JP2006080221A - 電子機器のユニット実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器のユニットを筐体に挿入する際の作業性、およびスライドレールの組立性を向上したユニット実装構造を提供する。
【解決手段】筐体の左右の内壁にそれぞれ設けられている一対の筐体側レール4a、4bと、上記ユニット2の左右の外壁にそれぞれ設けられている一対のユニット側レール2a、2bと、これら一対の筐体側レール4a、4bと、一対のユニット側レール2a、2bのいずれかは挿入開始側端部が挿抜方向で揃っていて、残る一対は挿入開始側端部が挿抜方向でずれていることとした。
【選択図】図1

Description

この発明は、筐体にユニットを挿抜可能に支持する電子機器のユニット実装構造に関する。
電子機器などに用いられる筐体では、筐体と筐体内に搭載されるユニットを接続するためにユニットの背面にコネクタを配置する構造が見られる。機器のメンテナンス時などでユニット背面のコネクタを挿抜する必要がある場合、ユニットを筐体前方に引き出して作業を行う。作業性を向上させるため、ユニットを引き出すことが容易となるスライドレール構造を採用する場合が多く見られる。スライドレールは、筐体の内壁に左右一対、ユニットの外壁に左右一対設けられ、これら筐体側のスライドレールとユニット側のスライドレールとを嵌合可能に摺動する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
筐体からユニットを完全に引き出すことができる構成では、メンテナンスに際してユニットを筐体から抜脱して所要のメンテナンスを行い、メンテナンス終了後にユニットを筐体に挿入装着する。このように筐体に対してユニットを挿抜可能としているタイプの電子機器では、ユニットに取付けられる一対のユニット側レール、例えばインナーレールの長さや、筐体に取付けられる一対の筐体側レール、例えばアウターレールの長さがそれぞれ同じに作られ、各対をなすレールについて挿入開始側端部が揃えられていて、インナーレールをアウターレールへ差し込む作業は、対をなす2つのレールそれぞれについて同時嵌合させる必要がある。しかし、ユニット側レールである左右一対を同時に筐体側レールに嵌合させることは、かなり困難な作業となる。これは、特に重量が重いユニットの搭載やユニットの搭載位置が高所にある場合に顕著である。
一方、一対のインナーレールの対向間隔と、一対のアウターレールの対向間隔との間にはレールの構造上、あそびが少なく、差込時には正確な位置合わせが必要である。そのため、ユニットの重量が重い場合や、ユニットの搭載位置が高所にある場合などでは特に、2つのレールの差込作業を同時に行うことは非常に困難となり作業性を損なう。
また、インナーレールとアウターレールの間には、それぞれの筐体、ユニットの組立誤差等の蓄積によって、相互の位置関係について噛み合わせにズレが生じる。そのためインナーレールとアウターレールをズレが生じないように噛み合わせるための位置調整が必要となる。
この点、特許文献1には、ユニット挿抜方向と直角方向にアウターレールが移動し、位置調整可能な構造となっている。この位置調整可能な構成は、アウターレールをブラケットに取付け、このブラケットを筐体フレームにねじやボルト、ナットなどによって固定している例がある。或いは、ブラケットを用いない場合においても、筐体への固定手段としてねじやボルト、ナットを使用し、位置調整の際はボルト等を緩めてアウターレールを挿抜方向と直角方向に移動させる。しかし、いずれにしてもボルト止めによる固定作業時に調整した位置がずれやすく、再調整の必要があるなど組立性に問題がある。
実開平7−29891号公報
上述のとおり、従来の電子機器のユニット実装構造では、ユニット側レールを筐体側レールに差し込む作業が困難である。また、レール同士の噛み合わせを良好にするために、ユニット側レールや筐体側レールの取り付け精度を高める必要性から組立性に問題がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、電子機器のユニットを筐体に挿入する際の作業性およびスライドレールの組立性向上を図ることができる電子機器のユニット実装構造を提供することを目的とする。
