JP2006092913A - 電流検出器内蔵プラグユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 底部にプラグ端子4を備えるとともに、本体1の上面に取り付けられるブレーカ3の電源端子11とプラグ端子4とを接続する接続バー7を備えたプラグユニットに、ホール素子14やCTなどの電流検出器を内蔵させる。電流検出器は接続バー7の立ち上げ部9に設置することが好ましい。また電流検出器の検出信号出力端子16もプラグユニット上に設けた構造とすることが好ましい。プラグユニットは、本体1の前面部にプラグ端子4を備えるとともに、本体1の後面部に取り付けられる機器の電源端子11とプラグ端子4とを接続する導体を備えたものとしてもよい。
【選択図】 図1
Description
図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、1はプラグユニットの本体である。図2及び図3に示されるように、本体1は無底のボックス状のものであり、その上面2は機器であるブレーカ3が取り付けられる平面となっている。なお、機器はブレーカに限らず,例えば端子台であってもよい。本体1の下部は空洞であり、その内部に3個のプラグ端子4が配置されている。また本体1の下部の両側面には、配電盤の3相の母線バー5を挿入できる凹部6が3列に形成されている。このため図1に示すように本体1を配電盤内に設置された3相の母線バー5の上から差込み、3個のプラグ端子4を各母線バー5にそれぞれ接続させることができる。そして図4に示すように、母線バー5上にプラグユニットを複数個並列して配置することにより、配電盤の分岐回路を構成している。
図6は本発明の第2の実施形態を示す図である。図1に示した第1の実施形態ではホール素子14を接続バー7の立ち上げ部9に沿って配置したが、第2の実施形態ではホール素子14を端子カバー13の内面に配置した。信号増幅回路15及び検出信号出力端子16の位置は第1の実施形態と同じである。このようにホール素子14を端子カバー13に設ければ、プラグユニットの端子カバー13だけを交換すれば電流検出器内蔵プラグユニットとなり、既設の配電盤への適用も容易となる。
図7は本発明の第3の実施形態を示す図である。この第3の実施形態では、ホール素子14をブレーカ3の電源側端子部の前面に取り付けた。その他の構成は上記の第1の実施形態と同じである。このようにホール素子14をブレーカ3に設ければ、簡単な構造でありながらホール素子14と接続バー7の立ち上げ部9との距離を正確に決めることができ、導体とホール素子14との距離のバラツキがなくなり電流検出精度を向上させることができる。
図8は本発明の第4の実施形態を示す図である。この第4の実施形態では、ホール素子14を絶縁物21を介して接続バー7の立ち上げ部9に取り付けた。これにより簡単な構成でありながらホール素子14と導体(接続バー7)との距離を正確に決めることができ、電流検出精度を向上させることができる。
図9は第5の実施形態を示すものである。この第5の実施形態では、ばね等の弾性体31の一端を端子カバー13に取り付けるとともに、他端にホール素子14を取り付けて、ホール素子17を接続バー7の立ち上げ部9に接触させるようにしたものである。なお、ホール素子14が接続バー7に接触する面には絶縁物32が取り付けられている。これにより、ホール素子14はばねによって接続バー7の立ち上げ部9に押圧されるので、ホール素子14と導体(接続バー7)との距離を正確に決めることができ、検出精度を向上させることができる。
図10は本発明の第6の実施形態を示す図である。この第6の実施形態では、接続バー7の立ち上げ部9の周囲に鉄心22を設け、鉄心22の切欠き部にホール素子14を取り付けた。これにより洩れ磁束がなくなるため、導体と鉄心22との位置が多少ずれても高精度の電流検出が可能となり、電流検出精度を向上させることができる。
上記した各実施形態ではいずれも検出信号出力端子16を端子カバー13に設けたが、図11に示す第7の実施形態では、検出信号出力端子16をプラグユニットの後部(負荷側)の上面に配置した。この場合には、信号線23を図示のように本体1のブレーカ搭載面下部に引き回すことが好ましい。これによりブレーカ3の負荷側から信号線23を引き出すことができ、配電盤内での信号線23の配線が容易となる。
