JP4490141B2 - 現像ローラの製造装置 - Google Patents
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Description
図12(a)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Aは、金属または樹脂からなる芯金一体型のホルダーに、マグネットブロックを貼り付ける方法であり、メリットとして磁極の位置精度が良い反面、デメリットとしてマグネットブロックを貼り付けるホルダーのコストが高く、また工数が多くなる。
図12(b)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Bは、芯金にマグネットブロックを貼り付ける方法であり、製造方法Aと比べて、芯金のコストが安いメリットがあるが、磁極位置精度は高くないこと、また製造方法A同様工数が多くなるデメリットを持つ。
図12(c)に示す構成からなる現像ローラの製造方法Cは、マグネット成形品にマグネットブロックを貼り付ける方法である。マグネット成形品には射出成形と押出成形があるが、特徴としては円周方向で一体形状をしている。射出成形のメリットとしては高磁力が得やすく磁極位置等比較的安定した特性が得られるが、設備が煩雑となり加工タクトもかかる。また押出成形のメリットとしては加工タクトが短い反面、デメリットとして成形品特性の制御が困難であることが挙げられる。
1.本発明は、非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、略円筒状マグネットの現像極に相当する部分の表面の軸方向に設けられた溝部に、上部の形状がR形状又テーパ形状のマグネットブロックを位置決め、固定して前記磁石ローラを形成するものであり、前記位置決め・固定する手段は、前記マグネットブロックを固定する固定具と空気吸引手段とを含み、前記空気吸入手段によって生じる空気の差圧によって前記固定具が前記マグネットブロックの上部に吸着するものであり、前記固定具は、非磁性材料で構成され、かつ複数個の分割されたプレートからなり、前記固定具は、前記マグネットブロックの上部に吸着する部分の形状がR形状又テーパ形状であり、前記マグネットブロックの上部をR形状又はテーパ形状に合わせて、前記マグネットブロックを上部より押さえ、前記マグネットブロックを上部より吸着することで保持することを特徴とする現像ローラの製造装置である。
2.前記固定具の前記マグネットブロック上部に吸着する部分の幅は、前記マグネットブロックの幅よりも狭いことを特徴とする。
3.前記固定具は、固定具内部の空気の流出入を行う空気口を備えることを特徴とする。
4.前記固定具は、前記空気口を長手方向に複数備えることを特徴とする。
5.前記固定具は、前記空気口を幅方向に複数備えることを特徴とする。
また、本現像ローラの製造装置により、現像ローラの品質を向上させることができ、更にこの現像ローラを備える画像形成装置により、高品質の画像を形成することができる。
図1は、本発明に係る現像ローラの構成を示す図である。現像ローラ41のスリーブ41a内には、当該現像スリーブ41aの周表面に現像剤の穂立ちを生じるように磁界を形成する磁石ローラ体(磁石ローラ)が固定状態で備えられる。この磁石ローラ体は、略円筒形状のマグネット41bの現像主極部に相当する部分の表面に、軸方向に溝を設け、この溝部にマグネットブロック41cを接合した構成となっている。この磁石ローラ体から発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤のキャリアが現像スリーブ41a上にチェーン状に穂立ちを起こし、このチェーン状に穂立ちを生じたキャリアに帯電トナーが付着されて、磁気ブラシが構成される。当該磁気ブラシは現像スリーブ41aの回転によって現像スリーブ41aと同方向に移送されることとなる。
尚、現像スリーブ4aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒形に形成したものである。
一方、上記のように略円筒状マグネット41bの表面形状より、接合したマグネットブロック41cが凸になると、次工程において磁石ローラ体円周上表面にスリーブ41aを被せるため、スリーブ41aとマグネットブロック41c上部が接触してしまう可能性がある。もとより、スリーブ41aと現像ローラ41に配置されるマグネットブロック41cとの距離は近接している必要がある。これは近接していることで、高磁力にした効果を発揮できるためである。
また、図14に示すように、略円筒状マグネット41bに接合したマグネットブロック41cと円周方向で段差が生じてしまうことで(マグネットブロック41c端部と略円筒状マグネット41b溝角部)、磁力上の落ち込みを発生させてしまう原因ともなっている。
