JP2001156232A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001156232A
JP2001156232A JP33737699A JP33737699A JP2001156232A JP 2001156232 A JP2001156232 A JP 2001156232A JP 33737699 A JP33737699 A JP 33737699A JP 33737699 A JP33737699 A JP 33737699A JP 2001156232 A JP2001156232 A JP 2001156232A
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Hideto Katsuta
秀人 勝田
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Akita Electronics Systems Co Ltd
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
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    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73215Layer and wire connectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の信頼性向上及び製造歩留まりの
向上を図る。 【解決手段】 樹脂封止体と、樹脂封止体の内部に位置
し、表裏面のうちの表面に電極が形成された第1の半導
体チップ及び第2の半導体チップと、樹脂封止体の内外
に亘って延在し、第1の半導体チップの電極に電気的に
接続される第1のリードと、樹脂封止体の内外に亘って
延在し、第2の半導体チップの電極に電気的に接続され
る第2のリードとを有する半導体装置の製造方法であっ
て、前記第1・第2リードフレームを重ね合わせた状態
で前記樹脂封止体を形成した後、前記第1・第2リード
フレームのリード同士及びダムバー同士を溶接によって
接続する。ダムバー切断時には、ダムバー同士が溶接さ
れているため、上側の切断片が切断によって発生した隙
間に残留しなくなる。切断片落下付着に起因するパッケ
ージクラック,半導体チップクラック,リード曲がりが
発生し難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係わり、特に2枚のリードフレームを積層し、そ
れぞれのリードフレームに固定された半導体チップを一
つの樹脂封止体で封止する半導体装置の製造方法に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ynamic andum ccess
emory )、SRAM(tatic andum ccess em
ory )等の記憶回路システムを内蔵する半導体チップ
は、大容量化に伴って平面サイズが大型化する傾向にあ
る。そこで、これらの記憶回路システムが内蔵された半
導体チップを樹脂封止体で封止する半導体装置において
は、リードフレームのダイパッド(タブとも言う)を省
略し、大型の半導体チップにも対応可能なLOC(ea
d n hip )構造が採用されている。
【0003】LOC構造とは、半導体チップの表裏面
(互いに対向する一主面及び他の主面)のうちの表面
(一主面)である回路形成面上にリードを配置した構造
のことである。このようなLOC構造を採用することに
より、半導体チップの平面サイズが大型化されても、樹
脂封止体で封止されるリードの封止領域を確保すること
ができるので、樹脂封止体の平面サイズの増加を抑制す
ることができる。なお、LOC構造を採用する半導体装
置については、例えば、特開平2-246125号公報に記載さ
れている。
【0004】一方、記憶回路システムが内蔵された半導
体チップの高密度実装を目的として、同一容量の記憶回
路システムが内蔵された二つの半導体チップを積層し、
この二つの半導体チップを一つの樹脂封止体で封止する
積層型半導体装置が開発されている。例えば、特開平7-
58281 号公報にはLOC構造の積層型半導体装置が記載
されている。この技術では2枚のリードフレームが重ね
て使用されている。また、同様の技術としては、特開平
5-67726 号公報に開示された技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2枚のリードフレーム
を重ね、これらリードフレームに固定された半導体チッ
プやワイヤを含む部分を樹脂で封止し、その後切断・成
形型で各リードを繋ぐダムバーを切断除去する場合、切
断された上側の切断片がリードフレームの切断によって
発生した間隙に挟まれて残留し、2枚重ねリードフレー
ムから脱離しなくなる現象が発生することがあることが
判明した。
【0006】図27は封止体19の側面から突出する2
枚のリードフレームLF1,LF2のリード3,4及び
ダムバー5,6を示す模式的斜視図である。両方のリー
ドフレームLF1,LF2のリード3,4が溶接(溶接
部W)によって接続されている。図27に示すcの領域
が切断除去するダムバー域である。
【0007】また、図28(a)〜(c)は切断・成形
型のダムバー切断部の切断動作を示す模式図である。ダ
ムバー切断部70はダイ71、パンチ72及び前記ダイ
71の上面にリードフレームLF1,LF2のリード
3,4やダムバー5,6を押し付けるリード抑え73と
を有する。また、ダイ71の開口部77は剪断によって
ダムバーを切断するため、切断片74が止まるような寸
法に作製されている。そして、順次切断されて発生した
切断片74に押し下げられて開口部77の下方の広い開
口部79に入り、自重で落下して図示しない切断片収容
部に収容されるようになっている。
【0008】図28(a)に示すように、ダイ71にリ
ードフレームLF1,LF2のリード3,4及びダムバ
ー5,6をリード抑え73によって押え付けて固定した
後、図28(b)に示すように、パンチ72を下降させ
てダムバー5,6を打ち抜いて切断させる。切断動作を
終了したパンチ72は、図28(c)に示すように、上
昇して切断開始位置に戻る。
【0009】この際、図28(c)に示すように、2枚
重ねで切断された上側の切断片74、即ちパンチ72側
の切断片74がリードフレームの切断によって発生した
間隙78に挟まれて残留し、2枚重ねリードフレームか
ら脱離しなくなる現象が発生することがある。
【0010】この現象について調べたところ、図29に
示すように、切断片74は剪断応力による切断によって
ダイ71側の縁にはダレと呼称される丸み75が発生
し、パンチ72側の縁にはバリと呼称される突起76が
密生する。そして、対面する突起76同士でパンチ72
を掴むように取り付くため、切断後パンチ72に取り付
いたような状態になる上側の切断片74は、その周縁の
前記ダイ71の開口部77との接触力よりも前記取り付
いた力が強い場合には、ダイ71に付いた状態で上方に
移動し、前記突起76部分がリードフレームの切断によ
って発生した間隙に引っ掛かることによって前記隙間に
挟まれて残留するものと想定できる。
【0011】この残留した切断片74は、落下し易く、
その後の振動等によって隙間から外れて落下する場合が
ある。切断・成形型には複数の加工ステーションが設け
られ、リードフレームは順次各加工ステーションで加工
が行われて封止体(パッケージ)から突出するリードの
成形がなされる。
【0012】従って、このような加工ステーション,リ
ードフレーム及び封止体上に切断片74が落下して付着
すると、この付着が原因となってパッケージクラック,
半導体チップクラック,リード曲がり等が発生する。特
に、リード成形では、パッケージ上に切断片が付着する
とパッケージが金型によって保持されるためパッケージ
クラックや半導体チップクラックの発生原因になる。ま
た、リード上に切断片が付着するとリード成形時に切断
片と一緒に成形が行われるため、リード曲がりやリード
ピッチ不良が発生しやすくなる。
【0013】クラック発生は、製品の致命的なダメージ
になり、救済の措置がとれず廃棄することになり、歩留
りの低下から半導体装置のコストの上昇を招く。また、
リード曲がりやリードピッチ不良は修正に手間隙が掛か
りコストの高騰を招くと共に、修正ができない場合には
歩留りの低下を引き起こすことになる。
【0014】また、各金型に付着した切断片は正常な動
作の妨げになり、生産性の低下を来す。
【0015】本発明の目的は、半導体装置の信頼性の向
上を図ることができる半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
【0016】本発明の目的は、半導体装置の歩留まりの
