JP2013192393A - 電力計測機能付き分電盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測装置に入出力される弱電線と強電部との電気絶縁が確保できるとともに、多くの電気機器の消費量を計測可能な電力計測機能付き分電盤を提供する。
【解決手段】電力計測機能付き分電盤1は、主ブレーカ2の出力側に接続された導電バー10にそれぞれ接続された複数個の分岐ブレーカ3と、分岐ブレーカ3に流れる負荷電流を検出する電流センサ4と、電流センサ4の出力部35が分岐ブレーカ3に対応して設けられた基板5と、計測装置6と、計測装置6を並設された分岐ブレーカ3よりもベースの片隅に配設しているケースとを具備し、計測装置6は、第3の入力部および演算出力部が主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10に対して最も離れた位置側となるように形成されている。
【選択図】図7
【解決手段】電力計測機能付き分電盤1は、主ブレーカ2の出力側に接続された導電バー10にそれぞれ接続された複数個の分岐ブレーカ3と、分岐ブレーカ3に流れる負荷電流を検出する電流センサ4と、電流センサ4の出力部35が分岐ブレーカ3に対応して設けられた基板5と、計測装置6と、計測装置6を並設された分岐ブレーカ3よりもベースの片隅に配設しているケースとを具備し、計測装置6は、第3の入力部および演算出力部が主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10に対して最も離れた位置側となるように形成されている。
【選択図】図7
Description
本発明の実施形態は、分岐ブレーカに接続される負荷の使用電力を計測できる電力計測機能付き分電盤に関する。
この種の分電盤は、主ブレーカおよび分岐ブレーカを備えており、分岐ブレーカに流れる電流を電流センサにより検出している。そして、分岐ブレーカに入力する電圧と、電流センサにより検出した電流とによって分岐ブレーカに接続された電気機器(負荷)の消費電力を演算している。
分電盤には、計測装置を備え、この計測装置により消費電力の演算を行っているものがある。また、分岐ブレーカには、当該電流センサを内蔵したものが既に商品化されている。そして、計測装置で計測した電気機器の使用電力などを表示し、蓄積し、インターネットを介して外部のサーバーや外部端末に送信する監視システムがある(例えば特許文献1参照。)。
ところで、計測装置は、分岐ブレーカと並設されて設けられ、通常、最端側となるように設けられている(例えば特許文献2参照。)。すなわち、計測装置に接続される入力線および出力線は、弱電線であるので、外部からの電源線や分岐ブレーカなどの強電部との絶縁が必要となっている。
計測装置に接続される入力線および出力線は、分電盤の背面側に配線されやすく、主ブレーカに接続される電源線などの強電部と接触しやすいという問題がある。これにより、入力線および出力線にノイズが重畳することがあり、計測装置の電気回路の破壊や演算データが不安定になるなどの問題があった。
また、近年、住宅や店舗などにおいて、大規模な設備を要することなく、使用している電気機器の消費電力や消費量などを容易に知り得ることができる設備の要望がある。
本実施形態は、計測装置に入出力される弱電線と強電部との電気絶縁が確保できるとともに、多くの電気機器の消費量を計測可能な電力計測機能付き分電盤を提供することを目的とする。
本実施形態の電力計測機能付き分電盤は、主ブレーカ、分岐ブレーカ、電流センサ、基板、計測装置およびケースを有して構成される。
主ブレーカは、外部電源に接続される。分岐ブレーカは、主ブレーカの出力側に接続された導電バーにそれぞれ接続された複数個からなる。
電流センサは、分岐ブレーカに接続される負荷に流れる電流を検出するものである。基板は、電流センサの出力部を分岐ブレーカに対応して設けている。
計測装置は、第1ないし第3の入力部、演算部および演算出力部を有して形成されている。第1の入力部は、接続線により基板に設けられた電流センサの出力部に接続され、電流センサが検出した電流を入力する。第2の入力部は、分岐ブレーカが接続された導電バー間の電圧を入力する。第3の入力部は、負荷以外の外部の電気機器の出力信号を入力する。そして、演算部は、第1の入力部に入力した電流センサが検出した電流および第2の入力部に入力した導電バー間の電圧から負荷の消費電力を演算するとともに第3の入力部に入力した電気機器の出力信号から電気機器の消費量を演算する。演算出力部は、演算部が演算した演算結果を出力する。
