JP2006071728A - マグネットローラユニットの製造方法及び製造装置、並びに、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

マグネットローラユニットの製造方法及び製造装置、並びに、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置に用いる現像装置のマグネットローラユニットにおいて、長尺磁石体とマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減しながら、長尺磁石体の位置決めを行う。
【解決手段】長尺磁石体1の上部を円弧面1aとし、固定具12の下部当接面を円弧面12cとする。固定具12内に磁性芯材12bを埋め込む。長尺磁石体1が磁性芯材12bに及ぼす磁力により長尺磁石体1を固定具12に保持するとともに、固定具12の円弧面12cを長尺磁石体1の円弧面1aに嵌合して位置決めする。固定具12で保持した長尺磁石体1をマグネットローラの溝部に挿入接着する。または、長尺磁石体の状具をテーパ面とし、固定具の下部当接面をテーパ面とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置において用いられるマグネットローラユニットの製造方法及び装置、並びに、マグネットローラユニット、該マグネットローラユニットを有する現像剤担持体(現像ローラ)、該現像剤担持体を有する現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、及び、該プロセスカートリッジを有する画像形成装置に関する。
従来、前記のような現像装置において、現像剤担持体としての現像ローラはマグネットローラユニットの外周に円筒状の非磁性体からなる現像スリープを備えており、現像剤供給部で供給される現像剤がマグネットローラユニットの磁力により現像スリーブ上に保持され、該現像スリーブの回転によりその表面に保持された現像剤が、像担持体と対向する位置に搬送される。また、マグネットローラユニットには、この像担持体との対向位置に現像極をなす長尺磁石体が配設されており、この現像極により現像剤は磁気ブラシ状に穂立ちさせ、磁性粒子(キャリア)に付着しているトナーが像担持体上の潜像に供給されて、現像される。
このような現像ローラのマグネットローラユニットはマグネットローラに長尺磁石体を接合して製造されるが、このマグネットローラに長尺磁石体を接合する際の該長尺磁石体の位置決め方法として例えば特開2003−323048号公報に開示されたものがある。図16は上記従来の方法の概略を説明する図である。図16(A) のように、磁性部材からなる固定具aの下面に長尺磁石体bの上部を当接せてこの長尺磁石体bの磁力により長尺磁石体bを固定具aで保持し、その下から受け台cで抑える。また、固定具aに対して所定の基準位置にある片側の固定チャックdを長尺磁石体bの片側に当てる。次に、図16(B) のようにと可動チャックeとで長尺磁石体bを挟み込み、固定具aに対する長尺磁石体bの位置決めを行う。そして、図16(C) のように、マグネットローラfの溝部gに接着剤Sを塗布し、固定チャックdと可動チャックeとで長尺磁石体bを挟んだ状態で、長尺磁石体bを溝部g上にセットし、図16(D) のように、固定具aで長尺磁石体bを溝部g内に挿入接着する。これにより、長尺磁石体bがマグネットローラに接合される。
特開2003−323048号公報
しかしながら、上記従来の方法では、長尺磁石体bを固定チャックdと可動チャックeで挟み込むようにしているので、次のような問題がある。図17に示すように、マグネットローラfの溝部gに長尺磁石体bを挿入接着する際に、長尺磁石体bの高さhとマグネットローラの溝部の深さHの関係において、「マグネットローラfの溝部gの深さ(H)<長尺磁石体bの高さ(h)」の関係が成り立っていないと長尺磁石体を挿入する際にチャックで挟み込んだ状態で位置決めすることは難しい。
また、位置決め可能だとしても上記条件を達成するためには、長尺磁石体を挟み込むときの掴みしろを設けておかなければならないので、長尺磁石体がマグネットローラの表面より段差を生じて凸となってしまう。このようにマグネットローラの円周表面より長尺磁石体が凸になると、磁力上は高磁力になるため影響はないが次工程においてマグネットローラユニットの外周に現像スリーブを被せるため、その凸の部分が現像スリーブと接触してしまう可能性がある。該現像スリーブと長尺磁石体との距離は近接している必要がある。これは近接していることで、高磁力にした効果を発揮できるためである。しかし、マグネットローラとそれに接合した長尺磁石体との半径方向での段差が生じてしまうと、磁力上の落ち込みを発生させてしまう原因ともなる。上記のことより長尺磁石体はマグネットローラの円周表面より段差を生じて凸にならないことが望ましい。
しかし、マグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減するような長尺磁石体に対しては、前記「H<h」の関係が得にくいので、従来のようにチャックで挟み込んで位置決めするのは困難である。このため、長尺磁石体の位置精度の高いマグネットローラユニットを得るのが困難で、ひいては、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置のコストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は、長尺磁石体とマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減して磁力上の落ち込み発生させず、長尺磁石体の位置決めを行えるようにしすることを目的とし、さらに、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を低コストで提供することを第2の目的としている。