向上を図ることができる半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0017】本発明の他の目的は、半導体装置の生産性
の向上を図ることができる半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0018】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面からあきらかに
なるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0020】(1)所定のリードパターンを有する2枚
のリードフレームを用意する工程と、各リードフレーム
のチップ固定部分に半導体チップを固定する工程と、前
記半導体チップの電極とリードフレームのリードを接続
手段によって電気的に接続する工程と、前記2枚のリー
ドフレームを重ね合わせると共に所定のリード同士を接
続する工程と、前記半導体チップ及び前記接続手段を含
む部分を樹脂封止体で封止する工程と、前記2枚のリー
ドフレームのリードを支持するダムバーを含むリードフ
レームの不要部分を切断・成形型で切断除去する工程と
を有する半導体装置の製造方法であって、前記封止工程
の前または後に前記2枚のリードフレームのダムバー同
士を接続し、ダムバーの切断除去時に2枚のリードフレ
ームのダムバー同士を一緒に除去させる。一方のリード
フレームのリードは封止領域の境界または境界の近傍部
分で他方のリードフレームに接続されている。前記リー
ド同士及びダムバー同士をレーザ溶接によって接続す
る。前記リードフレームの樹脂で封止される領域のリー
ドパターンは同一のパターンになっている。
【0021】前記(1)の手段によれば、(a)2枚の
リードフレームのダムバー同士はレーザ溶接によって接
続されていることから、ダムバーの切断除去時に2枚の
リードフレームのダムバー同士は単一の切断片となって
確実にリードフレームから切断除去されるため、その後
リードフレームから切断片が落下するようなことがな
く、切断片落下とその付着に起因するパッケージクラッ
ク,半導体チップクラック,リード曲がり等が発生しな
くなり、半導体装置の信頼性の向上や半導体装置製造歩
留りの向上が図れる。
【0022】(b)また、切断片が切断・成形型の各加
工ステーションに付着することもなく、切断片付着によ
る各金型の正常な動作の妨げもなくなり、生産性の低下
を防止でき、半導体装置の製造コストの低減も図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】(実施形態1)図1乃至図26は本発明の
一実施形態(実施形態1)である半導体装置の製造方法
に係わる図である。本実施形態では、二方向リード配列
構造であるTSOP( hin mall ut-line acka
ge)型の半導体装置に本発明を適用した例について説明
する。
【0025】図1は本実施形態1における2枚のリード
フレームのダムバーを切断する状態を示す模式図、図2
は本実施形態1によって製造された半導体装置の一部を
示す斜視図である。
【0026】本実施形態1の半導体装置の製造方法によ
って製造された半導体装置20は、図2に示すように、
細長偏平の樹脂からなる封止体19の両側面からリード
3を突出させた構造になっている。リード3は表面実装
に適したガルウィング型になっている。本実施形態1の
半導体装置の製造方法では2枚のリードフレームを重ね
ると共に、一方のリードフレームのリードをそのまま封
止体19から突出するリード(アウターリード)として
使用し、他方のリードフレームのリードは短くしてその
先端部分を前記リードの途中に重なるようにしてある。
また、短いリードは溶接によって一方のリードに接続し
てある。短いリード4の先端は、図2に示すように封止
体19の側面部分に現れている。
【0027】本実施形態1によって製造された半導体装
置20は、図3に示すような断面になっている。図3は
アウターリード延在方向に沿う半導体装置の断面図であ
る。また、図4は図3における上側に位置する半導体チ
ップとリードとの関係を示す図であり封止体を一部剥が
した状態の平面図、図5は図3における下側に位置する
半導体チップとリードとの関係を示す図であり封止体を
一部剥がした状態の底面図である。また、図6は図3の
一部を拡大した断面図であり、図7は前記半導体装置の
要部断面図であり、図8は前記半導体装置に組み込まれ
た半導体チップの概略構成を示す要部断面図である。
【0028】なお、図4及び図5において、図4に示す
左側のリード群は図5に示す右側のリード群と対応し、
図4に示す右側のリード群は図5に示す左側のリード群
と対応する。
【0029】図3乃至図5に示すように、本実施形態の
半導体装置20は、半導体チップ15、半導体チップ1
6のそれぞれを上下方向に積層し、この半導体チップ1
5、半導体チップ16のそれぞれを一つの封止体(樹脂
封止体)19で封止した構成になっている。半導体チッ
プ15,16のそれぞれは、それぞれの表裏面(互いに
対向する一主面及び他の主面)のうちの裏面(他の主
面)同志を向い合わせた状態で積層されている。
【0030】半導体チップ15,16のそれぞれは同一
の外形寸法で形成されている。また、半導体チップ1
5,16のそれぞれの平面形状は方形状で形成され、本
実施形態においては長方形で形成されている。この半導
体チップ15,16のそれぞれには、記憶回路システム
として、例えば64メガビットのDRAMが内蔵されて
いる。
【0031】半導体チップ15,16のそれぞれは、図
8に示すように、主に、半導体基板A1と、この半導体
基板A1の回路形成面上において絶縁層、配線層のそれ
ぞれを複数段積み重ねた多層配線層A2と、この多層配
線層A2を覆うようにして形成された表面保護膜(最終
保護膜)A3とを有する構成になっている。半導体基板
A1は例えば単結晶シリコンで形成され、絶縁層は例え
ば酸化シリコン膜で形成され、配線層は例えばアルミニ
ウム(Al)又はアルミニウム合金等の金属膜で形成さ
れている。また、表面保護膜A3は、例えば、メモリに
おける耐α線強度の向上を図ることができ、樹脂封止体
19の樹脂との接着性の向上を図ることができるポリイ
ミド系の樹脂で形成されている。
【0032】図3,図4及び図8に示すように、半導体
チップ15の表裏面(互いに対向する一主面及び他の主
面)のうちの表面(一主面)である回路形成面15Xの
中央部には、その長辺方向に沿って配列された複数個の
電極(ボンディングパッド)BP1が形成されている。
複数個の電極BP1のそれぞれは、半導体チップ15の
多層配線層A2のうちの最上層の配線層に形成されてい
る。最上層の配線層はその上層に形成された表面保護膜
A3で覆われ、この表面保護膜A3には電極BP1の表
面を露出するボンディング開口A4が形成されている。
【0033】図3,図5及び図8に示すように、半導体
チップ16の表裏面(互いに対向する一主面及び他の主
面)のうちの表面(一主面)である回路形成面16Xの
中央部には、その長辺方向に沿って配列された複数個の
電極(ボンディングパッド)BP2が形成されている。
複数個の電極BP2のそれぞれは、半導体チップ16の
多層配線層A2のうちの最上層の配線層に形成されてい
る。最上層の配線層はその上層に形成された表面保護膜
A3で覆われ、この表面保護膜A3には電極BP2の表
面を露出するボンディング開口A4が形成されている。
【0034】半導体チップ15に内蔵されたDRAMの
回路パターンは、半導体チップ16に内蔵されたDRA
Mの回路パターンと同一パターンで構成されている。ま
た、半導体チップ15の回路形成面15Xに形成された
電極BP1の配置パターンは、半導体チップ16の回路
形成面16Xに形成された電極BP2の配置パターンと
同一パターンで構成されている。即ち、半導体チップ1
5、半導体チップ16のそれぞれは、同一構造で構成さ
れている。
【0035】図3乃至図5に示すように、樹脂封止体1
9の平面形状は方形状で形成され、本実施形態において
は長方形で形成されている。この樹脂封止体19の互い
に対向する二つの長辺のそれぞれの辺側には、それぞれ
の長辺に沿って配列された複数本のリード3及び複数本
のリード4が配置されている。複数本のリード3及び複
数本のリード4のそれぞれは、樹脂封止体19の内外に
亘って延在し、樹脂封止体19の内部に位置する内部リ
ード部と樹脂封止体19の外部に位置する外部リード部
とを有する構成になっている。複数本のリード3のそれ
ぞれの外部リード部は面実装型リード形状の一つである
ガルウィング型リード形状に折り曲げ成形されている。
複数本のリード4のそれぞれの外部リード部はリード3
の外部リード部よりも短い長さで形成されている。
【0036】リード3,リード4のそれぞれは、それぞ
れの一部を上下方向(半導体チップの積層方向)に互い
に重ね合わせた状態で積層されている。リード3,リー
ド4のそれぞれの一部は樹脂封止体19の内外に亘って
