JP4541073B2 - マグネットローラユニットの製造方法、並びに、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

マグネットローラユニットの製造方法、並びに、マグネットローラユニット、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置において用いられるマグネットローラユニットの製造方法、並びに、マグネットローラユニット、該マグネットローラユニットを有する現像剤担持体(現像ローラ)、該現像剤担持体を有する現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、及び、該プロセスカートリッジを有する画像形成装置に関する。
従来、前記のような現像装置において、現像ローラはマグネットローラユニットの外周に円筒状の非磁性体からなる現像スリープを備えており、現像剤供給部で供給される現像剤がマグネットローラユニットの磁力により現像スリーブ上に保持され、該現像スリーブの回転によりその表面に保持された現像剤が、像担持体と対向する位置に搬送される。また、マグネットローラユニットには、この像担持体との対向位置に現像極をなす長尺磁石体が配設されており、この現像極により現像剤は磁気ブラシ状に穂立ちさせ、磁性粒子(キャリア)に付着しているトナーが像担持体上の潜像に供給されて、現像される。
このような現像ローラのマグネットローラユニットはマグネットローラに長尺磁石体を接合して製造されるが、このマグネットローラに長尺磁石体を接合する際の該長尺磁石体の位置決め方法として例えば特開2003−323048号公報に開示されたものがある。図22は上記従来の方法の概略を説明する図である。図22(A) のように、磁性部材からなる固定具aの下面に長尺磁石体bの上部を当接せてこの長尺磁石体bの磁力により長尺磁石体bを固定具aで保持し、その下から受け台cで抑える。また、固定具aに対して所定の基準位置にある片側の固定チャックdを長尺磁石体bの片側に当てる。次に、図22(B) のようにと可動チャックeとで長尺磁石体bを挟み込み、固定具aに対する長尺磁石体bの位置決めを行う。そして、図22(C) のように、マグネットローラfの溝部gに接着剤Sを塗布し、固定チャックdと可動チャックeとで長尺磁石体bを挟んだ状態で、長尺磁石体bを溝部g上にセットし、図22(D) のように、固定具aで長尺磁石体bを溝部g内に挿入接着する。これにより、長尺磁石体bがマグネットローラに接合される。
特開2003−323048号公報
前記長尺磁石体としては、例えば、射出成型又は圧縮プレス成型で製造された長尺(150〜350mm)の希土類マグネットが用いられるが、この長尺磁石体をマグネットローラに接合する際の長尺磁石体の幅寸法とマグネットローラの溝部の幅寸法において、溝部の幅寸法は、長尺磁石体の幅寸法よりも通常+0.4〜1mm余裕を持って設定されている。しかし、マグネットローラの成形品や芯金の挿入のバラツキなどから規格の位置決め角度を達成するためにマグネットローラの溝部の壁側に、長尺磁石体を接着して接合する場合がある。
しかし、このように長尺磁石体をマグネットローラの溝部の壁近接位置に接合する際に下記に示す問題点がある。マグネットローラの溝部に接着剤を塗布すると、マグネットローラの溝部の底面の断面形状は、なだらかなR形状(円弧状)となっているため(マグネットローラはマグネットに芯金を挿入し形成されているため)、溝部の底面角部に接着剤が流れる傾向にある。このため、長尺磁石体をマグネットローラの溝部壁近接位置に接合すると、接着剤がマグネットローラの溝部側面と長尺磁石体の幅方向側面を表面張力により押し上がり、マグネットローラの溝部上端の角部と長尺磁石体の表面に溢れ出す。なお、溢れる位置としては、接着剤は長尺磁石体を接合した際に広がるが、接着剤を塗布(注入)している位置に最も接着剤が溜まり易いため溢れ易い。この接着剤の溢れにより、長尺磁石体の折れ・欠け、又はマグネットローラの溝部への長尺磁石体の接合時の位置決めや、真直度、円周方向の位置精度などが悪化するという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題を解決すべく、長尺磁石体の幅方向に切り欠き部を形成することにより、マグネットローラの溝部に接着剤を塗布後に長尺磁石体を接合した際の接着剤の溢れを防止することを課題とする。
請求項1の発明は、マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体として、その軸と平行な側面に該軸と直角な幅方向に窪ませて軸方向を長手として形成された接着剤用切り欠き部を備えた長尺磁石体を用い、前記マグネットローラの前記溝部内に接着剤を供給し、前記長尺磁石体を前記マグネットローラの溝部内に挿入し、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体はその上部が平面形状であり、前記長尺磁石体の上部の平面形状に当接するた当接面を有する固定具を用い、前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体はその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状であり、前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具を用い、前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