JP2006070785A - スロットルボデー - Google Patents

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Abstract

【目的】各機関及び各機種に対して、パージ孔の吸気通路内への開口位置の選択を容易に行なうことのできるスロットルボデーを提供する。
【構成】スロットルボデー1の外側に、絞り弁3の上流域Aから下流域Bに臨む圧力室凹部8を凹設する。
圧力室凹部8の底部8aに、絞り弁3より下流側の吸気通路2aに向かう圧力センサ用負圧孔9を穿設するとともに絞り弁3より上流側の吸気通路2に向かうパージ孔10を穿設する。
パージ孔10の圧力室凹部8への開口がプラグ13にて閉塞され、圧力室凹部8の開口が、圧力センサ5を備える閉塞部材6にて閉塞され、キャニスタ15に連なるパージ通路14がパージ孔10に連絡される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吸気通路内に絞り弁軸に取着された絞り弁が回転自在に配置され、絞り弁によって機関に向けて供給される空気量が制御されるスロットルボデーに関し、そのうち特に、絞り弁より下流側の吸気通路内の負圧を検出する圧力センサと、燃料タンク内に発生する蒸散ガスをキャニスタを介して吸気通路内へ吸出させるパージ孔と、を備えるスロットルボデーに関し、かかるスロットルボデーは燃料タンク内の燃料を燃料ポンプにて昇圧し、この昇圧された燃料が燃料噴射弁を介して機関へ噴射供給される燃料噴射装置に用いられる。
従来の圧力センサとパージ孔とを備えるスロットルボデーは図5に示される。
100は内部を吸気通路111が貫通して穿設されたスロットルボデーであり、バタフライ型の絞り弁112はスロットルボデー100に回転自在に支持された絞り弁軸113にネジによって螺着される。
吸気通路111は絞り弁112によって下流側の吸気通路111aと上流側の吸気通路111bと、に区分され、上流側の吸気通路111bは図示せぬエアクリーナに連絡され、下流側の吸気通路111aは図示せぬ機関に連絡される。
前記絞り弁軸は運転者によって回転操作されるもので、絞り弁112は絞り弁軸113と同期的に回転して吸気通路111を開閉し、絞り弁112の開度に応じた空気が機関に供給される。
114は吸気通路111内の圧力変化を電圧変化に置き換えて検出する圧力センサであり、図示せぬ圧力変換素子と圧力変換素子の出力信号を増幅するハイブリッドICから構成され、その下方には圧力変換素子の片側に圧力を導入する為の圧力検出孔114aが開口する。圧力センサは例えば特開平8−261080号公報に開示される。
かかる圧力センサ114はハウジング115内に樹脂材料よりなるポッティング材116によって固定配置されるもので、圧力センサ114による出力電圧はハウジング115に埋設された端子116を介して外部へ出力される。
117はスロットルボデー100の外側に凹設され、外方に向かって開口する圧力室凹部であり、その底部117aには、絞り弁113より下流側の吸気通路111aの連なる圧力センサ用負圧孔122が開口する。
前記圧力室凹部の開口はハウジング115によって密閉的に閉塞されるものであり、ハウジング115に固定された圧力センサ114の圧力検出孔114aは密閉された圧力室凹部117に開口する。
118は、絞り弁112より上流側の吸気通路111bに開口するパージ孔であり、パージ孔118は、パージ通路119を介して活性炭が収納されるキャニスタ120に連絡され、このキャニスタ120は燃料タンクTの上部へと連絡される。
以上によると、吸気通路111内を空気が流れることによって生起する負圧は、圧力センサ用負圧孔122を介して密閉された圧力室凹部117内へ導入され、この圧力室凹部117内の負圧が圧力検出孔114aを介して圧力センサ114内へ作用し、この圧力に応じた電圧が端子116から外部に向けて出力される。
