JP2006093305A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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隆浩 今井
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Abstract

【課題】 信頼性の高い電子部品及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】 複数の第1の領域12を有し、複数の第1の電気的接続部14が設けられた第1の基板10上に、複数の第2の領域22を有し、複数の第2の電気的接続部24が設けられた第2の基板20を搭載して、第1の電気的接続部14と第2の電気的接続部24とを対向させて電気的に接続させる。第1及び第2の基板10,20の間に樹脂部40を形成する。第1の基板10は、それぞれの第1の領域12に分割するための第1の切断領域16を有する。第2の基板20は、それぞれの第2の領域22に分割するための第2の切断領域30と、第2の切断領域30とオーバーラップするように配置された貫通穴35を有する。樹脂部40を形成する工程は、第1及び第2の基板10,20の間で樹脂部の材料42を流動させることを含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子部品及びその製造方法に関する。
2つの基板の間に樹脂部を設けて、両者を接着することを含む電子部品の製造方法が知られている。樹脂部を、内部に気泡が存在しないように形成することができれば、信頼性の高い電子部品を提供することができる。
本発明の目的は、信頼性の高い電子部品及びその製造方法を提供することにある。
特開2000−286283号公報
(1)本発明に係る電子部品の製造方法は、複数の第1の領域を有し、それぞれの前記第1の領域に対応してグループ化された複数の第1の電気的接続部が設けられた第1の基板上に、複数の第2の領域を有し、それぞれの前記第2の領域に対応してグループ化された複数の第2の電気的接続部が設けられた第2の基板を搭載して、それぞれのグループの前記第1の電気的接続部といずれかのグループの前記第2の電気的接続部とを対向させて電気的に接続すること、及び、
前記第1及び第2の基板の間に配置されて、両者を接着する樹脂部を形成することを含み、
前記第1の基板は、それぞれの前記第1の領域に分割するための第1の切断領域を有し、
前記第2の基板は、それぞれの前記第2の領域に分割するための第2の切断領域と、前記第2の切断領域とオーバーラップするように配置されて前記第2の基板を貫通する貫通穴とを有し、
前記樹脂部を形成する工程は、前記第1及び第2の基板の間で前記樹脂部の材料を流動させることを含む。本発明によれば、樹脂部を形成する工程で、第1及び第2の基板の間で樹脂部の材料を流動させる。そして、第2の基板には貫通穴が形成されてなる。そのため、第1及び第2の基板の間で樹脂部の材料を流動させた場合でも、貫通穴を通して第1及び第2の基板の間から空気を抜くことができる。そのため、樹脂部を、内部に気泡を有しないように、かつ、効率よく製造することができる。
(2)この電子部品の製造方法において、
前記第2の切断領域は、一定の間隔をあけて平行に延びる複数の第1の直線のそれぞれに沿った形状をなす第1の部分と、一定の間隔をあけて前記第1の直線と直交する方向に平行に延びる複数の第2の直線のそれぞれに沿った形状をなす第2の部分とを有し、
前記貫通穴は、前記第1の直線と前記第2の直線との交点に設けられてなり、
前記樹脂部を形成する工程は、前記第2の基板を搭載する工程の前に、前記材料を、前記第1の領域毎に設けること、及び、前記第2の基板を搭載する工程で、前記第1及び第2の基板によって前記材料を押し広げて、前記第1及び第2の基板の間で前記材料を流動させることを含んでもよい。
(3)この電子部品の製造方法において、
前記第1の基板における前記第1の電気的接続部が形成された面には凹部が形成されてなり、
前記第2の基板を搭載する工程で、前記第2の基板を、前記貫通穴が前記凹部とオーバーラップするように配置してもよい。これによれば、貫通穴と凹部とはオーバーラップする。そのため、樹脂部の材料によって貫通穴が塞がることを防止することができる。
(4)この電子部品の製造方法において、
前記凹部は、前記貫通穴よりも大きくてもよい。
(5)この電子部品の製造方法において、
前記貫通穴は、前記第2の切断領域の外側に至るように設けられていてもよい。
(6)この電子部品の製造方法において、
前記貫通穴は、前記第2の切断領域の内側に設けられていてもよい。
(7)この電子部品の製造方法において、