そして、計測装置は、第3の入力部および演算出力部が主ブレーカ、分岐ブレーカおよび導電バーに対して最も離れた位置側となるように形成されている。
ケースは、主ブレーカ、分岐ブレーカおよび計測装置を取り付けるベースを有する。そして、複数個の分岐ブレーカを並設し、計測装置を分岐ブレーカよりもベースの片隅に配設している。
本発明の実施形態によれば、計測装置は、並設された分岐ブレーカよりもケースのベースの片隅に配設されているとともに、第3の入力部および演算出力部が主ブレーカ、分岐ブレーカおよび導電バーに対して最も離れた位置側となるように形成されているので、第3の入力部に接続される入力線および演算出力部に接続される出力線と、外部からの電源線などの強電部とを混在させずに配線することが可能であり、これにより、入力線および出力線と強電部との絶縁を確保できることが期待できる。
また、計測装置は、分岐ブレーカに接続される負荷以外の外部の電気機器の出力信号を入力する第3の入力部を備え、演算部は、電気機器の出力信号から電気機器の消費量を演算し、演算出力部は、その演算結果を出力するように構成されているので、多くの使用している電気機器の消費量を容易に知ることができることが期待できる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態の電力計測機能付き分電盤1は、例えば住宅や店舗に設置されるものであり、図1に示すように、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3、電流センサ4、基板5、計測装置6およびケース7を有して構成されている。主ブレーカ2、分岐ブレーカ3、電流センサ4、基板5および計測装置6は、ケース7に収納されている。
ケース7は、自己消化性樹脂からなり、箱状に形成され、ベース8および図示しないカバーを有している。ベースは、長方形に形成され、図示しないねじなどにより、主ブレーカ2、複数個の分岐ブレーカ3、基板5および計測装置6を取り付けている。主ブレーカ2は、ベース8の長手方向の一端側8aに配設され、分岐ブレーカ3および計測装置6は、ベース8の長手方向の他端側8bに配設されている。
そして、複数個の分岐ブレーカ3は、ベース8の長手方向に沿って互いに接近して並設されているとともに、ベース8の短手方向(図1中、上下方向)に上段および下段の2段に配設されている。上段側の分岐ブレーカ3および下段側の分岐ブレーカ3は、互いに反対側を向くように、すなわち入力端子9(図3に示す。)が正対するように配設されている。上段側および下段側ブレーカ3,3間は、導電バー10および基板5の配設空間となっている。
計測装置6は、1個からなり、最端側の分岐ブレーカ3に並設され、ベース8の下側の片隅8cに配設されている。こうして、ケース7は、そのベース8に主ブレーカ2、複数個の分岐ブレーカ3および計測装置6を取り付けているとともに、ベース8の長手方向に複数個の分岐ブレーカ3を並設し、計測装置6を分岐ブレーカ3よりもベース8の片隅8cに配設している。
主ブレーカ2は、図2に示すように、既存品であり、3個の入力端子11に単相3線の図示しない外部電源12が接続される。中間の入力端子11aに外部電源12の図示しない中性線13が接続され、両側の入力端子11に外部電源12の図示しない電源線14が接続される。外部電源12から入力端子11,11a間にAC100Vが供給される。入力端子11,11間には、AC200Vが供給される。そして、3個の出力端子15の中間の出力端子15aにリード線16の圧着端子17が接続され、単3中性線欠相保護の機能を有している。そして、入力端子11および出力端子15をそれぞれ覆う保護カバー18,19が設けられている。主ブレーカ2は、ハンドル20の手動操作により入力端子11および出力端子15間がオンオフされ、通常オンにされる。
そして、主ブレーカ2の出力端子15は、図7に示すように、1個の主幹バー21により3個の導電バー10に接続されている。1個の導電バー10aは、外部電源12の中性線13が接続されている。したがって、主ブレーカ2がオンしていると、導電バー10aと、残りの導電バー10,10との間にAC100Vの電源電圧が供給される。そして、複数個の分岐ブレーカ3は、導電バー10aと、導電バー10,10との間にほぼ同等の数量となるように接続され、電源電圧AC100Vを入力する。導電バー10,10間には、電源電圧AC200Vが入力される。また、計測装置6は、3個の導電バー10に接続され、導電バー10aおよび導電バー10,10間のそれぞれの電源電圧を入力する。
