JP2000131951A - 磁気ロールおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ロールおよびその製造方法

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JP2000131951A
JP2000131951A JP10305929A JP30592998A JP2000131951A JP 2000131951 A JP2000131951 A JP 2000131951A JP 10305929 A JP10305929 A JP 10305929A JP 30592998 A JP30592998 A JP 30592998A JP 2000131951 A JP2000131951 A JP 2000131951A
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magnetic roll
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magnetic
roll
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M Littman Alan
エム リットマン アラン
A Alvarez George
エイ アルバレズ ジョージ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電潜像が光導電部材に記録される型式の電
子写真印刷機において使用するための磁気ロールを製造
する場合に、その品質を維持向上しつつ、製造コストを
低減する。 【解決手段】 金型キャビティ132に軸142を配置
する工程と、金型キャビティ132に軸132を配置し
た状態でキャビティ内でコアを成形する工程と、を備え
る。前記コアは、その外周部にポケットを有する。その
ポケットには磁石92が装着される。磁石92は成形時
又は成形後に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像を現像するた
めの方法および装置に関する。本発明は、特に、現像シ
ステム用の磁気ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の現像用のロールは、一般に、コア
(又は本体)と、コアの周囲に位置決めされた磁石と、
を用いて製造される。ここで、磁石は、一般にコアの周
囲に接着される。コアへの磁石の接着は、次のような一
連の問題を引き起こす。すなわち、その接着は、径方向
及び長手方向の両方に位置決め誤差を引き起こし、ロー
ル品質を減少させる。必要な許容誤差を得るために後加
工を行うならば、製造コストが上昇してしまう。また、
コアに磁石を接着するために接着剤を使用する場合、環
境上及び安全上の各種規制を満足する特別の取扱が求め
られる。また、労働者がコアに手作業で磁石を接着する
場合、それはコストを上昇させる。また、その接着は、
再生産のための分解を困難にさせ、つまり、コアから磁
石を分離するために接着剤を取り除くのは非常に困難で
ある。
【0003】近年、磁気ロールの製造時に、マグネット
を事前配置してコーンをモールド成形することにより、
コーンの周囲にマグネットを位置決めすることが行われ
ている。しかし、この製造法でも、製造コストは非常に
高価なものとなる。すなわち、その製造法は、ウレタン
樹脂の面で制限を受け、モールドのための硬化時間が長
くなる。また、その製造法ではウレタンフォーム(型)
が利用されるが、それはプロセスの自在性を制限し、ウ
レタンフォームについての制限された強度及び耐久性
は、色々な用途において、磁気ロールの品質や安定性に
影響を及ぼす。
【0004】米国特許第5,453,471号には、製
造される磁石ローラの外形に適合する内形をもったシリ
ンダとして作用する中空部材が開示されている。この中
空部材は、金型に取り付けられ、その後、金型はクラン
プで締め付けられる。磁性粒子を含有する溶解樹脂が、
ランナを介して中空部材の金型キャビティに注入され
る。
【0005】米国特許第5,384,957号には、磁
石ロールを製造する方法が開示されている。この方法に
おいては、射出成形によって得られるものに匹敵する磁
気特性が、押し出し工程に関係なく得られる。第1の実
施例では、磁界押し出しダイのヨーク幅が、押し出し方
向に沿って変化する。第2の実施例では、樹脂接合磁石
材料が充填された管が軸として用いられる。
【0006】米国特許第5,030,937号には、電
子写真装置用の磁石ロールが開示されている。この磁気
ロールは、射出成形されたプラスチック材料の複数個の