延在し、樹脂封止体19の外部においてレーザ溶接によ
る溶融接合によって電気的にかつ機械的に接続されてい
る。即ち、リード3の外部リード部は、二つの半導体チ
ップ(15,16)が共用する外部接続用端子として用
いられている。
【0037】複数本のリード3のそれぞれの外部リード
部には端子名が付けられている。Vcc端子は電源電位
(例えば5[V])に電位固定される電源電位端子であ
る。Vss端子は基準電位(例えば0[V])に電位固
定される基準電位端子である。IO/0A端子、IO/
0B端子、IO/1A端子、IO/1B端子、IO/2
A端子、IO/2B端子、IO/3A端子及びIO/3
B端子はデータ入出力端子である。A0〜A12端子は
アドレス入力端子である。RAS端子はロウアドレスス
トローブ端子である。CAS端子はカラムアドレススト
ローブ端子である。WE端子はリード/ライトイネーブ
ル端子である。OE端子は出力イネーブル端子である。
NC端子は空き端子である。
【0038】アドレス入力端子(A0〜A12)である
リード3、RAS端子であるリード3、CAS端子であ
るリード3、OE端子であるリード3のそれぞれは、図
4に示すように、樹脂封止体19の内部に位置する内部
リード部が、半導体チップ15の回路形成面15Xに絶
縁性のフィルム9を介して接着固定されていると共に、
その回路形成面15Xの電極BP1に導電性のワイヤ1
7を介して電気的に接続されている。
【0039】Vcc端子であるリード3、Vss端子で
あるリード3のそれぞれは、図4に示すように、樹脂封
止体19の内部に位置する内部リード部が、半導体チッ
プ15の回路形成面15X上に配置されたバスバーリー
ド7と一体化されている。バスバーリード7は、電極B
P1の配列方向に沿って、他のリード3の内部リード部
の先端部と電極BP1との間を延在している。バスバー
リード7は、半導体チップ15の回路形成面15Xに絶
縁性のフィルム9を介して接着固定された分岐リードと
一体化され、この分岐リードは半導体チップ15の電極
BP1に導電性のワイヤ17を介して電気的に接続され
ている。
【0040】IO/0A端子、IO/1A端子、IO/
2A端子、IO/3A端子であるそれぞれのリード3
は、図4に示すように、樹脂封止体19の内部に位置す
る内部リード部が、半導体チップ15の回路形成面15
Xに絶縁性のフィルム9を介して接着固定されていると
共に、その回路形成面15Xの電極BP1に導電性のワ
イヤ17を介して電気的に接続されている。
【0041】IO/0B端子、IO/1B端子、IO/
2B端子、IO/3B端子であるそれぞれのリード3
は、図4に示すように、樹脂封止体19の内部に位置す
る内部リード部が半導体チップ15の外周囲の外側に配
置され、半導体チップ15の電極BP1に対して電気的
に接続されていない。
【0042】A0端子〜A12端子であるそれぞれのリ
ード3と接続されたリード4、RAS端子であるリード
3と接続されたリード4、CAS端子であるリード3と
接続されたリード4、WE端子であるリード3と接続さ
れたリード4、OE端子であるリード3と接続されたリ
ード4は、図5に示すように、樹脂封止体19の内部に
位置する内部リード部が、半導体チップ16の回路形成
面16Xに絶縁性のフィルム10を介して接着固定され
ていると共に、その回路形成面16Xの電極BP2に導
電性のワイヤ18を介して電気的に接続されている。
【0043】Vcc端子であるリード3と接続されたリ
ード4、Vss端子であるリード3と接続されたリード
4のそれぞれは、図5に示すように、樹脂封止体19の
内部に位置する内部リード部が、半導体チップ16の回
路形成面16X上に配置されたバスバーリード8と一体
化されている。バスバーリード8は、電極BP2の配列
方向に沿って、他のリード4の内部リード部の先端部と
電極BP2との間を延在している。バスバーリード8
は、半導体チップ16の回路形成面16Xに絶縁性のフ
ィルム10を介して接着固定された分岐リードと一体化
され、この分岐リードは半導体チップ16の電極BP2
に導電性のワイヤ18を介して電気的に接続されてい
る。
【0044】IO/0B端子、IO/1B端子、IO/
2B端子、IO/3B端子であるそれぞれのリード3と
接続されたそれぞれのリード4は、図5に示すように、
樹脂封止体19の内部に位置する内部リード部が、半導
体チップ16の回路形成面16Xに絶縁性のフィルム1
0を介して接着固定されていると共に、その回路形成面
16Xの電極BP2に導電性のワイヤ18を介して電気
的に接続されている。
【0045】IO/0A端子、IO/1A端子、IO/
2A端子、IO/3A端子であるそれぞれのリード3と
接続されたそれぞれのリード4は、図5に示すように、
樹脂封止体19の内部に位置する内部リード部が半導体
チップ16の外周囲の外側に配置され、半導体チップ1
6の電極BP1に対して電気的に接続されていない。
【0046】即ち、本実施形態の半導体装置20は、半
導体チップ15、半導体チップ16のそれぞれを上下に
積層した積層構造で構成されていると共に、半導体チッ
プ15の回路形成面15X上にリード3及びバスバーリ
ード7を配置し、半導体チップ16の回路形成面16X
上にリード4及びバスバーリード8を配置したLOC構
造で構成されている。
【0047】複数本のリード3のうち、半導体チップ1
5の電極BP1に電気的に接続されたリード3の内部リ
ード部は、図6に示すように、主に、半導体チップ15
の一辺を横切ってその回路形成面15X上を延在する第
1の部分3Aと、この第1の部分3Aから半導体チップ
15の裏面側に折れ曲がる第2の部分3Bと、この第2
の部分3Bから第1の部分3Aと同一方向に延びる第3
の部分3Cとを有する構成になっている。第1の部分3
Aは半導体チップ15の回路形成面15Xに絶縁性のフ
ィルム9を介して接着固定され、その先端部分は半導体
チップ15の電極BP1の近傍に配置されている。第3
の部分3Cは樹脂封止体19の内外に亘って延在し、こ
の第3の部分3Cのうち、樹脂封止体19から突出する
部分はガルウィング型リード形状に折り曲げ成形された
外部リード部の肩部分(根元部分)を構成している。
【0048】複数本のリード4のうち、半導体チップ1
6の電極BP2に電気的に接続されたリード4の内部リ
ード部は、図6に示すように、主に、半導体チップ16
の一辺を横切ってその回路形成面16X上を延在する第
1の部分4Aと、この第1の部分4Aから半導体チップ
16の裏面側に折れ曲がる第2の部分4Bと、この第2
の部分4Bから第1の部分4Aと同一方向に延びる第3
の部分4Cとを有する構成になっている。第1の部分4
Aは半導体チップ16の回路形成面16Xに絶縁性のフ
ィルム10を介して接着固定され、その先端部分は半導
体チップ16の電極BP2の近傍に配置されている。第
3の部分4Cは樹脂封止体19の内外に亘って延在し、
この第3の部分4Cのうち、樹脂封止体19から突出す
る部分は外部リード部として構成されている。
【0049】なお、複数本のリード3のうち、半導体チ
ップ15の電極BP1に電気的に接続されないリード3
の内部リード部は、第3の部分3Cを主体とする構成に
なっている。また、複数本のリード4のうち、半導体チ
ップ16の電極BP2に電気的に接続されないリード4
の内部リード部は、第3の部分4Cを主体とする構成に
なっている。
【0050】リード3、リード4のそれぞれの第3の部
分(3C,4C)は上下方向に重ね合わされ、樹脂封止
体19の外部において溶接によって接合されている。溶
接は樹脂封止体19から離れた位置で行なわれ、具体的
には第3の部分4Cの先端部分Sにて行なわれている。
溶接は、後で詳細に説明するが、樹脂封止体19を形成
した後、リード4の外部リード部の上方からその先端部
分Sにレーザ光を照射して行なわれる。図6中Wが溶接
部である。
【0051】リード3の第1の部分3Aのワイヤ接続部
及びリード4の第1の部分4Aのワイヤ接続部には、リ
ードとワイヤ(17,18)とのボンダビリティの向上
を図るため、例えば無電解メッキ法によって形成された
銀(Ag)膜からなる金属層13が設けられ、この金属
層13を介してワイヤ(17,18)が接続されてい
る。なお、金属層13は、バスバーリード(7,8)に
連結された分岐リードのワイヤ接続部にも設けられてい
る。
【0052】リード3、リード4のそれぞれの外部リー
ド部は、実装時の半田濡れ性の向上や耐腐食性の向上を
図るため、例えば鉛(Pb)−錫(Sn)組成の材料か
らなる導電性被膜14で被覆されている。導電性被膜1
4は、後で詳細に説明するが、膜厚の制御性が高く、微
細化されたリードに好適な電解メッキ法で形成される。
【0053】半導体チップ15の互いに対向する二つの
短辺のそれぞれの外側には、図4に示すように、樹脂封
止体19の内部に位置する吊りリード11が配置されて
いる。吊りリード11は、半導体装置20の組立プロセ
スにおいて、リードフレームの枠体に樹脂封止体19を