前記第1及び第2の基板並びに前記樹脂部を切断することをさらに含んでいてもよい。
(8)本発明に係る電子部品は、複数の第1の領域を有し、それぞれの前記第1の領域に対応してグループ化された複数の第1の電気的接続部が設けられた第1の基板と、
複数の第2の領域を有し、それぞれの前記第2の領域に対応してグループ化された複数の第2の電気的接続部が設けられた第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置されて、両者を接着する樹脂部と、
を含み、
それぞれのグループの前記第1の電気的接続部は、いずれかのグループの前記第2の電気的接続部と対向して電気的に接続されてなり、
前記第1の基板は、それぞれの前記第1の領域に分割するための第1の切断用領域を有し、
前記第2の基板は、それぞれの前記第2の領域に分割するための第2の切断用領域と、前記第2の切断用領域とオーバーラップするように配置されて前記第2の基板を貫通する貫通穴とを有する。本発明によれば、信頼性が高く、かつ、製造効率に優れた構造をなす電子部品を提供することができる。
(9)この電子部品において、
前記第2の切断用領域は、一定の間隔をあけて平行に延びる複数の第1の直線のそれぞれに沿った形状をなす第1の部分と、一定の間隔をあけて前記第1の直線と直交する方向に平行に延びる複数の第2の直線のそれぞれに沿った形状をなす第2の部分とを含み、
前記貫通穴は、前記第1の直線と前記第2の直線との交点に設けられていてもよい。
(10)この電子部品において、
前記第1の基板における前記第1の電気的接続部が設けられた面には、前記貫通穴とオーバーラップする凹部が形成されていてもよい。
(11)この電子部品において、
前記凹部は、前記貫通穴よりも大きくてもよい。
(12)この電子部品において、
前記貫通穴は、前記第2の切断用領域の外側に至るように設けられていてもよい。
(13)この電子部品において、
前記貫通穴は、前記第2の切断用領域の内側に設けられていてもよい。
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1(A)〜図8は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、図1(A)及び図1(B)に示す、第1の基板10を用意することを含んでいてもよい。なお、図1(A)は、第1の基板10の表面(第1の電気的接続部14が設けられた面)の一部拡大図であり、図1(B)は、図1(A)のIB−IB線断面の一部拡大図である。第1の基板10は、複数の第1の領域12を有する。また、第1の基板10には、複数の第1の電気的接続部14が設けられてなる。そして、第1の電気的接続部14は、それぞれの第1の領域12に対応してグループ化されてなる(図1(A)参照)。それぞれのグループの第1の電気的接続部14の配置は特に限定されない。例えば、第1の電気的接続部14は、それぞれの第1の領域12の端部のみに形成されていてもよい。第1の領域12が矩形をなす場合、第1の電気的接続部14は、第1の領域12の4辺に沿って配列されていてもよいし、第1の領域12の向かい合う2辺に沿って配列されていてもよい。あるいは、第1の電気的接続部14は、それぞれの第1の領域12に対してエリアアレイ状に設けられていてもよい。また、第1の基板10は、それぞれの第1の領域12に分割するための第1の切断領域16を有する(図1(A)参照)。このとき、第1の切断領域16は、第1の領域12を囲むように配置されていてもよい。第1の基板10には、また、凹部18が設けられていてもよい。凹部18は、図1(A)及び図1(B)に示すように、第1の基板10の第1の電気的接続部14が形成された面に設けられてなる。凹部18は、後述する第2の基板20の貫通穴35とオーバーラップすることができるように配置されてもよい。言い換えると、凹部18は、貫通穴35と同じ配列をなしていてもよい。凹部18の大きさや深さは特に限定されないが、凹部18は、貫通穴35よりも大きな外形をなしていてもよい。ただし、本実施の形態に係る電子部品の製造方法では、凹部18を有しない基板を、第1の基板としてもよい。