同一円筒部で構成された磁石キャリアアセンブリを備え
ている。この円筒部は、同軸上に配置され、磁石ロール
回転軸を構成する金属棒状のスピンドルに、端と端を接
した状態で縦方向に整列されている。各チャネルの底部
は、その全長に沿って、押し出し磁気ストリップ用ロケ
ータとして作用する中央溝を有する。
【0007】米国特許第5,019,796号には、改
良された棒磁石およびその製造方法、ならびに改良され
た磁気コアが開示されている。そこには、印刷機の処理
ステーションにおいて使用するための磁石アセンブリが
示されている。棒磁石は、遊星曲線部(epicyclical cu
rve segments)に沿って磁化された磁区を有する永久磁
石材料から形成されている。外部磁束密度は、従来通り
磁化された磁石以上に改良されている。
【0008】米国特許第4,872,418号には、軟
質材料から成る主本体部分を備え、永久的に磁化された
表面部分を有する磁石ロールが開示されている。このロ
ールはまた、軟質材料によって主本体部分と一体成形さ
れた支持部と、主本体を取り付ける部材に本体部分を固
定するための主本体部分とを有する。
【0009】米国特許第4,823,102号には、印
刷機の処理ステーションで使用する磁気ロールが開示さ
れている。このロールは、複数個の間隔を置いたフィン
が一般に放射状に延在した状態の中央部分を備える。中
央部分の対向端部から、その縦軸に沿って軸が外側に向
かって延在する。隣接するフィンとフィンとの間の各空
間には、磁石が固定されている。軸上には、スリーブが
回転自在に支持されている。
【0010】米国特許第4,804,971号には、印
刷機で使用する磁気ブラシ現像装置のための円筒磁石が
開示されている。この磁石は、円筒外部スリーブと、こ
のスリーブの回転軸を延在させるキャビティと、を備え
たU形断面を有する。磁石を形成する材料は、成形自在
プラスチックである。
【0011】米国特許第4,608,737号には、静
電複写機の現像装置で使用するための磁石ロールが開示
されており、磁石が放射状に配向されるように磁化され
た永久磁石材料から成る長手棒によって磁石構造が設け
られている。この棒は、コアを必要とすることなくハブ
を支持するほどに十分堅い。磁石構造には、導電性材料
から成る円筒シェルが回転自在に取り付けられている。
棒は、剛性鋼裏当てを有する導電性プラスチック、セラ
ミックまたはゴムから形成される。
【0012】米国特許第4,604,042号には、本
質的に磁性粉および固着剤から成る構成部材から異方性
磁石を製造するための金型が開示されている。この金型
は、金型本体と、構成部材を成形するためのキャビティ
と、ヨークと、磁界の漏れを防止するための、ヨークの
両側の第1および第2の磁石とを備える。
【0013】米国特許第4,557,582号には、支
持軸に接着剤で固定され、磁極の磁束密度を高めるため
の磁石片を備えた磁石ロールが開示されている。この磁
石片は、磁極を有する部分と、それに隣接する部分との
間のインタフェースにおいて反発磁気力を有するように
配置されている。
【0014】米国特許第4,517,719号には、複
数個の磁石が保持部材と一体的に固着され、磁気力発生
部を形成する磁気ロールが開示されている。保持部材
は、剛性合成樹脂または樹脂フォームから形成され、磁
気力発生部の外側には、溝が設けられている。
【0015】本発明の目的は、上記従来の課題に鑑みな
されたものであり、磁気ロールの製造コストを低減する
ことにある。
【0016】本発明の他の目的は、製造コストの低減を
図りつつ、磁気ロールの品質を維持・向上させることに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、静電潜像
が光導電部材に記録される型式の電子写真印刷機におい
て使用するための磁気ロールを製造する方法を提供す
る。この方法は、金型(鋳型)キャビティに軸を配置す
る工程と、前記金型キャビティに前記軸を配置した状態
で前記キャビティ内でコアを成形する工程と、を備え
る。前記コアは、その外周部にポケットを有する。更
に、前記ポケットに磁石を装着する工程を備える。
【0018】第2の発明は、静電潜像が光導電部材に記
録される型式の電子写真印刷機において使用するための
磁気ロールを提供するものである。この磁気ロールにお
いては、磁界が磁性粒子を引きつけて前記ロールの一部
を包囲するスリーブ上に磁気ブラシが形成される。磁気
ロールは、長手部材と、成形自在材料から形成されたコ
アと、を備える。前記コアは、前記部材上に成形され
る。前記コアは、その外周部にポケットを配置する。前
記磁気ロールは、前記ポケットに固定された磁石をさら