支持するためのものである。吊りリード11は、後で詳
細に説明するが、二枚のリードフレームのうちの一方の
リードフレームに設けられ、他方のリードフレームには
設けられていない。即ち、図7に示すように、樹脂封止
体19の内部には、二つの吊りリードを重ね合わせるこ
とによって形成される合わせ面が存在していない。
【0054】樹脂封止体19は、低応力化を図る目的と
して、例えば、フェノール系硬化剤、シリコーンゴム及
びフィラー等が添加されたエポキシ系の樹脂で形成され
ている。シリコンーゴムはエポキシ系の樹脂の弾性率及
び熱膨張率を低下させる作用がある。フィラーは球形の
酸化シリコン粒で形成されており、同様に熱弾性率を低
下させる作用がある。樹脂封止体19は、大量生産に好
適なトランスファ・モールディング法で形成されてい
る。トランスファ・モールディング法は、ポット、ラン
ナー、流入ゲート及びキャビティ等を備えた成形金型
(モールド金型)を使用し、ポットからランナー及び流
入ゲートを通してキャビティ内に樹脂を加圧注入して樹
脂封止体を形成する方法である。
【0055】なお、絶縁性のフィルム(9,10)とし
ては、例えば、ポリイミド系の樹脂からなる樹脂基材の
両面(表面及び裏面)にポリイミド系の樹脂からなる接
着層が形成された樹脂フィルムを用いている。また、導
電性のワイヤ(17,18)としては、例えば金(A
u)ワイヤを用いている。また、ワイヤの接続方法とし
ては、例えば熱圧着に超音波振動を併用したボンディン
グ法を用いている。
【0056】本実施形態の半導体装置20において、リ
ード3の内部リード部は半導体チップ15の回路形成面
15Xに絶縁性のフィルム9を介して接着固定され、リ
ード4の内部リード部は半導体チップ16の回路形成面
16Xに絶縁性のフィルム10を介して接着固定されて
いる。また、半導体チップ15、半導体チップ16のそ
れぞれは、それぞれの裏面同志を向い合わせた状態で積
層されている。
【0057】このような構成にすることにより、半導体
チップ15と半導体チップ16との間にはリード3及び
リード4が存在しないため、従来の半導体装置のように
一方の半導体チップと他方の半導体チップとの間にリー
ドを配置した場合に比べて、半導体チップ15と半導体
チップ16との間隔を狭くすることができるので、これ
に相当する分、樹脂封止体19の厚さを薄くすることが
できる。
【0058】また、半導体チップ15と半導体チップ1
6との間にはリード3及びリード4が存在しないため、
従来の半導体装置のように一方の半導体チップと他方の
半導体チップとの間にリードを配置した場合に比べて、
リード3に付加される浮遊容量(チップ/リード間容
量)のうち、半導体チップ16とで生じる浮遊容量を実
質的に排除することができ、また、リード4に付加され
る浮遊容量(チップ/リード間容量)のうち、半導体チ
ップ15とで生じる浮遊容量を実質的に排除することが
できるので、半導体チップ15の回路形成面15Xに絶
縁性のフィルム9を介して接着固定されたリード3と、
半導体チップ16の回路形成面16Xに絶縁性のフィル
ム10を介して接着固定されたリード4からなる一本の
リードに付加される浮遊容量を低減することができる。
【0059】本実施形態の半導体装置20において、半
導体チップ15、半導体チップ16のそれぞれは、それ
ぞれの裏面同志を向い合わせた状態で積層されている。
また、リード3は、半導体チップ15の一辺を横切って
その回路形成面15X上を延在する第1の部分3Aと、
この第1の部分3Aから半導体チップ15の裏面側に折
れ曲がる第2の部分3Bと、この第2の部分3Bから第
1の部分3Aと同一方向に延びる第3の部分3Cとを有
する構成になっている。また、リード4は、半導体チッ
プ16の一辺を横切ってその回路形成面16X上を延在
する第1の部分4Aと、この第1の部分4Aから半導体
チップ16の裏面側に折れ曲がる第2の部分4Bと、こ
の第2の部分4Bから第1の部分4Aと同一方向に延び
る第3の部分4Cとを有する構成になっている。また、
リード3,4のそれぞれの第3の部分(3C,4C)
は、樹脂封止体19の内外に亘って延在し、互いに重な
り合っている。
【0060】このような構成にすることにより、リード
3,4のそれぞれは樹脂封止体19の内部において分岐
され、リード3とリード4との合わせ面が半導体チップ
(15,16)まで到達していないので、リード3とリ
ード4との合わせ面を通して外部から樹脂封止体19の
内部に水分が深く侵入するのを防止することができる。
【0061】本実施形態の半導体装置20において、半
導体チップ15、半導体チップ16のそれぞれは、回路
形成面(15X,16X)の中央部にその長辺方向に沿
って複数の電極(BP1,BP2)を配列した構成にな
っている。
【0062】このような構成にすることにより、半導体
チップ15,16のそれぞれをそれぞれの裏面同志が向
い合うように積層しても、半導体チップ15,16のそ
れぞれの同一機能の電極が対向する状態となるので、半
導体チップ15の電極(例えば、アドレス信号A0が印
加される電極)BP1に電気的に接続されたリード3
と、半導体チップ16の電極(例えば、アドレス信号A
0が印加される電極)BP2に電気的に接続されたリー
ド4とを容易に接合することができる。
【0063】このように構成された半導体装置20は、
二枚のリードフレームを用いた組立プロセスによって製
造される。
【0064】次に、半導体装置20の製造に用いられる
二枚のリードフレームの構成について図9乃至図12を
用いて説明する。
【0065】図9は第1のリードフレームの平面図であ
り、図10は図9の一部を拡大した平面図であり、図1
1は第2のリードフレームの平面図であり、図12は図
11の一部を拡大した平面図である。なお、実際のリー
ドフレームは複数の半導体チップを搭載できるように多
連構造になっているが、図面を見易くするため、図9及
び図10は一つの半導体チップが搭載される一個分の領
域を示している。
【0066】図9に示すように、第1のリードフレーム
LF1は、平面形状が長方形の枠体1で囲まれた領域内
に、複数本(本実施形態では32本)のリード3、四本
のバスバーリード7、複数枚(本実施形態では8枚)の
絶縁性フィルム9及び二つの吊りリード11等を配置し
た構成になっている。
【0067】複数本のリード3のそれぞれは、樹脂封止
体で封止される内部リード部と樹脂封止体の外部に導出
される外部リード部とを有する構成になっている。この
複数本のリード3のそれぞれは二つのリード群に分割さ
れている。一方のリード群のそれぞれのリード3は、枠
体1の互いに対向する二つの長辺枠部のうちの一方の長
辺枠部の延在方向に沿って配列され、この一方の長辺枠
部に外部リード部における先端部分が一体化され支持さ
れている。他方のリード群のそれぞれのリード3は、枠
体1の互いに対向する二つの長辺枠部のうちの他方の長
辺枠部の延在方向に沿って配列され、この他方の長辺枠
部に外部リード部における先端部分が一体化され支持さ
れている。一方及び他方のリード群のそれぞれのリード
3は、中間部がダムバー5によって互いに連結され、か
つダムバー5によって枠体1に一体化され支持されてい
る。即ち、リードフレームLF1は、複数本のリード3
を図9の上下方向に沿って二列に配列する二方向リード
配列構造で構成されている。
【0068】四本のバスバーリード7のうち、二本のバ
スバーリード7は、枠体1の一方の長辺枠部の延在方向
に沿って配列された複数本のリード3のうちの初段、中
段及び終段に位置するリード3に連結され、これらのリ
ード3の内部リード部と一体化されている。四本のバス
バーリード7のうち、他の二本のバスバーリード7は、
枠体1の他方の長辺枠部の延在方向に沿って配列された
複数本のリード3のうちの初段、中段及び終段に位置す
るリード3に連結され、これらのリード3の内部リード
部と一体化されている。
【0069】複数枚の絶縁性フィルム9のそれぞれは、
複数本のリード3を跨るようにして延在し、これらのリ
ード3の内部リード部のワイヤボンディング面と対向す
る裏面に接着固定されている。
【0070】二つの吊りリード11のそれぞれは、枠体
1の互いに対向する二つの短辺枠部のそれぞれに一体化
され支持されている。
【0071】複数本のリード3のうち、半導体チップ
(15)の電極に電気的に接続されるリード3の内部リ
ード部は、図6に示すように、半導体チップ15の一辺
を横切ってその回路形成面15X上を延在する第1の部
分3Aと、この第1の部分3Aから半導体チップ15の
裏面側に折れ曲がる第2の部分3Bと、この第2の部分
3Bから第1の部分3Aと同一方向に延びる第3の部分
3Cとを有する構成になっている。
【0072】ダムバー5は、後述するトランスファ・モ
ールディング法に基づいて樹脂封止体を形成する際、溶
融樹脂がキャビティの外部に漏出するのを防止するため
のものである。リードフレームLF1のダムバー5は、
図10に示すように、二つの切断部分(連結部分)5B