第1の基板10は、図1(B)に示すように、複数の配線パターン15を有する配線基板であってもよい。このとき、第1の電気的接続部14は、配線パターン15の一部であってもよい。例えば、第1の電気的接続部14は、配線パターン15のランドであってもよい。それぞれの配線パターン15は、いずれかの第1の領域12に設けられていてもよい。そして、第1の電気的接続部14は、それぞれの配線パターン15に対応してグループ化されていてもよい。なお、配線パターン15は、第1の切断領域16を避けて形成されていてもよい。また、それぞれの配線パターン15は、相互に電気的に接続されていなくてもよい。第1の基板10の材料や構造は特に限定されず、既に公知となっているいずれかの基板を利用してもよい。第1の基板10は、フレキシブル基板であってもよく、リジッド基板であってもよい。あるいは、第1の基板10は、テープ基板であってもよい。第1の基板10は、積層型の基板であってもよく、あるいは、単層の基板であってもよい。また、第1の基板10の外形も特に限定されるものではない。第1の基板10の外形は、例えば矩形をなしていてもよい(図7参照)。あるいは、第1の基板10の外形は、テープ状をなしていてもよく、あるいは円盤状をなしていてもよい(図示せず)。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、図2(A)及び図2(B)に示す、第2の基板20を用意することを含んでいてもよい。なお、図2(A)は、第2の基板20の表面(第2の電気的接続部24が設けられた面とは反対側の面)の一部拡大図であり、図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線断面の一部拡大図である。第2の基板20は、複数の第2の領域22を有する。そして、図2(B)に示すように、第2の基板20には、複数の第2の電気的接続部24が設けられている。第2の電気的接続部24は、それぞれの第2の領域22に対応してグループ化されてなる。それぞれの第2の電気的接続部24は、いずれかの第1の電気的接続部14と対向することができるように配列されていてもよい。すなわち、第1の電気的接続部14と第2の電気的接続部とは同じ配列をなしていてもよい。また、それぞれの第2の電気的接続部24には、図2(B)に示すように、バンプ26が形成されていてもよい。第2の基板20は、また、それぞれの第2の領域22に分割するための第2の切断領域30を有する。第2の切断領域30の形状は特に限定されない。例えば、第2の切断領域30は、第1の部分31と第2の部分32とを有してもよい。第1の部分31は、一定の間隔をあけて平行に延びる複数の第1の直線33のそれぞれに沿った形状をなしていてもよい。また、第2の部分32は、一定の間隔をあけて第1の直線33と直行する方向に平行に延びる複数の第2の直線34のそれぞれに沿った形状をなしていてもよい。第2の基板20は、さらに、第2の切断領域30とオーバーラップするように配置されて第2の基板20を貫通する貫通穴35を有する。貫通穴35は、図2(A)に示すように、第1及び第2の直線33,34の交点に設けられていてもよい。貫通穴35は、また、図2(A)に示すように、第2の切断領域30の外側に至るように設けられていてもよい。ただし、貫通穴35は、第2の切断領域30の内側に設けられていてもよい(図示せず)。
第2の基板20は、半導体ウエハであってもよい。このとき、第2の基板20は、図2(B)に示すように、複数の集積回路25を有してもよい。集積回路25は、それぞれの第2の領域22に対応して設けられていてもよい。それぞれのグループの第2の電気的接続部24は、いずれかの集積回路25に対応して設けられていてもよい。第2の電気的接続部24は、集積回路25と電気的に接続されていてもよい。すなわち、第2の電気的接続部24は、集積回路25の電極であってもよい。ただし、第2の電気的接続部24は、集積回路25と電気的に接続されていない電極であってもよい。集積回路25の構成は特に限定されないが、例えば、トランジスタ等の能動素子や、抵抗、コイル、コンデンサ等の受動素子を含んでいてもよい。第2の基板20の全体形状は特に限定されないが、円盤状をなしていてもよい(図7参照)。ただし、第2の基板20の全体形状はこれに限られるものではなく、例えば矩形をなしていてもよい(図示せず)。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、第1の基板10上に第2の基板20を搭載して、それぞれのグループの第1の電気的接続部14といずれかのグループの第2の電気的接続部24とを対向させて電気的に接続することを含む。また、本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、第1及び第2の基板10,20の間に配置されて両者を接着する樹脂部40を形成することを含む。以下、これらの工程について説明する。例えば、第1の基板10を、第1の電気的接続部14が設けられた面を上に向けて配置する(図3(A)及び図3(B)参照)。第1の基板10は、図示しない支持台上に配置してもよい。そして、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1の基板10に、樹脂部40の材料42を設けてもよい。なお、図3(A)は、材料42が設けられた状態の第1の基板10を示す図である。