に備える。
【0019】第3の発明は、静電潜像が光導電部材に記
録される型式の電子写真印刷機において使用するための
現像装置(現像ユニット)を提供する。この現像装置
は、供給用のトナー粒子を蓄えるための部屋を定めるハ
ウジングと、磁気ロールの一部を包囲するスリーブ上の
トナー粒子を前記ハウジングのチャンバから前記光導電
部材まで輸送するための磁気ロールと、を備える。前記
磁気ロールは、長手部材と、成形自在な材料から構成さ
れたコアと、を備える。前記コアは、前記長手部材上に
成形される。前記コアは、その外周部にポケットを有す
る。更に、前記磁気ロールは、前記ポケットに固定され
た磁石を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】図2には、本発明に係る現像ユニ
ットが組み込まれた電子写真印刷機の種々の構成部材が
概略的に示されている。
【0021】図4には、本発明に係るアセンブリ型式の
現像ロール116が示されている。現像ロール116
は、一般に、磁気ロール40と、その外周部に回転自在
に固定されたスリーブまたは管114と、を備えたアセ
ンブリである。図1に示すように、磁気ロール40は、
一般にアセンブリ型式で構成され、軸80を備えてお
り、その回りにコア82が位置決めされている。軸80
は、磁気ロール40を位置決めする働きをなし、その長
さLOは、コア82の長さLMよりも長い。第1および第
2のジャーナル84および86はそれぞれ、コア82の
第1および第2の端部90および91から外側に向かっ
て延在する。
【0022】図3においては、磁気ロール40の断面が
より詳細に示されている。軸80は、コア82を支持す
ることが可能な好適な耐久性のある材料から形成され
る。例として、軸80は金属、例えば鋼で形成してもよ
い。好適な材料としては、常温圧延された鋼、例えばS
AE1020が挙げられる。軸80は、いかなる形状で
あってもよいが、一般には、磁気ロール40を支持する
ことが可能な大きさの直径Dをもった円筒形を有する。
【0023】コア82は、軸80の周囲に位置決めされ
ている。コア82は、軸80上に成形されるのが好まし
い。コア82は、およそ2インチの直径DRを有する磁
気ロール40に対して、およそ1.7インチの直径DS
を有する。コア82はスリーブ中心線84を有してお
り、このスリーブ中心線84は軸80の中心線86に一
致する。コア82は、望ましくは、その外周部94に磁
石92を位置決めするためのポケット90を有する。本
発明は、1個の磁石92で実施してもよいが、望ましく
は、磁気ロール40が複数個の磁石92を備える。例え
ば、図3に示すように、磁気ロール40は、第1の磁石
96と、第2の磁石100と、第3の磁石102と、を
備える。磁石96、100および102の外周部の相対
的な角度位置および半径は、望ましい磁界を得て、現像
ハウジングから光導電ドラムまでマーキング粒子を最良
に転送するように選択される。
【0024】ポケット90は、いかなる好適な形状であ
ってもよいが、望ましくは、底部104と、この底部1
04から放射状に外側に向かって延在する第1および第
2の壁面106および110と、を備える。ポケット9
0は、磁石96の外周部112が軸80の中心線86か
ら半径R1を定めるように、位置決めされかつその大き
さが設定されている。同様に、磁石100および102
の外周部は、半径R2およびR3をそれぞれ定める。磁石
96、100および102の各々において異なる磁気力
をもたらすために、半径R1、R2およびR3が異なって
もよい。
【0025】磁石92は、永久的に磁化可能な好適な耐
久性のある材料から形成される。例えば、磁石92は鉄
金属から形成されてもよく、また磁化可能材料が分散さ
れているプラスチック材料から形成されてもよい。磁石
92はいかなる好適な形状であってもよいが、一般に
は、図3に示すように均一断面を有し、その均一断面
は、軸80の中心線86に対して平行に延在する。磁石
92は、いかなる好適な極性で磁化されてもよい。例え
ば、図3に示すように、磁石96の外周部112をN極
として定め、その底部113をS極として定めてもよ
い。他の磁石は、磁石96の極性と同じか、またはその
逆であってもよい。例えば、磁石100の外周部をS極
として定め、その底部をN極として定めてもよい。さら
に、磁石102の外周部をN極として定め、その底部を
S極として定めてもよい。
【0026】コア82は、望ましくは、好適な耐久性の
ある成形自在または鋳造自在な材料から形成される。例
えば、コア材料はポリエステル、ナイロン、アクリル樹
脂、ウレタンまたはエポキシであってもよい。コア材料
