
基材製造工程で基材10を得る方法は、基材10の材質や構成等に応じて、インフレーション法、Tダイ法、共押出法等、従来公知の方法から選択される。
シーラント材製造工程でシーラント材30を得る方法は、シーラント材30の材質や構成等に応じて、従来公知の方法から選択される。
シーラント材30を得る方法としては、例えば、Tダイ共押出機、インフレーション共押出機等を用いた共押出法によって、疎水性ゼオライト含有層31及び親水性ゼオライト含有層32及びヒートシール層33との積層体であるシーラント材30を得る方法が挙げられる。
積層工程で基材10とバリア材20とシーラント材30とを積層する方法は、例えばドライラミネート法等の従来公知の方法から選択される。
ドライラミネート法では、例えば、積層しようとする一方の材に接着剤を塗布し、乾燥後にこれを他の材に圧着して積層フィルムが得られる。得られた積層フィルムは、例えばロール状に巻き取られる。
上記のようにして積層フィルムを製造した後、積層フィルムに第一の実施形態で説明した加熱処理を施してもよい。
<包装体>
本実施形態の包装体は、本発明の包装体用フィルムが用いられたものである。包装体としては、例えば、包装体用フィルムのヒートシール層同士をヒートシールして製袋された袋が挙げられる。包装体の形態としては、例えば、合掌貼り袋、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋、スタンド袋、これらのチャック付き袋等が挙げられる。
また、例えば、包装体としては、開口部を有する容器本体と、包装体用フィルムからなる蓋体とを備え、容器本体の開口部周縁に包装体用フィルムを当接し、前記包装体用フィルムを容器本体にヒートシールした容器が挙げられる。この場合の容器本体の材質としては、特に限定されず、例えば、PET、金属、紙等が挙げられる。
本発明の包装体用フィルムを用いた包装体は、疎水性ゼオライト含有層31が、親水性ゼオライト含有層32よりも内容物の近くに配置されるよう構成されている。このような配置にすることにより、疎水性ゼオライト含有層31による内容物からの異臭成分の吸着が優先的に進行する。疎水性ゼオライト含有層31を通過した水分や親水性の異臭成分は、親水性ゼオライト含有層32により吸着される。また親水性ゼオライト含有層32は、外部から侵入する水分を吸着し、疎水性ゼオライト含有層31異臭吸着能力の低下を防止することができる。
一方、親水性ゼオライト含有層32が、疎水性ゼオライト含有層31よりも内容物の近くに配置されるよう構成されている場合、親水性ゼオライト含有層32では異臭吸着より水分吸着が優先的に行われるため、十分に異臭を吸着することができない。
本実施形態の包装体用フィルムによれば、内容物の本来の臭気を維持しつつ、異臭及び水分を低減できる。
このため、本実施形態の包装体用フィルムは、コーヒー(コーヒー豆)、緑茶や紅茶等の茶(茶葉)等の、異臭(オフフレーバー)の抑制、内容物の本来の臭気の維持が求められる飲料、食品、医薬品、化粧料等の包装体用フィルムとして好適である。
また、本発明の包装体用フィルムから製袋されてなる包装体によれば、上記の飲料、食品、医薬品、化粧料等を包装して保管した場合でも、保管中の、食品、医薬品、化粧料等の本来の臭気維持、異臭抑制、外部からの水蒸気の侵入防止がなされる。
以下、実施例を示して本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例において使用した材料は下記のとおりである。
(使用材料)
<基材>
・PET:ルミラー(商品名)、東レフィルム加工株式会社製、厚さ:12μm。
・Al蒸着PET:VM−PET(商品名)、東レフィルム加工株式会社製、厚さ:12μm。
<バリア材>
・Al:アルミニウム箔、株式会社UACJ製、厚さ:7μm。
・EVOH:エバール(商品名)、クラレ株式会社製、厚さ:15μm。
<シーラント材>
・PE:LLDPE、リックス(商品名)、東洋紡株式会社製。
<ゼオライト>
・親水性ゼオライト:平均粒子径=10μm、Naイオン、結晶水量=240モル。
・疎水性ゼオライト:平均粒子径=4μm、Naイオン、結晶水量=276モル。
(実施例1〜8)
<実施例1>
≪積層フィルム製造工程≫
表1に記載の基材、バリア材及びシーラント材を積層して実施例1の包装体用フィルムを製造した。シーラント材は、親水性ゼオライトとPEとを含む親水性ゼオライト含有層、疎水性ゼオライトとPEとを含む疎水性ゼオライト含有層、ポリエチレン層(PE層)の順となるよう各層の構成原料が共押出機により成形されたものである。また、親水性ゼオライト含有層がバリア材と当接するように基材とバリア材とシーラント材とを重ねてドライラミネートした。
≪加熱処理工程≫
得られた積層フィルムを加熱処理して、実施例1の包装体用フィルムを製造した。
<実施例2>
バリア材を設けず、基材がバリア材を兼ねる構成とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例3>
シーラント材の積層順をバリア材側から親水性ゼオライト含有層、PE層、疎水性ゼオライト含有層とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例4>