面とされ、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って連続に形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って間欠的に形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、前記マグネットローラの前記溝部に接着剤を塗布する複数箇所の塗布位置に対応して形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の幅方向の側面の少なくとも片側に形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状がU字形状であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状が三角形状であることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状が四角形状であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法であって、前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体を成型するに射出成形においては金型、圧縮プレス成形においては金型及びパンチ部の形状により形成されたものであることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1〜13に記載のマグネットローラユニットの製造方法により製造されたマグネットローラユニットでる。
請求項15の発明は、請求項14に記載のマグネットローラユニットの外周に回転可能な非磁性円筒体が配置されていることを特徴とする現像剤担持体である。
請求項16の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項15に記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置である。
請求項17の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項16に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項18の発明は、プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項17に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、長尺磁石体として、その軸と平行な側面に該軸と直角な幅方向に窪ませて軸方向を長手として形成された接着剤用切り欠き部を備えた長尺磁石体を用いているので、長尺磁石体をマグネットローラの溝部内に挿入したとき、該溝部内の接着剤が前記接着剤用切り欠きに導かれるように該接着剤用切り欠き部に移動するので、余分な接着剤が長尺磁石体とマグネットローラの溝部状態との間から溢れることなく、接着剤の溢れを防止することができるとともに、接着剤が長尺磁石体と溝部の両側面に隣接する接着剤用切り欠き部に沿って移動するので、長尺磁石体の底面部だけでなく、この長尺磁石体とマグネットローラの溝部の両側面とも接合されるため、接合強度も向上する。したがって、接着剤の溢れを防止することで、製造装置への接着剤の固着がなくなり該長尺磁石体を例えば幅方向から位置決め固定する固定具及び長尺磁石体を上部より位置決め固定・接合時に、押し圧を加える固定具の動作不良がなくなり、マグネットローラの溝部への該長尺磁石体の接合時の位置決め精度が向上するとともに、該長尺磁石体の欠け・折れの発生も減少する。また、製造時の不良品により製造装置の停止及びメンテナンスも容易になり生産性が向上する。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様な効果が得られるとともに、固定具として磁性体をもちい、長尺磁石体の上部の平面形状に対して固定具の当接面を当接させて、該長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を固定具に保持することができるので、別途保持手段を必要としない。
請求項3の発明によれば、請求項1と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の上部の側部両端は中央より低くなっているので、この側部両端においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減して磁力上の落ち込みを発生させず、かつ、長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体が固定具に保持されるとき、長尺磁石体の上部を固定具の当接面に嵌合させて該長尺磁石体を容易に位置決めすることができる。また、この請求項3の発明によれば、従来のように長尺磁石体の幅方向両端から挟み込んでいた固定チャックと可動チャックが必要ないので、製造装置の機能を簡素化できるとともに、長尺磁石体を接着剤にて接合でき、さらに、マグネットローラの溝部に長尺磁石体を挿入する際の摩擦によるカスなど発生しなくなり、装置のメンテナンスも容易となる。
