JP3219621B2 - 現像マグネット及び現像装置 - Google Patents
現像マグネット及び現像装置Info
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンター等
の電子写真法を利用した画像形成装置に用いられる現像
用マグネットおよび現像装置に関するものである。
の電子写真法を利用した画像形成装置に用いられる現像
用マグネットおよび現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来例を、図2および図3に示
す。
す。
【0003】複写機やレーザービームプリンター等の電
子写真方式を利用した画像形成装置においては、画像担
持体上に形成した潜像を現像装置により現像して、トナ
ー像として可視化している。このような現像装置とし
て、現像剤に乾式一成分磁性トナーを用いる現像装置が
知られている。
子写真方式を利用した画像形成装置においては、画像担
持体上に形成した潜像を現像装置により現像して、トナ
ー像として可視化している。このような現像装置とし
て、現像剤に乾式一成分磁性トナーを用いる現像装置が
知られている。
【0004】図2は、従来の現像装置の一例の断面図で
ある。
ある。
【0005】現像装置の現像容器4内に、矢印A方向に
回転する画像担持体1と対向して、矢印B方向に回転す
るアルミ等の円筒形の非磁性金属現像剤担持体2(以下
現像スリーブ)が配設されている。矢印B方向に回転す
る現像スリーブ2内部に、円周方向に多極に着磁された
現像マグネット3が固定配置されている。また、円周方
向に多極に着磁される磁極は、通常、S極とN極が交互
に着磁され、スリーブ表面での垂直磁力は500〜90
0G程度である。
回転する画像担持体1と対向して、矢印B方向に回転す
るアルミ等の円筒形の非磁性金属現像剤担持体2(以下
現像スリーブ)が配設されている。矢印B方向に回転す
る現像スリーブ2内部に、円周方向に多極に着磁された
現像マグネット3が固定配置されている。また、円周方
向に多極に着磁される磁極は、通常、S極とN極が交互
に着磁され、スリーブ表面での垂直磁力は500〜90
0G程度である。
【0006】現像スリーブ表面は、サンドブラスト処理
等により微小凹凸が形成され、結着樹脂、カーボンブラ
ック、およびカーボングラファイトからなる複合材料の
導電性薄層をコーティングすることにより、現像スリー
ブによる磁性トナーTの搬送力を向上するとともに、ウ
レタンゴム等の弾性部材から成る弾性ブレード5を配置
して現像スリーブ2と弾性ブレード5との間に形成され
るニップ部で磁性トナーTを現像スリーブ2上に薄層塗
布することにより、磁性トナーTの安定した帯電を図っ
ている。
等により微小凹凸が形成され、結着樹脂、カーボンブラ
ック、およびカーボングラファイトからなる複合材料の
導電性薄層をコーティングすることにより、現像スリー
ブによる磁性トナーTの搬送力を向上するとともに、ウ
レタンゴム等の弾性部材から成る弾性ブレード5を配置
して現像スリーブ2と弾性ブレード5との間に形成され
るニップ部で磁性トナーTを現像スリーブ2上に薄層塗
布することにより、磁性トナーTの安定した帯電を図っ
ている。
【0007】図3は、従来の現像マグネットの一例を示
している。
している。
【0008】従来、図3(a)で示すように、現像マグ
ネット3は、円筒形の現像スリーブ2内部に、押し出し
成型による軟質マグネット部3bと、鉄等の金属性貫通
軸を用いたマグネット軸受け部3aにより構成される。
ネット3は、円筒形の現像スリーブ2内部に、押し出し
成型による軟質マグネット部3bと、鉄等の金属性貫通
軸を用いたマグネット軸受け部3aにより構成される。
【0009】現像マグネット3は、現像スリーブ2内部
に配設され、POM等から成るスリーブフランジ10
と、現像スリーブを回転させるためのギヤ11が付加さ
れたスリーブユニットとして、現像装置に取り付けら
れ、マグネット軸受け部3aの両端は現像装置に固定支
持される。
に配設され、POM等から成るスリーブフランジ10
と、現像スリーブを回転させるためのギヤ11が付加さ
れたスリーブユニットとして、現像装置に取り付けら
れ、マグネット軸受け部3aの両端は現像装置に固定支
持される。
【0010】また、図3(b)で示すように、現像マグ
ネット3は、型成型によってマグネット部とマグネット
軸受け部の全てが、磁性体が配合された樹脂により一体