導電バー10は、例えば板厚2mmの銅板からなり、例えば長方形に形成されている。そして、図1において、上段側および下段側ブレーカ3,3間に配設されているとともに、計測装置6が配設されているベース8の他端側8bまで延在している。3個の導電バー10は、互いに平行に、かつベース8と平行となるように設けられている。すなわち、導電バー10は、ベース8に対して3段となるように配設されている。
分岐ブレーカ3は、図3に示すように、既存品であり、略直方体の本体22の前面22a側に3個の導電バー10を接続している。すなわち、図3(b)に示すように、本体22の前面22aには、導電バー10が挿入される挿入溝23が本体22の上下方向に3段に形成されている。
そして、上段の挿入溝23内には、導電バー10aに弾性的に接触する入力端子9,9が設けられている。また、中段および下段の挿入溝23,23のいずれか一方に導電バー10に弾性的に接触する入力端子9,9が設けられ、他方には入力端子9,9が設けられていない。これにより、分岐ブレーカ3には、導電バー10aと導電バー10,10との間の電源電圧(AC100V)のいずれかが入力される。さらに、中段および下段の挿入溝23,23に入力端子9,9がそれぞれ設けられることにより、導電バー10,10間の電源電圧(AC200V)が入力される。こうして、複数個の分岐ブレーカ3は、主ブレーカ2の出力側に接続された3個の導電バー10にそれぞれ接続されている。
そして、分岐ブレーカ3は、本体22の上面22c側に設けたハンドル25を手動操作することにより、入力端子9,9と、本体22の後面22b側に設けられた図示しない出力端子とが接続される。図3中、斜線で示すハンドル25の状態がオン状態を示す。そして、出力端子には、操作レバー26,26を操作によって負荷27(図7に示す。)に接続される電線28,28(図7に示す。)が接続される。図3中、斜線で示す操作レバー26の状態が出力端子に電線28を接続する状態を示す。
そして、分岐ブレーカ3は、その本体22に電流センサ4を内蔵している。電流センサ4は、負荷27に流れる電流(負荷電流)を検出する既存のカレントトランスに形成されている。そして、電流センサ4の出力側は、リード線29に接続されていて、このリード線29が本体22の上面22cから導出している。リード線29の先端には、雄コネクタ30が接続されている。
リード線29は、図7に示すように、両端に雌コネクタ31,32を有するリード線33により、基板5に接続されている。基板5には、その一端側5aから他端側5bに沿って各分岐ブレーカ3に対応した入力用の雄コネクタ34が実装されている。そして、基板5の他端側5bには、各分岐ブレーカ3に対応した出力用の雄コネクタ35が実装されている。各分岐ブレーカ3に対応した雄コネクタ34,35同士は、それぞれ配線パターン36により電気接続されている。
リード線33は、その雌コネクタ31がリード線29の雄コネクタ30に接続され、その雌コネクタ32が基板5の入力用の雄コネクタ34に接続されている。これにより、電流センサ4の出力が基板5の出力用の雄コネクタ35に発生する。基板5の雄コネクタ35は、電流センサ4の出力部となっている。
そして、基板5は、図1において、上段側および下段側ブレーカ3,3間に配設されているとともに、その他端側5bがベース8の他端側8bまで延在している。基板5は、ベース8に取り付けられた図示しない取付け部材により、導電バー10よりもベース8から遠ざかる上方側にベース8および導電バー10と平行となるように配設されている。こうして、基板5は、その他端側5bに、電流センサ4の出力部としての雄コネクタ35が分岐ブレーカ3に対応して設けられている。そして、図7に示すように、雄コネクタ35には、計測装置6から導出された接続線36の雌コネクタ37が接続される。
なお、雄コネクタ35は、図7に示すように1つの雄コネクタに構成してもよく、または、グループに分けて複数個の雄コネクタに集合させてもよく、あるいは、個別に設けてもよい。また、電流センサ4は、分岐ブレーカ3と別体であってもよい。
計測装置6は、図4および図5に示すように、略直方体に形成された装置本体38を有する。この装置本体38の上面38cから雌コネクタ37を有する接続線36が導出されている。装置本体38は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなり、その内部に、図6に示すように、第1の入力部39、第2の入力部40、第3の入力部41、演算部42、演算出力部43、記憶部44および電源部45などを形成している。