この発明に係る電子機器のユニット実装構造は、筐体の左右方向の内壁にそれぞれ設けられた一対の筐体側レールと、上記筐体に対して挿抜自在なユニットの左右の外壁にそれぞれ設けられた一対のユニット側レールのいずれか一対は挿入開始側端部が挿抜方向で揃っていて、残る一対は挿入開始側端部が挿抜方向でずれている構成とした。また、一対の筐体側レールは互いの対向間隔を調整可能とする調整機構を有し、この調整機構は、一対の筐体側レールの一方を対向間隔調整方向に任意に定めた移動範囲で可動に支持する支持手段と、この支持手段で支持された筐体側レールを他方の筐体側レールに近づく向きに付勢する弾性手段を有する構成とした。
この発明によれば、電子機器のユニットを筐体に挿入する際の作業性を向上できる。また、スライドレールの組立性向上を図ることができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を説明する。図1において、筐体1は外形が直方体状の箱であり、わかり易く骨格となるフレーム構造で示している。この筐体1の正面の側壁部はユニット挿抜用の矩形の開口1aになっている。この開口1aを通り直方体状をしたユニット2が、筐体1の奥行き方向に相当する挿抜方向3に案内手段を介して可動に支持され、この筐体1内に収納され、また、筐体1の外部に取り出される。図1は、ユニット2を筐体1に挿入する直前の状態を示している。
ユニット2を挿抜方向に可動に支持する案内手段は、筐体1側とユニット2側にそれぞれ設けられている。筐体1側に設けられた案内手段はスライドレールからなる一対の筐体側レール4a、4bで、その長手方向を挿抜方向3と平行に合わせてあり、挿抜方向3と直交する左右方向に対向して設けられた内壁に取り付けられている。一方、ユニット2側に設けられた案内手段はスライドレールからなる一対のユニット側レールで、ユニット2の左右の外壁に取り付けられている。
筐体1とユニット2の関係を平面図で示した図2に示すように、これら一対の筐体側レール4a、4bと、一対のユニット側レール2a、2bのうち、筐体側レール4a、4bは開口1a側の端部である挿入開始側端部4a1、4b1が挿抜方向で揃っている。他の一対であるユニット側レール2a、2bは開口1a側の端部である挿入開始側端部2a1、2b1が挿抜方向でずれていて挿入開始側端部2a1が挿入開始側端部2b1よりも挿入方向奥側(前方)に寸法Δだけ突出している。
このような構成は、例えば、一対の筐体側レール4a、4bについて等しい長さのものを用いて、挿入開始側の反対側を挿抜方向に揃えて筐体1の内壁に取り付けるとともに、一対のユニット側レールについては、レール2aをレール2bよりも寸法Δ長く形成したものを用いて、それぞれのレール2a、2bについて挿入開始端側の反対側を挿抜方向に揃えて取り付けることにより、得ることができる。
このように構成することにより、筐体1に取り付けられた筐体側レール4a、4bへのユニット側レール2a、2bの挿入を一本ずつ行うことが可能となり、これにより筐体1へのユニット2の挿入が容易となる。筐体側レール4a、4bにユニット側レール2a、2bを挿入する時、筐体側レール4aの挿入開始端部4a1にユニット側レール2a1を挿入する直前の位置定めの段階では、筐体側レール4bの挿入開始側端部4b1とユニット側レール2bの挿入開始側端部2b1(つまり両差込口)間は距離が離れているため、筐体側レール4aの挿入開始側端部4a1とユニット側レール2aの挿入開始側端部2a1との1組だけの位置定めに集中できるので容易に位置を定めることができる。よって、先ず、挿入開始端部4a1に容易に挿入開始端部2a1を挿入することができる。
次に、筐体側レール4bに対するユニット側レール2bの挿入については、既にユニット側レール2aは筐体側レール4aに挿入されて拘束状態にあるため、作業者がユニット2の重量を支えるための負荷は少なくなり、さらに、かかる拘束により挿入開始側端部2b1の自由に振れる範囲(移動範囲)は制限されるため、筐体側レール4bの挿入開始端部4b1に対するユニット側レール2bの挿入開始端部2b1の挿入も容易となる。
この例では、挿入開始側端部2a1を挿入開始側端部2b1に比べて挿入方向前方に突出させた構成で説明したが、これとは逆に、挿入開始側端部2b1を挿入開始側端部2a1に比べて挿入方向奥側(前方)に突出させた構成でも同様の理由により挿入操作が容易となる。
なお、かかる挿入開始側端部が挿抜方向にずれる位置関係となる構成を得る手段として、ユニット側レール2a、2bの長さに差をもたせるという手段の他に、同じ長さのユニット側レール2a、2bを用いて、ユニット2の外壁に位置をずらして取り付けるという方法もある。
実施の形態2.