また、図3(B)は、図3(A)のIIIB−IIIB線断面の一部拡大図である。材料42は、ペースト状で設けてもよいし、フィルム状で設けてもよい。材料42は、導電粒子を含有する異方性導電材料(例えば、ACFやACP)であってもよい。あるいは、材料42は、絶縁材料(例えば、NCFやNCP)であってもよい。材料42を、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1の領域12毎に設けてもよい。このとき、それぞれの材料42を、第1の領域12の内側に設けてもよく、第1の領域12の外側にはみ出すように設けてもよい。また、材料42は、外形が矩形となるように設けてもよく、あるいは、外形が円形となるように設けてもよい。ただし、これとは別に、材料42は、第1の基板10の全面に設けてもよい(図示せず)。そして、図4に示すように、第1の基板10上に第2の基板20を配置してもよい。このとき、図4に示すように、第2の基板20の第2の電気的接続部24が設けられた面を、第1の基板10と対向させる。また、第1の電気的接続部14と第2の電気的接続部24とが対向するように、第2の基板20を位置合わせしてもよい(図4参照)。なお、第1の基板10が凹部18を有する場合、図4に示すように、貫通穴35が凹部18とオーバーラップするように、第2の基板20を位置合わせしてもよい。そして、第1の基板10上に、第2の基板20を搭載する。このとき、図5に示すように、第1の電気的接続部14と第2の電気的接続部24とを対向させて電気的に接続する。例えば、バンプ26と第1の電気的接続部14とを接触させて、第1及び第2の電気的接続部14,24を電気的に接続してもよい。あるいは、バンプ26と第1の電気的接続部14との間に導電粒子を介在させて、両者を電気的に接続してもよい。例えば、第2の基板20を第1の基板10に向かって押圧してバンプ26と第1の電気的接続部14とを接触させて、両者を電気的に接続させてもよい。このとき、第1及び第2の基板10,20によって材料42を押し広げてもよい。材料42を押し広げて、第1及び第2の基板10,20の間で材料42を流動させてもよい。材料42を流動させて、図5に示すように、第1及び第2の基板10,20の間に材料42を充填させてもよい。そして、図6に示すように、材料42を硬化させて、樹脂部40を形成してもよい。すなわち、樹脂部40を形成する工程は、第1及び第2の基板10,20の間で材料42を流動させることを含んでいると言える。なお、第1及び第2の基板10,20の間に材料42を充填させる方法はこれに限られるものではない。例えば、第1及び第2の電気的接続部14,24を対向させて電気的に接続させる工程の後に、第1及び第2の基板10,20の間に材料42を注入し、流動させて、両者の間に材料42を充填させてもよい。
以上の工程を経て、図7に示す、電子部品100を形成してもよい。本実施の形態に係る電子部品の製造方法によれば、先に説明したように、第2の基板20には貫通穴35が形成されてなる。そのため、第1及び第2の基板10,20の間で材料42を流動させる際に、貫通穴35を通して、第1及び第2の基板10,20の間から空気を抜くことができる。そのため、第1及び第2の基板10,20の間に気泡が残らないように、材料42を設けることができる。また、第1の基板10に凹部18が設けられている場合、第1及び第2の基板10,20の間に空気が残った状態で、材料42が貫通穴35を塞ぐことを防止することができる。詳しくは、貫通穴35とオーバーラップするように凹部18が配置されている場合、貫通穴35近辺まで流動してきた材料42は、貫通穴35を塞ぐ前に凹部18に流入する。そのため、材料42が、貫通穴35に到達しにくくなる。これにより、第1及び第2の基板10,20の間から空気が抜ける前に、貫通穴35が材料42によって塞がれることを防止することができる。このことから、第1の基板10に凹部18が設けられている場合、さらに気泡を残りにくくすることができる。なお、第1の領域12毎に材料42を設けた場合(図3(A)及び図3(B)参照)、材料42は第2の基板20によって押し広げられ、等方性を持って広がり、最後に第1及び第2の直線33,34の交点に至るように流動する。そのため、第1及び第2の直線33,34の交点に貫通穴35が設けられている場合、さらに気泡を残りにくくすることができる。そして、材料42を硬化させることによって、内部に気泡が残らないように樹脂部40を形成することができ、信頼性の高い電子部品100を製造することができる。なお、樹脂部40は、貫通穴35を充填するように形成してもよい(図6参照)。あるいは、樹脂部40は、貫通穴35に至らないように形成してもよい。材料42の量を調整することで、樹脂部の形状を制御してもよい。