JP2006091686A - 電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体 - Google Patents

電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 デカルの存在を適切に通知することのできる電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
【解決手段】 所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手段と前記操作検知手段によって操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記デカルに関する情報を表示させる表示手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体に関し、特に所定の箇所にデカルが付された電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体に関する。
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置には、ユーザマニュアルの他に操作の補助や注意を促すために、機器本体に表示ラベル(以下、「デカル」という。)が貼り付けられている。デカルの貼り付け位置は、そのデカルに記載された操作対象の近傍であるのが効果的であるところ、省スペース化のために機器サイズが小さくなるにつれて、機器の側面にジャム除去用のドア、定着装置引き出し用のドア等が設けられるようになり、左右のドアの内部にその操作補助や対象ユニットに関する注意事項が記載されたデカルが貼り付けられるようになっている。
しかし、機器の側面のドアの内部、又は内部ユニットに貼り付けられたデカルについては、機器の正面に立って操作するユーザにとって非常に見にくいという問題がある。特に、機器の右側あるいは左側に別の機器や棚等が配置されている場合は、ユーザは、機器の右側や左側に対して体を正対させることができないため、覗き込むような格好でデカルを読まざるを得ない。
そこで、デカルの見にくさを回避すべく、例えば、プラスチックなど樹脂材のリサイクルを目的にして、デカルをはがしやすい構成としている機器もある(例えば、特許文献1)。また、デカルに印刷された情報を画像形成装置内で記憶しておき、操作パネル上での操作によって、その詳細情報を表示させたり、あるいはハードコピーさせたりすることが可能な機器もある(例えば、特許文献2)。
特開平7−72692号公報 特開2003−255772号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載された機器によれば、いずれもユーザがデカルの存在を認識していなければ効果を得ることはできないところ、機器の側面に貼り付けられたデカルについては、ユーザはそもそもその存在自体に気付かず、デカルの存在意義が希薄になってしまうという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、デカルの存在を適切に通知することのできる電子装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手段と前記操作検知手段によって操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記デカルに関する情報を表示させる表示手段とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明は、請求項7に記載されるように、所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、ユーザによる処置が必要とされる所定の事象の発生を検知する事象検知手段と、前記事象検知手段による前記所定の事象の発生の検知に応じて該所定の事象に関連するデカル情報を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記デカル情報を表示させる表示手段とを有することを特徴とする。
このような電子装置では、ユーザによる処置手順の実施や所定の事象が発生した際に、ユーザに対してデカルの存在を通知することができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、上記電子装置における情報提供方法、前記情報提供方法を前記電子装置に実行させるための情報提供プログラム、又は前記情報提供プログラムを記録した記録媒体としてもよい。
本発明によれば、電子装置において発生する所定の事象に関連するユーザによる操作を検知し、操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索し、検索された前記デカルに関する情報を表示させるので、デカルの存在を適切に通知することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態においてはプリンタ、複写機等の画像形成装置を電子装置の具体例として説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置の概略図である。図1に示されるように、画像形成装置10は、操作部12、定着ユニット13、本体左上カバー14、両面反転ユニット15及び前ドア16等を有している。