成型される硬質プラスチックマグネットも知られてい
る。
ネット3は、型成型によってマグネット部とマグネット
軸受け部の全てが、磁性体が配合された樹脂により一体
成型される硬質プラスチックマグネットも知られてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 従来の硬質プラスチックマグネットでは型成型により
生産性が悪く、長手方向の磁力にムラができやすいとい
う反面、部品点数が少ないという利点がある。また、軟
質マグネットでは、ちくわのように押し出し成型による
ので生産性が良く、長手方向の磁力が均一である反面、
軸受けに強度のある鉄などを用いるため、軽量化が困難
であるというように、どちらも一長一短があった。
生産性が悪く、長手方向の磁力にムラができやすいとい
う反面、部品点数が少ないという利点がある。また、軟
質マグネットでは、ちくわのように押し出し成型による
ので生産性が良く、長手方向の磁力が均一である反面、
軸受けに強度のある鉄などを用いるため、軽量化が困難
であるというように、どちらも一長一短があった。
【0012】上記問題を解決する磁性体が配合された
硬質ナイロン等により構成された熱可塑性樹脂製円筒体
の中空マグネットでは、両端に軸受けを結合する場合、
磁力に影響しないように結合する必要がある。
硬質ナイロン等により構成された熱可塑性樹脂製円筒体
の中空マグネットでは、両端に軸受けを結合する場合、
磁力に影響しないように結合する必要がある。
【0013】現像マグネットには、生産性が良く、長
手方向の磁力ムラが少なく、軽量かつ小型であり、部品
点数が少ない等の条件を満たすものが望まれていた。
手方向の磁力ムラが少なく、軽量かつ小型であり、部品
点数が少ない等の条件を満たすものが望まれていた。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的
は、上述した問題を鑑み、安価で、かつプロセスカート
リッジ方式においては軽量化を達成でき、常に安定で鮮
明な画像形成が可能な現像装置、または画像形成装置を
提供するための現像マグネットを提供することにある。
は、上述した問題を鑑み、安価で、かつプロセスカート
リッジ方式においては軽量化を達成でき、常に安定で鮮
明な画像形成が可能な現像装置、または画像形成装置を
提供するための現像マグネットを提供することにある。
【0015】導電性基材上に感光体層を持つ移動可能な
画像担持体を帯電、露光、および現像装置により現像を
行って、画像担持体上にトナー像を形成した後、転写材
に画像担持体上のトナー像を転写し、定着装置により転
写材上のトナー像を転写材に永久定着させる画像形成装
置において、現像剤であるトナーを担持するための現像
マグネットを内蔵する非磁性金属中空円筒部材である現
像スリーブを有し、 現像マグネット構成が押し出し成型による熱可塑性樹
脂製円筒体と、その円筒内部を貫通する非金属性軸受け
を備え、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁性粉末によ
り円周方向に多極に着磁されている現像マグネットを用
いることにより、非常に安価で、かつ軽量で、長手方向
の磁力ムラの少ない現像装置を提供することができる。
画像担持体を帯電、露光、および現像装置により現像を
行って、画像担持体上にトナー像を形成した後、転写材
に画像担持体上のトナー像を転写し、定着装置により転
写材上のトナー像を転写材に永久定着させる画像形成装
置において、現像剤であるトナーを担持するための現像
マグネットを内蔵する非磁性金属中空円筒部材である現
像スリーブを有し、 現像マグネット構成が押し出し成型による熱可塑性樹
脂製円筒体と、その円筒内部を貫通する非金属性軸受け
を備え、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁性粉末によ
り円周方向に多極に着磁されている現像マグネットを用
いることにより、非常に安価で、かつ軽量で、長手方向
の磁力ムラの少ない現像装置を提供することができる。
【0016】現像マグネット構成が押し出し成型によ
る熱可塑性樹脂製円筒体と、その左右両開口を蓋する非
金属性軸受けを備えることにより、現像マグネット内部
に中空部分を有し、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁
性粉末により円周方向に多極に着磁されている現像マグ
