JP2004252318A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004252318A
JP2004252318A JP2003044515A JP2003044515A JP2004252318A JP 2004252318 A JP2004252318 A JP 2004252318A JP 2003044515 A JP2003044515 A JP 2003044515A JP 2003044515 A JP2003044515 A JP 2003044515A JP 2004252318 A JP2004252318 A JP 2004252318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
user
procedure
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003044515A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Takahashi
哲 高橋
Yoshiaki Tabata
義明 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2003044515A priority Critical patent/JP2004252318A/ja
Publication of JP2004252318A publication Critical patent/JP2004252318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ユーザが処置を行うのに必要な手順に関する充分な情報量を表示するとともに、処理中の姿勢を無理に変えることなく必要な手順を参照可能にする副表示部を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】操作の手順を表示する主表示部7と、構成部分の開閉あるいは装脱を検知するセンサとを備えた画像形成装置1において、使用者による処置が必要な場合、その部位を検知して前記主表示部7を介して使用者に通知するとともに、その処置に関する処置手順を、その処置を行う姿勢で参照できる箇所にそれぞれ配設された1つまたは複数の副表示部25〜28に表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特別な処置に係わる表示を、装置の内部に設けられた副表示部で行うことが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタ、或いはファクシミリなどの画像形成装置では、用紙の紙詰まりやトナーなどの消耗材の交換、ユーザが行う清掃やメンテナンス、その他の状況で、ユーザの注意を喚起する場合やユーザによる処置が望まれる場合、関連する処置手順を印刷物に記載して説明書という形で提供している。同時に、これらの概略手順を印刷したシートやラベルを装置内部の必要箇所に貼付することにより、ユーザが装置内部を処理中に簡単に参照でき、簡単な処理であれば説明書を参照しなくても処理が行えるように工夫されている。
【0003】
また、画像形成装置の操作部に設けられたLED表示部やLCD表示部にも、装置内部に係わる処置の手順を表示することも行われている。特に、多量の情報量が表示可能なLCD表示装置の発達により、手順がより詳細に表示できるようになっている。
【0004】
上記のように、説明書を参照すればより詳細にわたる手順が説明されているが、ユーザが装置内部にかかわる処理の途中に、わざわざ説明書を参照する可能性は低く、また、説明書を紛失する頻度も高い。同様に、操作部上のLCD表示部にも詳細な手順を表示することも行われているが、装置内部に係わる処理は屈む姿勢が多く、通常、装置上部にある表示部を参照するためには立ち上がることが要求される場合が多い。そのため、操作部上の表示部に表示される処理手順を参照しながら、装置内部に係わる処理を行うことは困難をともなうものであった。
【0005】
また、前記したシートやラベルを装置内部の必要箇所に貼付する方法は、処理中の姿勢のまま手順を参照できる長所はあるものの、装置内部であるために、シートやラベルをユーザが見やすい箇所に貼付できるスペースが常に確保されるとは限らないという問題もある。
【0006】