基材がバリア材を兼ねる構成とし、基材を厚さ12μmのアルミ蒸着PETとした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例5>
疎水性ゼオライト含有層のSiO/Al比を5.5とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例6>
親水性ゼオライト含有層のSiO/Al比を2.3とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例7>
バリア材を厚さ15μmのEVOHとした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<実施例8>
親水性ゼオライト含有層の厚さを10μmとした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
(比較例1〜14)
<比較例1>
表2に記載されるように、シーラント材の積層順をバリア材側から疎水性ゼオライト含有層、親水性ゼオライト含有層、PE層とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例2>
PE層の厚さを60μmとした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例3>
疎水性ゼオライト含有層及び親水性ゼオライト含有層の代わりに疎水性ゼオライト及び親水性ゼオライトとの混合層とし、シーラント材の積層順をバリア材側からPE層、疎水性ゼオライト及び親水性ゼオライトとの混合層、PE層とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例4>
シーラント材の積層順をバリア材側から親水性ゼオライト含有層、PE層、PE層とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例5>
シーラント材の積層順をバリア材側からPE層、疎水性ゼオライト含有層、PE層とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例6>
親水性ゼオライト含有層の厚さを5μmとした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例7>
疎水性ゼオライト含有層のSiO/Al比を5.5とし、親水性ゼオライト含有層のSiO/Al比を2.3とした以外は、実施例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例8>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例1と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例9>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例2と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例10>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例3と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例11>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例4と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例12>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例5と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例13>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例6と同様に包装体用フィルムを製造した。
<比較例14>
バリア材側を設けなかったこと以外は、比較例7と同様に包装体用フィルムを製造した。
Figure 2017164953
Figure 2017164953
(評価方法)
各例で得られた包装体用フィルムを用い、150mm×150mmの平袋を作製した。
次いで、コーヒーパウダー100g及び温湿度データロガー(174H,testo社製)を、上記の平袋に入れ密封した後、30℃、湿度50%RHの環境下において1カ月間保管した。
保管後の平袋を開封し、水分残存度を測定した。水分残存度は、温湿度データロガーに10分おきに計測記録されたデータの開封直前湿度値を、袋内の水分残存度とした。
[水分残存度の評価基準]
◎:2.0%以下。
○:2.1%以上3.0%以下。
△:3.1%以上4.5%以下。
×:4.6%以上。
保管後の平袋の開封時に感じるコーヒー本来の臭気及び異臭を、パネラー5名が下記判断基準により採点した。表3に示す評価値は、パネラー5名の採点結果の平均値とした。
[コーヒー本来の臭気の判断基準]
4点:本来の臭気が弱まらずに残存している。
3点:本来の臭気がやや弱まっている。
2点:本来の臭気が半分程度に弱まっている。
1点:本来の臭気が非常に弱まっている。
0点:本来の臭気を感じない。
[コーヒー本来の臭気の評価基準]
◎:3点以上。
○:2点以上3点未満。