ネットを用いることにより、さらに非常に安価で、かつ
軽量で、長手方向の磁力ムラの少ない現像装置を提供す
ることができる。
る熱可塑性樹脂製円筒体と、その左右両開口を蓋する非
金属性軸受けを備えることにより、現像マグネット内部
に中空部分を有し、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁
性粉末により円周方向に多極に着磁されている現像マグ
ネットを用いることにより、さらに非常に安価で、かつ
軽量で、長手方向の磁力ムラの少ない現像装置を提供す
ることができる。
【0017】前記の熱可塑性樹脂製円筒体の左右両
開口を蓋する非金属性軸受け挿入部の切り欠きを、画像
形成領域外、より好適には最大通紙幅外に設けることに
より、軸受け挿入部の切り欠きによる現像マグネットの
端部磁力低下による影響を受けることがないので、画像
形成領域内の長手方向で略均一な磁力を得ることがで
き、均一な画像濃度を確保する事ができる。
開口を蓋する非金属性軸受け挿入部の切り欠きを、画像
形成領域外、より好適には最大通紙幅外に設けることに
より、軸受け挿入部の切り欠きによる現像マグネットの
端部磁力低下による影響を受けることがないので、画像
形成領域内の長手方向で略均一な磁力を得ることがで
き、均一な画像濃度を確保する事ができる。
【0018】前記の熱可塑性樹脂製円筒体の左右両
開口を蓋する非金属性軸受け挿入部の切り欠きを、熱可
塑性樹脂製円筒体の周方向に多極に配置された磁極間に
設ける現像マグネットを用いることにより、画像形成領
域および通紙幅全域において、現像マグネットの長手方
向で略均一な磁力を得ることができ、均一な画像濃度、
および画像形成領域外の余白部でのカブリ防止を確保す
ることができ、さらに現像マグネット長を、最短で最大
通紙幅まで短くすることが可能となり、現像装置の小型
化、軽量化を実現することができる。
開口を蓋する非金属性軸受け挿入部の切り欠きを、熱可
塑性樹脂製円筒体の周方向に多極に配置された磁極間に
設ける現像マグネットを用いることにより、画像形成領
域および通紙幅全域において、現像マグネットの長手方
向で略均一な磁力を得ることができ、均一な画像濃度、
および画像形成領域外の余白部でのカブリ防止を確保す
ることができ、さらに現像マグネット長を、最短で最大
通紙幅まで短くすることが可能となり、現像装置の小型
化、軽量化を実現することができる。
【0019】また、前記の熱可塑性樹脂製円筒体と、
その円筒内部を貫通する非金属性軸受け挿入部の切り欠
きを、上記同様に熱可塑性樹脂製円筒体の周方向に多極
に配置された磁極間に設ける現像マグネットを用いるこ
とにより、熱可塑性樹脂製円筒体と貫通樹脂軸受けとの
円周方向のズレを防止するとともに、切り欠きによる磁
力低下を防止でき、現像マグネットの長手方向で、略均
一な磁力を得ることができ、均一な画像濃度を確保する
事ができる。
その円筒内部を貫通する非金属性軸受け挿入部の切り欠
きを、上記同様に熱可塑性樹脂製円筒体の周方向に多極
に配置された磁極間に設ける現像マグネットを用いるこ
とにより、熱可塑性樹脂製円筒体と貫通樹脂軸受けとの
円周方向のズレを防止するとともに、切り欠きによる磁
力低下を防止でき、現像マグネットの長手方向で、略均
一な磁力を得ることができ、均一な画像濃度を確保する
事ができる。
【0020】現像マグネットが押し出し成型による熱
可塑性樹脂製円筒体のみであり、軸受け部は、前記熱可
塑性樹脂製円筒の両端部を切削し、外径を小さくするこ
とにより構成されることにより、現像マグネット内部だ
けでなく軸受け内部にも中空部分を有し、上記熱可塑性
樹脂製円筒体の含有磁性粉末により円周方向に多極に着
磁されている現像マグネットを用いることにより、部品
点数が削減されることによる低コスト化および軽量化
と、さらに一体構成によるマグネット部とマグネット軸
受け部の同軸度の向上が可能となる。
可塑性樹脂製円筒体のみであり、軸受け部は、前記熱可
塑性樹脂製円筒の両端部を切削し、外径を小さくするこ
とにより構成されることにより、現像マグネット内部だ
けでなく軸受け内部にも中空部分を有し、上記熱可塑性
樹脂製円筒体の含有磁性粉末により円周方向に多極に着
磁されている現像マグネットを用いることにより、部品
点数が削減されることによる低コスト化および軽量化
と、さらに一体構成によるマグネット部とマグネット軸
受け部の同軸度の向上が可能となる。
【0021】
