JP2006072308A - 有機電界発光素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、単位画素領域の発光領域が増加する有機電界発光素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、有機電界発光素子の単位画素領域上のデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインを、絶縁膜をエッチングして形成したトレンチ上に形成して画素電極である第1電極を、クロス・トークのような不良発生なくデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインの上部にオーバーラップするように形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は有機電界発光素子及びその製造方法に係り、さらに詳細には有機電界発光素子の単位画素領域上のデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインを、絶縁膜をエッチングして形成したトレンチ上に形成して画素電極である第1電極がクロス・トークのような不良発生なくデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインの上部にオーバーラップするように形成することができて画素領域の発光領域が増加する有機電界発光素子及びその製造方法に関する。
最近に陰極線管(cathode ray tube)のように重くて、大きさが大きいという従来の表示素子の短所を解決する液晶表示装置(liquid crystal display device)、有機電界発光表示装置(organic electroluminescence display device)またはPDP(plasma display plane)等のような平板型表示装置(plat panel display device)が注目を集めている。
この時、液晶表示装置は自体発光素子でなく受光素子であるため輝度、コントラスト、視野角及び大面積化等に限界があって、PDPは自体発光素子であるが、他の平板型表示装置に比べて重くて、消費電力が高いだけでなく製造方法が複雑だという問題点がある反面、有機電界発光素子は自体発光素子であるため視野角、コントラストなどが優秀であって、バックライトが必要でないため軽量薄形が可能であって、消費電力側面でも有利である。
そして、直流低電圧駆動が可能であって応答速度が速くて全部固体であるため外部衝撃に強くて使用温度範囲も広いだけでなく製造方法が単純であって低廉であるという長所を有している。
図1は従来の有機電界発光素子の平面図及び断面図である。図1(A)は従来の有機電界発光素子の平面図である。図で見るようにプラスチックまたはガラスのような透明な基板11上に形成されたスキャンライン12、データライン13及び電源供給ライン14により定義される単位領域内にスイッチング薄膜トランジスタ15及び駆動薄膜トランジスタ16が形成されていて、有機電界発光素子が発光する間電流を供給するために形成された上部電極及び下部電極を有するキャパシター17が形成されていて、駆動薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極に電気的に連結されている画素電極である第1電極18が形成されているのを見ることができる。この時、第1電極上には図には図示していないが、少なくとも有機発光層を含む有機膜と共通電極である第2電極が形成されている。
図1(B)は図1(A)のA−A'線の断面図である。図で見るように基板11上にバッファー層21、ゲート絶縁膜22及び層間絶縁膜23のような絶縁膜が形成されて、層間絶縁膜上にデータライン13及び電源供給ライン14が形成されて、データライン及び電源供給ライン上にパッシベーション層24及び平坦化層25が形成されて、平坦化層上部に第1電極18が形成される。
この時、第1電極18と、データライン及び電源供給ラインとは一定な間隔31以上離れていなければならないが、これはデータライン及び電源供給ラインには電気的信号が与えられるようになって、このような信号が第1電極に影響を与えないために、すなわち、クロス・トーク(Cross talk)のような問題点を発生しないためである。従来の有機電界発光素子は第1電極がデータライン及び電源供給ラインのような金属配線と一定な距離を維持しながら形成しなければならないので、開口率が減る短所がある。
したがって、本発明はのような従来技術の諸般短所と問題点を解決するためのことであって、有機電界発光素子の単位画素領域上のデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインを、絶縁膜をエッチングして形成したトレンチ上に形成して画素電極である第1電極がクロス・トークのような不良発生しないように充分な間隔を維持するようにして、データラインまたはデータライン及び電源供給ラインがオーバーラップするように形成することができて単位画素領域の発光領域、即ち開口率が増加する有機電界発光素子及びその製造方法を提供することに本発明の目的がある。