一方、機関の停止直後や機関のアイドリング運転時には燃料タンクT内に貯溜される燃料の蒸散が活発となり、この蒸散ガスはキャニスタ120内に導入されて内部に収納された活性炭に吸着される。
そして、この活性炭に吸着された蒸散ガスは、機関が運転されて絞り弁112がアイドリング開度より一定開度に開放され、パージ孔118に加わる吸気通路内の負圧が大となった状態で、大なる負圧がパージ孔118よりパージ通路119に作用し、活性炭に吸着される蒸散ガスをパージ通路119、パージ孔118を介して吸気通路111内に吸出し、更にこの蒸散ガスは機関へ吸入されて燃焼される。
特開平8−261080号公報
かかる従来のスロットルボデーにおいて、パージ孔118の吸気通路111内への開口位置は同一のスロットルボデーを使用した際にあっても、その開口位置を機関の機種ごとに決定する必要がある。
ここで、絞り弁112のアイドリング開度に対応してパージ孔118を開口させると、アイドリング開度時において多量の蒸散ガスが機関に吸入されて混合気濃度が過濃となる傾向があり安定したアイドリング運転が阻害される。
従って、パージ孔118の開口位置は、絞り弁112のアイドリング開度位置よりある一定開度開放されて空気量がアイドリング開度状態より増量されて蒸散ガスの影響を受けにくいオフアイドル開度位置に開口されるもので、この絞り弁112のオフアイドル開度位置は機関の機種ごとに適宜テストによって決定されることからパージ孔118の開口位置は機種ごとに変更される可能性が高い。
一方、かかるパージ孔118を備えるパージ通路119は、スロットルボデー100に突設したパージ通路ボス121に穿設されるものでパージ孔118の絞り弁開度に対する位置の変更は、パージ孔118、パージ通路119が穿設されるパージ通路ボス121の位置変更につながる。
そして前記パージ通路ボス121の位置変更はスロットルボデー100を形成する金型の修正につながるもので製造コストの上昇をもたらす。
又、パージ通路ボス121の位置変更は、スロットルボデー100の周囲の構成部品とのレイアウトの見直しが必要となり効率的な開発が阻害される。
又、パージ通路119の配管位置も異なることになり配管レイアウトの見直しも必要となる。
本発明になる圧力センサ及びパージ孔を備えるスロットルボデーは、前記不具合の鑑み成されたもので、各機関及び各機種に対するパージ孔の吸気通路内への開口位置の選択に際し、極めて容易にして且つ製造コストを上昇させることなく、開口位置の変更を行なうことができるとともにスロットルボデーの周囲の構成及びパージ通路に対してレイアウト性の自由度の高いスロットルボデーを提供することにある。
本発明になるスロットルボデーは、前記目的達成の為に、スロットルボデーを貫通する吸気通路が絞り弁軸に取着されたバタフライ型の絞り弁にて開閉されるスロットルボデーと、
絞り弁より下流側の吸気通路内の負圧を検出する圧力センサと、
燃料タンク内の蒸散ガスを吸気通路内へ吸出させるパージ孔と、
を備え、
前記スロットルボデーの外側に、絞り弁の全閉時において、絞り弁の上流域から下流域に臨む圧力室凹部を凹設し、
前記圧力室凹部の底部には、絞り弁より下流側の吸気通路に向かう圧力センサ用負圧孔と、絞り弁より上流側の吸気通路に向かうパージ孔とを穿設するとともにパージ孔の圧力室凹部への開口がプラグにて閉塞され、更に閉塞部材にて閉塞された圧力室凹部に向けて圧力センサを配置するとともにパージ孔に向けてキャニスタに連なるパージ通路を開口したことを第1の特徴とする。
又、本発明になるスロットルボデーは、スロットルボデーを貫通する吸気通路が絞り弁軸に取着されたバタフライ型の絞り弁にて開閉されるスロットルボデーと、
絞り弁より下流側の吸気通路内の負圧を検出する圧力センサと、
