JP2006076469A - サスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショックアブソーバに2つのアキュムレータが接続されたサスペンション装置において脈動を発生し難くする。
【解決手段】ショックアブソーバ10には、第1,第2の2つのアキュムレータ42,44が接続される。第1アキュムレータ42は、共通通路60,第1個別通路62を介して接続され、第2アキュムレータ44は、共通通路60,第2個別通路64を介して接続される。第2個別通路64は第1個別通路62より短くされる。それによって、第2個別通路64に脈動が発生し難くなり、異音の発生を抑制し、ショックアブソーバへの影響を小さくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、懸架シリンダと、それに接続された少なくとも2つのアキュムレータを備えたサスペンション装置に関するものである。
特許文献1〜3には、車輪に対応して設けられた懸架シリンダと、その懸架シリンダに接続された2つのアキュムレータと、これら2つのアキュムレータの間に設けられた切換弁とを含むサスペンション装置が記載されている。
これらサスペンション装置において、切換弁が開状態と閉状態とに切り換えられることにより、懸架シリンダに連通させられるアキュムレータの個数が切り換えられて、ばね定数が大きい状態と小さい状態とに切り換えられる。
特開昭63−130419号公報 特開昭63−78806号公報 特開昭63−49512号公報
本発明の課題は、懸架シリンダに接続された2つのアキュムレータを備えたサスペンション装置において、液通路に脈動が生じ難くすることである。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係るサスペンション装置は、(a)車両の車輪に対応して、車輪側部材と車体側部材との間に設けられた懸架シリンダと、(b)その懸架シリンダに液通路を介して接続され、液通路の液圧が第1設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第1アキュムレータと、(c)前記液通路を前記懸架シリンダ側の第1部分と前記第1アキュムレータ側の第2部分とに分ける分割点に、その第2部分より短い接続通路を介して接続され、その液通路の液圧が、前記第1設定圧より高い第2設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第2アキュムレータとを含むものである。
本サスペンション装置においては、懸架シリンダに少なくとも2つのアキュムレータが並列に接続される。懸架シリンダに接続された少なくとも2つのアキュムレータのうちの一方の第1アキュムレータが液通路の液圧が第1設定圧以上になった場合に作動液の流入を許容するものであり、他方の第2アキュムレータが第1設定圧より高い第2設定圧以上になった場合に流入を許容するものである。
第2設定圧は第1設定圧より設定値以上高くされることが望ましいが、例えば、サスペンション装置の圧力が過大であると考えられる大きさとしたり、過大となることを回避し得る大きさとしたりすることができ、それらの場合には、第2アキュムレータはリリーフ機能を果たす。なお、懸架シリンダには、2つのアキュムレータが接続される場合、3つ以上のアキュムレータが接続される場合等があるが、3つ以上のアキュムレータが接続される場合には、それらのうちの2つが本発明の第1,第2のアキュムレータに対応する。
液通路の液圧(サスペンション装置のシステム圧と称することもできるため、以下、システム圧と称する)が第1設定圧以上で第2設定圧より低い間においては、懸架シリンダの作動に伴って第1アキュムレータとの間で作動液の授受が行われる。
システム圧が第2設定圧を越えると、第2アキュムレータにも作動液が供給される。それによってばね定数が小さくなり、懸架シリンダのストロークの変化量(懸架シリンダから流出させられる作動液の流量)が同じである場合のシステム圧の増加量が小さくなり、システム圧が過大になることを回避することができる。
システム圧が第2設定圧より低くなって、第2アキュムレータにおける作動液の流入・流出が阻止された場合において、第1アキュムレータから流出した作動液が、接続通路の液通路への接続点である分割点において懸架シリンダに向かって流れると、接続通路にキャビテーションが生じる。それにより、分割点における液圧変化に起因して、接続通路に脈動が生じる。脈動が生じると、異音が発生したり、懸架シリンダの作動に影響を及ぼしたりする。
