JP2006074073A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂封止体と、前記樹脂封止体の内部に位置し、表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップと、前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第1の半導体チップの電極に電気的に接続される第1のリードと、前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第2の半導体チップの電極に電気的に接続される第2のリードとを有する半導体装置の製造方法であって、前記第1のリード、第2のリードの夫々を重ね合わせた状態で前記樹脂封止体を形成した後、前記第1のリード、第2のリードの夫々を溶接にて接合する。前記溶接は、前記第1のリード、第2のリードのうちの何れか一方の上方からレーザ光を照射して行う。
【選択図】 図4
Description
〔1〕積層型半導体装置では二枚のリードフレームを用いた組立プロセスによって製造されるため、第1のリードフレームの枠体に支持された第1のリードと、第2のリードフレームの枠体に支持された第2のリードとを接合する必要がある。第1のリードと第2のリードとの接合においては微小加工に好適なレーザ溶接が有効であるが、樹脂封止体を形成する前の段階においてレーザ溶接を行うと以下の問題が生じる。
本発明の他の目的は、半導体装置の生産性の向上を図ることが可能な技術を提供することにある。
本発明の目的は、半導体装置の信頼性の向上を図ることが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
〔1〕樹脂封止体と、前記樹脂封止体の内部に位置し、表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップと、前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第1の半導体チップの電極に電気的に接続される第1のリードと、前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第2の半導体チップの電極に電気的に接続される第2のリードとを有する半導体装置の製造方法であって、
前記第1のリード、第2のリードの夫々の溶接部を重ね合わせた状態で前記樹脂封止体を形成した後、前記第1のリード、第2のリードの夫々を溶接にて接合する。
前記溶接は、前記第1のリード、第2のリードのうちの何れか一方の上方からレーザ光を照射して行う。
前記第1のリード、第2のリードの夫々の外部リード部にメッキ処理を施す工程とを備えた半導体装置の製造方法であって、
前記樹脂封止体で封止する工程の後であって、前記メッキ処理を施す工程の前に、前記第2のリードフレームの枠体を除去する工程を備える。
表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードと、前記第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、前記第1の枠体に支持された吊りリードとを有する第1のリードフレームを準備し、更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第2のダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードを有する第2のリードフレームとを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを第1の導電性ワイヤで電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを第2の導電性ワイヤで電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように、前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、第1の導電性ワイヤ、第2の導電性ワイヤ及び吊りリードを樹脂封止体で封止する工程とを備える。
表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、
更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードを有する第1のリードフレームを準備し、
更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記ダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードと、前記第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、前記第2のダムバー及び前記第2の枠体に支持された補強リードとを有する第2のリードフレームを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを第1の導電性ワイヤで電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを第2の導電性ワイヤで電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように、前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、第1の導電性ワイヤ及び第2の導電性ワイヤを樹脂封止体で封止する工程とを備える。
前記第1の半導体チップの裏面と前記第2の半導体チップの裏面との間に緩衝体が充填された状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、第1の導電性ワイヤ及び第2の導電性ワイヤを成形金型のキャビティ内に配置し、その後、前記キャビティ内に樹脂を加圧注入して前記樹脂封止体を形成する。