燃料タンク内の蒸散ガスを吸気通路内へ吸出させるパージ孔と、
を備え、
前記スロットルボデーの外側に、絞り弁の全閉時において、絞り弁の上流域から下流域に臨む圧力室凹部を凹設するとともに該圧力室凹部の底部に、絞り弁の上流域に臨むパージ室凹部を凹設し、
圧力室凹部の底部に、絞り弁より下流側の吸気通路に向かう圧力センサ用負圧孔を穿設し、パージ室凹部の底部に、絞り弁より上流側の吸気通路に向かうパージ孔を穿設し、
パージ室凹部の圧力室凹部への開口がプラグにて閉塞されてパージ排出室が形成されるとともに該パージ排出室にキャニスタに連なるパージ通路が開口され、更に閉塞部材にて閉塞された圧力室凹部に向けて圧力センサを配置したことを第2の特徴とする。
又本発明は、前記第1及び第2の特徴に加え、前記圧力センサ用負圧孔及びパージ孔を単角として直線状に吸気通路内に向けてドリル加工したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によると、圧力室凹部の底部から絞り弁より下流側の吸気通路に向けて圧力センサ用負圧孔が穿設される。
従って、絞り弁より下流側の吸気通路に生起する負圧は、圧力センサ用負圧孔を介して圧力室凹部内へ導入され、この負圧が圧力検出孔より圧力センサに作用し、もって圧力センサは、絞り弁より下流側の吸気通路内の圧力を検出できる。
一方、パージ孔は絞り弁より上流側の吸気通路に開口して穿設されるもので、これによると絞り弁がアイドリング開度より一定開度に開放したオフアイドル開度時において、パージ孔に大なる負圧が作用し、この負圧によってキャニスタ内の活性炭に吸着された蒸散ガスがパージ通路、パージ孔を介して吸気通路内に吸出される。
ここで、圧力センサを収納する圧力室凹部を、絞り弁の全閉時において、絞り弁の上流域から下流域に臨んでスロットルボデーの外側に凹設したので、圧力センサ用負圧孔を圧力室凹部の底部から直線的に絞り弁より下流側の吸気通路内に向けて穿設でき、これによって圧力センサ用負圧孔の加工を単純にして容易に行なうことができる。
又パージ孔もまた圧力室凹部の底部から絞り弁より上流側の吸気通路に向けて直線的に穿設される。
ここで、このパージ孔の開口位置は、各機関及び各機種の絞り弁のオフアイドル開度に適合させる為に吸気通路の長手方向に沿って移動して穿設する必要が生ずるものであるが、この際、圧力室凹部の一部が絞り弁の上流域に臨んで形成されることからスロットルボデーに何等の変更を加えることなく、圧力室凹部内においてパージ孔の開口を絞り弁のオフアイドル開度に対応させて側方に移動自在に加工配置できる。
以上によると、パージ孔の開口位置の変更に際し、スロットルボデーの金型に対し、何等の修正を必要とするものでないので、金型の修正及び他の構成とのレイアウトの見直しを必要とせず、製造コストの上昇及び開発効率の低下を抑止できる。
又、従来の如く、パージ通路ボスがスロットルボデーに突出して形成されないので、スロットルボデーの外観形状をスッキリとまとめることができ、特にスロットルボデーが外部に直接露出する二輪車用として好ましい。
又、圧力室凹部の底部に穿設される圧力センサ用負圧孔とパージ孔とを共に吸気通路に直交する直線通路としたことによると、NCマシンによる加工が可能となり特にパージ孔の吸気通路に沿う側方への位置変更を容易に行なえるとともに専用加工設備が不要となったものである。
又、本発明の第2の特徴によると、絞り弁の全閉時において、絞り弁の上流域から下流域に臨む圧力室凹部が凹設され、圧力室凹部の底部から絞り弁より下流側の吸気通路に向けて圧力センサ用負圧孔が穿設される。さらに圧力室凹部の底部に絞り弁の上流域に臨むパージ室凹部が凹設される。
そして、パージ室凹部の底部から絞り弁より上流側の吸気通路に向かうパージ孔が穿設されるとともにパージ室凹部の圧力室凹部内への開口がプラグによって閉塞されてパージ排出室が形成され、更にパージ排出室にパージ通路が開口して連絡される。