電子部品100は、第1の基板10を有する。電子部品100は、第2の基板20を有する。第1の基板10のそれぞれのグループの第1の電気的接続部14は、いずれかのグループの第2の電気的接続部24と対向して電気的に接続されてなる。第1の基板10は、それぞれの第1の領域12に分割するための第1の切断用領域を有する。第2の基板20は、それぞれの第2の領域22に分割するための第2の切断用領域と第2の切断用領域とオーバーラップする貫通穴35とを有する。電子部品100は、また第1の基板10と第2の基板20との間に配置されて、両者を接着する樹脂部40を有する。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、電子部品100を切断して個片に分割することをさらに含んでいてもよい。これにより、図8に示す、電子部品1を形成してもよい。本工程によって、第1及び第2の基板10,20並びに樹脂部40を切断してもよい。第1の基板10を、第1の領域12毎に分割してもよい。第1の基板10を分割して、複数の基板52としてもよい。第2の基板20を、第2の領域22毎に分割してもよい。第2の基板20を分割して、複数の基板54としてもよい。このとき、第1及び第2の切断領域16,30を切断してもよい。また、樹脂部40を切断して、樹脂部56を形成してもよい。これらの工程によって、図8に示す、電子部品1を形成してもよい。電子部品1は、図8に示すように、外部端子58を有してもよい。これにより、実装性に優れた電子部品を提供することができる。なお、貫通穴35が第2の切断領域30よりも大きくなるように形成されている場合、基板54の平面形状の角部の角度を緩やかにすることができる。そのため、角部でのチッピングが発生しにくい、信頼性の高い電子部品を提供することができる。また、この場合に、樹脂部40を、貫通穴35を充填するように形成すれば、基板54の角部には樹脂部材が配置される。そのため、さらに信頼性の高い電子部品を提供することができる。なお、ここまで説明した内容と異なり、第1の基板10として半導体ウエハを、第2の基板20として配線基板を利用してもよい。そして、図9には、電子部品1が実装された回路基板1000を示す。また、電子部品1を有する電子機器として、図10にはノート型パーソナルコンピュータ2000を、図11には携帯電話3000を、それぞれ示す。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
図1(A)及び図1(B)は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図2(A)及び図2(B)は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図3(A)及び図3(B)は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図4は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図5は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図6は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図7は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図8は、本発明を適用した実施の形態に係る電子部品の製造方法について説明するための図である。 図9は、本発明を適用した実施の形態に係る方法で製造した電子部品が実装された回路基板を示す図である。 図10は、本発明を適用した実施の形態に係る方法で製造した電子部品を有する電子機器を示す図である。 図11は、本発明を適用した実施の形態に係る方法で製造した電子部品を有する電子機器を示す図である。
符号の説明
10…第1の基板、 12…第1の領域、 14…第1の電気的接続部、 16…第1の切断領域、 18…凹部、 20…第2の基板、 22…第2の領域、 24…第2の電気的接続部、 30…第2の切断領域、 35…貫通穴、 40…樹脂部、 42…材料

Claims (13)

  1. 複数の第1の領域を有し、それぞれの前記第1の領域に対応してグループ化された複数の第1の電気的接続部が設けられた第1の基板上に、複数の第2の領域を有し、それぞれの前記第2の領域に対応してグループ化された複数の第2の電気的接続部が設けられた第2の基板を搭載して、それぞれのグループの前記第1の電気的接続部といずれかのグループの前記第2の電気的接続部とを対向させて電気的に接続すること、及び、
    前記第1及び第2の基板の間に配置されて、両者を接着する樹脂部を形成することを含み、