操作部12は、画像形成装置10に対する各種の指示を入力させるための操作用入力キーや、ユーザに対する情報を表示させるための液晶ディスプレイ(LCD)126等が備えられた部分である。定着ユニット13は、記録用紙にトナーを定着させるためのユニットである。本体左上カバー14は、定着ユニット13に対するカバーである。
画像形成装置10の所定の箇所には一般的な機器と同様にデカルが貼り付けられている。例えば、定着ユニット13の正面にはデカル20a、20b及び20c等が貼り付けられている。デカルとは、一般に、消耗部品の交換、消耗品の補充、故障部分の修理、記録用紙のジャム等の除去、部品の清掃等のメンテナンス作業等においてユーザが操作する箇所に、その操作に関する各種情報(例えば、操作手順、操作説明、警告、注意、電子装置内の部品(装置部分)の配置、電子装置の商品名、電子装置の機種番号、定格電圧、定格電流、及びサービス従業者への連絡先等)が印刷された、ラベル又はシール等とも呼ばれるシート状部材である。
図2は、定着ユニットに貼り付けられているデカルの例を示す図である。図2に示されるように定着ユニット13の正面に貼り付けられているデカル20a、20b及び20c(以下、総称する場合「デカル20」という。)は、「高温注意」の他、「高温です。定着ユニットの交換・用紙詰まり処理は主電源を切ってからしばらくお待ち下さい。」との注意事項が仕向地言語で記載されている。
図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置の制御系ブロック図である。図3に示されるように、画像形成装置10は、制御部11においてCPU111、ROM112及びRAM113等を有し、操作部12においてCPU121、ROM122、RAM123、LCDコントローラ124、ビデオメモリ125、LCD126及びブザー127等を有している。更に、画像形成装置10の所定の箇所には開閉センサ151、排紙センサ152、及び人体検知センサ153等が設置されている。
制御部11におけるCPU111は、ROM112に格納されたプログラムを処理することにより画像形成装置10全体を制御する。RAM113は、CPU111による処理において一時的なデータの保管場所等として利用される。
操作部12におけるCPU121は、ROM122に格納されたプログラムを処理することにより画像形成装置10の状態表示やユーザからの指示入力の検知等を実行する。ROM122には、CPU121によって処理されるプログラムの他、画像形成装置10に貼り付けられた各種デカルに記載された内容を含む情報等(以下「デカル情報」という。)が格納されている。RAM123は、CPU121の処理上の一時的データ保管に用いられる。LCDコントローラ124は、CPU121を介してROM122から表示用データ(フォント・ビットマップ等)を受け取り、その表示用データをビデオメモリ125に展開して、LCD126に表示させる表示データを生成する。ブザー127は、いわゆるブザーであり、画像形成装置10のレディー通知時やエラー通知時等において、CPU121による制御によって警告音を出力する。
なお、制御部11のCPU111と操作部12のCPU121とはシリアル通信を行っており、CPU111の指示に基づいてその時々に必要な表示データがLCDコントローラ124で生成され、LCD126に表示される。
開閉センサ151は、画像形成装置10の本体左上カバー14の引き出し状態を検知し、その旨をCPU111に通知するセンサである。排紙センサ152は、画像形成装置10から用紙が排出されたことを検知し、その旨をCPU111に通知するセンサである。排紙センサ152は、定着ユニット13の後段の用紙パス上に設置されており、用紙があるとON状態、用紙が無いとOFF状態となるように設計されている。CPU111は、排紙センサ152のON/OFF状態を検知し、給紙された用紙が用紙詰まりなく確実に排出されることを確認している。人体検知センサ153は、ユーザの手等、人体の近接又は接触を検知し、その旨をCPU111に通知するセンサである。人体検知センサ153は、人体が近づいた場合にON状態になるように設計されており、定着ユニット13の正面に貼り付けられたデカル20等、画像形成装置10の各箇所のデカルの近辺に設置されている。したがって、CPU111は、人体検知センサ153によって各デカルへの人体の近接又は接触を検知することができる。
本実施の形態では、ユーザによる処置が必要とされる所定の事象として用紙詰まりが発生した場合を例として説明する。定着ユニット13において用紙詰まりが発生した場合には、操作部LCD126に用紙詰まり箇所が表示される。前ドア16の内部には集合デカルが設けられており、定着ユニット13における紙詰まりに対する処置手順が表示されている。
図4は、定着ユニットにおける用紙詰まりに対する処置手順が記されたデカルの例を示す図である。図4のデカル21には、定着ユニット13において用紙詰まりが発生した際の処置手順が以下のように示されている。
両面反転ユニット15を開ける(ステップS1)。「B1」の取っ手を持ち、本体左上カバー14をゆっくり引き出す(ステップS2)。「B2」の取っ手を持ち、本体左上カバー14を開ける(ステップS3)。「B3」のノブを回し、用紙を取り除く(ステップS4)。