(実施例1)図1は、本発明の実施例1の説明図であ
る。
る。
【0022】従来、図3(b)のようにマグネット部と
軸受け部が一体成型されるプラスチックマグネットで
は、型成型のため生産性が悪いのと、長手方向の磁力が
不均一となる問題があった。また、図3(a)のように
軸受け部3aに、鉄等の剛性のある金属性の貫通軸受け
と、マグネット部3bがちくわ状の軟質マグネットで構
成された現像マグネットでは、マグネット部3bが押し
出し成型のため生産性が良く、切断する長さを変えるだ
けでマグネット長の可変が容易であり、長手方向の磁力
が均一に成型し易いという利点をもつが、軟質マグネッ
トを使用しているために、軸受けに剛性のある金属性軸
受けを使用するため、軽量化が困難であった。
軸受け部が一体成型されるプラスチックマグネットで
は、型成型のため生産性が悪いのと、長手方向の磁力が
不均一となる問題があった。また、図3(a)のように
軸受け部3aに、鉄等の剛性のある金属性の貫通軸受け
と、マグネット部3bがちくわ状の軟質マグネットで構
成された現像マグネットでは、マグネット部3bが押し
出し成型のため生産性が良く、切断する長さを変えるだ
けでマグネット長の可変が容易であり、長手方向の磁力
が均一に成型し易いという利点をもつが、軟質マグネッ
トを使用しているために、軸受けに剛性のある金属性軸
受けを使用するため、軽量化が困難であった。
【0023】本実施例では、図1で示すように、マグネ
ット部を押し出し成型による磁性体粉末を含有した熱可
塑性樹脂製円筒体30で構成することにより、マグネッ
ト部で剛性を持たせ、円筒内部を貫通する非金属性貫通
軸受け21を用いることにより、長手方向で磁力が略均
一で、軽量化を達成できる現像マグネットを得ることが
できる。
ット部を押し出し成型による磁性体粉末を含有した熱可
塑性樹脂製円筒体30で構成することにより、マグネッ
ト部で剛性を持たせ、円筒内部を貫通する非金属性貫通
軸受け21を用いることにより、長手方向で磁力が略均
一で、軽量化を達成できる現像マグネットを得ることが
できる。
【0024】実際には、熱可塑性樹脂製円筒体30の樹
脂に硬質ナイロン、磁性体としてバリウムもしくはスト
ロンチウムフェライト等の酸化物磁性粉末を用い、貫通
軸受け21に樹脂製のPOMを用いた。
脂に硬質ナイロン、磁性体としてバリウムもしくはスト
ロンチウムフェライト等の酸化物磁性粉末を用い、貫通
軸受け21に樹脂製のPOMを用いた。
【0025】(実施例2)図4は、本発明の実施例2の
説明図である。
説明図である。
【0026】実施例1では、軸受けに非金属性貫通軸受
けを用いたが、本実施例では、マグネット部の熱可塑性
樹脂製円筒体30と、その左右両開口を蓋する非金属性
軸受け22を用いることにより、中空部分を設けて現像
マグネットのさらなる軽量化をはかることができる。
けを用いたが、本実施例では、マグネット部の熱可塑性
樹脂製円筒体30と、その左右両開口を蓋する非金属性
軸受け22を用いることにより、中空部分を設けて現像
マグネットのさらなる軽量化をはかることができる。
【0027】マグネット部30と左右両開口を蓋する非
金属性軸受け22の結合には、円筒内部にそののまま結
合しても良いし、円筒内径精度が悪い場合には、図4
(a)で示すように、円筒内径を切削して軸受け22を
結合しても良い。また、円筒外径に軸受け22をかぶせ
る構成でも良いが、この場合には現像スリーブ内に現像
マグネットが内包されるため、外径を切削して図4
(b)のように結合するのが好適である。また図4
(c)で示すように、熱可塑性樹脂製円筒体30の切断
面31aと、熱可塑性樹脂製円筒体30の外周面との直
角度の精度が高い場合には、切断面31aに設けた位置
決め穴により軸受け22を結合しても良い。
金属性軸受け22の結合には、円筒内部にそののまま結
合しても良いし、円筒内径精度が悪い場合には、図4
(a)で示すように、円筒内径を切削して軸受け22を
結合しても良い。また、円筒外径に軸受け22をかぶせ
る構成でも良いが、この場合には現像スリーブ内に現像
マグネットが内包されるため、外径を切削して図4
(b)のように結合するのが好適である。また図4
(c)で示すように、熱可塑性樹脂製円筒体30の切断
面31aと、熱可塑性樹脂製円筒体30の外周面との直
角度の精度が高い場合には、切断面31aに設けた位置
決め穴により軸受け22を結合しても良い。
【0028】また、結合には接着、圧入、パッチン止め
でも良い。