請求項1の発明は、マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体としてその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を用い、前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具を用い、前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面とされ、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする。なお、円弧面の「円弧」とは真円の一部であってもよく、なくてもよく、丸みを持った形状である。
請求項3の発明は、請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記固定具が非磁性部材と磁性部材とを組み合わせた構造であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記固定具として、非磁性部材の内部に磁性部材を埋め込んだ構造の固定具を用いることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記磁性部材を柱状とし、該柱状の磁性部材を前記非磁性部材の内部に前記長尺磁石体の長手方向に複数個埋め込んだ固定具を用いることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記固定具の短手方向の幅が前記長尺磁石体の短手方向の幅より小さい固定具を用いることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記固定具として、前記長尺磁石体の長手方向に併設された複数の分割固定具からなる固定具であって、各分割固定具が互いに独立に前記長尺磁石体を抑え得るように構成された固定具を用いることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって 前記固定具として、前記当接面に当接する長尺磁石体と反対側に窪ませて該長尺磁石体の長手方向に渡って該固定具の両端部まで切り溝が形成された固定具を用いることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9に記載のマグネットローラユニットの製造方法により、長尺磁石体としてその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を用いて製造されたマグネットローラユニットである。
請求項11の発明は、請求項10に記載のマグネットローラユニットの外周に回転可能な非磁性円筒体が配置されていることを特徴とする現像剤担持体である。
請求項12の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項11に記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置である。
請求項13の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項12に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項14の発明は、プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項13に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項15の発明は、マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造装置であって、前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具と、前記マグネットローラの前記溝部内に接着剤を供給する接着剤供給手段と、前記固定具を支持するとともに該固定具を昇降駆動する駆動手段と、を備え、前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、前記接着剤供給手段で前記マグネットローラの溝部内に接着剤を供給し、前記固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とする。この請求項15の発明において、固定具が駆動手段により昇降され、固定具の当接面が長尺磁石体の上部形状に嵌合し、長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体が固定具に位置決め保持される。また、接着剤供給手段によりマグネットローラの溝部内に接着剤が供給される。そして、固定具で保持した長尺磁石体がマグネットローラの溝部内に挿入され、該固定具で該長尺磁石体が抑えられ、該長尺磁石体がマグネットローラに挿入接着される。