と、この二つの切断部分5Bで挾まれた中間部分5Aと
を有する構成になっており、二つの切断部分5B及び中
間部分5Aは同一の幅で形成されている。
【0073】第1のリードフレームLF1は、例えば鉄
(Fe)−ニッケル(Ni)系の合金材(例えばNi含
有率42又は50[%])からなる金属板にエッチング
加工又はプレス加工を施して所定のリードパターンを形
成した後、リード3の内部リード部に折り曲げ加工を施
すことによって形成される。
【0074】図11に示すように、第2のリードフレー
ムLF2は、平面形状が長方形の枠体2で囲まれた領域
内に、複数本(本実施形態では32本)のリード4、四
本のバスバーリード8、複数枚(本実施形態では8枚)
の絶縁性フィルム10及び補強リード12等を配置した
構成になっている。
【0075】複数本のリード4のそれぞれは、樹脂封止
体で封止される内部リード部と樹脂封止体の外部に導出
される外部リード部とを有する構成になっている。この
複数本のリード4のそれぞれは二つのリード群に分割さ
れている。一方のリード群のそれぞれのリード4は、枠
体2の互いに対向する二つの長辺枠部のうちの一方の長
辺枠部の延在方向に沿って配列されている。他方のリー
ド群のそれぞれのリード4は、枠体2の互いに対向する
二つの長辺枠部のうちの他方の長辺枠部の延在方向に沿
って配列されている。一方及び他方のリード群のそれぞ
れのリード4は、外部リード部における先端部分がダム
バー6によって互いに連結され、かつダムバー6によっ
て枠体2に一体化され支持されている。即ち、リードフ
レームLF2は、複数本のリード4を図11の上下方向
に沿って二列に配列する二方向リード配列構造で構成さ
れている。
【0076】四本のバスバーリード8のうち、二本のバ
スバーリード8は、枠体2の一方の長辺枠部の延在方向
に沿って配列された複数本のリード4のうちの初段、中
段及び終段に位置するリード4に連結され、これらのリ
ード4の内部リード部と一体化されている。四本のバス
バーリード8のうち、他の二本のバスバーリード8は、
枠体2の他方の長辺枠部の延在方向に沿って配列された
複数本のリード4のうちの初段、中段及び終段に位置す
るリード4に連結され、これらのリード4の内部リード
部と一体化されている。
【0077】複数枚の絶縁性フィルム10のそれぞれ
は、複数本のリード4を跨るようにして延在し、これら
のリード4の内部リード部のワイヤボンディング面と対
向する裏面に接着固定されている。
【0078】複数本のリード4のうち、半導体チップ
(16)の電極に電気的に接続されるリード4の内部リ
ード部は、図6に示すように、半導体チップ16の一辺
を横切ってその回路形成面16X上を延在する第1の部
分4Aと、この第1の部分4Aから半導体チップ16の
裏面側に折れ曲がる第2の部分4Bと、この第2の部分
4Bから第1の部分4Aと同一方向に延びる第3の部分
4Cとを有する構成になっている。
【0079】ダムバー6は、後述するが、トランスファ
・モールディング法に基づいて樹脂封止体を形成する
際、溶融樹脂がキャビティの外部に漏出するのを防止す
るためのものである。リードフレームLF2のダムバー
6は、図12に示すように、二つの切断部分(連結部
分)6Bと、この二つの切断部分6Bで挾まれた中間部
分6Aとを有する構成になっている。中間部分6Aはリ
ードフレームLF1のダムバー5の幅よりも広い幅で形
成され、切断部分6BはリードフレームLF1のダムバ
ー5の幅よりも狭い幅で形成されている。
【0080】二つの補強リード12のうち、一方の補強
リード12は、図11に示すように、ダムバー6と枠体
2の一方の長辺枠部とで規定された領域内に配置されて
いる。この一方の補強リード12は、複数のダムバー6
のうちの幾つかのダムバー6及び枠体2の一方の長辺枠
部の複数個所に連結され支持されている。二つの補強リ
ード12のうち、他方の補強リード12は、図11に示
すように、ダムバー6と枠体2の他方の長辺枠部とで規
定された領域内に配置されている。この他方の補強リー
ド12は、複数のダムバー6のうち幾つかのダムバー6
及び枠体2の他方の長辺枠部の複数個所に連結され支持
されている。即ち、第2のリードフレームLF2は補強
リード12によって剛性が向上しており、ダムバーと枠
体の長辺枠部とで規定される領域に支持するものが何も
存在しないリードフレームに比べて撓み難くなってい
る。
【0081】補強リード12は、図12に示すように、
ダムバー6の中間部分6Aに連結されている。従って、
補強リード12が連結されたダムバー6の中間部分6A
の幅は第1リードフレームLF1のダムバー5の幅より
広くなる。
【0082】第2のリードフレームLF2は、例えば鉄
(Fe)−ニッケル(Ni)系の合金材(例えばNi含
有率42又は50[%])からなる金属板にエッチング
加工又はプレス加工を施して所定のリードパターンを形
成した後、リード4の内部リード部に折り曲げ加工を施
すことによって形成される。
【0083】第1のリードフレームLF1、第2のリー
ドフレームLF2のそれぞれは、後述するが、半導体チ
ップの電極とリードの内部リード部とを導電性のワイヤ
で電気的に接続した後、それぞれの裏面同志を重ね合わ
せた状態で使用される。従って、図9の左側のリード群
は図11の右側のリード群と重なるように構成され、図
9の右側のリード群は図11の左側のリード群と重なる
ように構成されている。また、図9の左側のダムバー5
は図11の右側のダムバー6と重なるように構成され、
図9の右側のダムバー5は図11の左側のダムバー6と
重なるように構成されている。
【0084】なお、第1のリードフレームLF1、第2
のリードフレームLF2のそれぞれの主要部の寸法は、
これに限定されないが、以下の通りである。
【0085】リードフレームLF1、LF2のそれぞれ
の板厚は0.1[mm]程度である。ダムバーの近傍に
おけるリード(3,4)の配列ピッチは1.27[m
m]程度である。ダムバーの近傍におけるリード(3,
4)の幅は0.3〜0.4[mm]程度である。ダムバ
ー5の幅は0.15[mm]程度である。ダムバー6の
切断部分6Bの幅は0.13[mm]程度であり、補強
リード12が連結されないダムバー6の中間部分6Aの
幅は0.55[mm]程度である。
【0086】ところで、半導体装置20の樹脂封止体1
9は、後述するが、リードフレームLF1、LF2のそ
れぞれを重ね合わせた状態で形成される。従って、ダム
バー切断工程では重なり合った二つのダムバー(5,
6)を同時に切断する必要があるため、ダムバーの切断
が難しくなるが、本実施形態のように、リードフレーム
LF2のダムバー6の切断部分6Bの幅をリードフレー
ムLF1のダムバー5の切断部5Bの幅よりも狭くする
ことにより、重なり合った二つのダムバーの同時切断を
容易に行うことができる。
【0087】次に、半導体装置20の製造方法につい
て、図13乃至図28を用いて説明する。
【0088】図13はワイヤボンディング工程を説明す
るための要部断面図であり、図14は第1及び第2のリ
ードフレームを重ね合わせた状態を示す要部平面図であ
り、図15乃至図18は封止工程を説明するための要部
断面図であり、図19は封止工程が施された後の状態を
示す底面図であり、図20は封止工程が施された後の状
態を示す断面図であり、図121半導体装置の製造に用
いられるレーザ装置の概略構成を説明するためのブロッ
ク図であり、図22は接合工程を説明するための要部底
面図であり、図23は溶接による接続状態を示す一部の
斜視図であり、図24は第2のリードフレームの枠体と
ダムバーを切断除去した後の状態を示す底面図であり、
図25は同断面図であり、図26はダムバーの切断方法
を示す模式図である。
【0089】なお、図16は図14のb−b線に沿う位
置での要部断面図であり、図17は図14のc−c線に
沿う位置での要部断面図であり、図18は図14のd−
d線に沿う位置での要部断面図である。
【0090】まず、同一構造の半導体チップ15及び半
導体チップ16を準備すると共に、図9に示すリードフ
レームLF1及び図11に示すリードフレームLF2を
準備する。
【0091】次に、リードフレームLF1に半導体チッ
プ15を接着固定し、更に、リードフレームLF2に半
導体チップ16を接着固定する。リードフレームLF1
と半導体チップ15との接着固定は、半導体チップ15
の回路形成面15Xに、絶縁性のフィルム9を介在し
て、リード3の第1の部分3A及びバスバーリード7に
連結された分岐リードを熱圧着することによって行なわ
れる。リードフレームLF2と半導体チップ16との接
着固定は、半導体チップ16の回路形成面16Xに、絶
縁性のフィルム10を介在して、リード4の第1の部分
4A及びバスバーリード8に連結された分岐リードを熱
圧着することによって行なわれる。
【0092】この工程において、半導体チップ15はリ
ード3及びバスバーリード7の分岐リードに接着固定さ