本発明の目的は基板と、基板上に形成された複数個の単位画素領域と、それぞれの単位画素領域上に形成された複数個の薄膜トランジスタ、スキャンライン、データライン、絶縁膜、第1電極、少なくとも有機発光層を含む有機膜層及び第2電極と、を含み、データラインの所定領域は絶縁膜上に形成されたトレンチ内部に形成されて、第1電極の所定領域がデータラインの所定領域とオーバーラップするように形成される有機電界発光素子により達成される。
また、本発明の目的は基板と、基板上に形成された複数個の単位画素領域と、それぞれの単位画素領域上に形成された複数個の薄膜トランジスタ、スキャンライン、データライン、電源供給ライン、絶縁膜、第1電極、少なくとも有機発光層を含む有機膜層及び第2電極と、を含み、n番目単位画素領域の電源供給ラインの所定領域またはn+1番目単位画素領域のデータラインの所定領域のうちいずれか一つ以上は絶縁膜上に形成されたトレンチ内部に形成されて、第1電極の所定領域がデータラインの所定領域及び電源供給ラインの所定領域とオーバーラップするように形成される有機電界発光素子によっても達成される。
また、本発明の目的は基板を準備することと、基板上にバッファー層、第1半導体層、第2半導体層、ゲート絶縁膜、スキャンライン、第1ゲート電極、第2ゲート電極及びキャパシターの下部電極を形成することと、基板上に層間絶縁膜を形成することと、基板上に第1ソース/ドレイン電極コンタクトホール、及び第2ソース/ドレイン電極コンタクトホールを形成し、基板上の領域のうち、データラインが形成される所定領域にトレンチを形成することと、基板上に形成されたトレンチ内にデータラインを形成して、基板の所定領域にキャパシターの上部電極、第1ソース/ドレイン電極、第2ソース/ドレイン電極及び電源供給ラインを形成することと、基板上にパッシベーション膜及び平坦化膜を形成することと、平坦化膜及びパッシベーション膜の所定領域をエッチングして第2ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、基板上にビアホールを介して第2ソース/ドレイン電極とコンタクトし、データラインとオーバーラップする第1電極を形成することと、基板上に単位画素定義膜、少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法によっても達成される。
また、本発明の目的は基板を準備することと、基板上にバッファー層、第1半導体層、第2半導体層、ゲート絶縁膜、スキャンライン、第1ゲート電極、第2ゲート電極及びキャパシターの下部電極を形成することと、基板上に層間絶縁膜を形成することと、基板上に第1ソース/ドレイン電極コンタクトホール、及び第2ソース/ドレイン電極コンタクトホールを形成し、基板上の領域のうち、データラインとデータラインに隣接する電源供給ラインとが形成される所定領域にトレンチを形成することと、基板上に形成されたトレンチ内にデータライン及びデータラインに隣接する電源供給ラインを形成して、基板の所定領域にキャパシターの上部電極、第1ソース/ドレイン電極及び第2ソース/ドレイン電極を形成することと、基板上にパッシベーション膜及び平坦化膜を形成することと、平坦化膜及びパッシベーション膜の所定領域をエッチングして第2ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、基板上にビアホールを介して第2ソース/ドレイン電極とコンタクトし、データラインと電源供給ラインとにオーバーラップする第1電極を形成することと、基板上に単位画素定義膜、少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法によっても達成される。
また、本発明の目的は基板と、基板上に形成されたスキャンライン、データライン及び電源供給ラインにより定義される複数個の単位領域と、単位領域内に形成された複数個の薄膜トランジスタ及び複数個のキャパシターと、単位領域内の一つの薄膜トランジスタと連結された第1電極と、第1電極上に形成された少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極と、を含み、データライン及び電源供給ラインの所定領域は絶縁膜をエッチングして形成されたトレンチ内部に形成されていて、第1電極は一つの単位領域内に形成されたり、2個の単位領域にかけて形成されており、データライン及び電源供給ラインにオーバーラップする有機電界発光素子によっても達成される。