このような問題を解決するため、特許文献1では、ユーザが屈み込んだり覗いたりしなくても、上記のようなシート(操作説明シート)を容易に見ることができるように、画像形成装置の筐体の前扉の裏側に、シートを所定の角度に支持する支持プレート設けることを開示している。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−24532号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1による方法では、シートを回動可能に支持する支持具やプレートが必要になるため、それらの機構部品を取り付けスペースが必要で、例えば前扉の裏側のように場所も限定されてくる。また、手順をシートに印刷するため、情報量がシートのサイズと文字や図の大きさにより制限されて、処理を充分に行うための情報がユーザに提供されないという問題もある。
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、ユーザが処置を行うのに必要な手順に関する充分な情報量を表示するとともに、処理中の姿勢を無理に変えることなく必要な手順を参照可能にする副表示部を備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、操作の手順を表示する主表示部と、構成部分の開閉あるいは装脱を検知するセンサとを備えた画像形成装置において、使用者による処置が必要な場合、その部位を検知して前記主表示部を介して使用者に通知するとともに、その処置に関する処置手順を、その処置を行う姿勢で参照できる箇所にそれぞれ配設された1つまたは複数の副表示部に表示する。
【0011】
処置を行う過程で、前処理として構成部分の開閉あるいは装脱が必要な場合、該前処理にともなう構成部分の開閉あるいは装脱をセンサで検知することにより、前処理を行う部位から参照できる箇所に配設された副表示部に、該前処理に関する手順を表示する。
【0012】
また、前記の前処理の最初の手順は主表示部に表示される。
【0013】
さらに、主表示部は前記処置が必要な部位を表示するとともに、副表示部に表示される表示内容も併せて表示する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を添付図に基づいて説明する。図1は、本実施形態を説明するための画像形成装置(複写機)の例を示し、ユーザによる操作や処理に係わる主要部を示す斜視図である。
【0015】
本実施形態の一例として、画像形成装置1は、画像形成装置本体2と、ソート、穴あけ、或いはステイプリングなどの後処理機能を有するフィニッシャー3で概略構成されている。フィニッシャー3は、画像形成装置本体2に機械的かつ電気的に接続されている。画像形成装置本体2は、複写するための原稿がセットされ原稿の画像を読み込む原稿読み取り部4と、操作や処理に関する表示を行う主表示部7と複数のキーを介して入力を行う入力部8とからなる操作部6と、被記録媒体である複数の用紙が収納され必要に応じて装置前部に引き出しが可能な第1給紙ユニット14と、前扉16と17の内部に収納された大量の用紙が収容可能な第2給紙ユニット18と、各給紙ユニットからの用紙を搬送する給紙搬送ユニット15などから構成されている。
【0016】
また、図示しているように、画像形成装置本体2の本体前扉9を開くと、その内部には、前記した操作部6の機構・電気部品類などを覆う内カバー6aと、用紙が前記給紙搬送ユニット15を通過後、引き続き本体内での用紙の搬送を行う搬送部10と、図示しない感光体や帯電部や現像部を有して画像を形成する画像形成部11と、該画像形成部11により形成され、用紙に転写された画像を加熱・加圧定着する定着部12と、前記画像形成部11の図示しない現像部に供給されるトナーが充填されたトナー供給容器13などが配されている。一方、フィニッシャー3は、その前扉21を開くと、その内部には、前記した様々な後処理を行う後処理ユニット20を備えている。
【0017】
さらに、画像形成装置本体2の前扉9の裏側には、LCD表示装置などにより構成される第1副表示部25が具設されている。また、内カバー6a上にも、LCD表示装置などにより構成される第2副表示部26が具設されている。前記した第2給紙ユニット18の前扉17を開くと、その内側には第3副表示部27が具設されている。一方、フィニッシャー3の前扉21を開くと、その内側には第4副表示部28が具設されている。これらの第1〜第4副表示部25〜28は、図示しない配線を介して後述する画像形成装置本体2の図示しない主制御部に電気的に接続されている。
【0018】
次に、図1と図2に基づき、制御に係わる構成を説明する。図2は、本実施形態の電気的な制御に係わる主要回路のブロック図である。なお、同図において、本実施形態に直接係わらない部分は省略している。画像形成装置1全体を制御する主制御部30は、CPU31と、原稿読み取り部4から読み込んだ画像データを一時格納したり、或いは作業記憶領域として使用するメモリ32と、原稿読み取り部4で読み込んだ画像を処理する画像処理部33とを有している。
【0019】