第1の入力部39は、接続線36に接続され、各分岐ブレーカ3の電流センサ4が検出した電流を入力し、当該電流を直流電圧に変換して演算部42に出力するように形成されている。
第2の入力部40は、導電バー10,10間の電圧を入力し、低電圧の直流電圧に変換して演算部42に出力するように形成されている。すなわち、導電バー10aおよび一方の導電バー10間の電源電圧と、導電バー10aおよび他方の導電バー10間の電源電圧が入力される。これにより、各分岐ブレーカ3の入力端子9,9に入力される電源電圧、すなわち負荷27に印加される負荷電圧が入力される。
装置本体38は、図4に示すように、分岐ブレーカ3と同様にして、装置本体38の前面38aに、導電バー10が挿入される挿入溝46が装置本体38の上下方向に3段に形成されている。そして、各挿入溝46内には、導電バー10aおよび導電バー10,10にそれぞれ弾性的に接触する入力端子47,47が設けられている。こうして、計測装置6は、主ブレーカ2の出力側に接続された3個の導電バー10にそれぞれ接続され、3個の導電バー10の間の電源電圧が入力される。
図6において、第3の入力部41は、各分岐ブレーカ3に接続されない外部の電気機器48から出力される出力信号を入力し、この出力信号を直流電圧に変換して演算部42に出力するように形成されている。外部の電気機器48は、例えばガス量検出装置(ガスメーター)や水道量検出装置(水道メーター)である。これらの装置は、積算検出量が例えば0.1m3になる毎に1パルスの信号を出力するように形成され、当該出力信号が第3の入力部41に入力される。
演算部42は、マイコンを有してなり、第1の入力部39に入力した負荷27の電流(負荷電流)および第2の入力部40に入力した導電バー10,10間の電源電圧から負荷27の消費電力を演算するように形成されている。また、第3の入力部41に入力した外部の電気機器48の出力信号から当該電気機器48の消費量を演算するように形成されている。また、電気機器48の消費電力などを演算可能に形成されている。
演算出力部43は、演算部42が演算した演算結果をパソコン等の外部機器49またはインターネット回線などに出力するよう形成されている。
そして、記憶部44は、第1の入力部39が入力した電流(負荷電流)に対する負荷27と、負荷27に対する導電バー10,10間の電源電圧との対応付けなどを記憶している。また、電源部45は、第2の入力部40が入力した導電バー10,10間の電源電圧から直流電源を生成し、計測装置6の動作電源として供給するように形成されている。
そして、計測装置6は、図5(a)に示すように、第3の入力部41および演算出力部43が装置本体38の背面38b側であって側面38e1,38e2間の中間よりも側面38e1側に配設されている。また、図4に示すように、演算出力部43は、装置本体38の上面38c側に配設され、第3の入力部41は、下面38d側に配設されている。そして、図5(b)に示すように、装置本体38の背面38bには、第3の入力部41の接続ピン50および演算出力部43の接続ピン51がそれぞれ露出している。
計測装置6は、下段側の分岐ブレーカ3に並設されているので、第3の入力部41および演算出力部43は、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10に対して最も離れた位置となっている。なお、計測装置6を上段側の分岐ブレーカ3に並設するときには、計測装置6は、その第3の入力部41および演算出力部43が装置本体38の背面38b側であって側面38e1,38e2間の中間よりも側面38e2側に形成される。
そして、図1において、ケース7には、基板5および導電バー10が露出しないように、電気絶縁性の図示しない化粧板が設けられている。主ブレーカ2および分岐ブレーカ3のそれぞれの主要部と、計測装置6の本体38は、露出している。
次に、第1の実施形態の作用について述べる。
各分岐ブレーカ3に設けられた電流センサ4の出力は、各分岐ブレーカ3の上面22cから導出されたリード線29およびこのリード線29に接続されたリード線33により基板5に設けられた入力用の雄コネクタ34に接続される。ここで、雄コネクタ34は、各分岐ブレーカ3に対応して設けられ、基板5の一端側5aから他端側5bに沿って設けられている。また、基板5は、上段および下段のブレーカ3,3間であって、導電バー10の上方に導電バー10と離間して設けられている。したがって、リード線33を電源線14や導電バー10などの強電部と混在や混線させることなく離間させて配線できる。
