JP4490141B2 - 現像ローラの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、静電潜像を現像するために用いる現像ローラ、及びその製造装置に関する。
電子写真その他の、粉体トナーを用いた画像形成方法において、二成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像は周知であり、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において広く利用されている。
磁気ブラシ現像では、現像剤担持体の表面に現像剤を搬送し、現像剤をブラシ状(磁気ブラシ)に保持させて像担持体に接触させ、静電潜像が形成された像担持体と電気的バイアスが印加されたスリーブとの間の電界によってトナーが潜像面に選択的に付着することにより、現像が行われる。
上記現像剤担持体は、通常、スリーブとして構成され、このスリーブ表面に現像剤の穂立ちを生じさせるように磁界を形成する磁石体(磁石ローラ)を非磁性スリーブ内部に配置した現像ローラである。穂立ちの際、キャリアが磁石ローラで生じる磁力線に沿うようにスリーブ上に穂立ちすると共に、この穂立ちに係るキャリアに対して帯電トナーが付着されている。上記磁石ローラは、複数の磁極を有し、それぞれの磁極を形成する磁石が棒状などに構成されていて、特にスリーブ表面の現像領域部分では現像剤を立ち上げる現像主磁極を備えている。上記スリーブと磁石ローラの少なくとも一方が動くことでスリーブ表面に穂立ちを起こした現像剤が移動するようになっており、現像領域に搬送された現像剤は上記現像主磁極から発せられる磁力線に沿って穂立ちを起こし、この現像剤のチェーン穂は撓むように潜像担持体表面に接触し、接触した現像剤のチェーン穂が潜像担持体との相対線速差に基づいて静電潜像と擦れ合いながら、トナー供給を行う。なお、現像領域とは、スリーブ上で磁気ブラシが立ち上がり潜像担持体と接触している範囲とする。
従来の磁気ブラシ現像装置においては、画像濃度を高くするための現像条件と低コントラスト画像を良好に得るための現像条件とが両立せず、高濃度部と低濃度部との双方を同時に改善することが困難である。即ち、画像濃度を高くするための現像条件としては、(i)潜像担持体と現像ローラとの間隔である現像ギャップを狭くすること、あるいは(ii)現像領域幅を広くすることなどが挙げられる。一方、低コントラスト画像を良好に得るための現像条件としては、(i')現像ギャップを広くすること、あるいは(ii')現像領域幅を狭くすることなどがある。つまり、双方の現像条件は相対するものであって両立せず、全濃度域にわたって双方の条件を満たして良質な画像を得ることは一般に困難とされている。
例えば低コントラスト画像を重視する場合には、ベタラインのクロス部や黒ベタ、ハーフトーンベタ画像の後端部に白抜けを生じる所謂「後端白抜け」と称される異常画像が発生しやすい。また同じ幅で形成した格子画像の横線が縦線よりも細くなったり、1ドットなどの小さい点画像が現像されないなどの現象も発生している。
このような従来からの課題であった画像濃度を高くするための現像条件と低コントラスト画像を良好に得るための現像条件とを高い時点で満足させ、全濃度域にわたって良質な画像を得るための現像方法及び現像装置等を本願出願人は先に提案している(特許文献1参照)。
この現像装置に用いられる現像ローラは、現像極に相当する部分に、極性が相反する少なくとも2つのマグネットブロックを隣接して配置して構成されることを特徴とする。このような現像ローラの従来の製造方法について説明する。
図12(a)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Aは、金属または樹脂からなる芯金一体型のホルダーに、マグネットブロックを貼り付ける方法であり、メリットとして磁極の位置精度が良い反面、デメリットとしてマグネットブロックを貼り付けるホルダーのコストが高く、また工数が多くなる。
図12(b)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Bは、芯金にマグネットブロックを貼り付ける方法であり、製造方法Aと比べて、芯金のコストが安いメリットがあるが、磁極位置精度は高くないこと、また製造方法A同様工数が多くなるデメリットを持つ。