また、操作部6の操作制御部40は、操作制御部40の制御を行い、図示しない通信部を介してCPU31と通信を行う操作部CPU41と、操作のための入力がキーなどを介して行われる入力部8と、前記した主表示部7とから構成される。また入力操作の一環としてタッチパネル42を備えることも可能である。
【0020】
画像形成装置1の用紙搬送や帯電、動力系などに係わるシーケンスを制御するエンジン制御部50は、エンジン制御部50の制御を行い、図示しない通信部を介してCPU31と通信を行うエンジンCPU51と、様々なセンサやスイッチからの信号が入力する信号入力回路52とから構成される。
【0021】
更に、第1〜第4副表示部25〜28が図示しない通信部を介して主制御部30に電気的に接続されている。エンジン制御部50の信号入力回路52は、画像形成装置本体2の本体前扉9の開閉を検知する本体前扉スイッチ60と、第1給紙ユニット14の引き出しを検知するする第1給紙ユニット開閉スイッチ61と、第2給紙ユニット18の前扉17の開閉を検知する第2給紙ユニット前扉スイッチ62と、搬送部10と画像形成部11と定着部12とトナー供給容器13の引き出しや取り外しをそれぞれ検知する搬送部開閉スイッチ64と画像形成部開閉スイッチ65と定着部装脱スイッチ66とトナー供給容器着脱スイッチ67と、フィニッシャー3の前扉21の開閉を検知するフィニッシャー前扉スイッチ63と、フィニッシャー3の画像形成装置本体2への着脱を検知するフィニッシャー着脱スイッチ68とから、それぞれの検知信号が入力される。
【0022】
次に、図1と図2に基づいて説明した画像形成装置1の各構成要素とそれらの開閉や着脱に伴う検知と、紙詰まりなどの処置に係わる表示との連動について図1〜図4を参照して説明する。図3は、紙詰まり発生可能箇所を示している。
【0023】
図3で、紙詰まり箇所70は第1給紙ユニット14、また紙詰まり箇所71は第2給紙ユニット18における紙詰まり箇所である。紙詰まり箇所72は搬送部10、紙詰まり箇所73は定着部12、紙詰まり箇所74はフィニッシャー3の後処理ユニット20での紙詰まり箇所を示す。このような紙詰まりは、該当する箇所に配設されたセンサやスイッチ、或いは用紙搬送のタイミングにより検知されるが、その説明は省略する。
【0024】
また、上記した紙詰まり箇所70〜74で紙詰まりが発生すると、例えば、図3に示すような図が主表示部7に表示され、注意を喚起する表示方法(例えば点滅)で紙詰まり箇所が表示される。その場合、該当する箇所を開いたり、引き出したり、あるいは解除した後、詰まった用紙を除去することになる。
【0025】
例えば、紙詰まり箇所70で発生した場合は、第1給紙ユニット14を手前に引き出して、ユニットの内部から用紙を除去する。紙詰まり箇所71で発生した場合は、前扉17を開いて第2給紙ユニット18の内部から用紙を除去する。紙詰まり箇所72で紙詰まりが発生した場合は、レバーで搬送部10を解除して用紙搬送部から用紙を除去する。紙詰まり箇所73で紙詰まりが発生した場合は、フィニッシャー3を画像形成装置本体2から解除してから、図示しない定着ローラのノブを手で回転させながら用紙を画像形成装置本体2の排紙方向に送り出して除去する。紙詰まり箇所74で紙詰まりが発生した場合は、フィニッシャー3を画像形成装置本体2から解除してから、フィニッシャー3の前扉21を開き、後処理ユニット20を解除して用紙を除去する。
【0026】
図4は、紙詰まりとその処理に係わる検知と表示のフローチャートである。S1(ステップ1)で紙詰まりが検知されると、S2で、その紙詰まり箇所に基づきフローが分岐する。例えば、紙詰まり箇所70(第1給紙ユニット14)で紙詰まりの場合、S10で、図3のような図を主表示部7に表示して、第1給紙ユニット14を紙詰まり箇所としてユーザに通知すると同時に、この紙詰まりの箇所に基づいた最初の処理手順を、ユーザに指示するため表示する。この場合、第1給紙ユニット14を引き出す旨の指示が表示される。
【0027】
S11で、第1給紙ユニット14が引き出されていないと、S10に戻り、第1給紙ユニット14が引き出されるまでループを繰り返す。ユーザが第1給紙ユニット14を引き出すと、その状態が第1給紙ユニット開閉スイッチ61で検知されて、主制御部30はその次のステップS12を実行する。既に、第1給紙ユニット14が引き出されていることが確認されたので、紙詰まり処理の詳細な手順が主表示部7に表示されて、ユーザはその表示を見ながら作業を行う。この場合、紙詰まり処理の詳細な手順が主表示部7に表示されるのは、本実施例では第1給紙ユニット14に係わる処置時に、最も見やすい位置にあるからである。次に、S13で第1給紙ユニット14の閉成が確認されるまでS12へのループを繰り返し、閉成が確認された場合、第1給紙ユニット14が画像形成装置本体2と電気的に接続されるので、S14で、最終的に紙が除去されたか否かが図示しないセンサで確認され、除去されていない場合はS10に戻る。紙の除去が確認されると、通常の動作に戻る。