は、低圧で鋳造自在な可鋳樹脂であればよい。このコア
材料は、充填材、例えば粉砕ガラス、ガラス繊維、導電
性充填材または補強材で強化されてもよい。さらに、コ
ア82は、マイクロバルーン(図示せず)を備えてもよ
い。マイクロバルーンは、一般に球形であり、直径がお
よそ20ないし130μmであり、好ましくは、およそ
60μmである。成形工程中に、成形材料にガスを分散
させてコア82を製造することにより多孔質構造を形成
することが可能であり、また成形工程中に分解する化学
発泡剤をガスに添加し、多孔質構造を形成することも可
能である。
【0027】図4には、スリーブまたは管114内に組
み込まれ、現像ロール116を構成する磁気ロール40
が示されている。管114は、好適な耐久性のある非強
磁性材料、例えばアルミニウムまたはプラスチックから
形成されてもよい。
【0028】管114は、磁気ロール40の直径DR
りもわずかに大きい内径DIを有する。管114および
磁気ロール40は、一般に、アセンブリとしての現像ロ
ール116を構成する。現像ロール116は、回転磁気
ロール40が配置された固定管114によって、または
固定磁気ロール40を中心に回転する回転管114を設
けることにより動作可能である。管114および磁気ロ
ール40は、最終的には同一方向または逆方向に共に回
転可能である。
【0029】図4に示すように、管114は現像ハウジ
ング120に回転自在に固定され、電源(図示せず)に
よって適切な方向に駆動されて、受光素子へトナーを移
動させる。磁気ロール40は、ベアリング124によっ
て軸80に支持された状態で、矢印122の方向に回転
する。ベアリング124は、管114の内周に取り付け
られる。磁気ロール40は駆動機構126によって回転
され、この駆動機構126は、好適な電源、例えばモー
タ130によって駆動される。このように、磁気ロール
40の磁石92は、ドラム16の受光面28に向けて矢
印122の方向に管114の周囲で現像材料を移動させ
る。
【0030】図5には、図1の磁気ロール40を製造す
る際に使用する金型(鋳型)132が示されている。図
5の金型132は、断面図で示されている。金型132
は一体化金型であってもよいが、図5に示すように、第
1のダイ半体134と第2のダイ半体136とを備えて
もよい。金型132から磁気ロール40を取り外すため
には3個以上のダイ部分が必要となる場合もある。ま
た、磁気ロール40は、一体化金型から引き出してもよ
い。
【0031】支持部138を用いて、金型キャビティ1
40内に軸80を位置決めする。金型キャビティ140
内で軸80の中央位置を定めるために、軸中心線86が
金型キャビティ中心線142と一致するように位置決め
される。金型キャビティ140は、望ましくは、そこに
磁石92を位置決めするための磁石チャネル144を備
える。すなわち、金型キャビティ140の外周部146
にチャネル144が形成される。金型132は、金型樹
脂を受け入れ、低圧で成形動作を行う。
【0032】本発明においては、図1、図3、図4およ
び図5に示すように、磁石92が金型132内に位置決
めされて磁気ロール40を設けた状態で実施してもよい
が、図6に示すように成形工程に続いてスリーブ内に磁
石を位置決めしてもよい。
【0033】図6を参照すると、本発明の別の実施の形
態として、磁気ロール240が示されている。磁気ロー
ル240は、成形工程に続いてコア282に配置された
磁石292を備えることを除いては、図1、図3および
図4の磁気ロール40と同じである。磁気ロール240
はコア282を備えており、このコア282は、金型内
の所定位置に磁石が存在しない状態で成形されているこ
とを除いては、磁気ロール40のコア82と同じであ
る。コア282は、好適な耐久性のある材料、例えばコ
ア82に対する上記材料で成形される。コア282は、
軸280の周囲に成形される。軸280は、磁気ロール
40の軸80と同じであり、同一材料、例えば常温圧延
された鋼で製造される。
【0034】コア282は、ポケット290を備える。
ポケット290は、いかなる好適な形状であってもよい
が、軸280の中心線286から半径RDで描かれた底
部面204を備えるのが好ましい。ポケット290の底
部204から漸次的に外側に向かって、第1の壁面20
6と第2の壁面210とが延在している。ポケット29
0内に磁石292を正確に位置決めするために、第1の
壁面206と第2の壁面210が開先角度θを定めるの
が好ましい。角度θは、鋭角、例えば15度ないし30
度であるのが好ましい。同様に、磁石292は、第1の
壁面270がポケット290の第1の壁面206と接触
し、第2の壁面272がポケット290の第2の壁面2
