JPS6281009A

JPS6281009A - マグネツトロ−ル及びこれを用いた現像装置

Info

Publication number: JPS6281009A
Application number: JP22149585A
Authority: JP
Inventors: Masao Yoshikawa; 吉河　雅雄; Kimio Nakahata; 中畑　公生
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1985-10-04
Filing date: 1985-10-04
Publication date: 1987-04-14
Anticipated expiration: 2012-06-11
Also published as: JP2618620B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は画像形成装置の現像剤搬五に適用するマグネッ
トロール及びこれを用いた現像装置に関する。

（従来の技術）従来、この種のマグネットロールは、アルミ等の非磁性
体又は鉄等の磁性体から成る支持軸の周囲に、シートマ
グネットを貼り合わせたり１円筒状のマグネットに支持
軸を嵌合して構成されている。しかして、マグネットロ
ール固定式の現像装置では、その支持軸を現像装置の側
壁に固定するといった支持方法がとられている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、斯かる従来技術の場合には、マグネットロール
に支持軸が必要となるため、次のような問題点を有して
いる。まず第１に、マグネットロールの中心に異形で且
つマグネットとは透磁率等磁気特性の異なった材料から
なる支持軸を有するため、マグネットの磁気設計が難し
い、第２に、支持軸は強度上ある一定の太さを必要とす
るため、特に２０ｔｘｍφ以下の小径のマグネットロー
ルの場合、マグネットロール全体の体積に対して、マグ
ネットの体積の比率が小さくなり、所望の磁力が得難い
。第３に、マグネットを支持軸に貼り合わせる工程、又
は支持軸をマグネットに嵌合する工程において、支持軸
とマグネットの位置精度が得難い、第４に、マグネット
を支持軸に固着する工程が感賞となるため、マグネット
ロールの製造工程が複雑となってコスト高になり、ひい
ては現像装置のコスト高を招く。

そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、第１発
明にあっては、支持軸を不要とすることにより、磁気設
計が容易に行なえ、小径でも十分な磁力が得られ、取付
も精度良く行なえ。

コストの低減化が可能なマグネットロールを提供するこ
とにある。また、第２発明にあっては、上記マグネット
ロールを使用することにより、安価な現像装置を提供す
ることにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記の目的を達成するために。

第１発明にあっては、マグネットロール本体の両端部に
、取付箇所に設けられる係合部と相対的に係合する係合
部を設けるように構成されている。

また、第２発明にあっては、回転する非磁性スリーブと
、該スリーブに内包された複数個の磁極を有する固定マ
グネットロールとを備えた現像装置において、上記マグ
ネットロールの両端部に係合部を設けると共に、装置本
体の側壁に上記マグネットロールの係合部と相対的に係
合する係合部を設けるように構成されている。

（実施例）以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明の第１発明に係るマグネットロールの第
一実施例を示す斜視図である。

図において、ｌは円柱状に形成されたマグネットロール
本体であり、このマグネットロール本体■の周囲には、
軸方向に直線状に着磁した磁極２．２・・・が、同局方
向にＮ−３極を交互にして配置されている。上記マグネ
ットロール本体１は、ナイロン系樹脂、塩化ビニル、酢
酸ビニル、塩化ポリエチレン、ニトリルゴム等の熱可塑
性又は熱硬化性の合成樹脂あるいはゴムに、フェライト
、希り類磁石等の粉末からなる磁性体を混合して、射出
成形法等により本体の両端部に係合部を有する所望の形
状に成形しくつまり、本体とその両端部の係合部が同時
成形される）、成形中或いは成形直後に磁場を印加して
磁性体を一定方向に配向させた後、所望の磁極パターン
に着磁して製造される。（各実施例においても同様の成
形法でロールが成形される。）各実施例のマグネットロール本体ｌの直径は任意である
が１例えば５〜３０ｍ璽のものが用いられ、長さはマグ
ネットロールを使用する複写機等の転写紙の最大幅によ
って異なるが、Ａ４サイズ紙の場合には２１０＋ｕｓの
ものが用いられる。