請求項16の発明は、請求項15に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、請求項15に記載の前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面であり、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、請求項15に記載の前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項15〜17のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記固定具が非磁性部材と磁性部材とを組み合わせた構造であることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項18に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記固定具が、非磁性部材の内部に磁性部材を埋め込んだ構造であることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項19に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記磁性部材が柱状であり、前記固定具が、該柱状の磁性部材を前記非磁性部材の内部に前記マグネットローラの長手方向に複数個埋め込んだ構造であることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項15〜20のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記固定具は、該固定具の短手方向の幅が前記長尺磁石体の短手方向の幅より小さいことを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項15〜21のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記固定具は、前記長尺磁石体の長手方向に併設された複数の分割固定具からから構成され、前記駆動手段は、各分割固定具を互いに独立に前記長尺磁石体を抑え得るように構成されたことを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項15〜22のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置であって、前記固定具は、前記当接面に当接する長尺磁石体と反対側に窪ませて該長尺磁石体の長手方向に渡って該固定具の両端部まで切り溝が形成されていることを特徴とする。
請求項1または請求項15の発明によれば、長尺磁石体の上部の側部両端は中央より低くなっているので、この側部両端においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減して磁力上の落ち込みを発生させず、かつ、長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体が固定具に保持されるとき、長尺磁石体の上部を固定具の当接面に嵌合させて該長尺磁石体を容易に位置決めすることができる。また、この請求項1または15の発明によれば、従来のように長尺磁石体の幅方向両端から挟み込んでいた固定チャックと可動チャックが必要ないので、製造装置の機能を簡素化できるとともに、長尺磁石体を接着剤にて接合でき、さらに、マグネットローラの溝部に長尺磁石体を挿入する際の摩擦によるカスなど発生しなくなり、装置のメンテナンスも容易となる。
請求項2または請求項16の発明によれば、請求項1または請求項15と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の上部の円弧面の端部においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減できる。
請求項3または請求項17の発明によれば、請求項1または請求項15と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の上部のテーパ形状の端部においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減できる。
請求項4または請求項18の発明によれば、請求項1〜3、15〜17のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、固定具が非磁性部材を有しているので、長尺磁石体の磁力が強いときでも固定具が長尺磁石体を保持する力を適度な力とすることができ、該長尺磁石体をマグネットローラの溝部に挿入接着した後に固定具をマグネットローラユニットから離間するとき、該固定具を長尺磁石体からも容易に離間することができ、長尺磁石体をマグネットローラの溝部に確実に残すことができる。
請求項5または請求項19の発明によれば、請求項4または請求項18と同様な効果が得られるとともに、磁性部材を中央にしてその両外側に非磁性部材を配置できるので、例えば長尺磁石体の短手方向の両側に働く磁力を対称にすることができ、長尺磁石体をマグネットローラの溝部にさらに確実に残すことができる。
請求項6または請求項20の発明によれば、請求項5または請求項19と同様な効果が得られるとともに、柱状の磁性部材の数や間隔に応じて磁力を適宜設定できる。
請求項7または請求項21の発明によれば、請求項1〜6、15〜20のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体を保持する固定具が長尺磁石体の幅よりも狭いため、この固定具がマグネットローラの溝部に接触することなく長尺磁石体を溝部に挿入することが可能となり、溝部と長尺磁石体との隙間から接着剤が僅かにはみ出しても問題がなく、該長尺磁石体を接着剤にて接合できる。