この実施の形態はユニット抜け落ち防止ロック手段に関する。前記実施の形態1で説明した構成のうち、図2で説明した構成において、図3、図4に示すようにユニット側レール2aに弾性板6a、ユニット側レール2bに弾性板6bを設けている。また、筐体側レール4aの挿入開始側端部4a1に突起4a2、筐体側レール4bの挿入開始側端部4b1に突起4b2を設けている。弾性板6a、6bの設置位置はユニット側レール2a、2bの挿入終了側端部2a2、2b2(挿入開始側端部の反対側の端部)からそれぞれ同じ寸法離れた位置である。これら、弾性板6aと突起4a2の組、および弾性板6bと突起4b2の組はそれぞれユニット側レール2a、2bの筐体側レール4a、4bからの抜脱を阻止するユニット抜け落ち防止のロック手段を構成する。
図3に示す状態から、先にユニット側レール2aを筐体側レール4aに挿入し、次いでユニット側レール2bを筐体側レール4bに挿入してこれをガイドにして筐体の奥側にユニット2を押し入れる。こうして、ユニット2が筐体1に完全に搭載された状態を図4に示す。この図4に示された状態では、ユニット側レール2aが、ユニット側レール2bに較べて寸法Δ長い分だけ筐体1の奥に挿入されている。挿入開始側端部4a1と挿入終了側端部2a2および挿入開始側端部4b1と挿入終了側端部2b2が合致しているので、挿入開始側端部4a1、4b1からの弾性板4a1、4b1までの距離も等しくなり、
そのため、ユニットの抜け落ちを防止するためのロック構造は、従来通りに左右同じ位置に設置することができる。
ここでロック構造をさらに詳細に説明する。図5は筐体側レール4bとユニット側レール2bを取り出して示している。弾性板6bはレールのスライドをロックする板ばねであり、その基端部がユニット側レール2bに固定されている。弾性板6bはこの固定部分から筐体側レール4b側に傾斜するように折り曲げられていて、この角度の付いた部分には長方形の穴6b2が形成され、自由端部は筐体側レールへの摺接を円滑にするためさらに折り曲げられて先端曲げ部6b3を形成している。
ユニット側レール2bを筐体側レール4bへ挿入する過程で、弾性板6bはその自由端部が筐体側レールにより押されて弾性変形しつつ摺動する。やがて、筐体側レール4bの挿入開始側端部4b1に設けてある突起4b2が弾性板6bの穴6b2に引っかかり、ユニット側レール2bの進行を妨げロック状態となる。このロック状態を図6に示す。このロック状態は本来、目的とするものではないので、図7に示すように、この先端曲げ部6b3に矢印Fで示す向きに力を加え、ユニット側レール2b側に押し動かして、突起の引っかかりを外す。これで、ユニット側レール2bは挿抜方向の奥側に向けてさらに進行することが可能となる。
ユニット側レール2bが筐体側レール4bに挿入された状態では、弾性板6bはユニット側レール2bと筐体側レール4bの間に挟まれた状態となり、弾性板6bは絶えずユニット側レール2b側に力を受け、撓んだ状態となる。筐体側レール4bからユニット側レール2bを抜く場合、ユニット側レール2bが筐体1の前方方向(抜き出し方向)に移動すると、弾性板6bの角度のついた部分が筐体側レール4bから出ると、弾性板6bの先端曲げ部6b3に作用していた力がなくなり、弾性板6bは板ばねとしての弾性により元の形状に戻る。その際、弾性板6bの穴6b2と筐体側レール4bの突起4b2が一致し、図6に示すように穴6b2に突起4b2が引っかかるため、ロック状態となりユニットの抜け落ち防止となる。ロックを解除するには、挿入時と同様に図7に示すように弾性板6bの先端曲げ部6b3をユニット側レール2bの方向(矢印Fで示す方向)に押し動かす。
このように、ユニット側レール4aをユニット側レール4bに比べて筐体1のより奥まで挿入する構成では、各ユニット抜け落ち防止のロック手段としての突起4a1、4a2を筐体側レール4a、4bについて挿抜方向上の同じ位置に設置でき、同様に、各ユニット抜け落ち防止のロック手段としての弾性板6a、6bをユニット側レール2a、2bについて挿抜方向上の同じ位置に設置でき、従来のロック構造を使用することが可能となる。また、ロック手段としての突起4b1、4b2を左右同じ位置に設置できることで、筐体側レール4a、4bは同じ構造とすることが可能である。
実施の形態3.