前記第1の半導体チップの裏面と前記第2の半導体チップの裏面との間に、前記フィラーの最大粒径よりも広い間隔を持たせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部及び第2のリードの内部リード部を成形金型のキャビティ内に配置し、その後、前記キャビティ内に前記樹脂を加圧注入して前記樹脂封止体を形成する。
また、第1のリード、第2のリードの夫々を溶接する時、第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の表面(回路形成面)は樹脂封止体の樹脂で覆われているので、溶接時に発生したアウトガス(リードに含まれていた不純物(例えば硫黄等)の蒸発物))の付着によって生じる第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の表面劣化を防止することができ、半導体チップと樹脂封止体の樹脂との接着力の低下を抑制することができる。この結果、半導体チップと樹脂封止体の樹脂との熱膨張係数の差に起因する熱応力によって両者の界面に剥離が発生し、樹脂封止体の樹脂に含まれている水分が剥離部に溜り、溜った水分が製品完成後の環境試験である温度サイクル試験時の熱や実装基板に半田付け実装する時の半田リフロー熱によって気化膨張し、樹脂封止体にもたらす亀裂を防止することができるので、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、第1のリード、第2のリードの夫々の接合部は樹脂封止体によって互いに密着した状態に保持されているので、第1のリードと第2のリードとを固定治具によって押える必要がない。この結果、半導体装置の生産性の向上を図ることができる。
また、前段の工程の処理液(薬液)が後段の工程の処理液に持ち込まれる量を低減することができるので、後段の各工程における処理液の交換回数を低減することができる。この結果、半導体装置の生産性の向上を図ることができる。
本発明によれば、半導体装置の歩留まりの向上を図ることが可能となる。
本発明によれば、半導体装置の生産性の向上を図ることが可能となる。
本発明によれば、半導体装置の信頼性の向上を図ることが可能となる。
本実施形態では、二方向リード配列構造であるTSOP(Thin Small Out-line Package)型の半導体装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は本発明の実施形態1である半導体装置の樹脂封止体の上部を除去した状態の平面図であり、図2は前記半導体装置の樹脂封止体の下部を除去した状態の底面図であり、図3は図1のa−a線に沿う断面図であり、図4は図3の一部を拡大した断面図であり、図5は前記半導体装置の要部断面図であり、図6は前記半導体装置に組み込まれた半導体チップの概略構成を示す要部断面図である。
なお、図1及び図2において、図1に示す左側のリード群は図2に示す右側のリード群と対応し、図1に示す右側のリード群は図2に示す左側のリード群と対応する。
図7は第1のリードフレームの平面図であり、図8は図7の一部を拡大した平面図であり、図9は第2のリードフレームの平面図であり、図10は図9の一部を拡大した平面図である。なお、実際のリードフレームは複数の半導体チップを搭載できるように多連構造になっているが、図面を見易くするため、図7及び図8は一つの半導体チップが搭載される一個分の領域を示している。
リードフレームLF1、LF2の夫々の板厚は0.1[mm]程度である。ダムバーの近傍におけるリード(3,4)の配列ピッチは1.27[mm]程度である。ダムバーの近傍におけるリード(3,4)の幅は0.3〜0.4[mm]程度である。ダムバー5の幅は0.15[mm]程度である。ダムバー6の切断部分6Bの幅は0.13[mm]程度であり、補強リード12が連結されないダムバー6の中間部分6Aの幅は0.55[mm]程度である。
図11はワイヤボンディング工程を説明するための要部断面図であり、図12は第1及び第2のリードフレームを重ね合わせた状態を示す要部平面図であり、図13乃至図16は封止工程を説明するための要部断面図であり、図17は封止工程が施された後の状態を示す底面図であり、図18は封止工程が施された後の状態を示す断面図であり、図19は半導体装置の製造に用いられるレーザ装置の概略構成を説明するためのブロック図であり、図20は接合工程を説明するための要部底面図であり、図21は接合工程が施された後の状態を示す要部斜視図であり、図22は第2のリードフレームの枠体を除去した後の状態を示す底面図であり、図23は第2のリードフレームの枠体を除去した後の状態を示す断面図であり、図24はメッキ工程を説明するためのフローチャートである。
なお、図14は図12のb−b線に沿う位置での要部断面図であり、図15は図12のc−c線に沿う位置での要部断面図であり、図16は図12のd−d線に沿う位置での要部断面図である。
程である。中和工程47は、アルカリ系の処理液を使用し、前段のメッキ工程で形成された導電性被膜を中和させる工程である。湯洗工程48は前段の処理液を純温水で洗い流す工程である。乾燥工程49は、導電性被膜14、樹脂封止体19等に付着した水分等を蒸発させる工程である。水洗工程42,44,46等は、前段の処理液を純水で洗い流す工程である。
〔1〕半導体装置20の製造において、樹脂封止体19を形成した後、リード3、リード4の夫々をレーザ溶接にて接合する。これにより、レーザ溶接にて接合する際、半導体チップ15、半導体チップ16の夫々の回路形成面(15X,16X)は樹脂封止体19の樹脂で覆われているので、溶接時に発生した飛散物(高温の溶融物)の飛来によって生じる半導体チップ15,16の夫々の不良を防止することができる。この結果、半導体装置20の歩留まりの向上を図ることができる。
また、レーザ溶接にて接合する際、半導体チップ15、半導体チップ16の夫々の回路形成面(15X,16X)は樹脂封止体19の樹脂で覆われているので、溶接時に発生したアウトガスの付着によって生じる半導体チップ15,16の夫々の表面劣化を防止することができ、半導体チップ(15,16)と樹脂封止体19の樹脂との接着力の低下を抑制することができる。この結果、半導体チップ(15,16)と樹脂封止体19の樹脂との熱膨張係数の差に起因する熱応力によって両者の界面に剥離が発生し、樹脂封止体19の樹脂に含まれている水分が剥離部に溜り、溜った水分が製品完成後の環境試験である温度サイクル試験時の熱や実装基板に半田付け実装する時の半田リフロー熱によって気化膨張し、樹脂封止体19にもたらす亀裂の発生を防止することができるので、半導体装置20の信頼性の向上を図ることができる。