請求項4の発明によれば、請求項3と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の上部の円弧面の端部においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減できる。
請求項5の発明によれば、請求項3と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の上部のテーパ形状の端部においてマグネットローラの円周表面との半径方向での段差を低減できる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項とと同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って連続に形成されているので、長尺磁石体とマグネットローラの溝部の両側面の接合強度がさらに向上する。また、マグネットローラの溝部の軸方向に接着剤を多点塗布しても接着剤溢れを防止することができる。
請求項7の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項とと同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って間欠的に形成されているので、長尺磁石体とマグネットローラの溝部の両側面の接合強度が向上する。また、マグネットローラの溝部の軸方向に接着剤を多点塗布しても接着剤溢れを防止することができる。
請求項8の発明によれば、請求項7と同様な効果が得られるとともに、接着剤用切り欠き部が、マグネットローラの溝部に接着剤を塗布する複数箇所の塗布位置に対応して形成されているので、マグネットローラの溝部の軸方向に接着剤を多点塗布して、その接着剤を対応する位置の接着剤用切り欠き部で吸収できるので、さらに確実に接着剤溢れを防止することができる。
請求項9の発明によれば、請求項1〜8のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の幅方向の切り欠き部は、接着剤用切り欠き部は長尺磁石体の幅方向の少なくとも片側に形成されているので、接着剤の溢れる側(マグネットローラの溝部の一方の壁側)に接着剤用切り欠き部をあわせることが可能となり、接着剤の溢れを防止することができる。また、従来のマグネットローラの溝部底面だけでなく、少なくともマグネットローラの溝部の一方の側面に接合することが可能となり接合強度も向上することが可能となる。
請求項10〜13の発明によれば、請求項1〜9のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、長尺磁石体の側面に形成された接着剤用切り欠き部が断面U字状、三角形状あるいは四角形状であれば、射出成形及び圧縮プレス成形の金型・パンチ形状の形状を変更することにより、長尺磁石体を成形することが可能であり、マグネットローラの溝部側面に接着剤が拡がった場合でも一箇所に溜まることなく接着剤の溢れを防止することができる。
請求項14の発明によれば、長尺磁石体とマグネットローラの溝部の上端の接着剤の溢れを防止して生産性を良くするとともに、長尺磁石体とマグネットローラの溝部の両側面とも接合して接合強度を強くして品質の良いマグネットローラユニットを提供できる。
請求項15の発明によれば、請求項14に記載のマグネットローラユニットを有しているので、生産性がよく品質のよい現像剤担持体を提供できる。
請求項16の発明は、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項15に記載の現像剤担持体を有しているので、生産性がよく品質のよい現像装置を提供できる。
請求項17の発明によれば、、現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項16に記載の現像装置を有しているので、生産性がよく品質のよいプロセスカートリッジを提供できる。
請求項18の発明によれば、プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項17に記載のプロセスカートリッジを有しているので、生産性がよく品質のよい画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1〜図7は実施形態における各種形状の長尺磁石体を示す図であり、図1〜図7において、図(A) は図(B) に示す長手方向の側面図におけるD−D端面図である。なお、各図の長尺磁石体は形状が異なっているがその符号は共通に「1」とし、詳細要素はその数字符号「1」に異なるアルファベットを付記し、共通形状の要素は同符号とする。図1(B) 〜図7(B) では一部省略してあるが、後述の図10等に示すように、各長尺磁石体1は長尺の形状である。
図1の長尺磁石体1は、請求項4及び請求項10に対応し、その上部が長手方向を(円柱の)母線とする円弧面1Aとされている。また、その両側面11,11には、長尺方向(図の矢印P方向)の軸と直角な幅方向(図の矢印Q方向)に窪ませて軸方向を長手として、この長尺磁石体1の全長に渡って接着剤用切り欠き部1aが形成されている。この接着剤用切り欠き部1aは断面形状がU字形状である。図2の長尺磁石体1は、請求項5及び請求項10に対応し、その上部が側部両側にテーパ面1B,1Bを有するテーパ形状とされている。また、その両側面11,11には、図1と同様な断面形状がU字形状の接着剤用切り欠き部1aが形成されてる。図3の長尺磁石体1は、請求項2及び請求項10に対応し、その上部がフラット面1Cにより平面形状とされている。また、その両側面11,11には、図1と同様な断面形状がU字形状の接着剤用切り欠き部1aが形成されてる。