【0028】
本実施形態の画像形成装置1では、第1給紙ユニット14での紙詰まりの処理を行う場合、ユーザは屈まなくても処理できるので、S12における詳細な手順の表示を主表示部7で行っている。しかし、屈んで処理を行う位置に第1給紙ユニット14が有る場合、本体前扉9の開成が検知されないと第1給紙ユニット14を引き出せない構造にして、S10で本体前扉9を開け、第1給紙ユニット14を引き出すよう表示する。さらに、S11で給紙ユニット14の引き出しが確認されたということは本体前扉9が既に開いているということなので、S12での表示を、本体前扉9の内側に備わっている第1副表示部25上、または第2副表示部26上で行えば、屈んだ姿勢のまま処理手順の参照と処理を行うことができる。
【0029】
次に、S1で紙詰まり箇所71(第2給紙ユニット18)での紙詰まりが検知された場合について説明する。S20で、図3のような図を主表示部7に表示して、第2給紙ユニット18を紙詰まり箇所としてユーザに通知すると同時に、この紙詰まりの箇所に基づいた最初の処理手順をユーザに指示するため表示する。この場合、第2給紙ユニット18の前扉17を開ける旨の指示が表示される。
【0030】
S21で、前扉17が開いていないと、S20に戻り、前扉17が開かれるまでループを繰り返す。ユーザが前扉17を開くと、その状態が第2給紙ユニット前扉スイッチ62で検知されて、主制御部30はその次のステップS22を実行する。S22では、既に、前扉17が開いていることが確認されているので、第2給紙ユニット18における紙詰まり処置の詳細な手順が、その処置を行うのに最も見やすい場所、すなわち前扉17の内側に具設された第3副表示部27に表示され、ユーザはその表示を見ながら作業を行う。次に、S23で紙詰まりが解消されたかどうか第2給紙ユニット18内の図示しないセンサでチェックする。紙が除去されていない場合は、S22からのループを繰り返す。除去されている場合は、S24で前扉17の閉成をチェックし、閉成が確認されるまでS24をループする。閉成が確認された場合、通常の動作に戻る。
【0031】
次に、S1で紙詰まり箇所72(搬送部10)での紙詰まりが検知された場合について説明する。S30で、図3のような図を主表示部7に表示して、搬送部10を紙詰まり箇所としてユーザに通知すると同時に、この紙詰まりの箇所に基づいた最初の処理手順をユーザに指示するため表示する。この場合、本体前扉9を開ける旨の指示が表示される。
【0032】
S31で、本体前扉9が開いていないと、S20に戻り、本体前扉9が開かれるまでループを繰り返す。ユーザが本体前扉9を開くと、その状態が本体前扉スイッチ60で検知されて、主制御部30は、その次のステップS32を実行する。S32では、既に、本体前扉9が開いていることが確認されたので、搬送部10における紙詰まり処理の詳細な手順が、その処理を行うのに最も見やすい場所、すなわち第2副表示部26または主表示部7に表示されて、ユーザはその表示を見ながら作業を行う。次に、S33で紙詰まりが解消されたかどうか搬送部10内の図示しないセンサでチェックする。紙が除去されていない場合は、S32からのループを繰り返す。除去されている場合は、S34で本体前扉9の閉成をチェックし、閉成が確認されるまでS34をループする。閉成が確認された場合、通常の動作に戻る。
【0033】
続いて、S1で紙詰まり箇所73(定着部12)での紙詰まりが検知された場合について説明する。S40で、図3のような図を主表示部7に表示して、定着部12を紙詰まり箇所としてユーザに通知すると同時に、この紙詰まりの箇所に基づいた最初の処理手順をユーザに指示するため表示する。この場合、本体前扉9を開き、フィニッシャー3を画像形成装置本体2から解除する旨の指示が表示される。
【0034】
S41で、本体前扉9の開成とフィニッシャー3の解除の両方がチェックされる。実行されていない場合S40に戻ってループを繰り返す。ユーザが本体前扉9を開き、フィニッシャー3の解除を行うと、その状態が本体前扉スイッチ60とフィニッシャー着脱スイッチ68でそれぞれ検知されて、主制御部30は、その次のステップS42を実行する。S42では、定着部12における紙詰まり処理の詳細な手順が、その処理を行うのに最も見やすい場所、すなわち主表示部7と第1副表示部25の両方或いはその一方に表示されて、ユーザはそれらの表示の見やすいほうまたは表示されているほうを見ながら作業を行う。次に、S43で紙詰まりが解消されたかどうかを定着部12内の図示しないセンサでチェックする。紙が除去されていない場合は、S42からのループを繰り返す。除去されている場合は、S44で、フィニッシャー3の画像形成装置本体2との結合と本体前扉9の閉成を、フィニッシャー着脱スイッチ68と本体前扉スイッチ60でそれぞれをチェックし、確認されるまでS44をループする。確認された場合、通常の動作に戻る。