それに対して、本発明に係るサスペンション装置において、第1アキュムレータは、懸架シリンダに液通路によって接続され、第2アキュムレータは、液通路を懸架シリンダ側の第1部分と第1アキュムレータ側の第2部分とに分割した点に、第2部分より短い接続通路によって接続される。懸架シリンダと第1アキュムレータとは、液通路の第1部分および第2部分で接続され、懸架シリンダと第2アキュムレータとは、液通路の第1部分および接続通路で接続される。液通路の第1部分は第1,第2のアキュムレータに共通の通路であり、液通路の第2部分は第1アキュムレータに専用の通路(以下、第1個別通路と称する)であり、接続通路は第2アキュムレータに専用の通路(以下、第2個別通路と称する)である。この場合において、第2個別通路が第1個別通路より短くされているため、第2個別通路の方が長い場合に比較して、第2個別通路(接続通路)における脈動が発生し難く、異音の発生を抑制することができる。また、懸架シリンダへの影響を小さくすることができる。
前述のように第1個別通路と第2個別通路とでは、第2個別通路の方が短いが、第1個別通路の長さL1に対する第2個別通路の長さL2の比率(L2/L1)は、1/2以下、1/3以下、あるいは、1/5以下、1/7以下とすることが望ましく、さらには、1/10以下、1/20以下、1/30以下,1/50以下とすることが望ましい。
特許請求可能な発明
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
以下の各項のうち、(1)項が請求項1に対応し、(2)項が請求項2に対応し、(4)項が請求項3に対応する。
(1)車両の車輪に対応して、車輪側部材と車体側部材との間に設けられた懸架シリンダと、
その懸架シリンダに液通路を介して接続され、液通路の液圧が第1設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第1アキュムレータと、
前記液通路を前記懸架シリンダ側の第1部分と前記第1アキュムレータ側の第2部分とに分ける分割点に、第2部分より短い接続通路を介して接続され、その液通路の液圧が、前記第1設定圧より高い第2設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第2アキュムレータと
を含むことを特徴とするサスペンション装置。
(2)前記第1アキュムレータおよび前記第2アキュムレータが、それぞれ、弾性体の弾性変形を伴って作動液を収容するものであり、前記第2アキュムレータの初期圧が前記第1アキュムレータの初期圧より高くされた(1)項に記載のサスペンション装置。
(3)前記第1,第2アキュムレータが、それぞれ、(a)ハウジングと、(b)そのハウジングの内部を仕切る仕切部材と、(c)その仕切部材の一方の側から弾性力を付与する弾性体と、(d)前記仕切部材の他方の側に設けられた前記作動液を収容する液圧室とを含む(1)項または(2)項に記載のサスペンション装置。
第1、第2のアキュムレータにおいて、仕切部材は、ベローズとしたり、ダイヤフラムとしたり、ブラダとしたり、ピストンとしたりすることができる。また、弾性体は、高圧ガスとすることができるが、仕切部材がピストンである場合には、スプリングとすることもできる。
弾性体が高圧ガスである場合には、高圧ガスの封入圧が高い場合は低い場合よりアキュムレータの初期圧(流入が許容される作動液の最低液圧であり、流入許容最低圧と称することができる)が高くなり、弾性体がスプリングである場合には、スプリングのセット荷重が高い場合は低い場合よりアキュムレータの初期圧が高くなる。
(4)前記液通路と前記第2アキュムレータとの間に、前記液通路の液圧が前記第2設定圧以上になると閉状態から開状態に切り換わる切換弁が設けられた(1)項に記載のサスペンション装置。
(5)前記切換弁が、前記液通路の液圧が第2設定圧以上になると閉状態から開状態に切り換わる電磁開閉弁である(4)項に記載のサスペンション装置。
(6)前記切換弁が、前後の差圧が前記第2設定圧以上になると閉状態から開状態に切り換わるリリーフ弁である(4)項に記載のサスペンション装置。