図4の長尺磁石体1は、請求項4及び請求項7に対応し、その上部は図1と同様な円弧面1Aとされているが、その両側面11,11には、長尺方向(図の矢印P方向)の軸と直角な幅方向(図の矢印Q方向)に窪ませて軸方向を長手として、この長尺磁石体1の軸方向渡って間欠的に接着剤用切り欠き部1bが形成されている。図5の長尺磁石体1は、請求項4、請求項9及び請求項10に対応し、その上部は円弧面1Aとされているが、片側の側面11のみに図1と同様な断面形状がU字形状の接着剤用切り欠き部1aが形成されてる。図6の長尺磁石体1は、請求項4及び請求項11に対応し、その上部は円弧面1Aとされているが、その両側面11,11には幅方向(図の矢印Q方向)に窪ませて軸方向を長手として、この長尺磁石体1の軸方向渡って断面形状が三角形状の接着剤用切り欠き部1cが形成されてる。図7の長尺磁石体1は、請求項4及び請求項12に対応し、その上部は円弧面1Aとされているが、その両側面11,11には幅方向(図の矢印Q方向)に窪ませて軸方向を長手として、この長尺磁石体1の軸方向渡って断面形状が四角形状の接着剤用切り欠き部1dが形成されてる。
以上の図1〜図7の各長尺磁石体1は、上部の円弧面1A、テーパ面1B、フラット面1C、断面U字状の接着剤用切り欠き部1a、間欠的な接着剤用切り欠き部1b、断面三角形状の接着剤用切り欠き部1c、断面四角形状の接着剤用切り欠き部1d、の組み合わせの一部であるが、これらの組み合わせは可能な限りその他の組み合わせでもよい。また、接着剤用切り欠き部1a,1b,1c,1dを両側面11,11に設けるか、片側の側面11のみに設けるかも任意に組み合わせとすることができる。そして、これらの接着剤用切り欠き部1a,1b,1c,1dには、後述のように長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2Aに挿入接着するとき接着剤が導かれるように移動し、接着剤の溢れを防止する。
図8は実施例の長尺磁石体1を用いたマグネットローラユニットAの断面図であり、各長尺磁石体1の断面形状から判るように、図8(A) は図1の長尺磁石体1、図8(B) は図2の長尺磁石体1、図8(C) は図3の長尺磁石体1、図8DSは図5の長尺磁石体1をそれぞれ用いた例である。各マグネットローラユニットAは、図8の図面に直角な方向を長手方向とする円柱状のフェライトマグネットで構成されたマグネットローラ2と、その中心を貫通する基準面付芯金3と、長尺磁石体1で構成されている。マグネットローラ2の円周表面2aの一箇所には、該マグネットローラ2の半径方向に窪ませて軸方向に渡って溝部2Aが形成されている。そして、この溝部2A内に内に、長尺磁石体1が挿入接着されている。なお、基準面付芯金3の端部に形成された基準面3aは、例えばマグネットローラ2に長尺磁石体1を挿入接着する際に、マグネットローラ2の溝部2Aを真上の所定位置に向けるように、マグネットローラ2の円周面2aの周方向の位置(角度)を規定するために利用される。
マグネットローラ2は現像極以外の磁気特性を形成する部分であり、射出成形及び押出成形にて製造したものである。その原料としてはSrもしくはBaからなる磁性粉に高分子化合物を混合した、プラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることが多い。また、高分子化合物としては6PAもしくは12PA等のPA系材料、EEA(エチレン・エチル共重合体)・EVA(エチレン・ビニル共重合体)等のエチレン系化合物、CPE(塩素化ポリエチレン)等の塩素系材料、NBR等のゴム材料が使用できる。
長尺磁石体1は、前述のように現像極の磁気特性を形成する部分であり、例えば以下のようなものが用いられる。この長尺磁石体1はその幅が狭く、且つ高い磁気特性を得るためにBr>0.5Tの材料を用いることが望ましく、多くはNe系(Ne−Fe−B等)またはSm系(Sm−Co、Sm−Fe−N等)の希土類マグネットもしくはこれらのマグネット粉を上記と同様の高分子化合物と混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用い射出成形及び圧縮プレス成形で製造したものである。更に、「トナー及び磁性粒子よりなる二成分現像剤を用いて像担持体に形成された潜像を現像する高機能現像」であるSLIC現像の場合、例えばマグネットローラ2の径がφ16〜φ20であると現像スリーブの表面の磁束密度として80〜90mTが必要となり、現像極をなす長尺磁石体1の形状としては構成上、巾2mm・高さ3mm程度の大きさに収める必要がある。この場合、長尺磁石体1の材料特性としてはBr>0.5Tであることが望ましい。また、近年、長尺磁石体1の形状として巾2mm、高さ3mm、長さ300〜315mm程度から幅3mm、高さ3mm、300〜315mm程度及び幅6mm、高さ3mm、長さ300〜315mm程度でかつ表面形状に特徴を持つ円弧面の形状など多様化してきている。