以上によると、絞り弁より下流側の吸気通路に生起する負圧は、圧力センサ用負圧孔を介して圧力室凹部内へ導入され、この負圧が圧力検出孔より圧力センサに作用し、もって絞り弁より下流側の吸気通路内の圧力を検出できる。
一方、パージ孔は絞り弁より上流側の吸気通路に開口して穿設されるもので、これによると絞り弁がアイドリング開度より一定開度に開放したオフアイドル開度時において、パージ孔に大なる負圧が作用し、この負圧によってキャニスタ内の活性炭に吸着された蒸散ガスがパージ通路、パージ排出室、パージ孔を介して吸気通路内に吸出される。
かかる本発明の第2の特徴によると、前記第1の特徴による作用、効果に加え以下の格別な効果を達成できる。
すなわち、第1の特徴に比較し、パージ孔とパージ通路との接続を極めて確実に且つ容易に行なうことができる。
これは、パージ孔がパージ室凹部の底部に穿設され、パージ通路がパージ室凹部(いいかえるとパージ排出室)の側壁に穿設されて、パージ孔とパージ通路とをパージ室凹部を介して連絡したことによる。
(パージ孔とパージ通路とを直接連絡する従来のものにあっては、特にパージ孔が小径を成すのでパージ孔とパージ通路との連通時においてパージ孔を加工するドリルが破損する恐れがある。)
又、パージ通路はパージ孔の開口位置に係わることなく、単にパージ室凹部に向けて開口させればよいので、パージ通路の開口位置の自由度を向上できる。
又、本発明の第3の特徴によると、圧力センサ用負圧孔及びパージ孔が共に単角にして直線状に形成されるので圧力センサ用負圧孔及びパージ孔をNCマシンで同時加工でき、専用加工設備が不要であって且つパージ孔の位置変更をNCマシンで容易に加工形成できる。
以下、本発明になるスロットルボデーの一実施例について図1、図2により説明する。
図1は圧力センサを含むスロットルボデーの要部縦断面図。図2は図1の上部平面図であって圧力センサを含む閉塞部材が取外された状態である。
1は内部を吸気通路2が側方に貫通して穿設されたスロットルボデーであり、バタフライ型の絞り弁3はスロットルボデー1に回転自在に支持された絞り弁軸4にネジによって螺着される。(ネジは省略された)
吸気通路2は絞り弁3によって下流側の吸気通路2aと上流側の吸気通路2bと、に区分され、上流側の吸気通路2bは図示せぬエアクリーナに連絡され、下流側の吸気通路2aは図示せぬ機関に連絡される。
そして上流側の吸気通路2bから下流側の吸気通路2aに向かって空気は流れる。
前記絞り弁軸は運転者によって回転操作されるもので、絞り弁3は絞り弁軸4と同期的に回転して吸気通路2を開閉し、絞り弁3の開度に応じた空気が機関に供給される。
5は吸気通路2内の圧力変化を電圧変化に置き換えて検出する圧力センサであり、図示せぬ圧力変換素子と圧力変換素子の出力信号を増幅するハイブリッドICから構成され、その下方には圧力変換素子の片側に圧力を導入する為の圧力検出孔5aが開口する。
かかる圧力センサ5は閉塞部材6としてのハウジング内に樹脂材料よりなるポッティング材7によって固定配置されるもので、圧力センサ5による出力電圧は閉塞部材6に埋設された端子7を介して外部のECUへ出力される。
8は、スロットルボデー1の外側に凹設され、外方に向かって開口する圧力室凹部であり、
この圧力室凹部8は、絞り弁3の全閉時において、絞り弁3の上流域Aから下流域Bに臨んで凹設される。
又、前記圧力室凹部はスロットルボデー1の外側に突出する圧力室ボス8c内に形成される。
絞り弁3の上流域Aは、絞り弁3より上流側の吸気通路2bをさすもので、絞り弁3の下流域Bは、絞り弁3より下流側の吸気通路2aをさす。
そして圧力室凹部8の底部8aには吸気通路2内に向けて圧力センサ用負圧孔9とパージ孔10とが穿設される。