第2アキュムレータと液通路との間、すなわち、接続通路(第2個別通路)に、リリーフ弁や電磁開閉弁が設けられる。リリーフ弁や電磁開閉弁の閉状態において第2アキュムレータへの作動液の流入が阻止され、開状態において流入が許容される。このように、第2アキュムレータにおいて、作動液の流入の許容・阻止がリリーフ弁や電磁開閉弁の開閉によって決まる場合には、第2アキュムレータの初期圧の大きさは、流入許容最低圧より低い範囲において、問わない。例えば、第1アキュムレータの初期圧と同じ大きさにしたり、第1アキュムレータの初期圧より小さくしたりすることもできる。
(7)前記接続通路の長さが設定値以下である(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載のサスペンション装置。
接続通路の長さが短い場合は長い場合より脈動を抑制することができる。
設定値は、例えば、10mm以下、20mm以下、50mm以下、100mm以下、200mm以下等とすることができる。
(8)前記第1,第2アキュムレータが、それぞれ、(a)ハウジングと、(b)そのハウジングの内部を仕切る仕切部材と、(c)その仕切部材の前記液通路側に設けられた液圧室と、(d)その仕切部材の前記液圧室とは反対側に設けられ、前記液圧室内の作動液を弾性的に保持するばね室とを含む第1、第2圧力吸収器である(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のサスペンション装置。
前述のアキュムレータは圧力吸収器と称することができる。
(9)車両の車輪に対応して、車輪側部材と車体側部材との間に設けられた懸架シリンダと、
その懸架シリンダに液通路を介して互いに並列に接続された第1、第2の少なくとも2つのアキュムレータと
を含み、
前記第1アキュムレータが第2アキュムレータより長い液通路で接続されたことを特徴とするサスペンション装置。
本項に記載のサスペンション装置には、(1)項ないし(8)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(10)車両の車輪に対応して、車輪側部材と車体側部材との間に設けられた懸架シリンダと、
その懸架シリンダに液通路を介して接続され、液通路の液圧が第1設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第1アキュムレータと、
前記液通路の途中に接続され、その液通路の液圧が、前記第1設定圧より高い第2設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第2アキュムレータと
を含むことを特徴とするサスペンション装置。
本項に記載のサスペンション装置には、(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
第2アキュムレータは第1アキュムレータより懸架シリンダに近い位置に設けられる。
以下、本発明の一実施例であるサスペンション装置について図面に基づいて詳細に説明する。サスペンション装置は、車両の前後左右の車輪に対応してそれぞれ設けられるが、それらを代表して、それらのうちの1輪(例えば、左前輪)について説明し、他の車輪についての説明を省略する。
図1において、10は車両の車輪12に対応して、車輪側部材14と車体側部材16との間に設けられた懸架シリンダとしてのショックアブソーバである。ショックアブソーバ10は、ハウジング20と、ハウジング20に摺動可能なピストン22と、ピストンロッド24とを含み、本実施例においては、ハウジング20が車輪側部材14に上下方向に相対移動不能に連結され、ピストンロッド24が車体側部材16に上下方向に相対移動不能に連結される。
ショックアブソーバ10において、ハウジング20の内部がピストン22によって2つの液室30,32に仕切られ、ピストン22には、2つの液室30,32を連通させる絞りを備えた連通路34が設けられる。車輪側部材14と車体側部材16との間の上下方向の相対移動に伴って、ピストン22がハウジング20に対して上下方向に相対移動させられるが、このピストン22の上下方向の移動速度に応じた大きさの減衰力が発生させられる。また、図示しない減衰特性制御アクチュエータにより、連通路の流路面積が制御され、減衰特性が制御される。
ショックアブソーバ10の2つの液室30,32のうちの一方の液室32には、液通路40を介して第1,第2の2つのアキュムレータ42,44が並列に接続される。