10と接触した状態で、対向する壁面270および27
2間に開先角度βを有するのが好ましい。角度θおよび
βは、磁石292を正確に位置決めするために同一であ
るのが好ましい。
【0035】コア282は、磁気ロール240の直径D
R2よりも小さいコア直径DS2によって定められる。ロー
ル240の直径DR2は、ポケット290の底部204の
半径ROおよび磁石292の半径Lを最初に維持するこ
とによって正確に維持される。極めて正確な直径DR2
必要な場合、磁石292は、磁石92を組み立てた後に
機械加工することにより、直径DR2を極めて正確に維持
することが可能であり、また後に機械加工することによ
り、例えば回転、研削もしくはホーニングを行うことに
より、直径LおよびROをより正確に維持することが可
能である。
【0036】軸280の直径D2は、直径DR2がおよそ
2.00インチのロール240に対して、軸80の直
径、例えば0.30インチであるのが好ましい。対応す
るコア282は、およそ1.7インチの直径DS2を有す
る。
【0037】軸280の回りにコア282を成形するこ
とに続いて、ポケット290内に磁石292を位置決め
する。
【0038】磁石292は、いずれかの好適な方法、例
えば、その間に接着剤294を塗布することによってポ
ケット290に固定することも可能である。接着剤29
4は、好適な接着剤、例えばシアノアクリレートまたは
エポキシであってもよい。
【0039】接着剤294に加えて、または接着剤29
4の代わりに、磁石292をポケット290に機械的に
ロッキングしてもよい。例えば、角度θを角度βよりも
小さくなるように選択した場合、磁石292をポケット
290に押しつけてその間で干渉させてもよい。あるい
は、コア282が、圧力タブ250の形状の第1の特徴
部を備えてもよく、この圧力タブ250は、第2の特徴
部、例えば磁石292のノッチ252と接触する。逆
に、タブ(図示せず)が磁石292に配置された状態
で、コア282の壁面206にノッチ(図示せず)を配
置してもよい。
【0040】図7には、磁気ロール240を製造するた
めの金型232が示されている。金型232は、第1の
ダイ半体234と第2のダイ半体236とを備えてお
り、これらは、金型232内に磁石292を配置しない
ことを除いては、図5に示す金型132のダイ半体13
4および136と同じである。金型232は、その外周
部246から内側に向かって延在する突き出し部248
を備える。突き出し部248を用いて、ポケット290
およびコア282を形成する。金型232は、金型13
2の軸支持部138と同じ軸支持部238をさらに備え
る。軸支持部238は、軸中心線286が金型中心線2
42と同一線形に並ぶように軸280を位置決めする。
金型キャビティ241は、コア82に備える金型32に
おいて利用する材料と同じ材料が充填される。図5の金
型132でのように、金型232は一体であるか、また
は3個以上のダイ部分を備えてもよい。
【0041】図8には、図1の磁気ロール40を製造す
る方法が示されている。この方法は、金型キャビティ内
に軸を配置する第1の工程を備える。第2の工程では、
この軸の回りにコアを成形する。コアは、ポケットを備
える。次の工程は、ポケットに磁石を固定し、磁石アセ
ンブリを形成する。第4の工程では、必要に応じて磁石
アセンブリを機械加工する。第5の工程では、磁石アセ
ンブリをスリーブに組み立てて現像ロール116を形成
する。
【0042】図9には、図5に示す磁気ロール240を
製造する方法が示されている。この方法は、まず最初に
金型キャビティ内で中央に軸を配置する工程を備える。
第2の工程では、金型キャビティの外周部に磁石を配置
する。第3の工程では、軸の回りに、しかも磁石内にコ
アを成形して磁石アセンブリを形成する。第4の工程で
は、磁石アセンブリをスリーブに組み立てて現像ロール
を形成する。
【0043】上記の各実施形態によれば以下の利点を得
られる。
【0044】磁気ロールに成形磁石を設けることによ
り、接着剤や、関連する環境費用および安全基準を必要
とすることなく磁気ロールを提供することが可能であ
る。
【0045】磁気ロールに成形磁石を設けることによ
り、磁石を磁気ロールに組み立てる組立費用を必要とす
ることなく、磁気ロールが提供される。
【0046】磁気ロールに成形磁石を設けることによ
り、磁石の外周部をさらに機械加工する必要なく、正確
に位置決めされた磁石が磁気ロールに設けられる。
【0047】磁気ロールコアに磁石ポケットを設けるこ
とにより、後に磁石を機械加工する必要なく、磁気ロー
ルに磁石が正確に位置決めされる。
【0048】磁気ロールコアに磁石ポケットを設けるこ
とにより、耐久性のある磁石支持部が磁気ロールに設け