図12(c)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Cは、マグネット成形品にマグネットブロックを貼り付ける方法である。マグネット成形品には射出成形と押出成形があるが、特徴としては円周方向で一体形状をしている。射出成形のメリットとしては高磁力が得やすく磁極位置等比較的安定した特性が得られるが、設備が煩雑となり加工タクトもかかる。また押出成形のメリットとしては加工タクトが短い反面、デメリットとして成形品特性の制御が困難であることが挙げられる。
また、上記従来の現像ローラの製造方法の共通の問題点として、従来は、マグネットブロックの反りや曲がりの影響による設備の搬送トラブル(マグネットブロックの引掛りなど)、治具セット時の作業性の悪さが起因するタクトオーバーによる生産性の低下、及び現像ローラ溝部にマグネットブロックを接着剤にて接合する前の固定具による位置決めの際、バリ・カス・異物付着等の原因になるため掴みしろがとれないことによるマグネットブロックの反りや曲がりが矯正できないこと、その結果位置決めが難しいこと、接合時の位置決め又は接合後の真直度、円周方向の位置精度などに影響があり不良を発生させ設備停止等のトラブルを招き、結果として生産効率が悪くなるという問題があった。
特開2000−305360号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、従来の製造方法で問題となっていた生産効率の改善が可能で、かつマグネットブロックの位置決め精度又は接合後の真直度、円周方向の位置精度の向上を可能とし、現像ローラの品質向上も可能な製造装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のことを特徴とする。
1.本発明は、非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、略円筒状マグネットの現像極に相当する部分の表面の軸方向に設けられた溝部に、上部の形状がR形状又テーパ形状のマグネットブロックを位置決め、固定して前記磁石ローラを形成するものであり、前記位置決め・固定する手段は、前記マグネットブロックを固定する固定具と空気吸引手段とを含み、前記空気吸入手段によって生じる空気の差圧によって前記固定具が前記マグネットブロックの上部に吸着するものであり、前記固定具は、非磁性材料で構成され、かつ複数個の分割されたプレートからなり、前記固定具は、前記マグネットブロックの上部に吸着する部分の形状がR形状又テーパ形状であり、前記マグネットブロックの上部をR形状又はテーパ形状に合わせて、前記マグネットブロックを上部より押さえ、前記マグネットブロックを上部より吸着することで保持することを特徴とする現像ローラの製造装置である。
2.前記固定具の前記マグネットブロック上部に吸着する部分の幅は、前記マグネットブロックの幅よりも狭いことを特徴とする。
3.前記固定具は、固定具内部の空気の流出入を行う空気口を備えることを特徴とする。
4.前記固定具は、前記空気口を長手方向に複数備えることを特徴とする。
5.前記固定具は、前記空気口を幅方向に複数備えることを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラの生産効率の改善が可能で、かつマグネットブロックの位置決め精度又は接合後の真直度、円周方向の位置精度の向上が可能であり、装置の簡素化もされた現像ローラの製造装置を提供することができる。
また、本現像ローラの製造装置により、現像ローラの品質を向上させることができ、更にこの現像ローラを備える画像形成装置により、高品質の画像を形成することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る現像ローラの構成を示す図である。現像ローラ41のスリーブ41a内には、当該現像スリーブ41aの周表面に現像剤の穂立ちを生じるように磁界を形成する磁石ローラ体(磁石ローラ)が固定状態で備えられる。この磁石ローラ体は、略円筒形状のマグネット41bの現像主極部に相当する部分の表面に、軸方向に溝を設け、この溝部にマグネットブロック41cを接合した構成となっている。この磁石ローラ体から発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤のキャリアが現像スリーブ41a上にチェーン状に穂立ちを起こし、このチェーン状に穂立ちを生じたキャリアに帯電トナーが付着されて、磁気ブラシが構成される。当該磁気ブラシは現像スリーブ41aの回転によって現像スリーブ41aと同方向に移送されることとなる。
尚、現像スリーブ4aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒形に形成したものである。