また、レーザ溶接にて接合する際、リード3、リード4の夫々の接合部は樹脂封止体19によって密接した状態を保持されているので、リード3とリード4とを固定治具によって押える必要がない。この結果、半導体装置20の生産性の向上を図ることができる。
また、前段の工程の処理液(薬液)が後段の工程に持ち込まれる量を抑制することができるので、後段の工程における処理液の交換回数を低減することができる。この結果、半導体装置20の生産性の向上を図ることができる。
また、リードフレームLF2には樹脂封止体19を支持するための吊りリードが設けられていないことから、ダムバー6を切断することによってリードフレームLF2の枠体2を選択的に除去することができる。
この構成により、リード3、リード4の夫々は樹脂封止体19の内部において分岐され、リード3とリード4との合わせ面が半導体チップ(15,16)まで到達していないので、リード3とリード4との合わせ面を通して外部から樹脂封止体19の内部に水分が深く侵入するのを防止することができる。この結果、半導体チップ(15,16)の電極(BP1,BP2)とワイヤ(17,18)との接続部、リード(3,4)の内部リード部とワイヤ(17,18)との接続部等が腐食するといった不具合を抑制することができるので、半導体装置20の信頼性の向上を図ることができる。
この構成により、半導体チップの回路形成面の中央部に形成された電極と半導体チップの外側に配置されたリードの先端部分とをワイヤで電気的に接続する場合に比べて、ワイヤ(17,18)の長さを短くすることができるので、成形金型22のキャビティ24内に樹脂を加圧注入して樹脂封止体19を形成する際、樹脂の加圧注入によって生じるワイヤ流れを抑制することができる。この結果、隣り合うワイヤ同志の短絡を抑制することができるので、半導体装置20の歩留まりの向上を図ることができる。
この構成により、半導体チップ15,16の夫々を夫々の裏面同志が向い合うように積層しても、半導体チップ15,16の夫々の同一機能の電極が対向する状態となるので、半導体チップ15の電極(例えばアドレス信号A0が印加される電極)BP1に電気的に接続されたリード3と、半導体チップ16の電極(例えばアドレス信号A0が印加される電極)BP2に電気的に接続されたリード4とを容易に接合することができる。従って、半導体チップ15,16のうちの何れか一方の半導体チップとして、ミラー反転回路パターンの半導体チップを用いることなく、半導体装置20を製造することができるので、低コストの半導体装置20を提供することができる。
また、本実施形態では、Fe−Ni系の合金材からなるリードフレームを用いた例について説明したが、Fe−Ni系の合金材よりも導電性に優れた銅(Cu)系の合金材からなるリードフレームを用いてもよい。この場合、Cu系の合金材はFe−Ni系の合金材よりも熱伝導率が高く、しかもレーザ光の反射率が高いので、Fe−Ni系の合金材よりも溶接時間が長くなるが、レーザ光の出力を上げて行えば、特に問題なく溶接することができる。
また、本実施形態では、YAGレーザ装置を用いた例について説明したが、リード3、リード4の夫々の溶接が可能であれば他のレーザ装置を用いてもよい。
また、本実施形態では、半導体チップ15,16の夫々を夫々の裏面同志が向い合う状態で積層し、この半導体チップ15,16の夫々を一つの樹脂封止体19で封止する半導体装置20に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、二つの半導体チップの夫々を夫々の回路形成面同志が向い合う状態で積層し、この二つの半導体チップを一つの樹脂封止体で封止する半導体装置にも適用することができる。但し、この場合、樹脂封止体の厚さが厚くなる。
図25は本発明の実施形態2であるTSOP型の半導体装置の断面図である。
図25に示すように、本実施形態の半導体装置50は、前述の実施形態1と基本的に同様の構成になっており、以下の構成が異なっている。
時に空間の部分を起点にして発生する半導体チップ(15,16)の亀裂を防止することができる。
これにより、半導体チップ15の裏面と半導体チップ16の裏面との間には緩衝体52が充填されているので、半導体チップ15の裏面と半導体チップ16の裏面との間に樹脂封止体19の樹脂が侵入することはない。従って、樹脂に混入されたフィラーによる空間が半導体チップ15,16間に発生しないので、樹脂中に巻き込まれた気泡を取り除くため、キャビティ24内への樹脂の注入が終了した後、注入時の圧力よりも高い圧力を加えた時に空間の部分を起点にして発生する半導体チップ(15,16)の亀裂を防止することができる。この結果、半導体装置50の歩留まりの向上を図ることができる。
図29は本発明の実施形態3であるTSOP型の半導体装置の断面図である。
図29に示すように、本実施形態の半導体装置60は、前述の実施形態1と基本的に同様の構成になっており、以下の構成が異なっている。
Claims (5)
- 表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、
更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードを有する第1のリードフレームを準備し、
更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第2のダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードを有する第2のリードフレームを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように、前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、及び第2のリードの内部リード部を樹脂封止体で封止する工程と、