【0035】
さらに、S1で紙詰まり箇所74(フィニッシャー3の後処理ユニット20)での紙詰まりが検知された場合について説明する。S50で、図3のような図を主表示部7に表示して、フィニッシャー3を紙詰まり箇所としてユーザに通知すると同時に、この紙詰まりの箇所に基づいた最初の処理手順をユーザに指示するため表示する。この場合、本体前扉9を開き、フィニッシャー3を画像形成装置本体2から解除し、フィニッシャー3の前扉21を開く旨の指示が表示される。
【0036】
S51で、本体前扉9の開成とフィニッシャー3の解除と前扉21の開成がそれぞれチェックされる。実行されていない場合、S50に戻ってループを繰り返す。ユーザが本体前扉9を開き、フィニッシャー3の解除を行い、前扉21を開くと、その状態が本体前扉スイッチ60とフィニッシャー着脱スイッチ68とフィニッシャー前扉スイッチ63でそれぞれ検知されて、主制御部30は、その次のステップS52を実行する。S52では、フィニッシャー3における紙詰まり処理の詳細な手順が、その処理を行うのに最も見やすい場所、すなわち第3副表示部28に表示され、ユーザはその表示を見ながら作業を行う。次に、S53で紙詰まりが解消されたかどうかをフィニッシャー3内の図示しないセンサでチェックする。紙が除去されていない場合は、S52からのループを繰り返す。除去されている場合は、S54で前扉21の閉成と、フィニッシャー3の画像形成装置本体2との結合と、本体前扉9の閉成とをそれぞれ前記したスイッチでチェックし、確認されるまでS54をループする。確認された場合、通常の動作に戻る。
【0037】
この最後の例では、最終的な処置個所、すなわちフィニッシャー3の後処理ユニット20に到達するまで複数の前処理が順次実行される。そのため、順次その前処理を指示する表示部を切替えて、段階的に最終の処置を行わせることも可能である。例えば、紙詰まり個所の表示と同時に、最初の手順、つまり本体前扉9を開く指示を主表示部7に表示する。本体前扉9の開成が本体前扉スイッチで検知されると、次の指示をその時に最も見やすい場所、例えば、第2副表示部26で行う。第2副表示部26は、フィニッシャー3を画像形成装置本体2から解除する手順を表示する。その後、フィニッシャー3が解除されたことをフィニッシャー着脱スイッチが検知すると、次にフィニッシャー3の前扉21を開く手順を第2副表示部26に表示する。前扉21の開成がフィニッシャー前扉スイッチ63で検知されると、表示が第4副表示部28に切り替わり、最終的な処置の詳細な手順が表示される。
【0038】
処置が終了し、紙詰まりの検知が解消すると、元に戻す処理手順が、上記の逆の順番で行われるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは次の前処理或いは処置について段階的に指示されるので、それぞれの前処理や処置が確実に行われるという利点がある。また、それぞれの前処理や処置の手順が、その時に最も見やすい個所にある表示部に表示されるので、姿勢を変えることなく前処理や処置を実行できる。
【0039】
以上の例では、紙詰まりが発生した場合を例に挙げて、その箇所をセンサで検知することにより、ユーザが前処理や処置を行う過程で最も見やすい表示部に手順を表示することを説明した。しかし、ユーザによる処置や前処理が必要な例は、紙詰まりに限らず、トナーや用紙の補給、ユーザによる清掃やメンテナンスなどがある。このような場合も、それらの処置が画像形成装置1によって必要と判断された場合、前述した例と同様に、ユーザによる処置過程で各種のセンサを介して逐次ユーザの処置過程を検知し、その都度、ユーザが最も見やすい表示部に処理手順を自動的に切り替えて表示を行うことが可能である。この場合、副表示部25〜28に表示される内容を、同時に主表示部7に表示してもよい。そうすれば、別の理由で立ち上がった姿勢のまま、そのときの手順を主表示部7上でも確認できる。
【0040】
また、画像形成装置1によって必要と判断される以外の処理の場合、例えば、通常主表示部7に表示される内容を、指定する副表示部25〜27のいずれか1つまたは複数に表示するように操作部6で操作できるようにしてもよいし、副表示部25〜27にキーを付帯させたり、タッチパネルで構成することにより、副表示部25〜27から表示内容を選択して呼び出したりすることもできる。
【0041】