請求項8または請求項22の発明によれば、請求項1〜7、15〜21のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の長手方向の各部分に応じた適切な圧力で該長尺磁石体をマグネットローラに押圧することができる。
請求項9または請求項23の発明によれば、請求項1〜8、15〜22のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、固定具と長尺磁石体との間の空気を前記切り溝から該固定具の両端部に逃がすことができるので、長尺磁石体を固定具に確実に位置決め保持することができる。
請求項10の発明によれば、長尺磁石体とマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減して磁力上の落ち込みを発生させず、長尺磁石体の位置精度もよく、高い性能で低コストのマグネットローラユニットを提供できる。
請求項11の発明によれば、請求項10に記載のマグネットローラユニットを有しているので、高い性能で低コストの現像剤担持体を提供できる。
請求項12の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項11に記載の現像剤担持体を有しているので、高い性能で低コストの現像装置を提供できる。
請求項13の発明によれば、、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項12に記載の現像装置を有しているので、高い性能で低コストのプロセスカートリッジを提供できる。
請求項14の発明によれば、プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項13に記載のプロセスカートリッジを有しているので、高い性能で低コストの画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図7は実施形態における長尺磁石体のその長尺方向に直交して切断した断面図であり、図7(A) は第1実施例の長尺磁石体1の断面図、図7(B) は第2実施例の長尺磁石体1′の断面図である。長尺磁石体1,1′は、図7の図面に直角な方向を長手方向とする形状であり、第1実施例の長尺磁石体1は請求項2及び請求項16に対応し、この長尺磁石体1はその上部が長手方向を(円柱の)母線とする円弧面1aとされている。また、第2実施例の長尺磁石体1′は請求項3及び請求項17に対応し、この長尺磁石体1′はその上部が側部両側にテーパ面1a′1a′を有するテーパ形状とされている。
図8(A) は第1実施例の長尺磁石体1を用いたマグネットローラユニットAの断面図、図8(B) は第2実施例の長尺磁石体1′を用いたマグネットローラユニットAの断面図である。マグネットローラユニットAは、図8の図面に直角な方向を長手方向とする円柱状のフェライトマグネットで構成されたマグネットローラ2と、その中心を貫通する基準面付芯金3と、長尺磁石体1または1′で構成されている。マグネットローラ2の円周表面2aの一箇所には、該マグネットローラ2の半径方向に窪ませて軸方向に渡って溝部2Aが形成されている。そして、この溝部2A内に内に、長尺磁石体1または1′が挿入接着されている。なお、基準面付芯金3の端部に形成された基準面3aは、例えばマグネットローラ2に長尺磁石体1または1′を挿入接着する際に、マグネットローラ2の溝部2Aを真上の所定位置に向けるように、マグネットローラ2の円周面2aの周方向の位置(角度)を規定するために利用される。
マグネットローラ2は現像極以外の磁気特性を形成する部分であり、射出成形及び押出成形にて製造したものである。その原料としてはSrもしくはBaからなる磁性粉に高分子化合物を混合した、プラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることが多い。また、高分子化合物としては6PAもしくは12PA等のPA系材料、EEA(エチレン・エチル共重合体)・EVA(エチレン・ビニル共重合体)等のエチレン系化合物、CPE(塩素化ポリエチレン)等の塩素系材料、NBR等のゴム材料が使用できる。
長尺磁石体1あるいは1′は、前述のように現像極の磁気特性を形成する部分であり、例えば以下のようなものが用いられる。この長尺磁石体1あるいは1′はその幅が狭く、且つ高い磁気特性を得るためにBr>0.5Tの材料を用いることが望ましく、多くはNe系(Ne−Fe−B等)またはSm系(Sm−Co、Sm−Fe−N等)の希土類マグネットもしくはこれらのマグネット粉を上記と同様の高分子化合物と混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用い射出成形及び圧縮プレス成形で製造したものである。更に、「トナー及び磁性粒子よりなる二成分現像剤を用いて像担持体に形成された潜像を現像する高機能現像」であるSLIC現像の場合、例えばマグネットローラ2の径がφ16〜φ20であると現像スリーブの表面の磁束密度として80〜90mTが必要となり、現像極をなす長尺磁石体1,1′の形状としては構成上、巾2mm・高さ3mm程度の大きさに収める必要がある。この場合、長尺磁石体1,1′の材料特性としてはBr>0.5Tであることが望ましい。また、近年、長尺磁石体1,1′の形状として巾2mm、高さ3mm、長さ300〜315mm程度から幅3mm、高さ3mm、300〜315mm程度及び幅6mm、高さ3mm、長さ300〜315mm程度でかつ表面形状に特徴を持つ円弧面の形状など多様化してきている。