ところで、上記マグネットロール本体の両端部３．３に
は、取付箇所に設けられる係合部と相対的に係合する係
合部４が設けられている。図示の実例例では、マグネッ
トロールの両端部３の周面５側に、その端面６に垂直な
平面部７が軸方向に長さ文にわたって形成されており、
該両端部３゜３そのものが係合部４を構成している。上
記平面部７の長さ又は、マグネットロールの磁気特性に
現像上不都合な影冒を及ぼさない範囲で設定される。

第４図乃至第８図は、上記の如くマグネットロール本体
ｌの両端部３に、その端面６に垂直な平面部７を形成し
て構成される係合部４のそれぞれ異なった形状を示すも
のである。この場合、第１図もそうであるが、第４図及
び第８図に示すように、平面部７をマグネットロール本
体ｌの軸線に対して非対称に設けた場合には、マグネッ
トロールの円周方向の取付位置を特定できる。

第２図は上記の如く構成されるマグネットロールを用い
た本発明の第２発明に係る現像装置を示している。

図において、８は矢印方向に回転する非磁性スリーブ、
９は該非磁性スリーブ８に内包され、前記第１図に示す
ように形成されたマグネットロールである。ｌＯは磁性
体塗布手段としてのブレードであって、スリーブ８の表
面と微小な間隙を保持して配設され、磁力によってホッ
パー１１内の磁性トナー１２をスリーブ上に厚さを規制
しつつ塗布する。１３は静電像等の潜像保持体であって
、矢印の方向に移動し、現像位置Ｔにおいて均一トナ一
層により現像を受ける。

第３図は現像装置とマグネットロールの取付部を示すも
のである。図において、１４は装置本体の側壁であって
、該側壁１４の下端部は厚肉に形成されており、この側
壁１４の下端部内面には、前記マグネットロール本体ｌ
の両端部３に設けられた係合部４と相対的に係合する係
合部１５が設けられている。すなわち、現像装置側壁１
４の下端部内面には、マグネットロール本体ｌの係合部
４と同形状の凹所からなる係合部１５が設けられており
、該係合部１５には、マグネットロール側の係合部のモ
面部７と対応した位置にモ面部１６が形成されている０
図中、１７はスリーブ８を現像装置の側壁１４に回転自
在に支持する軸受であり、スリーブ８は駆動手段（図示
せず）によって回転駆動される。

しかして、マグネットロール９は、マグネットロール本
体１の両端部３に設けられた係合部４を、現像装置の側
壁１４に設けられた係合部１５に係合することにより、
マグネットロール９を円周方向に捩れることもなく、所
望の設定位置に精度よく取付けることができる。

第９図は本発明の第１発明に係るマグネットロールの第
二実施例を示すものであり、前記第一実施例と同一の部
分には同一の符号を付して説明すると、この実施例では
、マグネットロール本体ｌの両端部３に設けられる係合
部４が、端面６に設けられた凹所１８からなっている０
図示の実施例では、マグネットロール本体の端面６に正
方形状の凹所１８が、軸線に対して対称に設けられてお
り、該凹所１８の深さは、磁気特性に現像上不都合な影
響をケえない範囲に設定されている。

第１Ｏ図乃至第１３図は上記凹所１８のそれぞれ異なっ
た形状を示すものであり、該凹所１８には非対称部１９
が設けられている。

第１４図は上記第二実施例に係るマグネットロールを用
いた現像装置の第二実施例を示すものであり、前記第一
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると
、この実施例では、現像装置の側壁１４にマグネットロ
ール本体の係合部４と同形状の凸起からなる係合部１５
が設けられている。なお、マグネットロール本体の両端
部３は、側壁１４に設けられた凹所２０に嵌合している
。

第１５図は本発明の第１発明に係るマグネットロールの
第三実施例を示すものであり、前記第一実施例と同一の
部分には同一の符号を付して説明すると、この実施例で
は、マグネットロール本体ｌの両端部３に設けられる係
合部４が、該両端部３の周面５に設けられた溝２１から
なっている。

図示の実施例では、マグネットローｌし本体の両端部３
に一方が端面６に開口するように矩形状の小さな溝２１
が設けられており、該ｙｔ２１の大きさは、磁気特性に
現像上不都合な影響を隼えない範囲に設定されている。