さらに、ユーザに限らず、保守サービスの場合でも、その内容と手順を主制御部30に記憶させておくことにより、サービスマンに対して、保守の手順と保守の箇所に合わせて、各種のセンサの検知結果に従い、主表示部7と副表示部25〜27のいずれかを切り替えながら、最も見やすい場所に保守サービスに係る手順を表示することも可能になる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によると、画像形成装置内に設けられた主表示部と1つ以上の副表示部と、ユーザによりアクセスされる扉やユニットの開閉や着脱を検知するセンサとを利用することにより、ユーザの処置が必要な場合、主表示部で処置の概略や最初の手順を表示し、ユーザの次の動作を前記のセンサで検知して、ユーザが次の処置を行う姿勢で楽に参照できる副表示部に手順の詳細を表示する。このようにすると、説明書や説明シートを手元に取り寄せて処置の手順を参照する必要がなく、また、主表示部を参照するため立ち上がったり、姿勢を変えたりする必要もなく、楽な姿勢で処置を行うことが可能になる。
【0043】
さらに、処置する箇所にユーザが到達するまで、扉を開けたり、別のユニットを取り外したりするなどの複数段階の前処理が必要な場合、最初に主表示部に処置の概要と次の手順を表示し、次の前処理の実行をセンサで検知して、その前処理の手順を楽な姿勢で参照できる副表示部の1つに表示し、センサでその前処理の終了を検知すると、更に次の手順を現在参照中の副表示部に表示する。このような繰り返しを行い、ユーザが主表示部や副表示部を参照しなが段階的に前処理を行い、最終処置箇所に到達して、楽な姿勢で主表示部あるいは副表示部上の処置手順を参照しながら、処置を手順どおり正確に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を説明するための画像形成装置の例を示し、ユーザによる操作や処理に係わる主要部を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の電気的な制御に係わる主要回路のブロック図である。
【図3】紙詰まり発生可能箇所を示す図である。
【図4】紙詰まりとその処理に係わる検知と表示のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体
3 フィニッシャー
4 原稿読み取り部
6 操作部
6a 内カバー
7 主表示部
8 入力部
9 本体前扉
10 搬送部
11 画像形成部
12 定着部
13 トナー供給容器
14 第1給紙ユニット
15 給紙搬送ユニット
16、17、21 前扉
18 第2給紙ユニット
20 後処理ユニット
25、26、27、28 副表示部
30 主制御部
32 メモリ
33 画像処理部
40 操作制御部
41 操作部CPU
42 タッチパネル
50 エンジン制御部
51 エンジンCPU
52 信号入力回路
60 本体前扉スイッチ
61 第1給紙ユニット開閉スイッチ
62 第2給紙ユニット前扉スイッチ
63 フィニッシャー前扉スイッチ
64 搬送部開閉スイッチ
65 画像形成部開閉スイッチ
66 定着部装脱スイッチ
67 トナー供給容器着脱スイッチ
68 フィニッシャー着脱スイッチ
70、71、72、73、74 紙詰まり箇所

Claims (4)

  1. 操作の手順を表示する主表示部と、構成部分の開閉あるいは装脱を検知するセンサとを備えた画像形成装置において、
    使用者による処置が必要な場合、その部位を検知して前記主表示部を介して使用者に通知するとともに、その処置に関する処置手順を、その処置を行う姿勢で参照できる箇所にそれぞれ配設された1つまたは複数の副表示部に表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記処置を行う過程で、前処理として前記構成部分の開閉あるいは装脱が必要な場合、
    前記前処理にともなう構成部分の開閉あるいは装脱をセンサで検知することにより、該前処理を行う部位から参照できる箇所に配設された副表示部に、該前処理に関する手順を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記前処理の最初の手順は前記主表示部に表示されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記主表示部は前記処置が必要な部位を表示するとともに、前記副表示部に表示される表示内容も併せて表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2003044515A 2003-02-21 2003-02-21 画像形成装置 Pending JP2004252318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003044515A JP2004252318A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003044515A JP2004252318A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004252318A true