略円筒状マグネット41bとマグネットブロック41cからなる磁石ローラ体は、複数の磁極を有している。図1に示すように、3つのマグネットブロック41cによって現像領域部分に現像剤の穂立ちを生じさせる現像極と、現像スリーブ41a上に現像剤を汲み上げるための汲み上げ極(図1においてスリーブ41aの左斜め下方向に広がるN極)と、汲み上げられた現像剤を現像領域まで搬送するための搬送極(マグネットブロック41cによる現像主磁極の上流側:図の左側に広がるS極)と、現像後の領域で現像剤を搬送する磁極(マグネットブロック41cによる現像主磁極の上流側:図の右側のS極)である。本実施の形態においては、現像極を3つの(3極の)マグネットブロック41cにより形成しているが、2つ以上(2極以上)のマグネットブロック41cにより現像極を形成してもよい。図1には、現像ローラ41における、ローラ半径方向(法線方向)の磁力分布とその大きさを破線により示してある。
略円筒状マグネット41bは、現像主極以外の磁気特性を形成する部分であり、射出成形あるいは押出成形により製造したものである。材料としては磁性粉に高分子化合物を混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることが多い。磁性粉としてはSrフェライトないしBaフェライトを用い、高分子化合物としては6PAもしくは12PA等のPA(ポリアミド)系材料、EEA(エチレン・エチル共重合体)又はEVA(エチレン・ビニル共重合体)等のエチレン系化合物、CPE(塩素化ポリエチレン)等の塩素系材料、NBR等のゴム材料を使用することができる。
また、現像主極を形成するマグネットブロック41cは、現像ローラ41軸方向に延びる棒状のブロックであり、幅が狭く且つ高い磁気特性を得るために、Br>0.5T(テスラ)の材料を用いることが望ましく、多くはNe系(Ne・Fe・B等)又はSm系(Sm・Co、Sm・Fe・N等)の希土類マグネットもしくはこれらのマグネット粉を上記と同様の高分子化合物と混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることができる。
更に、例えば現像ローラ41がφ16〜φ20であると、スリーブ41a表面の磁束密度として80〜90mTが必要となり、現像主極部のマグネットブロックの形状としては構成上、巾2mm、高さ3mm程度の大きさに収める必要がある。
図13は、従来の現像ローラ製造装置において用いられている、略円筒状マグネット41bの表面に形成された溝部へのマグネットブロック41cの位置決め方法を説明する図である。受け台22上のマグネットブロック41cの上部を固定具21で押さえ、2つの押さえ具23、24によって挟み込む構造となっている(図13(1)、(2))。押さえ具23、24の一方は、マグネットブロック41cの位置決めとなる基準側の押さえ具23であり、もう一方は、稼働側の押さえ具24である。挟み込まれたマグネットブロック41cは、接着剤Bが注入された略円筒状マグネット41bの溝部Dの上部にセットされる(図13(3))。固定具21が下方に稼働することで、マグネットブロック41cは略円筒状マグネット41bの溝部Dに埋め込まれ、接合される(図13(4))。
しかしながら、上記方法を用いる場合、図14に示すように、マグネットブロック41cの高さhと、溝部Dの深さHの関係が、h>Hとなっていないと、略円筒状マグネット41bの溝部Dにマグネットブロック41cを接合する際、マグネットブロック41cを押さえ具23、24で挟んだ状態で位置決めをすることは難しい。したがって、マグネットブロック41cが略円筒状マグネット41bの表面形状より凸となってしまう。また、略円筒状マグネット41bの溝角部をフラット形状にし、マグネットブロック41cの端部に挟むための掴みしろを持たせなければならない。
一方、上記のように略円筒状マグネット41bの表面形状より、接合したマグネットブロック41cが凸になると、次工程において磁石ローラ体円周上表面にスリーブ41aを被せるため、スリーブ41aとマグネットブロック41c上部が接触してしまう可能性がある。もとより、スリーブ41aと現像ローラ41に配置されるマグネットブロック41cとの距離は近接している必要がある。これは近接していることで、高磁力にした効果を発揮できるためである。
また、図14に示すように、略円筒状マグネット41bに接合したマグネットブロック41cと円周方向で段差が生じてしまうことで(マグネットブロック41c端部と略円筒状マグネット41b溝角部)、磁力上の落ち込みを発生させてしまう原因ともなっている。