図9(A) は本発明の実施形態におけるマグネットローラユニット製造装置の固定具の側断面図、図9(B) はそのD−D断面(正面)図、図9(C) は底面図であり、この固定具は図1、図4〜図7のように上部に円弧面1Aを有する長尺磁石体1に対応するものである。図10〜図11は本発明の実施形態におけるマグネットローラユニットAの製造工程と製造装置の要部を示す図であり、図10は長尺磁石体1の長尺磁石体供給工程を示す図、図11は長尺磁石体1の吸着工程を示す図、図12は接着剤供給工程と接着剤供給部を示す図、図13はセット工程を示す図、図14は挿入接着工程を示す図、図15は接着完了工程を示す図である。図11の吸着工程、図13のセット工程、図14の挿入接着工程、図15の接着完了工程は、製造ライン上で後述の保持装置100が配置された組立工程部の同一箇所を示している。また、図10〜図15において図(A) は側断面図、図(B) は図(A) のD−D断面(正面)図である。なお、この図では上部に円弧面1Aを有する長尺磁石体1を例に説明する。
図10に示すように、組立工程部には保持装置100が配置されている。保持装置100は、長尺磁石体1の長手方向(図の矢印Pの方向)に沿って複数の保持ユニット10を一列に配置して構成されている。各保持ユニット10は、駆動手段としてのエアシリンダ11の駆動軸11aの下部に固定板11bを取り付け、その固定板11bの下面に固定具12を取り付けたものである。なお、各エアシリンダ11は図示しない部材により一線に並んで互いに固定されているが、各エアシリンダ11の駆動により、各固定具12はそれぞれ独立に駆動可能となっている。各エアシリンダ11は、所定圧力をの印加時間を計時する圧力カウンタとその他制御機器を備えた制御部110により制御される。そして、この保持装置100の下方に、長尺磁石体1を載置した受け部20が供給される。受け部20は長尺の部材であり両側にガイド20a,20aが形成され、長尺磁石体1はこのガイド20a,20aによって両側の位置が規制されている。
図9に示すように、固定具12は、固定板11bに固着されるブロック部12Aとこのブロック部12Aと一体に形成された垂直板状の押し圧プレート部12Bを有する。このブロック部12Aと押し圧プレート部12Bは例えばプラスチック等の非磁性部材で形成されている。ブロック部12Aと押し圧プレート部12Bには2箇所に立穴12aが形成され、その立穴12a内には例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材12bが埋め込まれている。また、押し圧プレート部12Bの下端には長尺磁石体1の円弧面1Aに嵌合する当接面として円弧面12cが形成されている。また、この円弧面12cの中央にはブロック部12A側(長尺磁石体1と反対側)に窪ませて長手方向に渡って押し圧プレート部12Bの両端部まで切り溝12dが形成されている。
図10において、受け部20は保持装置100の下部でこの保持装置100に対して所定位置に位置決めされて保持されている。保持装置100のエアシリンダ11が駆動されて固定具12が下降する。そして、図11のように、押し圧プレート部12Bの円弧面12cが長尺磁石体1の円弧面1Aに当接する。このとき、長尺磁石体1と固定具12の磁性芯材12bとの間に働く磁力により長尺磁石体1は固定具12に吸着される。このとき、円弧面12cには切り溝12dが形成されてるので、この切り溝12dによって固定具12の円弧面12cと長尺磁石体1の円弧面1Aとの間の空気を固定具12の両端部から逃がすことができ、長尺磁石体1を固定具12に確実に位置決め保持することができる。そして、エアシリンダ11を駆動して固定具12を上昇すると長尺磁石体1が受け部20から離間する。このとき、両円弧面12c,1aが当接していることにより、さらに確実に位置決めされる。そして、受け部20は保持装置100の位置(組立工程部)から排除される。
図12に示したように、接着剤供給部には接着剤供給手段としてのディスペンサ14が配設されている。そして、接着剤供給部においてマグネットローラ2が図の矢印Qのように移動され、この移動に同期して所定のタイミングでディスペンサ14から接着剤が押し出され、マグネットローラ2の溝部2A内に接着剤Sが所定間隔で注入される。この接着剤が注入されたマグネットローラ2は図13に示す組立工程部に供給される。
図13の組立部には前記尺磁石体1を保持した保持装置100が待機しており、この保持装置100の下方の所定位置に、接着剤Sが注入されたマグネットローラ2が位置決めして固定される。保持装置100のエアシリンダ11が駆動されて固定具12が下降する。そして、図14のように、固定具12が長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2A内に挿入し、さらにエアシリンダ11の圧力を制御して押し圧プレート部12Bにより長尺磁石体1を加圧する。このときエアシリンダ11の圧力制御をしている圧力が一定になり、所定の保持時間をカウントしたら、エアシリンダ11の圧力を開放する。そして、エアシリンダ11を駆動して固定具12を上昇すると、図15のように長尺磁石体11が溝部2A内に接着されたまま残り、固定具12だけが上昇し、接着が完了する。これにより、マグネットローラ2に長尺磁石体1を接合したマグネットローラユニットAが形成される。
ここで、長尺磁石体1に加圧して所定の保持時間カウントした後、接着剤Sにより長尺磁石体1を溝部2A内に接着固定する力をF、長尺磁石体1と固定具12の磁性芯材12bとの間に働く磁力をfとすると、F>fとなるように、長尺磁石体1の磁力に応じて磁性芯材12bのサイズやこの磁性芯材12bから円弧面12cまでの距離等が設定されている。