でも良い。
【0029】実際には、熱可塑性樹脂製円筒体30の樹
脂に硬質ナイロン、磁性体としてバリウムもしくはスト
ロンチウムフェライト等の酸化物磁性粉末を用い、軸受
け22には樹脂製のPOMを用いた。
脂に硬質ナイロン、磁性体としてバリウムもしくはスト
ロンチウムフェライト等の酸化物磁性粉末を用い、軸受
け22には樹脂製のPOMを用いた。
【0030】(実施例3)図5および図6は、本発明の
実施例3の説明図である。
実施例3の説明図である。
【0031】実施例2において、現像マグネットの熱可
塑性樹脂製円筒体30の左右両開口を蓋する非金属性軸
受け22挿入部の切り欠き部23では、磁力が低下する
ために、切り欠き部23を画像形成領内に設けると、画
像端部で画像濃度ムラとなる問題が発生した。
塑性樹脂製円筒体30の左右両開口を蓋する非金属性軸
受け22挿入部の切り欠き部23では、磁力が低下する
ために、切り欠き部23を画像形成領内に設けると、画
像端部で画像濃度ムラとなる問題が発生した。
【0032】そこで本実施例では、図5(a)および図
5(b)で示すように、軸受け挿入部切り欠き部23を
画像形成領域外に配設することにより、画像形成領域内
での長手方向磁力ムラを無くし、画像濃度ムラを防止す
ることができる。
5(b)で示すように、軸受け挿入部切り欠き部23を
画像形成領域外に配設することにより、画像形成領域内
での長手方向磁力ムラを無くし、画像濃度ムラを防止す
ることができる。
【0033】また上記構成では、切り欠き部23での磁
力低下により画像形成領域外の紙の端部でカブリが多く
なってしまうことが心配されるため、より好適には切り
欠き部23を通紙幅外に設けると良い。
力低下により画像形成領域外の紙の端部でカブリが多く
なってしまうことが心配されるため、より好適には切り
欠き部23を通紙幅外に設けると良い。
【0034】(実施例4)図7および図8は、本発明の
実施例4の説明図である。
実施例4の説明図である。
【0035】本実施例では、図7(a)で示すように、
現像マグネットである熱可塑性樹脂製円筒体30の左右
両開口を蓋する非金属性軸受け22挿入部の切り欠き2
3を、図7(b)で示すように熱可塑性樹脂製円筒体3
0の周方向に多極に配置された磁極間に設けることによ
り、軸受け挿入部の切り欠き23を画像形成領域内に配
設しても、長手方向磁力ムラの発生がなく、画像濃度ム
ラを防止することが可能となる。したがって、マグネッ
ト部の長さを最短で最大通紙幅とすることができるの
で、現像マグネットの小型化、軽量化を実現することが
できる。
現像マグネットである熱可塑性樹脂製円筒体30の左右
両開口を蓋する非金属性軸受け22挿入部の切り欠き2
3を、図7(b)で示すように熱可塑性樹脂製円筒体3
0の周方向に多極に配置された磁極間に設けることによ
り、軸受け挿入部の切り欠き23を画像形成領域内に配
設しても、長手方向磁力ムラの発生がなく、画像濃度ム
ラを防止することが可能となる。したがって、マグネッ
ト部の長さを最短で最大通紙幅とすることができるの
で、現像マグネットの小型化、軽量化を実現することが
できる。
【0036】また、切り欠きを図7(b)のように全て
の磁力間に設ける必要はなく、図7(c)のように一つ
だけ切り欠きを設けるような構成でも良い。
の磁力間に設ける必要はなく、図7(c)のように一つ
だけ切り欠きを設けるような構成でも良い。
【0037】また、図8で示すように、磁極間に配設し
た切り欠きを、熱可塑性樹脂製円筒体30の全域に設け
る構成としても、切り欠きによる磁力低下がなく、長手
方向の磁力を均一にすることができる。
た切り欠きを、熱可塑性樹脂製円筒体30の全域に設け
る構成としても、切り欠きによる磁力低下がなく、長手
方向の磁力を均一にすることができる。
【0038】さらに、図8で示す実施例を、現像マグネ
ットである熱可塑性樹脂製円筒体30と、その円筒内部
を貫通する非金属性軸受け21挿入部の切り欠きに応用
することにより、実施例1の現像マグネットにおいて、
マグネット部30と貫通軸受け21の周方向でのズレを
防止し、かつ長手方向磁力ムラの発生をなくし、画像濃
度ムラを防止することができる。
ットである熱可塑性樹脂製円筒体30と、その円筒内部
を貫通する非金属性軸受け21挿入部の切り欠きに応用
することにより、実施例1の現像マグネットにおいて、
マグネット部30と貫通軸受け21の周方向でのズレを
防止し、かつ長手方向磁力ムラの発生をなくし、画像濃