られる。
【0049】磁気ロールコアにくさび状ポケットを設け
ることにより、接着剤を用いることなく、正確に位置決
めされた耐久性のある支持部が磁気ロールに設けられ
る。
【0050】磁気ロールコアにロッキングタブを設ける
ことにより、接着剤を添加することなく、正確に位置決
めされた耐久性のある支持部が磁気ロールに設けられ
る。
【0051】磁気ロールコアに低圧成形条件を与えるこ
とにより、さらに広範囲にわたる様々な成形自在材料で
磁気ロールを製造することが可能となる。
【0052】磁気ロールコアに低圧成形条件を与えるこ
とにより、寸法精度が改良された磁気ロールを製造する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成形ポケット磁気ロールの正面図で
ある。
【図2】 本発明の成形ポケット磁気ロールを組み入れ
た電子写真印刷機の概略図である。
【図3】 図1の成形ポケット磁気ロールの矢印方向の
線3−3に沿って切り取った断面図である。
【図4】 現像スリーブにおいて組み立てられ、現像ロ
ールを形成する図1の成形ポケット磁気ロールの正面図
である。
【図5】 図1の成形ポケット磁気ロールにおいて使用
するための成形ポケットを備える磁気ロール用金型を示
す正面図である。
【図6】 別個に成形された磁石を有する成形ポケット
磁気ロールの他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】 別個に成形された磁石を備える図6の磁気ロ
ールを成形するための金型を示す正面図である。
【図8】 図6の成形ポケット磁気ロールを製造するた
めの方法を示すブロック図である。
【図9】 図1の成形ポケット磁気ロールを製造するた
めの方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
32,132,232 金型、40,240 磁気ロー
ル、80,280 軸、82,282 コア、84,8
6 ジャーナル、90,290 ポケット、92,9
6,100,102,292 磁石、114 スリーブ
または管、116現像ロール、120 現像ハウジン
グ、124 ベアリング、126 駆動機構、130
モータ、134,136,234,236 ダイ半体、
138,238 軸支持部、140 金型キャビティ、
144 チャネル、294 接着剤。
フロントページの続き (72)発明者 ジョージ エイ アルバレズ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター クリークベンド レーン 1269 Fターム(参考) 2H031 AC18 AC19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が光導電部材に記録される型式
    の電子写真印刷機において使用される磁気ロールを製造
    する方法において、 金型キャビティに軸を配置する工程と、 前記金型キャビティに前記軸を配置した状態で、前記キ
    ャビティ内でコアをモールド形成する工程であって、前
    記コアの外周部にポケットが形成される工程と、 前記ポケットに磁石を装着する工程と、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 静電潜像が光導電部材に記録される型式
    の電子写真印刷機において使用される磁気ロールにおい
    て、 磁界が磁性粒子を引きつけ、前記ロールの一部を包囲す
    るスリーブ上に磁気ブラシが形成され、 前記磁気ロールは、 長手部材と、 前記長手部材上に設けられ、成形自在な材料で構成さ
    れ、外周部にポケットを有するコアと、 前記ポケットに固定される磁石と、 を含むことを特徴とする磁気ロール。
  3. 【請求項3】 静電潜像が光導電部材に記録される型式
    の電子写真印刷機において使用される現像ユニットにお
    いて、 供給用トナー粒子を蓄えるためのチャンバーを有するハ
    ウジングと、 磁気ロールの一部を包囲するスリーブ上のトナー粒子を
    前記ハウジングのチャンバーから前記光導電部材まで輸
    送するための磁気ロールと、 を含み、 前記磁気ロールは、 長手部材と、 成形自在な材料で構成され、前記長手部材上に成形さ
    れ、外周部にポケットを有するコアと、 前記ポケットに固定される磁石と、 を含むことを特徴とする現像ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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