上記のことより、マグネットブロック41cの表面形状として、図15に示すように、その上部がR形状やテーパ形状をしているものが望ましい。このような表面形状を有することにより、マグネットブロック41cが略円筒状マグネット41bの表面形状よりも凸になることはない。しかしながら、このようなマグネットブロック41cを、従来の方法により略円筒状マグネット41bの溝部Dに位置決めし接合するのは難しい。それは、図16(a)に示す従来の方法に対して、マグネットブロック41cの表面がR形状やテーパ形状になれば、図16(b)に示すように、マグネットブロック41cを位置決めする際の挟み込む掴みしろが減少するからである。
そこで、本発明の現像ローラの製造装置では、従来の製造方法では問題となるマグネットブロック41cの位置決め方法として、マグネットブロック41cを挟み込んで固定することにより位置決めするのではなく、マグネットブロック41cを上部より吸着して固定することにより位置決めを行うものである。これにより、略円筒状マグネット41bの溝部Dにマグネットブロック41cを接合する際、位置決め精度又は接合後の真直度、円周方向の位置精度の向上が可能となり、現像ローラとしての品質も向上し、かつ生産効率も上がる。
図2は、本発明の現像ローラ製造装置における、マグネットブロック41cを略円筒状マグネット41bの溝部Dに対して位置決め、固定するための固定具の構成を示す図である。図2において、左側は固定具11の正面図、右側は固定具11の側面図を表し、最下図は固定具11の底面図を表す。尚、ここでは、略円筒状マグネット41bの1つの溝部Dに対して1つのマグネットブロック41bを接合させることについて説明するが、マグネットブロック41bが2つ以上の場合についてもそれぞれ同様の方法で接合を行えばよい。
図2において、固定具11の先端部、すなわちマグネットブロック41cと当接する部分の形状は、マグネットブロック41cの表面形状に合わせて、フラット形状(図2(a))、R形状(図2(b))、テーパ形状(図2(c))いずれかを選択できる。また、固定具11表面の中央部は長手方向に渡って切り欠き形状になっている。
固定具11は、非磁性材料で構成されることが好ましい。固定具11が磁性材料であると、マグネットブロック41cを固定具11に固定する際、マグネットブロック41cの磁力により固定具11に強力に貼りつくため、製造過程でマグネットブロック41cの折れや欠けなどが発生することがあるからである。固定具11を非磁性材料とすることで、このような不具合を解消し、マグネットブロック41cの位置決め、固定を精度よく行うことができる。
また、いずれの固定具11においても、図2側面図に示すように、固定具内部の空気の流出入を行う空気口11aが固定具11表面に高精度に加工されている。この空気口11aは、固定具11長手方向及び/又は幅方向に複数備えるのが好ましい。空気口11aを複数設けることにより、以下に述べる空気吸引装置13により、例えば、幅6mm、長さ320mmあるようなマグネットブロック41cを固定具11に吸着させることが可能となる。
図3は、マグネットブロック41cの位置決め・固定手段の構成図である。図2と同様、左側が正面図、右側が側面図を表す。固定具11には、固定具内部の空気を吸引するための空気吸引装置13が配管13aを介して備えられている。この空気吸引装置13により、固定具11内部の空気を吸引して固定具11先端部にマグネットブロック41cを吸着させる構成となっている。
また、固定具11は、略円筒状マグネット41bの溝部Dにマグネットブロック41cを挿入・保持する押し圧プレートの機能も有している。この押し圧プレートは、マグネットブロック41cの軸方向に一体プレート又は複数個の分割されたプレート(以下、「分割プレートユニット」と称する。)によってなり、押し圧プレートの駆動は複数個のシリンダ14によって上下動される。尚、図3においては、分割プレートユニットの構成を示している。シリンダ14は圧力制御されていて、複数個のシリンダ全部が一定圧力に到達すると、ある一定時間その状態を保持する。
尚、図3の正面図に示すように、固定具11のマグネットブロック41c表面に吸着する部分の幅は、マグネットブロック41cの幅よりも狭いことが好ましい。これにより、マグネットブロック41cの幅よりも固定具11の幅が外側に出ることが無く、したがって、固定具11が略円筒状マグネット41bの溝部Dに接触して傷付けるようなことなく、マグネットブロック41cの接合が可能となる。