また、本発明の目的は基板を準備することと、基板上にバッファー層を形成することと、バッファー層上に半導体層及びゲート絶縁膜を形成することと、基板上にゲート電極、スキャンライン、キャパシターの下部電極及び層間絶縁膜を形成することと、層間絶縁膜、ゲート絶縁膜またはバッファー層のうちいずれか一つ以上をエッチングすることで、基板上にソース/ドレイン電極コンタクトホール及びトレンチを形成することと、基板上にソース/ドレイン電極、キャパシターの上部電極を形成し、トレンチ内に所定領域が形成されるようにデータライン及び電源供給ラインを形成することと、基板上にパッシベーション層及び平坦化層を形成することと、平坦化層及びパッシベーション層の所定領域をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、基板上に第1電極形成物質を形成することと、第1電極形成物質をパターニングすることで、ビアホールにより露出したソース/ドレイン電極の所定領域と連結され、スキャンライン、データライン及び電源供給ラインにより定義される一つの単位領域または二つ以上の単位領域にかけて第1電極を形成することと、第1電極上に少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法によっても達成される。
したがって、本発明の有機電界発光素子及びその製造方法は絶縁膜上にトレンチを形成して、トレンチ内部にデータラインまたはデータライン及び電源供給ラインを形成することによって、前面または背面発光構造で高開口率が可能であって、データラインまたはデータライン及び電源供給ラインの所定領域と第1電極との垂直的間隔が十分に確保されてクロス・トークのような問題点を解決することができるだけでなく特別な工程変化なくデルタタイプの構造が可能であるという効果がある。
本発明の目的と技術的構成及びそれによる作用効果に関する詳細な事項は本発明の望ましい実施形態を図示している図面を参照した以下詳細な説明によってさらに明確に理解される。
図2(A)ないし図6(B)は本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図である。
図2(A)は基板上にバッファー層及び半導体層を形成する工程の平面図であり、図2(B)は図2(A)のA−A'線の断面図である。図で見るようにガラスまたはプラスチックのような基板101上にバッファー層102を形成する。この時、バッファー層102は下部の基板で発生したガス等のような不純物が以後形成される素子に拡散または浸透できないように防止する役割をする。バッファー層102は1000ないし6000Åの厚さで形成する。
続いて、バッファー層102上に非晶質シリコーン層を化学的気相蒸着法(Chemical Vapor Deposition)または物理的気相蒸着法(Physical Vapor Deposition)で形成した後、脱水素処理をする。
続いて、非晶質シリコーン層をRTA法(Rapid Thermal Annealing)、SPC法(Solid Phase Crystallization)、ELA法(Excimer Laser Crystallization)、MIC法(Metal Induced Crystallization)、MILC法(Metal Induced Lateral Crystallization)及びSLS法(Sequential Lateral Solidification)等のような結晶化法を利用して多結晶シリコーン層に結晶化した後、パターニングして半導体層103を形成する。
図3(A)は基板上にゲート絶縁膜104、第1ゲート電極106、キャパシターの下部電極107及び第2ゲート電極108を形成する工程の平面図であり、図3(B)は図3(A)のA−A'線の断面図である。図で見るように半導体層103が形成された基板上にシリコーン酸化膜またはシリコーン窒化膜の単層または複層でゲート絶縁膜104を形成して、基板全面に金属物質を蒸着する。この時、ゲート絶縁膜104は500ないし2000Åの厚さで形成する。
続いて、金属物質をパターニングしてスキャンライン105、第1ゲート電極106、キャパシターの下部電極107及び第2ゲート電極108を形成する。
続いて、半導体層103にイオン注入工程で第1ソース/ドレイン領域及び第2ソース/ドレイン領域(図示せず)を形成する。
続いて、基板全面に層間絶縁膜109を形成する。この時、層間絶縁膜109は2000ないし6000Åの厚さで形成する。
図4(A)は基板上にコンタクトホール110及びトレンチを形成する工程の平面図であり、図4(B)は図4(A)のA−A'線の断面図である。図で見るように基板上に形成された第1ソース/ドレイン領域、第2ソース/ドレイン領域及びキャパシターの下部電極107上の所定領域の層間絶縁膜109及びゲート絶縁膜104をエッチングしてそれぞれのコンタクトホール110を形成する。この時、ゲート絶縁膜104と層間絶縁膜109の厚さの合計は2000ないし8000Åであり、望ましくは4000ないし6000Åである。即ち、ゲート絶縁膜104及び層間絶縁膜109は、ゲート絶縁膜104としての役割、層間絶縁膜109としての役割、及び形成工程の容易性に応じた厚さで形成されることが望ましい。