このように、用紙詰まりの際には定着ユニット13の周辺を操作する必要があるところ、定着ユニット13の正面には、「高温注意」のデカル20が貼り付けられている。しかしながら、定着ユニット13の正面は、画像形成装置10本体から見て左側面となっている。すなわち、ユーザが画像形成装置10の左側面に移動して定着ユニット13を正面から見た場合は、デカル20は目立つ位置に貼り付けられているが、画像形成装置10本体の正面に立って定着ユニット13における用紙詰まりに対する処置手順を行った場合は、デカル20はユーザから見にくい位置関係となっている。そこで、かかる問題を解決した例を以下において説明する。
図5は、第一の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
規定タイミングにおいて排紙センサ152がON状態を維持し続けた場合、CPU111は定着ユニット13における用紙詰まりであると判断し、定着ユニット13への電力供給を遮断した上で、操作部12のCPU121に「定着ユニット13における用紙詰まり」を通知する(S11)。CPU121は、LCDコントローラ124によって定着ユニット13における用紙詰まり状態を通知する画面(用紙詰まり通知画面)を生成し、生成された用紙詰まり通知画面をLCD126に表示させる(S12)。
ユーザは、LCD126に表示された用紙詰まり通知画面により定着ユニット13における用紙詰まりを知ると、前ドア16内部のデカル21やユーザマニュアル等を参照し、定着ユニット13における紙詰まりに対する処置手順(図4)を実施する。
ユーザによる処置手順の実施により、例えば、関連するユニットの移動や関連する箇所に貼り付けられているデカルへのユーザの手等の近接又は接触等が、開閉センサ151又は人体検知センサ153等によって検知され、その旨がCPU111に通知される(S13)。CPU111が、定着ユニット13のデカル20の表示をCPU121に指示すると、CPU121は、デカル20に対応するデカル情報をROM122より検索する(S14)。CPU121は、更に、検索されたデカル情報等を用いてLCDコントローラ124によってデカル表示画面を生成し、生成されたデカル表示画面をLCD126に表示させる(S15)。デカル表示画面には、少なくともデカル20に記載されている内容が表示されている。
続いて、ステップS13における処置手順の実施の検知について説明する。上述したように、ユーザによる処置手順は、開閉センサ151又は人体検知センサ153等によって検知されるが、まず、開閉センサ151によって検知される場合について説明する。処置手順としてユーザによって本体左上カバー14が引き出されると(ユニットの移動)、本体左上カバー14の引き出し状態を検知する開閉センサ151がON状態となる。CPU111は、開閉センサ151がON状態となったことを検知すると、CPU121に「本体左上カバー14の引き出し状態」を通知する。CPU121は、LCDコントローラ124によって本体左上カバー14の引き出し状態を通知する画面を生成してLCD126に表させる。所定時間経過後、CPU111は、定着ユニット13のデカル20の表示をCPU121に指示し、ステップS14の処理が実施される。
更に、人体検知センサ153によって検知される場合について説明する。処置手順の実施により、ユーザの手等が定着ユニット13におけるデカル20に近接又は接触すると、人体検知センサ153がON状態となる。CPU111は、人体検知センサ153がON状態となったことを検知することにより、人体の定着ユニット13への近接又は接触等、すなわち、処置手順の実施を検知することができるというわけである。
上述したように、第一の実施の形態における画像形成装置10によれば、処置手順の実施に際し、対象ユニットに対する操作や、デカルへのユーザの手等の近接等に応じて、デカルに記載された操作補助事項や注意事項等をLCD126等の表示装置に表示させることができるので、ユーザが、上記デカルの存在に気付かずに操作を行ったために陥る不具合を防止することが可能である。
例えば、画像形成装置10は、定着ユニット13における用紙詰まりの事例に対して、用紙詰まりに対する処置手順の実施をきっかけとして、デカル20に記載されている内容をLCD126に表示させるので、ユーザが「高温注意」のデカルの存在に気づかずに定着ユニット13における紙詰まりに対する処置を実施して、不用意に高温部である定着ユニット13に触れてしまう危険を回避することが可能である。
特に、対象となるデカルが機器の側面等、ユーザにとって見にくい箇所に貼り付けられている場合において、本発明の効果は顕著に得られる。
なお、左右のドア等の開閉検知手段が既に存在する場合は、改めて開閉センサ151を設ける必要はなく、安価に機能を実現することが可能である。
なお、ステップS15において、処置手順において対象となっているデカル(デカル20)に記載されている内容ではなく、単に「デカルが存在します。」といった文字列を表示させるようにしてもよい。すなわち、ユーザは、かかる表示によってデカル20等の存在を認識することができ、当該デカルを参照することで操作ミスを回避することができるというわけである。かかる構成によれば、デカル情報をデカルごとにROM122に保持する必要はなく、メモリ消費量の削減を図ることができる。