この実施の形態は一対の筐体側レールについての対向間隔調整機構に関する。この対向間隔調整機構は、前記実施の形態1、2の構成と併せて実施することができるし、実施形態1、2の構成を採用しない電子機器のユニット実装構造について実施することもできる。
ここで説明する対向間隔調整機構は、電子機器筐体のユニットを挿抜することを目的としたスライドレール構造において筐体へのユニットの挿抜の際にユニット側レールを筐体側レールへ差し込んだ時、筐体側レールがユニットの幅方向に移動し、ユニット側レールと筐体側レールの位置調整が行われるようにした点に特徴がある。
図8において、筐体側レール4aは筐体1の内壁1bに取り付けられ、筐体側レール4bは筐体1の内壁1cに本発明の調整機構7を介して取り付けられている。ユニット2の外壁にはユニット側レール2a、2bが取り付けられている。図8における調整機構7を分解して示した図9において筐体側レール4bの背面には挿抜方向3での両端部付近において、金具8、9が固定されている。
これら金具8、9の間にΩ字状の板ばね10、11が取り付けられている。一方、筐体1の内壁1cにはコの字型の金具12が取り付けられており、筐体1の前面(図1における開口1aの設けられた面)と平行になる曲げ部分と背面(開口1aと対向する面)と平行になる曲げ部分にはそれぞれ矩形の穴12a、12bがあいている。筐体側レール4bを筐体1に取り付ける際には、金具8の突起部8a穴12aに、金具9の突起部9aを穴12bに、それぞれ挿入する。
この挿入の際、板ばね10、11は圧縮させられ、挿入後の状態のもとで筐体側レール4bを金具12から遠ざかる向き(他方の筐体側レール4aに近づく向き)に付勢する。穴12a、12bの大きさは突起部8a、9aの厚さよりも十分に大きく、この付勢力によりユニット2を筐体1に搭載していない状態では、突起部8a、9aは穴12a、12b内いっぱいに押し動かされて一方向に寄せられて筐体1の内側に寄っていて、筐体側レール間の間隔が一番狭い状態となっている。図8はこうして組み立てられた調整機構7を示している。
筐体側レール4bは穴12a、12bを挿通している突起部8a、9aをガイドとしてユニット幅方向に移動が可能な構造である。移動範囲は板ばね10、11の弾性の及ぶ範囲内でかつ、穴12a、12bの大きさと突起部8a、9aの寸法により定まるので、必要に応じて任意に定める。
図8、図10に示すように、筐体側レール4bに挿入されるユニット側レール2bはその先端部に勾配部13が形成されている。ユニット2を筐体1に収納する際、ユニット側レール2bの先端部に勾配部13が設けられているため、ユニット側レール2bが筐体側レール4bに挿入されて挿抜方向の奥側に向けてスライドするに従い、板ばね10、11の弾性に抗して筐体側レール4bは、筐体1の外側の方向に押し動かされる。最終的には筐体側レール4bはユニット幅に応じて押し出され、その位置は板ばね10、11の弾性により保持される。筐体1にユニット2が収納されたときの調整機構7の状態を図11、図12に示す。
このように筐体側レール4bが板ばね10、11や金具8、9、12などからなる支持手段により、対向間隔調整方向に任意に定めた移動範囲で可動に支持されていることにより他方の筐体側レール4aに対して筐体側支持レール4bが左右方向に移動することでユニット2や筐体1の組立誤差等で発生する筐体側レール4a、4bとユニット側レール2a、2bの噛み合わせのずれをユニット挿入前に調整をする必要がなくなり、作業性が向上する。また、従来行われていたユニット側レールと筐体側レールとの位置調整作業が不要となり、筐体へのユニットの挿抜が容易となる。
実施の形態4.