圧力センサ用負圧孔9は、絞り弁3の下流域Bに臨む圧力室凹部8の底部8a1から下流側の吸気通路2aに向けて直線状にドリル加工によって穿設される。
又、パージ孔10は、絞り弁3の上流域Aに臨む圧力室凹部8の底部8a2から上流側の吸気通路2bに向けて直線状にドリル加工によって穿設される。
そして、前記圧力室凹部の上方開口は閉塞部材6としてのハウジングにて閉塞されるもので、圧力室ボス8cの外周壁8bと閉塞部材6の内周壁6aとの間に縮設されるOリング11によって圧力室凹部8は大気と遮断されて密閉保持される。
以上によると、圧力センサ用負圧孔9の上方は大気と遮断されて密閉状態にある圧力室凹部8内に開口し、圧力センサ用負圧孔9の下方は絞り弁3より下流側の吸気通路2a内に開口する。
一方、閉塞部材6に固定された圧力センサ5の圧力検出孔5aは密閉状態にある圧力室凹部8内に向けて開口配置される。
又、パージ孔10の上方は圧力室凹部8内に向けて、そのドリル加工時において開口するが、該開口部は加工後においてプラグ13にて閉塞され、パージ孔10の下方は絞り弁3より上流側の吸気通路2bに向けて開口配置される。パージ孔10は少なくとも絞り弁3の全閉時において、絞り弁3より下流側の吸気通路2a内に開口しない。
そして、パージ孔10にはパージ通路14の下流側が連絡されるもので、パージ通路14の上流側は内部に活性炭が収納されたキャニスタ15に連絡され、更にキャニスタ15は燃料タンクTへと連絡される。
以上よりなるスロットルボデーによると、絞り弁3より下流側の吸気通路2a内に生起する負圧は、圧力センサ用負圧孔9を介して密閉された圧力室凹部8内に導入され、更にこの負圧が圧力検出孔5aを介して圧力センサ5内へ導入され、圧力センサ5は前記吸気通路2a内の負圧に応じた電圧を端子7より外部のECUに向けて出力する。
一方、絞り弁3の全閉状態において、パージ孔10は絞り弁3より上流側の吸気通路2b内に開口するもので、パージ孔10に絞り弁3より下流側の吸気通路2a内の負圧が作用することがない。(負圧が作用しないということはパージ孔10より蒸散ガスを吸気通路2内へ吸出するだけの負圧が作用しないことを意味する。)
ここで、絞り弁3が前記全閉状態よりわずかに一定開度開放してオフアイドル開度状態に開放されると、絞り弁3の外周端3aがパージ孔10の開口に臨んで配置され、これによると、パージ孔10の近傍を流れる吸気通路2bの空気流れの流速が速まり、パージ孔10に作用する負圧は急激に増加する。
そして、この大なる負圧は、パージ孔10、パージ通路14を介してキャニスタ15内の活性炭に作用するもので、活性炭に吸着保持されていた蒸散ガスは前記負圧によって吸引離脱され、パージ孔10より吸気通路2内に吸引され、機関にて燃焼される。
そしてかかる蒸散ガスはアイドリング開度時より増量されたオフアイドル開度時の空気に混入されるので、混合気濃度が過濃となることがなく安定したオフアイドル運転が得られる。
ここで、パージ孔10の絞り弁3に対する開口位置は、同一スロットルボデーを用いた際にあっても、機関の相違、機関が搭載される車輌の相違、あるいは同一機関、同一車輌における使用条件の相違等によって適宜決定されるもので、これはパージ孔10を介して吸出される蒸散ガスの吸出タイミングが絞り弁3の低開度時における空燃比に影響を及ぼすからである。
そして、本発明になるスロットルボデーにあってはパージ孔10の絞り弁3に対する開口位置の変更を極めて容易に行なうことができる。
すなわち、圧力室凹部8が閉塞部材6によって未だ閉塞されない開放状態において、例えば絞り弁軸4を挿入するスロットルボデー1の絞り弁軸支持孔1aを基準にして圧力室凹部8の開口側より底部8a方向に向けてNCマシン等によって直線方向にドリル加工することによってパージ孔10を加工でき、このとき吸気通路2の長手方向に沿ってNCマシンを送り移動させることにより絞り弁3に対する開口位置を極めて正確にして且つ容易に変更できる。