次に、第二の実施の形態として、デカル情報の表示のタイミングを所定の事象が発生した際とした例について説明する。図6は、第二の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
規定タイミングにおいて排紙センサ152がON状態を維持し続けた場合、CPU111は定着ユニット13における用紙詰まりであると判断し、定着ユニット13への電力供給を遮断した上で、操作部12のCPU121に「定着ユニット13における用紙詰まり」を通知する(S21)。CPU121は、LCDコントローラ124によって定着ユニット13における用紙詰まり状態を通知する画面(用紙詰まり通知画面)を生成し、生成された用紙詰まり通知画面をLCD126に表示させる(S22)。
所定時間経過後、CPU111が、定着ユニット13のデカル20の表示をCPU121に指示すると、CPU121は、デカル20に対応するデカル情報をROM122より検索する(S14)。CPU121は、更に、検索されたデカル情報等を用いてLCDコントローラ124によってデカル表示画面を生成し、生成されたデカル表示画面をLCD126に表示させる。デカル表示画面には、少なくともデカル20に記載されている内容が表示されている。
なお、ステップS24において、対象となっているデカル(デカル20)に記載されている内容ではなく、単に「デカルが存在します。」といった文字列を表示させるようにしても良いのは、第一の実施の形態と同様である。
上述したように、第二の実施の形態における画像形成装置10によれば、用紙詰まり等、ユーザによる処置が必要とされる所定の事象が発生した時点で関連するデカルに記載された操作補助事項や注意事項等をLCD126等の表示装置に表示させることができるので、ユーザが、デカルの存在に気付かずに操作をしたために陥る不具合を防止することが可能である。更に、ユーザがデカルに記載した注意事項を怠った場合に遭遇する不具合を所定の事象が発生した時点であらかじめ報知することで、不具合からの回避に対する確実性を増すことが可能である。
例えば、定着ユニット13における用紙詰まりの事例に対して、デカル情報の表示のきっかけを定着ユニット13における用紙詰まりに対する処置手順ではなく、定着ユニット13における用紙詰まりの発生そのものとしているので、定着ユニット13における用紙詰まりの発生と同時に、LCD126に「高温注意」のデカルに記載している内容を表示することができ、ユーザが「高温注意」のデカルの存在に気づかずに定着ユニット13における紙詰まりに対する処置を実施して、不用意に高温部である定着ユニット13に触れてしまう危険からの回避に対する確実性を増すことが可能である。
次に、第三の実施の形態として、警告音によってデカルの存在を通知する例について説明する。図7は、第三の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS31及びS32における用紙詰まりの検知処理と、用紙詰まり通知画面の表示処理については、図5におけるステップS11及びS12と同様であるのでここでの説明は省略する。ステップS33において、ユーザによる処置手順において、ユーザの手等が定着ユニット13のデカル20に近接すると、人体検知センサ153がON状態となり、その旨がCPU111に検知される。CPU111が、警告音の出力をCPU121に指示すると、CPU121は、ブザー127を鳴動させ、警告音を出力させる(S34)。
なお、ステップS33における、ユーザによる処置手順の実施の検知は、開閉センサ151によって行ってもよい。この場合は、本体左上カバー14が引き出された際に警告音が出力されることとなる。
上述したように、第三の実施の形態における画像形成装置10によれば、処置手順の実施に際し、その処置手順において操作対象とされているユニットに対する操作を検知し、その検知に応じてデカルの存在を通知する警告音を出力させることができるため、ユーザが、処置手順を実施する際に、デカルの存在に気付かずに操作をしたために陥る不具合、例えば、高温な箇所等、危険な箇所に触れてしまうといった危険な事態等の発生を低減させることができる。
次に、第四の実施の形態として、デカル情報の表示と警告音の出力とを組み合わせた例について説明する。図8は、第四の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS41及びS42における用紙詰まりの検知処理と、用紙詰まり通知画面の表示処理については、図5におけるステップS11及びS12と同様であるのでここでの説明は省略する。
ステップS43において、ユーザによって本体左上カバー14が引き出されると、本体左上カバー14の引き出し状態を検知する開閉センサ151がON状態となり、CPU111は、その旨を検知する。CPU111が、CPU121に「本体左上カバー14の引き出し状態」を通知すると、CPU121は、LCDコントローラ124によって本体左上カバー14の引き出し状態を通知する画面(引き出し状態通知画面)を生成してLCD126に表示させる(S44)。
所定時間経過後、CPU111が、定着ユニット13のデカル20の表示をCPU121に指示すると、CPU121は、デカル20に対応するデカル情報をROM122より検索する(S45)。CPU121は、検索されたデカル情報等を用いてLCDコントローラ124によってデカル表示画面を生成し、生成されたデカル表示画面をLCD126に表示させる(S46)。デカル表示画面には、少なくともデカル20に記載されている内容が表示されている。