図9(A) は本発明の実施形態における長尺磁石体1に対応する固定具の側断面図、図9(B) はそのD−D断面(正面)図、図9(C) は底面図である。図1〜図6は本発明の実施形態におけるマグネットローラユニットAの製造工程と製造装置の要部を示す図であり、図1は長尺磁石体1の長尺磁石体供給工程を示す図、図2は長尺磁石体1の吸着工程を示す図、図3は接着剤供給工程と接着剤供給部を示す図、図4はセット工程を示す図、図5は挿入接着工程を示す図、図6は接着完了工程を示す図である。図2の吸着工程、図4のセット工程、図5の挿入接着工程、図6の接着完了工程は、製造ライン上で後述の保持装置100が配置された組立工程部の同一箇所を示している。また、図1〜図6において図(A) は側断面図、図(B) は図(A) のD−D断面(正面)図である。なお、この図では第1実施例の長尺磁石体1を例に説明する。
図1に示すように、組立工程部には保持装置100が配置されている。保持装置100は、長尺磁石体1の長手方向(図の矢印Pの方向)に沿って複数の保持ユニット10を一列に配置して構成されている。各保持ユニット10は、駆動手段としてのエアシリンダ11の駆動軸11aの下部に固定板11bを取り付け、その固定板11bの下面に固定具12を取り付けたものである。なお、各エアシリンダ11は図示しない部材により一線に並んで互いに固定されているが、各エアシリンダ11の駆動により、各固定具12はそれぞれ独立に駆動可能となっている。各エアシリンダ11は、所定圧力をの印加時間を計時する圧力カウンタとその他制御機器を備えた制御部110により制御される。そして、この保持装置100の下方に、長尺磁石体1を載置した受け部20が供給される。受け部20は長尺の部材であり両側にガイド20a,20aが形成され、長尺磁石体1はこのガイド20a,20aによって両側の位置が規制されている。
図9に示すように、固定具12は、固定板11bに固着されるブロック部12Aとこのブロック部12Aと一体に形成された垂直板状の押し圧プレート部12Bを有する。このブロック部12Aと押し圧プレート部12Bは例えばプラスチック等の非磁性部材で形成されている。ブロック部12Aと押し圧プレート部12Bには2箇所に立穴12aが形成され、その立穴12a内には例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材12bが埋め込まれている。また、押し圧プレート部12Bの下端には長尺磁石体1の円弧面1aに嵌合する当接面として円弧面12cが形成されている。また、この円弧面12cの中央にはブロック部12A側(長尺磁石体1と反対側)に窪ませて長手方向に渡って押し圧プレート部12Bの両端部まで切り溝12dが形成されている。
図1において、受け部20は保持装置100の下部でこの保持装置100に対して所定位置に位置決めされて保持されている。保持装置100のエアシリンダ11が駆動されて固定具12が下降する。そして、図2のように、押し圧プレート部12Bの円弧面12cが長尺磁石体1の円弧面1aに当接する。このとき、長尺磁石体1と固定具12の磁性芯材12bとの間に働く磁力により長尺磁石体1は固定具12に吸着される。このとき、円弧面12cには切り溝12dが形成されてるので、この切り溝12dによって固定具12の円弧面12cと長尺磁石体1の円弧面1aとの間の空気を固定具12の両端部から逃がすことができ、長尺磁石体1を固定具12に確実に位置決め保持することができる。そして、エアシリンダ11を駆動して固定具12を上昇すると長尺磁石体1が受け部20から離間する。このとき、両円弧面12c,1aが当接していることにより、さらに確実に位置決めされる。そして、受け部20は保持装置100の位置(組立工程部)から排除される。
図3に示したように、接着剤供給部には接着剤供給手段としてのディスペンサ14が配設されている。そして、接着剤供給部においてマグネットローラ2が図の矢印Qのように移動され、この移動に同期して所定のタイミングでディスペンサ14から接着剤が押し出され、マグネットローラ2の溝部2A内に接着剤Sが所定間隔で注入される。この接着剤が注入されたマグネットローラ2は図4に示す組立工程部に供給される。
図4の組立部には前記尺磁石体1を保持した保持装置100が待機しており、この保持装置100の下方の所定位置に、接着剤Sが注入されたマグネットローラ2が位置決めして固定される。保持装置100のエアシリンダ11が駆動されて固定具12が下降する。そして、図5のように、固定具12が長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2A内に挿入し、さらにエアシリンダ11の圧力を制御して押し圧プレート部12Bにより長尺磁石体1を加圧する。このときエアシリンダ11の圧力制御をしている圧力が一定になり、所定の保持時間をカウントしたら、エアシリンダ11の圧力を開放する。そして、エアシリンダ11を駆動して固定具12を上昇すると、図6のように長尺磁石体11が溝部2A内に接着されたまま残り、固定具12だけが上昇し、接着が完了する。これにより、マグネットローラ2に長尺磁石体1を接合したマグネットローラユニットAが形成される。