JP2004252318A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33027193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003044515A Pending JP2004252318A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004252318A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142519A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Sato Corp 携帯型プリンタ
JP2007192994A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、サブユニットの交換方法、及び画像形成装置の保守方法
JP2008079791A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Glory Ltd 景品払出機
JP2008162061A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Canon Inc 情報表示装置及びその制御方法、画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142519A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Sato Corp 携帯型プリンタ
JP2007192994A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、サブユニットの交換方法、及び画像形成装置の保守方法
JP2008079791A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Glory Ltd 景品払出機
JP2008162061A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Canon Inc 情報表示装置及びその制御方法、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8121497B2 (en) Image forming apparatus, MFP and method of displaying jam removal guidance
JP3558853B2 (ja) ガイダンス情報表示装置
JP3146237B2 (ja) 画像形成装置
JP3872365B2 (ja) 画像形成装置
JP2010210834A (ja) 画像形成装置
US4603962A (en) Image forming apparatus with a display device for matching the image size with the copying sheet size
US7515288B2 (en) Image processing apparatus
KR100822420B1 (ko) 화상 형성 장치, 서브유닛의 교환 방법, 및 화상 형성장치의 보수 방법
JP2006184760A (ja) 画像形成装置
JP2004252318A (ja) 画像形成装置
JP2009020334A (ja) 画像形成装置及び後処理装置
JP2007053532A (ja) 画像処理装置
JP2002187332A (ja) ジャム表示装置
JP5247234B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置のエラー処理方法
JP2007127991A (ja) ユニットの収容抑止機構を備える画像形成装置
JP2002055501A (ja) 画像形成装置
JP2001292261A (ja) コピー装置の入力装置
JP2004233913A (ja) 画像形成装置
JP2009190803A (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置、用紙搬送方法および用紙搬送プログラム
JP2003263091A (ja) 画像形成装置
JP2011033725A (ja) 電子機器
JPH10319792A (ja) 対処作業案内装置
JP2008303011A (ja) 画像形成装置
CN117768585A (zh) 图像形成装置、记录介质及图像形成方法
JP2006095945A (ja) 画像形成装置、および画像形成装置におけるジャムの解除方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707