コンタクトホール110を形成するためには層間絶縁膜109及びゲート絶縁膜104をコンタクトホール形成領域では完全に除去しなければならない。したがって、4000ないし6000Å分だけエッチングする工程条件よりさらに多くエッチングされる工程条件(すなわち、過度エッチング)を利用してコンタクトホール110を形成する。すなわち、コンタクトホール形成時層間絶縁膜109及びゲート絶縁膜104の総厚さがエッチングされるエッチング工程よりもっと多くエッチングされて6000ないし8000Åがエッチングされる程のエッチング工程でコンタクトホールエッチング工程を進行する。
この時、本願発明のトレンチも同時に形成される。即ち、トレンチは以後、データラインまたはデータライン及び電源供給ラインが形成される領域に形成される。特に、トレンチは、画素電極である第1電極と隣接(またはとなり)する領域、第1電極をさらに広く形成する場合には、第1電極にオーバーラップ(Overlap)する領域、及び、第1電極にオーバーラップする領域よりは大きい領域に形成される。
トレンチはコンタクトホール110を形成する時、同一なマスクを利用してデータライン領域にデータライン用トレンチ111と電源供給ライン領域に電源供給ライン用トレンチ112を形成する。この時、トレンチ111、112は以後工程で形成されるデータラインまたは電源供給ラインの所定領域が形成されることができる幅と長さを有するようにして、深さは以後形成される第1電極とクロス・トークのような問題点が発生しない程度の深さでエッチングされる。この時、コンタクトホールエッチング工程で決定される6000ないし8000Åの深さでトレンチ111、112が形成される。(この時、トレンチ111、112のエッチング深さは6000ないし8000Åの深さで限定しなくて、さらに深くエッチングすることができるが、これは層間絶縁膜109及びゲート絶縁膜104のような絶縁膜がエッチングされる速度と半導体層103及びキャパシターの下部電極107がエッチングされる速度とが明確に異なるためである。したがって、過度エッチング工程を進行しても構わないためトレンチ111、112の深さをさらに深く形成することができる。)
綜合すれば、従来工程ではソース/ドレイン領域及びキャパシターの下部電極107上にコンタクトホール110のみをエッチングしたが、本願発明でコンタクトホール110を形成する工程でデータラインまたは電源供給ライン領域にトレンチ111、112も同時に形成することができる。即ち、従来工程であるコンタクトホールエッチング工程を利用してトレンチ111、112を形成することができる。この時、トレンチ111、112はマスクの形状またはコンタクトホールエッチング工程を調節することで、希望する幅、長さまたは深さで形成することができる。図に示したトレンチ111、112は最小限の大きさのみを図示したが、必要によってはさらに長く、さらに広く形成することができる。
図5(A)は基板上に第1ソース/ドレイン電極、第2ソース/ドレイン電極、キャパシターの上部電極、データライン及び電源供給ラインを形成する工程の平面図であり、図5(B)は図5(A)のA−A'線の断面図である。図で見るようにコンタクトホール110及びトレンチ111、112が形成された部分に金属物質を形成した後、金属物質をパターニングして第1ソース/ドレイン電極113a、第2ソース/ドレイン電極113b、キャパシターの上部電極114、データライン115及び電源供給ライン116を形成する。
この時、第1ソース/ドレイン電極を形成することによって第1薄膜トランジスタが完成し、第1薄膜トランジスタはスイッチング(Switching)薄膜トランジスタとして利用され、第2ソース/ドレイン電極を形成することによって第2薄膜トランジスタが完成し、第2薄膜トランジスタは駆動(Driving)薄膜トランジスタとして利用される。
この時、金属物質は基板上に4000ないし6000Åの厚さで形成されるので、データライン115及び電源供給ライン116の厚さも4000ないし6000Åの厚さで形成されるのでデータライン115及び電源供給ライン116の所定領域はトレンチ111、112内部に形成されるようになる。
図6(A)は基板上にパッシベーション層、平坦化層、第1電極、有機膜層及び第2電極を形成する工程の平面図であり、図6(B)は図6(A)のA−A'線の断面図である。図で見るように基板全面にパッシベーション層117及び平坦化層118を次々と形成する。この時、パッシベーション層117は下部の素子を保護して、水素化工程を進行することができるようにシリコーン酸化膜またはシリコーン窒化膜の単層または複層で形成して、平坦化層118は有機物または無機物で形成して下部の段差を除去して平坦化層118の表面が平たく形成されるようにする。
続いて、第2薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極である第2ソース/ドレイン電極領域上の平坦化層118及びパッシベーション層117をエッチングして第2ソース/ドレイン電極113bを露出させるビアホール119を形成する。