そして、この時、圧力室凹部8の底部8aの一部が絞り弁3の上流域に臨んで形成されていることから、底部8aを含む圧力室凹部8の形状を何等変更することなくパージ孔10の位置を変更できる。
従って、かかるパージ孔10の絞り弁3に対する孔位置変更に際してスロットルボデー1を何等変更する必要がない。
すなわち、圧力室凹部8が凹設される圧力室ボス8cに何等の変更を加えることがないのでスロットルボデー1の金型修正に伴なう製造コストの上昇がない。
又、スロットルボデー1の外観形状が何等変わらないのでスロットルボデーの周囲の構成部品に対する配置の見直し作業を必要としない。
又、パージ孔10は圧力室凹部8が凹設される圧力室ボス8内に形成されて、従来の如きパージ通路ボスが不要となったので、スロットルボデー1の外観形状をスッキリとまとめることができ、これによるとスロットルボデーが直接大気に露出して配置される二輪車のスロットルボデーとして好ましい。
又、本実施例によると、圧力センサ用負圧孔9及びパージ孔10は共に圧力室凹部8の底部8aから直線的に吸気通路2内へドリル加工されるので、これらの孔、通路加工を極めて容易に行なうことができる。
次に図3、図4により本発明のスロットルボデーの他の実施例について説明する。
図3は圧力センサを含むスロットルボデーの要部縦断面図。図4は図3の上部平面図であって圧力センサを含む閉塞部材が取外された状態である。
尚、図1と同一構造部分については同一符号を使用し説明を省略し、異なる部位についてのみ説明する。
スロットルボデー1の圧力室ボス8c内に、絞り弁3の全閉時において、絞り弁3の上流域Aから下流域Bに臨む圧力室凹部8が凹設され、該圧力室凹部8の底部8aに、絞り弁3の上流域Aに臨むパージ室凹部20が更に凹設される。
そして、パージ室凹部20の底部20aから絞り弁3の上流側の吸気通路2bに向けてパージ孔10が直線状にドリル加工によって穿設される。
又、パージ室凹部20の圧力室凹部8への開口部はプラグ21にて閉塞されるもので、これによるとパージ室凹部20は密閉されたパージ排出室22が形成される。
そして、パージ室凹部20の側壁にはパージ通路14が開口して連絡される。
いいかえると、パージ排出室22の底部20aにはパージ孔10が穿設されて開口し、側壁にはパージ通路14が穿設されて開口する。
かかる実施例によると、圧力センサ用負圧孔9から圧力室凹部8内へ導入される絞り弁3より下流側の吸気通路2a内の負圧は、第1の実施例と同様に圧力センサ5によって検出され、端子7より外部のECUに向けて出力される。
一方、絞り弁3が全閉状態から一定開度開放されたオフアイドル開度状態において、絞り弁3より上流側の吸気通路2b内に生起する負圧はパージ孔10を介してパージ排出室22内へ導入され、更にパージ排出室22内の負圧がパージ通路14に作用する。
これによると、キャニスタ15内に収納される活性炭に吸着保持された蒸散ガスは、パージ通路14を介してパージ排出室22内に吸出され、更にパージ排出室22内の蒸散ガスは、パージ孔10を介して吸気通路2内へ吸出されて機関に吸入される。
かかる実施例によると第1の実施例における作用、効果に加え、以下の効果を奏する。
すなわち、パージ孔10はパージ排出室22の底部20aから直接的に絞り弁3の上流側の吸気通路2bに向けて穿設され、一方パージ通路14はパージ排出室22の側壁に開口して穿設されるもので、パージ通路14とパージ孔10とが直接接続されるものでなく、パージ排出室22を介して接続される。
以上によると、パージ孔10の開口位置の変更に際し、パージ通路14との交差を何等配慮する必要がないのでパージ孔10の位置の選択の自由度が高い。