この実施の形態は一対の筐体側レールについて挿入開始側端部が挿抜方向でずれている構成とする。前記した実施の形態1における図1に示した構成では、筐体側レール4a、4bについて挿入開始側端部4a1、4b1が挿抜方向で揃っていて、ユニット側レール2a、2bの挿入開始側端部2a1、2b1が挿抜方向でずれた構成にすることで、先ず一組だけの位置合わせだけが実行される状態にすることで挿入操作を容易としていた。
この実施の形態は同様の技術思想により、例えば、図1において、筐体側レール4a、4bについて挿入開始側端部4a1を4b1よりも挿抜方向手前側に突出させてずらし、ユニット側レール2a、2bの挿入開始側端部2a1、2b1を挿抜方向で揃えた構成にすることで、先ず筐体側レール4aとユニット側レール2aの一組の位置合わせだけが実行される状態にすることで挿入操作を容易しようとするものである。
但し、このように、例えば筐体側レール4aについて挿入方向手前側に突出させた構成にすると、ユニット2を筐体1に挿入する際にこの突出させた筐体側レール4aがユニット2に干渉してユニット2を完全に収納することができなくなる。
そこで、この実施の形態では、挿入時の位置合わせのときだけ筐体側レール4aを筐体1から突出させておくものの、ユニット2を挿入する過程でこの突出した筐体側レール4aが筐体1の奥側に連れ動く構成とすることでユニット2を完全に収納することができるようにしたものである。
図13と図14において、一対のユニット側レール2A、2Bは、それぞれの挿入開始側端部2A1、2B1が挿抜方向3で揃っていて、一対の筐体側レール4A、4Bは、それぞれの挿入開始側端部4A1、4B1が挿抜方向3でずれている。この例では、筐体側レール4Aの挿入開始側端部4A1が筐体側レール4Bの挿入側開始端部4B1よりもΔ1だけ挿入方向手前側に突出している。
このため、挿入開始端部2A1が挿入開始端部4A1に接するとき、挿入開始端部2B1と挿入開始端部4B1との間はまだ寸法Δ1の距離だけ間隔が開いた状態となる。このずれを生じるようにするために、筐体側レール4Aについて複数のレール40、41をスライド可能に組み合わせてレール長調節構造を構成すると共に、このレール長調節構造によるレール長の伸縮をロックするスライドロック手段を設けている。
図13、図14に示すように、筐体1にユニット2を挿入していない状態のもとでは、筐体側レール4Bが筐体側レール4Aに較べて短い構造となっており、筐体側レール4Aを構成するレール41にユニット側レール2Aを挿入した後にユニット側レール2Bを筐体側レール4Bに挿入する。筐体側レール4Aは二重の構造で、外側のレール40は筐体1に固定されており、内側のレール41が挿抜方向3に移動可能の構造となっている。レール41はユニット側レール2Aが挿入されるまでスライドロック手段によってレール40に固定されている。
図15、図16において、スライドロック手段を構成する主要部材である揺動プレート14は支点となる段ねじ15によりレール41に揺動可能に支持されている。揺動プレート14からは左右方向にアクチュエータ14aが突出している。このアクチュエータ14aはレール41に形成された開口41aを挿通してレール40の側面近傍まで達している。
レール40の側面からはストッパ40aが左右方向に突出している。揺動プレート14の一端部とレール40との間に設けられたばね16の働きにより、揺動プレート14は段ねじ15の方向から見て反時計回りの向きに回動付勢されており、この付勢による回動は揺動プレート14の一端部に形成された第2アクチュエータ14bがレール41の上折曲部17に当接することにより阻止されている。そして、第2アクチュエータ14bがレール41の上折曲部17に当接した状態にあるとき、アクチュエータ14aがストッパ40aに当接する位置関係にある(図17参照)。このため、レール41は筐体奥側に移動できない。