続いて、基板全面に第1電極形成物質を形成した後、パターニングして第1電極120を形成する。この時、第1電極は図6(A)で示されるように、データライン115及び電源供給ライン116とオーバーラップするように形成する。これは図4(A)ないし図5(B)で説明したようにトレンチ111、112内にデータライン115及び電源供給ライン116が形成されることによって、データライン115または電源供給ライン116の表面で第1電極の下部表面との間隔121が少なくとも2μm以上、望ましくは2.3μm以上に形成される。即ち、第1電極とデータライン115または電源供給ライン116との間のクロス・トークが発生しない最小限の距離以上を確保することによって、第1電極がデータライン115及び電源供給ライン116とオーバーラップすることができる。
従来には第1電極とデータライン115または電源供給ライン116がオーバーラップすることができなかったが、これはクロス・トークを発生させない程度の間隔で形成することができなかったためである。これはパッシベーション層117及び平坦化層118の総厚さを2.3μm以上形成することは構造または工程上に難しさが多いからである。特に、平坦化層118を有機物で形成する場合、接着力のような特性により1.5μm以上の厚さで形成することは構造または工程上難しさが多くなる。
この時、データライン115または電源供給ライン116の表面から第1電極の下部表面までの間隔は、パッシベーション層117と平坦化層118が厚さが同一であると仮定すれば、トレンチ111、112の深さが深いほどさらに大きくなるようになる。但しこの間隔は一定値以上は大きくなるのが難しくなる。これはトレンチ111、112が層間絶縁膜109、ゲート絶縁膜104及びバッファー層102をエッチングして形成されるからである。例えば、バッファー層102の厚さが4000Åであって、ゲート絶縁膜104の厚さが1000Åであって、層間絶縁膜109の厚さが4000Åであって、パッシベーション層117の厚さが6000Åであって、平坦化層118の厚さが15000Åであって、データライン115または電源供給ライン116の厚さが5000Åであって、トレンチ111、112の深さが7000Å(コンタクトホールエッチング深さと同一)である場合、第1電極とデータライン115または電源供給ライン116間の間隔は2.3μmになる。またトレンチ111、112の深さを最大にすれば(すなわち、バッファー層102、ゲート絶縁膜104及び層間絶縁膜109をすべてエッチングすれば)、トレンチ111、112の深さは9000Åであって、間隔は2.5μmになる。
したがって、本願発明により形成された第1電極と従来技術による第1電極(図1(A)の符号18)と比較して見れば本願発明の第1電極の面積が従来技術による第1電極よりもっと広いということが分かる。すなわち、本願発明の第1電極は少なくともデータライン115及び電源供給ライン116と第1電極とがオーバーラップする面積分だけ、従来の第1電極よりも広い。
以後、第1電極上に少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成して有機電界発光素子を完成する。
図7Aないし図7Cは本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図である。
図7Aは本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図である。図で見るように図2(A)ないし図6(B)で説明したような工程で有機電界発光素子を形成する。即ち、データライン領域の所定領域にだけデータライン用トレンチ201を形成して、データラインをトレンチ内に形成されるようにすること以外の工程は図2(A)ないし図6(B)で説明したような工程と同一である。
したがって、図7Aの有機電界発光素子はデータラインの所定領域でだけ第1電極がオーバーラップして、この領域だけ発光領域が増加するようになる。
図7Bは本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図である。図で見るように図2(A)ないし図6(B)で説明したような工程で有機電界発光素子を形成する。1番目単位画素領域301に形成されている1番目データライン302の所定領域にはデータライン用トレンチ303のみを形成して、1番目単位画素領域の1番目電源供給ライン305の所定領域には2番目単位画素領域304の2番目データライン304aの所定領域を同時に含むデータライン及び電源供給ライン用トレンチ306が形成されて、最終単位画素領域307の最終電源供給ライン308の所定領域は電源供給ライン用トレンチ309に形成される。
したがって、1番目単位画素領域ではデータライン用トレンチとデータライン及び電源供給ライン用トレンチが形成されて、n番目単位画素領域の電源供給ライン及びn+1番目単位画素領域のデータラインの所定領域にはデータライン及び電源供給ライン用トレンチが形成されて、最終単位画素領域ではデータライン及び電源供給ライン用トレンチ及び電源供給ライン用トレンチが形成されている。(この時、nは1より大きい整数である。)そして、第1電極は一つの単位画素領域でデータライン及び電源供給ラインの所定領域にオーバーラップして形成されるので、従来技術による第1電極より少なくとも、データラインが第1電極とオーバーラップする領域と電源供給ラインが第1電極とオーバーラップする領域との合計分だけ広く形成することができて高開口率を有する有機電界発光素子を得ることができる。