れるので、半導体チップ15はリードフレームLF1に
安定した状態で保持される。また、半導体チップ16は
リード4及びバスバーリード8の分岐リードに接着固定
されるので、半導体チップ16はリードフレームLF2
に安定した状態で保持される。
【0093】次に、リードフレームLF1及びLF2を
ボンディング装置に搬送し、半導体チップ15の電極B
P1とリード3の内部リード部のワイヤ接続部(先端部
分)とを導電性のワイヤ17で電気的に接続すると共
に、半導体チップ15の電極BP1とバスバーリード7
の分岐リードとを導電性のワイヤ17で電気的に接続
し、更に、半導体チップ16の電極BP2とリード4の
内部リード部のワイヤ接続部(先端部分)とを導電性の
ワイヤ18で電気的に接続すると共に、半導体チップ1
6の電極BP2とバスバーリード8の分岐リードとを導
電性のワイヤ18で電気的に接続する。ワイヤ(17,
18)としては例えばAuワイヤを用いる。また、ワイ
ヤ(17,18)の接続方法としては、例えば熱圧着に
超音波振動を併用したボンディング法を用いる。
【0094】この工程において、リード3は、内部リー
ド部である第1の部分3Aが半導体チップ15の回路形
面15X上に位置し、内部リード部である第3の部分3
Cの裏面が半導体チップ15の裏面と同一平面に位置す
るように折り曲げ成形されているので、図13(A)に
示すように、ヒートステージ21に半導体チップ15の
裏面及びリード3の第3の部分3Cの裏面を接触させる
ことができる。この結果、ヒートステージ21の熱が半
導体チップ15及びリード3に有効に伝達されるので、
ワイヤ17による半導体チップ15の電極BP1とリー
ド3との接続及び半導体チップ15の電極BP1とバス
バーリード7の分岐リードとの接続を確実に行うことが
できる。
【0095】また、この工程において、リード4は、内
部リード部である第1の部分4Aが半導体チップ16の
回路形面16X上に位置し、内部リード部である第3の
部分4Cの裏面が半導体チップ16の裏面と同一平面に
位置するように折り曲げ成形されているので、図13
(B)に示すように、ヒートステージ21に半導体チッ
プ16の裏面及びリード4の第3の部分4Cの裏面を接
触させることができる。この結果、ヒートステージ21
の熱が半導体チップ16及びリード4に有効に伝達され
るので、ワイヤ18による半導体チップ16の電極BP
2とリード4との接続及び半導体チップ16の電極BP
2とバスバーリード8の分岐リードとの接続を確実に行
うことができる。
【0096】また、この工程において、リード3の内部
リード部の先端部分は、半導体チップ15の回路形成面
15Xの中央部に形成された電極BP1の近傍に配置さ
れているので、半導体チップの外側にリードの内部リー
ド部の先端部分を配置した場合に比べて、ワイヤ17の
長さを短くすることができる。
【0097】また、この工程において、リード4の内部
リード部の先端部分は、半導体チップ16の回路形成面
16Xの中央部に形成された電極BP2の近傍に配置さ
れているので、半導体チップの外側にリードの内部リー
ド部の先端部分を配置した場合に比べて、ワイヤ18の
長さを短くすることができる。
【0098】また、リードフレームLF2の剛性が補強
リード12によって向上しているので、リード4の内部
リード部を半導体チップ16の回路形成面16Xに接着
固定した後、後段の工程であるワイヤボンディング工程
にリードフレームLF2を搬送する際、半導体チップ1
6がふらつき、半導体チップ16がリードフレームLF
2から脱落するといった不具合の発生を抑制することが
できる。
【0099】なお、リードフレームLF1、LF2のそ
れぞれは、この工程の後、それぞれの裏面同志を向い合
わせた状態に積層されるので、半導体チップ16の電極
BP2とリード4との接続においては、半導体チップ1
5の電極BP1とリード3との接続に対して左右が逆に
なる。
【0100】また、ワイヤ17による半導体チップ15
の電極BP1とリード3との接続及び半導体チップ15
の電極BP1とバスバーリード7の分岐リードとの接続
はバスバーリード7を飛び越えて行なわれ、ワイヤ18
による半導体チップ16の電極BP2とリード4との接
続及び半導体チップ16の電極BP2とバスバーリード
8の分岐リードとの接続はバスバーリード8を飛び越え
て行なわれる。
【0101】次に、半導体チップ15、半導体チップ1
6のそれぞれの裏面同志が向い合うように、リードフレ
ームLF1、LF2のそれぞれを重ね合わせる。リード
フレームLF1、LF2のそれぞれを重ね合わせた状態
を図14に示す。本実施形態では、半導体チップ15,
16のそれぞれの裏面を互いに接触させた状態にする。
半導体チップ15,16のそれぞれの裏面同志の接触
は、リード3、リード4のそれぞれの弾性力によって保
持される。
【0102】この工程において、リード4の外部リード
部はリード3の外部リード部よりも短い長さで形成され
ているので、リード4の外部リード部の先端部分からリ
ード3の外部リード部の裏面が露出される。
【0103】また、リードフレームLF2の剛性が補強
リード12によって向上しているので、ワイヤボンディ
ング工程から後段の工程であるリードフレーム積層工程
にリードフレームLF2を搬送する際、半導体チップ1
6がふらつき、半導体チップ16がリードフレームLF
2から脱落するといった不具合の発生を抑制することが
できる。
【0104】次に、図15に示すように、リードフレー
ムLF1、LF2のそれぞれを重ね合わせた状態で、リ
ードフレームLF1、LF2のそれぞれをトランスファ
・モールド装置の成形金型(モールド金型)22の上型
22Aと下型22Bとの間に位置決めする。この時、上
型22A及び下型22Bによって形成されるキャビティ
24の内部には、半導体チップ(15,16)、リード
3の内部リード部、リード4の内部リード部、フィルム
(9,10)、ワイヤ(17,18)及び吊りリード1
1等が配置される。
【0105】リードフレームLF1、LF2のそれぞれ
は、図16に示すように、ダムバー(5,6)及びこれ
らのダムバーに連結されたリード(3,4)の連結部が
上型22Aのクランプ面23Aと下型22Bのクランプ
面23Bとで上下両方向から押え付けられることによっ
て成形金型22に固定される。この時、図16に示すよ
うに、ダムバー6の切断部分6Bの幅はダムバー5の切
断部分5Bの幅よりも狭くなっているため、ダムバー6
の切断部分6Bと下型22Bのクランプ面23Bとの接
触面積はダムバー5の切断部分5Bと上型22Aのクラ
ンプ面23Aとの接触面積よりも小さくなっている。
【0106】一方、図17に示すように、ダムバー6の
中間部分6Aの幅はダムバー5の中間部分5Aの幅より
も広くなっているため、ダムバー6の中間部分6Aと下
型22Bのクランプ面23Bとの接触面積はダムバー5
の中間部分5Aと上型22Aのクランプ面23Bとの接
触面積よりも大きくなっている。即ち、ダムバー6の中
間部分6Aの幅をダムバー5の中間部分5Aの幅よりも
広くすることにより、重ね合った二つのダムバーの同時
切断を容易に行うためにダムバー6の切断部分6Bの幅
をダムバー5の切断部分5Bの幅よりも狭くしても、ダ
ムバー6と下型22Bのクランプ面23Bとの接触面積
を確保することができ、リードフレームLF1のダムバ
ー5とリードフレームLF2のダムバー6とを上型22
Aのクランプ面23Aと下型金型22Bのクランプ面2
3Bとの間に確実に固定することができる。
【0107】また、図18に示すように、補強リード1
2が中間部分6Bに連結されたダムバー6においても、
ダムバー6の中間部分6Aと下型22Bのクランプ面2
3Bとの接触面積はダムバー5の中間部分5Aと上型2
2Aのクランプ面23Bとの接触面積よりも大きくなる
ので、重ね合った二つのダムバーの同時切断を容易に行
うためにダムバー6の切断部分6Bの幅をダムバー5の
切断部分5Bの幅よりも狭くしても、ダムバー6と下型
22Bのクランプ面23Bとの接触面積を確保すること
ができ、リードフレームLF1のダムバー5とリードフ
レームLF2のダムバー6とを上型22Aのクランプ面
23Aと下型金型22Bのクランプ面23Bとの間に確
実に固定することができる。
【0108】次に、成形金型22のポットからランナー
及び流入ゲートを通してキャビティ24内に流動性の樹
脂を加圧注入して樹脂封止体19を形成する。半導体チ
ップ(15,16)、リード3の内部リード部、リード
4の内部リード部、フィルム(9,10)、ワイヤ(1
7,18)及び吊りリード11等は、樹脂封止体19に
よって封止される。樹脂としては、例えば、フェノール
系硬化剤、シリコーンゴム及びフィラー等が添加された
エポキシ系の熱硬化性樹脂を用いる。
【0109】この工程において、樹脂中に巻き込まれた
気泡を取り除くため、キャビティ24内への樹脂の注入
が終了した後、注入時の圧力よりも高い圧力(例えば6
0kg/cm2 程度)を加える。この時、ダムバー5,6の