ここで、長尺磁石体1に加圧して所定の保持時間カウントした後、接着剤Sにより長尺磁石体1を溝部2A内に接着固定する力をF、長尺磁石体1と固定具12の磁性芯材12bとの間に働く磁力をfとすると、F>fとなるように、長尺磁石体1の磁力に応じて磁性芯材12bのサイズやこの磁性芯材12bから円弧面12cまでの距離等が設定されている。
したがって、長尺磁石体1の磁力が強いときでも固定具12が長尺磁石体1を保持する力を適度な力とすることができるとともに、長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2Aに挿入接着した後に固定具12をマグネットローラ2から離間したとき、該固定具12を長尺磁石体1から容易に離間することができ、長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2Aに確実に残すことができる。また、上記のようにマグネットローラ2の溝部2Aに長尺磁石体1が挿入接着された状態では、長尺磁石体1の上部の円弧面1aの端部においてマグネットローラ2の円周表面2aとの半径方向での段差を低減できる。
以上の例では、円弧面1aを有する長尺磁石体1について説明したが、テーパ面1a′を有する長尺磁石体1′については、固定具の形状が長尺磁石体1に対する固定具12と異なっている以外、製造工程等は上記と同様である。図10は長尺磁石体1′に対する固定具12′の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図であり、長尺磁石体1に対する固定具12と同様な要素には図9と同数字符号に「′」を付記する。この固定具12′も、ブロック部12A′と押し圧プレート部12B′は、例えばプラスチック等の非磁性部材で形成されている。また、ブロック部12A′と押し圧プレート部12B′には2箇所の立穴12a′内に、例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材12b′が埋め込まれている。押し圧プレート部12B′の下端には長尺磁石体1′のテーパ面1a′からなるテーパ形状に嵌合する当接面としてテーパ面12c′が形成されている。また、このテーパ面12c′の中央には長手方向に渡って押し圧プレート部12B′の両端部まで切り溝12d′が形成されている。
そして、長尺磁石体1′と固定具12′の磁性芯材12b′との間に働く磁力により長尺磁石体1′は固定具12′に吸着して保持され、このとき、長尺磁石体1′のテーパ面1a′と固定具12′のテーパ面12c′が当接することにより、確実に位置決めされる。また、切り溝12d′によって両テーパ面12c′,1a′との間の空気を固定具12′の両端部から逃がすことができるので、長尺磁石1′を固定具12′に確実に位置決め保持することができる。さらに、固定具12′によってマグネットローラ2に長尺磁石体1′を挿入接着すると、その状態で、長尺磁石体1′の上部のテーパ面1a′の端部においてマグネットローラ2の円周表面2aとの半径方向での段差を低減できる。
以上の例では、マグネットローラ2に対して一箇所に長尺磁石体1(あるいは1′)を挿入接着する場合について説明したが、これは現像極を一つ設けたマグネットローラユニットを形成する場合である。しかし、図11に示したように、現像極として、一つの現像主極と、その両側に該現像主極と逆極性の補助磁極を形成するために3つの長尺磁石体1を備えたマグネットローラユニットAについても実施形態と同様に製造することができることはいうまでもない。なお、図11に示したように、マグネットローラユニットAの外周には円筒状の非磁性体からなる現像スリープ4が配設されて「現像剤担持体」としての現像ローラ43が構成される。この現像スリーブ4の回りには、マグネットローラ2及び長尺磁石体1により磁界が形成される。なお、図の破線は磁束密度分布を示している。
実施形態では、固定具12,12′は非磁性材(ブロック部12A,12A′、押し圧プレート部12B,12B′)と磁性材(磁性芯材12b,12b′)とを組み合わせて構成したが、固定具全体が磁性材であってもよい。また、非磁性材と磁性材を組み合わせて構成する場合、実施形態のものには限らない。例えば磁性芯材12bと立穴12aは円柱状なので固定具全体が作りやすいが、磁性芯材12bと立穴12aが角柱状でもよし、また、磁性芯材12bが3本以上あってもよい。また、ブロック部12A及び押し圧プレート部12B内に板状の磁性材を配置してもよい。また、実施形態では切り溝12d,12d′を形成しているが、この切り溝12d,12d′はなくてもよい。また、実施形態では長尺磁石体の上部は円弧面1aあるいはテーパ面1a′を有するテーパ形状となっているが、これに限らず、上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状であり、固定具がこの上部の形状に合わせた当接面を備えていればよい。
なお、参考例として、例えば上部がフラット面であるような長尺磁石体を該長尺磁石体の磁力により固定具を保持する場合、図12のような固定具91を用いるとよい。この場合、当接面91aはフラットであり、この当接面91aの中央に固定具91の両端部まで切り溝91bを形成する。また、ブロック部91Aと押し圧プレート部91Bは、例えばプラスチック等の非磁性部材で形成し、ブロック部91Aと押し圧プレート部91B内に例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材91cを埋め込む。
図13は実施形態のマグネットローラユニットAを用いた現像装置の説明図、図14は実施形態のマグネットローラユニットAを用いたプロセスカートリッジの説明図、図15は実施形態のマグネットローラユニットAを用いた画像形成装置の説明図である。