次に、本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロック41cの位置決め・固定手段の動作を図4〜図10を参照して説明する。尚、ここでは、マグネットブロック41cの表面形状がR形状の場合について説明するが、他の表面形状、すなわち、フラット形状、テーパ形状である場合には、固定具11の先端部の形状をマグネットブロック41cの表面形状に合わせて選択する以外は、以下と同様の動作を行えばよい。
(1)マグネットブロック41cのフラット部を下向きにして、受け部12に固定する(図4)。
(2)マグネットブロック41cの上部表面に固定具11を当接させる(図5)。
(3)空気吸引装置13により固定具11表面の空気口より空気を吸引し、固定具11にマグネットブロック41cを吸着させる(図5(a))。
(4)固定具11により吸着したマグネットブロック41cを受け部12より持上げ保持する(図5(b))。
(5)略円筒状マグネット41bの溝部Dに、ディスペンサー16にて接着剤を塗布する(図6)。
(6)固定具11により吸着したマグネットブロック41cを、(5)の略円筒状マグネット41bの溝部Dの上部にセットする(図7)。
(7)マグネットブロック41cを略円筒状マグネット41bの溝部Dに挿入し接合する(図8)。
(8)シリンダ14を駆動し、固定具11のもう一つの機能である押し圧プレートにより、マグネットブロック41cを加圧する(図9)。
(9)各押し圧プレート11を押している各シリンダ14の圧力を圧力制御機器15により制御し、圧力が一定になり、所定の保持時間をカウントしたら、シリンダ14の圧力を開放する(図9)。
(10)マグネットブロック41cに対して固定具11を開放するため、空気吸引装置13の吸引を停止する(図9)。
(11)固定具11を上昇させる(図10)。
上記本発明の現像ローラの製造装置により、マグネットブロック41cの表面形状の影響を受けずに固定具11に吸着させて搬送、位置決めをすることができる。また、マグネットブロック41cの幅方向両端から固定していた固定具も必要としないため、製造装置自体を簡素化することができ、かつ、磁石ローラ体表面に固定具が接触するような不具合も発生することがない。これにより、現像ローラ41の生産効率を向上させることができる。更に、マグネットブロック41cを幅方向両端から固定具により固定するときと比べ、固定具とマグネットブロック41cの接触により生じる摩擦等で発生するマグネットブロック41cのカス等も軽減でき、装置のメンテナンスが容易になる。
また、マグネットブロック41cの表面形状をR形状、テーパ形状にすることも可能であるので、略円筒状マグネット41bの表面形状よりもマグネットブロック41cが凸になり、マグネットブロック41cの角部が磁石ローラ体の円周方向において段差を生じるのを防ぐことができ、磁気特性に優れた現像ローラ41を生産することができる。
図11は、本発明に係る現像ローラを備えた画像形成装置の作像部の概略構成図である。図11において、静電潜像担持体である感光体ドラム1の周囲には、当該ドラム表面を帯電するための帯電装置2、一様帯電処理面に潜像を形成するためのレーザー光線でなる露光3、ドラム表面の潜像に帯電トナーを付着することでトナー像を形成する現像装置4、形成されたドラム上のトナー像を記録紙へ転写するための転写装置5、ドラム上の残留トナーを除去するためのクリーニング装置7、ドラム上の残留電位を除去するための除電ランプ8が順に配設されている。
このような構成において、帯電装置2の帯電ローラによって表面を一様に帯電された感光体1は、露光3によって静電潜像を形成され、現像装置4によってトナー像を形成される。当該トナー像は、転写ベルトなどでなる転写装置5によって、感光体ドラム1表面から、不図示の給紙トレイから搬送された記録紙へ転写される。この転写の際に感光体ドラムに静電的に付着した記録紙は、分離爪によって感光体ドラム1から分離される。そして未定着の記録紙上のトナー像は不図示の定着器によって記録紙に定着される。
一方、転写されずに感光体ドラム1上に残留したトナーは、クリーニング装置7によって除去され回収される。残留トナーを除去された感光体ドラム1は除電ランプ8で初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。なお、符号6は、図示しない給紙トレイからの記録紙を、感光体ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせて送出するためのレジストローラである。