それぞれに同様の高い圧力がキャビティ24側からその
外側に向かって加わるが、ダムバー5とダムバー6は上
型22Aのクランプ面23Aと下型22Bのクランプ面
23Bとの間に確実に固定されているので、切断部分6
Bの幅が狭いダムバー6がキャビティ24の外側方向に
変形する不具合を防止することができ、ダムバー5とダ
ムバー6との隙間を通じて樹脂がキャビティ24の外側
に漏れだすことによって生じる樹脂封止体19の成形不
良を確実に防止することができる。
【0110】また、補強リード12が連結されたダムバ
ー6においては、枠体2に補強リード12を介して支持
されているので、樹脂注入時の圧力よりも高い圧力が加
わっても、キャビティ24の外側方向に変形するような
ことはない。
【0111】また、この工程において、半導体チップの
外側に配置されたリードのワイヤ接続部と半導体チップ
の回路形成面の中央部に形成された電極とをワイヤで接
続した場合に比べて、ワイヤ(17,18)の長さが短
くなっているので、樹脂の加圧注入によって生じるワイ
ヤ流れを抑制することができる。また、半導体チップ1
5はリードフレームLF1に安定した状態で保持され、
半導体チップ16はリードフレームLF2に安定した状
態で保持されているので、キャビティ24内に加圧注入
された樹脂による二つの半導体チップ(15,16)の
それぞれの位置ずれを防止することができる。
【0112】また、この工程において、リードフレーム
LF1、LF2のそれぞれは、樹脂封止体19によって
それぞれの裏面同志を重ね合わせた状態に保持される。
【0113】次に、成形金型22からリードフレームL
F1、LF2のそれぞれを取り出し、その後、リードフ
レームLF1、LF2のそれぞれを反転させて、図19
及び図20に示すように、リードフレームLF2を表側
(表向き)にする。
【0114】次に、図23に示すように、リードフレー
ムLF1,LF2のリード3,4の外部リード同士及び
リードフレームLF1,LF2のダムバー5,6同士を
溶接(溶接部W)によって接続する。例えば、溶接は図
19に示すようなレーザ溶接装置で行う。レーザ溶接
は、例えば、被溶接物を載置するXYテーブル36,レ
ーザ発振器31,ビームフォーマ32,ベンディングミ
ラー33,集光レンズ34等を備えたYAGレーザ装置
を用いて行う。本実施形態において、レーザ溶接は、X
Yテーブル36上に樹脂封止体19が設けられたリード
フレームLF1,LF2を載せ、その後レーザ発振器3
1から出射されたレーザ光35をビームフォーマ32で
所定の幅を有する平行光にした後、ベンディングミラー
33で方向を変え、更に集光レンズ34でレーザ光35
をリードフレームLF1,LF2のリード3,4部分及
びダムバー5,6部分に集光照射して溶接を行う。図2
2において小円で示す部分が溶接部Wである。
【0115】この工程において、半導体チップ15、半
導体チップ16のそれぞれの回路形成面(15X,16
X)は樹脂封止体19の樹脂で覆われているので、溶接
時に発生した飛散物(高温の溶融物)の飛来によって起
きる半導体チップ15,16のそれぞれの不良を防止す
ることができる。
【0116】また、半導体チップ15、半導体チップ1
6のそれぞれの回路形成面(15X,16X)は樹脂封
止体19の樹脂で覆われているので、溶接時に発生した
アウトガス(リードに含まれていた不純物(例えば硫黄
等)の蒸発物)の付着によって起きる半導体チップ1
5、半導体チップ16のそれぞれの表面劣化を防止する
ことができ、半導体チップ(15,16)と樹脂封止体
19との接着力の低下を抑制することができる。
【0117】また、この工程において、リード4、リー
ド3のそれぞれの接合部は互いに密接した状態を樹脂封
止体19によって保持されているので、リード4とリー
ド3とを固定治具によって押える必要がない。
【0118】なお、レーザ溶接は樹脂封止体19から離
れた位置で行うことが望ましい。その理由は、位置決め
精度のバラツキによってレーザ光が樹脂封止体19に照
射された場合、樹脂封止体19が変色し、外観不良とな
るためである。
【0119】また、リード同士のレーザ溶接は、図22
に示すように、リード4の外部リード部における先端部
分、具体的にはリード4とリード3との段差部分にて行
うことが望ましい。その理由は、図23に示すように、
リード4とリード3との接合状態を確認することができ
るためである。更に、段差部分にて行う場合、リード4
にレーザ光の中心が位置し、レーザ光の照射領域の1/
3程度がリード3に位置する状態で行うことが望まし
い。その理由は、レーザ光の中心が最もエネルギーが高
いため、レーザ光の中心がリード4に照射された場合、
上段に位置するリード4の接合部が溶融する前に下段に
位置するリード3の接合部が溶断されてしまうことがあ
る。
【0120】また、レーザ溶接は、図22に示すよう
に、リード4、リード3のそれぞれの接合部における幅
よりも小さくして行うことが望ましい。このためには、
レーザ光の照射径(スポット径)を小さくして行う。そ
の理由は、レーザ光の出力設定を間違った場合にリード
3の溶断を防止するためである。ダムバーの近傍におけ
るリード(4,3)のリード幅は0.3[mm]程度な
ので、このリード幅よりも小さい照射径、本実施形態で
は0.2[mm]程度の照射径でレーザ溶接を行った。
【0121】次に、リードフレームLF2を表側にした
状態で、重ね合った二つのダムバー(6,5)のそれぞ
れの切断部分(6B,5B)を切断・成形型にて同時切
断し、図24及び図25に示すように、ダムバー(6,
5)を除去すると共に、リードフレームLF2の枠体2
を除去する。
【0122】この工程において、ダムバー6の切断部分
6Bの幅はダムバー5の切断部分5Bの幅よりも狭くな
っているので、重ね合った二つのダムバーの同時切断を
容易に行うことができる。
【0123】また、この工程において、リードフレーム
LF2には樹脂封止体19を支持するための吊りリード
が設けられていないので、重ね合った二つのダムバー
(6,5)のそれぞれを切断することによって選択的に
リードフレームLF2の枠体2を除去することができ
る。
【0124】また、この工程において、補強リード12
はダムバー6の中間部分6Aに連結されているので、重
ね合った二つのダムバー(6,5)のそれぞれを切断す
ることによって選択的にリードフレームLF2の枠体2
を除去することができる。
【0125】図26(a)〜(c)は切断・成形型のダ
ムバー切断部の切断動作を示す模式図である。ダムバー
切断部70はダイ71、パンチ72及び前記ダイ71の
上面にリードフレームLF1,LF2のリード3,4や
ダムバー5,6を押し付けるリード抑え73とを有す
る。従って、図26(a)に示すように、ダイ71にリ
ードフレームLF1,LF2のリード3,4及びダムバ
ー5,6をリード抑え73によって押え付けて固定した
後、図26(b)に示すように、パンチ72を下降させ
てダムバー5,6を打ち抜いて切断させる。切断動作を
終了したパンチ72は、図26(c)に示すように、上
昇して切断開始位置に戻る。
【0126】本実施形態1では、図22及び図23に示
すように、リードフレームLF1,LF2のダムバー
5,6同士も溶接(溶接部W)して接続させてある。
【0127】従って、切断された2枚の切断片74は一
体となってダイ71の開口部77の間にダイ71によっ
て押し下げられて位置し、リードフレームLF1,LF
2の切断によって発生した間隙78に挟まれて残留する
ようなことはなくなる。
【0128】また、前記開口部77は切断片74が止ま
るような寸法に作製され、順次切断されて発生した切断
片74に押し下げられて開口部77の下方の広い開口部
79に入り、自重で落下して図示しない切断片収容部に
収容されるようになっている。
【0129】重なる2枚の切断片74は厚く、その周面
の開口部77の表面との接触面積は大きくなり、上側の
切断片74がダイ71に付着する付着力よりも大きくな
ることから、両切断片74が間隙78内に再び引き上げ
られるような現象が起きなくなると想定できる。
【0130】従って、図28に示すような間隙78間に
上側の切断片74が残留するような現象が起きなくな
る。
【0131】この結果、本実施形態1によれば、切断片
74がリードフレームLF1,LF2に残留しないこと
から、その後切断片が落下して、切断・成形型の各加工
ステーション各部に付着したり、あるいは樹脂封止体や
リード等に付着するようなことが起きなくなり、切断片
の付着に起因するパッケージクラック,半導体チップク
ラック,リード曲がり等の製品不良や信頼性不良が発生
しなくなる。
【0132】次に、リード4、リード3のそれぞれの外
部リード部にメッキ処理を施して、例えば鉛(Pb)−
錫(Sn)組成の材料からなる導電性被膜(メッキ膜)
14を形成する。導電性被膜14は、膜厚の制御性が高
く、微細化されたリードに好適な電解メッキ法で行う。
【0133】次に、リードフレームLF1の枠体1から