図13に示すように、本発明の現像装置60は、現像剤担持体として前記マグネットローラユニットAと現像スリーブ4を備えた現像ローラ43、現像剤供給部材41、及び、現像剤層規制部材42を少なくとも有している。そして、この現像装置60は、請求項11に記載の現像剤担持体(現像ローラ43)を有しているので、高い性能で低コストの現像装置60を提供することができる。
図14に示すように、本発明のプロセスカートリッジ70は、現像ローラ43、現像剤供給部材41、現像剤層規制部材42、を少なくとも有する現像装置60、並びに、帯電ローラ44及び像担持体45を有している。そして、このプロセスカートリッジ70は、現像装置60として、請求項12に記載の現像装置を有しているので、高い性能で低コストのプロセスカートリッジ70を提供することができる。
図15に示すように、本発明の画像形成装置80は、プロセスカートリッジ70、光書き込み手段103、転写部材105、及び、定着装置117を少なくとも有している。そして、この画像形成装置80は、プロセスカートリッジ70として、請求項13に記載のプロセスカートリッジを有しているので、高い性能で低コストの画像形成装置80を提供することができる。
図15においては、プロセスカートリッジ70は、現像ローラ43、現像剤供給部材41、現像剤層規制部材42、及び、像担持体45を有する現像装置30、並びに、帯電ローラ44を有したものとなっている。また、図15において、106は、クリーニングブレードであり、107は、除電光学系であり、113は、トナー供給部であり、114は、レジストローラであり、115は、トナー回収羽根であり、117は、定着装置であり、そして、116は、トナー搬送コイルである。
本発明の実施形態における長尺磁石体供給工程を示す図である。 本発明の実施形態における吸着工程を示す図である。 本発明の実施形態における接着剤供給工程と接着剤供給部を示す図である。 本発明の実施形態におけるセット工程を示す図である。 本発明の実施形態における挿入接着工程を示す図である。 本発明の実施形態における接着完了工程を示す図である。 本発明の実施形態における長尺磁石体の断面図である。 本発明の実施形態におけるマグネットローラユニットの断面図である。 本発明の実施形態における円弧面を有する固定具の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図である。 本発明の実施形態にけるテーパ面を有する固定具の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図である。 本発明の実施形態における現像ローラを示す図である。 本発明の参考例の固定具を示す図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いた現像装置の説明図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いたプロセスカートリッジの説明図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いた画像形成装置の説明図である。 従来のマグネットローラユニットの製造方法の概略を説明する図である。 従来の製造方法の問題点を説明する図。
符号の説明
1,1′ 長尺磁石体
1a 円弧面
1a′ テーパ面
A マグネットローラユニット
2 マグネットローラ
2A 溝部
100 保持装置
11 エアシリンダ
12,12′ 固定具
12b 磁性芯材
12c 円弧面
14 ディスペンサ
12′ 固定具
12b′ 磁性芯材
12c′ テーパ面
60 現像装置
4 現像スリーブ
43 現像ローラ

Claims (23)

  1. マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造方法であって、
    前記長尺磁石体としてその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を用い、
    前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具を用い、
    前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、
    該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とするマグネットローラユニットの製造方法。
  2. 前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面とされ、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  3. 前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  4. 前記固定具が非磁性部材と磁性部材とを組み合わせた構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  5. 前記固定具として、非磁性部材の内部に磁性部材を埋め込んだ構造の固定具を用いることを特徴とする請求項4に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  6. 前記磁性部材を柱状とし、該柱状の磁性部材を前記非磁性部材の内部に前記長尺磁石体の長手方向に複数個埋め込んだ固定具を用いることを特徴とする請求項5に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  7. 