JP2006096186A - 車体下部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントフロア部2の下面に,前後方向に伸びると共にトンネル部6を挟む左右一対のフロアフレーム10が接合される。フロアフレーム10の後端は,フロントフロア部2の後端から上方へ伸びるリアキックアップ部3近傍に位置される。フロアフレーム10の後端部とリアキックアップ部3とが,エンドガセット45(47,48)によって車外側から連結される。
エンドガセット45(47,48)は,リアキックアップ部3と共同して閉断面を構成するようにしてもよく,車幅方向外方側に伸ばしてリアフレーム17の前端部に連結することもできる。
【選択図】 図8
Description
フロアパネルが,左右一対のサイドシル同士を連結すると共に車幅方向中央において前後方向に伸びるトンネル部を有するフロントフロア部と,該フロントフロア部の後端から上方に伸びるリアキックアップ部と,該リアキックアップ部の上端から後方へ略直線的に伸びるリアフロア部とを有し,
前記フロントフロア部の下面に,前後方向に伸びると共に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームが接合された車体下部構造において,
前記各フロアフレームは,断面略逆ハット状とされて,その前端が左右一対のフロントフレームの後端に接合されると共に,その後端が前記リアキックアップ部の近傍にまで伸びており,
前記フロアフレームの後端部と前記リアキックアップ部とを車外側から連結するエンドガセットが設けられている,
ようにしてある。
前記エンドガセットによって,前記フロアフレームの後端開口が塞がれている,ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、従来切りっぱなしであったフロアフレームの後端がエンドガセットによって塞がれているので,リアキックアップ部の後方に位置される各種機器類との干渉が生じたとしてもその損傷を防止あるいは低減することができる。
前記前方突出部が前記フロアフレームの後端部に接合されている,
ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、エンドガセットに,フロアフレームと同一断面形状の前方突出部を形成しておくことにより,フロアフレーム後端とエンドガセットとの結合を容易かつ確実に行う上で好ましいものとなる。
前記エンドガセットにおける前記前方突出部が,前記クロスメンバのうち前記リアキックアップ部にもっとも近い位置にある特定クロスメンバにまで伸びて,該前方突出部が前記フロアフレームのうち該特定クロスメンバよりも後方部分を構成している,
ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、フロアフレーム後端部が,実質的にエンドガセットにおける前方突出部によって構成されることになる。これにより,フロントフロア部に接合される長尺部材であるフロアフレーム長さを極力短くして,フロアフレームの取扱やその接合作業を容易化する等の上で好ましいものとなる。また,複雑構造となり易いフロアフレームとエンドガセットとの連結部位があらかじめエンドガセットに構成されることとなって,フロアフレームとエンドガセットの連結部位を強固にしたりこの連結部位を所望形状に加工する等の上で好ましいものとなる。
前記前方突出部を有する前記エンドガセットが,通常鋼板によって形成されている,
ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、フロアフレームのうち,前方衝突時の大きな衝突荷重を伝達することが要求される前側部分を高張力鋼板によって構成してその座屈を防止しつつ,フロアフレームの後側部分を通常鋼板によって形成してコスト低減の上でも好ましいものとなる。
前記エンドガセットの車幅方向内端部が,前記トンネル部の基端部まで伸びている,
ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、車幅方向の車体強度向上の上で好ましいものとなり,特にトンネル部の開きを防止する上でも好ましいものとなる。
前記後部クロスメンバに対して前記フロアフレームの後端部が接合されて,該後部クロスメンバが前記エンドガセットを構成している,
ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、後部クロスメンバによって車体強度(剛性)を大幅に向上させつつ,この後部クロスメンバをエンドガセットとして兼用させることができる。
前記前方突出部が前記フロアフレームの後端部に接合されている,
ようにすることができる(請求項10対応)。この場合、後部クロスメンバを利用して,請求項4に対応した効果をも得る上で好ましいものとなる。
前記フロアフレームのフランジ部と前記クロスメンバのフランジ部とが,間に前記フロントフロア部を挟んだ3枚重ねの状態で接合されており,
前記左右一対のフロントフレームは互いに平行となるように前後方向に伸びており,
前記左右一対のフロントフレームの後端の間隔が,前記左右一対のフロアフレームの前端の間隔と略同じに設定されている,
ようにすることができる(請求項12対応)。この場合、前方衝突時において,フロアフレームの後方への変位が,クロスメンバのうちフロアフレームよりも車幅方向外方側に位置する部分に対しては圧縮作用を行い,フロアフレームよりも車幅方向内方側に位置する部分に対しては引張作用を行うことになる。このように,クロスメンバは,前方衝突時の荷重を材料学的に強い圧縮や引張によっても受け止めることとなり,前方衝突時の荷重がクロスメンバによってより効果的に受け止められることになる。また,フロアフレームとクロスメンバとはそのフランジ部同士をフロントフロア部との3枚重ねでもって接合して,フロアフレームからクロスメンバへの上述した衝突荷重の伝達を確実に行う上で好ましいものとなる。さらに,フロアフレームを傾斜配置したことにより,車体前後方向軸線に平行にまっすぐ配置した場合に比してその全長を長く確保することが可能となって,フロアフレーム自身による衝撃吸収作用を高める上でも好ましいものとなる。以上に加えて,左右一対のフロントフレームそのものは,一般的な平行配置としてあるので,フロントフレームによるエンジン(パワートレイン)支持等を従来と全く同じように行うことができる。