現像装置4内には、現像剤担持体として本発明の現像ローラ41が感光体ドラム1に近接するように配置されていて、双方の対向部分には、感光体ドラム1と磁気ブラシが接触する現像領域が形成されている。現像ローラ41の構成は、図1に示したとおりであり、現像スリーブ41aが不図示の回転駆動機構によって図中時計回りに回転されるようになっている。
現像剤の搬送方向(図で見て時計回り方向)における現像領域の上流側部分には、現像剤チェーン穂の穂高さ、即ち、現像スリーブ41a上の現像剤量を規制するドクタブレード42が設置されている。このドクタブレード42と現像スリーブ41aとの間隔であるドクタギャップは0.4mmに設定されている。更に現像ローラ41の感光体ドラム1とは反対側領域には、現像装置ケーシング内の現像剤を攪拌しながら現像ローラ41へ汲み上げるためのスクリュー44が設置されている。符号42は入口シール部材である。
上記の画像形成装置により、画像濃度を高くするための条件と、低コントラスト画像を良好に得るための現像条件を高い時点で満足させ、全濃度域にわたって良質な画像を得ることができる。
本発明に係る現像ローラの構成を示す図である。 本発明の現像ローラ製造装置における固定具の構成を示す図である。 マグネットブロックの位置決め・固定手段の構成図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明の現像ローラ製造装置におけるマグネットブロックの位置決め・固定手段の動作を説明する図である。 本発明に係る現像ローラを備えた画像形成装置の作像部の概略構成図である。 現像ローラの従来の製造方法を説明する図である。 従来の現像ローラ製造装置において用いられている、略円筒状マグネットの表面に形成された溝部へのマグネットブロックの位置決め方法を説明する図である。 マグネットブロックの形状と略円筒状マグネットの溝部の形状との関係を示す図である。 マグネットブロックの別の形状を示す図である。 マグネットブロックの表面形状の差異による製造方法の問題点を示す図である。
1 感光体ドラム(潜像担持体)
11 固定具
11a 空気口
12 受け部
13 空気吸引装置
13a 配管
14 シリンダ
15 圧力制御機器
41 現像ローラ
41a スリーブ
41b 略円筒状マグネット
41c マグネットブロック

Claims (5)

  1. 非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、
    略円筒状マグネットの現像極に相当する部分の表面の軸方向に設けられた溝部に、上部の形状がR形状又テーパ形状のマグネットブロックを位置決め、固定して前記磁石ローラを形成するものであり、
    前記位置決め・固定する手段は、前記マグネットブロックを固定する固定具と空気吸引手段とを含み、前記空気吸入手段によって生じる空気の差圧によって前記固定具が前記マグネットブロックの上部に吸着するものであり、
    前記固定具は、非磁性材料で構成され、かつ複数個の分割されたプレートからなり、
    前記固定具は、前記マグネットブロックの上部に吸着する部分の形状がR形状又テーパ形状であり、前記マグネットブロックの上部をR形状又はテーパ形状に合わせて、前記マグネットブロックを上部より押さえ、前記マグネットブロックを上部より吸着することで保持する
    ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
  2. 請求項1に記載の現像ローラの製造装置において、
    前記固定具の前記マグネットブロック上部に吸着する部分の幅は、前記マグネットブロックの幅よりも狭い
    ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像ローラの製造装置において、
    前記固定具は、固定具内部の空気の流出入を行う空気口を備える
    ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
  4. 請求項3に記載の現像ローラの製造装置において、
    前記固定具は、前記空気口を長手方向に複数備える
    ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
  5. 請求項3又は4に記載の現像ローラの製造装置において、
    前記固定具は、前記空気口を幅方向に複数備える
    ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
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