更に、本体左上カバー14があけられ、ユーザの手等が定着ユニット13のデカル20に近接すると、人体検知センサ153がON状態となり、その旨がCPU111に検知される(S47)。CPU111が、警告音の出力をCPU121に指示すると、CPU121は、ブザー127を鳴動させ、警告音を出力させる(S48)。
なお、ステップS45及びS46におけるデカル情報の検索及びデカル情報の表示は、第二の実施の形態と同様に、CPU111によって排紙センサ152のON状態が検知された際、すなわち、定着ユニット13における用紙詰まりが検知された際に行ってもよい。
また、ステップS46において、対象となっているデカル(デカル20)に記載されている内容ではなく、単に「デカルが存在します。」といった文字列を表示させるようにしても良いのは、第一及び第二の実施の形態と同様である。
上述したように、第四の実施の形態における画像形成装置10は、処置手順の実施に際し、第一の段階として対象ユニットへの操作又は所定の事象の発生を検知することにより、デカルに記載された操作補助事項や注意事項を操作部等の表示装置に表示させる。その結果、ユーザが、デカルの存在に気づかずに操作をしたために陥る不具合を防止することが可能となる。
更に、画像形成装置10は、第二の段階としてデカル近辺にユーザの手等が近接したことを検知することにより警告音を発することでユーザの注意を喚起する。したがって、ユーザが、デカルに記載された注意事項を怠った場合に遭遇する不具合に対する最終警告を必要なタイミングで行うことができる。その結果、更なるアプライアンスの向上を図ることが可能となる。
例えば、定着ユニット13における用紙詰まりの事例に対して、画像形成装置10は、第一の段階として、高温部である定着ユニット13に触れようとする行為の前処理、又は定着ユニット13における用紙詰まりの発生そのものの検知することにより、操作部等の表示装置に「高温注意」のデカル20に記載されている内容を表示させる。その結果、ユーザが「高温注意」のデカルの存在に気づかずに定着ユニット13における紙詰まりに対する処置を実施して、不用意に高温部である定着ユニット13に触れてしまう危険を回避することが可能である。
更に、ユーザが万が一操作部等の表示装置に目を配らなかったとしても、画像形成装置10は、第二の段階として、高温部である定着ユニット13に触れようとする行為を検知することで、ユーザに警告を促すための警告音を発する。したがって、ユーザが「高温注意」のデカル20の存在に気づかずに定着ユニット13における紙詰まりに対する処置を実施して、不用意に高温部である定着ユニット13に触れてしまう危険に対して、最終警告を必要なタイミングで実現することができ、更なるアプライアンスの向上を図ることが可能となる。
なお、本発明になる電子装置は画像形成装置に限定されず、ファクシミリ装置、印刷装置、複合装置、空調装置、自動販売機等の各種電子装置にも本発明が同様に適用可能であることは言うまでもなく、電子装置は携帯電話等の携帯型の電子装置であっても良い。要は、デカルとそのデカル情報を表示させる表示パネルとを有する電子装置であれば、本発明を適用可能である。携帯型の電子装置の場合、装置自体が小型であるため、デカル自体も小さくなってしまい、デカルの絵及び/又は文字が非常に小さくなってしまう。しかし、電池交換等の操作手順を携帯型の電子装置の表示パネルに表示することで、ユーザは必要な操作手順を誤認することなく把握することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 定着ユニットに貼り付けられているデカルの例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の制御系ブロック図である。 定着ユニットにおける用紙詰まりに対する処置手順が記されたデカルの例を示す図である。 第一の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。 第二の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。 第三の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。 第四の実施の形態における画像形成装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 制御部
12 操作部
13 定着ユニット
14 本体左上カバー
15 両面反転ユニット
16 前ドア
20、20a、20b、20c、21 デカル
111、121 CPU
112、122 ROM
113、123 RAM
124 LCDコントローラ
125 ビデオメモリ
126 LCD
127 ブザー

Claims (17)

  1. 所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、
    当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手段と
    前記操作検知手段によって操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された前記デカルに関する情報を表示させる表示手段とを有することを特徴とする電子装置。