図7Cは本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図である。図で見るように図2(A)ないし図6(B)で説明したような工程で有機電界発光素子を形成するが、第1電極形成物質を蒸着した後、パターニングする時、図7Cで見るように特定の行311、すなわち、奇数番目行または偶数番目行の第1電極を隣接する他の単位領域にかけて形成する。図7Cで見るようにn番目単位領域312の駆動薄膜トランジスタと連結された第1電極313bをn+1番目単位領域314の所定領域にかけて形成されるようにパターニングして形成する。そして次の行では図7A及び図7Bで説明したように一つの単位領域に一つの第1電極をパターニングして形成する。
したがって、図7Cで見るように第1電極313a、313b及び313cが特定の行311で隣接する二単位領域(この時、単位領域は必ず単位画素と領域が一致しない。)にかけて形成されていて、その次の行では一つの単位領域に一つの第1電極が形成されているのを見ることができる。この時、第1電極(第1電極上には少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極が形成されている)のうち隣接する3個の第1電極を一つの画素、すなわち、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)で構成された画素で定義する。
この時、画素はストライプタイプとデルタタイプで形成することができるが、ストライプタイプは第1電極のうち図面符号が313a、313b及び313cである第1電極を一つの画素で定義するタイプであって、デルタタイプは第1電極のうち図面符号が313a、313b及び313dまたは313b、313c及び313eである第1電極を一つの画素で定義したり、図面符号が313b、313d及び313eである第1電極を一つの画素で定義するタイプである。すなわち、デルタタイプは赤色、緑色及び青色の単位画素が凸字型であるか引っ繰り返った凸字型で配置されるタイプである。
したがって、図7Cの実施形態はデータライン及び電源供給ラインの所定領域にトレンチを形成した後、トレンチ上にデータライン及び電源供給ラインを形成する簡単な工程で高開口率を得ることができるだけでなく、デルタタイプの有機電界発光素子を容易に形成することができる。
本発明は以上でよく見たように望ましい実施形態を挙げて図示して説明したが、実施形態に限られなくて本発明の精神を外れない範囲内で該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により多様な変更と修正が可能である。
従来の有機電界発光素子の平面図及び断面図。 本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図。 本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図。 本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図。 本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図。 本発明による有機電界発光素子の製造工程の平面図及び断面図。 本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図。 本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図。 本願発明により形成された有機電界発光素子の実施形態を示す平面図。
符号の説明
111、201:データライン用トレンチ
112、309:電源供給ライン用トレンチ
115:データライン
116:電源供給ライン
120:第1電極
306:データライン及び電源供給ライン用トレンチ

Claims (28)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された複数個の単位画素領域と、
    前記それぞれの単位画素領域上に形成された複数個の薄膜トランジスタ、スキャンライン、データライン、絶縁膜、第1電極、少なくとも有機発光層を含む有機膜層及び第2電極と、を含み、
    前記データラインの所定領域は前記絶縁膜上に形成されたトレンチ内部に形成されて、前記第1電極の所定領域が前記データラインの所定領域とオーバーラップするように形成される有機電界発光素子。
  2. 前記基板上の所定領域に形成されたキャパシター及び電源供給ラインをさらに含む請求項1に記載の有機電界発光素子。
  3. 前記スキャンライン、データライン及びキャパシターの下部電極は前記薄膜トランジスタのうちいずれか一つと電気的に連結されて、前記キャパシターの上部電極、電源供給ライン及び第1電極は前記薄膜トランジスタのうち他のいずれか一つと電気的に連結されて、前記キャパシターの上部電極は電源供給ラインと電気的に連結されている請求項1または2に記載の有機電界発光素子。