そして、基板5の各雄コネクタ34は、配線パターン36により基板5の他端側5bに設けられた出力用の雄コネクタ35に接続されている。また、計測装置6は、ケース7のベース部8の他端側8bに配設されて、基板5の他端側5bに配設されている。これにより、計測装置6から導出された接続線36は、雄コネクタ35に容易に接続することができるとともに、分岐ブレーカ3や導電バー10などの強電部と離間して配線できる。すなわち、計測装置6と各分岐ブレーカ3の電流センサ4の出力とは、容易に接続できる。
こうして、リード線33およびリード線36等を介して、負荷27の負荷電流が計測装置6の第1の入力部39に入力される。そして、3個の導電バー10と計測装置6の入力端子47,47とは、直接的に接続されているので、負荷27に印加される負荷電圧は、第2の入力部40において検出される。
そして、演算部42は、負荷電流および負荷電圧により、各分岐ブレーカ3に接続されている負荷27の消費電力を演算し、その演算結果を伝送データにより演算出力部43から外部機器49に送信させる。
このように、負荷27の負荷電流および負荷電圧を入力するリード線33,36等の弱電線は、電源線14、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10などの強電部と接触することなく電気絶縁されて配線され、強電部からのノイズが重畳しにくくなる。これにより、演算部42の演算結果がノイズにより不安定になることが抑制される。
そして、計測装置6は、その第3の入力部41および演算出力部43が主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10に対して最も離れた位置側に配設されているので、外部の電気機器48から第3の入力部41に接続される入力線および外部機器49から演算出力部43に接続される出力線をそれぞれ電源線14、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10などの強電部と混在や混線させることなく離間させて配線することが可能となる。これにより、計測装置6の第3の入力部41、演算出力部43およびこれらに接続される入出力線と、前記強電部との電気絶縁を確保できるとともに、前記強電部からのノイズの重畳が抑制可能となる。
演算部42は、第3の入力部41が入力した外部の電気機器48の出力信号から電気機器48の消費量を演算する。そして、その演算結果を演算出力部43から伝送データにより外部機器49に送信させる。電気機器48の消費量は、外部機器49において報知される。これにより、多くの使用している電気機器48の消費量を容易に知ることか可能である。
本発明の電力計測機能付き分電盤1によれば、計測装置6は、並設された分岐ブレーカ3よりもケース7のベース8の片隅8cに配設されているとともに、第3の入力部41および演算出力部43が主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10に対して最も離れた位置側となるように形成されているので、第3の入力部41に接続される入力線および演算出力部43に接続される出力線と、外部からの電源線14などの強電部とを混在や混線させずに配線することが可能であり、これにより、前記入力線および前記出力線と、電源線14、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10などの強電部との絶縁を確保できるとともに、前記入力線および前記出力線に強電部からのノイズが重畳することを抑制できるという効果を有する。
そして、計測装置6は、分岐ブレーカ3に接続される負荷27以外の外部の電気機器48の出力信号を入力する第3の入力部41を備え、演算部42は、電気機器48の出力信号から電気機器48の消費量を演算し、演算出力部43は、その演算結果を出力するように構成されているので、パソコンなどの外部機器49において、多くの使用している電気機器48の消費量を容易に知ることができるという効果を有する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態の電力計測機能付き分電盤は、図1に示す電力計測機能付き分電盤1において、計測装置6Aを有する。計測装置6Aは、図8ないし図10に示すように構成される。なお、図4ないし図6と同一部分および同一部分に相当する部分には同一符号を付して説明は省略する。
図10において、計測装置6Aは、装置本体38に無線送信用のアンテナ52を具備している。アンテナ52は、演算出力部43に接続されている。演算出力部43は、演算部42が演算した演算結果を無線信号に変換し、アンテナ52から送信するように形成されている。アンテナ52から送信された前記演算結果は、受信機能を有する外部機器49にて報知される。その他の構成は、図6に示す計測装置6と同様である。