第1アキュムレータ42,第2アキュムレータ44は、それぞれ、ハウジング48と、ハウジング48の内部を2つに仕切る仕切部材50とを含み、仕切部材50の液通路側が液圧室52とされ、反対側がガス室54とされる。ガス室54には弾性体としての高圧ガスが封入される。液圧室52の圧力とガス室54の圧力とは同じ大きさに保たれる。液圧室52に作動液が供給されて液圧室52の容積が大きくなると、ガス室54の容積が小さくなり、ガス室54の圧力が高くなり、液圧室52の液圧が高くなる。また、ガス室54に封入された高圧ガスの初期圧が高い場合は低い場合より、アキュムレータに流入が許容される作動液の最低液圧(流入許容最低圧であり、以下、初期圧と称する。)が高くなる。本実施例においては、第1アキュムレータ42の初期圧が第1設定圧とされ、第2アキュムレータ44の初期圧が第1設定圧より高い第2設定圧とされる。また、第1,第2アキュムレータ42,44は、例えば、仕切部材がブラダであるブラダ式のものとすることができる。
また、液通路40は共通通路60と、第1,第2のアキュムレータ42,44にそれぞれ対応する第1,第2の個別通路62,64とを含む。換言すれば、ショックアブソーバ10と第1アキュムレータ42とが共通通路60および第1個別通路62によって接続され、ショックアブソーバ10と第2アキュムレータ44とが共通通路60および第2個別通路64によって接続される。したがって、共通通路60および第1個別通路62が特許請求の範囲にいう液通路に対応し、共通通路60が液通路の第1部分、第1個別通路62が液通路の第2部分に対応する。また、共通通路60の第2個別通路64との接続点66が分割点に対応し、第2個別通路64が接続通路に対応する。
そして、第2個別通路64が第1個別通路62より短くされる。その結果、第1,第2アキュムレータ42,44では、第2アキュムレータ44の方がショックアブソーバ10に対してより上流側に接続されることになる。また、第1アキュムレータ42より第2アキュムレータ44の方がショックアブソーバ10に対して短い液通路で接続されることになる。
なお、本実施例においては、第2個別通路64の長さL2は、100mm以下であり、第1個別通路62の長さL1に対する比率(L2/L1)は1/20である。
通常、車輪側部材14と車体側部材16との間に上下方向の力が加えられると、ショックアブソーバ10において、液圧室32の液圧が変化し、ピストン22が上下方向に相対移動させられ、第1アキュムレータ42との間で作動液の授受が行われる。第1アキュムレータ42と第2アキュムレータ44とでは、第1アキュムレータ42の方が初期圧が低く、かつ、通常のショックアブソーバ10における液圧の変化においては、液圧が第2アキュムレータ44の初期圧である第2設定圧以下である。そのため、ショックアブソーバ10と第1アキュムレータ42との間で作動液の授受が行われるのである。
それに対して、積載荷重が大きい場合等車輪側部材14と車体側部材16との間に大きな上下方向の力が加えられ、液圧室32の液圧が第2設定圧を越えると、作動液が第2アキュムレータ44にも供給される。それによって、図2に示すように、ばね定数が小さくなり、ショックアブソーバ10のストロークの減少量が同じ場合、すなわち、ショックアブソーバ10の液圧室32から流出させられる作動液の流量が同じ場合に、液通路40の液圧の増加量が小さくなり、システム圧が過大になることを回避することができるのであり、ショックアブソーバ10のフルストロークにおいて当該サスペンション装置の許容圧を越えないようにすることができる。それによって、配管等に過大な力が加わることを回避し得、耐久性を向上させることができる。第2設定圧の大きさは、そのことを考慮して決定される。
仮に、第2個別通路64の方が第1個別通路62より長い場合には、第2個別通路64において発生する脈動により異音が発生し、ショックアブソーバ10の作動に影響を及ぼすことがある。システム圧が第2設定圧より高い状態から低くなって、第2アキュムレータ44における作動液の流入・流出が阻止された状態において、第1アキュムレータ42から流出した作動液が、第2個別通路64の共通通路60への接続点である分割点66においてショックアブソーバ10に向かって流れると、第2個別通路64にキャビテーションが生じる。それにより、分割点66における液圧変化に起因して、第2個別通路64に脈動が生じるのである。
それに対して、本実施例においては、第2個別通路64が第1個別通路62より短くされる。それによって、第2個別通路64に脈動を生じ難くすることができ、異音を小さくすることができ、ショックアブソーバへの影響を小さくすることができる。