△:1.6点以上2点未満。
×:1.5点以下。
[異臭の判断基準]
4点:非常に強い異臭を感じる。
3点:やや強い異臭を感じる。
2点:弱い異臭を感じる。
1点:異臭をわずかに感じる。
0点:異臭を全く感じない。
[異臭の評価基準]
◎:1点未満。
○:1点以上2点未満。
△:2点以上3点未満。
×:3点以上。
(総合評価)
上記「水分残存度」、「コーヒー本来の臭気」、「異臭」の評価結果に基づき、各例の包装体用フィルムを下記のように分類して総合評価した。
A:上記「水分残存度」、「コーヒー本来の臭気」、「異臭」の各評価において、評価結果がすべて「◎」のもの。
B:上記「水分残存度」、「コーヒー本来の臭気」、「異臭」の各評価において、評価結果が、少なくとも1つは「○」であり、かつ、「△」、「×」がないもの。
C:上記「水分残存度」、「コーヒー本来の臭気」、「異臭」の各評価において、評価結果が、少なくとも1つは「△」であり、かつ、「×」がないもの。
D:上記「水分残存度」、「コーヒー本来の臭気」、「異臭」の各評価において、評価結果が、少なくとも1つは「×」であるもの。
Figure 2017164953
Figure 2017164953
表3に示すように、本発明を適用した実施例1、3〜8は、総合評価が「A」又は「B」であった。
一方、表4に示すように、親水性ゼオライト含有層が内容物側に配置されている場合(比較例1)、異臭の抑制が十分でなかった。
これは、親水性ゼオライト含有層において親水性の異臭成分の吸収より水分の吸収が優先的に行われ、親水性の異臭成分の吸収が充分でなかったためと考えられる。
PE層の厚さが60μmの包装体用フィルム(比較例2)を用いた場合、異臭の抑制が十分でなかった。
これは、PE層が厚すぎるためコーヒー本来の臭気の一部がPE層に吸収されてしまい、臭気成分のバランスが崩れ、異臭を感じやすくなったためと考えられる。
親水性ゼオライト含有層と疎水性ゼオライト含有層をそれぞれ独立に設けずに、親水性ゼオライト及び疎水性ゼオライトを含有する層を配置した場合(比較例3)、コーヒー本来の臭気の残存性が充分でなく、異臭の抑制が充分でなかった。
これは、親水性ゼオライトと疎水性ゼオライトを混合した層(単層)において、水分の吸収が優先的に行われてしまったため、異臭成分の吸収が充分でなく、臭気成分のバランスが崩れ、異臭を感じるようになったためと考えられる。
疎水性ゼオライト含有層を設けない包装体用フィルム(比較例4)を用いた場合、コーヒー本来の臭気の残存性が充分でなく、異臭の抑制が充分でなかった。
これは、疎水性の異臭成分を吸収することができず、異臭を感じるようになったことに加え、臭気成分のバランスが崩れ、コーヒー本来の臭気を感じ難くなったためと考えられる。
親水性ゼオライト含有層を設けない包装体用フィルム(比較例5)を用いた場合、水分残存度が高かった。
これは、外部からの水分の侵入の抑制が不十分であったためと考えられる。
親水性ゼオライト含有層の厚さが5μmである包装体用フィルム(比較例6)を用いた場合、水分残存度が高く、異臭の抑制が充分でなかった。
これは、外部からの水分の侵入の抑制が不十分であり、疎水性ゼオライト含有層が十分に異臭を吸収することができなかったことにより、臭気成分のバランスが崩れ、異臭を感じやすくなったためと考えられる。
親水性ゼオライト含有層におけるSiO/Al比が高く(2.3)、疎水性ゼオライト含有層におけるSiO/Al比が低い(5.5)包装体用フィルム(比較例7)を用いた場合、異臭の抑制が充分でなかった。
これは、外部からの水分の侵入の抑制及び異臭成分の吸着がともに十分でなく、臭気成分のバランスが崩れ、異臭を感じやすくなったためと考えられる。
バリア材を含まない包装体用フィルムである実施例2と、比較例8〜14とを比較した場合、実施例2の包装体用フィルムの場合の方が本来の臭気残存度において特に優れており、実施例2の総合評価はCであるのに対し、比較例8〜14の総合評価はDであった。
以上の結果から、本発明を適用することで、内容物の本来の臭気を維持しつつ、異臭及び水分を低減できることが確認できた。
100、110 包装体用フィルム
10 基材
20 バリア材
30 シーラント材
31 疎水性ゼオライト含有層
32 親水性ゼオライト含有層
33 ヒートシール層

Claims (4)

  1. 疎水性ゼオライトを含む疎水性ゼオライト含有層と親水性ゼオライトを含む親水性ゼオライト含有層とを備え、
    前記疎水性ゼオライトは、SiO/Alで表されるモル比が5以上であり、
    前記親水性ゼオライトは、SiO/Alで表されるモル比が5未満である包装体用フィルム。
  2. さらに基材を含み、前記基材と、前記親水性ゼオライト含有層と、前記疎水性ゼオライト含有層をこの順に備える請求項1に記載の包装体用フィルム。
  3. さらにバリア材を含み、前記基材と、前記バリア材と、前記親水性ゼオライト含有層と、前記疎水性ゼオライト含有層をこの順に備える請求項2に記載の包装体用フィルム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装体用フィルムが用いられ、前記疎水性ゼオライト含有層が前記親水性ゼオライト含有層より内側に位置する包装体。
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