第１６図乃至第２０図は上記溝２１のそれぞれ異なった
形状を示すものである。

第２１図は上記第三実施例に係るマグネットロールを用
いた現像装置の第三実施例を示すものであり、前記第一
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると
、この実施例では、現像装置の側壁１４にマグネットロ
ール本体の両端部３を嵌合する凹所２２が設けられてい
ると共に、該側壁１４には、マグネットロール本体の溝
２１と同形状の凸起からなる係合部１５が設けられてい
る。

第２２図は本発明の第１発明に係るマグネットロールの
第四実施例を示すものであり、前記第一実施例と同一の
部分には同一の符号を付して説明すると、この実施例で
は、マグネットロール本体ｌの両端部３に設けられる係
合部４が、該両端部３の端面６に設けられた突起２３か
らなっている。図示の実施例では、マグネットロール本
体の端面６の中央に垂直に四角柱状の突起２３が設けら
れている。なお、この突起２３は四角柱状に限らず、円
柱状や三角柱状でもよく、マグネットロール本体の端面
６の中央以外に突設されていても良い。

第２３図は上記第四実施例に係るマグネットロールを用
いた現像装置を示すものであり、前記第一の実施例と同
一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施
例では、現像装置の側壁１４にマグネットロール本体の
突起２３と同形状の通孔からなる係合部１５が設けられ
ている。

なお、前記実施例に係るマグネットロールは、円柱形状
以外に多角柱状に形成しても勿論よい。

また、前記実施例に係るマグネットロールは、現像装置
以外にクリーニング装置等に用いても良い。

（発明の効果）本発明は以上の構成及び作用よりなるもので、第１発明
に係るマグネットロールにあっては、マグネットロール
本体の両端部に、取付箇所に設けられる係合部と相対的
に係合する係合部を設けたので、マグネットロールをプ
ラスチックマグネットやゴムマグネットとして一体的に
成形することによって、極めて簡単に製造することがで
き、コストの低減化が可能である。また、支持軸を必要
としないので、磁気設計が容易に行なえると共に小径で
も十分な磁力が得られる。さらに、マグネットロール本
体の係合部を取付箇所の係合部に相対的に係合すること
により、極めて容易に精度よく取付けることができる。

一方、第２発明に係る現像装置にあっては、上記マグネ
ットロールを用いることにより、コストの低減化が可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るマグネットロールの第一実施例を
示す斜視図、第２図は本発明に係る現像装置の一実施例
を示す縦断面図、第３図は第１図に示すマグネットロー
ルを用いた現像装置を示す部分縦断面図、第４図乃至第
８図は第１図に示す・マグネットロールの変形例を示す
斜視図、第９図は本発明に係るマグネットロールの第二
実施例を示す斜視図、第１Ｏ図乃至第１３図は第９図に
示すマグネットロールの変形例を示す斜視図、第１４図
は第９図に示すマグネットロールを用いた現像装置を示
す部分縦断面図、第１５図は本発明に係るマグネットロ
ールの第三実施例を示す斜視図、第１６図乃至第２０図
は第１５図に示すマグネットロールの変形例を示す斜視
図、第２１図は第１５図に示すマグネットロールを用い
た現像装置を示す部分縦断面図、第２２図は本発明に係
るマグネットロールの第四実施例を示す斜視図、第２３
図は第２２図に示すマグネットロールを用いた現像装置
を示す部分縦断面図ある。符号の説明 ■・・・マグネットロール本体２・・・磁極　　　　　　　３・・・端部４・・・係合
部　　　　　　８・・・スリーブ９・・・マグネットロ
ール　１４・・・側壁１５・・・係合部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）マグネットロール本体の両端部に、取付箇所に設
けられる係合部と相対的に係合する係合部を設けたこと
を特徴とするマグネットロール。
（２）上記マグネットロール本体が円柱状に形成され、
直径が５〜３０ｍｍの範囲であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載のマグネットロール。
（３）回転する非磁性スリーブと、該スリーブに内包さ
れた複数個の磁極を有する固定マグネットロールとを備
えた現像装置において、上記マグネットロールの両端部
に係合部を設けると共に、装置本体の側壁に上記マグネ
ットロールの係合部と相対的に係合する係合部を設けた
ことを特徴とする現像装置。
（４）上記マグネットロールが円柱状に形成され、直径
が５〜３０ｍｍの範囲であることを特徴とする特許請求
の範囲第３項記載の現像装置。