レール41にユニット側レール2Aを挿入すると、該ユニット側レール2Aの上折曲部2A2の先端部が第2アクチュエータ14bと接触し、支点である段ねじ15を中心に揺動プレート14が回動することにより、アクチュエータ14aがストッパ40aから外れるので、レール41は筐体奥側へ移動可能となり、ユニット側レール2Aと共に筐体奥側へ移動する。筐体側レール4Aの挿入開始側端部4A1(レール41の端部)が筐体側レール4Bの挿入開始側端部4B1と位置が揃うところまでレール40は移動し、レール40の奥側端部に設けたストッパ50にレール41の端部が当たることで止まる。
ユニット側レール2A、2Bの挿入後、前記弾性板6a、6bに準じた構成の弾性板60A、60Bによるロック状態を解除し、ユニット2を筐体1の奥まで挿入する。ここで、弾性板60Aによるロック状態とは、弾性板60Aと、レール41の端部に設けた突起(突起4a2に準じた構成。図示省略)との係合であり、弾性板60Bによるロック状態とは、弾性板60Bと、筐体側レール4Bの端部に設けた突起(突起4b2に準じた構成。図示省略)との係合である。
図19に示すように、レール40には長穴55を形成しておき、この長穴にレール41に植設した軸56を摺動可能に嵌合させておく。筐体1の奥まで挿入された状態からユニット2を抜き出すとき、軸56は長穴55内を手前側に移動し、レール41が図13に示すように筐体側プレート4Bよりも手前側に出た位置で、軸56が長穴55の端部55aに当接してレール41の位置が初期状態(図13に示した寸法Δ1突出量をもつ状態)に復元される。このとき、揺動プレート14は図17に示すように傾いてアクチュエータ14aとストッパ40aとが当接している。長穴55の長さはレール41の突出寸法Δ1と同じ値とする。さらにユニット2を抜き出し方向に引くと弾性板60によるロックがかかるので、これを解除してユニット2を筐体1から抜き出す。
この実施の形態において、ユニット側レール2Aを筐体側レール4A(詳しくはレール41)に挿入するとき、ユニット側レール2Bの挿入開始側端部2B1と筐体側レール4Bの挿入開始側端部4B1との間には、距離があるため、ユニット側レール2Aと筐体側レール4A一組だけの位置合わせが先行するので挿入操作が容易となる。また、ユニット側レール2Bと筐体側レール4Bとの位置合わせの際には、すでにユニット側レール2Aは筐体側レール4Aによって拘束されているため、作業者のユニットの重量を支えるための負荷は少なくなり、またユニット側レール2Bの先端部分の移動範囲は制限されるため、容易に挿入が可能となる。このように、一対の筐体側レールについて挿入開始側端部を挿抜方向でずらしたので、位置合わせを1組ずつ行うことが可能となるためユニットの取付の作業性が向上する。なお、かかるレール長調節構造をもつ構成の筐体側レール4Aについても、前記実施の形態3に準じた筐体側レールの対向間隔調整機構を構成できることはもちろんである。
筐体に対するユニットの挿入直前の状態を説明した斜視図である。 筐体に対するユニットの挿入直前の状態を説明した平面図である。 筐体に対するユニットの挿入直前の状態をユニットの抜け落ち防止ロック手段とともに説明した斜視図である。 筐体に対するユニットの挿入状態をユニットの抜け落ち防止ロック手段とともに説明した斜視図である。 ユニットの抜け落ち防止ロック手段を説明した分解斜視図である。 ユニットの抜け落ち防止ロック手段のロック状態を説明した斜視図である。 ユニットの抜け落ち防止ロック手段のロック解除を説明した斜視図である。 レールの対向間隔調整機構を説明した斜視図である。 レールの対向間隔調整機構を説明した斜視図である。 レールの対向間隔調整機構を説明した部分平面図である。 レールの対向間隔調整機構を説明した斜視図である。 レールの対向間隔調整機構を説明した正面図である。 レール長調整構造を説明した斜視図である。 レール長調整構造を説明した平面図である。 スライドロック手段を説明した分解斜視図である。 スライドロック手段を説明した断面図である。 ロック状態にあるスライドロック手段を説明した部分正面図である。 ロック解除状態にあるスライドロック手段を説明した部分正面図である。 レールの構造を説明した斜視図である。