  4. 基板と、
    前記基板上に形成された複数個の単位画素領域と、
    前記それぞれの単位画素領域上に形成された複数個の薄膜トランジスタ、スキャンライン、データライン、電源供給ライン、絶縁膜、第1電極、少なくとも有機発光層を含む有機膜層及び第2電極と、を含み、
    前記n番目単位画素領域の電源供給ラインの所定領域またはn+1番目単位画素領域のデータラインの所定領域のうちいずれか一つ以上は前記絶縁膜上に形成されたトレンチ内部に形成されて、前記第1電極の所定領域が前記データラインの所定領域及び電源供給ラインの所定領域とオーバーラップするように形成される有機電界発光素子。
  5. 前記単位画素領域の所定領域に形成されたキャパシターをさらに含む請求項4に記載の有機電界発光素子。
  6. 前記スキャンライン、データライン及びキャパシターの下部電極は前記薄膜トランジスタのうちいずれか一つと電気的に連結されて、前記キャパシターの上部電極、電源供給ライン及び第1電極は前記薄膜トランジスタのうち他のいずれか一つと電気的に連結されて、前記キャパシターの上部電極は電源供給ラインと電気的に連結されている請求項4または5に記載の有機電界発光素子。
  7. 前記第1電極下部に平坦化層及びパッシベーション層をさらに含む請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  8. 前記平坦化層及びパッシベーション層の厚さ合計は2.3μm未満である請求項7に記載の有機電界発光素子。
  9. 前記データラインと前記第1電極との間の距離が2.3μm以上である請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  10. 前記トレンチは前記薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極用コンタクトホールを形成する時同時に形成される請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  11. 前記絶縁膜は層間絶縁膜、ゲート絶縁膜またはバッファー層のうちいずれか一つ以上である請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  12. 前記層間絶縁膜の厚さは2000ないし6000Åであって、ゲート絶縁膜の厚さは500ないし2000Åであって、バッファー層の厚さは1000ないし6000Åである請求項11に記載の有機電界発光素子。
  13. 前記トレンチの深さは6000ないし8000Åである請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  14. 前記トレンチは平坦化層とパッシベーション層との厚さの合計からデータラインまたは電源供給ラインの厚さを引いた値が2.3μm以上になる深さを有する請求項1または4に記載の有機電界発光素子。
  15. 基板を準備することと、
    前記基板上にバッファー層、第1半導体層、第2半導体層、ゲート絶縁膜、スキャンライン、第1ゲート電極、第2ゲート電極及びキャパシターの下部電極を形成することと、
    前記基板上に層間絶縁膜を形成することと、
    前記基板上に第1ソース/ドレイン電極コンタクトホール、及び第2ソース/ドレイン電極コンタクトホールを形成し、前記基板上の領域のうち、データラインが形成される所定領域にトレンチを形成することと、
    前記基板上に形成されたトレンチ内にデータラインを形成して、前記基板の所定領域にキャパシターの上部電極、第1ソース/ドレイン電極、第2ソース/ドレイン電極及び電源供給ラインを形成することと、
    前記基板上にパッシベーション膜及び平坦化膜を形成することと、
    前記平坦化膜及びパッシベーション膜の所定領域をエッチングして第2ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、
    前記基板上に前記ビアホールを介して前記第2ソース/ドレイン電極とコンタクトし、前記データラインとオーバーラップする第1電極を形成することと、
    前記基板上に単位画素定義膜、少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法。
  16. 基板を準備することと、
    前記基板上にバッファー層、第1半導体層、第2半導体層、ゲート絶縁膜、スキャンライン、第1ゲート電極、第2ゲート電極及びキャパシターの下部電極を形成することと、
    前記基板上に層間絶縁膜を形成することと、
    前記基板上に第1ソース/ドレイン電極コンタクトホール、及び第2ソース/ドレイン電極コンタクトホールを形成し、前記基板上の領域のうち、データラインと前記データラインに隣接する電源供給ラインとが形成される所定領域にトレンチを形成することと、