又パージ孔10のドリル加工時においてパージ通路14と交差しないのでパージ孔10を小径ドリルをもって加工する際、ドリルの破損の恐れがない。
尚、前記実施例における圧力室凹部は、吸気通路2の長手方向の中心上に配置したものであるが、長手方向の側方に凹設してもよい。
又、圧力センサ用負圧孔9及びパージ孔10は単角に直線状に穿設されればよいもので、吸気通路2に対して斜め方向に穿設されてもよい。
更にプラグ21にあっては、圧入に代えてネジによって螺着されてもよい。
更に又、閉塞部材6としてのハウジングをスロットルボデー2へ取着する方法は、プレートを閉塞部材6に当接し、このプレートをスロットルボデー2に螺着してもよく、更には閉塞部材6に鍔部を設け、この鍔部をスロットルボデー2にネジ止め固定してもよい。
本発明のスロットルボデーの一実施例を示す要部縦断面図。 図1の閉塞部材を取外した状態における上部平面図。 本発明のスロットルボデーの他の実施例を示す要部縦断面図。 図3の閉塞部材を取外した状態における上部平面図。 従来技術の説明図である。
符号の説明
2 吸気通路
2a 絞り弁より下流側の吸気通路
2b 絞り弁より上流側の吸気通路
3 絞り弁
5 圧力センサ
6 閉塞部材
8 圧力室凹部
8a 圧力室凹部の底部
9 圧力センサ用負圧孔
10 パージ孔
20 パージ室凹部
20a パージ室凹部の底部
21 プラグ
22 パージ排出室

Claims (3)

  1. スロットルボデーを貫通する吸気通路が絞り弁軸に取着されたバタフライ型の絞り弁にて開閉されるスロットルボデーと、
    絞り弁より下流側の吸気通路内の負圧を検出する圧力センサと、
    燃料タンク内の蒸散ガスを吸気通路内へ吸出させるパージ孔と、
    を備え、
    前記スロットルボデーの外側に、絞り弁3の全閉時において、絞り弁3の上流域Aから下流域Bに臨む圧力室凹部8を凹設し、
    前記圧力室凹部の底部8aには、絞り弁3より下流側の吸気通路2aに向かう圧力センサ用負圧孔9と、絞り弁3より上流側の吸気通路2bに向かうパージ孔10とを穿設するとともにパージ孔10の圧力室凹部8への開口がプラグ13にて閉塞され、更に閉塞部材6にて閉塞された圧力室凹部8に向けて圧力センサ5を配置するとともにパージ孔10に向けてキャニスタ15に連なるパージ通路14を開口したことを特徴とするスロットルボデー。
  2. スロットルボデーを貫通する吸気通路が絞り弁軸に取着されたバタフライ型の絞り弁にて開閉されるスロットルボデーと、
    絞り弁より下流側の吸気通路内の負圧を検出する圧力センサと、
    燃料タンク内の蒸散ガスを吸気通路内へ吸出させるパージ孔と、
    を備え、
    前記スロットルボデーの外側に、絞り弁3の全閉時において、絞り弁3の上流域Aから下流域Bに臨む圧力室凹部8を凹設するとともに該圧力室凹部の底部8aに、絞り弁3の上流域Aに臨むパージ室凹部20を凹設し、
    圧力室凹部8の底部8aに、絞り弁3より下流側の吸気通路2aに向かう圧力センサ用負圧孔9を穿設し、パージ室凹部20の底部20aに、絞り弁3より上流側の吸気通路2bに向かうパージ孔10を穿設し、
    パージ室凹部20の圧力室凹部8への開口がプラグ21にて閉塞されてパージ排出室22が形成されるとともに該パージ排出室22にキャニスタ15に連なるパージ通路10が開口され、更に閉塞部材6にて閉塞された圧力室凹部8に向けて圧力センサ5を配置したことを特徴とするスロットルボデー。
  3. 前記圧力センサ用負圧孔及びパージ孔10を単角として直線状に吸気通路2内に向けてドリル加工したことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットルボデー。
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