    前記第1の基板は、それぞれの前記第1の領域に分割するための第1の切断領域を有し、
    前記第2の基板は、それぞれの前記第2の領域に分割するための第2の切断領域と、前記第2の切断領域とオーバーラップするように配置されて前記第2の基板を貫通する貫通穴とを有し、
    前記樹脂部を形成する工程は、前記第1及び第2の基板の間で前記樹脂部の材料を流動させることを含む電子部品の製造方法。
  2. 請求項1記載の電子部品の製造方法において、
    前記第2の切断領域は、一定の間隔をあけて平行に延びる複数の第1の直線のそれぞれに沿った形状をなす第1の部分と、一定の間隔をあけて前記第1の直線と直交する方向に平行に延びる複数の第2の直線のそれぞれに沿った形状をなす第2の部分とを有し、
    前記貫通穴は、前記第1の直線と前記第2の直線との交点に設けられてなり、
    前記樹脂部を形成する工程は、前記第2の基板を搭載する工程の前に、前記材料を、前記第1の領域毎に設けること、及び、前記第2の基板を搭載する工程で、前記第1及び第2の基板によって前記材料を押し広げて、前記第1及び第2の基板の間で前記材料を流動させることを含む電子部品の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電子部品の製造方法において、
    前記第1の基板における前記第1の電気的接続部が形成された面には凹部が形成されてなり、
    前記第2の基板を搭載する工程で、前記第2の基板を、前記貫通穴が前記凹部とオーバーラップするように配置する電子部品の製造方法。
  4. 請求項3記載の電子部品の製造方法において、
    前記凹部は、前記貫通穴よりも大きい電子部品の製造方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子部品の製造方法において、
    前記貫通穴は、前記第2の切断領域の外側に至るように設けられてなる電子部品の製造方法。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子部品の製造方法において、
    前記貫通穴は、前記第2の切断領域の内側に設けられてなる電子部品の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子部品の製造方法において、
    前記第1及び第2の基板並びに前記樹脂部を切断することをさらに含む電子部品の製造方法。
  8. 複数の第1の領域を有し、それぞれの前記第1の領域に対応してグループ化された複数の第1の電気的接続部が設けられた第1の基板と、
    複数の第2の領域を有し、それぞれの前記第2の領域に対応してグループ化された複数の第2の電気的接続部が設けられた第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置されて、両者を接着する樹脂部と、
    を含み、
    それぞれのグループの前記第1の電気的接続部は、いずれかのグループの前記第2の電気的接続部と対向して電気的に接続されてなり、
    前記第1の基板は、それぞれの前記第1の領域に分割するための第1の切断用領域を有し、
    前記第2の基板は、それぞれの前記第2の領域に分割するための第2の切断用領域と、前記第2の切断用領域とオーバーラップするように配置されて前記第2の基板を貫通する貫通穴とを有する電子部品。
  9. 請求項8記載の電子部品において、
    前記第2の切断用領域は、一定の間隔をあけて平行に延びる複数の第1の直線のそれぞれに沿った形状をなす第1の部分と、一定の間隔をあけて前記第1の直線と直交する方向に平行に延びる複数の第2の直線のそれぞれに沿った形状をなす第2の部分とを含み、
    前記貫通穴は、前記第1の直線と前記第2の直線との交点に設けられてなる電子部品。
  10. 請求項8又は請求項9記載の電子部品において、
    前記第1の基板における前記第1の電気的接続部が設けられた面には、前記貫通穴とオーバーラップする凹部が形成されてなる電子部品。
  11. 請求項10記載の電子部品において、
    前記凹部は、前記貫通穴よりも大きい電子部品。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載の電子部品において、
    前記貫通穴は、前記第2の切断用領域の外側に至るように設けられてなる電子部品。
  13. 請求項8から請求項11のいずれかに記載の電子部品において、
    前記貫通穴は、前記第2の切断用領域の内側に設けられてなる電子部品。
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