    前記基板上に形成されたトレンチ内にデータライン及び前記データラインに隣接する電源供給ラインを形成して、前記基板の所定領域にキャパシターの上部電極、第1ソース/ドレイン電極及び第2ソース/ドレイン電極を形成することと、
    前記基板上にパッシベーション膜及び平坦化膜を形成することと、
    前記平坦化膜及びパッシベーション膜の所定領域をエッチングして第2ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、
    前記基板上に前記ビアホールを介して前記第2ソース/ドレイン電極とコンタクトし、前記データラインと電源供給ラインとにオーバーラップする第1電極を形成することと、
    前記基板上に単位画素定義膜、少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法。
  17. 基板と、
    前記基板上に形成されたスキャンライン、データライン及び電源供給ラインにより定義される複数個の単位領域と、
    前記単位領域内に形成された複数個の薄膜トランジスタ及び複数個のキャパシターと、
    前記単位領域内の一つの薄膜トランジスタと連結された第1電極と、
    前記第1電極上に形成された少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極と、を含み、
    前記データライン及び電源供給ラインの所定領域は絶縁膜をエッチングして形成されたトレンチ内部に形成されていて、
    前記第1電極は一つの単位領域内に形成されたり、2個の単位領域にかけて形成されており、前記データライン及び電源供給ラインにオーバーラップする有機電界発光素子。
  18. 前記データライン及び電源供給ラインの所定領域は前記第1電極とオーバーラップするデータラインと電源供給ラインの領域よりは大きい領域である請求項17に記載の有機電界発光素子。
  19. 前記第1電極は赤色、緑色及び青色の単位画素のうちいずれか一つの画素電極である請求項17に記載の有機電界発光素子。
  20. 前記絶縁膜は層間絶縁膜、ゲート絶縁膜またはバッファー層のうちいずれか一つ以上である請求項17に記載の有機電界発光素子。
  21. 前記層間絶縁膜の厚さは2000ないし6000Åであって、ゲート絶縁膜の厚さは500ないし2000Åであって、バッファー層の厚さは1000ないし6000Åである請求項20に記載の有機電界発光素子。
  22. 前記第1電極下部に平坦化層及びパッシベーション層をさらに含む請求項17に記載の有機電界発光素子。
  23. 前記平坦化層及びパッシベーション層の厚さ合計は2.3μm未満である請求項22に記載の有機電界発光素子。
  24. 前記データラインと前記第1電極との間の距離が2.3μm以上である請求項17に記載の有機電界発光素子。
  25. 前記トレンチは前記薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極用コンタクトホールを形成する時同時に形成される請求項17に記載の有機電界発光素子。
  26. 前記トレンチの深さは6000ないし8000Åである請求項17に記載の有機電界発光素子。
  27. 前記トレンチは平坦化層とパッシベーション層との厚さの合計からデータラインまたは電源供給ラインの厚さを引いた値が2.3μm以上になる深さを有する請求項17に記載の有機電界発光素子。
  28. 基板を準備することと、
    前記基板上にバッファー層を形成することと、
    前記バッファー層上に半導体層及びゲート絶縁膜を形成することと、
    前記基板上にゲート電極、スキャンライン、キャパシターの下部電極及び層間絶縁膜を形成することと、
    前記層間絶縁膜、ゲート絶縁膜またはバッファー層のうちいずれか一つ以上をエッチングすることで、前記基板上にソース/ドレイン電極コンタクトホール及びトレンチを形成することと、
    前記基板上にソース/ドレイン電極、キャパシターの上部電極を形成し、前記トレンチ内に所定領域が形成されるようにデータライン及び電源供給ラインを形成することと、
    前記基板上にパッシベーション層及び平坦化層を形成することと、
    前記平坦化層及びパッシベーション層の所定領域をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極の所定領域を露出させるビアホールを形成することと、
    前記基板上に第1電極形成物質を形成することと、
    前記第1電極形成物質をパターニングすることで、前記ビアホールにより露出したソース/ドレイン電極の所定領域と連結され、前記スキャンライン、データライン及び電源供給ラインにより定義される一つの単位領域または二つ以上の単位領域にかけて第1電極を形成することと、
    前記第1電極上に少なくとも有機発光層を含む有機膜及び第2電極を形成することと、からなる有機電界発光素子製造方法。
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