符号の説明
1 筐体、2 ユニット、2a,2b ユニット側レール、4a,4b 筐体側レール。

Claims (8)

  1. 筐体と、この筐体に対して案内手段を介して挿抜方向に可動に支持されて挿抜自在のユニットを備えた電子機器のユニット実装構造において、
    上記筐体の左右の内壁にそれぞれ設けられている一対の筐体側レールとを有し、
    上記ユニットの左右の外壁にそれぞれ設けられている一対のユニット側レールと、
    これら一対の筐体側レールと、一対のユニット側レールのいずれか一対は挿入開始側端部が挿抜方向で揃っていて、残る一対は挿入開始側端部が挿抜方向でずれていることを特徴とする電子機器のユニット実装構造。
  2. 上記一対の筐体側レールは、それぞれの挿入開始側端部が挿抜方向で揃っていて、
    上記一対のユニット側レールは、それぞれの挿入開始側端部が挿抜方向でずれていることを特徴とする請求項1記載の電子機器のユニット実装構造。
  3. 上記一対の筐体側レールは長さが等しく、上記一対のユニット側レールは長さが異なることを特徴とする請求項2記載の電子機器のユニット実装構造。
  4. 上記筐体側レールと上記ユニット側レール間に上記ユニット側レールの上記筐体側レールからの抜脱を阻止するユニット抜け落ち防止のロック手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器のユニット実装構造。
  5. 上記一対のユニット側レールは、それぞれの挿入開始側端部が挿抜方向で揃っていて、
    上記一対の筐体側レールは、それぞれの挿入開始側端部が挿抜方向でずれていることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の電子機器のユニット実装構造。
  6. 上記一対の筐体側レールを構成する一方の筐体側レールの上記挿入開始側端部が、もう一方の筐体側レールの上記挿入開始側端部に対して上記挿抜方向でずれを生じるように複数のレールをスライド可能に組み合わせたレール長調節構造と、このレール長調節構造によるレール長の伸縮をロックするスライドロック手段を有することを特徴とする請求項5記載の電子機器のユニット実装構造。
  7. 上記一対の筐体側レールは互いの対向間隔を調整可能とする調整機構を有し、この調整機構は、上記一対の筐体側レールの一方を上記対向間隔調整方向に任意に定めた移動範囲で可動に支持する支持手段と、この支持手段で支持された筐体側レールを他方の筐体側レールに近づく向きに付勢する弾性手段を有することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の電子機器のユニット実装構造。
  8. 筐体と、この筐体に対して案内手段を介して挿抜方向に可動に支持されて挿抜自在のユニットを備えた電子機器のユニット実装構造において、
    上記筐体の左右の内壁にそれぞれ設けられている一対の筐体側レールと、上記ユニットの左右の外壁にそれぞれ設けられている一対のユニット側レールとを有し、
    上記一対の筐体側レールは互いの対向間隔を調整可能とする調整機構を有し、この調整機構は、上記一対の筐体側レールの一方を上記対向間隔調整方向に任意に定めた移動範囲で可動に支持する支持手段と、この支持手段で支持された筐体側レールを他方の筐体側レールに近づく向きに付勢する弾性手段を有することを特徴とする電子機器のユニット実装構造。
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