図12は本発明の第8の実施形態を示す図である。第1〜第7の実施形態では電圧検出の必要がある場合には電圧検出手段をプラグユニットの外部に設けたが、この第8の実施形態では接続バー7に接触する電圧検出部24をプラグユニット上に設けた。また電流と電圧から電力を演算する演算回路25を端子カバー13に設けた。この演算回路25に接続された検出信号出力端子26は電流、電圧、電力を外部に出力する。この検出信号出力端子26は第7の実施形態と同様にプラグユニットの後部に配置してもよい。
図13は本発明の第9の実施形態を示す図である。この実施形態では、プラグユニット本体1の後部(負荷側)の上面に端子台27を形成した。端子台27は負荷配線を接続する負荷端子29と機器の負荷端子を接続する導電バー28とを備え、導電バー28にはホール素子14が隣接して配置されている。また信号増幅回路15と検出信号出力端子16もこの端子台27に設けられている。なおこの端子台27に電圧検出手段及び電流と電圧から電力を演算する演算回路を組み込むこともでき、各計測結果の表示部を設けることもできる。
図14に示す本発明の第10の実施形態では、電流検出器としてCT30が用いられている。すなわちCT30を接続バー7の立ち上げ部9が貫通するようになっており、検出信号出力端子16は端子カバー13に設けられている。電圧は図5に示すような電圧検出用端子台17により別途検出され、計測器で電流、電圧、電力を演算表示する。
図15に示す本発明の第11の実施形態は、第10の実施形態における検出信号出力端子16をプラグユニットの後部に設けたものである。信号線23は第7の実施形態と同様に、本体1のブレーカ搭載面下部に引き回すものとする。これによりブレーカ3の負荷側から信号線23を引き出すことができ、配電盤内での信号線23の配線が容易となる。
図16に示す本発明の第12の実施形態は、電流検出器としてCT30を用いるとともに、接続バー7に接触する電圧検出部24を設けたものである。電流検出器としてCT30を用いた点以外は、図12に示す第8の実施形態と同様である。
図17に示す本発明の第13の実施形態は、第9の実施形態における電流検出器をホール素子14からCT30に置き換えたものである。
図18は第14の実施形態であり、41はプラグユニットの本体である。本体41はその前面部に配電盤の底面より水平に積層された3段の母線バー42を挿入できる凹部43が3段に形成されていて、各凹部はプラグ端子44が設けられているとともに、後面にはブレーカ3と電気的かつ機械的に接続可能な接続端子45が形成されている。
図20に示す第15の実施形態であり、電流検出器としてCT51が用いられている。すなわち、CTを導電バー46が貫通するようになっている。電流検出器としてCT51を用いた点以外は、図18に示す実施形態14と同様である。
2 上面
3 ブレーカ
4 プラグ端子
5 母線バー
6 凹部
7 接続バー
8 水平部
9 立ち上げ部
10 屈曲部
11 電源端子
12 ネジ
13 端子カバー
14 ホール素子
15 信号増幅回路
16 検出信号出力端子
17 電圧検出用端子台
18 孔部
19 電圧検出用リード線
20 ネジ
21 絶縁物
22 鉄心
23 信号線
24 電圧検出部
25 演算回路
26 検出信号出力端子
27 端子台
28 導電バー
29 負荷側端子
30 CT
31 弾性体
32 絶縁物
41 プラグユニットの本体
42 母線バー
43 凹部
44 プラグ端子
45 接続端子
46 導電バー
47 ホール素子
48 信号増幅回路
49 信号検出出力端子
50 2次送り端子台
51 CT
Claims (4)
- 本体の底部にプラグ端子を備えるとともに、本体の上面に取り付けられるブレーカの電源端子と底部のプラグ端子とを接続する接続バーを備えたプラグユニットに、電流検出器を内蔵させたことを特徴とする電流検出器内蔵プラグユニット。
- 電流検出器を、本体底部からの接続バーの立ち上げ部に設けたことを特徴とする請求項1記載の電流検出器内蔵プラグユニット。
- 電流検出器の検出信号出力端子を、プラグユニット上に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電流検出器内蔵プラグユニット。
- 本体の前面部にプラグ端子を備えるとともに、本体の後面部に取り付けられる機器の電源端子とプラグ端子とを接続する導体を備えたプラグユニットに、電流検出器を内蔵させたことを特徴とする電流検出器内蔵プラグユニット。
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