前記第1のダムバー、第2のダムバーの夫々を切断して前記第2の枠体を除去する工程と、
前記第1のリード、第2のリードの夫々の外部リード部にメッキ処理を施す工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、
更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードと、前記第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、前記第1の枠体に支持された吊りリードとを有する第1のリードフレームを準備し、
更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第2のダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードを有する第2のリードフレームとを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように、前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、及び吊りリードを樹脂封止体で封止する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、
更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードを有する第1のリードフレームを準備し、
更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第2のダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードと、前記第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、前記第2のダムバー及び前記第2の枠体に支持された補強リードとを有する第2のリードフレームを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように、前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、及び第2のリードの内部リード部を樹脂封止体で封止する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 多数のフィラーが混入された樹脂を用いて形成される樹脂封止体と、
前記樹脂封止体の内部に位置し、表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップと、
前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第1の半導体チップの表面に接着固定されると共に、その表面の電極に第1の導電性ワイヤを介して電気的に接続される第1のリードと、
前記樹脂封止体の内外に亘って延在し、前記第2の半導体チップの表面に接着固定されると共に、その表面の電極に第2の導電性ワイヤを介して電気的に接続される第2のリードとを有し、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々は、夫々の裏面同志を向い合わせた状態で積層される半導体装置の製造方法であって、
前記第1の半導体チップの裏面と前記第2の半導体チップの裏面との間に、前記フィラーの最大粒径よりも広い間隔を持たせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、第1の導電性ワイヤ及び第2の導電性ワイヤを成形金型のキャビティ内に配置し、その後、前記キャビティ内に前記樹脂を加圧注入して前記樹脂封止体を形成する工程を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導体チップ及び第2の半導体チップを準備し、
更に、第1の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が前記第1の枠体に支持され、中間部分が第1のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第1のダムバーによって前記第1の枠体に支持された複数本の第1のリードを有する第1のリードフレームを準備し、
更に、第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、外部リード部における先端部分が第2のダムバーによって互いに連結され、かつ前記第2のダムバーによって前記第2の枠体に支持された複数本の第2のリードと、前記第2の枠体で囲まれた領域内に位置し、前記第2のダムバー及び前記第2の枠体に支持された補強リードとを有し、前記第2のダムバーの切断部分の幅は前記第1のダムバーの切断部分の幅よりも狭い第2のリードフレームを準備する工程と、
前記第1の半導体チップの表面に前記第1のリードの内部リード部を接着固定し、前記第2の半導体チップの表面に前記第2のリードの内部リード部を接着固定する工程と、
前記第1の半導体チップの電極と前記第1のリードの内部リード部とを第1の導電性ワイヤで電気的に接続し、前記第2の半導体チップの電極と前記第2のリードの内部リード部とを第2の導電性ワイヤで電気的に接続する工程と、
前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップの夫々の裏面同志が向い合うように前記第1のリードフレーム、第2のリードフレームの夫々を重ね合わせた状態で、前記第1の半導体チップ、第2の半導体チップ、第1のリードの内部リード部、第2のリードの内部リード部、第1の導電性ワイヤ及び第2の導電性ワイヤを樹脂封止体で封止する工程と、
前記第1のダムバー、第2のダムバーの夫々の切断部分を切断する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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