また、固定具11は、略円筒状マグネット41bの溝部Dにマグネットブロック41cを挿入・保持する押し圧プレートの機能も有している。この押し圧プレートは、マグネットブロック41cの軸方向に一体プレート又は複数個の分割されたプレート(以下、「分割プレートユニット」と称する。)によってなり、押し圧プレートの駆動は複数個のシリンダ14によって上下動される。尚、図3においては、分割プレートユニットの構成を示している。シリンダ14は圧力制御されていて、複数個のシリンダ全部が一定圧力に到達すると、ある一定時間その状態を保持する。
(2)マグネットブロック41cの上部表面に固定具11を当接させる(図5)。
(3)空気吸引装置13により固定具11表面の空気口より空気を吸引し、固定具11にマグネットブロック41cを吸着させる(図5(a))。
(4)固定具11により吸着したマグネットブロック41cを受け部12より持上げ保持する(図5(b))。
(5)略円筒状マグネット41bの溝部Dに、ディスペンサー16にて接着剤を塗布する(図6)。
(6)固定具11により吸着したマグネットブロック41cを、(5)の略円筒状マグネット41bの溝部Dの上部にセットする(図7)。
(7)マグネットブロック41cを略円筒状マグネット41bの溝部Dに挿入し接合する(図8)。
(8)シリンダ14を駆動し、固定具11のもう一つの機能である押し圧プレートにより、マグネットブロック41cを加圧する(図9)。
(9)各押し圧プレート11を押している各シリンダ14の圧力を圧力制御機器15により制御し、圧力が一定になり、所定の保持時間をカウントしたら、シリンダ14の圧力を開放する(図9)。
(10)マグネットブロック41cに対して固定具11を開放するため、空気吸引装置13の吸引を停止する(図9)。
(11)固定具11を上昇させる(図10)。
また、マグネットブロック41cの表面形状をR形状、テーパ形状にすることも可能であるので、略円筒状マグネット41bの表面形状よりもマグネットブロック41cが凸になり、マグネットブロック41cの角部が磁石ローラ体の円周方向において段差を生じるのを防ぐことができ、磁気特性に優れた現像ローラ41を生産することができる。
一方、転写されずに感光体ドラム1上に残留したトナーは、クリーニング装置7によって除去され回収される。残留トナーを除去された感光体ドラム1は除電ランプ8で初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。なお、符号6は、図示しない給紙トレイからの記録紙を、感光体ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせて送出するためのレジストローラである。
11 固定具
11a 空気口
12 受け部
13 空気吸引装置
13a 配管
14 シリンダ
15 圧力制御機器
41 現像ローラ
41a スリーブ
41b 略円筒状マグネット
41c マグネットブロック
Claims (5)
- 非磁性スリーブの内部に磁石ローラを配置した現像ローラの製造装置であって、
略円筒状マグネットの現像極に相当する部分の表面の軸方向に設けられた溝部に、上部の形状がR形状又テーパ形状のマグネットブロックを位置決め、固定して前記磁石ローラを形成するものであり、
前記位置決め・固定する手段は、前記マグネットブロックを固定する固定具と空気吸引手段とを含み、前記空気吸入手段によって生じる空気の差圧によって前記固定具が前記マグネットブロックの上部に吸着するものであり、
前記固定具は、非磁性材料で構成され、かつ複数個の分割されたプレートからなり、
前記固定具は、前記マグネットブロックの上部に吸着する部分の形状がR形状又テーパ形状であり、前記マグネットブロックの上部をR形状又はテーパ形状に合わせて、前記マグネットブロックを上部より押さえ、前記マグネットブロックを上部より吸着することで保持する
ことを特徴とする現像ローラの製造装置。 - 請求項1に記載の現像ローラの製造装置において、
前記固定具の前記マグネットブロック上部に吸着する部分の幅は、前記マグネットブロックの幅よりも狭い
ことを特徴とする現像ローラの製造装置。 - 請求項1又は2に記載の現像ローラの製造装置において、
前記固定具は、固定具内部の空気の流出入を行う空気口を備える
ことを特徴とする現像ローラの製造装置。 - 請求項3に記載の現像ローラの製造装置において、
前記固定具は、前記空気口を長手方向に複数備える
ことを特徴とする現像ローラの製造装置。 - 請求項3又は4に記載の現像ローラの製造装置において、
前記固定具は、前記空気口を幅方向に複数備える
ことを特徴とする現像ローラの製造装置。
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