したがって、長尺磁石体1の磁力が強いときでも固定具12が長尺磁石体1を保持する力を適度な力とすることができるとともに、長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2Aに挿入接着した後に固定具12をマグネットローラ2から離間したとき、該固定具12を長尺磁石体1から容易に離間することができ、長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2Aに確実に残すことができる。また、上記のようにマグネットローラ2の溝部2Aに長尺磁石体1が挿入接着された状態では、長尺磁石体1の上部の円弧面1Aの端部においてマグネットローラ2の円周表面2aとの半径方向での段差を低減できる。
以上の工程で、図13から図14のように長尺磁石体1をマグネットローラ2の溝部2A内に挿入したとき、図14に示すように接着剤Sは、所定間隔で注入された位置で溝部2Aの底面と長尺磁石1の底面との間で長手方向に広がるとともに、主にその注入された位置から溝部2Aと長尺磁石1の側面11との間を表面張力により押し上がる。しかしその接着剤Sは、長尺磁石体1の側面11に形成された接着剤用切り欠き部1a(あるいは1b,1c,1d)に導かれるように長手方向に移動するので、接着剤Sが長尺磁石体1及びマグネットローラ2の溝部2Aの上端に溢れることがない。
以上の例では、円弧面1Aを有する長尺磁石体1について説明したが、テーパ面1Bを有する長尺磁石体1については、固定具の形状が円弧面1Aを有する長尺磁石体1に対する固定具12と異なっている以外、製造工程等は上記と同様である。図16は図2のように上部にテーパ面1Bを有する長尺磁石体1に対応する固定具12′の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図であり、図9の固定具12と同様な要素には図9と同数字符号に「′」を付記する。この固定具12′も、ブロック部12A′と押し圧プレート部12B′は、例えばプラスチック等の非磁性部材で形成されている。また、ブロック部12A′と押し圧プレート部12B′には2箇所の立穴12a′内に、例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材12b′が埋め込まれている。押し圧プレート部12B′の下端には長尺磁石体1のテーパ面1Bからなるテーパ形状に嵌合する当接面としてテーパ面12c′が形成されている。また、このテーパ面12c′の中央には長手方向に渡って押し圧プレート部12B′の両端部まで切り溝12d′が形成されている。
そして、長尺磁石体1と固定具12′の磁性芯材12bとの間に働く磁力により長尺磁石体1は固定具12′に吸着して保持され、このとき、長尺磁石体1のテーパ面1Bと固定具12′のテーパ面12c′が当接することにより、確実に位置決めされる。また、切り溝12d′によって両テーパ面12c′,1Bとの間の空気を固定具12′の両端部から逃がすことができるので、長尺磁石1を固定具12′に確実に位置決め保持することができる。さらに、固定具12′によってマグネットローラ2に長尺磁石体1を挿入接着すると、その状態で、長尺磁石体1の上部のテーパ面1Bの端部においてマグネットローラ2の円周表面2aとの半径方向での段差を低減できる。
図17は図3のように上部にフラット面1Cを有する長尺磁石体1に対応する固定具を示す図であり、この固定具12″も、ブロック部12A″と押し圧プレート部12B″は、例えばプラスチック等の非磁性部材で形成されている。また、ブロック部12A″と押し圧プレート部12B″には2箇所の立穴12a″内に、例えばステンレス等の磁性部材で形成された円柱状の磁性芯材12b″が埋め込まれている。押し圧プレート部12B″の下端には長尺磁石体1のフラット面1Cに当接するフラット面12c″と切り溝12d″が形成されている。そして、長尺磁石体1と固定具12″の磁性芯材12b″との間に働く磁力により長尺磁石体1は固定具12′に吸着して保持する。上記固定具12″を用いてフラット面1Cを有する長尺磁石体1を保持する動作をする場合は前掲の図22で説明したと同様に固定チャック及び可動チャックで保持、位置決めを行えばよい。なお、円弧面1Aやテーパ面1Bを有する長尺磁石体1に対して上記同様に固定チャック13A及び可動チャック13Bを使用するようにしてもよい。
以上の例では、マグネットローラ2に対して一箇所に長尺磁石体1を挿入接着する場合について説明したが、これは現像極を一つ設けたマグネットローラユニットを形成する場合である。しかし、図18に示したように、現像極として、一つの現像主極と、その両側に該現像主極と逆極性の補助磁極を形成するために3つの長尺磁石体1を備えたマグネットローラユニットAについても実施形態と同様に製造することができることはいうまでもない。なお、図18に示したように、マグネットローラユニットAの外周には円筒状の非磁性体からなる現像スリープ4が配設されて「現像剤担持体」としての現像ローラ43が構成される。この現像スリーブ4の回りには、マグネットローラ2及び長尺磁石体1により磁界が形成される。なお、図の破線は磁束密度分布を示している。
実施形態では、固定具12,12′,12″は非磁性材(ブロック部12A,12A′,12A″、押し圧プレート部12B,12B′,12B″)と磁性材(磁性芯材12b,12b′,12b″)とを組み合わせて構成したが、固定具全体が磁性材であってもよい。また、非磁性材と磁性材を組み合わせて構成する場合、実施形態のものには限らない。例えば磁性芯材12bと立穴12aは円柱状なので固定具全体が作りやすいが、磁性芯材12bと立穴12aが角柱状でもよし、また、磁性芯材12bが3本以上あってもよい。また、ブロック部12A及び押し圧プレート部12B内に板状の磁性材を配置してもよい。また、実施形態では切り溝12d,12d′を形成しているが、この切り溝12d,12d′はなくてもよい。