リード3の外部リード部の先端部分を切断・成形型で切
断すると共に、リード3の外部リード部を面実装型リー
ド形状の一つであるガルウィング型リード形状に折り曲
げ成形し、更にリードフレームLF1の枠体1から吊り
リード11を切断することにより、図2乃至図5に示す
半導体装置20が製造される。
【0134】本実施形態1の半導体装置の製造方法によ
れば以下の効果が得られる。
【0135】(1)2枚のリードフレームLF1,LF
2のダムバー5,6同士はレーザ溶接によって接続され
ていることから、ダムバー5,6の切断除去時に2枚の
リードフレームLF1,LF2のダムバー5,6同士は
一体の切断片74となって確実にリードフレームから切
断除去されるため、その後リードフレームから切断片が
落下するようなことがなく、切断片落下とその付着に起
因するパッケージクラック,半導体チップクラック,リ
ード曲がり等が発生しなくなり、半導体装置20の信頼
性の向上や半導体装置製造歩留りの向上が図れる。
【0136】(2)また、切断片74が切断・成形型の
各加工ステーションに付着することもなく、切断片付着
による各金型の正常な動作の妨げもなくなり、生産性の
低下を防止でき、半導体装置20の製造コストの低減も
図れる。
【0137】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例え
ば、リード同士の接続及びダムバー同士の接続は他の溶
接方法によって行っても前記実施形態同様の効果を得る
ことができる。
【0138】以上実施形態においては、樹脂封止体の両
側からリードを突出させる構造の半導体装置の製造方法
について説明したが、本発明は一方向リード配列構造で
あるSIP( ingle n-line ackage)型,ZIP
( igzag n-line ackage)型等の半導体装置、二
方向リード配列構造であるSOJ( mall ut-line
-leaded Package)型,SOP( mall ut-line
ackage)型等の半導体装置、四方向リード配列構造で
あるQFP( uad latpack ackage) 型,QFJ(
uad latpack -leaded Package) 型等の半導体装
置に適用でき、同様の効果を得ることができる。
【0139】本発明は複数枚のリードフレームを重ね合
わせて半導体装置を製造する技術には適用できる。
【0140】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0141】本発明によれば、半導体装置の信頼性の向
上を図ることが可能となる。
【0142】本発明によれば、半導体装置の歩留まりの
向上を図ることが可能となる。
【0143】本発明によれば、半導体装置の生産性の向
上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体装置の製造方法における2枚のリードフレームのダム
バー切断状態を示す模式図である。
【図2】本実施形態1によって製造された半導体装置の
一部を示す斜視図である。
【図3】前記半導体装置の断面図である。
【図4】前記半導体装置の樹脂封止体内に位置する上側
の半導体チップとリード等との相関を示す平面図であ
る。
【図5】前記半導体装置の樹脂封止体内に位置する下側
の半導体チップとリード等との相関を示す底面図であ
る。
【図6】前記半導体装置の一部の拡大断面図である。
【図7】前記半導体装置の他の部分を示す拡大断面図で
ある。
【図8】前記半導体装置の半導体チップ部分を示す拡大
断面図である。
【図9】前記半導体装置の製造に使用する第1のリード
フレームの平面図である。
【図10】図9の一部を拡大した平面図である。
【図11】前記半導体装置の製造に使用する第2のリー
ドフレームの平面図である。
【図12】図11の一部を拡大した平面図である。
【図13】前記半導体装置の製造において半導体チップ
のボンディングパッドとリードがワイヤで接続された状
態を示す断面図である。
【図14】前記半導体装置の製造において2枚のリード
フレームが重ね合わされた状態を示す一部の平面図であ
る。
【図15】前記半導体装置の製造において2枚のリード
フレームがトランスファモールド型に型締めされた状態
を示す断面図である。
【図16】前記型締め状態を示す一部の拡大断面図であ
る。
【図17】前記型締め状態を示す一部の拡大断面図であ
る。
【図18】前記型締め状態を示す一部の拡大断面図であ
る。
【図19】前記半導体装置の製造方法において樹脂封止
体が設けられたリードフレーム部分を示す底面図であ
る。
【図20】前記半導体装置の製造方法において樹脂封止
体が設けられたリードフレーム部分を示す断面図であ
る。
【図21】前記半導体装置の製造方法において2枚のリ
ードフレームを接続させるレーザ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図22】前記レーザ装置で接続されたリードフレーム
部分を示す平面図である。
【図23】前記レーザ装置で接続されたリードフレーム
部分を示す斜視図である。
【図24】前記半導体装置の製造方法において一方のリ
ードフレームの枠体とダムバーを切断除去した状態を示
す底面図である。
【図25】前記半導体装置の製造方法において一方のリ
ードフレームの枠体とダムバーを切断除去した状態を示
す断面図である。
【図26】前記半導体装置の製造方法におけるダムバー
切断方法を示す模式図である。
【図27】本出願人による半導体装置の製造方法におけ
る2枚のリードフレームの溶接状態を示す半導体装置の
一部の斜視図である。
【図28】本出願人による半導体装置の製造方法におけ
るダムバー切断方法を示す模式図である。
【図29】前記ダムバー切断における切断片等を示す模
式的断面図である。
【符号の説明】
LF1,LF2…リードフレーム、W…溶接部、1,2
…枠体、3,4…リード、5,6…ダムバー、7,8…
バスバーリード、9,10…フィルム、11…吊りリー
ド、12…補強リード、13…金属層、14…導電性被
膜、15,16…半導体チップ、15X,16X…回路
形成面、17,18…ワイヤ、19…樹脂封止体、20
…半導体装置、22…成形金型、22A…上型、22B
…下型、23A,23B…クランプ面、24…キャビテ
ィ、31…レーザ発振器、32…ビームフォーマ、33
…ベンディングミラー、34…集光レンズ、35…レー
ザ光、50…半導体装置、51…緩衝体、60…半導体
装置、61…間隔、70…ダムバー切断部、71…ダ
イ、72…パンチ、73…リード抑え、74…切断片、
76…突起、77…開口部、78…間隙。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のリードパターンを有する2枚のリ
    ードフレームを用意する工程と、各リードフレームのチ
    ップ固定部分に半導体チップを固定する工程と、前記半
    導体チップの電極とリードフレームのリードを接続手段
    によって電気的に接続する工程と、前記2枚のリードフ
    レームを重ね合わせると共に所定のリード同士を接続す
    る工程と、前記半導体チップ及び前記接続手段を含む部
    分を樹脂封止体で封止する工程と、前記2枚のリードフ
    レームのリードを支持するダムバーを含むリードフレー
    ムの不要部分を切断・成形型で切断除去する工程とを有
    する半導体装置の製造方法であって、前記封止工程の前
    または後に前記2枚のリードフレームのダムバー同士を
    接続し、ダムバーの切断除去時に2枚のリードフレーム
    のダムバー同士を一緒に除去させることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一方のリードフレームのリードは封止領
    域の境界または境界の近傍部分で他方のリードフレーム
    に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記リード同士及びダムバー同士を溶接
    によって接続することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記リード同士及びダムバー同士をレー
    ザ溶接によって接続することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記リードフレームの樹脂で封止される
    領域のリードパターンは同一のパターンになっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の半導体装置の製造方法。
JP33737699A 1999-11-29 1999-11-29 半導体装置の製造方法 Pending JP2001156232A (ja)

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