なお、上記実施例においては、第2設定圧が、サスペンション装置の許容圧に基づいて決まる大きさとされていたが、それに限らない。第2設定圧の大きさは、第1設定圧より高ければ、限定しない。
また、図3に示すように、第2アキュムレータ44に対応して、第2個別通路64にリリーフ弁100を設けることができる。リリーフ弁100は、前後の差圧が第2設定圧を越えると閉状態から開状態に切り換わるものであり、液通路40の液圧が第2設定圧を越えると第2アキュムレータ44への作動液の流入が許容される。それによって、上記実施例における場合と同様の効果を得ることができる。
さらに、リリーフ弁の代わりに電磁開閉弁102を設けることもできる。本実施例においては、液通路40に圧力センサ110が設けられる。そして、コンピュータを主体とするサスペンションECU112には、圧力センサ110,電磁開閉弁102のソレノイド等が接続され、圧力センサ110による検出値が第2設定圧を越えると電磁開閉弁102のソレノイドに電流が供給され、電磁開閉弁102が閉状態から開状態に切り換えられる。それによって、作動液が第2アキュムレータ44にも供給され、システム圧が過大になることを回避することができる等上記実施例における場合と同様の効果を得ることができる。
また、第2個別通路64にリリーフ弁100や電磁開閉弁102を設けた場合には、第2アキュムレータ44の初期圧を第1アキュムレータ42の初期圧より大きくすることは不可欠ではない。第2アキュムレータ44の初期圧を第1アキュムレータ42の初期圧と同じ大きさとしたり、第1アキュムレータ42の初期圧より小さくしたりすることもできる。
さらに、アキュムレータ42,44としては、ブラダ式のものに限らず、ベローズ式、ダイヤフラム式、ピストン式のものとすることができる。アキュムレータ42,44は、互いに異なる型のものとすることもできる。また、アキュムレータ42,44のばね定数の大小は問わない。
さらに、上記各実施例においては、ショックアブソーバが懸架シリンダとして使用されたが、車輪側部材14と車体側部材16との間の上下方向の相対移動量に応じた弾性力を発生させる弾性力発生装置を使用することもできる。
その他、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効果〕に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
本発明の一実施例であるサスペンション装置の一部を概念的に示す図である。 上記サスペンション装置におけるショックアブソーバの入力とシステム圧との関係を示す図である。 本発明の別の一実施例であるサスペンション装置の一部を概念的に示す図である。 本発明のさらに別の一実施例であるサスペンション装置の一部を概念的に示す図である。
符号の説明
10:ショックアブソーバ 42,44:アキュムレータ 52:液圧室 54:ガス室 62,64:個別通路 100:リリーフ弁 102:電磁開閉弁

Claims (3)

  1. 車両の車輪に対応して、車輪側部材と車体側部材との間に設けられた懸架シリンダと、
    その懸架シリンダに液通路を介して接続され、液通路の液圧が第1設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第1アキュムレータと、
    前記液通路を前記懸架シリンダ側の第1部分と前記第1アキュムレータ側の第2部分とに分ける分割点に、その第2部分より短い接続通路を介して接続され、その液通路の液圧が、前記第1設定圧より高い第2設定圧以上になった場合に、作動液の流入を許容する第2アキュムレータと
    を含むことを特徴とするサスペンション装置。
  2. 前記第1アキュムレータおよび前記第2アキュムレータが、それぞれ、弾性体の弾性変形を伴って作動液を収容するものであり、前記第2アキュムレータの初期圧が前記第1アキュムレータの初期圧より高くされた請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. 前記液通路と前記第2アキュムレータとの間に、前記液通路の液圧が前記第2設定圧以上になると閉状態から開状態に切り換わる切換弁が設けられた請求項1に記載のサスペンション装置。
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