前記固定具の短手方向の幅が前記長尺磁石体の短手方向の幅より小さい固定具を用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  8. 前記固定具として、前記長尺磁石体の長手方向に併設された複数の分割固定具からなる固定具であって、各分割固定具が互いに独立に前記長尺磁石体を抑え得るように構成された固定具を用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  9. 前記固定具として、前記当接面に当接する長尺磁石体と反対側に窪ませて該長尺磁石体の長手方向に渡って該固定具の両端部まで切り溝が形成された固定具を用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  10. 請求項1〜9に記載のマグネットローラユニットの製造方法により、長尺磁石体としてその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を用いて製造されたマグネットローラユニット。
  11. 請求項10に記載のマグネットローラユニットの外周に回転可能な非磁性円筒体が配置されていることを特徴とする現像剤担持体。
  12. 現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項11に記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置。
  13. 現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項12に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項13に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
  15. マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状の長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造装置であって、
    前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具と、
    前記マグネットローラの前記溝部内に接着剤を供給する接着剤供給手段と、
    前記固定具を支持するとともに該固定具を昇降駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、
    前記接着剤供給手段で前記マグネットローラの溝部内に接着剤を供給し、
    前記固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とするマグネットローラユニットの製造装置。
  16. 前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面であり、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする請求項15に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  17. 前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする請求項15に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  18. 前記固定具が非磁性部材と磁性部材とを組み合わせた構造であることを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  19. 前記固定具が、非磁性部材の内部に磁性部材を埋め込んだ構造であることを特徴とする請求項18に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  20. 前記磁性部材が柱状であり、前記固定具が、該柱状の磁性部材を前記非磁性部材の内部に前記マグネットローラの長手方向に複数個埋め込んだ構造であることを特徴とする請求項19に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  21. 前記固定具は、該固定具の短手方向の幅が前記長尺磁石体の短手方向の幅より小さいことを特徴とする請求項15〜20のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  22. 前記固定具は、前記長尺磁石体の長手方向に併設された複数の分割固定具からから構成され、前記駆動手段は、各分割固定具を互いに独立に前記長尺磁石体を抑え得るように構成されたことを特徴とする請求項15〜21のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
  23. 前記固定具は、前記当接面に当接する長尺磁石体と反対側に窪ませて該長尺磁石体の長手方向に渡って該固定具の両端部まで切り溝が形成されていることを特徴とする請求項15〜22のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造装置。
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