度ムラを防止することができる。
【0039】(実施例5)図9は、本発明の実施例5の
説明図である。
説明図である。
【0040】上記4つの実施例では、マグネット部が熱
可塑性樹脂製円筒体であり、軸受け部に別部材である非
金属性軸受けを用いたが、本実施例では、図9(a)で
示すように、熱可塑性樹脂製円筒体30の両端部を切削
により、外径を小さくして軸受け形状とすることによっ
て、現像マグネットの構成部品点数を削減することによ
る低コスト化、軸受けも中空とすることによる軽量化を
実現すると同時に、軸受け部も一体構成とすることによ
り、マグネット部と軸受け部の同軸度を高精度にするこ
とが容易となる。
可塑性樹脂製円筒体であり、軸受け部に別部材である非
金属性軸受けを用いたが、本実施例では、図9(a)で
示すように、熱可塑性樹脂製円筒体30の両端部を切削
により、外径を小さくして軸受け形状とすることによっ
て、現像マグネットの構成部品点数を削減することによ
る低コスト化、軸受けも中空とすることによる軽量化を
実現すると同時に、軸受け部も一体構成とすることによ
り、マグネット部と軸受け部の同軸度を高精度にするこ
とが容易となる。
【0041】図9(b)が本実施例で用いた現像マグネ
ット30を現像スリーブに組み込んだ状態の断面図であ
る。
ット30を現像スリーブに組み込んだ状態の断面図であ
る。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、現像マ
グネット構成が熱可塑性樹脂製円筒体と、その円筒内部
を貫通する非金属性軸受けを備え、または、その左右両
開口を蓋する非金属性の軸受けを備えることにより、現
像マグネットの軽量化および低コスト化を実現でき、軸
受け挿入部の切り欠きを磁極間に配設することにより、
現像マグネットのさらなる小型化および軽量化を実現で
きる。
グネット構成が熱可塑性樹脂製円筒体と、その円筒内部
を貫通する非金属性軸受けを備え、または、その左右両
開口を蓋する非金属性の軸受けを備えることにより、現
像マグネットの軽量化および低コスト化を実現でき、軸
受け挿入部の切り欠きを磁極間に配設することにより、
現像マグネットのさらなる小型化および軽量化を実現で
きる。
【0043】さらに、マグネット部と軸受け部を熱可塑
性樹脂製円筒体で一体構成とすることで、軸受け部とマ
グネット部との同軸度の向上と、軸受けも中空となって
より軽量化となる。
性樹脂製円筒体で一体構成とすることで、軸受け部とマ
グネット部との同軸度の向上と、軸受けも中空となって
より軽量化となる。
【0044】また、現像マグネットの軽量化および小型
化は現像装置の軽量化および小型化となり、特に画像形
成装置本体に脱着可能なプロセスカートリッジに適用す
ることにより、扱いが容易となり、運搬コストの低減に
も有効となる。
化は現像装置の軽量化および小型化となり、特に画像形
成装置本体に脱着可能なプロセスカートリッジに適用す
ることにより、扱いが容易となり、運搬コストの低減に
も有効となる。
【0045】本実施例では、乾式一成分磁性トナーにつ
いて述べたが、2成分トナーにおいても適用でき、熱可
塑性樹脂製円筒体の樹脂には硬質ナイロンだけでなく、
ポリアミド等の他の熱可塑性樹脂を用いても良く、含有
磁性体もバリウムもしくはストロンチウムフェライト以
外の磁性粉末でも良い。また、軸受けに樹脂性のPOM
だけでなく、他の樹脂を適用でき、さらに高強度で軽量
な軸受けを用いる場合には、セラミック等を用いても良
い。
いて述べたが、2成分トナーにおいても適用でき、熱可
塑性樹脂製円筒体の樹脂には硬質ナイロンだけでなく、
ポリアミド等の他の熱可塑性樹脂を用いても良く、含有
磁性体もバリウムもしくはストロンチウムフェライト以
外の磁性粉末でも良い。また、軸受けに樹脂性のPOM
だけでなく、他の樹脂を適用でき、さらに高強度で軽量
な軸受けを用いる場合には、セラミック等を用いても良
い。
【図1】本発明の実施例1の説明図である。
【図2】従来の現像装置の一例を示す図である。
【図3】従来の現像マグネットおよび現像スリーブの説
明図である。
明図である。
【図4】実施例2の説明図である。
【図5】実施例3の説明図である。
【図6】実施例3の説明図である。
【図7】実施例4の説明図である。
【図8】実施例4の説明図である。
【図9】実施例5の説明図である。