アンテナ52は、図8および図9に示すように、棒状に形成され、その一部が装置本体38の背面38bから突出するように設けられている。
本実施形態の電力計測機能付き分電盤によれば、計測装置6Aは、演算出力部43に出力線を接続しないので、演算出力部43側と、電源線14、主ブレーカ2、分岐ブレーカ3および導電バー10などの強電部との電気絶縁をさらに確保できるとともに、前記強電部からのノイズの影響をさらに抑制できるという効果を有する。
なお、本実施形態では、演算出力部43にアンテナ52を接続させているが、このアンテナ52または別に設けたアンテナが外部の電気機器48から無線にて送信された出力信号を受信し、第3の入力部41は、受信した出力信号をデータ変換して演算部42に出力するように形成されていてもよい。また、アンテナ52は、棒状に限らず、他の形状であってもよく、装置本体38から突出させなくてもよい。
また、第1および第2の実施形態において、雄コネクタおよび雌コネクタは、それぞれを交換してもよい。
1…電力計測機能付き分電盤、 2…主ブレーカ、 3…分岐ブレーカ、 4…電流センサ、 5…基板、 6,6A…計測装置、 7…ケース、 8…ケースのベース、 35…電流センサの出力部としての雄コネクタ、 39…第1の入力部、 40…第2の入力部、 41…第3の入力部、 42…演算部、 43…演算出力部
Claims (2)
- 外部電源に接続される主ブレーカと;
この主ブレーカの出力側に接続された導電バーにそれぞれ接続された複数個の分岐ブレーカと;
この分岐ブレーカに接続される負荷に流れる電流を検出する電流センサと;
この電流センサの出力部が前記分岐ブレーカに対応して設けられた基板と;
接続線により前記電流センサの出力部に接続され前記電流センサが検出した電流を入力する第1の入力部、前記導電バー間の電圧を入力する第2の入力部、前記負荷以外の外部の電気機器の出力信号を入力する第3の入力部、前記第1の入力部に入力した前記電流センサが検出した電流および前記第2の入力部に入力した前記導電バー間の電圧から前記負荷の消費電力を演算するとともに前記第3の入力部に入力した前記電気機器の出力信号から前記電気機器の消費量を演算する演算部および当該演算結果を出力する演算出力部を有する計測装置と;
前記主ブレーカ、前記分岐ブレーカおよび前記計測装置を取り付けるベースを有し、前記複数個の分岐ブレーカを並設し、前記計測装置を前記分岐ブレーカよりも前記ベースの片隅に配設しているケースと;
を具備し、
前記計測装置は、前記第3の入力部および前記演算出力部が前記主ブレーカ、前記分岐ブレーカおよび前記導電バーに対して最も離れた位置側となるように形成されていることを特徴とする電力計測機能付き分電盤。 - 前記計測装置の演算出力部は、前記演算部の演算結果を無線にて送信するように形成されていることを特徴とする電力計測機能付き分電盤。
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JP (1) | JP2013192393A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015091164A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 分電盤のキャビネット及びそれを用いた分電盤 |
JP2016010313A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | エンコアード テクノロジーズ インク | 分電盤内の遮断器と互換性があるエネルギー計測装置 |
JP2016134987A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 日東工業株式会社 | 分電盤 |
JP2019161908A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 河村電器産業株式会社 | スマートメータ通信装置 |
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2012
- 2012-03-14 JP JP2012057684A patent/JP2013192393A/ja active Pending
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