1A:前パネル
1B:後パネル
2:フロントフロア部
3:リアキックアップ部
4:リアフロア部
6:トンネル部
7:サイドシル
8:燃料タンク
10:フロアフレーム
10c:フランジ部
11:フロントフレーム
15:第1クロスメンバ(前部クロスメンバ)
16:第2クロスメンバ(前部クロスメンバ)
17:リアフレーム
41:第4クロスメンバ(後部クロスメンバで,エンドガセットを兼用)
45:エンドガセット(図8〜図11)
45A:前方突出部
47:エンドガセット(図17〜図20)
47A:前方突出部
48:エンドガセット(図21)
48A:前方突出部(フロアフレーム後部を構成)
α:接合部
Claims (12)
- フロアパネルが,左右一対のサイドシル同士を連結すると共に車幅方向中央において前後方向に伸びるトンネル部を有するフロントフロア部と,該フロントフロア部の後端から上方に伸びるリアキックアップ部と,該リアキックアップ部の上端から後方へ略直線的に伸びるリアフロア部とを有し,
前記フロントフロア部の下面に,前後方向に伸びると共に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームが接合された車体下部構造において,
前記各フロアフレームは,断面略逆ハット状とされて,その前端が左右一対のフロントフレームの後端に接合されると共に,その後端が前記リアキックアップ部の近傍にまで伸びており,
前記フロアフレームの後端部と前記リアキックアップ部とを車外側から連結するエンドガセットが設けられている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1において,
前記エンドガセットによって,前記フロアフレームの後端開口が塞がれている,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項2において,
前記エンドガセットは,前記リアキックアップ部と共働して閉断面を構成している,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項3において,
前記エンドガセットは,前方へ向けて突出されると共に断面略逆ハット状とされた前方突出部を有し,
前記前方突出部が前記フロアフレームの後端部に接合されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項4において,
前記フロントフロア部に,車幅方向に伸びて前記サイドシルとトンネル部とを連結するクロスメンバが接合されており,
前記エンドガセットにおける前記前方突出部が,前記クロスメンバのうち前記リアキックアップ部にもっとも近い位置にある特定クロスメンバにまで伸びて,該前方突出部が前記フロアフレームのうち該特定クロスメンバよりも後方部分を構成している,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項5において,
前記フロアフレームは,その前端から前記エンドガセットにおける前記前方突出部に接合されるまでの部分が高張力鋼板によって形成され,
前記前方突出部を有する前記エンドガセットが,通常鋼板によって形成されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項4ないし請求項6のいずれか1項において,
前記エンドガセットの車幅方向外端部が,前記リアフロア部の下面に接合されたリアフレームの前端部に連結されており,
前記エンドガセットの車幅方向内端部が,前記トンネル部の基端部まで伸びている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において,
前記リアフロア部の下面に接合された左右一対のリアフレームの前端部同士を連結する後部クロスメンバが設けられ,
前記後部クロスメンバに対して前記フロアフレームの後端部が接合されて,該後部クロスメンバが前記エンドガセットを構成している,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項8において,
前記後部クロスメンバは,前記リアフロア部の前端部とリアキックアップ部とフロントフロア部の後端部と共働して閉断面を構成している,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項8または請求項9において,
前記後部クロスメンバは,断面略逆ハット状とされた前方突出部を有し,
前記前方突出部が前記フロアフレームの後端部に接合されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において,
前記エンドガセットは,その下方と後方と左右側方とが閉じられたボックス構造とされている,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1ないし請求項11のいずれか1項において,
前記フロアフレームは,後方に向かうにつれて徐々に車幅方向内方側に向かうように傾斜されて,平面視において,前記フロントフロア部の上面に接合されると共に前記サイドシルとトンネル部とを連結しているクロスメンバに対して傾斜されており,
前記フロアフレームのフランジ部と前記クロスメンバのフランジ部とが,間に前記フロントフロア部を挟んだ3枚重ねの状態で接合されており,
前記左右一対のフロントフレームは互いに平行となるように前後方向に伸びており,
前記左右一対のフロントフレームの後端の間隔が,前記左右一対のフロアフレームの前端の間隔と略同じに設定されている,
ことを特徴とする車体下部構造。
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