1 画像担持体 2 現像スリーブ 3 現像マグネット 21 貫通軸受け 22 両端蓋体軸受け 30 熱可塑性樹脂製円筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−21880(JP,A) 特開 昭63−289908(JP,A) 特開 昭59−131953(JP,A) 特開 昭63−128609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09 H01L 7/02
Claims (2)
- 【請求項1】 導電性基材上に感光体層を持つ移動可能
な画像担持体を帯電、露光、および現像装置により現像
を行って、画像担持体上にトナー像を形成した後、転写
材に画像担持体上のトナー像を転写し、定着装置により
転写材上のトナー像を転写材に永久定着させる画像形成
装置において、 前記現像剤であるトナーを担持するための現像マグネッ
トを内蔵する非磁性金属中空円筒部材である現像剤担持
体を有し、 前記現像マグネット構成が押し出し成型による熱可塑性
樹脂製円筒体と、その左右両開口を蓋する非金属性軸受
けを備えることにより現像マグネット内部に中空部分を
有し、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁性粉末により
円周方向に多極に着磁されていると共に、前記熱可塑性
樹脂製円筒体の左右両開口を蓋する非金属性軸受け挿入
部の切り欠きを、少なくとも画像形成領域外に設けるこ
とを特徴とする現像マグネットおよび現像装置。 - 【請求項2】 導電性基材上に感光体層を持つ移動可能
な画像担持体を帯電、露光、および現像装置により現像
を行って、画像担持体上にトナー像を形成した後、転写
材に画像担持体上のトナー像を転写し、定着装置により
転写材上のトナー像を転写材に永久定着させる画像形成
装置において、 前記現像剤であるトナーを担持するための現像マグネッ
トを内蔵する非磁性金属中空円筒部材である現像剤担持
体を有し、 前記現像マグネットが押し出し成型による熱可塑性樹脂
製円筒体のみであり、軸受け部は、前記熱可塑性樹脂製
円筒の両端部を切削し、外径を小さくすることにより構
成されることにより現像マグネット内部と軸受け内部に
中空部分を有し、上記熱可塑性樹脂製円筒体の含有磁性
粉末により円周方向に多極に着磁されていることを特徴
とする現像マグネットおよび現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31831694A JP3219621B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 現像マグネット及び現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31831694A JP3219621B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 現像マグネット及び現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08179630A JPH08179630A (ja) | 1996-07-12 |
JP3219621B2 true JP3219621B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18097839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31831694A Expired - Fee Related JP3219621B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 現像マグネット及び現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219621B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31831694A patent/JP3219621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08179630A (ja) | 1996-07-12 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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