図19は実施形態のマグネットローラユニットAを用いた現像装置の説明図、図20は実施形態のマグネットローラユニットAを用いたプロセスカートリッジの説明図、図21は実施形態のマグネットローラユニットAを用いた画像形成装置の説明図である。
図19に示すように、本発明の現像装置60は、現像剤担持体として前記マグネットローラユニットAと現像スリーブ4を備えた現像ローラ43、現像剤供給部材41、及び、現像剤層規制部材42を少なくとも有している。そして、この現像装置60は、請求項15に記載の現像剤担持体(現像ローラ43)を有しているので、高い性能で低コストの現像装置60を提供することができる。
図20に示すように、本発明のプロセスカートリッジ70は、現像ローラ43、現像剤供給部材41、現像剤層規制部材42、を少なくとも有する現像装置60、並びに、帯電ローラ44及び像担持体45を有している。そして、このプロセスカートリッジ70は、現像装置60として、請求項16に記載の現像装置を有しているので、高い性能で低コストのプロセスカートリッジ70を提供することができる。
図21に示すように、本発明の画像形成装置80は、プロセスカートリッジ70、光書き込み手段103、転写部材105、及び、定着装置117を少なくとも有している。そして、この画像形成装置80は、プロセスカートリッジ70として、請求項17に記載のプロセスカートリッジを有しているので、高い性能で低コストの画像形成装置80を提供することができる。
図21においては、プロセスカートリッジ70は、現像ローラ43、現像剤供給部材41、現像剤層規制部材42、及び、像担持体45を有する現像装置30、並びに、帯電ローラ44を有したものとなっている。また、図15において、106は、クリーニングブレードであり、107は、除電光学系であり、113は、トナー供給部であり、114は、レジストローラであり、115は、トナー回収羽根であり、117は、定着装置であり、そして、116は、トナー搬送コイルである。
本発明の実施形態における円弧面と断面U字形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態におけるテーパ面と断面U字形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態におけるフラット面と断面U字形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態における円弧面と間欠的な接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態における円弧面と片側に断面U字形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態における円弧面と断面三角形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態における円弧面と断面四角形状の接着剤用切り欠き部を有する長尺磁石体を示す図である。 本発明の実施形態におけるマグネットローラユニットの断面図である。 本発明の実施形態における円弧面を有する固定具の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図である。 本発明の実施形態における長尺磁石体供給工程を示す図である。 本発明の実施形態における吸着工程を示す図である。 本発明の実施形態における接着剤供給工程と接着剤供給部を示す図である。 本発明の実施形態におけるセット工程を示す図である。 本発明の実施形態における挿入接着工程を示す図である。 本発明の実施形態における接着完了工程を示す図である。 本発明の実施形態にけるテーパ面を有する固定具の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図である。 本発明の実施形態にけるフラット面を有する固定具の側断面図、底面図及びD−D断面(正面)図である。 本発明の実施形態における現像ローラを示す図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いた現像装置の説明図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いたプロセスカートリッジの説明図である。 本発明の実施形態のマグネットローラユニットAを用いた画像形成装置の説明図である。 従来のマグネットローラユニットの製造方法の概略を説明する図である。
符号の説明
1 長尺磁石体
1A 円弧面
1B テーパ面
1C フラット面
1a,1b,1c,1d 接着剤用切り欠き部
A マグネットローラユニット
2 マグネットローラ
2A 溝部
100 保持装置
60 現像装置
4 現像スリーブ
43 現像ローラ

Claims (18)

  1. マグネットローラに該マグネットローラの半径方向に窪ませて軸方向に渡って形成された溝部内に、長尺磁石体を挿入接着してマグネットローラユニットを製造するマグネットローラユニットの製造方法であって、
    前記長尺磁石体として、その軸と平行な側面に該軸と直角な幅方向に窪ませて軸方向を長手として形成された接着剤用切り欠き部を備えた長尺磁石体を用い、
    前記マグネットローラの前記溝部内に接着剤を供給し、そして、
    前記長尺磁石体を前記マグネットローラの溝部内に挿入し、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにした
    ことを特徴とするマグネットローラユニットの製造方法。
  2. 前記長尺磁石体はその上部が平面形状であり、
    前記長尺磁石体の上部の平面形状に当接するた当接面を有する固定具を用い、
    前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、
    該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  3. 前記長尺磁石体はその上部が短手方向の側部から中央にかけて膨出した形状であり、
    前記長尺磁石体の上部形状に合わせた当接面を有する固定具を用い、
    前記長尺磁石体の磁力により該長尺磁石体を前記固定具に保持するとともに、該長尺磁石体の上部を該固定具の前記当接面に位置決め保持し、
    該固定具で保持した長尺磁石体を前記マグネットローラの接着剤が供給された前記溝部内に挿入し、該固定具で該長尺磁石体を抑え、前記接着剤を前記接着剤用切り欠きに導くようにして該長尺磁石体を該マグネットローラに挿入接着するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  4. 前記長尺磁石体の上部が該長尺磁石体の長手方向を母線とする円弧面とされ、前記固定具の当接面が該円弧面に嵌合する円弧面を有することを特徴とする請求項3に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  5. 前記長尺磁石体の上部が側部両側にテーパ面を有するテーパ形状とされ、前記固定具の当接面が該テーパ形状に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする請求項3に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  6. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って連続に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  7. 記載の前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸方向に渡って間欠的に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  8. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、前記マグネットローラの前記溝部に接着剤を塗布する複数箇所の塗布位置に対応して形成されていることを特徴とする請求項7に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  9. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の幅方向の側面の少なくとも片側に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  10. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状がU字形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  11. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状が三角形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  12. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体の軸と直交する断面形状が四角形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  13. 前記長尺磁石体の前記接着剤用切り欠き部が、該長尺磁石体を成型するに射出成形においては金型、圧縮プレス成形においては金型及びパンチ部の形状により形成されたものであることを特徴とする1〜12のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のマグネットローラユニットの製造方法により製造されたマグネットローラユニット。
  15. 請求項14に記載のマグネットローラユニットの外周に回転可能な非磁性円筒体が配置されていることを特徴とする現像剤担持体。
  16. 現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項15に記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置。
  17. 現像剤担持体、現像剤供給部材、及び、現像剤層規制部材を少なくとも有する現像装置、並びに、帯電ローラ及び像担持体を有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項16に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、請求項17に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
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