  2. 前記操作検知手段は、前記所定の事象に関連するユニットの移動を検知することにより該所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する第一の検知手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記操作検知手段は、前記所定の事象に関連する箇所におけるデカルに対する人体の近接又は接触を検知することにより該所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する第二の検知手段を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の電子装置。
  4. 前記第二の検知手段による前記所定の事象に関連する箇所におけるデカルに対する人体の近接又は接触に応じて警告音を出力する警告音出力手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 前記デカルに関する情報は、当該デカルに記載されている内容を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の電子装置。
  6. 前記デカルに関する情報は、当該デカルの存在を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の電子装置。
  7. 所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、
    ユーザによる処置が必要とされる所定の事象の発生を検知する事象検知手段と、
    前記事象検知手段による前記所定の事象の発生の検知に応じて該所定の事象に関連するデカル情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された前記デカル情報を表示させる表示手段とを有することを特徴とする電子装置。
  8. 前記所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手段と、
    前記操作検知手段による前記ユーザによる操作の検知に応じて警告音を出力する警告音出力手段とを更に有することを特徴とする請求項7記載の電子装置。
  9. 前記デカルに関する情報は、当該デカルに記載されている内容を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の電子装置。
  10. 前記デカルに関する情報は、当該デカルの存在を示す情報であることを特徴とする請求項7又は8記載の電子装置。
  11. 所定の箇所にデカルが付された電子装置であって、
    当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所におけるデカルに対する人体の近接又は接触を検知するする検知手段と
    前記検知手段による前記デカルに対する人体の近接又は接触の検知に応じて警告音を出力する警告音出力手段とを有することを特徴とする電子装置。
  12. 所定の箇所にデカルが付された電子装置における情報提供方法であって、
    当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手順と
    前記操作検知手順において操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索する検索手順と、
    前記検索手順において検索された前記デカルに関する情報を表示させる表示手順とを有することを特徴とする情報提供方法。
  13. 所定の箇所にデカルが付された電子装置における情報提供方法であって、
    ユーザによる処置が必要とされる所定の事象の発生を検知する事象検知手順と、
    前記事象検知手順における前記所定の事象の発生の検知に応じて該所定の事象に関連するデカル情報を検索する検索手順と、
    前記検索手順において検索された前記デカル情報を表示させる表示手順とを有することを特徴とする情報提供方法。
  14. 所定の箇所にデカルが付された電子装置に、
    当該電子装置において発生する所定の事象に関連する箇所に対するユーザによる操作を検知する操作検知手順と
    前記操作検知手順において操作が検知された箇所に対応する前記デカルに関する情報を検索する検索手順と、
    前記検索手順において検索された前記デカルに関する情報を表示させる表示手順とを実行させるための情報提供プログラム。
  15. 請求項14記載の情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 所定の箇所にデカルが付された電子装置に、
    ユーザによる処置が必要とされる所定の事象の発生を検知する事象検知手順と、
    前記事象検知手順における前記所定の事象の発生の検知に応じて該所定の事象に関連するデカル情報を検索する検索手順と、
    前記検索手順において検索された前記デカル情報を表示させる表示手順とを実行させるための情報提供プログラム。
  17. 請求項16記載の情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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